JP5840036B2 - 普通型コンバイン - Google Patents

普通型コンバイン Download PDF

Info

Publication number
JP5840036B2
JP5840036B2 JP2012049531A JP2012049531A JP5840036B2 JP 5840036 B2 JP5840036 B2 JP 5840036B2 JP 2012049531 A JP2012049531 A JP 2012049531A JP 2012049531 A JP2012049531 A JP 2012049531A JP 5840036 B2 JP5840036 B2 JP 5840036B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side plate
frame
combine according
frame material
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012049531A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013183653A (ja
Inventor
孝文 三井
孝文 三井
田中 祐二
祐二 田中
有作 吉田
有作 吉田
岡田 幹夫
幹夫 岡田
義剛 福岡
義剛 福岡
剛 熊取
剛 熊取
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2012049531A priority Critical patent/JP5840036B2/ja
Publication of JP2013183653A publication Critical patent/JP2013183653A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5840036B2 publication Critical patent/JP5840036B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Threshing Machine Elements (AREA)

Description

本発明は、普通型コンバインに関する。より詳細には、扱室を形成するフレームと、扱胴の回転軸と直交する方向におけるフレームの一方又は他方の側部に取り付けられる、着脱可能な側板と、を備える普通型コンバインに関する。
例えば、特許文献1に記載の普通型コンバインでは、開閉自在に構成された開閉扉が脱穀部の左側に設けられている。開閉扉の扉内壁は、板金製の側板(横側壁)で構成されている。横側壁は、開閉扉が開閉されることによって、フレームに対して着脱可能に構成されている。これにより、開閉扉を開いて、横側壁をフレームから取り外した状態で、受網を着脱することができる。
特開2010−252724号公報
しかしながら、特許文献1に記載の普通型コンバインでは、横側壁が開閉扉の全長(機体前後方向)に亘る単一の部材によって構成されている。したがって、横側壁が大型になって重量が重くなるため、横側壁をフレームに容易に着脱する点で改善の余地があった。
また、横側壁が全体としてしか着脱可能に構成されておらず、部分的に着脱可能に構成されていない。したがって、横側壁について、部分的に交換したり、受網の着脱やメンテナンスのために必要な部分だけを取り外したりするべく、横側壁を部分的に着脱することができない。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、側板をフレームに容易に着脱することができるとともに、側板を部分的に着脱することができる普通型コンバインを提供することを目的とする。
本発明に係る普通型コンバインの特徴構成は、扱室に回転可能に設けられた扱胴と、前記扱室のうち機体外方側に設けられ、前記扱胴の回転軸心方向に沿って延びる上下一対のフレーム材と、上側の前記フレーム材と下側の前記フレーム材とに亘って設けられ、前記扱室の側壁を構成する側板と、を備え、前記側板は、前記回転軸心方向に分割されているとともに、前記側板のうちの上端部と下端部がそれぞれ、前記上側のフレーム材と前記下側のフレーム材着脱可能に直接取り付けられ、前記側板の下縁部に、前記機体外方側に折り返された下折返し部が形成され、当該下折返し部が前記下側のフレーム材に載置支持されている、ことにある。
本特徴構成によると、側板が複数の部材によって構成される。これにより、側板の各構成部材が小型になって重量が軽くなる。したがって、側板をフレームに容易に着脱することができる。また、側板が構成部材毎に着脱可能である。したがって、側板を部分的に着脱することができる。これにより、例えば、側板について、部分的に交換したり、受網の着脱やメンテナンスのために必要な部分だけを取り外したりすることができる。
