JP6667230B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、作物を脱穀処理する脱穀部と、脱穀処理物を搬送しながら選別処理する選別部と、が備えられているコンバインに関する。
従来のコンバインが、例えば、特許文献1に記載されている。このコンバインには、選別部に、脱穀処理物を粗選別する第一選別部(同文献では「チャフシーブ」)と、第一選別部の下方に位置し、脱穀処理物を精選別する第二選別部(同文献では「グレンシーブ」)と、が備えられている。また、このコンバインには、第二選別部の下方に位置し、選別処理物を貯留のために回収する第一回収部(同文献では「1番回収部」)と、選別部の搬送方向において第一回収部よりも下手側に位置し、選別処理物を再選別のために回収する第二回収部(同文献では「2番回収部」)と、第二選別部の下方に位置するとともに前下がりの傾斜形状に形成され、第二選別部を通過した選別処理物を第一回収部に向けて流下案内するガイド部と、が備えられている。
特開2014−33654号公報
ところで、収穫対象となる作物には、様々な種類があり、作物粒の脱穀選別ロスの低減を図るために積極的に再選別を行うことが可能な作物と、例えば作物粒の表面の汚れを極力少なくしたい等の理由から再選別をあまり行わないことが望ましい作物とがある。
しかし、従来の技術では、再選別を行う割合がある程度決まっており、収穫対象となる作物の種類に応じて再選別を行う割合を柔軟に変更できなかった。
このような実情に鑑み、収穫対象となる作物の種類に応じて再選別を行う割合を柔軟に変更できるコンバインの提供が望まれていた。
本発明のコンバインは、
作物を脱穀処理する脱穀部と、
脱穀処理物を搬送しながら選別処理する選別部と、が備えられ、
前記選別部に、脱穀処理物を粗選別する第一選別部と、前記第一選別部の下方に位置し、脱穀処理物を精選別する第二選別部と、が備えられ、
前記第二選別部の下方に位置し、選別処理物を貯留のために回収する第一回収部と、
前記選別部の搬送方向において前記第一回収部よりも下手側に位置し、選別処理物を再選別のために回収する第二回収部と、
前記第二選別部の下方に位置するとともに前下がりの傾斜形状に形成され、前記第二選別部を通過した選別処理物を前記第一回収部に向けて流下案内するガイド部と、
前記第二選別部の搬送終端部と前記ガイド部の後上端部との間の隙間の大きさを調整可能な調整機構と、
前記搬送方向において前記第一選別部よりも下手側に位置するストローラックと、
前記搬送方向と直行する方向に沿って延び、前記ストローラックの搬送始端部を支持する支持部材と、
前記搬送方向において前記第一選別部よりも下手側かつ、前記ストローラックの下方に位置し、前記第一選別部を通過した選別処理物をさらに選別する第三選別部と、が備えられており、
前記支持部材のうち前記搬送方向における上手側端部に、前下がりの傾斜面が形成され、
前記調整機構に、前記ガイド部の後上端部に支持された板状の下側調整部材が備えられており、
前記下側調整部材は、前記下側調整部材の後端部が前記第二選別部の搬送終端部と前記第三選別部の搬送始端部との間に入り込んで前記第二選別部の搬送終端部の上端部よりも上方側かつ前記支持部材の前端部よりも下手側に位置する状態と、前記下側調整部材の後端部が前記第二選別部の搬送終端部の上端部よりも下方側かつ前記支持部材の前端部よりも上手側に位置する状態と、に変更可能である。
本発明によると、脱穀部から選別部へ搬送された脱穀処理物は、第一選別部と第一選別部の下方に位置する第二選別部により選別処理され、選別部において第二選別部を漏下しなかった選別処理物のうち排出物以外の選別処理物は、ガイド部に案内されて第二選別部の下方に位置する第一回収部に回収されて貯留されるか、選別部の搬送方向において第一回収部よりも下手側に位置する第二回収部に回収されて再選別されるかのいずれかとなる。
ここで、第二選別部の搬送終端部とガイド部の後上端部との間に形成される隙間の大きさを調整可能な調整機構が備えられている。調整機構によりその隙間を大きくすることにより、選別処理物が第二選別部の搬送終端部から第一回収部に流れやすくなるとともに、第二回収物に流れにくくなり、再選別の割合が減少する。一方、調整機構によりその隙間を小さくすることにより、選別処理物が第二選別部の搬送終端部から第一回収部に流れにくくなるとともに第二回収部に流れやすくなり、再選別の割合が増加する。
したがって、本発明によると、調整機構により隙間の大きさを調整する作業を行うだけで、収穫対象となる作物の種類に応じて再選別を行う割合を柔軟に変更できる。
本構成によれば、下側調整部材によりガイド部材によって第一回収部に案内される選別処理物の割合を増加させることが可能となる。
本構成によれば、第二選別部の搬送終端部から落下して第三選別部の搬送始端部へ向かおうとする選別処理物を、下側調整部材により受け止められてガイド部材に案内され、第一回収部に流れやすくなる。
本構成によれば、下側調整部材を、下側調整部材の後端部が第二選別部の搬送終端部の上端部よりも上方側に位置する状態とすることにより、第二選別部の搬送終端部に搬送された選別処理物の殆どが下側調整部材に当たってガイド部材に案内されて、第一回収部に流れるものとなる。これにより、第二回収部に選別処理物が流れにくくなり、再選別の割合を減少させることができる。
本発明のコンバインは、
作物を脱穀処理する脱穀部と、
脱穀処理物を搬送しながら選別処理する選別部と、が備えられ、
前記選別部に、脱穀処理物を粗選別する第一選別部と、前記第一選別部の下方に位置し、脱穀処理物を精選別する第二選別部と、が備えられ、
前記第二選別部の下方に位置し、選別処理物を貯留のために回収する第一回収部と、
前記選別部の搬送方向において前記第一回収部よりも下手側に位置し、選別処理物を再選別のために回収する第二回収部と、
前記第二選別部の下方に位置するとともに前下がりの傾斜形状に形成され、前記第二選別部を通過した選別処理物を前記第一回収部に向けて流下案内するガイド部と、
前記第二選別部の搬送終端部と前記ガイド部の後上端部との間の隙間の大きさを調整可能な調整機構と、が備えられており、
前記第一選別部に、前記搬送方向に沿って並べられた複数のチャフリップを有するチャフシーブが備えられ、
前記第二選別部に、前記チャフシーブの搬送終端部の最後尾チャフリップに対して一つ上手側に位置するチャフリップの下方に対応する位置まで後方に延ばされたグレンシーブが備えられ、
前記調整機構に、前記第二選別部の搬送終端部に支持された板状の上側調整部材が備えられており
記上側調整部材は、前記上側調整部材が前記最後尾チャフリップの下方に位置しない短縮状態と、前記上側調整部材が前記最後尾チャフリップの下方に位置する延長状態と、に変更可能である。
