JP6016427B2 - 脱穀装置 - Google Patents

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Description

本発明は、脱穀装置に関し、より詳細には、シーブケースと、脱穀処理物を搬送しながら揺動選別するグレンパンと、グレンパンから脱穀処理物を受け継いで、当該受け継いだ脱穀処理物を篩い選別して、下方の回収部に漏下させるグレンシーブと、を備える脱穀装置に関する。
従来より、上記のような脱穀装置は、公知となっている。例えば、特許文献1には、処理物を受け止めて揺動による選別を行う揺動選別部と、揺動選別部に選別風を供給する唐箕とを備え、揺動選別部は扱室からの処理物を受けて選別風の供給方向の下流側に送る第2グレンパンと、第2グレンパンから送られる処理物を漏下するグレンシーブとを備えている脱穀装置が開示されている。そして、特許文献1に係る脱穀装置では、グレンシーブの前端位置を第2グレンパンの底面より下方に位置させている。
特開2006−246717号公報(0022段落及び図2参照)
しかしながら、特許文献1に係る脱穀装置においては、単に、グレンシーブの前端位置を第2グレンパンの底面より下方に位置させているだけで、グレンシーブの着脱を容易にするための工夫が何ら施されていない。つまり、従来の脱穀装置においては、例えば、グレンシーブをシーブケースから取り外す際には、先ず、シーブケースを脱穀装置から取り外して(シーブケースを脱穀装置から後方に引き出して)から、次に、グレンシーブをシーブケースから取り外すことになるため、グレンシーブの着脱に手間が掛かっていた。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、グレンシーブを容易に着脱することができる脱穀装置を提供することを目的とする。
本発明に係る脱穀装置の特徴構成は、シーブケースと、脱穀処理物を搬送しながら揺動選別するグレンパンと、前記グレンパンから脱穀処理物を受け継いで、当該受け継いだ脱穀処理物を篩い選別して、下方の回収部に漏下させるグレンシーブと、を備え、前記シーブケースの右及び左の側壁には、前記グレンシーブが取り付けられる右及び左の取付部が設けられ、前記取付部と前記シーブケースの側壁との間には、補強用の複数のリブが、搬送方向に所定の間隔をあけて設けられ、前記リブは、前記取付部の下面と前記シーブケースの側壁との間に設けられ、前記グレンシーブは、前記グレンパンの下方に配置されて、前記グレンパンとの間に段差を形成し、且つ、複数のスペーサーを介して、前記取付部に対して下方から取り付けられ、複数の前記スペーサーのうち少なくとも一部は、前後方向に互いに隣接する前記リブの間に配置されている、ことにある。
本特徴構成によると、グレンシーブが取付部に対して下方から着脱される。これにより、グレンシーブの着脱に際して、シーブケースを脱穀装置から取り外さなくても、シーブケースを脱穀装置に取り付けたままで、グレンシーブをシーブケースの下方から着脱することができる。したがって、グレンシーブを容易に着脱することができる。例えば、脱穀装置の側壁に点検口を形成し、この点検口から手を入れて、グレンシーブを容易に着脱することができる。
また、グレンシーブがグレンパンの下方に位置して、グレンパンとグレンシーブとの間に段差が形成されている。これにより、グレンパンからの脱穀処理物が段差を落下し、その落下の際の衝撃によってある程度分散されるため、脱穀処理物をグレンシーブによって選別し易くなる。したがって、脱穀処理物の選別効率を向上させることができる。
本特徴構成によると、グレンシーブがスペーサーの高さ分だけ、グレンパンよりも下方に位置する。したがって、グレンパンとグレンシーブとの間に、段差を容易に形成することができる。
本特徴構成によると、複数のリブが取付部の下面に設けられている場合でも、スペーサーがリブ同士の間に位置する。これにより、スペーサーとリブとが、互いに干渉するのを防止することができる。したがって、取付部がグレンシーブを安定的に支持しつつ、グレンシーブを取付部にスペーサーを介して取り付けることができる。