本発明に係る普通型コンバインの更なる特徴構成は、前記上側のフレーム材のうち前記機体外方側の面に、前記側板の上端部のうち前記扱胴側の面が当て付けられた状態で、前記側板の上端部が固定部材によって前記上側のフレームに固定されている、ことにある。
本特徴構成によると、側板が固定部材で上側のフレームに固定される。したがって、側板を上側のフレームに確実に取り付けることができる。
本発明に係る普通型コンバインの更なる特徴構成は、前記側板の上縁部に、前記機体外方側に折り返された上折返し部が形成され、当該上折返し部よりも下側の位置で、前記側板の上端部が前記機体外方側から前記固定部材によって前記上側のフレーム材に固定されている、ことにある。
本特徴構成によると、側板を固定部材で上側のフレーム材に固定するに際して、手を入れ難い上側のフレーム材の内方側から固定部材で固定する必要がない。したがって、側板を上側のフレーム材に容易に取り付けることができる。
本発明に係る普通型コンバインの更なる特徴構成は、前記側板の上縁部に、前記機体外方側に折り返された上折返し部が形成され、前記側板の上端部のうち前記上折返し部が連なる上下向きの部位と前記上折返し部との間に形成された屈曲部分が、前記上側のフレーム材のうち前記機体外方側の面に当接した状態で、前記側板の上端部が前記固定部材によって前記上側のフレーム材に固定されている、ことにある。
本発明に係る普通型コンバインの更なる特徴構成は、前記側板の下端部と前記下側のフレームとの間に、位置決め部が設けられ、前記位置決め部は、前記下折返し部及び前記下側のフレーム材の上面部のうちの何れか一方に設けられたピンと、前記下折返し部及び前記下側のフレーム材の上面部のうちの何れか他方に形成され、前記ピンが差し込まれるピン孔と、を備えている、ことにある。
本特徴構成によると、側板が位置決め部で下側のフレームに位置決めされてから、側板が固定部材で上側のフレームに固定される。したがって、側板を上側のフレームの正確な位置に容易に取り付けることができる。また、ピンをピン孔に差し込むだけで、側板が下側のフレーム材に位置決めされる。したがって、位置決め部についての構造の簡素化を図ることができる。
本発明に係る普通型コンバインの更なる特徴構成は、前記側板の下端部のうち前記扱胴側の面と前記下側のフレーム材のうち前記扱胴側の面とが、面一又は略面一に形成されている、ことにある。
本発明に係る普通型コンバインの更なる特徴構成は、前記側板のうち前記回転軸心方向の縁部に、前記機体外方側に折り返された縦折返し部が形成され、前記側板のうち前記縦折返し部の近傍の部位と、上下一対の前記フレーム材に亘る縦フレームとの間に、シール部材が介設されている、ことにある。
本特徴構成によると、側板とフレームとの隙間がシール部材で塞がれる。したがって、扱室内の脱穀処理物が側板とフレームとの隙間から機外に漏れるのを防止することができる。
本発明に係る普通型コンバインの更なる特徴構成は、前記シール部材は、前記フレームに設けられている、ことにある。
本特徴構成によると、側板を新しく交換してもシール部材がフレーム側に残るので、新たな側板についてシール部材を設ける必要がない。したがって、コストを低減することができる。
本発明に係る普通型コンバインの更なる特徴構成は、前記回転軸心方向は、機体前後方向であり、前記シール部材は、機体前後方向において、前記側板の前端部及び後端部に位置するように設けられている、ことにある。
本特徴構成によると、脱穀処理物が漏れ易い扱室の入口側及び出口側の近傍に、シール部材が位置する。したがって、扱室内の脱穀処理物が側板とフレームとの隙間から機外に漏れるのを確実に防止することができる。
本発明に係る普通型コンバインの更なる特徴構成は、前記回転軸心方向は、機体前後方向であり、前記側板は、機体前後方向に二分割されている、ことにある。
本特徴構成によると、側板が機体前後方向に二分割された部材によって構成される。これにより、分割された部材が小型になって重量が軽くなる。したがって、側板をフレームに容易に着脱することができる。また、側板が二分割された部材毎に着脱可能である。したがって、側板を部分的に交換することができる。これにより、例えば、側板について、脱穀処理負担の大きい機体前方側の部分だけを交換したり、受網の着脱やメンテナンスのために必要な部分だけを取り外したりすることができる。
本発明に係る普通型コンバインの更なる特徴構成は、前記側板は、同一形状に分割されている、ことにある。
本特徴構成によると、部材の共通化によって部品点数が削減される。したがって、コストを低減することができる。
