JPH1175521A - 脱穀機の選別部構造 - Google Patents
脱穀機の選別部構造Info
- Publication number
- JPH1175521A JPH1175521A JP25039897A JP25039897A JPH1175521A JP H1175521 A JPH1175521 A JP H1175521A JP 25039897 A JP25039897 A JP 25039897A JP 25039897 A JP25039897 A JP 25039897A JP H1175521 A JPH1175521 A JP H1175521A
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- fan
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 1番コンベアの機体後方側から揺動選別装置
の終端側に選別風を供給して選別終端側での風選別が良
好に行え、しかも、選別室も回転ファンも比較的操作簡
単に開放して能率よく保守点検作業できる脱穀機の選別
部構造を得る。 【解決手段】 1番コンベア13の機体後方側に回転フ
ァン9を配置するとともに、この回転ファン9により、
2番コンベア14の上方を通って揺動選別装置20の終
端側に向かう選別風を供給するように構成してある。揺
動選別装置20からの1番処理物を1番コンベア13に
流下案内する流し板28を、揺動選別装置20から1番
コンベア13に向けて延出させるとともに回転ファン9
のファンケースを形成するように構成してある。
の終端側に選別風を供給して選別終端側での風選別が良
好に行え、しかも、選別室も回転ファンも比較的操作簡
単に開放して能率よく保守点検作業できる脱穀機の選別
部構造を得る。 【解決手段】 1番コンベア13の機体後方側に回転フ
ァン9を配置するとともに、この回転ファン9により、
2番コンベア14の上方を通って揺動選別装置20の終
端側に向かう選別風を供給するように構成してある。揺
動選別装置20からの1番処理物を1番コンベア13に
流下案内する流し板28を、揺動選別装置20から1番
コンベア13に向けて延出させるとともに回転ファン9
のファンケースを形成するように構成してある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、揺動選別装置と、
この揺動選別装置からの1番処理物を搬送する1番コン
ベアと、前記揺動選別装置からの2番処理物を搬送する
2番コンベアとを選別部に備えてある脱穀機の選別部構
造に関する。
この揺動選別装置からの1番処理物を搬送する1番コン
ベアと、前記揺動選別装置からの2番処理物を搬送する
2番コンベアとを選別部に備えてある脱穀機の選別部構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】上記脱穀機において、従来、1番コンベ
アの機体後方側に選別風供給用の回転ファンを配置し、
1番コンベアと2番コンベアの間から2番コンベアの上
方を通して揺動選別装置の処理物搬送終端側に向けて選
別風を供給されるようになったものがあった。すなわ
ち、一般には選別部の前端部に唐箕を設け、選別部の前
端部から終端側に向けて選別風を供給されるが、1番コ
ンベアの付近で風が強くなり過ぎて選別不良になること
がないように唐箕の送風性能を設定すると、この唐箕か
らの選別風による作用が2番コンベアの位置する選別部
終端側では低下しやすいなどのため、選別部の終端部に
はこれに近いコンベア間からも選別風を供給し、選別部
終端側における風選別が良好にできるようになったもの
である。
アの機体後方側に選別風供給用の回転ファンを配置し、
1番コンベアと2番コンベアの間から2番コンベアの上
方を通して揺動選別装置の処理物搬送終端側に向けて選
別風を供給されるようになったものがあった。すなわ
ち、一般には選別部の前端部に唐箕を設け、選別部の前
端部から終端側に向けて選別風を供給されるが、1番コ
ンベアの付近で風が強くなり過ぎて選別不良になること
がないように唐箕の送風性能を設定すると、この唐箕か
らの選別風による作用が2番コンベアの位置する選別部
終端側では低下しやすいなどのため、選別部の終端部に
