JP5563879B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、左右一対のクローラ走行装置を有した走行機体を備え、穀粒タンクを前記走行機体の横端部に配置して走行機体上下向き軸芯まわりに揺動自在に支持し、かつ前記穀粒タンクの前後向きが走行機体前後向きになった閉じ姿勢と、前記穀粒タンクの前端側が走行機体の横外側に位置した開き姿勢とに前記穀粒タンクを揺動させるタンク支持部を、前記走行機体の機体フレームに設けたコンバインに関する。
上記したコンバインは、穀粒タンクを開き姿勢に切り換えることにより、穀粒タンクの内側部分や穀粒タンクの内側に位置する装置を点検や修理しやすいように開放することを可能にしたものである。
この種のコンバインとして、従来、たとえば特許文献1に記載されたものがあった。特許文献1に記載されたコンバインでは、穀粒タンクの下部後端に連結された搬出ケースの下端が機体フレーム上に立設した支点軸に回動可能に外嵌され、穀粒タンクが縦軸芯を中心にして旋回可能となっている。
特開2005−278450号公報(段落〔0023〕、図1−3)
上記したコンバインにおいて、従来、穀粒タンクに回収された穀粒の重量のために走行機体の重心高さが高くなることを抑制しようとすると、穀粒タンクに貯留できる穀粒量が少なくなりがちであった。
つまり、機体フレームが穀粒タンクの揺動に対する障害物にならないようにする必要があることから、穀粒タンクが機体上下方向での全体(全高)にわたって機体フレームよりも高い配置高さに位置する状態で穀粒タンクを支持する構成が採用されており、穀粒タンクに貯留された穀粒の重量が機体フレームに対して低い配置高さで掛かるようにするには、タンク内穀粒の重心高さが低くなるように穀粒タンクの全高を低くする必要が生じ、穀粒タンクの容量が小になりがちであった。
本発明の目的は、穀粒タンクの容量減少を防止しながらタンク内穀粒の重心を低くすることができ、さらに穀粒タンクの底部管理に支障が生じないコンバインを提供することにある。
本第1発明は、左右一対のクローラ走行装置を有した走行機体を備え、穀粒タンクを前記走行機体の横端部に配置して走行機体上下向き軸芯まわりに揺動自在に支持し、かつ前記穀粒タンクの前後向きが走行機体前後向きになった閉じ姿勢と、前記穀粒タンクの前端側が走行機体の横外側に位置した開き姿勢とに前記穀粒タンクを揺動させるタンク支持部を、前記走行機体の機体フレームに設けたコンバインにおいて、
前記機体フレームにタンク収容空隙を走行機体横外側向きに開口した状態で設け、
前記穀粒タンクが前記閉じ姿勢に支持された状態で前記穀粒タンクの底部が前記タンク収容空隙に入り込むように構成し、
前記穀粒タンクの前記底部に設けられたメンテナンス開口の蓋体に作用する泥除けカバーを前記底部の下方で、かつ前記タンク収容空隙に配設し
前記泥除けカバーを走行機体横方向に脱着するカバー支持手段を、前記機体フレームの前記タンク収容空隙の走行機体横外側向き開口に対して走行機体横方向での反対側に位置する部位と前記泥除けカバーにわたって設け、
前記泥除けカバーに設けた走行機体横向きの連結軸と、前記連結軸が抜き差しされるように前記機体フレームに設けた連結孔と、前記連結孔に対して走行機体下方側に離れた箇所で前記機体フレームに当接して前記連結軸の連結孔に対する差込み限界を設定するよう泥除けカバー側に設けた当り部とを備えて前記カバー支持手段を構成してある。
本第1発明の構成によると、穀粒タンクの底部の配置高さを機体フレームの上面より低い配置高さにしても、穀粒タンクの底部がタンク収容空隙に対して走行機体横方向に出入りして機体フレームが穀粒タンクの揺動に対する傷害物にならない。この結果、穀粒タンクの機体上下方向での全体が機体フレームよりも高い配置高さに位置するものに比べ、穀粒タンクの底部がタンク収容空隙に入り込む分、タンク容量を大にしながらタンク内穀粒の重心を低くすることができる。
穀粒タンクの底部がタンク収容空隙に入り込むことにより、たとえ穀粒タンクの底部がクローラ走行装置に近づくことになっても、クローラ走行装置から飛散した泥土がメンテナンス開口の蓋体に付着することを泥除けカバーによって防止して、蓋体を常に開きやすい状態に維持することができる。