本発明に係る普通型コンバインの更なる特徴構成は、前記扱室は、受網を備え、前記受網には、前記扱胴による脱穀処理物を前記受網の下方に案内する案内部材が設けられている、ことにある。
本特徴構成によると、案内部材が脱穀部の側壁とは別に構成される。したがって、案内部材の構造を簡素化することができる。
普通型コンバインを示す側面図。 普通型コンバインを示す平面図。 脱穀部及び選別部を示す側面断面図。 脱穀部を示す正面断面図。 第一受網が受網取付フレームに取り付けられる状態を示す正面断面図。 第二受網が受網取付フレームに取り付けられる状態を示す正面断面図。 第一受網及び第二受網が受網取付フレームに取り付けられた状態を示す正面断面図。 フレームに取り付けられた左側板を示す側面図。 フレームに取り付けられる左側板を示す斜視図。
以下、本発明を実施するための形態について図面に基づき説明する。
先ず、普通型コンバインの全体構成について、図1及び図2により説明する。
図1及び図2に示すように、普通型コンバインは、機体を走行させる右及び左の前輪1F並びに右及び左の後輪1Rを有する走行部1を備えている。走行部1の上部には、機体フレーム2が備えられている。機体フレーム2の前方には、穀稈を刈り取る刈取部3が備えられている。刈取部3の後側には、刈り取った穀稈を搬送するフィーダ4が備えられている。また、機体フレーム2上には、脱穀処理物を選別する選別部5が備えられている。選別部5の右方には、動力源となるエンジンEが備えられている。選別部5の上側には、穀稈を脱穀する脱穀部6が備えられている。脱穀部6の上方には、選別後の穀粒を貯留するグレンタンク7が備えられている。脱穀部6の後側には、排藁等の脱穀処理物を切断して機外へ排出する切断部8が備えられている。脱穀部6の前方には、オペレータが搭乗するキャビン9が備えられている。キャビン9には、オペレータが着座する運転席10、ステアリングハンドル9a及び図示しない操作ペダルや操作レバー等の操作具類が備えられている。
次に、脱穀部6及び選別部5について、図3から図7により説明する。
図3及び図4に示すように、脱穀部6は、扱胴11と、扱室14と、受網12と、送塵弁13と、を備えている。
扱胴11は、穀稈を脱穀する。扱胴11は、本実施形態では、籠型(バータイプ)に構成されている。扱胴11は、回転軸11aと、前取付板15及び後取付板16と、螺旋17と、三枚の仕切板18と、六本のバー19と、を備えている。
扱胴11は、機体前後方向の回転軸11aを介して、扱室14に回転可能に支持されている。扱室14は、扱胴11を有する。扱胴11の回転軸11aの方向は、機体前後方向であり、扱胴11の回転軸11aと直交する方向は、機体左右方向である。扱胴11は、正面視において時計回り方向(矢印A方向)に回転するように構成されている。
前取付板15は、回転軸11aの前端部に固定されている。後取付板16は、回転軸11aの後端部に固定されている。前取付板15及び後取付板16は、いずれも正面視において略円形状に形成されている。螺旋17は、前取付板15の前面に設けられている。
仕切板18は、回転軸11aにおける前取付板15と後取付板16との間に固定されている。具体的には、仕切板18は、機体前後方向における回転軸11aを略四等分する位置に固定されている。仕切板18は、正面視において略円形状に形成されている。仕切板18の外周には、六つの嵌合凹部18aが略等角度間隔で形成されている。
バー19は、仕切板18の嵌合凹部18aに嵌め込まれている。バー19は、取付部19bを介して、前取付板15、後取付板16及び仕切板18に固定されている。バー19は、扱胴11の径外方向に突出する多数の扱歯19aを備えている。
扱室14は、フレーム37によって機体前後方向に長い略直方体形状に形成されている。フレーム37は、扱室14を形成する。フレーム37は、左側部の上部に配置される左上フレーム38と、左側部の下部に配置される左下フレーム39と、右側部の上部に配置される右上フレーム40と、を備えている。フレーム37の左側部には、詳しくは後述する着脱可能な「側板」としての左側板52が取り付けられている。
受網12は、脱穀処理物を漏下選別する。受網12は、扱胴11の下方周囲を覆う正面視において略U字形状に形成されている。受網12は、機体左右方向に、左受網20と、右受網21と、に二分割されて構成されている。なお、詳細な説明は省略するが、左受網20及び右受網21は、いずれも機体前後方向に二分割されて構成されている。つまり、受網12は、機体左右方向に二分割、機体前後方向に二分割、合わせて四分割されて構成されている。受網12は、扱室14に設けられた受網取付フレーム41に対して、着脱可能に構成されている。なお、受網12の着脱手順については、詳しくは後述する。