はこれに近いコンベア間からも選別風を供給し、選別部
終端側における風選別が良好にできるようになったもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記脱穀機において、
従来、揺動選別装置からの1番処理物を1番コンベアに
流下案内するように形成して脱穀機壁に固定した流し板
によって回転ファンの上方を覆い、前記流し板が回転フ
ァンのファンケースを形成するようになっていた。この
ため、選別部に残った塵埃を清掃するなど、選別部内の
保守管理を行う際、揺動選別装置を脱穀機外に取り出す
とともに回転ファンのファンケースを脱穀機壁から取り
外すことにより、選別室やファンケースの内部を開放し
ており、揺動選別装置とファンケースとを別々に取り外
す煩わしい手間が掛かっていた。本発明の目的は、選別
部終端側での風選別が良好に行えながら、選別部内の保
守管理が比較的能率よく行える選別部構造を提供するこ
とにある。
従来、揺動選別装置からの1番処理物を1番コンベアに
流下案内するように形成して脱穀機壁に固定した流し板
によって回転ファンの上方を覆い、前記流し板が回転フ
ァンのファンケースを形成するようになっていた。この
ため、選別部に残った塵埃を清掃するなど、選別部内の
保守管理を行う際、揺動選別装置を脱穀機外に取り出す
とともに回転ファンのファンケースを脱穀機壁から取り
外すことにより、選別室やファンケースの内部を開放し
ており、揺動選別装置とファンケースとを別々に取り外
す煩わしい手間が掛かっていた。本発明の目的は、選別
部終端側での風選別が良好に行えながら、選別部内の保
守管理が比較的能率よく行える選別部構造を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0005】〔構成〕揺動選別装置と、この揺動選別装
置からの1番処理物を搬送する1番コンベアと、前記揺
動選別装置からの2番処理物を搬送する2番コンベアと
を選別部に備えてある脱穀機の選別部構造において、前
記1番コンベアの機体後方側に回転ファンを配置し、揺
動選別装置からの1番処理物を前記1番コンベアに流下
案内する流し板を、前記回転ファンの上側を覆う状態で
揺動選別装置から1番コンベアに向けて延出させるとと
もに、前記回転ファンが前記流し板によるファンケース
作用により、選別風を前記2番コンベアの上方を通して
揺動選別装置の処理物搬送終端側に向けて供給するよう
に構成してある。
置からの1番処理物を搬送する1番コンベアと、前記揺
動選別装置からの2番処理物を搬送する2番コンベアと
を選別部に備えてある脱穀機の選別部構造において、前
記1番コンベアの機体後方側に回転ファンを配置し、揺
動選別装置からの1番処理物を前記1番コンベアに流下
案内する流し板を、前記回転ファンの上側を覆う状態で
揺動選別装置から1番コンベアに向けて延出させるとと
もに、前記回転ファンが前記流し板によるファンケース
作用により、選別風を前記2番コンベアの上方を通して
揺動選別装置の処理物搬送終端側に向けて供給するよう
に構成してある。
【0006】〔作用〕1番コンベアと2番コンベアの間
から回転ファンによって2番コンベアの上方を通して揺
動選別装置の終端側に選別風を供給し、揺動選別装置に
よって選別部の終端側に搬送される処理物に選別風を効
果的に作用させるものである。前記揺動選別装置から延
出する流し板が回転ファンの上側を覆ってファンケース
作用を発揮することにより、揺動選別装置を脱穀機外に
取り出せば、流し板も揺動選別装置と共に一挙に取り出
して回転ファンの上側を開放できる。
から回転ファンによって2番コンベアの上方を通して揺
動選別装置の終端側に選別風を供給し、揺動選別装置に
よって選別部の終端側に搬送される処理物に選別風を効
果的に作用させるものである。前記揺動選別装置から延
出する流し板が回転ファンの上側を覆ってファンケース
作用を発揮することにより、揺動選別装置を脱穀機外に
取り出せば、流し板も揺動選別装置と共に一挙に取り出
して回転ファンの上側を開放できる。
【0007】〔効果〕選別部終端側に両コンベアの間か
ら選別風を供給して風選別を良好に行わせ、2番処理物
を塵埃混入が少ない状態で搬送して再処理を能率よく行
わせられる。その割りには、選別部内を清掃するなど、