本発明によると、脱穀部から選別部へ搬送された脱穀処理物は、第一選別部と第一選別部の下方に位置する第二選別部により選別処理され、選別部において第二選別部を漏下しなかった選別処理物のうち排出物以外の選別処理物は、ガイド部に案内されて第二選別部の下方に位置する第一回収部に回収されて貯留されるか、選別部の搬送方向において第一回収部よりも下手側に位置する第二回収部に回収されて再選別されるかのいずれかとなる。
ここで、第二選別部の搬送終端部とガイド部の後上端部との間に形成される隙間の大きさを調整可能な調整機構が備えられている。調整機構によりその隙間を大きくすることにより、選別処理物が第二選別部の搬送終端部から第一回収部に流れやすくなるとともに、第二回収物に流れにくくなり、再選別の割合が減少する。一方、調整機構によりその隙間を小さくすることにより、選別処理物が第二選別部の搬送終端部から第一回収部に流れにくくなるとともに第二回収部に流れやすくなり、再選別の割合が増加する。
したがって、本発明によると、調整機構により隙間の大きさを調整する作業を行うだけで、収穫対象となる作物の種類に応じて再選別を行う割合を柔軟に変更できる。
本構成によれば、第二選別部における選別処理物の搬送距離を、上側調整部材により延ばすことが可能となる。
本構成によれば、上側調整部材を短縮状態にすることにより、第一選別部におけるチャフシーブの最後尾チャフリップの近傍から落下する選別処理物が上側調整部材に当たりにくくなって、第一回収部に流れやすくなり、再選別を行う割合を減少させることができる。一方、上側調整部材を延長状態にすることにより、第一選別部におけるチャフシーブの最後尾チャフリップの近傍から落下する選別処理物が上側調整部材に当たりやすくなって、上側調整部材により第二回収部へと搬送されやすくなり、再選別を行う割合を増加させることができる。
本発明のコンバインは、
作物を脱穀処理する脱穀部と、
脱穀処理物を搬送しながら選別処理する選別部と、が備えられ、
前記選別部に、脱穀処理物を粗選別する第一選別部と、前記第一選別部の下方に位置し、脱穀処理物を精選別する第二選別部と、が備えられ、
前記第二選別部の下方に位置し、選別処理物を貯留のために回収する第一回収部と、
前記選別部の搬送方向において前記第一回収部よりも下手側に位置し、選別処理物を再選別のために回収する第二回収部と、
前記第二選別部の下方に位置するとともに前下がりの傾斜形状に形成され、前記第二選別部を通過した選別処理物を前記第一回収部に向けて流下案内するガイド部と、
前記第二選別部の搬送終端部と前記ガイド部の後上端部との間の隙間の大きさを調整可能な調整機構と、が備えられており、
前記調整機構に、前記第二選別部の搬送終端部に支持された板状の上側調整部材が備えられており、
前記第二選別部に、前記有孔領域部と、有孔領域部の後端側に設けられた無孔領域部と、が備えられ、
前記上側調整部材は、前記無孔領域部に、前記搬送方向に沿ってスライド可能に支持されている。
本発明によると、脱穀部から選別部へ搬送された脱穀処理物は、第一選別部と第一選別部の下方に位置する第二選別部により選別処理され、選別部において第二選別部を漏下しなかった選別処理物のうち排出物以外の選別処理物は、ガイド部に案内されて第二選別部の下方に位置する第一回収部に回収されて貯留されるか、選別部の搬送方向において第一回収部よりも下手側に位置する第二回収部に回収されて再選別されるかのいずれかとなる。
ここで、第二選別部の搬送終端部とガイド部の後上端部との間に形成される隙間の大きさを調整可能な調整機構が備えられている。調整機構によりその隙間を大きくすることにより、選別処理物が第二選別部の搬送終端部から第一回収部に流れやすくなるとともに、第二回収物に流れにくくなり、再選別の割合が減少する。一方、調整機構によりその隙間を小さくすることにより、選別処理物が第二選別部の搬送終端部から第一回収部に流れにくくなるとともに第二回収部に流れやすくなり、再選別の割合が増加する。
したがって、本発明によると、調整機構により隙間の大きさを調整する作業を行うだけで、収穫対象となる作物の種類に応じて再選別を行う割合を柔軟に変更できる。
本構成によれば、第二選別部における選別処理物の搬送距離を、上側調整部材により延ばすことが可能となる。
本構成によれば、上側調整部材が無孔領域部においてスライド可能となっているので、上側調整部材が有孔領域部における選別処理物の漏下の妨げとならず、第二選別部における選別効率が低下することを回避できる。
本発明のコンバインは、
作物を脱穀処理する脱穀部と、
脱穀処理物を搬送しながら選別処理する選別部と、が備えられ、
前記選別部に、脱穀処理物を粗選別する第一選別部と、前記第一選別部の下方に位置し、脱穀処理物を精選別する第二選別部と、が備えられ、
前記第二選別部の下方に位置し、選別処理物を貯留のために回収する第一回収部と、
前記選別部の搬送方向において前記第一回収部よりも下手側に位置し、選別処理物を再選別のために回収する第二回収部と、
前記第二選別部の下方に位置するとともに前下がりの傾斜形状に形成され、前記第二選別部を通過した選別処理物を前記第一回収部に向けて流下案内するガイド部と、が備えられており、
前記第一選別部よりも前記搬送方向における上手側に、グレンパンが備えられ、
前記グレンパンのうち前記搬送方向における上手側箇所に、脱穀処理物に対して前記搬送方向における下手側への送り作用を行う波状部が備えられ、
前記グレンパンのうち前記搬送方向における下手側箇所に、平坦部が備えられており、
前記波状部の上面に、脱穀処理物を左右一方側から前記第一選別部の左右中央側へ案内する第一案内体が備えられ、
前記平坦部の上面に、左右他方側から前記左右中央側へ案内する第二案内体が備えられているコンバイン。
本構成によれば、グレンパンの波状部により脱穀処理物が選別部の搬送方向の下手側へ送られ、グレンパンの平坦部において脱穀処理物が拡散されながら第一選別部に向けて搬送される。これにより、第一選別部に搬送される脱穀処理物が偏ることが回避され、第一選別部における選別効率を良好なものにできる。
本構成によれば、脱穀処理物が、第一案内体と第二案内体とにより、左右中央側へ集められて、第一選別部に搬送されるので、第一選別部において脱穀処理物が左右のいずれかに偏ることが回避され、第一選別部における選別効率を良好なものにできる。
上記構成において、前記第二選別部の搬送終端部と前記ガイド部の後上端部との間の隙間の大きさを調整可能な調整機構と、が備えられていると好ましい。
本発明によると、脱穀部から選別部へ搬送された脱穀処理物は、第一選別部と第一選別部の下方に位置する第二選別部により選別処理され、選別部において第二選別部を漏下しなかった選別処理物のうち排出物以外の選別処理物は、ガイド部に案内されて第二選別部の下方に位置する第一回収部に回収されて貯留されるか、選別部の搬送方向において第一回収部よりも下手側に位置する第二回収部に回収されて再選別されるかのいずれかとなる。