受網取付フレーム41は、扱室14の前端部側、後端部側及び前後中間部の三箇所に設けられている。受網取付フレーム41の右上端部は、右上フレーム40に固定されている。受網取付フレーム41の左上端部は、左上フレーム38に固定されている。互いに対向する受網取付フレーム41間には、機体前後方向の前後取付フレーム42が架設されている。前後取付フレーム42は、受網取付フレーム41の下端部における左右略中央部に連結されている。
また、受網取付フレーム41には、右受網21を受ける右受け部45、及び左受網20を受ける左受け部46が設けられている。右受け部45は、受網取付フレーム41に一体的に設けられている。右受け部45は、右受網21の外周形状に沿う略円弧形状に形成されている。左受け部46は、受網取付フレーム41にボルト47で固定されている。なお、右受け部45及ぶ左受け部46は、三つの受網取付フレーム41のうち、前側の受網取付フレーム41については後面に、後側の受網取付フレーム41については前面に、真ん中の受網取付フレーム41については前後両面に、それぞれ設けられている。
また、左受網20の左上端部には、左壁板36Lが設けられている。右受網21の右上端部には、右壁板36Rが設けられている。左壁板36Lは、左上フレーム38にボルト43で固定されている。右壁板36Rは、右上フレーム40にボルト44で固定されている。
また、扱室14に備えられた受網12には、扱胴11による脱穀処理物を受網12の下方に案内する「案内部材」としての案内板22が設けられている。案内板22は、左壁板36Lから左受網20の左上端部側にかけて設けられている。
送塵弁13脱穀処理物を扱室14の穀稈出口側に案内する角度調節可能なものである。送塵弁13は、扱胴11の上部を覆う開閉可能な天井カバー48の内面に取り付けられている。天井カバー48の右端部は、機体前後方向の揺動軸48aに揺動可能に支持されている。天井カバー48の左端部は、固定具49で固定可能に構成されている。これにより、天井カバー48は、固定具49の固定を解除することで、揺動軸48aを支点にして開閉可能となる。
図3に示すように、選別部5は、揺動選別装置23と、主唐箕24と、副唐箕25と、二番唐箕26と、一番回収部27と、二番回収部28と、を備えている。
揺動選別装置23は、受網12から漏下した脱穀処理物を後方に移送しながら揺動選別する。揺動選別装置23は、シーブケース29と、グレンパン30と、前チャフシーブ31と、ストローラック32と、グレンシーブ33と、後チャフシーブ34と、を備えている。
シーブケース29は、偏心カム式の揺動機構35によって前後揺動するように構成されている。シーブケース29の上部側には、前方から順にグレンパン30、前チャフシーブ31及びストローラック32が設けられている。シーブケース29の下部側には、前方から順にグレンシーブ33及び後チャフシーブ34が設けられている。
グレンパン30は、シーブケース29とともに前後揺動することで、受網12からの脱穀処理物を比重差選別し、比重の小さい藁屑等の塵埃と比重の大きい穀粒とに上下に層分けしながら、後方の前チャフシーブ31に移送するように構成されている。
前チャフシーブ31は、機体前後方向に所定間隔をあけて整列された複数の前チャフリップ板31aを備えている。前チャフシーブ31は、シーブケース29とともに前後揺動することで、受網12及びグレンパン30からの脱穀処理物を篩い選別し、穀粒等を前チャフリップ板31aの間から漏下させながら、前チャフリップ板31aの間から漏下しなかった脱穀処理物を後方のストローラック32に移送するように構成されている。
ストローラック32は、機体左右方向に所定間隔をあけて整列された複数のラック板32aを備えている。ストローラック32は、シーブケース29とともに前後揺動することで、穀粒等をラック板32aの間から漏下させながら、ラック板32aの間から漏下しなかった藁屑等を後端部から落下させるように構成されている。
グレンシーブ33は、シーブケース29とともに前後揺動することで、前チャフシーブ31からの穀粒等を篩い選別し、単粒化穀粒を一番物として漏下させながら、漏下しなかった枝梗付き穀粒等を二番物として藁屑等とともに後方の後チャフシーブ34に移送するように構成されている。
後チャフシーブ34は、機体前後方向に所定間隔をあけて整列された複数の後チャフリップ板34aを備えている。後チャフシーブ34は、シーブケース29とともに前後揺動することで、グレンシーブ33からの枝梗付き穀粒等を篩い選別し、枝梗付き穀粒等を二番物として後チャフリップ板34aの間から漏下させながら、後チャフリップ板34aの間から漏下しなかった長い藁等を後方に搬送するように構成されている。
主唐箕24は、脱穀処理物を選別するための選別風を揺動選別装置23の下部に供給する。副唐箕25は、脱穀処理物を選別するための選別風を揺動選別装置23の上部に供給する。二番唐箕26は、脱穀処理物を選別するための選別風を揺動選別装置23の後部に供給する。