保守点検を行う際には、揺動選別装置と、ファンケース
としての流し板とを一挙に取り出して選別室及び回転フ
ァンを操作簡単に開放し、この開放手間の面から能率よ
く保守点検作業を行える。
ら選別風を供給して風選別を良好に行わせ、2番処理物
を塵埃混入が少ない状態で搬送して再処理を能率よく行
わせられる。その割りには、選別部内を清掃するなど、
保守点検を行う際には、揺動選別装置と、ファンケース
としての流し板とを一挙に取り出して選別室及び回転フ
ァンを操作簡単に開放し、この開放手間の面から能率よ
く保守点検作業を行える。
【0008】請求項2による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
つぎのとおりである。
【0009】〔構成〕請求項1による発明の構成におい
て、前記流し板の基端側の機体後方側に案内体を配置す
るとともに、この案内体が前記揺動選別装置からの処理
物を前記回転ファンの送風口よりも機体後方側に流下さ
せるように構成してある。
て、前記流し板の基端側の機体後方側に案内体を配置す
るとともに、この案内体が前記揺動選別装置からの処理
物を前記回転ファンの送風口よりも機体後方側に流下さ
せるように構成してある。
【0010】〔作用〕揺動選別装置からの処理物が回転
ファンの上方に流下しても、案内体によって回転ファン
の送風口に落ち込みにくいように送風口よりも後方側に
落下するように案内させながら選別処理したり、コンベ
アに回収させたりしていける。
ファンの上方に流下しても、案内体によって回転ファン
の送風口に落ち込みにくいように送風口よりも後方側に
落下するように案内させながら選別処理したり、コンベ
アに回収させたりしていける。
【0011】〔効果〕処理物が回転ファンに入り込むこ
とを案内体によって回避し、穀粒が回転ファンに入り込
んで損傷したり、回転ファンの吸気口から外部に出て損
失したりすることを回避できる。すなわち、回転ファン
による選別風によって効果的に選別処理できるものが、
脱穀粒を回転ファンのために損傷したり損失したりする
ことが少ないように有利に回収できる状態に得られる。
とを案内体によって回避し、穀粒が回転ファンに入り込
んで損傷したり、回転ファンの吸気口から外部に出て損
失したりすることを回避できる。すなわち、回転ファン
による選別風によって効果的に選別処理できるものが、
脱穀粒を回転ファンのために損傷したり損失したりする
ことが少ないように有利に回収できる状態に得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に示すように、脱穀フィード
チェーン1によって刈取り穀稈の穂先側を扱室2に供給
して機体前後向きの軸芯まわりで回動する扱胴3によっ
て脱穀処理し、脱穀排ワラを脱穀フィードチェーン1に
よって扱室2から機体後方側に搬出するように脱穀部を
構成してある。扱室2の後端部の排塵口4から排出され
る処理物を機体横方向に並ぶ複数本の棒部材で成る受け
体5で受け止めて機体横向きの軸芯まわりで回動する処
理胴6によって解し処理し、塵埃から穀粒を取り出すよ
うに解し処理部を構成してある。扱室2の受網7、解し
処理部の受け体5から落下供給される処理物を機体後方
側に搬送しながら比重選別する駆動揺動自在な揺動選別
装置20と、この揺動選別装置20の前端側の下方に位
置する唐箕8が供給する選別風と、揺動選別装置20の
後端側の下方に位置する回転ファン9が供給する選別風
とによって脱穀部及び解し処理部からの処理物を穀粒と
塵埃とに選別し、塵埃を選別風と共に機体後部の排出口
10から機体後方側に排出したり、排塵ファン11によ
って吸引して排塵口12から機体後方側に排出するよう
に選別部を構成してある。前記揺動選別装置20からの
1番処理物を機体横外側に搬送する機体横向きのスクリ
ューコンベアで成る1番コンベア13と、前記揺動選別
装置20からの2番処理物を機体横外側に搬送する機体
横向きのスクリューコンベアで成る2番コンベア14と
を選別部の底部に設けるとともに、2番コンベア14か
らの処理物を脱穀機体の横外側に位置するスクリューコ
ンベアで成る還元装置15によって選別部の始端側の上
部まで揚送して機体内に吐出することにより、揺動選別
装置20の始端側に再選別処理させるべく還元するよう