ここで、第二選別部の搬送終端部とガイド部の後上端部との間に形成される隙間の大きさを調整可能な調整機構が備えられている。調整機構によりその隙間を大きくすることにより、選別処理物が第二選別部の搬送終端部から第一回収部に流れやすくなるとともに、第二回収物に流れにくくなり、再選別の割合が減少する。一方、調整機構によりその隙間を小さくすることにより、選別処理物が第二選別部の搬送終端部から第一回収部に流れにくくなるとともに第二回収部に流れやすくなり、再選別の割合が増加する。
したがって、本発明によると、調整機構により隙間の大きさを調整する作業を行うだけで、収穫対象となる作物の種類に応じて再選別を行う割合を柔軟に変更できる。
上記構成において、
前記調整機構に、前記ガイド部の後上端部に支持された板状の下側調整部材が備えられていると好適である。
本構成によれば、下側調整部材によりガイド部材によって第一回収部に案内される選別処理物の割合を増加させることが可能となる。
上記構成において、
前記下側調整部材は、前記下側調整部材の後端部が前記第二選別部の搬送終端部の上端部よりも上方に位置する状態に状態変更可能であると好適である。
本構成によれば、下側調整部材を、下側調整部材の後端部が第二選別部の搬送終端部の上端部よりも上方に位置する状態とすることにより、第二選別部の搬送終端部に搬送された選別処理物の殆どが下側調整部材に当たってガイド部材に案内されて、第一回収部に流れるものとなる。これにより、第二回収部に選別処理物が流れにくくなり、再選別の割合を減少させることができる。
上記構成において、
前記下側調整部材は、前記下側調整部材の後端部が前記第一選別部の搬送終端部よりも後方に位置する状態に状態変更可能であると好適である。
本構成によれば、下側調整部材を、下側調整部材の後端部が第一選別部の搬送終端部よりも後方に位置する状態とすることにより、第一選別部の搬送終端部から落下した選別処理物が下側調整部材により受け止められてガイド部材に案内され、第一回収部に流れやすくなる。これにより、第二回収部に選別処理物が流れにくくなり、再選別の割合を減少させることができる。
上記構成において、
前記下側調整部材は、前記ガイド部に、前記ガイド部の延び方向に沿ってスライド可能に支持されていると好適である。
本構成によれば、第一回収部に向けて選別処理物を案内するガイド部の延び方向に沿って下側調整部材をスライド可能であるので、ガイド部の傾斜に沿って下側調整部材を出退できるものとなる。
上記構成において、
前記搬送方向において前記第一選別部よりも下手側に、前記第一選別部を通過した選別処理物をさらに選別する第三選別部が備えられ、
前記下側調整部材は、前記第二選別部の搬送終端部と前記第三選別部の搬送始端部との間に入り込み可能であると好適である。
本構成によれば、第二選別部の搬送終端部から落下して第三選別部の搬送始端部へ向かおうとする選別処理物を、下側調整部材により受け止められてガイド部材に案内され、第一回収部に流れやすくなる。
上記構成において、
前記搬送方向において前記第一選別部よりも下手側にストローラックが備えられ、
前記ストローラックの搬送始端部を支持する支持部材が備えられ、
前記支持部材のうち前記搬送方向における上手側箇所に、前下がりの傾斜面が形成されていると好適である。
本構成によれば、第一選別部の搬送終端部から搬送されてきた排出物を含む選別処理物がストローラックの支持部材に当たると、選別処理物は、支持部材の前下がりの傾斜面に沿ってスムーズに流下する。これにより、例えば、支持部材の前端が上方に曲げられているものに比べて、支持部材に選別処理物や排出物が滞留しにくいものにできる。
普通型コンバインの左側面図である。 脱穀装置の構造を示す左側面図である。 選別部を示す平面図である。 唐箕の周辺を示す左側面図である。 調整機構の周辺を示す左側面図である。 第二選別部の周辺を正面視の断面図である。 第二選別部の周辺を示す斜視図である。 調整機構の周辺を示す左側面図である。
〔全体構成〕
図1に示される普通型コンバイン(「コンバイン」に相当)の機体フレーム10は、左右一対のクローラ走行装置11に搭載されている。機体フレーム10には、作物を脱穀処理する脱穀装置12、及び、作物を貯留及び排出する作物回収装置13が左右に並列して配備されている。作物回収装置13の前方には、運転キャビン14が搭載されている。脱穀装置12の前方側には、刈取搬送装置15が設けられている。運転キャビン14の下部側には、クローラ走行装置11、刈取搬送装置15、脱穀装置12、及び、作物回収装置13を駆動するための動力を供給するエンジン16が搭載されている。
刈取搬送装置15には、後端側の横向き支点X周りで上下揺動自在に、刈取作物の搬送用のフィーダ17が連結されている。フィーダ17の前端側には、刈取部18が連結されている。刈取部18には、バリカン型の刈刃19が備えられている。刈刃19は、略機体横幅に相当する刈幅を有している。刈刃19により植立作物を刈り取り、刈り取られた刈取作物が、フィーダ17に送り込まれる。フィーダ17には、掻き揚げコンベア20が内装されている。刈取部18から供給された作物は、フィーダ17の底面に沿って搬送され、脱穀装置12に供給される。
この普通型コンバインは、麦や秋そば等の再選別を行うことが可能な作物を収穫するのに適した状態と、大豆等の豆類や夏そば等の再選別をあまり行わないことが望ましい作物を収穫するのに適した状態と、を簡単に仕様変更可能なものとなっている。
脱穀装置12に投入された作物は、図2に示される脱穀装置12内で、脱穀処理、及び、選別処理がなされる。選別処理物である作物粒は作物回収装置13に送られ、作物回収装置13に貯留された作物粒は、アンローダ21により外部へ取り出し可能となっている。選別処理後の排出物は、排出物を案内する案内ハンプ22Aに案内されて、脱穀装置12の後端部の排塵口22から外部へ落下放出される。
〔脱穀装置について〕
図2に示されるように、脱穀装置12には、作物を脱穀処理する脱穀部23と、脱穀処理後の脱穀処理物を搬送しながら選別処理する選別部24と、が備えられている。
脱穀部23は、脱穀ケース25の内部の上部箇所に位置している。脱穀部23には、回転軸心Zを走行機体の前後方向に沿わせた軸流形の扱胴26が備えられている。
選別部24は、脱穀ケース25内部の下部箇所に位置している。選別部24には、扱胴26の下方に位置し、被処理物を前方から後方へ向けて揺動移送する揺動選別装置30が備えられている。
脱穀装置12では、脱穀部23における脱穀処理方向、及び、選別部24における選別処理方向が、走行機体の前後方向に沿うように設定されている。そして、脱穀装置12では、被処理物の移送方向の上手側が走行機体の前方側となり、脱穀処理物の移送方向の下手側が走行機体の後方側となるように設定されている。
脱穀ケース25は、扱胴26を支持する前支持板32と、後支持板33と、左右両側に位置する横側板34と、天井部を構成する上部カバー35と、底板36と、が備えられている。これにより、脱穀ケース25は、矩形箱状に形成されている。
