JPH06153673A - 脱穀機の揺動選別体 - Google Patents
脱穀機の揺動選別体Info
- Publication number
- JPH06153673A JPH06153673A JP33503892A JP33503892A JPH06153673A JP H06153673 A JPH06153673 A JP H06153673A JP 33503892 A JP33503892 A JP 33503892A JP 33503892 A JP33503892 A JP 33503892A JP H06153673 A JPH06153673 A JP H06153673A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dust
- sorting
- fins
- chamber
- wind
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 241000251169 Alopias vulpinus Species 0.000 title claims description 6
- 239000000428 dust Substances 0.000 claims abstract description 37
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 2
- 239000000047 product Substances 0.000 description 7
- 239000010902 straw Substances 0.000 description 5
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 3
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 2
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 239000007795 chemical reaction product Substances 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Threshing Machine Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 簡単な手段によって選別風の有効利用と排塵
物のフィン間の通過抑制により選別性能をよくする。 【構成】 扱室の下方から後方の排塵室にかけて装架す
る揺動選別体(3)により扱室からの扱卸物を選別する
もので、揺動選別体(3)を構成するチャフシ−ブ
(4)の終端がわに並設するフィン(5)の下端部を後
方に向け折曲延出し、その延出部(5a)の下面を選別
風の風向案内面(a)に、上面を排塵物の通過を阻止す
る受面(b)にする。
物のフィン間の通過抑制により選別性能をよくする。 【構成】 扱室の下方から後方の排塵室にかけて装架す
る揺動選別体(3)により扱室からの扱卸物を選別する
もので、揺動選別体(3)を構成するチャフシ−ブ
(4)の終端がわに並設するフィン(5)の下端部を後
方に向け折曲延出し、その延出部(5a)の下面を選別
風の風向案内面(a)に、上面を排塵物の通過を阻止す
る受面(b)にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、扱室の下方から後方の
排塵室にかけて装架する揺動選別体により扱室からの扱
卸物を選別するところの脱穀機の揺動選別体に関するも
のである。
排塵室にかけて装架する揺動選別体により扱室からの扱
卸物を選別するところの脱穀機の揺動選別体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、扱室からの扱卸物が落下してチャ
フシ−ブの始端がわから終端がわに移行するに従い揺動
運動と選別風による選別作用が進行してチャフシ−ブ上
の排塵物の割合が増加し終端がわではフィン間から通過
しやすくなるが、特に、扱室の排稈がわに開口する送塵
口から未処理物を処理胴室に送出して処理しその処理物
を前記の揺動選別体の一側がわで選別するという方式の
脱穀機で、朝露等があるときの脱穀作業においては排塵
物に含まれる水分が多くて重みを増しチャフシ−ブの終
端がわから下方の2番物樋に落下し2番物とともに機体
内を循環してその量が増加し、その結果チャフシ−ブ等
揺動選別体に負担をかけることになって選別不良や3番
ロスが増大するなどの問題点がある。
フシ−ブの始端がわから終端がわに移行するに従い揺動
運動と選別風による選別作用が進行してチャフシ−ブ上
の排塵物の割合が増加し終端がわではフィン間から通過
しやすくなるが、特に、扱室の排稈がわに開口する送塵
口から未処理物を処理胴室に送出して処理しその処理物
を前記の揺動選別体の一側がわで選別するという方式の