に構成し、もって、コンバイン用の脱穀機を構成してあ
る。
チェーン1によって刈取り穀稈の穂先側を扱室2に供給
して機体前後向きの軸芯まわりで回動する扱胴3によっ
て脱穀処理し、脱穀排ワラを脱穀フィードチェーン1に
よって扱室2から機体後方側に搬出するように脱穀部を
構成してある。扱室2の後端部の排塵口4から排出され
る処理物を機体横方向に並ぶ複数本の棒部材で成る受け
体5で受け止めて機体横向きの軸芯まわりで回動する処
理胴6によって解し処理し、塵埃から穀粒を取り出すよ
うに解し処理部を構成してある。扱室2の受網7、解し
処理部の受け体5から落下供給される処理物を機体後方
側に搬送しながら比重選別する駆動揺動自在な揺動選別
装置20と、この揺動選別装置20の前端側の下方に位
置する唐箕8が供給する選別風と、揺動選別装置20の
後端側の下方に位置する回転ファン9が供給する選別風
とによって脱穀部及び解し処理部からの処理物を穀粒と
塵埃とに選別し、塵埃を選別風と共に機体後部の排出口
10から機体後方側に排出したり、排塵ファン11によ
って吸引して排塵口12から機体後方側に排出するよう
に選別部を構成してある。前記揺動選別装置20からの
1番処理物を機体横外側に搬送する機体横向きのスクリ
ューコンベアで成る1番コンベア13と、前記揺動選別
装置20からの2番処理物を機体横外側に搬送する機体
横向きのスクリューコンベアで成る2番コンベア14と
を選別部の底部に設けるとともに、2番コンベア14か
らの処理物を脱穀機体の横外側に位置するスクリューコ
ンベアで成る還元装置15によって選別部の始端側の上
部まで揚送して機体内に吐出することにより、揺動選別
装置20の始端側に再選別処理させるべく還元するよう
に構成し、もって、コンバイン用の脱穀機を構成してあ
る。
【0013】前記選別部は、詳しくは次の如く構成して
ある。扱室2の始端側から受網7を通して落下する処理
物を機体後方側に搬送しながら比重選別処理するグレン
パン21、扱室2及び解し処理部からの処理物を機体後
方に搬送しながら粗選別処理するチャフシーブ22及び
ストローラック23、チャフシーブ22から落下する処
理物を精選別処理して1番処理物を前記1番コンベア1
3に、2番処理物を前記2番コンベア14にそれぞれ落
下供給するグレンシーブ24を選別枠体27に支持させ
るとともに、この選別枠体27を前端側に作用するスラ
イド機構25と、後端側に作用する駆動機構26とを介
して脱穀機壁に駆動揺動自在に支持させることにより、
前記揺動選別装置20を構成してある。
ある。扱室2の始端側から受網7を通して落下する処理
物を機体後方側に搬送しながら比重選別処理するグレン
パン21、扱室2及び解し処理部からの処理物を機体後
方に搬送しながら粗選別処理するチャフシーブ22及び
ストローラック23、チャフシーブ22から落下する処
理物を精選別処理して1番処理物を前記1番コンベア1
3に、2番処理物を前記2番コンベア14にそれぞれ落
下供給するグレンシーブ24を選別枠体27に支持させ
るとともに、この選別枠体27を前端側に作用するスラ
イド機構25と、後端側に作用する駆動機構26とを介
して脱穀機壁に駆動揺動自在に支持させることにより、
前記揺動選別装置20を構成してある。
【0014】前記1番コンベア13の後方側に流し板2
8を配置してある。図2に明示するように、この流し板
28は、揺動選別装置20の選別枠体27に取付けた案
内体29を形成する板金部材の一端側で成る取付けブラ
ケット30に上端側が支持され、下端側が上端側よりも
機体前方側で1番コンベア13の搬送樋13aに当接し
て受け止め支持されるように構成したゴム板によって作
成してある。これにより、流し板28は、図2に二点鎖
線で示す如く揺動選別装置20と共に一挙に脱穀機外に
取り出せるように揺動選別装置20から1番コンベア1
3に向かって延出し、揺動選別装置20の駆動揺動に伴
う取付けブラケット30と搬送樋13aとの相対移動を
ゴム板製のために具備する弾性による変形で吸収しなが
ら揺動選別装置20からの1番処理物を1番コンベア1
3に流下案内する。したがって、揺動選別装置20から
の1番処理物が1番コンベア13で回収されて搬出され
ることが可能になっている。
8を配置してある。図2に明示するように、この流し板
28は、揺動選別装置20の選別枠体27に取付けた案
