JPH11225560A - 脱穀装置の選別部構造 - Google Patents

脱穀装置の選別部構造

Info

Publication number
JPH11225560A
JPH11225560A JP3117098A JP3117098A JPH11225560A JP H11225560 A JPH11225560 A JP H11225560A JP 3117098 A JP3117098 A JP 3117098A JP 3117098 A JP3117098 A JP 3117098A JP H11225560 A JPH11225560 A JP H11225560A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sorting
processed material
threshing
glen
grading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3117098A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Onishi
大西  進
Tetsuji Nagata
永田  哲治
Kiyoshi Tomiga
潔 冨賀
Yukio Sakaguchi
行雄 阪口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP3117098A priority Critical patent/JPH11225560A/ja
Publication of JPH11225560A publication Critical patent/JPH11225560A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Threshing Machine Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱穀処理物が例え塊状になっている場合でも
良好に選別処理できる脱穀装置の選別部構造を提供す
る。 【解決手段】 扱室2から落下供給される処理物を受け
止めて搬送しながら選別処理するグレンパン11と、こ
のグレンパン11から処理物を受け継いで搬送しながら
選別処理するチャフシーブ12と、該チャフシーブ12
から漏下した処理物を選別処理するグレンシーブ15と
が揺動選別装置に備えられている脱穀装置の選別部構造
であって、グレンパン11の終端部に篩い線材19で成
る終端処理部Sを備えさせるとともに、この終端処理部
Sに選別風を供給する送風装置21を備えてある脱穀装
置の選別部構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扱室から落下供給
される処理物を受け止めて搬送しながら選別処理するグ
レンパンと、このグレンパンから処理物を受け継いで搬
送しながら選別処理するチャフシーブと、該チャフシー
ブから漏下した処理物を選別処理するグレンシーブとが
揺動選別装置に備えられている脱穀装置の選別部構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の脱穀装置の選別部構
造にあっては、例えば特開平9‐74892号公報に開
示されているように、扱室から落下供給された処理物が
グレンパン上を揺すられながら後方に移動させられてい
く間、藁屑等と穀粒分とを上下に分離するよう比重選別
を行うものであって、グレンパンの後端からチャフシー
ブ上に排出された処理物の内、穀粒分はチャフシーブよ
り下方に円滑に漏下し、藁屑等はチャフシーブ上に乗る
ようにして後方に移送されていくとともに、唐箕からの
選別風で藁屑等がグレンシーブ上に漏下されにくくして
いるものが周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の脱穀装置の選別部構造にあっても、扱室から漏下し
てきた処理物が塊状となっている場合には、その塊の形
態がある程度維持されたままグレンパンからチャフシー
ブへ移行し、その状態でさらにグレンシーブへの漏下処
理がなされてしまいがちで、塊状であったものに含まれ
る藁屑等が精選処理物中に混じる虞れがあるという解決
すべき技術的課題を有していた。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、脱穀処理物が例え塊状になっている場合でも
良好に選別処理できる脱穀装置の選別部構造の提供を目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】(構成) 本発明の請求
項1にかかる脱穀装置の選別部構造は、扱室から落下供
給される処理物を受け止めて搬送しながら選別処理する
グレンパンと、このグレンパンから処理物を受け継いで
搬送しながら選別処理するチャフシーブと、該チャフシ
