JP2005102541A - 脱穀装置 - Google Patents

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博幸 近藤
Koji Tsutsumi
幸二 堤
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Abstract

【課題】 扱胴と受網による主たる脱穀処理機構とは異なる箇所において、単粒化作用を持つ予備的な脱穀処理機構を構成する。
【解決手段】 選別装置Bの下方に、一番物回収用のスクリュー搬送装置11又は二番物回収用のスクリュー搬送装置12を備えた脱穀装置であって、前記スクリュー搬送装置11,12の搬送経路内面に凹凸を有する脱穀装置Aを構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、選別装置の下方に、一番物回収用のスクリュー搬送装置又は二番物回収用のスクリュー搬送装置を備えた脱穀装置に関する。
従来、上記のような脱穀装置においては、単粒化された処理粒と単粒化されていない処理物とが混在した回収物に対して機械選別及び風選別による選別作用により主に単粒のみが選別収集されるように構成されている。上記の分離作用により得られる単粒以外の二番回収物は回収物還元機構により扱き室内に還元搬送された後、繰り返し脱穀処理を施されて単粒化されることになる。
脱穀処理により発生する排ワラやワラ屑などの非回収物は脱穀装置内の各箇所で選別作用を受け、脱穀装置外へ排出されるようになっている。例えば特許文献1に示されるもののように、同文献中の図1における唐箕10による主たる選別風の作用に加え、補助選別風として、スクリュー搬送装置11、12の搬送経路途中に設けられた第2唐箕20や第3唐箕25による選別風の作用を受けることにより選別精度の向上を図ったものがある。この構成によれば、扱室の内部に設けられている扱胴と受網を介した主たる脱穀処理機構の他には積極的に単粒化を促進するような構成はなく、単粒化されていない処理物を還元させて繰り返し上記脱穀処理機構による再処理を施すことで単粒化を行う構成になっている。
特開平5−176626号公報(図1,図2)
ところが、上記従来の構成の場合、処理物の中には、枝梗粒などの単粒化されていない処理物が含まれることがあり、再処理による単粒化による処理精度の向上には限界があるので、単粒化の精度及び効率については改善の余地があった。
そこで本発明は、扱胴と受網による主たる脱穀処理機構とは異なる箇所において、単粒化作用を持つ予備的な脱穀処理機構を構成することを目的としている。
[I]
(構成)
本発明の第1特徴は、選別装置の下方に、一番物回収用のスクリュー搬送装置又は二番物回収用のスクリュー搬送装置を備えた脱穀装置において次のように構成することにある。
スクリュー搬送装置の搬送経路内面に凹凸を有している。
(作用)
本発明の第1特徴によると、スクリュー搬送装置の搬送経路内面に凹凸を有しているので、二又粒あるいは枝梗粒などの単粒化されていない処理物を含む回収物が、スクリュー搬送装置によってスクリュー搬送される過程において、搬送経路内面の凹凸と搬送スクリューとの間での摩擦や圧力により積極的な単粒化作用を受ける。
(効果)
本発明の第1特徴によると、二又粒あるいは枝梗粒などの単粒化されていない処理物を含む回収物がスクリュー搬送装置によってスクリュー搬送される過程において、搬送経路内面と搬送スクリューとの間での摩擦や圧力により積極的な単粒化作用を受けることになるので、新たな駆動機構を設けることなく、搬送経路内において単粒化作用を得ることができる。したがって、扱室への還元搬送によって繰り返し脱穀処理を受けて単粒化されるまでの脱穀処理時間が短縮されたり、単粒化の精度が向上する。このように、単粒化の効率が改善され、脱穀装置としての性能をより一層向上させることができた。
[II]
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴において次のように構成することにある。
スクリュー搬送装置の搬送経路に位置する底板の内面に、多数の孔を備えた処理板を着脱自在に構成して、底板に処理板を取り付けることにより、スクリュー搬送装置の搬送経路内面に凹凸が備えられるように構成してある。
(作用)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
スクリュー搬送装置の搬送経路に位置する底板の内面に、多数の孔を備えた処理板を着脱自在に構成して、底板に処理板を取り付けることにより、スクリュー搬送装置の搬送経路内面に凹凸が備えられるように構成してあるので、必要に応じて搬送経路内面の凹凸の種類を変更したり、なくしたりすることができる。