脱穀機で、朝露等があるときの脱穀作業においては排塵
物に含まれる水分が多くて重みを増しチャフシ−ブの終
端がわから下方の2番物樋に落下し2番物とともに機体
内を循環してその量が増加し、その結果チャフシ−ブ等
揺動選別体に負担をかけることになって選別不良や3番
ロスが増大するなどの問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の脱穀
機のものが上記のような問題点を有していることから、
選別風の有効利用と排塵物のフィン間の通過を抑制する
ことによって前記の問題点を解決し得られるものを提供
し、脱穀物の条件に左右されることのない選別性能のよ
い脱穀機を簡単な手段により提供するを目的として発明
に至ったものである。
機のものが上記のような問題点を有していることから、
選別風の有効利用と排塵物のフィン間の通過を抑制する
ことによって前記の問題点を解決し得られるものを提供
し、脱穀物の条件に左右されることのない選別性能のよ
い脱穀機を簡単な手段により提供するを目的として発明
に至ったものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は前項
に記載する目的を達成できる脱穀機なるものを提供する
ために、扱室の下方から後方の排塵室にかけて装架する
揺動選別体により扱室からの扱卸物を選別するもので、
揺動選別体を構成するチャフシ−ブの終端がわに並設す
るフィンの下端部を後方に向け折曲延出し、その延出部
の下面を選別風の風向案内面に、また、上面を排塵物の
通過を阻止する受面にしたことを特徴とするものであ
る。
に記載する目的を達成できる脱穀機なるものを提供する
ために、扱室の下方から後方の排塵室にかけて装架する
揺動選別体により扱室からの扱卸物を選別するもので、
揺動選別体を構成するチャフシ−ブの終端がわに並設す
るフィンの下端部を後方に向け折曲延出し、その延出部
の下面を選別風の風向案内面に、また、上面を排塵物の
通過を阻止する受面にしたことを特徴とするものであ
る。
【0005】
【作用】これによって、扱室からの扱卸物等は揺動選別
体上に落下し、その揺動運動とチャフシ−ブのフィン間
を下側から吹き抜ける選別風とにより始端がわから終端
がわに移行して選別され、終端がわに移行するにしたが
って選別作用が進行し穀粒に対する排塵物の割合が増加
し前後のフィン間を下方に通過しやすくなるのである
が、チャフシ−ブの終端がわにおけるフィンの下端部は
後方に向け折曲延出して上面が受面となり下面が風向案
内面となる延出部が形成され、前記の選別風はこの風向
案内面の下側にそって後方に吹流するものと、延出部の
後端部と後側のフィンの下端部との間を吹き上げるもの
とに分流するようになる。
体上に落下し、その揺動運動とチャフシ−ブのフィン間
を下側から吹き抜ける選別風とにより始端がわから終端
がわに移行して選別され、終端がわに移行するにしたが
って選別作用が進行し穀粒に対する排塵物の割合が増加
し前後のフィン間を下方に通過しやすくなるのである
が、チャフシ−ブの終端がわにおけるフィンの下端部は
後方に向け折曲延出して上面が受面となり下面が風向案
内面となる延出部が形成され、前記の選別風はこの風向
案内面の下側にそって後方に吹流するものと、延出部の
後端部と後側のフィンの下端部との間を吹き上げるもの
とに分流するようになる。
【0006】したがって、前後のフィン間を下方に通過
しようとする排塵物は前記延出部の上面で受け止められ
揺動運動とフィン間を吹き上げる選別風によって浮上す
るようになって後方の排塵がわへと送られ、また、フィ
ン間を通過した排塵物は風向案内面の下側を吹流する選
別風にのって後方に向け排塵されて、2番物樋に回収さ
れる2番物中に排塵物の混入が少なくなる。
しようとする排塵物は前記延出部の上面で受け止められ
揺動運動とフィン間を吹き上げる選別風によって浮上す
るようになって後方の排塵がわへと送られ、また、フィ
ン間を通過した排塵物は風向案内面の下側を吹流する選
別風にのって後方に向け排塵されて、2番物樋に回収さ
れる2番物中に排塵物の混入が少なくなる。
【0007】
【実施例】以下、この発明による揺動選別体について実
施例図を参照し説明すると、先ず、この脱穀機は「図
2」〜「図4」に示すように構成されていて、(1)は
扱胴(6)を内蔵する扱室、(3)は扱室(1)の下方
から後方の排塵室(2)内に延出して前後方向に揺動し
扱室(1)からの漏下物と、 扱室(1)の排稈側の排稈
口(7)から脱穀後の排藁とともに排出されて落下する
ものと、処理胴室(8)内から漏下するものとを受けて
選別する揺動選別体で、前方がわからグレンパン(9)
とチャフシ−ブ(4)とストロ−ラック(10)が配設
され、チャフシ−ブ(4)の下方にグレンシ−ブ(1
1)が張設されて、これらが一体となって揺動するよう
に構成されている。
施例図を参照し説明すると、先ず、この脱穀機は「図