ーブから漏下した処理物を選別処理するグレンシーブと
が揺動選別装置に備えられている脱穀装置の選別部構造
であって、前記グレンパンの終端部に篩い線材で成る終
端処理部を備えさせるとともに、この終端処理部に選別
風を供給する送風装置を備えてあることを特徴構成とす
る。
【0006】(作用) 本発明の請求項1にかかる構成
によれば、扱室から選別装置のグレンパンに落下供給さ
れた処理物が塊状となっている場合でも、グレンパンの
終端からチャフシーブへ処理物が移行する際に、揺動選
別装置の揺動作動に伴って篩い線材によってほぐし作用
を受けるから、処理物の塊が細かく分解されながらチャ
フシーブへ移行させられるとともに、そのチャフシーブ
への移行の際に送風装置による送風によって、処理物中
における軽量な藁屑等の夾雑物が後方に吹き飛ばされ易
くなっていることで、塊の一層の分解が促進され、藁屑
等と穀粒との分離並びに選別がなされ易くなっている。
【0007】(効果) 従って、本発明の請求項1にか
かる構成によれば、扱室からの漏下処理物が塊状となっ
ていたとしても、グレンパンからチャフシーブへその処
理物が移行する際に細かく分解されるとともに、藁屑等
はチャフシーブにおいても後方側に吹き飛ばされやすく
なっているから、チャフシーブからの漏下物も穀粒分が
主なものとなって、グレンシーブにおける精選処理が良
好になされ易くなることで高精度の選別処理が行える。
【0008】(構成) 本発明の請求項2にかかる脱穀
装置の選別部構造は、請求項1記載のものにおいて、前
記グレンパンの前記終端処理部からの処理物が前記チャ
フシーブに落下するように、前記チャフシーブの始端部
を前記終端部より低レベルに配置してあることを特徴構
成とする。
【0009】(作用) 本発明の請求項2にかかる構成
によれば、グレンパンからチャフシーブへ移行する際に
処理物が落下することなり、その落下の際にも送風装置
からの選別風を受け易くなっているとともに、チャフシ
ーブに落下した際にもその落下による衝撃で処理物が飛
散され易くなっているから、塊となっている処理物のほ
ぐしが一層促進され、選別処理が一層良好になされる。
【0010】(効果) 従って、本発明の請求項2にか
かる構成によれば、グレンパンよりチャフシーブを低レ
ベルにするという簡易な構造によって選別処理の一層の
促進が図れる利点がある。
【0011】(構成) 本発明の請求項3にかかる脱穀
装置の選別部構造は、請求項1又は2記載のものにおい
て、前記送風装置からの選別風の一部を前記チャフシー
ブと前記グレンシーブとの間に向かわせるガイド部材を
備えてあることを特徴構成とする。
【0012】(作用) 本発明の請求項3にかかる構成
によれば、送風装置からの選別風が、チャフシーブとグ
レンシーブとの間にもその一部が送風されることになる
から、グレンシーブ上に供給される処理物における藁屑
等はグレンシーブにおいても後方側にその送風によって
強制的に送られるようにできることになって、主に穀粒
分が漏下するグレンシーブの前側部分には藁屑等が乗り
にくくなっている。
【0013】(効果) 従って、本発明の請求項3にか
かる構成によれば、グレンシーブにおける前側部分から
漏下する処理物には藁屑等が混じりにくくなっているの
で、その回収がなされた一番物における穀粒の回収率が
高いものとなり、より高精度の選別処理が行える利点が
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図4に、自脱型コンバイ
ンに搭載装備される脱穀装置を示している。この脱穀装
置は、図示しない刈取前処理装置からの刈取穀稈をフィ
ードチェーン1で挟持する状態で後方に移送しながら扱
室2内に導入し、扱室2における扱胴3によって刈取穀
稈を脱穀処理し、脱穀処理後の穀稈を排ワラ搬送チェー
ン4によって脱穀装置の外方に排出するように構成して
いる。そして、扱室2の後端部の排稈口5から排出され
る脱穀塵埃を移送体6によって機体後方側に移送させな
がら、脱穀装置の横幅方向に沿う軸芯周りで回転される
処理胴7でその脱穀塵埃をほぐし処理し、その脱穀塵埃
からも穀粒を取り出すように再処理部を構成している。
【0015】扱室2から受網8を通して落下供給される
処理物、及び、再処理部から落下する処理物を揺動選別
装置10によって後方に搬送しながら比重選別処理し、
揺動選別装置10の前端部の下方に位置する回転ファン
21aを備える第1送風装置21、この第1送風装置2
1の機体後方側に位置する第2送風装置22、揺動選別
装置10の後端部の下方に位置する回転ファン23aを
備える第3送風装置23、それぞれからの選別風によっ
て風選別処理し、選別塵埃を選別風と共に排塵口9から
脱穀機外に排出したり、排塵ファン24によって吸引し
て脱穀機外に排出するように選別部を構成している。揺
動選別装置10からの一番処理物を脱穀機横外側に搬出
する1番スクリューコンベア25、揺動選別装置10か