一番回収部27は、揺動選別装置23の前部側から漏下して選別風を受けながら落下する単粒化穀粒を一番物として回収する。二番回収部28は、揺動選別装置23の後部側から漏下して選別風を受けながら落下する枝梗付き穀粒等を二番物として回収する。
次に、受網12の着脱手順について、図5から図7により説明する。
先ず、図5に示すように、左側板52をフレーム37から取り外した状態で、右受網21を脱穀部6の左側部から扱室14に入れる。そして、右受網21を右受け部45に沿って摺動させて、右受網21の上取付部21aに設けられたピン21cを、右壁板36Rに形成された図示しないピン孔に差し込む。そして、右受網21の下取付部21bを前後取付フレーム42に当接させる。
続いて、図6に示すように、左受網20を脱穀部6の左側部から扱室14に入れる。そして、左受網20の下取付部20bを前後取付フレーム42に引っ掛ける。そして、この引っ掛かり部分を支点にして、左受網20を正面視において反時計回り方向に揺動させる。そして、左受網20の上取付部20aを左壁板36Lに当接させる。
そして、図7に示すように、左受網20の上取付部20aを左壁板36Lに当接させた状態で、機体前後方向の揺動軸50aに揺動可能に支持された受け具50を、正面視において時計回り方向に揺動させる。そして、左受網20の上取付部20aを受け具50で受ける。
続いて、左受網20と受け具50とをボルト51で共締めして左壁板36Lに固定する。そして、右受網21の下取付部21bと左受網20の下取付部20bとをボルト59で共締めして前後取付フレーム42に固定する。そして、左受け部46をボルト47で受網取付フレーム41に固定する。なお、詳細な説明は省略するが、この逆の手順により、受網12を取り外すことができる。
ここで、左壁板36L及び右壁板36Rは、天井カバー48を開いた状態で、上方から引き抜いて取り外すことができるように構成されている。具体的には、ボルト43及びボルト51を外すことにより、左壁板36Lを上方から引き抜いて取り外すことができる。そして、ボルト44を外すことにより、右壁板36Rを上方に引き抜いて取り外すことができる。
次に、左側板52について、図8及び図9により説明する。
図8及び図9に示すように、左側板52は、機体前後方向に長い側面視において略長方形状に形成されている。左側板52は、複数の部材によって構成されている。左側板52は、本実施形態では、機体前後方向に二分割されて構成されている。具体的には、左側板52は、左前側板53と、左後側板54と、を備えている。左側板52は、機体前後方向の中央部で左前側板53と左後側板54とに二分割されている。つまり、左前側板53と左後側板54とは、同一形状に形成されている。
また、左側板52とフレーム37のうち左上フレーム38と左下フレーム39とに亘る縦フレーム材37Aとの間には、「シール部材」としてのスポンジ58が介在している。本実施形態では、スポンジ58は、フレーム37に設けられているとともに、機体前後方向において、左側板52の前端部及び後端部(左前側板53の前端部及び左後側板54の後端部)に位置するように設けられている。スポンジ58は、左側板52の前縁及び後縁に沿うように上下方向に設けられている。
左前側板53及び左後側板54は、フレーム37に直接取り付けられていて、フレーム37に対して着脱可能に構成されている。なお、フレーム37に対して着脱可能とする構成は、左前側板53と左後側板54とで同一の構成であるため、以下では、左前側板53に係る構成を中心に説明し、左後側板54に係る構成ついては、必要に応じて説明する。
左前側板53の上部は、「固定部材」としてのボルト55により左上フレーム38に固定されている。つまり、ボルト55は、本実施形態では、フレーム37の上部において左前側板53を固定可能に構成されている。ボルト55は、本実施形態では、二本の蝶ボルトによって構成されている。また、左上フレーム38には、左前側板53がボルト55によって固定される固定部38aが設けられている。左前側板53及び左上フレーム38には、ボルト55が差し込まれる機体左右方向の図示しないボルト孔が形成されている。ボルト55は、フレーム37の左外方側から前記ボルト孔に差し込まれて左前側板53を左上フレーム38に固定する。
また、左前側板53と左下フレーム39との間には、ボルト55とは別の位置決め部56が設けられている。つまり、位置決め部56は、本実施形態では、フレーム37の下部において左前側板53を固定可能に構成されている。位置決め部56は、本実施形態では、二つ設けられている。位置決め部56は、左前側板53に設けられるピン57と、左下フレーム39に形成されてピン57が差し込まれるピン孔39aと、を備えている。ピン57は、左前側板53の下端面から下方に突出するように設けられている。
