JPS61293315A - 脱穀選別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、脱穀選別装置に関するもので、コンバイン
の脱穀部や、ハーベスタ−等に利用できる。

従来の技術 従来、この種の脱穀選別装置としては、脱穀物を受けて
揺動移送しなから穀粒を漏下選別する揺動選別棚の漏下
目合のみを調節するものであった。

発明が解決しようとする問題点 脱穀物を受けて揺動移送しなから穀粒を漏下選別する揺
動選別棚を有する形態の脱穀選別装置にあっては、脱穀
室で脱穀する脱穀物の作柄、乾湿の度合などの条件によ
って該脱穀室内における脱穀物の発生量に変化が生じ、
一般には、該揺動選別棚の選別漏下目金を調節してこれ
に対応するが、例えば、漏下目合を大きくして穀粒の漏
下を促進しても、排塵物の移送量に変りがなく、該脱穀
室から漏下排出される排塵物が増加するため該揺動選別
棚での捌きが悪く停滞気味となって選別不良や機外への
持ち出しによる穀粒損失が起き易１．％。

問題点を解決するための手段 ｐ−ダ；／創１に この発明は、脱穀室（１）棒参参罎脱穀物を受けて揺動
移送しなから穀粒を漏下選別する揺動選別棚（２）に、
この選別棚（２）の選別漏下目金（３）を大きくすると
きはこの揺動選別棚（２）の揺動数を増し又選別漏下目
金（３）を小さくするときは揺動選別棚（２）の揺４動
数を減する関係に連動する連動機構（４）を設けてなる
脱穀選別装置の構成とする。

発明の作用、および効果 脱穀室（１）内で脱穀された脱穀物は、この脱穀室（１
）より揺動選別棚（２）上に漏下排出されて揺動移送さ
れなから穀粒の漏下選別が行なわれるが、この脱穀され
た脱穀物は、脱穀する脱穀物の作柄、朝露や雨あがりの
濡れ扱ぎ等による作業条件によって変動し、例えば、作
柄が良く多収穫の時や濡れ扱ぎ等で脱穀された脱穀物が
多く発生し、これによって該揺動選別棚（２）の選別漏
下目金（３）を大きくして穀粒の漏下を促推するときは
この揺動選別棚（２）の揺動数を増して排塵物の捌き並
びに移送をよくし、又逆に脱穀された脱穀物が少なく、
これによって該揺動選別棚（２）の選別漏下目金（３）
を小さくして穀粒の漏下を少なくするときは、この揺動
選別棚（２）の揺動数を減する関係に連動機構（４）に
よって連動して、作業条件に適した該揺動選別棚（２）
゛の選別漏下目金（３）とこの揺動選別棚（２）の揺動
数との関係に調節することができて、条件変化に対する
適応性の拡大並びに作業効率の向上を図ることができる
。

実施例 なお、図例において、供給口（５）からフィートチエン
（６）により脱穀室（１）内に殻稈を供給して回転駆動
される扱胴（７）によって脱穀・処理し、脱穀済の排稈
を排わらチェ７（８）で搬出し、排わらカッター装置（
９）で裁断して機外へ排出すべく構成している。

該脱穀室（１）内には、周面に多数の扱歯（１０）を配
設した扱胴（７）を軸架し、この扱胴（７）の扱歯（１
０）先端の回転軌跡に沿って一定間隙を有して下方に脱
穀網（１１）を張設し、この脱穀網（１１）終端部には
、脱穀室（１）内を移送された一部の穀粒やわら屑、穂
切れ等を排出する排出口（１２）を設けている。

該脱穀室（１）下方には揺動選別装置（１３）が装架さ
れており、この揺動選別装置（１３）は、該脱穀網（１
１）始端側から波形状の揺動移送棚（１４）、ラック板
を傾斜させて所定の前後間隔に配設して穀粒を揺動移送
しながら漏下選ヌｑする揺動選別棚（１５）、該排出口
（１２）から排出されるわら屑を受けて揺動移送する波
形状のわら屑選別棚（ＩＢ）　、及びこれら選別棚から
移送される脱穀物を受けて揺動移送しなから穀粒を漏下
選別する揺動選別棚（２）を順次連接して設け、該扱胴
（７）の軸方向とほぼ平行で一平面上に形成し、この揺
動選別棚（２）終端部に連接してストロ−ラック（１７
）をやや斜め上方に向けて終端部は機外に連通し開放さ
せて設けている。　　（１Ｂ）は穀粒案内棚で、始端部
を該揺動移送棚（１４）終端部下側に臨ませて斜め下方
に向けて設け、終端部を選別風路（１８）に臨ませて、
この終端部には選別網（２０）を連接してやや斜め上方
に向けて延設し、終端部は一番受樋（２１）終端部近傍
に位置するように設けられて、これら各選別棚を一体的
に揺動すべく左右一対の揺動ケース（２２）　　（２２
）間に亘って装着し、該揺動ケース（２２）　　（２２
）後端部の偏芯軸（２３）の回転によって上下運動を伴
なった前後運動を行うように機壁前端側で支受した構成
とじている。