らの二番処理物を脱穀機横外側に搬出する2番スクリュ
ーコンベア26を選別部の底部に設けるとともに、2番
スクリューコンベア26からの処理物を還元装置27に
よって脱穀機横外側で扱室後付近に揚送して脱穀装置内
に放出することによって受網8と脱穀装置横側壁との間
を通して揺動選別装置10の前端側に還元するように構
成している。
【0016】扱室2の前端側の下方に位置するグレンパ
ンとしての第1グレンパン11、この第1グレンパン1
1の後側に位置するチャフシーブ12、このチャフシー
ブ12の後側に位置するストローラック13、前記チャ
フシーブ12の始端側の下方に位置する第2グレンパン
14、チャフシーブ12の後端側の下方に位置するグレ
ンシーブ15のそれぞれを、選別部の前側に位置する揺
動ガイド装置16と、選別部の後端側に位置する揺動駆
動装置17とを介して脱穀装置の左右の横側壁に駆動揺
動自在に支持される枠体18にこれと一体に揺動するよ
うに支持させることにより、前記揺動選別装置10を構
成している。
【0017】図2及び図3に示すように、第1グレンパ
ン11の搬送面には、処理物に搬送作用する凹凸面に形
成する複数の突条11aを前後に並設しているととも
に、その第1グレンパン11の後端には、処理物に対し
てほぐし作用を与える複数の篩い線材19を後方に延出
される片持ち状態で所定間隔置きに左右に並設して構成
されている終端処理部Sを設けている。そして、図示さ
れているように、篩い線材19はその延出向きが後方上
方向きのものと後方水平向きのものとを交互に並べて設
けている。さらに、前記チャフシーブ12は第1グレン
パン11よりも幾分低位に配置されているので、第1グ
レンパン11の後端から処理物がチャフシーブ12上に
落下供給される。そして、その落下供給時には、篩い線
材19の間を通して或いは篩い線材19の後端から処理
物が落下していくので、その篩い線材19を通過する際
に揺動選別装置10の揺動に伴って処理物に対してほぐ
し作用が与えられるとともに、上述のように、異なる向
きの篩い線材19を交互に並べて設けていることによっ
て、塊状の処理物に対するほぐし作用が一層高められる
ことになる。
【0018】そして、第1グレンパン11の後端より処
理物が落下していく際に、第1グレンパン11の下方か
ら後方向きに送風される第1送風装置21からの選別風
によって、藁屑等を穀粒よりも後方に飛ばすようにして
いる。さらに、第1グレンパン11の後端からの落下処
理物がチャフシーブ12に到達する際にも処理物にほぐ
し作用が働くことになる。
【0019】ここで、第1送風装置21について説明す
ると、図1に示すように、第1グレンパン11の前側で
その下方に前記回転ファン21aを、この回転ファン2
1aの前側に位置する吸気口21bと、回転ファン21
aの後側の前記第2送風装置22の上側に排気口21c
とをそれぞれ形成するファンケース21dに装備して構
成されている。これにより、回転ファン21aの回転に
伴って選別部の前端側から吸気し、排気口21cから第
2送風装置の上方を通して第1グレンパン11からチャ
フシーブ12に移行する処理物に選別風を供給する。ま
た、この第1送風装置21からの選別風の一部は、チャ
フシーブ12の前端箇所に配置されているガイド部材2
8によって、チャフシーブ12と前記第2グレンパン1
4との間、ひいてはチャフシーブ12と前記グレンシー
ブ15との間に向かわせるように案内される。これによ
り、チャフシーブ12からの漏下処理物中における藁屑
等の夾雑物がグレンシーブ15の選別面の後部側以降に
極力吹き飛ばされるようにしており、これによって、グ
レンシーブ15の選別面の前部側箇所における処理物に
藁屑等が混入して選別処理に悪影響を与えることを抑制
している。また、ガイド部材28はチャフシーブ12の
前端箇所から漏下する処理物を後方に案内するようにも
形成されているので、処理物が第1送風装置21側に飛
散することを抑制している。
【0020】そして、第2送風装置22は、唐箕で成
り、グレンシーブ15と、チャフシーブ12の後端側と
に向けてその下端から選別風を供給する。第3送風装置
23は、1番スクリューコンベア25と2番スクリュー
コンベア26との間に位置する前記回転ファン23a
と、この回転ファン23aの下側に位置する吸気口23
bを、回転ファン23aの上側に排気口23cをそれぞ
れ形成するファンケース23dとで成り、回転ファン2
3aによって脱穀装置の下方から吸気し、排気口23c
から第2スクリューコンベア26の上方を通してストロ
ーラック13に向けて選別風を供給する。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀装置を示す横断側面図
【図2】選別部の前部箇所を示す横断側面図
【図3】揺動選別装置の前半部分を示す斜視図
【図4】脱穀装置を示す縦断後面図
【符号の説明】