2」〜「図4」に示すように構成されていて、(1)は
扱胴(6)を内蔵する扱室、(3)は扱室(1)の下方
から後方の排塵室(2)内に延出して前後方向に揺動し
扱室(1)からの漏下物と、 扱室(1)の排稈側の排稈
口(7)から脱穀後の排藁とともに排出されて落下する
ものと、処理胴室(8)内から漏下するものとを受けて
選別する揺動選別体で、前方がわからグレンパン(9)
とチャフシ−ブ(4)とストロ−ラック(10)が配設
され、チャフシ−ブ(4)の下方にグレンシ−ブ(1
1)が張設されて、これらが一体となって揺動するよう
に構成されている。
【0008】(12)は前記グレンパン(9)の下方に
設けた選別風起風用の圧風ファンで、この圧風ファン
(12)から吹出する風によって揺動選別体(3)の下
側から吹き抜ける選別風路(13)が形成され、(1
4)と(15)はスクリュ−コンベヤを内装して横設さ
れた1番物樋と2番物樋、(16)は排塵室(2)の側
部で扱口(17)にそって張架するフィ−ドチエン(1
8)がわに設けた吸引排塵ファンである。
設けた選別風起風用の圧風ファンで、この圧風ファン
(12)から吹出する風によって揺動選別体(3)の下
側から吹き抜ける選別風路(13)が形成され、(1
4)と(15)はスクリュ−コンベヤを内装して横設さ
れた1番物樋と2番物樋、(16)は排塵室(2)の側
部で扱口(17)にそって張架するフィ−ドチエン(1
8)がわに設けた吸引排塵ファンである。
【0009】前記の処理胴室(8)はフィ−ドチエン
(18)と反対がわで扱室(1)の排稈側から揺動選別
体(3)の一側がわ上方にそって前後方向に設けられて
排塵室(2)の側部まで延設され扱室(1)に並設され
ているのであって、処理胴室(8)内には処理胴(1
9)が回転自在に内装され、その始端がわは扱室(1)
の排稈側に開口する送塵口(20)を通して扱室(1)
に連通し、終端がわは排塵口(21)を介して排塵室
(2)の上部に通じている。また、前記2番物樋(1
5)の搬送終端がわは揚穀筒(22)によって前記グレ
ンパン(9)の上方に連通し、フィ−ドチエン(18)
の終端部からは斜め後方に向けて排藁チエン(23)が
延設されている。
(18)と反対がわで扱室(1)の排稈側から揺動選別
体(3)の一側がわ上方にそって前後方向に設けられて
排塵室(2)の側部まで延設され扱室(1)に並設され
ているのであって、処理胴室(8)内には処理胴(1
9)が回転自在に内装され、その始端がわは扱室(1)
の排稈側に開口する送塵口(20)を通して扱室(1)
に連通し、終端がわは排塵口(21)を介して排塵室
(2)の上部に通じている。また、前記2番物樋(1
5)の搬送終端がわは揚穀筒(22)によって前記グレ
ンパン(9)の上方に連通し、フィ−ドチエン(18)
の終端部からは斜め後方に向けて排藁チエン(23)が
延設されている。
【0010】そして、穀稈はフィ−ドチエン(18)に
より穂先側が扱室(1)内を横送され矢印(イ)方向に
回転する扱胴(6)により脱穀されて脱穀済みの排藁は
排稈口(7)から出て排藁チエン(23)に受継され機
体後方に搬出されるとともに、扱室(1)からの漏下物
と排稈口(7)から落下するものは揺動選別体(3)の
揺動運動と圧風ファン(12)により起風され選別風路
(13)をチャフシ−ブ(4)の下側から吹き抜ける選
別風によって選別されて、1番物は1番物樋(14)に
集合ののち取出され、2番物は2番物樋(15)内を終
端がわに送られて揚穀筒(22)によりグレンパン
(9)上に返されて再選別され、排塵室(2)内に吹き
上げられた塵埃は吸引排塵ファン(16)に吸引され機
外に排出されるのである。また、扱室(1)の排稈側に
開口する送塵口(20)から送出される未処理物は処理
胴室(8)に内装され矢印(ロ)方向に回転する処理胴
(19)によって終端がわに送られながら脱穀処理され
て、漏下する処理物は揺動選別体(3)上に落下して選
別され塵埃は吸引排塵ファン(16)に吸引され機外に
排出される。そして、処理胴室(8)から漏下しないも
のはその終端がわの排塵口(21)からストロ−ラック
(10)の上方に向けて放出されるのである。
より穂先側が扱室(1)内を横送され矢印(イ)方向に
回転する扱胴(6)により脱穀されて脱穀済みの排藁は
排稈口(7)から出て排藁チエン(23)に受継され機
体後方に搬出されるとともに、扱室(1)からの漏下物
と排稈口(7)から落下するものは揺動選別体(3)の
揺動運動と圧風ファン(12)により起風され選別風路
(13)をチャフシ−ブ(4)の下側から吹き抜ける選
別風によって選別されて、1番物は1番物樋(14)に
集合ののち取出され、2番物は2番物樋(15)内を終
端がわに送られて揚穀筒(22)によりグレンパン
(9)上に返されて再選別され、排塵室(2)内に吹き
上げられた塵埃は吸引排塵ファン(16)に吸引され機
外に排出されるのである。また、扱室(1)の排稈側に
開口する送塵口(20)から送出される未処理物は処理