本発明に係る脱穀装置の特徴構成は、シーブケースと、脱穀処理物を搬送しながら揺動選別するグレンパンと、前記グレンパンから脱穀処理物を受け継いで、当該受け継いだ脱穀処理物を篩い選別して、下方の回収部に漏下させるグレンシーブと、を備え、前記シーブケースの右及び左の側壁には、前記グレンシーブが取り付けられる右及び左の取付部が設けられ、前記グレンシーブは、前記グレンパンの下方に配置されて、前記グレンパンとの間に段差を形成し、且つ、前記取付部に対して下方から取り付けられ、前記グレンパンと前記グレンシーブとの上下間には、空間が形成され、前記空間を前記シーブケースの横外方から覆う右及び左のカバー部材を備え、前記カバー部材は、前記段差の全長に亘る高さに構成されている、ことにある。
本特徴構成によると、グレンシーブが取付部に対して下方から着脱される。これにより、グレンシーブの着脱に際して、シーブケースを脱穀装置から取り外さなくても、シーブケースを脱穀装置に取り付けたままで、グレンシーブをシーブケースの下方から着脱することができる。したがって、グレンシーブを容易に着脱することができる。例えば、脱穀装置の側壁に点検口を形成し、この点検口から手を入れて、グレンシーブを容易に着脱することができる。
また、グレンシーブがグレンパンの下方に位置して、グレンパンとグレンシーブとの間に段差が形成されている。これにより、グレンパンからの脱穀処理物が段差を落下し、その落下の際の衝撃によってある程度分散されるため、脱穀処理物をグレンシーブによって選別し易くなる。したがって、脱穀処理物の選別効率を向上させることができる。
本特徴構成によると、空間がシーブケースの横外方からカバー部材によって全体的に覆われる。したがって、空間の横外方から脱穀処理物が漏れ出るのを防止することができる。
本発明に係る脱穀装置の特徴構成は、シーブケースと、脱穀処理物を搬送しながら揺動選別するグレンパンと、前記グレンパンから脱穀処理物を受け継いで、当該受け継いだ脱穀処理物を篩い選別して、下方の回収部に漏下させるグレンシーブと、を備え、前記シーブケースの右及び左の側壁には、前記グレンシーブが取り付けられる右及び左の取付部が設けられ、前記グレンシーブは、前記グレンパンの下方に配置されて、且つ、スペーサーを介して前記取付部に対して下方から取り付けられて、前記グレンパンとの間に段差を形成し、前記スペーサーは、前記取付部に連結されている上辺部と、前記グレンシーブが連結されている下辺部と、前記上辺部及び前記下辺部の前記側壁側の端部どうしを連結している縦辺部とを備えた断面U字形状である、ことにある。
本特徴構成によると、グレンシーブが取付部に対して下方から着脱される。これにより、グレンシーブの着脱に際して、シーブケースを脱穀装置から取り外さなくても、シーブケースを脱穀装置に取り付けたままで、グレンシーブをシーブケースの下方から着脱することができる。したがって、グレンシーブを容易に着脱することができる。例えば、脱穀装置の側壁に点検口を形成し、この点検口から手を入れて、グレンシーブを容易に着脱することができる。
また、グレンシーブがグレンパンの下方に位置して、グレンパンとグレンシーブとの間に段差が形成されている。これにより、グレンパンからの脱穀処理物が段差を落下し、その落下の際の衝撃によってある程度分散されるため、脱穀処理物をグレンシーブによって選別し易くなる。したがって、脱穀処理物の選別効率を向上させることができる。
本特徴構成によると、グレンシーブがスペーサーの高さ分だけ、グレンパンよりも下方に位置する。したがって、グレンパンとグレンシーブとの間に、段差を容易に形成することができる。
本発明に係る脱穀装置の更なる特徴構成は、前記グレンパンの搬送下手側部と前記グレンシーブの搬送上手側部とが、平面視において重複して配置されている、ことにある。
本特徴構成によると、グレンシーブがグレンパンと重複する。これにより、グレンパンからの脱穀処理物がグレンシーブによって、確実に受け継がれる。したがって、脱穀処理物の選別精度を向上させることができる。