2 扱室 11 グレンパン 12 チャフシーブ 15 グレンシーブ 19 篩い線材 21 送風装置 28 ガイド部材 S 終端処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阪口 行雄 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱室から落下供給される処理物を受け止
    めて搬送しながら選別処理するグレンパンと、このグレ
    ンパンから処理物を受け継いで搬送しながら選別処理す
    るチャフシーブと、該チャフシーブから漏下した処理物
    を選別処理するグレンシーブとが揺動選別装置に備えら
    れている脱穀装置の選別部構造であって、 前記グレンパンの終端部に篩い線材で成る終端処理部を
    備えさせるとともに、この終端処理部に選別風を供給す
    る送風装置を備えてある脱穀装置の選別部構造。
  2. 【請求項2】 前記グレンパンの前記終端処理部からの
    処理物が前記チャフシーブに落下するように、前記チャ
    フシーブの始端部を前記終端部より低レベルに配置して
    ある請求項1記載の脱穀装置の選別部構造。
  3. 【請求項3】 前記送風装置からの選別風の一部を前記
    チャフシーブと前記グレンシーブとの間に向かわせるガ
    イド部材を備えてある請求項1又は2記載の脱穀装置の
    選別部構造。
JP3117098A 1998-02-13 1998-02-13 脱穀装置の選別部構造 Pending JPH11225560A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3117098A JPH11225560A (ja) 1998-02-13 1998-02-13 脱穀装置の選別部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3117098A JPH11225560A (ja) 1998-02-13 1998-02-13 脱穀装置の選別部構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11225560A true JPH11225560A (ja) 1999-08-24

Family

ID=12323974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3117098A Pending JPH11225560A (ja) 1998-02-13 1998-02-13 脱穀装置の選別部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11225560A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008043264A (ja) * 2006-08-17 2008-02-28 Kubota Corp 脱穀装置の選別部構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008043264A (ja) * 2006-08-17 2008-02-28 Kubota Corp 脱穀装置の選別部構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7110043B2 (ja) 脱穀装置
JP2005013107A (ja) 脱穀装置の2番還元構造
JPH11225560A (ja) 脱穀装置の選別部構造
JP3495243B2 (ja) 脱穀装置
JP3573664B2 (ja) 脱穀機の選別装置
JP2010124761A (ja) コンバイン
JP2001095362A (ja) 脱穀機の選別装置
JP4116417B2 (ja) コンバインなどの脱穀選別装置における選別部構造
JP2008017706A (ja) 脱穀装置の選別部構造
JPH08275671A (ja) 脱穀選別装置
JPH11225557A (ja) 脱穀装置の選別部構造
JPH1175521A (ja) 脱穀機の選別部構造
JP4766261B2 (ja) 脱穀装置
JPH0731272A (ja) 脱穀装置の風選構造
JPS61293315A (ja) 脱穀選別装置
JP2554374Y2 (ja) 脱穀機の揺動選別装置
JP2009219399A (ja) コンバイン
JPH05316862A (ja) 脱穀処理装置
JPH1175520A (ja) 脱穀機の選別部構造
JPH0693813B2 (ja) 脱穀選別装置
JPH10201359A (ja) 脱穀装置
JPH08289659A (ja) 脱穀装置
JPH05336834A (ja) 脱穀装置の選別部
JP2002345323A (ja) 脱穀装置
JPH0638621A (ja) コンバインの脱穀装置