胴室(8)に内装され矢印(ロ)方向に回転する処理胴
(19)によって終端がわに送られながら脱穀処理され
て、漏下する処理物は揺動選別体(3)上に落下して選
別され塵埃は吸引排塵ファン(16)に吸引され機外に
排出される。そして、処理胴室(8)から漏下しないも
のはその終端がわの排塵口(21)からストロ−ラック
(10)の上方に向けて放出されるのである。
【0011】次に、本発明の要部であるところの揺動選
別体(3)を構成するチャフシ−ブ(4)について「図
1」の拡大図により記載すると、このチャフシ−ブ
(4)は図示してはないが、始端がわから終端がわにわ
たって並設されるフィン(5)全部のものが上端部を支
点にして傾斜角度が変更調節可能であり、また、始端が
わと終端がわのものとがそれぞれ別々に調節可能にもな
るもので、その各フィン(5)の下端部は前斜め上向き
に折曲したのち更に斜め下向きに折曲させて側面視で
「へ」の字形の流下阻止部(5b)を形成し、終端がわ
に並設するものにはそのフィン(5)の裏面に側面視で
「く」の字形に折曲する板体を重合溶着して一体化させ
フィン(5)の下端部が後方に向けても折曲延出され
て、その下面は前記選別風の風向案内面(a)に、ま
た、上面は排塵物の下方への通過を阻止する受面(b)
にし、延出部(5a)の端部と後側に並設するフィン
(5)の流下阻止部(5b)との間に若干の間隙をもた
せたものにしてある。そして、前記1番物樋(14)の
上端部(14a)は終端がわのフィン(5)の最前部の
ものの下方に位置し、フィン(5)の横幅方向にはフィ
ン補強用の凸部(5c)を形成してある。
別体(3)を構成するチャフシ−ブ(4)について「図
1」の拡大図により記載すると、このチャフシ−ブ
(4)は図示してはないが、始端がわから終端がわにわ
たって並設されるフィン(5)全部のものが上端部を支
点にして傾斜角度が変更調節可能であり、また、始端が
わと終端がわのものとがそれぞれ別々に調節可能にもな
るもので、その各フィン(5)の下端部は前斜め上向き
に折曲したのち更に斜め下向きに折曲させて側面視で
「へ」の字形の流下阻止部(5b)を形成し、終端がわ
に並設するものにはそのフィン(5)の裏面に側面視で
「く」の字形に折曲する板体を重合溶着して一体化させ
フィン(5)の下端部が後方に向けても折曲延出され
て、その下面は前記選別風の風向案内面(a)に、ま
た、上面は排塵物の下方への通過を阻止する受面(b)
にし、延出部(5a)の端部と後側に並設するフィン
(5)の流下阻止部(5b)との間に若干の間隙をもた
せたものにしてある。そして、前記1番物樋(14)の
上端部(14a)は終端がわのフィン(5)の最前部の
ものの下方に位置し、フィン(5)の横幅方向にはフィ
ン補強用の凸部(5c)を形成してある。
【0012】この構成によって、圧風ファン(12)か
ら吹出し選別風路(13)を吹流する選別風は1番物樋
(14)にそって吹き上がり、フィン(5)間を下側か
ら吹き抜けるようになって前記の揺動選別体(3)上に
落下するものは下端部に流下阻止部(5b)を形成する
ところの始端がわから中程部に至る各フィン(5)の前
後方向の揺動運動とこの吹き抜ける選別風とにより始端
がわから終端がわに移行する間に選別されるようになる
が、チャフシ−ブ(4)の終端がわに矢印(ハ)のよう
に吹き上がった選別風は矢印(ニ)のように分流し前記
延出部(5a)の下面がわの風向案内面(a)の下側に
そって後方に吹流し、また、この矢印(ニ)方向の後方
に向けて吹流するものから更に分流して(ホ)のように
延出部(5a)の端部と後側のフィン(5)の下端部に
形成された流下阻止部(5b)との間隙から吹き上がる
ようになる。
ら吹出し選別風路(13)を吹流する選別風は1番物樋
(14)にそって吹き上がり、フィン(5)間を下側か
ら吹き抜けるようになって前記の揺動選別体(3)上に
落下するものは下端部に流下阻止部(5b)を形成する
ところの始端がわから中程部に至る各フィン(5)の前
後方向の揺動運動とこの吹き抜ける選別風とにより始端
がわから終端がわに移行する間に選別されるようになる
が、チャフシ−ブ(4)の終端がわに矢印(ハ)のよう
に吹き上がった選別風は矢印(ニ)のように分流し前記
延出部(5a)の下面がわの風向案内面(a)の下側に
そって後方に吹流し、また、この矢印(ニ)方向の後方
に向けて吹流するものから更に分流して(ホ)のように
延出部(5a)の端部と後側のフィン(5)の下端部に
形成された流下阻止部(5b)との間隙から吹き上がる
ようになる。
【0013】したがって、終端がわに移行して前後のフ
ィン(5)間を下方に通過しようとする排塵物は前記延
出部(5a)の上面がわの受面(b)で受け止められ揺
動運動とフィン(5)間を(ホ)のように吹き上がる選
別風によって浮上しながら後方の排塵がわへと送られ、
また、フィン(5)間を通過した排塵物は風向案内面
(a)の下側にそって(ニ)のように後方に吹流する選
別風にのって後方に向け排塵されるようになり機外に排
