JP2002125445A - 脱穀装置における揺動選別体 - Google Patents
脱穀装置における揺動選別体Info
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- JP2002125445A JP2002125445A JP2000325913A JP2000325913A JP2002125445A JP 2002125445 A JP2002125445 A JP 2002125445A JP 2000325913 A JP2000325913 A JP 2000325913A JP 2000325913 A JP2000325913 A JP 2000325913A JP 2002125445 A JP2002125445 A JP 2002125445A
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- threshing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 風選の効率が高い脱穀装置における揺動選別
体を提供することを課題としている。 【解決手段】 揺動選別体9の粗選別用のチャフシーブ
18の後端に、チャフシーブ18による非濾過物を受け
るとともに、突き崩してグレンシーブ19の後方に位置
して、チャフシーブ18の後方に延出するストローラッ
ク20上に落下せしめる後部ラック34を延設した
体を提供することを課題としている。 【解決手段】 揺動選別体9の粗選別用のチャフシーブ
18の後端に、チャフシーブ18による非濾過物を受け
るとともに、突き崩してグレンシーブ19の後方に位置
して、チャフシーブ18の後方に延出するストローラッ
ク20上に落下せしめる後部ラック34を延設した
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンバイン等に備
えられた脱穀装置における揺動選別体に関する。
えられた脱穀装置における揺動選別体に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来コン
バイン等に備えられた脱穀装置には、扱胴による脱穀後
の処理物の選別を行う揺動選別体が内装されており、粗
選別用のチャフシーブと、該チャフシーブの下方に位置
するグレンシーブと、該グレンシーブの後方に位置し
て、チャフシーブの後方に延出するストローラックとが
備えられている。
バイン等に備えられた脱穀装置には、扱胴による脱穀後
の処理物の選別を行う揺動選別体が内装されており、粗
選別用のチャフシーブと、該チャフシーブの下方に位置
するグレンシーブと、該グレンシーブの後方に位置し
て、チャフシーブの後方に延出するストローラックとが
備えられている。
【0003】そしてチャフシーブによる粗選別時に濾過
されない処理物(非濾過物)は、チャフシーブ後端から
ストローラックに落下させられて風選されるが、非濾過
物は一塊となってストローラックに落下せしめられる場
合があり、この場合には風選の効率が悪く、脱穀装置の
選別効率が悪化するという欠点があった。
されない処理物(非濾過物)は、チャフシーブ後端から
ストローラックに落下させられて風選されるが、非濾過
物は一塊となってストローラックに落下せしめられる場
合があり、この場合には風選の効率が悪く、脱穀装置の
選別効率が悪化するという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の脱穀装置における揺動選別体は、扱胴4によ
る脱穀後の処理物の選別を行う揺動選別体9に、粗選別
用のチャフシーブ18と、該チャフシーブ18の下方に
位置するグレンシーブ19と、該グレンシーブ19の後
方に位置して、チャフシーブ18の後方に延出するスト
ローラック20とを設けた脱穀装置において、チャフシ
ーブ18の後端に、チャフシーブ18による非濾過物を
受けるとともに、突き崩してストローラック20上に落
下せしめる後部ラック34を延設したことを第1の特徴
としている。
の本発明の脱穀装置における揺動選別体は、扱胴4によ
る脱穀後の処理物の選別を行う揺動選別体9に、粗選別
用のチャフシーブ18と、該チャフシーブ18の下方に
位置するグレンシーブ19と、該グレンシーブ19の後
方に位置して、チャフシーブ18の後方に延出するスト
ローラック20とを設けた脱穀装置において、チャフシ