脱穀ケース25内における脱穀部23には、丸パイプにより構成される多数の扱ぎ歯37を立設した前後方向に沿った扱き歯支持体38が、周方向に所定間隔を空けて複数箇所に備えられている。つまり、脱穀部23には、バータイプに構成された扱胴26が備えられている。扱胴26は、前後向きの回転軸心Zまわりで回転自在に、かつ、正面視で時計回り方向に回転するように、脱穀ケース25側に支持されている。扱胴26の前端部には、螺旋羽根39を備えた掻込送り部31が連設されている。各扱ぎ歯支持体38は、掻込送り部31に連結された壁状の前板部48A、前板部48Aよりも後方に位置する板状の中間支持板部48B、中間支持板部48Bよりも後方に位置する板状の後板部48Cに、一体的に支持されている。中間支持板部48Bは、扱胴26の前後中央部に位置している。各扱ぎ歯支持体38よりも回転軸心Z側には、脱穀処理物が入り込み可能な内部空間Iが形成されている。扱胴26を駆動することにより、内部空間Iに脱穀処理物が退避可能で、しかも、内部空間Iにおいて脱穀処理物が撹拌されることにより、脱穀処理が促進される。
扱胴26の下方側には、前後方向視で下向きに凸曲した円弧状の受網40が設けられている。受網40によって脱穀ケース25内の空間が上下に区画されている。つまり、受網40よりも上方側における空間は、扱胴26を内装する扱室となっている。扱室に配備された扱胴26、及び、受網40等により脱穀部23が構成されている。受網40よりも下側における空間は、揺動選別装置30等を内装する選別室となっている。選別室に配備された揺動選別装置30や風選装置45等により選別部24が構成されている。
脱穀部23では、フィーダ17によって供給口41から送り込まれた刈取作物の株元から先端先までの全体を、被処理物として扱胴26と受網40との間に送り込んで脱穀処理し、脱穀処理によって得られた脱穀処理物を受網40から選別部24に漏下させる。また、脱穀部23では、再選別のために第一戻し口42A、及び、第二戻し口42Bから戻された選別処理物を、扱胴26と受網40との間に送り込んで脱穀処理し、脱穀処理によって得られた脱穀処理物を受網40から選別部24に漏下させる。
選別部24には、受網40の下方に位置する揺動選別装置30が設けられている。揺動選別装置30は、後端部に備えた偏心カム式の駆動機構43が作動することで、上下運動を伴いながら前後方向に揺動する。図2、図4に示されるように、揺動選別装置30の前部側における下方位置には、風選装置45の送風手段としての唐箕46が配備されている。唐箕46は、図2、図4に示されるように、左側面視で反時計回りに回転する回転羽根47によって選別風を発生させる。揺動選別装置30は、揺動しながら受網40から漏下した脱穀処理物を受け止め、受け止めた脱穀処理物を選別対象の処理物として選別処理方向下手側に移送しながら篩い選別し、かつ、唐箕46からの選別風によって風力選別するように構成されている。
図2、図5、図8に示されるように、揺動選別装置30での選別処理方向における上手側相当箇所の下方には、第一回収部50(一番回収部)が備えられ、選別部24の搬送方向において第一回収部50よりも下手側に位置する第二回収部51(二番回収部)が備えられている。
図2に示される第一回収部50は、後述する第一選別部61、及び、第二選別部54の下方に位置している。第一回収部50は選別処理物を貯留のために回収するように構成されている。具体的には、第一回収部50に回収された選別処理物は、図2に示されるバケットコンベア等により構成される揚送装置55を介して、作物回収装置13に搬送される。
第二回収部51は、選別処理物を再選別のために回収するように構成されている。第二回収部51の底部に流下した二番物は、図2に示されるバケットコンベア等により構成される二番還元装置56を介して、二番物を揚送し揺動選別装置30に還元する。二番物は、二番還元装置56により、脱穀部23の始端側に形成された第一戻し口42A、及び、第二戻し口42Bから脱穀部23に戻され、再度、脱穀処理、及び、選別処理が行われる。
図5、図8等に示されるように、シーブケース57には、第二選別部54の下方に位置するとともに前下がりの傾斜形状に形成され、第二選別部54を通過した選別処理物を第一回収部50に向けて流下案内するガイド部58が備えられている。シーブケース57は、樹脂製とされている。
図2、図5等に示されるように、第一回収部50の底部、及び、第二回収部51の底部には、それぞれ、作物粒搬送用のスクリューが内装されている。第一回収部50の底部に流下した一番物は揚送装置55を介して、作物回収装置13に搬送される。第二回収部51の底部に流下した二番物は、二番還元装置56を介して、二番物を揚送し揺動選別装置30に還元する。
図2に示される受網40は、扱胴26の回転軸心Zに沿う方向視で、扱胴26の下方側におけるほぼ半周にわたる範囲を覆うように、下向きに凸曲した円弧状に形成されている。受網40は、扱胴26の回転軸心Zに直交する方向視では、扱胴26の軸線方向に沿った直線状に形成されている。
〔揺動選別装置について〕
図2等に示される揺動選別装置30には、上述のシーブケース57が備えられている。シーブケース57は、図示はしないが前部側が脱穀ケース25に前後方向でスライド移動可能に支持されている。
シーブケース57の後部は、偏心輪を利用した周知の偏心カム式の駆動機構43で支持されている。したがって、駆動機構43の偏心輪が回転駆動されるに伴って、シーブケース57の後部が上下運動を伴いながら前後方向に揺動駆動される。
揺動選別装置30の作動により、受網40を漏下した脱穀処理物が、比重選別、及び、風力選別の作用を受けながら作物粒を含む選別処理物と排出物とに選別処理されるようになっている。
シーブケース57には、図2〜図4に示されるように、選別処理物の移送方向での上手側に波板状の前部グレンパン60(「グレンパン」に相当)が備えられている。第一選別部61よりも搬送方向における上手側には、前部グレンパン60が備えられている。前部グレンパン60のうち搬送方向における上手側箇所には、脱穀処理物に対して搬送方向における下手側への送り作用を行う波状部62が備えられている。前部グレンパン60のうち搬送方向における下手側箇所には、平坦部63が備えられている。
図2〜図4に示されるように、波状部62の上面には、脱穀処理物を左右一方側から第一選別部61の左右中央側へ案内する第一案内体64が備えられている。平坦部63の上面には、左右他方側から左右中央側へ案内する第二案内体65が備えられている。
図2〜図4に示されるように、第一案内体64には、一対の上下方向に沿って延びる縦板状の第一案内部66が備えられている。一対の第一案内部66の間を処理物が案内される。一対の第一案内部66は、第一戻し口42A、及び、第二戻し口42Bから後方に向かうにつれて、選別部24の右端側から選別部24の左右中央側に向かうように傾斜している。