内体29を形成する板金部材の一端側で成る取付けブラ
ケット30に上端側が支持され、下端側が上端側よりも
機体前方側で1番コンベア13の搬送樋13aに当接し
て受け止め支持されるように構成したゴム板によって作
成してある。これにより、流し板28は、図2に二点鎖
線で示す如く揺動選別装置20と共に一挙に脱穀機外に
取り出せるように揺動選別装置20から1番コンベア1
3に向かって延出し、揺動選別装置20の駆動揺動に伴
う取付けブラケット30と搬送樋13aとの相対移動を
ゴム板製のために具備する弾性による変形で吸収しなが
ら揺動選別装置20からの1番処理物を1番コンベア1
3に流下案内する。したがって、揺動選別装置20から
の1番処理物が1番コンベア13で回収されて搬出され
ることが可能になっている。
【0015】前記唐箕8は、選別部の前端側に配置し、
唐箕8の後方側に位置する送風口8aから1番コンベア
13の上方を通して揺動選別装置20の後端側に向けて
選別風を供給するように構成してある。前記回転ファン
9は、1番コンベア13の機体後方側の2番コンベア1
4の機体前方側に配置してある。前記流し板28の上端
側が回転ファン9の上方を覆ってファンケース作用を行
うように、すなわち、回転ファン9のファンケース上部
部分を形成するように構成し、このファンケース上部部
分と、1番コンベア13の搬送樋13aに連設するファ
ンケー本体9aとによって回転ファン9のファンケース
を形成し、回転ファン9は、前記ファンケース本体9a
と2番コンベア14の搬送樋を形成する板体との間に位
置する機体下向きの吸気口9bから選別風を吸引し、流
し板28で成るファンケース上部部分と、2番コンベア
14の搬送樋を形成する板体との間に位置する機体上方
向きの送風口9cから選別風を2番コンベア14の上方
を通して揺動選別装置20の後端側に向けて供給するよ
うに構成してある。これにより、選別部は、脱穀部及び
解し処理部からの処理物を揺動選別装置20によって比
重選別処理しながら唐箕8及び回転ファン9からの選別
風によって風選別処理する。
唐箕8の後方側に位置する送風口8aから1番コンベア
13の上方を通して揺動選別装置20の後端側に向けて
選別風を供給するように構成してある。前記回転ファン
9は、1番コンベア13の機体後方側の2番コンベア1
4の機体前方側に配置してある。前記流し板28の上端
側が回転ファン9の上方を覆ってファンケース作用を行
うように、すなわち、回転ファン9のファンケース上部
部分を形成するように構成し、このファンケース上部部
分と、1番コンベア13の搬送樋13aに連設するファ
ンケー本体9aとによって回転ファン9のファンケース
を形成し、回転ファン9は、前記ファンケース本体9a
と2番コンベア14の搬送樋を形成する板体との間に位
置する機体下向きの吸気口9bから選別風を吸引し、流
し板28で成るファンケース上部部分と、2番コンベア
14の搬送樋を形成する板体との間に位置する機体上方
向きの送風口9cから選別風を2番コンベア14の上方
を通して揺動選別装置20の後端側に向けて供給するよ
うに構成してある。これにより、選別部は、脱穀部及び
解し処理部からの処理物を揺動選別装置20によって比
重選別処理しながら唐箕8及び回転ファン9からの選別
風によって風選別処理する。
【0016】図2に明示するように、前記案内体29
は、鋸歯形状の凹凸面になっている機体上方向きの案内
作用面29aを備えるように形成するとともに、回転フ
ァン9の送風口9cの上方に位置するように前記流し板
28の基端側の機体後方側に配置してある。すなわち、
揺動選別装置20のチャフシーブ22やグレンシーブ2
4などからの処理物が回転ファン9の上方に落下する
と、案内体29の案内作用面29aに載って受け止めら
れる。すると、揺動選別装置20によって移動操作され
る案内体29の動きと、案内作用面29aの凹凸面とに
よる送り作用のために機体後方側に移送されて、回転フ
ァン9の送風口9cよりも機体後方側に落下するように
案内される。これにより、揺動選別装置20からの穀粒
などの処理物が回転ファン9に入り込むことを案内体2
9によって防止しながら選別処理できる。
は、鋸歯形状の凹凸面になっている機体上方向きの案内
作用面29aを備えるように形成するとともに、回転フ