ーブ18の後端に、チャフシーブ18による非濾過物を
受けるとともに、突き崩してストローラック20上に落
下せしめる後部ラック34を延設したことを第1の特徴
としている。
【0005】第2に扱胴4の後方に配置されて処理胴1
0により再処理を行う処理室5の排出口25より前方に
後部ラック34の後端を位置せしめたことを特徴として
いる。
0により再処理を行う処理室5の排出口25より前方に
後部ラック34の後端を位置せしめたことを特徴として
いる。
【0006】第3に後部ラック34を構成する左右のラ
ック36a,36bの上縁に高低差を設けたことを特徴
として。
ック36a,36bの上縁に高低差を設けたことを特徴
として。
【0007】第4に後部ラック34を構成する左右のラ
ック36a,36bの中間位置下方に、ストローラック
20を構成するラック35bとしたことを特徴としてい
る。
ック36a,36bの中間位置下方に、ストローラック
20を構成するラック35bとしたことを特徴としてい
る。
【0008】
【発明の実施の形態】図1,図2は本発明を応用した脱
穀装置の側方透視図及び正面透視図であり、該脱穀装置
は刈取穀稈を脱穀する脱穀室1と、この脱穀室1におい
て脱穀された穀粒に屑,切れ藁等が含まれた処理物から
脱穀された穀粒を選別する選別室2とが備えられてお
り、上記脱穀室1には刈取穀稈を扱室に沿って搬送する
フィードチェーン3と、該搬送された穀稈を脱穀処理す
る扱胴4及び扱降し物(処理物)を漏下する扱網6とが
設けられている。
穀装置の側方透視図及び正面透視図であり、該脱穀装置
は刈取穀稈を脱穀する脱穀室1と、この脱穀室1におい
て脱穀された穀粒に屑,切れ藁等が含まれた処理物から
脱穀された穀粒を選別する選別室2とが備えられてお
り、上記脱穀室1には刈取穀稈を扱室に沿って搬送する
フィードチェーン3と、該搬送された穀稈を脱穀処理す
る扱胴4及び扱降し物(処理物)を漏下する扱網6とが
設けられている。
【0009】このとき上記選別室2は脱穀室1の下方に
上記扱網6によって区切られて位置して設けられてい
る。また脱穀室1の後方には処理室5が配置されてお
り、扱胴4による脱穀後、処理室5に配置された第2扱
胴10によって再処理して、再処理物(主に穀粒等)を
チャフシーブ18側に落下させるとともに、再処理後の
排出物(主に藁屑等)排出口25から排出せしめる構造
となっている。
上記扱網6によって区切られて位置して設けられてい
る。また脱穀室1の後方には処理室5が配置されてお
り、扱胴4による脱穀後、処理室5に配置された第2扱
胴10によって再処理して、再処理物(主に穀粒等)を
チャフシーブ18側に落下させるとともに、再処理後の
排出物(主に藁屑等)排出口25から排出せしめる構造
となっている。
【0010】一方選別室2には選別風を起風する唐箕フ
ァン7と、藁屑等の塵芥を強制排出する排塵ファン8と
が前後に設置されており、唐箕ファン7と排塵ファン8
により形成される選別風路中に、扱網6によって漏下さ
れた処理物を揺動選別する揺動選別体9が前後方向に揺
動可能に装架されている。また揺動選別体9によって選
別された一番物を収容する一番収容部11及び二番物を
収容する二番収容部12も設けられている。
ァン7と、藁屑等の塵芥を強制排出する排塵ファン8と
が前後に設置されており、唐箕ファン7と排塵ファン8
により形成される選別風路中に、扱網6によって漏下さ
れた処理物を揺動選別する揺動選別体9が前後方向に揺
動可能に装架されている。また揺動選別体9によって選
別された一番物を収容する一番収容部11及び二番物を
収容する二番収容部12も設けられている。
【0011】さらに選別室2には、一番物を一番収容部
11の端部まで横搬送する一番横らせん13,二番物を
二番収容部12の端部まで横搬送する二番横らせん14
等も備えられており、その他一番収容部11と二番収容
部12との間に揺動選別体9側に向けて下方から副選別
風を送風する送風ファン16も設けられている。
11の端部まで横搬送する一番横らせん13,二番物を
二番収容部12の端部まで横搬送する二番横らせん14
等も備えられており、その他一番収容部11と二番収容
部12との間に揺動選別体9側に向けて下方から副選別
風を送風する送風ファン16も設けられている。
【0012】上記揺動選別体9は、図3に示されるよう
に左右の側板間に扱網6より漏下された処理物を揺動に
より後方に移送する揺動流板17と、該揺動流板17の