図2〜図4に示されるように、第二案内体65には、平坦部63に取り付けられる取付部68と、取付部68に連設される上下方向に沿って延びる第二案内部69と、が備えられている。第二案内部69は、後方に向かうにつれて、選別部24の左端側から選別部24の左右中央側に向かうように傾斜している。第二案内部69は、平坦部63とグレンシーブ70とに亘るような配置とされている。
図2、図5、図8に示されるように、選別部24には、脱穀処理物を粗選別する第一選別部61と、第一選別部61の下方に位置し、脱穀処理物を精選別する第二選別部54と、搬送方向において第一選別部61よりも下手側に位置し、第一選別部61を通過した選別処理物をさらに選別する第三選別部71と、が備えられている。
図4等に示される第一選別部61は、前部グレンパン60よりも被処理物の移送方向での下手側に備えられている。第一選別部61は、前部グレンパン60の搬送終端に引き続いて被処理物を後方搬送する。第一選別部61の始端部は、前部グレンパン60よりも低く位置する状態で配設されている。第一選別部61には、搬送方向に沿って並べられた複数の第一チャフリップ72を有する第一チャフシーブ73が備えられている。各第一チャフリップ72は、樹脂製とされている。
図2、図5等に示されるように、第一選別部61は、その搬送面が移送方向での下手側ほど少し高くなるように、後方上がりに緩やかに傾斜した姿勢で設けられている。第一選別部61の搬送面とは、複数の第一チャフリップ72の上端縁同士をつなぐ仮想面である。説明を加えると、第一選別部61の搬送面は、第一選別部61を構成する多数の第一チャフリップ72の上面側に載った被処理物を、シーブケース57全体の揺動運動に伴って移送方向での下手側へ送るための搬送面である。第一選別部61では、第一チャフリップ72間に形成される通路から選別処理粒を漏下させるようになっている。なお、全ての第一チャフリップ72に連結される第一角度変更機構により、全ての第一チャフリップ72の傾斜角度を一体的に変更可能となっており、これにより、第一チャフリップ72間の通路の大きさや傾斜角度を変更できるようになっている。
図2、図4、図5等に示されるように、第一選別部61の下方側には、第一選別部61の前部から漏下する被処理物を受け止めて後方送りするための波板状に形成された中継グレンパン74が設けられている。中継グレンパン74の後端部に引き続いて、精選別用の第二選別部54が設けられている。
図3、図5、図7、図8に示されるように、第二選別部54には、グレンシーブ70と、上側調整部材75と、が備えられている。第二選別部54のグレンシーブ70には、有孔領域部76と、有孔領域部76の後端側に設けられた無孔領域部77と、が備えられている。有孔領域部76は、多数の透孔78が形成されたパンチングメタルによって構成されている。第二選別部54に形成された透孔78は、一般的な円形孔ではなく、矩形状に形成されている。このように、透孔78を矩形孔とすると、透孔78を円形孔とした場合よりも、第二選別部54の単位面積当たりの開口率を大きく確保し易い点で有利である。
図5、図8等に示されるように、第二選別部54の後端部は、第一選別部61の移送方向での後端部よりも搬送方向においてやや上手側に位置する程度にまで延設されている。第二選別部54を通過した選別処理物はその大部分が第一回収部50に向けて流下し、第一回収部50から揚送装置55を経て作物回収装置13に回収される。
搬送方向において第一選別部61よりも下手側には、排出物を排塵口22に向けて搬送するストローラック79が備えられている。そして、ストローラック79の搬送始端部を支持する支持部材80が備えられている。支持部材80は、シーブケース57に支持されている。支持部材80のうち搬送方向における上手側箇所には、前下がりの傾斜面81が形成されている。第一選別部61の後端を超えた選別処理物は、支持部材80を介してストローラック79に搬送される。
第三選別部71には、複数の第二チャフリップ83を前後方向に並べて有する第二チャフシーブ82が備えられている。各第二チャフリップ83は、樹脂製とされている。第三選別部71は、ストローラック79の下方に位置している。第三選別部71を漏下した選別処理物は、全て第二回収部51に流下される。また、第三選別部71を漏下せずに通過した選別処理物は、排塵口22から排出される。
第三選別部71では、第二チャフリップ83間に形成される通路から選別処理粒を第二回収部51に向けて漏下させるようになっている。なお、全ての第二チャフリップ83に連結される第二角度変更機構(図5参照)により、各第二チャフリップ83の傾斜角度を一体的に変更可能となっており、これにより、第二チャフリップ83間の通路の大きさや傾斜角度を変更できるようになっている。
図2、図5等に示されるように、第三選別部71は、その搬送面が移送方向での下手側ほど少し高くなるように、後方上がりに緩やかに傾斜した姿勢で設けられている。第三選別部71の搬送面とは、複数の第二チャフリップ83の上端縁同士をつなぐ仮想面である。説明を加えると、第三選別部71の搬送面は、第三選別部71を構成する多数の第二チャフリップ83の上面側に載った被処理物を、シーブケース57全体の揺動運動に伴って移送方向での下手側へ送るための搬送面である。
第一選別部61の搬送終端側から落下する選別処理物の一部、第二選別部54の搬送終端側から落下する選別処理物の一部、及び、第三選別部71を漏下した選別処理物は、第二回収部51に向けて流下し、二番還元装置56を経て揺動選別装置30の始端側、つまり、図2に示される第一戻し口42A、及び、第二戻し口42Bから前部グレンパン60の上側に還元される。第一戻し口42A、及び、第二戻し口42Bは、脱穀部23の前端側に位置している。第一戻し口42Aは、脱穀部23の上部側に位置している。第二戻し口42Bは、第一戻し口42Aよりも下方で、脱穀部23の下部側に位置している。二番還元装置56は、選別処理物を、第二回収部51から鉛直上方に搬送してから不図示のスクリューにより水平方向に沿って前方へ送り、第一戻し口42A、及び、第二戻し口42Bから脱穀部23に戻すようになっている。
〔唐箕による風の流れについて〕
図4に示されるように、唐箕46の後方には、第一導風部材85、第一導風部材85の下方に位置する第二導風部材86、第二導風部材86の下方に位置する第三導風部材87、第一導風部材85の上方に位置する第四導風部材88が備えられている。第一導風部材85、第二導風部材86、第三導風部材87、第四導風部材88は、シーブケース57に支持されている。
また、シーブケース57には、第一風向板部89、第一風向板部89の下方に位置する第二風向板部90、第二風向板部90の下方に位置する第三風向板部91、カバー部92が備えられている。第一風向板部89、第二風向板部90、第三風向板部91、カバー部92は、シーブケース57に支持されている。第一風向板部89は、前部グレンパン60の平坦部63の下方に位置している。第二風向板部90の前端部と第三風向板部91の前端部とは連結されている。第二風向板部90は、水平な上面と水平な下面とを有している。カバー部92は、唐箕46の上側に位置している。