ァン9の送風口9cの上方に位置するように前記流し板
28の基端側の機体後方側に配置してある。すなわち、
揺動選別装置20のチャフシーブ22やグレンシーブ2
4などからの処理物が回転ファン9の上方に落下する
と、案内体29の案内作用面29aに載って受け止めら
れる。すると、揺動選別装置20によって移動操作され
る案内体29の動きと、案内作用面29aの凹凸面とに
よる送り作用のために機体後方側に移送されて、回転フ
ァン9の送風口9cよりも機体後方側に落下するように
案内される。これにより、揺動選別装置20からの穀粒
などの処理物が回転ファン9に入り込むことを案内体2
9によって防止しながら選別処理できる。
【図1】脱穀機全体の断面図
【図2】回転ファン及び案内体配設部の断面図
9 回転ファン 9c 送風口 13 1番コンベア 14 2番コンベア 20 揺動選別装置 28 流し板 29 案内体
Claims (2)
- 【請求項1】 揺動選別装置と、この揺動選別装置から
の1番処理物を搬送する1番コンベアと、前記揺動選別
装置からの2番処理物を搬送する2番コンベアとを選別
部に備えてある脱穀機の選別部構造であって、 前記1番コンベアの機体後方側に回転ファンを配置し、
揺動選別装置からの1番処理物を前記1番コンベアに流
下案内する流し板を、前記回転ファンの上側を覆う状態
で揺動選別装置から1番コンベアに向けて延出させると
ともに、前記回転ファンが前記流し板によるファンケー
ス作用により、選別風を前記2番コンベアの上方を通し
て揺動選別装置の処理物搬送終端側に向けて供給するよ
うに構成してある脱穀機の選別部構造。 - 【請求項2】 前記流し板の基端側の機体後方側に案内
体を配置するとともに、この案内体が前記揺動選別装置
からの処理物を前記回転ファンの送風口よりも機体後方
側に流下させるように構成してある請求項1記載の脱穀
機の選別部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25039897A JPH1175521A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 脱穀機の選別部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25039897A JPH1175521A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 脱穀機の選別部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1175521A true JPH1175521A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17207329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25039897A Pending JPH1175521A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 脱穀機の選別部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1175521A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011015637A (ja) * | 2009-07-08 | 2011-01-27 | Yanmar Co Ltd | コンバイン |
JP2012135287A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | Iseki & Co Ltd | 脱穀装置 |
-
1997
- 1997-09-16 JP JP25039897A patent/JPH1175521A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011015637A (ja) * | 2009-07-08 | 2011-01-27 | Yanmar Co Ltd | コンバイン |
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