後方に配置され、揺動流板17により移送された処理物
を濾過するチャフシーブ18とが張設されているととも
に、該チャフシーブ18の下方には網状のグレンシーブ
19が張設されており、さらにチャフシーブ18の下方
にはチャフシーブ18の後方に延出するストローラック
20がグレンシーブ19の後方に設けられている。
に左右の側板間に扱網6より漏下された処理物を揺動に
より後方に移送する揺動流板17と、該揺動流板17の
後方に配置され、揺動流板17により移送された処理物
を濾過するチャフシーブ18とが張設されているととも
に、該チャフシーブ18の下方には網状のグレンシーブ
19が張設されており、さらにチャフシーブ18の下方
にはチャフシーブ18の後方に延出するストローラック
20がグレンシーブ19の後方に設けられている。
【0013】そして揺動選別体9は、上記揺動流板1
7,チャフシーブ18,グレンシーブ19,ストローラ
ック20等が一体的に枠組み形成されている。そして上
記揺動選別体9は、その前後が揺動自在に支持されて着
脱可能に支架させられており、これにより上記脱穀装置
は従来のコンバイン等の脱穀装置と同様に脱穀,選別,
穀粒の搬送動作等を行う。
7,チャフシーブ18,グレンシーブ19,ストローラ
ック20等が一体的に枠組み形成されている。そして上
記揺動選別体9は、その前後が揺動自在に支持されて着
脱可能に支架させられており、これにより上記脱穀装置
は従来のコンバイン等の脱穀装置と同様に脱穀,選別,
穀粒の搬送動作等を行う。
【0014】すなわち扱網6より漏下された処理物が揺
動流板17によって後方に移送され、この移送された処
理物がチャフシーブ18によって濾過されてグレンシー
ブ19に落下せしめられ、一部はグレンシーブ19によ
って選別されてグレンシーブ19の下方に落下せしめら
れて一番物として一番収容部11に収容され、残りはグ
レンシーブ19の後方に移送され、ストローラック20
を介して二番物として二番収容部12に落下収容せしめ
られる。
動流板17によって後方に移送され、この移送された処
理物がチャフシーブ18によって濾過されてグレンシー
ブ19に落下せしめられ、一部はグレンシーブ19によ
って選別されてグレンシーブ19の下方に落下せしめら
れて一番物として一番収容部11に収容され、残りはグ
レンシーブ19の後方に移送され、ストローラック20
を介して二番物として二番収容部12に落下収容せしめ
られる。
【0015】そして機体内で発生する藁屑等の塵芥は唐
箕ファン7及び排塵ファン8で形成される選別風によっ
て選別風路から連続する排塵風路に沿って誘導され、排
塵ファン8で吸引されて排塵口21から機外に排出され
る。なお処理室5での再処理後の排出物は、排出口25
から排出され、選別風により藁屑等が機外に排出される
とともに、排出物に含まれる穀粒等は排出口からストロ
ーラック20側に落下せしめられ、ストローラック20
を介して二番収容部12に収容せしめられる。
箕ファン7及び排塵ファン8で形成される選別風によっ
て選別風路から連続する排塵風路に沿って誘導され、排
塵ファン8で吸引されて排塵口21から機外に排出され
る。なお処理室5での再処理後の排出物は、排出口25
から排出され、選別風により藁屑等が機外に排出される
とともに、排出物に含まれる穀粒等は排出口からストロ
ーラック20側に落下せしめられ、ストローラック20
を介して二番収容部12に収容せしめられる。
【0016】一方上記チャフシーブ18は開閉自在な複
数の可動フィン31と、所定の開度に固定された固定フ
ィン32とを備えており、可動フィン31を開閉揺動せ
しめることによって濾過量が調節される構造となってい
る。なお該固定フィン32は可動フィン31の後方にブ
ラケット33を介して固定配置されている。
数の可動フィン31と、所定の開度に固定された固定フ
ィン32とを備えており、可動フィン31を開閉揺動せ
しめることによって濾過量が調節される構造となってい
る。なお該固定フィン32は可動フィン31の後方にブ
ラケット33を介して固定配置されている。
【0017】そして固定フィン32の後方に左右方向の
複数のラック36から構成される後部ラック34が後端
の固定フィン32に略同一高で固定して設けられてお
り、チャフシーブ18により濾過されない処理物(非濾
過物)は後部ラック34に搬送せしめられ、後部ラック
34を介してストローラック20に落下せしめられる。
すなわち上記非濾過物は後部ラック36により突き崩さ