本発明に係る脱穀装置の特徴構成は、シーブケースと、脱穀処理物を搬送しながら揺動選別するグレンパンと、前記グレンパンから脱穀処理物を受け継いで、当該受け継いだ脱穀処理物を篩い選別して、下方の回収部に漏下させるグレンシーブと、を備え、前記シーブケースの右及び左の側壁には、前記グレンシーブが取り付けられる右及び左の取付部が設けられ、前記グレンシーブは、前記グレンパンの下方に配置されて、前記グレンパンとの間に段差を形成し、前記グレンシーブにおける搬送上手側部は、前記グレンパンにおける搬送上手側の端部分の下方位置まで延ばされて、平面視において前記グレンパンと重複しており、前記グレンシーブにおける前記グレンパンと重複する重複部分が、前記グレンパンに対して下方から取り付けられ、かつ、前記グレンシーブにおける搬送下手側の端部が、前記取付部に対して下方から取り付けられ、前記重複部分は、前記重複部分のうち前記グレンパンの搬送下手側端部の下方に位置する部位のみで、前記グレンパンに対して下方から取り付けられている、ことにある。
本特徴構成によると、グレンシーブが取付部に対して下方から着脱される。これにより、グレンシーブの着脱に際して、シーブケースを脱穀装置から取り外さなくても、シーブケースを脱穀装置に取り付けたままで、グレンシーブをシーブケースの下方から着脱することができる。したがって、グレンシーブを容易に着脱することができる。例えば、脱穀装置の側壁に点検口を形成し、この点検口から手を入れて、グレンシーブを容易に着脱することができる。
また、グレンシーブがグレンパンの下方に位置して、グレンパンとグレンシーブとの間に段差が形成されている。これにより、グレンパンからの脱穀処理物が段差を落下し、その落下の際の衝撃によってある程度分散されるため、脱穀処理物をグレンシーブによって選別し易くなる。したがって、脱穀処理物の選別効率を向上させることができる。
本発明に係る脱穀装置の更なる特徴構成は、前記グレンパンの搬送上手側部と前記グレンシーブの搬送上手側部とが、平面視において重複して配置されている、ことにある。
本特徴構成によると、グレンシーブがグレンパンの搬送上手側部までグレンパンと重複する。これにより、グレンパンからの脱穀処理物がグレンシーブによって、より確実に受け継がれる。したがって、脱穀処理物の選別精度を更に向上させることができる。
本発明に係る脱穀装置の更なる特徴構成は、前記グレンパンと前記グレンシーブとが平行又は略平行に配置されている、ことにある。
本特徴構成によると、グレンパンからの脱穀処理物が、そのままの搬送角度でグレンシーブに受け継がれる。これにより、グレンパンとグレンシーブとの間で、脱穀処理物を円滑に搬送することができる。したがって、脱穀処理物の選別効率を向上させることができる。
本発明に係る脱穀装置の更なる特徴構成は、前記グレンパンと前記グレンシーブとの上下間には、空間が形成され、前記空間を前記シーブケースの横外方から覆う右及び左のカバー部材を備え、前記グレンシーブと、前記取付部と、前記スペーサーと、前記カバー部材とが、単一のボルトで共締めされている、ことにある。
本特徴構成によると、空間がシーブケースの横外方からカバー部材によって覆われる。
したがって、空間の横外方から脱穀処理物が漏れ出るのを防止することができる。
本特徴構成によると、四つの部材が単一のボルトで一度に共締めされる。したがって、これらの部材の固定に係る工数を削減することができる。
本発明に係る脱穀装置の更なる特徴構成は、脱穀処理物を選別するための選別風を送風する唐箕を備え、前記唐箕の選別風が通る風路が、前記段差に形成されている、ことにある。
本特徴構成によると、唐箕の選別風が段差に形成された風路を通る。これにより、段差を落下するグレンパンからの脱穀処理物に対して、唐箕の選別風が作用する。したがって、脱穀処理物の選別効率を向上させることができる。
脱穀装置を示す側面断面図。 選別部を示す側面断面図。 シーブケースに設けられた取付部を示す平面図。 (a)角度調整部を示す側面図。(b)角度調整部を示す背面断面図。 取付部にスペーサーを介して取り付けられたグレンシーブを示す側面断面図。 取付部にスペーサーを介して取り付けられたグレンシーブを示す正面断面図。
以下、本発明を実施するための形態について図面に基づき説明する。
先ず、脱穀装置の全体構成について、図1から図3により説明する。
図1及び図2に示すように、脱穀装置は、普通型コンバインに備えられている。脱穀装置は、脱穀部1と、選別部2と、を備えている。なお、脱穀装置は、自脱型コンバインに備えられていてもよい。