出されるのである。
ィン(5)間を下方に通過しようとする排塵物は前記延
出部(5a)の上面がわの受面(b)で受け止められ揺
動運動とフィン(5)間を(ホ)のように吹き上がる選
別風によって浮上しながら後方の排塵がわへと送られ、
また、フィン(5)間を通過した排塵物は風向案内面
(a)の下側にそって(ニ)のように後方に吹流する選
別風にのって後方に向け排塵されるようになり機外に排
出されるのである。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、扱室(1)の下方から後方の排塵室(2)にかけて
装架する揺動選別体(3)により扱室(1)からの扱卸
物を選別するもので、揺動選別体(3)を構成するチャ
フシ−ブ(4)の終端がわに並設するフィン(5)の下
端部を後方に向け折曲延出し、その延出部(5a)の下
面を選別風の風向案内面(a)に、また、上面を排塵物
の通過を阻止する受面(b)にしたことを特徴とする構
成のものにしたから、フィン(5)の下端部に形成され
た延出部(5a)によってチャフシ−ブ(4)の終端が
わに吹き上がった選別風を延出部(5a)下面の風向案
内面(a)の下側にそって後方に吹流するものと、延出
部(5a)の端部と後側のフィン(5)の下端部との間
を吹き上がるものとに分流するようになって、フィン
(5)間を下方に通過しようとする排塵物が延出部(5
a)上面がわの受面(b)で受け止められ揺動運動とフ
ィン(5)間を吹き上がる選別風によって浮上しながら
後方の排塵がわへと送られ、また、フィン(5)間を通
過した排塵物は風向案内面(a)の下側を吹流する選別
風にのって後方に向け排塵されるので、2番物樋(1
5)に回収される2番物の選別度合いがよくなって機体
内を循環する量が増加しないから揺動選別体(3)に負
担がかからず選別不良や3番ロスを起こさないという効
果がある。
に、扱室(1)の下方から後方の排塵室(2)にかけて
装架する揺動選別体(3)により扱室(1)からの扱卸
物を選別するもので、揺動選別体(3)を構成するチャ
フシ−ブ(4)の終端がわに並設するフィン(5)の下
端部を後方に向け折曲延出し、その延出部(5a)の下
面を選別風の風向案内面(a)に、また、上面を排塵物
の通過を阻止する受面(b)にしたことを特徴とする構
成のものにしたから、フィン(5)の下端部に形成され
た延出部(5a)によってチャフシ−ブ(4)の終端が
わに吹き上がった選別風を延出部(5a)下面の風向案
内面(a)の下側にそって後方に吹流するものと、延出
部(5a)の端部と後側のフィン(5)の下端部との間
を吹き上がるものとに分流するようになって、フィン
(5)間を下方に通過しようとする排塵物が延出部(5
a)上面がわの受面(b)で受け止められ揺動運動とフ
ィン(5)間を吹き上がる選別風によって浮上しながら
後方の排塵がわへと送られ、また、フィン(5)間を通
過した排塵物は風向案内面(a)の下側を吹流する選別
風にのって後方に向け排塵されるので、2番物樋(1
5)に回収される2番物の選別度合いがよくなって機体
内を循環する量が増加しないから揺動選別体(3)に負
担がかからず選別不良や3番ロスを起こさないという効
果がある。
【図1】揺動選別体を構成するチャフシ−ブ終端がわの
拡大側面図である。
拡大側面図である。
【図2】脱穀機全体の縦断側面図である。
【図3】同脱穀機の横断平面図である。
【図4】同脱穀機の縦断前方視図である。
1 扱室 2 排塵室 3 揺動選別体 4 チャフシ−ブ 5 フィン 5a 延出部 a 風向案内面 b 受面
Claims (1)
- 【請求項1】 扱室(1)の下方から後方の排塵室
(2)にかけて装架する揺動選別体(3)により扱室
(1)からの扱卸物を選別するもので、揺動選別体
(3)を構成するチャフシ−ブ(4)の終端がわに並設
するフィン(5)の下端部を後方に向け折曲延出し、そ
の延出部(5a)の下面を選別風の風向案内面(a)
に、また、上面を排塵物の通過を阻止する受面(b)に
したことを特徴とする脱穀機の揺動選別体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33503892A JP3287492B2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 脱穀機の揺動選別体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33503892A JP3287492B2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 脱穀機の揺動選別体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06153673A true JPH06153673A (ja) | 1994-06-03 |