図4に示されるように、唐箕46で発生される風のうち第四導風部材88の下面と第一導風部材85の上面との間に形成される第一風路W1を案内される風は、第一風向板部89の下面と第二風向板部90の上面との間を通り、第一選別部61の上方を流れ、脱穀部23の受網40の下面側から斜め上方に向けて吹き上がるようになっている。
また、唐箕46で発生される風のうち第一導風部材85の下面と第二導風部材86の上面との間に形成される第二風路W2を案内される風は、第三風向板部91の水平な下面と中継グレンパン74の上面側との間を案内されて、風の一部が、第一チャフシーブ73の下方から斜め上方に向けて吹き上がるようになっている。ここで、第三風向板部91の下面を水平にしていることにより、第三風向板部91の下面を案内される風が、第二選別部54の搬送方向の下手側端部や、第三選別部71の上側にまで流れやすくなっている。
また、唐箕46で発生される風のうち第二導風部材86の下面と第三導風部材87の上面との間に形成される第三風路W3を案内される風は、第二選別部54の下面側から斜め上方に向けて吹き上がるようになっている。
〔調整機構について〕
図5、図8に示されるように、第二選別部54の搬送終端部とガイド部58の後上端部との間の隙間Sの大きさを調整可能な調整機構100が備えられている。
調整機構100としては、第二選別部54の搬送終端部に支持された板状の上側調整部材75と、ガイド部58の後上端部に支持された板状の下側調整部材101と、が備えられている。上側調整部材75の後端部には、斜め下方に向けて曲げられた下曲げ部75Aが設けられている。下側調整部材101の後端部には、鉛直上方に向けて曲げられた上曲げ部101Aが設けられている。
上側調整部材75は、上側調整部材75の後端部が第一チャフシーブ73の搬送終端部の最後尾チャフリップ102の下端部の近傍位置よりも搬送方向における上手側に位置する第一短縮状態A1(「短縮状態」に相当;図5参照)と、上側調整部材75の後端部が最後尾チャフリップ102の上端部の近傍位置よりも搬送方向における下手側に位置する第一延長状態A2(「延長状態」に相当;図8参照)と、に変更可能である。
図3、図5、図7、図8に示されるように、上側調整部材75は、グレンシーブ70の下側に位置している。これにより、上側調整部材75とグレンシーブ70との段差部に選別処理物が滞留しにくくなっている。
図3、図7、図8等に示されるように、上側調整部材75には、左右一対の前後方向に沿った上側長孔103が形成されている。グレンシーブ70の無孔領域部77には、上側調整部材75に設けられた上側長孔103に対応する位置に、それぞれ、上側溶接ボルト104が溶接固定されている。上側溶接ボルト104に上側調整部材75の下方から上側ナット105を螺着して、上側溶接ボルト104の頭部と上側ナット105との間に、上側調整部材75と無孔領域部77とを挟み込んで固定可能となっている。
上側ナット105を緩めることにより、上側調整部材75は、上側長孔103に沿って上側溶接ボルト104を移動させることにより、無孔領域部77に対してスライド可能となっている。つまり、上側調整部材75は、無孔領域部77に、搬送方向に沿ってスライド可能に支持されている。
下側調整部材101は、下側調整部材101の後端部が支持部材80の前端部よりも搬送方向における上手側に位置する第二短縮状態B1(図8参照)と、下側調整部材101の後端部が支持部材80の前端部よりも搬送方向における下手側に位置する第二延長状態B2(図5参照)と、に変更可能である。
下側調整部材101は、第二延長状態B2とすることにより、下側調整部材101の後端部が第二選別部54の搬送終端部の上端部よりも上方に位置する状態に状態変更可能となっている。下側調整部材101は、第二延長状態B2とすることにより、下側調整部材101の後端部が第一選別部61の搬送終端部よりも後方に位置する状態に状態変更可能である。下側調整部材101は、第二延長状態B2とすることにより、第二選別部54の搬送終端部と第三選別部71の搬送始端部との間に入り込み可能である。
図7、図8等に示されるように、下側調整部材101は、ガイド部58の上側に位置している。下側調整部材101には、3つの前後方向に長い下側長孔107が左右並びで形成されている。ガイド部58には、下側調整部材101に設けられた下側長孔107に対応する位置に、それぞれ、下側溶接ボルト108が溶接固定されている。下側溶接ボルト108に下側調整部材101の上方から下側ナット109を螺着して、下側溶接ボルト108の頭部と下側ナット109との間に、下側調整部材101とガイド部58を挟み込んで固定可能となっている。
下側ナット109を緩めることにより、下側調整部材101は、下側長孔107に沿って下側溶接ボルト108を移動させることにより、ガイド部58に対してスライド可能となっている。つまり、下側調整部材101は、ガイド部58に、ガイド部58の延び方向に沿ってスライド可能に支持されている。
また、図2、図5に示されるように、ガイド部58の下面には、ガイド部58から第一回収部50に向けて選別処理物を案内するゴム製で可撓性を有するハンプ部材110が備えられている。また、ガイド部58には、ハンプ部材110の下側に、流下ガイド部材111が備えられている。ハンプ部材110と流下ガイド部材111とは、ガイド部58にボルト等により共締めされている。流下ガイド部材111は、第三選別部71の搬送始端部から落下した選別処理物を、第二回収部51に向けて案内する部材となっている。
図1に示されるように、脱穀装置12の選別部24の左横外側には、開閉可能な第一カバー体115と、第一カバー体115の後方に位置する開閉可能な第二カバー体116と、が備えられている。第一カバー体115、及び、第二カバー体116の機体横内側には、図3、図6、図7に示されるように、選別部24との間に、横面を有する板状の第一縦板体117と、第一縦板体117よりも選別部24側に位置する前後方向に沿って延びる第二縦板体118が備えられている。第二縦板体118には、図2、図5、図7等に示されるように、第一点検口120と、第一点検口120の後方に位置する第二点検口121と、が開口されている。
つまり、第二選別部54のグレンシーブ70は、選別部24の側方から第一点検口120を通じて着脱可能となっている。脱穀装置12の選別部24の右横内壁側には、前後一対の左右方向に延びる支持ピン122が設けられている。グレンシーブ70の右側端部には、支持ピン122に対応する横向きのピン孔123が設けられている。また、グレンシーブ70の左側端部には、下方から固定ボルト124を挿通可能な前後一対の固定孔125が設けられている。