れてストローラック20に落下せしめられるため、塊状
が突き崩され、一塊となってストローラック20側に落
下せしめられるという不都合が防止される。
複数のラック36から構成される後部ラック34が後端
の固定フィン32に略同一高で固定して設けられてお
り、チャフシーブ18により濾過されない処理物(非濾
過物)は後部ラック34に搬送せしめられ、後部ラック
34を介してストローラック20に落下せしめられる。
すなわち上記非濾過物は後部ラック36により突き崩さ
れてストローラック20に落下せしめられるため、塊状
が突き崩され、一塊となってストローラック20側に落
下せしめられるという不都合が防止される。
【0018】これによりチャフシーブ18により濾過さ
れない非濾過物は崩された状態でストローラック20側
に落下せしめられるため、穀粒と藁屑等の分離が容易と
なり、風選が効率よく行われ、機外への穀粒の排出が少
なくなり、脱穀装置の選別効率が向上する。このとき上
記後部ラック34は図4,図5に示されるように後部ラ
ック34を構成する左右の隣接するラック36a,36
bの上縁に高低差が設けられている。
れない非濾過物は崩された状態でストローラック20側
に落下せしめられるため、穀粒と藁屑等の分離が容易と
なり、風選が効率よく行われ、機外への穀粒の排出が少
なくなり、脱穀装置の選別効率が向上する。このとき上
記後部ラック34は図4,図5に示されるように後部ラ
ック34を構成する左右の隣接するラック36a,36
bの上縁に高低差が設けられている。
【0019】そして上記構造により後部ラック34に搬
送された状態では塊状である非濾過物が、上記段差を有
する後部ラック34に当接することで、後部ラック34
において処理物(再処理物を含む)の突き崩し作業がよ
り効率よく行われるとともに、上記処理物が時間差を有
して段階的にストローラック20に落下せしめられ、後
部ラック34及びストローラックによる処理物の突き崩
し作業がより効率よく行われる。
送された状態では塊状である非濾過物が、上記段差を有
する後部ラック34に当接することで、後部ラック34
において処理物(再処理物を含む)の突き崩し作業がよ
り効率よく行われるとともに、上記処理物が時間差を有
して段階的にストローラック20に落下せしめられ、後
部ラック34及びストローラックによる処理物の突き崩
し作業がより効率よく行われる。
【0020】なお図4に示されるように後部ラック34
の隣接する左右のラック36a,36bは、配置する高
さを異にすることによって、左右の隣接するラック36
a,36bの上縁に高低差を設けているが、図5に示す
ように隣接するラック36a,36bの取り付け傾斜角
度に差を設けて、後方になるに従って左右の隣接するラ
ック36a,36bの上縁に大きな高低差が発生するよ
うにしても良い。
の隣接する左右のラック36a,36bは、配置する高
さを異にすることによって、左右の隣接するラック36
a,36bの上縁に高低差を設けているが、図5に示す
ように隣接するラック36a,36bの取り付け傾斜角
度に差を設けて、後方になるに従って左右の隣接するラ
ック36a,36bの上縁に大きな高低差が発生するよ
うにしても良い。
【0021】また後部ラック34の後端は前述の処理室
5の排出口25より前方に位置しており、これにより後
部ラック34の端部に搬送される処理物は排塵口21か
ら比較的離れた位置でストローラック20側に落下させ
られるため、処理物が排塵口21から容易に排出される
ことが無く、より安定してストローラック20側に落下
せしめられ、選別効率がより高くなる。
5の排出口25より前方に位置しており、これにより後
部ラック34の端部に搬送される処理物は排塵口21か
ら比較的離れた位置でストローラック20側に落下させ
られるため、処理物が排塵口21から容易に排出される
ことが無く、より安定してストローラック20側に落下
せしめられ、選別効率がより高くなる。
【0022】なお後部ラック34の後端が処理室5の排
出口25より前方に配置されていることに加え、後部ラ
ック34とストローラック20との間に所定の間隙Sが
設けられているため、上記排出口25の下方位置におい
て後部ラック34とストローラック20との間で処理物
が詰まる等の不都合も防止される。
出口25より前方に配置されていることに加え、後部ラ
ック34とストローラック20との間に所定の間隙Sが
設けられているため、上記排出口25の下方位置におい