脱穀部1は、穀稈を脱穀する。脱穀部1は、穀稈脱穀用の扱胴3を備えている。扱胴3は、機体前後方向の回転軸3aを介して、扱室4に回転可能に支持されている。また、脱穀部1には、扱胴3による脱穀処理物を漏下選別する受網5が備えられている。
選別部2は、脱穀処理物を選別する。選別部2は、揺動選別装置6と、唐箕7と、「回収部」としての一番回収部8と、二番回収部9と、を備えている。
揺動選別装置6は、受網5から漏下した脱穀処理物を、後方に搬送しながら選別する。
揺動選別装置6は、シーブケース10と、第一グレンパン11と、チャフシーブ12と、ストローラック13と、「グレンパン」としての第二グレンパン14と、グレンシーブ15と、を備えている。
シーブケース10は、偏心カム式の揺動機構17によって、前後方向に揺動される。シーブケース10の上部側には、前方から順に第一グレンパン11、チャフシーブ12及びストローラック13が設けられている。シーブケース10の下部側には、前方から順に第二グレンパン14及びグレンシーブ15が設けられている。シーブケース10は、右及び左の側壁22を備えている。シーブケース10の右及び左の側壁22には、グレンシーブ15が取り付けられる右及び左の取付部23が設けられている(図3参照)。
第一グレンパン11は、脱穀処理物を搬送しながら揺動選別する。具体的には、第一グレンパン11は、シーブケース10とともに前後方向に揺動することで、受網5からの脱穀処理物を比重差選別する。そして、第一グレンパン11は、受網5からの脱穀処理物を比重の小さい藁屑等の塵埃と、比重の大きい穀粒と、に上下に層分けしながら、後方のチャフシーブ12に搬送する。
チャフシーブ12は、前後方向に所定間隔をあけて整列された角度調整可能な複数の第一チャフリップ板12aを備えている。チャフシーブ12は、シーブケース10とともに前後方向に揺動することで、第一グレンパン11等からの脱穀処理物を篩い選別する。そして、チャフシーブ12は、穀粒等を第一チャフリップ板12aの間から漏下させながら、第一チャフリップ板12aの間から漏下しなかった脱穀処理物を後方のストローラック13に搬送する。なお、第一チャフリップ板12aの角度は、詳しくは後述する角度調整部32によって調整される。
ストローラック13は、左右方向に所定間隔をあけて整列された複数のラック板13aを備えている。ストローラック13は、シーブケース10とともに前後方向に揺動することで、穀粒等をラック板13aの間から漏下させながら、ラック板13aの間から漏下しなかった藁屑等を後端部から落下させる。
第二グレンパン14は、脱穀処理物を搬送しながら揺動選別する。具体的には、第二グレンパン14は、シーブケース10とともに前後方向に揺動することで、チャフシーブ12からの穀粒等を比重差選別する。そして、第二グレンパン14は、チャフシーブ12からの穀粒等を比重の小さい藁屑等の塵埃と、比重の大きい穀粒と、に上下に層分けしながら、後方のグレンシーブ15に搬送する。
グレンシーブ15は、シーブケース10とともに前後方向に揺動することで、チャフシーブ12や第二グレンパン14からの穀粒等を篩い選別する。つまり、グレンシーブ15は、第二グレンパン14等から脱穀処理物を受け継いで、当該受け継いだ脱穀処理物を篩い選別する。そして、グレンシーブ15は、単粒化穀粒を一番物として下方の一番回収部8に漏下させながら、漏下しなかった枝梗付き穀粒等を二番物として藁屑等とともに後方に搬送する。なお、グレンシーブ15については、詳しくは後述する。
唐箕7は、脱穀処理物を選別するための選別風を揺動選別装置6に供給する。唐箕7は、ファン18を備えている。ファン18は、左右方向の回転軸18aを介して、ファンケース19に回転可能に支持されている。ファンケース19には、選別風を送出する送出口19aが形成されている。
一番回収部8は、唐箕7の選別風を受けながら落下するグレンシーブ15等からの単粒化穀粒を、一番物として回収する。一番回収部8には、一番物の穀粒を搬送する一番スクリュ20が備えられている。