JP3287492B2 JP3287492B2 (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=18284050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33503892A Expired - Fee Related JP3287492B2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 脱穀機の揺動選別体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3287492B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007236239A (ja) * | 2006-03-07 | 2007-09-20 | Yanmar Co Ltd | 選別風の風路構造 |
JP2009027934A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-12 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 脱穀選別装置 |
-
1992
- 1992-11-20 JP JP33503892A patent/JP3287492B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007236239A (ja) * | 2006-03-07 | 2007-09-20 | Yanmar Co Ltd | 選別風の風路構造 |
JP2009027934A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-12 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 脱穀選別装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3287492B2 (ja) | 2002-06-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH06153673A (ja) | 脱穀機の揺動選別体 | |
JPH029631Y2 (ja) | ||
JP3287504B2 (ja) | 脱穀機の揺動選別装置 | |
JP4116417B2 (ja) | コンバインなどの脱穀選別装置における選別部構造 | |
JP2520651B2 (ja) | 脱穀選別機における揺動選別体 | |
JP2528317Y2 (ja) | 脱穀選別装置 | |
JP2023163665A (ja) | 脱穀装置 | |
JPH0620364Y2 (ja) | 脱穀機における扱卸物選別装置 | |
JP2512827Y2 (ja) | 脱穀機における選別装置 | |
JP2512821Y2 (ja) | 脱穀機における圧風ファン | |
JP3328021B2 (ja) | 普通形コンバインの2番還元装置 | |
JPH0445481Y2 (ja) | ||
JPH08228573A (ja) | コンバイン用脱穀機の揺動選別装置 | |
JP2512826Y2 (ja) | 脱穀機における選別装置 | |
JPH0741315Y2 (ja) | 脱穀選別機の揺動選別体におけるチャフシーブ | |
JPS59106226A (ja) | 脱穀機の選別装置 | |
JP3187971B2 (ja) | 脱穀機の揺動選別装置 | |
JP2007174996A (ja) | 脱穀装置の選別処理物搬送構造 | |
JPS6345763B2 (ja) | ||
JP2004267022A (ja) | コンバイン | |
JPH0659135B2 (ja) | 脱穀選別装置 | |
JPH0416125B2 (ja) | ||
JPH08140461A (ja) | 脱穀機の選別装置 | |
JPH0646665A (ja) | 脱穀機における二番還元装置 | |
JPH0630643A (ja) | 脱穀機における揺動選別装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080315 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090315 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090315 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 8 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100315 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |