JP2007174996A - 脱穀装置の選別処理物搬送構造 - Google Patents

脱穀装置の選別処理物搬送構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 揺動選別ケースから漏下した選別処理物を流し板に沿って流下案内して、選別部の底部に配備された横向きの受け樋に導き、回収した処理物を受け樋内に横架された横送りスクリューで横搬送するよう構成した脱穀装置の選別処理物搬送構造において、流し板を流下してきた処理物を速やかに受け樋に送込めるようにする。
【解決手段】 流し板33の下端を、横送りスクリュー31の外周から離れ、かつ、スクリュー軸心qより上方の位置に設定して受け樋30の端部に接続し、横送りスクリュー31と流し板33の下端との間に、流し板33を流下してきた処理物が落ち込む空間sを形成し、流し板33の下端から下方へ向けて延長した流し板延長線Lと横送りスクリュー外周との交点位置pを、横送りスクリュー31におけるスクリュー軸心qの高さと略同高さに設定してある。
【選択図】 図7

Description

本発明は、揺動選別ケースから漏下した選別処理物を流し板に沿って流下案内して、選別部の底部に配備された横向きの受け樋に導き、受け樋内に横架された横送りスクリューで横搬送するよう構成した脱穀装置の選別処理物搬送構造に関する。
脱穀装置における選別部の下部には、穀粒(1番物)を流下回収する1番回収部と、枝梗付き穀粒などの2番物を流下回収する2番回収部とが備えられており、例えば、特許文献1に開示されているように、1番回収部7および2番回収部8には横向きの受け樋20,23、横送りスクリュー22,25、および、受け樋20,23の端部に接続された流し板21,24が備えられている。受け樋20,23は略半円形の断面形状に形成されて流し板21,24の下端に接続されており、流し板21,24の下端は横送りスクリュー22,25の外周に近接して臨設されている。
特開2005−102506号公報(図2)
一般に、各回収部における横送りスクリューは、脱穀装置の入力軸である唐箕の駆動軸にベルト掛け連動されて唐箕回転方向と同方向、つまり、スクリュー後方部が上方に向けて回動するよう回転駆動されており(特許文献1の図2において紙面反時計方向)、横送りスクリューによって横搬送される処理物の一部が上向きに回動するスクリュー後方部で跳ね上げられて、流し板を流下してきた処理物がぶつかってしまい、流し板を流下してきた穀粒の受け樋への流れ込みが円滑に行われなくなり、穀粒の横送り効率が低下することがある。特に、1番回収部において処理物(穀粒)の横送り効率が低下して滞留時間が長くなると、穀粒同士の擦れ合いによる損傷が発生しやすくなる。
本発明は、このような点に着目してなされたものであって、流し板を流下してきた処理物を速やかに受け樋に流し込めるようにすることで、処理物の横送り効率を高めることができるようにすることを目的としている。
第1の発明は、揺動選別ケースから漏下した選別処理物を流し板に沿って流下案内して、選別部の底部に配備された横向きの受け樋に導き、回収した処理物を受け樋内に横架された横送りスクリューで横搬送するよう構成した脱穀装置の選別処理物搬送構造であって、
前記流し板の下端を、横送りスクリューの外周から離れ、かつ、スクリュー軸心より上方の位置に設定して受け樋の端部に接続し、横送りスクリューと流し板との間に、流し板を流下してきた処理物が落ち込む空間を形成し、流し板の下端から下方へ向けて延長した流し板延長線と横送りスクリュー外周との交点位置を、横送りスクリューにおけるスクリュー軸心の高さと略同高さに設定してあることを特徴とする。
上記構成によると、流し板に沿って流下してく処理物は横送りスクリューの外周から離れた位置で前記空間に流れ込むことになり、受け樋内で横搬送される処理物の一部が横送りスクリューで跳ね上がられたとしても、流し板に沿って流下してくる処理物は、跳ね上げられる処理物にぶつかることが少なく速やかに受け樋内に流れ込むことになる。
従って、第1の発明によると、流し板を流下してきた処理物を速やかに受け樋に流し込むことで、処理物の横送り効率を高めることができる。特に、穀粒を処理物として回収する1番回収部では、横送り効率を高めて速やかに横送り搬出することで、長時間の滞留に起因する穀粒の損傷を回避することができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、
前記受け樋における流し板側から縦壁を立ち上げ、この縦壁の上端を前記流し板の下端に接続してあるものである。
上記構成によると、横送りスクリューの外周と流し板の下端との間に形成される空間が上下に深く、容積の大きいものとなり、流し板を流下してくる処理物を一層円滑に受け樋内に流し込むことができ、第1の発明の上記効果を助長する。
図1に、自脱型コンバインに搭載される脱穀装置の縦断した側面図が示されている。この脱穀装置は、図外左方の刈取り部から搬送されてきた横倒れ姿勢の刈取り穀稈をフィードチェーン1で受取り、その穂部を扱室2に挿入した状態で図中左方から右方に通過搬送することで、扱室2に前後水平に軸支した扱胴3によって脱穀処理するよう構成されている。
扱室2において穀稈から分離された処理物は扱室2の下部に沿って張設した受網4で選別され、受網4を漏下した処理物は扱室2の下方に配備された選別部5の前半部に落下供給されるとともに、受網4を漏下しなかった処理物は扱室終端の送塵口6から搬出されて選別部5の前後中間部に落下供給される。落下供給された処理物は前後に長い揺動選別ケース7で受け止められ、後方(図1では右方)へ揺動搬送されながら篩い選別されるとともに、主唐箕8および前後の副唐箕9,10からの選別風を受けて風選され、穀粒(1番物)は選別部下方の前方に設置された1番回収部11に、また、枝梗付き穀粒などの2番物は後方に設置された2番回収部12にそれぞれ回収されるようになっている。
揺動選別ケース7は偏芯駆動機構13によって前後および上下に往復移動されるようになっており、前部グレンパン14、粗選別用のチャフシーブ15、ストローラック16、ほぐし板17、中段ふるい線18、および、精選別用のグレンシーブ19、などの選別用部材が備えられている。
図2に示すように、揺動選別ケース7の最前部上方に配備された前部グレンパン14は鋸歯形断面形状の波板材で形成されており、受網4の前半部から漏下した処理物が前部グレンパン14で受け止められて後方に揺動移送され、この間に、軽いワラ屑と重い穀粒類とが上下2層に比重差選別される。
前部グレンパン14の後端からは目の粗い選別体20が後向きに延出されている。前部グレンパン14の終端に至った下層の穀粒類や細かいワラ屑は直ちに選別体20を通過して下方に落下し、通過しないワラ屑は選別体20に載置されて後方に揺動移送されながらほぐされ、含まれている穀粒類が選別分離されて落下する。選別体20は鋼線材を縦横に交差させて編んだクリンプ網で構成されており、載置されたワラ屑が選別体20に適度に引っ掛かって速やかに揺動移送されるようになっている。
前部グレンパン14の上面には、揺動選別ケース右端近くから斜め後方に向かう前後一対のガイド板21が設けられている。これらガイド板21は、図4,6に示すように、機体右側(穀稈穂先側)に偏って供給載置された処理物を後方への移送に伴って機体左側(穀稈株元側)に横移動させ、処理物を横幅方向に拡散移動させるものであり、これらガイド板21は選別体20の上方にまで延長されて、上記拡散機能が選別体20による後方搬送中においても発揮されるようになっている。なお、前部グレンパン14での処理物の偏りは、扱胴3が穀稈の株元側から穂先側に向けて回転することに伴って処理物が機体右側(穀稈穂先側)に偏って受網4を漏下する傾向があることと、後述のように、選別回収された2番物が機体右側から揺動選別ケース7の前部に還元供給されることによっている。
前記チャフシーブ15は、前部グレンパン14の後端下方箇所から送塵口6の後方箇所に亘る範囲に架設されており、多数のリップ板15aを前後方向に所定間隔をもって並列配備して構成されている。各リップ板15aは、上端支点周りに前後揺動可能に枢支されるとともに、その下端部が前後に長い操作リンク15bに枢支連結されており、操作リンク15bが前後に位置変更されることで、各リップ板15aの角度が変更されて、前後のリップ板15aの間に形成される漏下間隙の開度が増減され、処理物の漏下具合が変更調節されるようになっている。
チャフシーブ15は、選別体20を漏下した処理物(主として穀粒類)、選別体20の終端から落下した処理物(主として枝梗付き穀粒やワラ屑)、受網4の後半から漏下した処理物を受け止めて、後方に揺動移送しながら篩い選別を行う。この場合、処理物量が多い時には、操作リンク15bを後方に移動調節して開度を大きくし、処理物の漏下を促進して滞留のない能率的な処理を行う。処理物量が少ない時には、操作リンク15bを前方に移動調節して開度を小さくし、ワラ屑の漏下を極力少なくして選別精度を高いものとするのである。
前記ほぐし板17は、前記送塵口6の下方において複数枚の縦板材を左右に大きい間隔をもって立設して構成されており、その下端部には鋸歯形断面形状の波板材からなる送り板22が備えられるとともに、送り板22の後端からは複数本のふるい線23が後向き片持ち状に延出されている。さらに、送塵口6の後方には、ふるい線23の終端部に上方から臨む処理回転体27が横架されている。
受網4を漏下することなく送塵口6から落下供給されてきた処理物は先ずほぐし板17で受け止められ、塊になっている処理物はほぐし板17群の上で揺すられることでほぐされる。処理物の塊がほぐされることで、含まれる穀粒や枝梗付き穀粒が分離されて送り板22で後方に送られ、ふるい線23の間から落下する。ほぐされることなくふるい線23上に送られた処理物の塊は、処理回転体27の回転攪拌作用を受けて強制的にほぐされる。
前記ストローラック16は上辺が鋸歯状に形成された複数の縦板材を左右に並列配備して構成されており、チャフシーブ15の終端部近傍から後向き片持ち状に延出されている。このストローラック16は、チャフシーブ15の終端から排出されたワラ屑類、および、ほぐし用のふるい線23の終端から排出されたワラ屑類を選別部後端の排塵口24に向けて揺動移送しながら、ワラ屑類に含まれる枝梗付き穀粒などの2番物を分離落下させる。
前記中段ふるい線18は、チャフシーブ15とグレンシーブ19との上下中間位置において、揺動選別ケース7の前面に備えられた前板7aから後向き片持ち状に配備されており、チャフシーブ15の前部から漏下してきた処理物が鋸歯断面形状の送り板25,26を介して中段ふるい線18に送り込まれ、穀粒類が中段ふるい線18から漏下してグレンシーブ19の前部に供給されるとともに、中段ふるい線18に引っかかったワラ屑が後方に送られた後、グレンシーブ19に供給されるようになっている。これによって、グレンシーブ19において穀粒類とワラ屑とが前後に分離されて高い選別精度をもたらす。
前記グレンシーブ19は揺動選別ケース7の下端辺に沿って配備されており、穀粒を漏下し得る細かい目合いのクリンプ網あるいは樹脂成形網で構成されている。このグレンシーブ19は、前記中段ふるい線18の下方からチャフシーブ15の後端下方近くの範囲に亘って配備されており、中段ふるい線18を通過してきた穀粒類、および、チャフシーブ15の後半部から漏下してきた処理物を受け止めて篩い選別し、穀粒を1番回収部11に漏下するとともに、枝梗付き穀粒などの2番物を後方に送り出す。
前記1番回収部11はグレンシーブ15の前部下方に配備されており、横向きの受け樋30の内部に横送りスクリュー31を配備して構成されている。受け樋30に回収された精粒は横送りスクリュー31によって機体右方向に横送りされて機外に搬出され、脱穀装置右外側に配備されたスクリュー式の縦送り装置32によって揚送されて、図示されていない穀粒タンクに投入回収される。
1番回収部11における受け樋30の後端部には前下がり傾斜した流し板33が接続されるとともに、揺動選別ケース7の下部から前方下方に向けて延出された樹脂製の流しシート34の遊端部が流し板33の上面に摺接支持されている。これによって、グレンシーブ15の後半部から漏下した穀粒が、揺動選別ケース7と共に往復前後動する流しシート34に受け止められて揺すられながら速やかに流下し、流し板33を経て受け樋30に流れ込むようになっている。
前記2番回収部12は、ストローラック16の下方位置に配備されており、横向きの受け樋36の内部に横送りスクリュー37を配備して構成されている。受け樋36に回収された2番物は横送りスクリュー37によって機体右方向に横送りされて一旦機外に搬出された後、脱穀装置の右外側に配備されたスクリュー式の還元搬送装置38によって上方に搬送され、その上端から前方に飛散搬送される。