グレンシーブ70、及び、上側調整部材75の着脱について詳しく説明する。
まず、第一カバー体115、及び、第二カバー体116を開放状態にし、第一縦板体117を露出される。そして、ノブボルト126を緩めて、第二縦板体118に固定された第一縦板体117を取り外し、第二縦板体118を露出させる。第二縦板体118に設けられた第一点検口120から工具を差し入れて、左右の固定ボルト124を緩める。そして、グレンシーブ70を右方向に引っ張ると、支持ピン122とピン孔123の係合が解除される。これにより、グレンシーブ70と上側調整部材75とを、第一点検口120を通じて一体的に取り出すことができる。このため、グレンシーブ70に対する上側調整部材75の位置の調整を行うにあたり、シーブケース57全体を取り外す必要がなく、グレンシーブ70と上側調整部材75のみを取り出して、簡単に調整作業を行うことができる。
上述のような調整機構100を備えることにより、再選別の割合を変更できる。
例えば、大豆は、商品価値を低下させないために作物粒の表面の汚れを極力回避することが望ましく、さらに、莢から作物粒が比較的脱粒し易いこともあって、再選別はなるべく行わない方がよい。また、夏そばは、水分が多く、第二回収部51に回収すると、二番還元装置56に詰まりが生じやすくなるため、再選別を行わないことが望まれる。このような再選別をなるべく行わない方がよい作物の場合、例えば、図5に示されるように、上側調整部材75を第一短縮状態A1とし、下側調整部材101を第二延長状態B2とすることにより、第二選別部54の搬送終端部とガイド部58の後上端部との間の隙間Sを大きくして、第二回収部51に選別処理物が流下する割合が最も低くなり、再選別をなるべく行わない選別処理を実現できる。
一方、例えば、麦は、藁等の夾雑物が作物粒に混在しやく、排塵口22から排出される作物粒のロスを低減するために、再選別を行うことが望ましい。また、例えば、秋そばは、夏そばに比べて、水分含有量が比較的少なく、第二回収部51に回収しても、二番還元装置56に詰まりが比較的生じにくく、再選別を行うことが可能なものである。このような再選別を行うことが望ましい作物の場合、例えば、図8に示されるように、上側調整部材75を第一延長状態A2とし、下側調整部材101を第二短縮状態B1とすることにより、第二選別部54の搬送終端部とガイド部58の後上端部との間の隙間Sを小さくして、第二回収部51に選別処理物が流下する割合が最も高くなり、再選別を好適に行う選別処理を実現できる。
このように、上側調整部材75を第一短縮状態A1と第一延長状態A2との間で調整し、下側調整部材101を第二短縮状態B1と第二延長状態B2との間で調整することにより、選別処理物が第二回収部51に流下する割合を、作物の種類に応じて柔軟に変更できる。
〔別実施形態〕
以下、本発明の別実施形態について説明する。下記の各別実施形態は、矛盾が生じない限り、複数組み合わせて上記実施形態に適用してもよい。なお、本発明の範囲は、これら実施形態の内容に限定されるものではない。
(1)上記実施形態では、調整機構100は、上側調整部材75、または、下側調整部材101をスライドさせて隙間Sの調整を行うことが可能なものとなっているが、これに限られない。例えば、上側調整部材75や下側調整部材101を着脱式にして、上側調整部材75や下側調整部材101の着脱により隙間Sの調整を行うことが可能な調整機構100であってもよい。
(2)上記実施形態では、上側調整部材75がグレンシーブ70の下側に位置しているものが例示されているが、これに限られない。例えば、上側調整部材75がグレンシーブ70の上側に位置していてもよい。
(3)上記実施形態では、上側調整部材75は、無孔領域部77に、搬送方向に沿ってスライド可能に支持されているものが例示されているが、これに限られない。例えば、上側調整部材75が、有孔領域部76に、搬送方向に沿ってスライド可能に支持されていてもよい。
(4)上記実施形態では、調整機構100に、上側調整部材75と下側調整部材101とが備えられているものが例示されているが、これに限られない。調整機構100に、上側調整部材75と下側調整部材101のいずれか一方のみが備えられていてもよい。
(5)上記実施形態では、第一回収部50の後方側に第二回収部51が位置しているものが例示されているが、これに限られない。例えば、第二回収部51の後方側に第一回収部50が位置しているものであってもよい。
(6)上記実施形態では、波状部62と平坦部63とが備えられた前部グレンパン60が例示されているが、これに限られない。例えば、波状部62のみが備えられた前部グレンパンであってもよい。
(7)上記実施形態では、シーブケース57、第一チャフリップ72、及び、第二チャフリップ83が樹脂製とされているものが例示されているが、これに限られない。例えば、シーブケース57、第一チャフリップ72、及び、第二チャフリップ83のうち少なくともいずれかが金属製とされていてもよい。
(8)上記実施形態では、扱ぎ歯37が丸パイプにより構成されているものが例示されていうが、これに限られない。例えば、扱ぎ歯37は、角パイプ、角棒、丸棒等の他の部材により構成されてもよい。
(9)上記実施形態では、アンローダ21が備えられた作物回収装置13が例示されているが、これに限られない。例えば、ホッパ等により作物粒を袋詰めする袋詰め装置が備えられた作物回収装置であってもよい。
本発明は、大豆等の豆類作物を処理対象とするコンバインに限られず、麦、稗、粟、ごま、菜種等を収穫対象とするコンバインにも利用可能である。
23 :脱穀部
24 :選別部
50 :第一回収部
51 :第二回収部
54 :第二選別部
58 :ガイド部
60 :前部グレンパン(グレンパン)
61 :第一選別部
62 :波状部
63 :平坦部
64 :第一案内体
65 :第二案内体
72 :第一チャフリップ(チャフリップ)
73 :第一チャフシーブ(チャフシーブ)
75 :上側調整部材
76 :有孔領域部
77 :無孔領域部
79 :ストローラック
80 :支持部材
81 :傾斜面
100 :調整機構
101 :下側調整部材
A1 :第一短縮状態(短縮状態)
A2 :第一延長状態(延長状態)
S :隙間

Claims (11)

  1. 作物を脱穀処理する脱穀部と、
    脱穀処理物を搬送しながら選別処理する選別部と、が備えられ、
    前記選別部に、脱穀処理物を粗選別する第一選別部と、前記第一選別部の下方に位置し、脱穀処理物を精選別する第二選別部と、が備えられ、
    前記第二選別部の下方に位置し、選別処理物を貯留のために回収する第一回収部と、
    前記選別部の搬送方向において前記第一回収部よりも下手側に位置し、選別処理物を再選別のために回収する第二回収部と、
    前記第二選別部の下方に位置するとともに前下がりの傾斜形状に形成され、前記第二選別部を通過した選別処理物を前記第一回収部に向けて流下案内するガイド部と、
    前記第二選別部の搬送終端部と前記ガイド部の後上端部との間の隙間の大きさを調整可能な調整機構と、
    前記搬送方向において前記第一選別部よりも下手側に位置するストローラックと、
    前記搬送方向と直行する方向に沿って延び、前記ストローラックの搬送始端部を支持する支持部材と、
    前記搬送方向において前記第一選別部よりも下手側かつ、前記ストローラックの下方に位置し、前記第一選別部を通過した選別処理物をさらに選別する第三選別部と、が備えられており、
    前記支持部材のうち前記搬送方向における上手側端部に、前下がりの傾斜面が形成され、
    前記調整機構に、前記ガイド部の後上端部に支持された板状の下側調整部材が備えられており、
    前記下側調整部材は、前記下側調整部材の後端部が前記第二選別部の搬送終端部と前記第三選別部の搬送始端部との間に入り込んで前記第二選別部の搬送終端部の上端部よりも上方側かつ前記支持部材の前端部よりも下手側に位置する状態と、前記下側調整部材の後端部が前記第二選別部の搬送終端部の上端部よりも下方側かつ前記支持部材の前端部よりも上手側に位置する状態と、に変更可能であるコンバイン。
  2. 作物を脱穀処理する脱穀部と、
    脱穀処理物を搬送しながら選別処理する選別部と、が備えられ、
    前記選別部に、脱穀処理物を粗選別する第一選別部と、前記第一選別部の下方に位置し、脱穀処理物を精選別する第二選別部と、が備えられ、
    前記第二選別部の下方に位置し、選別処理物を貯留のために回収する第一回収部と、
    前記選別部の搬送方向において前記第一回収部よりも下手側に位置し、選別処理物を再選別のために回収する第二回収部と、
    前記第二選別部の下方に位置するとともに前下がりの傾斜形状に形成され、前記第二選別部を通過した選別処理物を前記第一回収部に向けて流下案内するガイド部と、
    前記第二選別部の搬送終端部と前記ガイド部の後上端部との間の隙間の大きさを調整可能な調整機構と、が備えられており、
    前記第一選別部に、前記搬送方向に沿って並べられた複数のチャフリップを有するチャフシーブが備えられ、
    前記第二選別部に、前記チャフシーブの搬送終端部の最後尾チャフリップに対して一つ上手側に位置するチャフリップの下方に対応する位置まで後方に延ばされたグレンシーブが備えられ、
    前記調整機構に、前記第二選別部の搬送終端部に支持された板状の上側調整部材が備えられており
    記上側調整部材は、前記上側調整部材が前記最後尾チャフリップの下方に位置しない短縮状態と、前記上側調整部材が前記最後尾チャフリップの下方に位置する延長状態と、に変更可能であるコンバイン。
  3. 作物を脱穀処理する脱穀部と、
    脱穀処理物を搬送しながら選別処理する選別部と、が備えられ、
    前記選別部に、脱穀処理物を粗選別する第一選別部と、前記第一選別部の下方に位置し、脱穀処理物を精選別する第二選別部と、が備えられ、
    前記第二選別部の下方に位置し、選別処理物を貯留のために回収する第一回収部と、
    前記選別部の搬送方向において前記第一回収部よりも下手側に位置し、選別処理物を再選別のために回収する第二回収部と、
    前記第二選別部の下方に位置するとともに前下がりの傾斜形状に形成され、前記第二選別部を通過した選別処理物を前記第一回収部に向けて流下案内するガイド部と、
    前記第二選別部の搬送終端部と前記ガイド部の後上端部との間の隙間の大きさを調整可能な調整機構と、が備えられており、
    前記調整機構に、前記第二選別部の搬送終端部に支持された板状の上側調整部材が備えられており、
    前記第二選別部に、有孔領域部と、前記有孔領域部の後端側に設けられた無孔領域部と、が備えられ、
    前記上側調整部材は、前記無孔領域部に、前記搬送方向に沿ってスライド可能に支持されているコンバイン。
  4. 作物を脱穀処理する脱穀部と、
    脱穀処理物を搬送しながら選別処理する選別部と、が備えられ、
    前記選別部に、脱穀処理物を粗選別する第一選別部と、前記第一選別部の下方に位置し、脱穀処理物を精選別する第二選別部と、が備えられ、
    前記第二選別部の下方に位置し、選別処理物を貯留のために回収する第一回収部と、
    前記選別部の搬送方向において前記第一回収部よりも下手側に位置し、選別処理物を再選別のために回収する第二回収部と、
    前記第二選別部の下方に位置するとともに前下がりの傾斜形状に形成され、前記第二選別部を通過した選別処理物を前記第一回収部に向けて流下案内するガイド部と、が備えられており、
    前記第一選別部よりも前記搬送方向における上手側に、グレンパンが備えられ、
    前記グレンパンのうち前記搬送方向における上手側箇所に、脱穀処理物に対して前記搬送方向における下手側への送り作用を行う波状部が備えられ、
    前記グレンパンのうち前記搬送方向における下手側箇所に、平坦部が備えられており、
    前記波状部の上面に、脱穀処理物を左右一方側から前記第一選別部の左右中央側へ案内する第一案内体が備えられ、
    前記平坦部の上面に、左右他方側から前記左右中央側へ案内する第二案内体が備えられているコンバイン。
  5. 前記第二選別部の搬送終端部と前記ガイド部の後上端部との間の隙間の大きさを調整可能な調整機構と、が備えられている請求項4に記載のコンバイン。
  6. 前記調整機構に、前記ガイド部の後上端部に支持された板状の下側調整部材が備えられている請求項2、3、5のいずれか一項に記載のコンバイン。
  7. 前記下側調整部材は、前記下側調整部材の後端部が前記第二選別部の搬送終端部の上端部よりも上方に位置する状態に状態変更可能である請求項1又は6に記載のコンバイン。
  8. 前記下側調整部材は、前記下側調整部材の後端部が前記第一選別部の搬送終端部よりも後方に位置する状態に状態変更可能である請求項1、6、7のいずれか一項に記載のコンバイン。
  9. 前記下側調整部材は、前記ガイド部に、前記ガイド部の延び方向に沿ってスライド可能に支持されている請求項1、6〜8のいずれか一項に記載のコンバイン。
  10. 前記搬送方向において前記第一選別部よりも下手側に、前記第一選別部を通過した選別処理物をさらに選別する第三選別部が備えられ、
    前記下側調整部材は、前記第二選別部の搬送終端部と前記第三選別部の搬送始端部との間に入り込み可能である請求項1、6〜9のいずれか一項に記載のコンバイン。
  11. 前記搬送方向において前記第一選別部よりも下手側にストローラックが備えられ、
    前記ストローラックの搬送始端部を支持する支持部材が備えられ、
    前記支持部材のうち前記搬送方向における上手側箇所に、前下がりの傾斜面が形成されている請求項2〜10のいずれか一項に記載のコンバイン。
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