二番回収部9は、唐箕7の選別風を受けながら落下するグレンシーブ15等からの枝梗付き穀粒等を、二番物として回収する。二番回収部9には、二番物の穀粒を搬送する二番スクリュ21が備えられている。
ここで、一番スクリュ20の底板39は、側面視において、一番スクリュ20の外周に沿う多角形状に形成されている。そして、二番スクリュ21の底板40は、側面視において、二番スクリュ21の外周に沿う多角形状に形成されている。これにより、一番スクリュ20の底板39及び二番スクリュ21の底板40の成型に係る型費を、半円形状にするよりも安価にすることができる。
次に、角度調整部32について、図4により説明する。
図4に示すように、角度調整部32は、第一チャフリップ板12aの角度を複数段階(例えば、五段階)に調整可能に構成されている。角度調整部32は、角度調整板33と、角度調整レバー34と、を備えている。
角度調整板33は、シーブケース10の左側面に固定されている。角度調整板33には、横外方(左方)に突出する揺動ピン35が設けられている。
角度調整レバー34は、揺動ピン35に揺動自在に支持されている。揺動ピン35には、ワッシャ36が外嵌されている。そして、揺動ピン35には、図示しないピン孔が形成されている。この揺動ピン35のピン孔には、ベータピン37が差し込まれている。また、角度調整レバー34は、連結ピン38を介して、一の第一チャフリップ板12aと連結されている。そして、角度調整レバー34が、揺動ピン35を支点に揺動されると、連結ピン38が、角度調整板33に形成された溝33aに沿って移動する。
ここで、角度調整部32は、次の手順により、チャフシーブ12の左側部に組み付けられる。先ず、角度調整板33が、シーブケース10の左側面に固定される。そして、角度調整板33の横外方(左方)から、角度調整レバー34が、揺動ピン35に取り付けられるとともに、連結ピン38が、一の第一チャフリップ板12aと連結される。そして、ワッシャ36が、揺動ピン35に外嵌される。そして、ベータピン37が、揺動ピン35の前記ピン孔に差し込まれる。
このような構成により、角度調整レバー34が、ベータピン37によって、固定(抜け止め)される。したがって、チャフシーブ12及び角度調整板33をアッシ構造として、シーブケース10に組み付けることができるため、これらの組立工数を削減することができる。
次に、グレンシーブ15について、図5及び図6により説明する。
図5及び図6に示すように、グレンシーブ15は、複数のスペーサー24を介して、取付部23に対して下方から取り付けられている。グレンシーブ15は、第二グレンパン14の下方に配置されて、第二グレンパン14との間に段差Dを形成している。段差Dには、唐箕7の選別風が通る風路Rが形成されている。つまり、風路Rは、第二グレンパン14とグレンシーブ15との上下間に形成されている。
また、第二グレンパン14の搬送下手側部とグレンシーブ15の搬送上手側部とが、平面視において重複して配置されている。具体的には、第二グレンパン14の搬送上手側部とグレンシーブ15の搬送上手側部とが、平面視において重複して配置されている。また、第二グレンパン14とグレンシーブ15とが平行(又は略平行)に配置されている。そして、第二グレンパン14とグレンシーブ15との上下間には、空間Sが形成されている。空間Sは、シーブケース10の横外方から右及び左のカバー部材25によって覆われている。
スペーサー24は、本実施形態では、左右片側に三つずつ(左右両側合わせて六つ)備えられている。三つのスペーサー24は、搬送方向(前後方向)に所定の間隔をあけて配置されている。三つのスペーサー24のうち、最前のスペーサー24は、第二グレンパン14に固定されている。そして、残り二つのスペーサー24(真ん中のスペーサー24と最も後ろのスペーサー24)は、取付部23に固定されている。これら二つのスペーサー24は、搬送方向(前後方向)に互いに隣接するリブ23a間に配置されている。
スペーサー24は、チャンネル部材によって構成されている。スペーサー24は、横内方側に開口(横外方側に閉口)するように配置されている。なお、複数の「スペーサー」の数は、本実施形態に限定されるものではない。また、「スペーサー」は、チャンネル部材に限定されるものではない。