これにより、左前側板53をフレーム37に取り付ける際には、左前側板53のピン57を左下フレーム39のピン孔39aに差し込む。これにより、左前側板53が位置決めされる。そして、左前側板53を位置決めした状態で、ボルト55によって左前側板53を左上フレーム38に固定する。また、ボルト55を外すことにより、左前側板53を上方に引き抜いてフレーム37から取り外すことができる。なお、詳細な説明は省略するが、左後側板54についても、左前側板53と同様の手順により、フレーム37に着脱される。
以上のような構成により、本実施形態に係る普通型コンバインでは、左側板52が機体前後方向に二分割された部材によって構成される。これにより、分割された部材が小型になって重量が軽くなる。したがって、左側板52をフレーム37に容易に着脱することができる。また、左側板52が二分割された部材毎に着脱可能である。したがって、左側板52を部分的に交換することができる。これにより、例えば、左側板52について、脱穀処理負担の大きい機体前方側の部分だけを交換したり、受網12の着脱やメンテナンスのために必要な部分だけを取り外したりすることができる。
以下、本発明に係る別実施形態について説明する。
扱胴11は、籠型(バータイプ)に構成されているが、「扱胴」は、これに限定されない。例えば、「扱胴」は、ドラム型(板材によって略円筒状の部材を形成し、その円筒外周面に多数の扱歯を設けたもの)に構成されていてもよい。
左側板52は、機体前後方向に分割された複数の部材によって構成されているが、「側板」は、これに限定されない。例えば、「側板」は、上下方向に分割された複数の部材によって構成されていてもよく、機体前後方向及び上下方向に分割された複数の部材によって構成されていてもよい。
左側板52は、左前側板53と左後側板54とが同一形状の略長方形状に形成されているが、「側板」は、これに限定されない。例えば、「側板」は、複数の部材のいずれもが同一形状の略正方形状に形成されていてもよい。また、「側板」は、複数の部材が異なる形状に形成されていてもよい。
左側板52は、フレーム37の左側部に取り付けられているが、「側板」は、これに限定されない。例えば、「側板」は、フレーム37の右側部に取り付けられていてもよい。
ボルト55は、フレーム37の上部において左側板52を固定可能に構成されており、かつ、位置決め部56は、フレーム37の下部において左側板52を位置決め可能に構成されているが、「固定部材」及び「位置決め部」は、これに限定されない。例えば、「固定部材」は、フレーム37の下部において左側板52を固定可能に構成されており、かつ、「位置決め部」は、フレーム37の上部において左側板52を位置決め可能に構成されていてもよい。
「固定部材」は、ボルト55で構成されているが、「固定部材」は、これに限定されない。例えば、「固定部材」は、フレーム37に引っ掛けられるフック等の引掛具で構成されていてもよい。
位置決め部56は、左前側板53に設けられるピン57と、左下フレーム39に形成されてピン57が差し込まれるピン孔39aと、を備えているものであるが、「位置決め部」は、これに限定されない。例えば、「位置決め部」は、左下フレーム39に設けられるピンと、左前側板53に形成されて前記ピンが差し込まれるピン孔と、を備えていてもよい。また、「位置決め部」は、左前側板53に一体的に設けられる板状の突起片と、左下フレーム39に形成されて前記突起片が差し込まれる開口部と、を備えていてもよい。
スポンジ58は、フレーム37に設けられているが、「シール部材」は、これに限定されない。例えば、「シール部材」は、左側板52に設けられていてもよい。
スポンジ58、左側板52の前端部及び後端部に位置するように設けられているが、「シール部材」は、これに限定されない。例えば、「シール部材」は、左側板52の上端部及び下端部に位置するように設けられていてもよい。
「シール部材」は、スポンジ58で構成されているが、「シール部材」は、これに限定されない。例えば、「シール部材」は、ゴムその他のシール機能を有する部材で構成されていてもよい。
本発明は、扱室を形成するフレームと、扱胴の回転軸と直交する方向におけるフレームの一方又は他方の側部に取り付けられる、着脱可能な側板と、を備える普通型コンバインに利用可能である。
11 扱胴
11a 回転軸
12 受網
14 扱室
22 案内板(案内部材)
37 フレーム
37A 縦フレーム材
38 左上フレーム(上側のフレーム材)
39 左下フレーム(下側のフレーム材)
39a ピン孔
52 左側板(側板)
55 ボルト(固定部材)
56 位置決め部
57 ピン
58 スポンジ(シール部材)