したがって、穀粒タンクの揺動開閉が可能なものでありながら、穀粒タンクの底部がタンク収容空隙に入り込む分、タンク容量を大にして極力多くの穀粒を貯留しながら、穀粒貯留時の重心を低く抑えて有利に作業走行できるコンバインを得ることができる。
さらに、たとえ穀粒タンクの底部がクローラ走行装置に近づくことになっても、クローラ走行装置による泥土飛散にかかわらずメンテナンス開口の蓋体を容易に開いて穀粒タンクの清掃などのメンテナンスを行いやすい状態を維持することができる。
本第発明の構成によると、泥除けカバーをタンク収容空隙から走行機体横外側に向けて移動操作することにより、カバー支持手段による泥除けカバーの機体フレームに対する取付けが解除されて泥除けカバーを機体フレームから取り外すことができるとともに泥除けカバーをタンク収容空隙から取り出すことができる。泥除けカバーをタンク収容空隙に向けて走行機体横外側から移動操作することにより、泥除けカバーをタンク収容空隙に入り込ませることができるとともにカバー支持手段による泥除けカバーの機体フレームに対する取り付けが行なわれて泥除けカバーを機体フレームに支持させることができる。
従って、泥除けカバーの脱着を行なうに当り、泥除けカバーを走行機体横方向に移動操作するだけでよくて楽に行なうことができる。
本第発明の構成によると、連結軸を連結孔に差し込み操作して当り部が機体フレームに当接すると、連結軸が差し込み限界となり、泥除けカバーの位置決めを行なわせることができる。当り部が連結孔に対して走行機体下方側に離れた箇所で機体フレームに当接することにより、この当接によって泥除けカバーの受け止め支持を行なわせ、泥除けカバーにタンク収容空隙の開口が位置する側で垂れ下がる歪みや変形が発生することを抑制できる。
従って、泥除けカバーの歪みや変形を抑制した高品質のコンバインを、泥除けカバーの位置決めのための当り部を利用して構造簡単に得ることができる。
コンバインの全体を示す側面図である。 コンバインの全体を示す平面図である。 穀粒タンクの閉じ姿勢を示す側面図である。 穀粒タンクの支持構造を示す後面図である。 閉じロック機構を示す正面図である。 図3のVI−VI断面図である。 受動軸と駆動軸の係合解除状態を示す正面図である。 図3のVIII−VIII断面図である。 泥除けカバー及びカバー支持手段を示す縦断正面図である。 泥除けカバーの分解状態を示す斜視図である。 タンク収容空隙及び泥除けカバーを示す斜視図である。 クローラ走行装置を示す側面図である。 クローラガイド装置を示す縦断正面図である。 (a)は、支持リンクを示す側面図、(b)は、支持リンクを示す平面図である。 (a)は、クローラ緊張輪を示す側面図、(b)は、クローラ緊張輪を示す縦断面図である。 第1の別実施形態を備えた泥除けカバー及びカバー支持手段を示す縦断正面図である。 第2の別実施形態を備えた泥除けカバー及びカバー支持手段を示す縦断正面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例に係るコンバインの全体を示す側面図である。図2は、本発明の実施例に係るコンバインの全体を示す平面図である。これらの図に示すように、本発明の実施例に係るコンバインは、左右一対のクローラ走行装置1,1が装備された機体フレーム2を有し、かつ機体フレーム2の前部の横一端側に設けられた運転部3を有した走行機体と、機体フレーム2の前部に連結された刈取り部4と、機体フレーム2の後部に設けられた脱穀装置5と、機体フレーム2の後部の脱穀装置5が位置する側とは反対側の横端部に設けた穀粒タンク6とを備えている。
このコンバインは、稲や麦の収穫作業を行う。
つまり、走行機体は、運転部3に設けた運転キャビン3aを備えており、運転キャビン3aの内部に搭乗して操縦するよう乗用型になっている。走行機体は、運転座席3bの下方に設けたエンジン7aを有した原動部7、及び機体フレーム2の前端部に設けたミッションケース8を備え、エンジン7aが出力する駆動力をミッションケース8を介して左右一対のクローラ走行装置1,1のクローラ駆動輪1eに伝達して、左右一対のクローラ走行装置1,1を駆動して自走する。