カバー部材25は、Lアングルによって構成されている。カバー部材25は、縦板25aと、横板25bと、を備えている。なお、「カバー部材」は、Lアングルに限定されるものではない。
縦板25aは、シーブケース10の側壁22の側面(横外面)に沿っている。縦板25aは、段差Dの全長に亘る高さHに構成されている。横板25bは、スペーサー24の下面に沿っている。
ここで、グレンシーブ15と、取付部23と、スペーサー24(真ん中のスペーサー24と最も後ろのスペーサー24)と、カバー部材25とが、単一のボルト26で共締めされている。具体的には、スペーサー24は、取付部23にボルト26とナット27とで固定されている。そして、グレンシーブ15及びカバー部材25は、スペーサー24にボルト26とナット28とで固定されている。
また、第二グレンパン14と、グレンシーブ15と、スペーサー24(最前のスペーサー24)と、カバー部材25とが、単一のボルト29で共締めされている。具体的には、スペーサー24は、第二グレンパン14にボルト29とナット30とで固定されている。
そして、グレンシーブ15及びカバー部材25は、スペーサー24にボルト29とナット31とで固定されている。
以上のような構成により、本実施形態の係る脱穀装置においては、グレンシーブ15が右及び左の取付部23に対して下方から着脱される。これにより、グレンシーブ15の着脱に際して、シーブケース10を脱穀装置から取り外さなくても、シーブケース10を脱穀装置に取り付けたままで、グレンシーブ15をシーブケース10の下方から着脱することができる。したがって、グレンシーブ15を容易に着脱することができる。
例えば、選別部2の側壁(左側壁若しくは右側壁、又は、左側壁及び右側壁)に点検口2aを形成し、この点検口2aから手を入れて、グレンシーブ15を容易に着脱することができる。なお、点検口2aは、図示しない蓋で蓋をされているため、点検口2aから手を入れる際には、この蓋を開ける必要がある。
また、グレンシーブ15をスペーサー24を介して右及び左の取付部23に取り付けることにより、段差Dを形成するようにしたり、あるいは、グレンシーブ15を右及び左の取付部23に直接取り付ける(スペーサー24を介さずに取り付ける)ことにより、段差Dを形成しない(グレンシーブとグレンパンとの略面一に配置する)ようにしたりすることができる。つまり、グレンシーブ15は、高さ調節可能に構成されている。
また、グレンシーブ15が第二グレンパン14の下方に位置して、第二グレンパン14とグレンシーブ15との間に段差Dが形成されている。これにより、第二グレンパン14からの脱穀処理物が段差Dを落下し、その落下の際の衝撃によってある程度分散されるため、脱穀処理物をグレンシーブ15によって選別し易くなる。したがって、脱穀処理物の選別効率を向上させることができる。
本発明は、シーブケースと、脱穀処理物を搬送しながら揺動選別するグレンパンと、グレンパンから脱穀処理物を受け継いで、当該受け継いだ脱穀処理物を篩い選別して、下方の回収部に漏下させるグレンシーブと、を備える脱穀装置に利用可能である。
7 唐箕
8 一番回収部(回収部)
10 シーブケース
14 第二グレンパン(グレンパン)
15 グレンシーブ
22 側壁
23 取付部
23a リブ
24 スペーサー
25 カバー部材
26 ボルト
D 段差
H 高さ
R 風路
S 空間

Claims (9)

  1. シーブケースと、
    脱穀処理物を搬送しながら揺動選別するグレンパンと、
    前記グレンパンから脱穀処理物を受け継いで、当該受け継いだ脱穀処理物を篩い選別して、下方の回収部に漏下させるグレンシーブと、を備え、
    前記シーブケースの右及び左の側壁には、前記グレンシーブが取り付けられる右及び左の取付部が設けられ、
    前記取付部と前記シーブケースの側壁との間には、補強用の複数のリブが、搬送方向に所定の間隔をあけて設けられ、
    前記リブは、前記取付部の下面と前記シーブケースの側壁との間に設けられ、
    前記グレンシーブは、前記グレンパンの下方に配置されて、前記グレンパンとの間に段差を形成し、且つ、複数のスペーサーを介して、前記取付部に対して下方から取り付けられ、