Claims (12)

  1. 扱室に回転可能に設けられた扱胴と、
    前記扱室のうち機体外方側に設けられ、前記扱胴の回転軸心方向に沿って延びる上下一対のフレーム材と、
    上側の前記フレーム材と下側の前記フレーム材とに亘って設けられ、前記扱室の側壁を構成する側板と、を備え、
    前記側板は、前記回転軸心方向に分割されているとともに、前記側板のうちの上端部と下端部がそれぞれ、前記上側のフレーム材と前記下側のフレーム材着脱可能に直接取り付けられ
    前記側板の下縁部に、前記機体外方側に折り返された下折返し部が形成され、当該下折返し部が前記下側のフレーム材に載置支持されている普通型コンバイン。
  2. 前記上側のフレーム材のうち前記機体外方側の面に、前記側板の上端部のうち前記扱胴側の面が当て付けられた状態で、前記側板の上端部が固定部材によって前記上側のフレームに固定されている請求項1に記載の普通型コンバイン。
  3. 前記側板の上縁部に、前記機体外方側に折り返された上折返し部が形成され、当該上折返し部よりも下側の位置で、前記側板の上端部が前記機体外方側から前記固定部材によって前記上側のフレーム材に固定されている請求項2に記載の普通型コンバイン。
  4. 前記側板の上縁部に、前記機体外方側に折り返された上折返し部が形成され、前記側板の上端部のうち前記上折返し部が連なる上下向きの部位と前記上折返し部との間に形成された屈曲部分が、前記上側のフレーム材のうち前記機体外方側の面に当接した状態で、前記側板の上端部が前記固定部材によって前記上側のフレーム材に固定されている請求項2又は3に記載の普通型コンバイン。
  5. 前記側板の下端部と前記下側のフレームとの間に、位置決め部が設けられ
    前記位置決め部は、前記下折返し部及び前記下側のフレーム材の上面部のうちの何れか一方に設けられたピンと、前記下折返し部及び前記下側のフレーム材の上面部のうちの何れか他方に形成され、前記ピンが差し込まれるピン孔と、を備えている請求項2から請求項4までのいずれか一項に記載の普通型コンバイン。
  6. 前記側板の下端部のうち前記扱胴側の面と前記下側のフレーム材のうち前記扱胴側の面とが、面一又は略面一に形成されている請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の普通型コンバイン。
  7. 前記側板のうち前記回転軸心方向の縁部に、前記機体外方側に折り返された縦折返し部が形成され、
    前記側板のうち前記縦折返し部の近傍の部位と、上下一対の前記フレーム材に亘る縦フレームとの間に、シール部材が介設されている請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の普通型コンバイン。
  8. 前記シール部材は、前記フレームに設けられている請求項に記載の普通型コンバイン。
  9. 前記回転軸心方向は、機体前後方向であり、
    前記シール部材は、機体前後方向において、前記側板の前端部及び後端部に位置するように設けられている請求項又は請求項に記載の普通型コンバイン。
  10. 前記回転軸心方向は、機体前後方向であり、
    前記側板は、機体前後方向に二分割されている請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の普通型コンバイン。
  11. 前記側板は、同一形状に分割されている請求項1から10までのいずれか一項に記載の普通型コンバイン。
  12. 前記扱室は、受網を備え、
    前記受網には、前記扱胴による脱穀処理物を前記受網の下方に案内する案内部材が設けられている請求項1から請求項11までのいずれか一項に記載の普通型コンバイン。
JP2012049531A 2012-03-06 2012-03-06 普通型コンバイン Active JP5840036B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012049531A JP5840036B2 (ja) 2012-03-06 2012-03-06 普通型コンバイン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012049531A JP5840036B2 (ja) 2012-03-06 2012-03-06 普通型コンバイン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013183653A JP2013183653A (ja) 2013-09-19
JP5840036B2 true JP5840036B2 (ja) 2016-01-06