て後部ラック34とストローラック20との間で処理物
が詰まる等の不都合も防止される。
【0023】一方ストローラック20は図2,図6に示
されるように、左右方向に設けられた複数のフィン35
により構成されており、ストローラック20を構成する
各フィン35は、後部ラック34を構成するフィン36
の直下に位置するフィン35aと、フィン36間(フィ
ン36aとフィン36bとの間)の下方に位置するフィ
ン35bとから構成されている。このときフィン36間
の下方に位置するフィン35bの後端は、フィン36の
直下に位置するフィン35aの後端より短く、前方に位
置しており、後部ラック34の後端部とほぼ同位置とな
っている。
されるように、左右方向に設けられた複数のフィン35
により構成されており、ストローラック20を構成する
各フィン35は、後部ラック34を構成するフィン36
の直下に位置するフィン35aと、フィン36間(フィ
ン36aとフィン36bとの間)の下方に位置するフィ
ン35bとから構成されている。このときフィン36間
の下方に位置するフィン35bの後端は、フィン36の
直下に位置するフィン35aの後端より短く、前方に位
置しており、後部ラック34の後端部とほぼ同位置とな
っている。
【0024】これにより後部ラック34から落下する処
理物であって、特に後部ラック34のフィン36間を塊
状で抜けるものが、より確実にストローラック20を構
成するフィン35bに当接して、突き崩されるため、突
き崩し効率が高く、これにより穀粒と藁屑等の選別効率
はさらに高くなる。なおフィン36bの後端がフィン3
6aの後端より短いため、ストローラック20の後方側
のフィン間の距離は比較的大きな状態で保たれ、ストロ
ーラック20上の処理物の詰まり等は防止される。
理物であって、特に後部ラック34のフィン36間を塊
状で抜けるものが、より確実にストローラック20を構
成するフィン35bに当接して、突き崩されるため、突
き崩し効率が高く、これにより穀粒と藁屑等の選別効率
はさらに高くなる。なおフィン36bの後端がフィン3
6aの後端より短いため、ストローラック20の後方側
のフィン間の距離は比較的大きな状態で保たれ、ストロ
ーラック20上の処理物の詰まり等は防止される。
【0025】
【発明の効果】以上のように構成される本発明の構造に
よれば、チャフシーブの後方に後部ラックが配置されて
いるため、チャフシーブにより濾過されない処理物(非
濾過物)が後部ラックを介してストローラックに落下せ
しめられる。このため非濾過物は後部ラックにより突き
崩されてストローラックに落下せしめられるため、風選
が効率よく行われ、脱穀装置の選別効率が向上するとい
う効果がある。
よれば、チャフシーブの後方に後部ラックが配置されて
いるため、チャフシーブにより濾過されない処理物(非
濾過物)が後部ラックを介してストローラックに落下せ
しめられる。このため非濾過物は後部ラックにより突き
崩されてストローラックに落下せしめられるため、風選
が効率よく行われ、脱穀装置の選別効率が向上するとい
う効果がある。
【0026】このとき後部ラックの後端を処理室の排出
口より前方に配置することによって、後部ラックの後方
に移送される処理物が脱穀装置機外に容易に排出されず
に、より安定してストローラック側に落下せしめられ、
選別効率がより高められる。また後部ラックを構成する
左右のラックの上縁に高低差を設けることによって、処
理物の突き崩し作業をより効率よく行うことができると
いう利点もある。
口より前方に配置することによって、後部ラックの後方
に移送される処理物が脱穀装置機外に容易に排出されず
に、より安定してストローラック側に落下せしめられ、
選別効率がより高められる。また後部ラックを構成する
左右のラックの上縁に高低差を設けることによって、処
理物の突き崩し作業をより効率よく行うことができると
いう利点もある。
【0027】一方後部ラックを構成する左右のラックの
中間位置下方に、ストローラックを構成するラックを配
置することによって、後部ラックから落下する処理物を
より効率よくストローラックに当接せしめることがで
き、処理物の突き崩し効率が向上し、穀粒と藁屑等の選
別効率がさらに向上する。
中間位置下方に、ストローラックを構成するラックを配
置することによって、後部ラックから落下する処理物を
より効率よくストローラックに当接せしめることがで
き、処理物の突き崩し効率が向上し、穀粒と藁屑等の選
別効率がさらに向上する。