    複数の前記スペーサーのうち少なくとも一部は、前後方向に互いに隣接する前記リブの間に配置されている脱穀装置。
  2. シーブケースと、
    脱穀処理物を搬送しながら揺動選別するグレンパンと、
    前記グレンパンから脱穀処理物を受け継いで、当該受け継いだ脱穀処理物を篩い選別して、下方の回収部に漏下させるグレンシーブと、を備え、
    前記シーブケースの右及び左の側壁には、前記グレンシーブが取り付けられる右及び左の取付部が設けられ、
    前記グレンシーブは、前記グレンパンの下方に配置されて、前記グレンパンとの間に段差を形成し、且つ、前記取付部に対して下方から取り付けられ、
    前記グレンパンと前記グレンシーブとの上下間には、空間が形成され、
    前記空間を前記シーブケースの横外方から覆う右及び左のカバー部材を備え、
    前記カバー部材は、前記段差の全長に亘る高さに構成されている脱穀装置。
  3. シーブケースと、
    脱穀処理物を搬送しながら揺動選別するグレンパンと、
    前記グレンパンから脱穀処理物を受け継いで、当該受け継いだ脱穀処理物を篩い選別して、下方の回収部に漏下させるグレンシーブと、を備え、
    前記シーブケースの右及び左の側壁には、前記グレンシーブが取り付けられる右及び左の取付部が設けられ、
    前記グレンシーブは、前記グレンパンの下方に配置されて、且つ、スペーサーを介して前記取付部に対して下方から取り付けられて、前記グレンパンとの間に段差を形成し、
    前記スペーサーは、前記取付部に連結されている上辺部と、前記グレンシーブが連結されている下辺部と、前記上辺部及び前記下辺部の前記側壁側の端部どうしを連結している縦辺部とを備えた断面U字形状である脱穀装置。
  4. 前記グレンパンの搬送下手側部と前記グレンシーブの搬送上手側部とが、平面視において重複して配置されている請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の脱穀装置。
  5. シーブケースと、
    脱穀処理物を搬送しながら揺動選別するグレンパンと、
    前記グレンパンから脱穀処理物を受け継いで、当該受け継いだ脱穀処理物を篩い選別して、下方の回収部に漏下させるグレンシーブと、を備え、
    前記シーブケースの右及び左の側壁には、前記グレンシーブが取り付けられる右及び左の取付部が設けられ、
    前記グレンシーブは、前記グレンパンの下方に配置されて、前記グレンパンとの間に段差を形成し、
    前記グレンシーブにおける搬送上手側部は、前記グレンパンにおける搬送上手側の端部分の下方位置まで延ばされて、平面視において前記グレンパンと重複しており、
    前記グレンシーブにおける前記グレンパンと重複する重複部分が、前記グレンパンに対して下方から取り付けられ、かつ、前記グレンシーブにおける搬送下手側の端部が、前記取付部に対して下方から取り付けられ
    前記重複部分は、前記重複部分のうち前記グレンパンの搬送下手側端部の下方に位置する部位のみで、前記グレンパンに対して下方から取り付けられている脱穀装置。
  6. 前記グレンパンの搬送上手側部と前記グレンシーブの搬送上手側部とが、平面視において重複して配置されている請求項に記載の脱穀装置。
  7. 前記グレンパンと前記グレンシーブとの上下間には、空間が形成され、
    前記空間を前記シーブケースの横外方から覆う右及び左のカバー部材を備え、
    前記グレンシーブと、前記取付部と、前記スペーサーと、前記カバー部材とが、単一のボルトで共締めされている請求項1又は請求項3に記載の脱穀装置。
  8. 前記グレンパンと前記グレンシーブとが平行又は略平行に配置されている請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の脱穀装置。
  9. 脱穀処理物を選別するための選別風を送風する唐箕を備え、
    前記唐箕の選別風が通る風路が、前記段差に形成されている請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の脱穀装置。
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