(効果)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前述の本発明の第1特徴の「発明の効果」を備えており、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第2特徴によると、処理板の構成を変更することで、搬送経路内面の凹凸の種類を変更したり、なくしたりすることができるので、脱穀対象の穀物種の特性や脱穀条件に合わせて、スクリュー搬送される過程における単粒化作用の程度を変更することができるようになり、刈り取り対象の作物の種類に応じて、より適正な脱穀装置としての性能を得ることができるようになった。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、コンバインに搭載している本発明を適用した脱穀装置Aを示している。この脱穀装置Aはフィードチェーン1で挟持搬送されてきた刈取穀稈を脱穀処理する扱胴2を扱室3に軸支し、この扱胴2の下方で脱穀した処理物を漏下処理する受網4を張設する脱穀部と、脱穀処理物を後方に揺動移送しながら篩い選別ならびに風選別処理し、選別処理物を一番処理物と二番処理物とに分けて回収する選別部B(本発明の選別装置に相当)とを備えて構成している。
選別部Bは、受網4の前部から漏下した処理物を穀粒とワラ屑とに比重選別しながら後方へ移送するグレンパン5、グレンパン5や受網4からの処理物を篩い選別するチャフシーブ6、穀粒を篩い選別するとともに唐箕10からの選別風で風選別処理するグレンシーブ7、扱室3の後端からの処理物をワラ屑と回収可能な脱穀粒とに選別処理するストローラック8、等をそれぞれ選別ケース9に設け、この選別ケース9を一定ストロークで前後に揺動駆動するように構成している。グレンシーブ7から漏下した一番回収物は、貯留タンク(図示せず)に搬出する一番スクリューコンベア11bを設けた一番物回収部11(本発明のスクリュー搬送装置に相当)に回収し、チャフシーブ6の後端から落下した穂切れ籾や枝梗粒等の二番回収物を二番スクリューコンベア12b、二番物還元装置13を介して選別上手側に還元して再処理させる二番物回収部12(本発明のスクリュー搬送装置に相当)に回収する。そして、塵埃は、排塵ブロア14の吸引によって選別風と共に機外に排出するように構成している。
次に、一番物回収部11について詳しく説明する。図2,図3,図4に示すように、一番物回収部11の底部に位置する脱穀装置Aの底面板25には、長手方向に沿って清掃用、並びにメンテナンス用の清掃口15が開口した樋部25bを形成するとともに、この樋部25bに清掃口15を塞ぐための清掃口蓋16をその後端部における横軸芯X1周りに揺動自在に支持してある。桶部25bの内面には、一番スクリューコンベア11bの搬送経路方向の始点から終点に亘って、処理板22が設けられている。
図6に示すように、処理板22は、細孔24を全面に有した板状部材であり、桶部25bの内面に接するように湾曲した状態で、湾曲周方向の両端がガイドレール23に嵌め込み固定されている。処理板22の中央部には開口22aが開いており、樋部25bに形成された清掃用、並びにメンテナンス用の清掃口15が使用できる構造になっている。また、脱穀装置Aの左側板18が取り外されている状態であれば、処理板22は脱穀装置Aの左側方にガイドレール23に沿ってスライドさせて取り外すことも可能である。
又、二番物回収部12の樋部25cにも、一番物回収部11と同様に清掃口15、並びに清掃口蓋16を備えてあり、清掃口蓋16の揺動箇所が前端部の横軸芯X2周りとなる以外は、一番物回収部11と同様の構造である。
桶部25b,25cの内面に接して設けられた処理板22,22は桶部25b,25cと一体に見れば桶部25b,25cの内面に凹凸を設けた構造といえる。回収物が回収部11,12でスクリューコンベア11b,12bによって搬送される過程において、桶部25b,25cの内面の凹凸が回収物搬送の抵抗となり、回収物に作用する摩擦や圧力が増し、回収物に含まれる二又粒あるいは枝梗粒などの単粒化されていない処理物に対して単粒化の処理が施されることになる。
グレンシーブ7から漏下する処理物には単粒化されていない処理物である枝梗粒も含まれる。一番物回収部11での搬送経路中において、処理板22によりこれらの単粒化されていない処理物が処理されるので、単粒化が促進された単粒精度の高い一番回収物が貯留タンクに搬出されることになる。したがって、貯留タンクに蓄えられる穀粒の単粒精度が向上することになる。
チャフシーブ6の後端から落下する処理物には単粒化されていない処理物である穂切れ籾や枝梗粒等を含む。二番物回収部12の搬送経路中において処理板22によりこれらの単粒化されていない処理物が処理されるので、二番回収物は単粒化が促進された後、二番物還元装置13を介して選別上手側に還元されて再処理させる。還元される二番回収物は、処理板22により単粒化処理が施されているので、再処理による脱穀部の処理負荷の増大を軽減することができる。