Family

ID=49385675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012049531A Active JP5840036B2 (ja) 2012-03-06 2012-03-06 普通型コンバイン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5840036B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020099354A (ja) * 2020-03-24 2020-07-02 株式会社クボタ コンバイン

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103931359B (zh) * 2014-03-07 2016-04-06 星光农机股份有限公司 一种联合收割机
JP7061940B2 (ja) * 2018-07-30 2022-05-02 株式会社クボタ コンバイン

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0427305Y2 (ja) * 1986-02-01 1992-06-30
JPS6322113A (ja) * 1986-03-14 1988-01-29 井関農機株式会社 脱穀機の脱穀カバ−
JPH10201346A (ja) * 1997-01-22 1998-08-04 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 脱穀機の機壁構造
JP2008000056A (ja) * 2006-06-22 2008-01-10 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd コンバイン
JP2010187635A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Kubota Corp 脱穀用受網

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020099354A (ja) * 2020-03-24 2020-07-02 株式会社クボタ コンバイン
JP7175292B2 (ja) 2020-03-24 2022-11-18 株式会社クボタ コンバイン

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013183653A (ja) 2013-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5840036B2 (ja) 普通型コンバイン
JP6594392B2 (ja) 全稈投入型コンバインの脱穀装置
JP2018000204A5 (ja)
JP5804937B2 (ja) 普通型コンバインの脱穀部
JP2022145821A (ja) コンバイン
JP6673814B2 (ja) コンバイン
JP5563879B2 (ja) コンバイン
JP2526725Y2 (ja) コンバインの脱穀装置
JP5022182B2 (ja) 脱穀装置の脱穀部構造
JP6224555B2 (ja) 全稈投入型コンバインの脱穀装置
JP2017212949A (ja) コンバイン
JP2012191942A (ja) 脱穀装置の脱穀部構造
JP2013183655A (ja) コンバイン
JP7292021B2 (ja) 脱穀装置
CN108777944B (zh) 联合收割机
JP2013220068A (ja) 脱穀装置
JP3588683B2 (ja) コンバイン
JP2010252651A (ja) コンバイン
JP2014155498A (ja) 脱穀装置の脱穀部構造
JP3297823B2 (ja) コンバイン
JP2013183654A (ja) 普通型コンバイン
JP2012061004A (ja) 脱穀装置の脱穀部構造
WO2022124021A1 (ja) コンバイン
JP2013183656A (ja) 普通型コンバイン
JP6619276B2 (ja) コンバイン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151013

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5840036

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150