【図1】脱穀装置の側面透視図である。
【図2】脱穀装置の正面透視図である。
【図3】揺動搬送体部分の側面透視図である。
【図4】後部フィン部分の側面透視図である。
【図5】他の実施形態の後部フィン部分の側面透視図で
ある。
ある。
【図6】(A)は後部ラックの平面図,(B)はストロ
ーラックの平面図である。
ーラックの平面図である。
4 扱胴 5 処理室 9 揺動選別体 10 処理胴 18 チャフシーブ 19 グレンシーブ 20 ストローラック 34 後部ラック 35b ラック 36a ラック 36b ラック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B095 AA01 AA07 AA12 BA03 BA06 BA11 BA21 BA23 BA28 BB12 BB13 BB21
Claims (4)
- 【請求項1】 扱胴(4)による脱穀後の処理物の選別
を行う揺動選別体(9)に、粗選別用のチャフシーブ
(18)と、該チャフシーブ(18)の下方に位置する
グレンシーブ(19)と、該グレンシーブ(19)の後
方に位置して、チャフシーブ(18)の後方に延出する
ストローラック(20)とを設けた脱穀装置において、
チャフシーブ(18)の後端に、チャフシーブ(18)
による非濾過物を受けるとともに、突き崩してストロー
ラック(20)上に落下せしめる後部ラック(34)を
延設した脱穀装置における揺動選別体。 - 【請求項2】 扱胴(4)の後方に配置されて処理胴
(10)により再処理を行う処理室(5)の排出口(2
5)より前方に後部ラック(34)の後端を位置せしめ
た請求項1の脱穀装置における揺動選別体。 - 【請求項3】 後部ラック(34)を構成する左右のラ
ック(36a),(36b)の上縁に高低差を設けた請
求項1又は2の脱穀装置における揺動選別体。 - 【請求項4】 後部ラック(34)を構成する左右のラ
ック(36a),(36b)の中間位置下方に、ストロ
ーラック(20)を構成するラック(35b)を配置し
た請求項1又は2又は3の脱穀装置における揺動選別
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000325913A JP2002125445A (ja) | 2000-10-25 | 2000-10-25 | 脱穀装置における揺動選別体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000325913A JP2002125445A (ja) | 2000-10-25 | 2000-10-25 | 脱穀装置における揺動選別体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002125445A true JP2002125445A (ja) | 2002-05-08 |
Family
ID=18803200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000325913A Pending JP2002125445A (ja) | 2000-10-25 | 2000-10-25 | 脱穀装置における揺動選別体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002125445A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009027934A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-12 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 脱穀選別装置 |
-
2000
- 2000-10-25 JP JP2000325913A patent/JP2002125445A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009027934A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-12 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 脱穀選別装置 |
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