2番回収部12における受け樋6の後端部には前下がり傾斜した流し板49が接続されるとともに、揺動選別ケース7の後部底板7bから前方下方に向けて延出された樹脂製の流しシート48の遊端部が流し板5の上面に摺接支持されている。これによって、ストローラック16から漏下して後部底板7bを介して流下してきた2番物が、揺動選別ケース7と共に往復前後動する流しシート48に受け止められて揺すられながら速やかに流下し、流し板35を経て受け樋36に流れ込むようになっている。
図5に示すように、前記還元搬送装置38の上端から前方に向けて飛散搬送された2番物はダクト39で案内され、選別部5の前部右横側に形成された還元口40から投入され、揺動選別ケース7の前部に還元供給されて再び揺動選別処理を受けるようになっている。
図2に示すように、前記主唐箕8は、1番回収部11の前方に配備された唐箕ケース41に収容されており、図中反時計方向に回転駆動されることで、唐箕ケース41の下部後方に形成された上下の送風口42a,42bから後方に向けて選別風を2層に供給する。上層の送風口42aから供給される選別風はグレンシー15の前半部に向けて下方から吹き付けられ、グレンシーブ上の処理物に含まれる細かいゴミを吹き上げ分離するとともに、穀粒と共に落下してくる細かいゴミを吹き飛ばす。下層の送風口42bから供給される選別風は1番回収部11の入口付近で浮遊するゴミを後方に吹き飛ばす。
前方の副唐箕9は主唐箕8の前方上方箇所に配備された横断流ファンで構成されており、発生した選別風は、揺動選別ケース7の前部における上下3箇所に形成された網目状の通気口43a,43b,43cを通って揺動選別ケース7内に送り込まれる。
上方の通気口43aは選別体20の前部に向けて開口されており、通気口43aからの選別風が選別体20の前部に下方から供給されることで、揺動移送される処理物に含まれるゴミの一部が吹き飛ばされるとともに、選別体20に載置されて揺動移送される処理物が下方からの選別風によって浮き上げられて後方に移送されやすくなる。
上下中間の通気口43bはチャフシーブ15と中段ふるい線18との間に臨んで開口されており、この通気口43bから送り込まれた選別風が中段ふるい線18に供給される処理物に含まれるゴミを吹き飛ばすとともに、ワラ屑の後方送りを助長する。
下方の通気口43cは、中段ふるい線18とグレンシーブ19との間に臨んで開口されており、通気口43cから送り込まれた選別風がグレンシーブ19に供給される処理物に含まれるゴミを吹き飛ばすとともに、ワラ屑の後方送りを助長する。
後方の副唐箕10は1番回収部11と2番回収部12の間に配備された横断流ファンで構成されており、発生した選別風は送風口44から斜め後方上方に向けて供給され、2番回収部12に落下供給されてくる処理物に含まれる細かいワラ屑やゴミを吹き上げ排出する。
ストローラック16の後部から落下した処理物に含まれる穀粒が揺動選別ケース7の後部底板7bにぶつかって跳ね上がると、後方上方に吹き上げられる選別風によって機外に排出されるおそれがあり、これを防止するために、後部底板7bの内面に処理物流下方向に沿った三角断面形状の波形板47が付設され、穀粒が大きく跳ね上げられることが抑制されている。
扱室2の後方には、フィードチェーン1から受継いだ脱穀処理後の穀稈(排ワラ)を後方に搬送する排ワラ搬送装置45が配備されるとともに、その排ワラ搬送経路の下側に位置させて横断流ファンからなる排塵ファン46が横架されている。この排塵ファン46は、扱室終端の送塵口6から吹き出てきた浮塵やワラ屑、選別風によって選別部5の後部上方に吹き上げられた浮塵やワラ屑を吸引して強制的に機体後方に排出する。
図示されていないが、前記1番回収部11および2番回収部12の横送りスクリュー31,37、および、前後の副唐箕9,10は、脱穀装置の入力軸である主唐箕8の駆動軸8aに一連にベルト掛け連動され、主唐箕8の回転方向と同方向に回転駆動されており、横送りスクリュー31,37はそのスクリュー後方部が上方に向けて回動するよう回転駆動されている(図3の紙面反時計方向)。従って、スクリュー後方部で跳ね上げられる処理物と流下してきた処理物がぶつかると、流下処理物の受け樋内への流れ込みが悪くなって、全体として処理物の横送り効率が低下するおそれがあり、このような不具合を解消するために、1番回収部11および2番回収部12に以下のような工夫が施されている。