又該揺動選別棚（２）は、左右一対の該揺動ケース（２
２）　　（２２）に挿通して枢支された横軸（２４）　
　（２４）・・・に、上端側が固着された複数のラック
板（２５）　　（２５）・・・を傾斜させて所定の間隔
に配設し、該横軸（２４）　　（２４）・・・一端側に
固着する作動アーム（２ｆｌ）　　（２Ｂ）・・・を設
け、この作動アーム（２Ｂ）　　（２Ｂ）φ・・の他端
側を作動板（２７）に枢着して、この作動板（２７）の
前後方向の作動によって該ラック板（２５）による選別
漏下目金（３）を大小に調節可能で、常時スプリング（
２８）によってこの漏下目金（３）を大側に付勢すべく
構成している。

該揺動選別装置（１３）の下方には、この揺動選別装置
（１３）の始端から終端方向へ選別風路（１９）が形成
され唐箕（２９）からの選別風を案内し、選別された穀
粒を移送する一番螺旋（３０）を有する一番受樋（２１
）　、更に二番物を受けて横方向に移送する二番螺旋（
３１）を有す−る二番受樋（３２）を該選別風路（１９
）底部に順次配設している。

（３３）は二番還元スロワ−で、該二番受樋（３２）と
連通して設けられ二番物を前記脱穀室（１）内へ還元す
べく構成している。又（３４）はわら屑、塵埃等を吸引
して機外へ排出する排塵用横断流ファンである。

（３５）は原動側より回転連動される入力軸で。

機壁前端部に設けられ、この入力軸（３５）と一番螺旋
（３０）　、二番螺旋（３１）との間にベルト（３Ｂ）
を掛は回して回転連動すべく構成し、該一番螺旋（３０
）と排塵用横断流ファン（３０、中間軸（３７）、排わ
らカッター装置（９）との間にベルト（３８）を掛は回
して回転連動すべく構成してい截又該中間軸（３７）と
偏芯軸（２３）との間にベルト（３９）を掛は回して回
転連動すると共に、一方に割プーリ（４０）を用いて回
動自在に設けられた揺動テンション装置（４１）による
該ベル）　（３９）の緊緩操作によって、前記揺動選別
装置（１３）の揺動数を増減すべく構成している。

又該入力軸（３５）と唐箕（２８）との間にベルト（４
２）を掛は回して回転連動すると共に、一方に割プーリ
（４３）を用いて回動自在に設けられた唐箕テンション
装置（４４）による該ベル）　（４２）の緊緩操作によ
って該唐箕（２８）の回転数を高低に調節すべく構成し
ている。

連動機構（４）は、操作レバー（４５）及びインナーワ
イヤーとアウターワイヤーとからなるワイヤー（４Ｂ）
　　（４？）　　（４Ｂ）等から形成され、この操作レ
バー（４５）は、機壁前端上方部に回動自在に軸支され
て、この操作レバー（４５）と各ワイヤー（４Ｂ）　　
（４７）　　（４８）の一端側とを接続し、該ワイヤー
（４８）他端側は、揺動テンション装置（４１）に接続
し、該ワイヤー（４８）他端側は、唐箕テンション装置
（４４）に各々接続して、これら作動板（２７）　、揺
動テンション装置（４１）　、及び唐箕テンション装置
（４４）と該操作レバー（４５）とを連動連結して、こ
の操作レバー（４５）を前方側へ傾動操作すれば、各ワ
イヤー（４Ｂ）　　（４７）　　（４８）を介して選別
漏下目合（３）を大きくすると共に、揺動選別装置（１
３）の揺動数を増し、かつ唐箕（２９）回転数を高とす
べく構成し、又逆に該操作レバー（４５）を後方側へ傾
動操作すれば、選別漏下目合（３）を小とすると共に、
揺動選別装置（１３）の揺動数を減じ、かつ唐箕（２９
）回転数を低とすべく構成している。

なお、これら選別漏下目合（３）、揺動選別装置（１３
）の揺動数の増減及び唐箕（２Ｂ）回転数の高低調節は
１例えばセンサーによって脱穀室（１）から漏下する穀
粒量の検出、及び水分検出結果によって、穀粒量や水分
が多い場合は、選別漏下目合（３）を大きくすると共に
、揺動選別装置（１３）の揺動数を増し、かつ唐箕（２
９）回転数を高へ、又逆に穀粒量や水分が少ない場合は
、漏下目金（３）を小さくすると共に１ｍ動数を減じ、
かつ唐箕（２９）回転数を低くすべく自動調節する構成
とするもよい。

以上の如く構成、された脱穀選別装置において、脱穀室
（１）内で脱穀された穀粒等の選別処理量に対する揺動
選別棚（２）の選別漏下目合（３）と揺動選別装置（１
３）の揺動数、及び唐箕（２９）の回転数との関係を連
動機構（４）によってほぼ最適状態に設定して、フィー
トチエン（６）によって穀稈を脱穀室（１）に供給し、
この供給された穀稈は、該脱穀室（１）内を移送されな
から扱胴（７）の回転によって脱穀され、脱穀された穀
粒等は、脱穀網（１１）より漏下されて下方の揺動選別
装置（１３）の揺動移送棚（１４）、揺動選別棚（１５
）上に落下し揺動作用によって移送選別され、穀粒と一
部のわら屑等は該揺動選別棚（１５）のラック板より下
方の穀粒案内棚。（１Ｂ）上に落下する。又脱穀網（１
１）より漏下しない一部の穀粒を含むわら屑等は、該脱
穀室（１）内を移送され排出口（１２）より下方のわら
屑選別棚（ＩＢ）上に落下し、該揺動選別棚（１５）よ
り落下していない穀粒やわら屑等と合流して揺動作用に
よって移送選別され、選別された穀物は揺動選別棚（２
）のラック板（２５）　　（２５）間の選別漏下目合（
３）部より下方へ落下する。又落下しないわら屑等は、
この揺動選別棚（２）上を終端方向へ向って移送されて
、ストロ−ラック（１７）上−に送られ選別されたわら
屑は機外へ排出される。又はぼ平面状に形成された揺動
移送棚（１４）、揺動選別棚（１５）、わら屑選別棚（
１Ｂ）、揺動選別棚（２）、ストロ−ラック（１７）に
は、排塵用横断流ファン（３４）が作用し軽いわら屑や
塵埃等は吸引されて機外へ排出される。

又ストロ−ラック（１７）で選別されて落下する穀物は
二番物として二番受樋（３２）内に流入される。又穀粒
案内棚（１８）上に落下した穀粒は、先端部に滑降して
、選別網（２０）上に引継がれ１選別風路（１８）の唐
箕（２９）からの選別風と相撲って選別され、選別され
た穀粒は下方の一番受樋（２１）に流入して機外に搬出
される。又選別網（２Ｇ）より落下しない穀物は、この
選別網（２０）先端部より二番受樋（３２）に落人し、
前記ストロ−ラック（１７）より落人する二番物と共に
二番還元スロワ−（３３）により脱穀室（１）内に還元
されて再逃理されながら脱穀作業が行われる。又脱穀法
の排わらは排わらカッター装置（９）にて裁断されなが
ら機外へ排出される。

この脱穀作業にあっては、脱穀する脱穀物の作柄、朝露
や雨あがりの濡れ扱ぎ等による作業条件によって、脱穀
室（１）内で脱穀された穀粒やわら屑等の脱穀物の発生
量に変動が生じ、例えば、脱穀物が多い場合は、該操作
レバー（４５）を前方側へ傾動操作して、各ワイヤー（
４Ｂ）　　（４７）　　（４８）を介して揺動選別棚（
２）の選別漏下目合（３）を大きくして穀粒の漏下をよ
くすると共に、揺動選別装置（１３）の揺動数を増加し
てわら屑等排塵物の捌き並びに移送をよくし、かつ唐箕
（２９）回転数を高くして選別風を強くし一番物へのわ
ら屑混入を防止する。又逆に脱穀物が少ない場合は、該
操作レバー（４５）を後方側へ傾動操作して、揺動選別
棚（２）の選別漏下目合（３）を小さくして穀粒の漏下
を少なくすると共に、揺動選別装置（１３）の揺動数を
減じ、かつ唐箕（２９）回転数を低くして、脱穀作業条
件に適した選別状態に一つの操作レバー（４５）によっ
て調節することができて、排塵物の停滞や穀粒の持ち出
しによる損失をなくし条件変化に対する適応性を拡大す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

図は、この発明の一実施例を示すもので、第１図は側断
面図、第２図は一部の拡大せる側面図である。 図中、符号（１）は脱穀室、（２）は揺動選別棚、（３
）は選別漏下目合、（４）は連動機構を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 脱穀室（１）から漏下脱穀物を受けて揺動移送しながら
   穀粒を漏下選別する揺動選別棚（２）に、この選別棚（
   ２）の選別漏下目合（３）を大きくするときはこの揺動
   選別棚（２）の揺動数を増し又選別漏下目合（３）を小
   さくするときは揺動選別棚（２）の揺動数を減する関係
   に連動する連動機構（４）を設けてなる脱穀選別装置。