前述の処理板22による単粒化作用の程度は、処理板22の厚みを変更したり、細孔24の大きさ或いは配置密度を変更させることで変更できる。したがって、搬送経路上での精粒作用の程度を段階的に選択することができ、刈り取り対象作物の種類に応じて、より適正な脱穀機としての性能が得られることになる。
以上のように、処理板22をスクリュー搬送装置11,12の搬送経路の底板の内面に設けることで、脱穀装置A以外の箇所であるスクリュー搬送装置11,12の搬送経路において、積極的な単粒化の作用が得られ、脱穀装置としての性能向上が図られる。また、処理板22の構成を変更することで、搬送経路内面の凹凸の種類を変更したり、なくしたりすることができるので、脱穀対象の穀物種の特性や脱穀条件に合わせて、スクリュー搬送される過程における単粒化作用の程度を変更することができるようになり、刈り取り対象作物の種類に応じて、より適正な脱穀装置としての性能を得ることができるようになった。
清掃口蓋16の開閉操作する構造について説明する。図2,図3,図4に示すように、一番物回収部11と二番物回収部12との間に、操作軸17を左右の脱穀装置側板に亘って架設するとともに、この操作軸17の左側板18より左外側に突出させた突出部に、操作軸17の軸芯Y周り、並びにこの軸芯Yに直交する軸芯Z周りに揺動操作自在な操作レバー20を備えてある。また、操作軸17の左側板18内に位置する中間部には、操作軸17と一体に回動する揺動プレート19を固設するとともに、揺動プレート19の夫々端部は、コイルばねで構成したリンク機構21によって清掃口蓋16の遊端側と連動連結してある。
そして、操作レバー20には、一本のパイプ材を屈曲形成して中間部を機体横外側に膨出させた係止部20aを形成するとともに、先端部を左側板18の下端に位置するフランジ部18aに設けた係止孔18bに係止固定する固定部20bを形成してある。
上記のように構成することによって、操作レバー20を軸芯Y周りに揺動操作することによって、操作軸17が回動し、この回動に伴う揺動プレート19の揺動によってリンク機構21を介して清掃口蓋16を開閉操作する。
つまり、図3に示す清掃口15がそれぞれ開口している状態で、操作レバー20を軸芯Y周りに上方に揺動操作すると、揺動プレート19が左側面視で反時計周りに回転し、それぞれの清掃口蓋16をリンク機構21によって押し上げて清掃口15が閉口する脱穀姿勢となる。また、図2に示す清掃口15がそれぞれ閉口している状態で、操作レバー20を軸芯Y周りに下方に揺動操作すると、揺動プレート19が左側面視で時計周りに回転し、それぞれの清掃口蓋16をリンク機構21によって引き下げて清掃口15が開口する清掃姿勢となる。
また、脱穀装置Aのサイドカバー26を取り外して、操作レバー20を軸芯Z周りに揺動することで、図4に示すように、操作レバー20を左側板18に沿わせた格納姿勢と、機体外方に張り出したレバー操作の行い易い操作姿勢とに切換えることができる。
〔発明の実施の別形態〕〔発明を実施するための最良の形態〕において処理板22は、細孔24を全面に有した板状部材で構成しているが、細孔24の形状・寸法・配置は任意に構成してもよい。また、細孔24を有した板状部材を構成する代わりに、格子状の板状部材で構成してもよい。
脱穀装置の縦断側面図 清掃口が閉口しているときの操作レバー及び清掃口蓋を示す縦断側面図 清掃口が開口しているときの操作レバー及び清掃口蓋を示す縦断側面図 操作レバーの揺動状態を示す横断平面図 スクリュー搬送装置の左端部を示す縦断背面図 処理板の着脱方法を示す斜視図
符号の説明
A:脱穀装置
B:選別装置
11,12:スクリュー搬送装置
22:処理板
24:孔
25b,25c:底板

Claims (2)

  1. 選別装置の下方に、一番物回収用のスクリュー搬送装置又は二番物回収用のスクリュー搬送装置を備えた脱穀装置であって、前記スクリュー搬送装置の搬送経路内面に凹凸を有する脱穀装置。
  2. 前記スクリュー搬送装置の搬送経路に位置する底板の内面に、多数の孔を備えた処理板を着脱自在に構成して、前記底板に前記処理板を取り付けることにより、前記スクリュー搬送装置の搬送経路内面に凹凸が備えられるように構成してある請求項1に記載の脱穀装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013183685A (ja) * 2012-03-07 2013-09-19 National Agriculture & Food Research Organization 選別装置

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