図7に示すように、1番回収部11における流し板33の下端は横送りスクリュー31の外周から後方に離され、かつ、スクリュー軸心より上方の位置に設定され、流し板33の下端と受け樋31における流し板側の端部との間に処理物落ち込み用の空間sが形成されている。また、流し板33の下端から下方へ向けて延長した流し板延長線Lと横送りスクリュー31の外周との交点位置pが、横送りスクリュー31におけるスクリュー軸心qの高さと略同高さに設定されている。なお、受け樋30断面形状は略前後対称に形成されており、横送りスクリュー31の前方にも落ち込み用の空間s’が形成されている。
上記構成によると、流し板33に沿って流下してくる穀粒は横送りスクリュー31の外周から後方に離れた位置で前記空間sに流れ込むことになり、受け樋30内で横搬送される穀粒の一部が横送りスクリュー31の後方部で跳ね上がられたとしても、流し板33に沿って流下してくる穀粒は、跳ね上げられる穀粒にぶつかることが少なく速やかに受け樋30に流れ込み回収される。
なお、詳細には図示しないが、前記2番回収部12の受け樋36およびその後端に接続された流し板35も上記1番回収部11と同様に構成されており、流しシート48および流し板49を流下する処理物が横送りスクリュー37の後方部によって跳ね上げられる処理物に邪魔されることなく、速やかに受け樋36内に流れ込むよう構成されている。
〔別実施例〕
(1)流し板33の下端から下方へ向けて延長した流し板延長線Lと横送りスクリュー31の外周との交点位置pを、横送りスクリュー31におけるスクリュー軸心qの高さよりやゝ高く設定して空間sを深く形成すると、流し板33を流下する穀粒を横送りスクリュー31の後方部によって跳ね上げられる穀粒に邪魔されることなく、一層円滑に受け樋30に流し込むことができる。
(2)図8に示すように、受け樋30の前後から縦壁30aを立ち上げ、この縦壁30aの上端を流し板33の下端に接続して前記空間s,s’を大きく形成すると、流し板33に沿って流下してくる穀粒の受け樋30への流れ込みが一層円滑なものとなる。
(3)受け樋30(36)の前方側では、横送りスクリュー31の前方部が下方に向けて回動して、穀粒の跳ね上げは発生しないので、受け樋30を前方の空間s’のない形状に構成してもよい。
(4)本発明は自脱型コンバインに搭載される脱穀装置ばかりではなく、全稈投入型(普通型)コンバインに搭載される脱穀装置にも適用できる。
脱穀装置の縦断側面図 選別部の前半を示す縦断側面図 選別部の後半を示す縦断側面図 揺動選別ケースの平面図 脱穀装置の一部切欠き正面図 揺動選別ケースの前部を示す斜視図 1番回収部の縦断側面図 1番回収部の別実施例を示す縦断側面図
符号の説明
7 揺動選別ケース
30 受け樋
30a 縦壁
31 横送りスクリュー
33 流し板
L 流し板延長線
p 交点位置
q スクリュー軸心
s 空間

Claims (2)

  1. 揺動選別ケースから漏下した選別処理物を流し板に沿って流下案内して、選別部の底部に配備された横向きの受け樋に導き、回収した処理物を受け樋内に横架された横送りスクリューで横搬送するよう構成した脱穀装置の選別処理物搬送構造であって、
    前記流し板の下端を、横送りスクリューの外周から離れ、かつ、スクリュー軸心より上方の位置に設定して受け樋の端部に接続し、横送りスクリューと流し板との間に、流し板を流下してきた処理物が落ち込む空間を形成し、流し板の下端から下方へ向けて延長した流し板延長線と横送りスクリュー外周との交点位置を、横送りスクリューにおけるスクリュー軸心の高さと略同高さに設定してあることを特徴とする脱穀装置の選別処理物搬送構造。
  2. 前記受け樋における流し板側から縦壁を立ち上げ、この縦壁の上端を前記流し板の下端に接続してある請求項1記載の脱穀装置の選別処理物搬送構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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