刈取り部4の刈取り部フレーム4aが機体フレーム2の前部に上下揺動自在に支持されており、刈取り部4は、刈取り部フレーム4aが昇降シリンダ(図示せず)によって上下に揺動操作されることにより、刈取り部4の前端部に走行機体横方向に並べて設けてある分草具4bが田面近くに下降した下降作業状態と、分草具4bが田面から高く上昇した上昇非作業状態とに昇降される。刈取り部4を下降作業状態にして走行機体を走行させると、刈取り部4は、刈取対象の植立穀稈を各分草具4bによって走行機体横方向に並ぶ引起し装置4cのうちの対応する引起し装置4cに導入し、各引起し装置4cによって引起し処理しながら一つのバリカン形の刈取り装置4dによって刈り取り処理し、刈り取り穀稈を供給装置4eによって走行機体後方向きに搬送して脱穀装置5に供給する。
脱穀装置5は、供給装置4eからの刈り取り穀稈を脱穀フィードチェーン(図示せず)によって走行機体後方側に挟持搬送しながら、刈り取り穀稈の穂先側を扱室(図示せず)に供給して回動する扱胴(図示せず)によって脱穀処理する。
穀粒タンク6について説明する。
穀粒タンク6は、脱穀装置5の選別部(図示せず)から排出された脱穀粒を、揚穀装置9によって供給されて貯留する。穀粒タンク6に貯留された脱穀粒は、穀粒タンク6の底部6aに内装された底スクリュー10と、この底スクリュー10の搬送終端側に接続された走行機体上下向きの縦スクリューコンベヤ11を備えた穀粒排出オーガ12とによって穀粒タンク6から搬出する。
図3,4に示すように、縦スクリューコンベヤ11と底スクリュー10を接続する接続ケース13を穀粒タンク6の下部に連結するとともに、接続ケース13の下部に一体成形された連結軸14を、機体フレーム2の後端部に設けたタンク支持部15が備える枢支筒15aに回転自在に装着してあり、穀粒タンク6は、接続ケース13を介してタンク支持部15に揺動自在に支持されて、縦スクリューコンベヤ11のスクリュー軸芯と一致する走行機体上下向き軸芯Pまわりに走行機体に対して揺動開閉する。
すなわち、図11に示すように、タンク支持部15は、機体フレーム2を構成する機体前後向きのメインフレーム20の後端部から走行機体横外側向きに突設してある。タンク支持部15から走行機体前方側に所定距離を離れた箇所に配置したタンク受け部21をメインフレーム20から走行機体横外側向きに突設するとともに、タンク支持部15とメインフレーム20とタンク受け部21とによって、走行機体横外側向きに開口した前後向き長方形状のタンク収容空隙22が機体フレーム2に形成される。機体フレーム2を構成するとともにメインフレーム20に連結する走行機体横向きの横フレーム23と、メインフレーム20のタンク支持部15が位置する部位の近傍とにわたって補強フレーム24を連結してある。タンク受け部21は、メインフレーム20よりも走行機体横外側にメインフレーム20と平行に位置して原動部7及び運転部3を支持するフレーム25とメインフレーム20にわたって連結している。
穀粒タンク6は、図2に実線で示す如く走行機体上下向き軸芯Pまわりに走行機体内側に揺動操作されて、図3,8に示す如く穀粒タンク6の前後一対のメンテナンス開口6b,6bを設けてある底部6aがタンク収容空隙22に入り込むと、穀粒タンク6の前後向き(長手方向の向き)が走行機体前後向きになった閉じ姿勢になり、エンジン7aの出力を脱穀装置5に伝達する脱穀伝動装置(図示せず)など、脱穀装置5の横側に設けられた各種の装置を閉じる。この場合、図6に示すように、穀粒タンク6の前端側の下部に連結してある前脚部材26が、これの下端部に帯板を付設して設けてある載せ付け部26aで機体フレーム2のタンク受け部21の上面側とメインフレーム20の上面側に当接し、穀粒タンク6の前端側の荷重がタンク受け部21及び機体フレーム2によって支持される。奥側の載せ付け部26aは、タンク受け部21とメインフレーム20とにわたって設けた傾斜ガイド27のガイド面を滑ってメインフレーム20の横外側からメインフレーム20の上面に至る。穀粒タンク6が閉じ姿勢になると、底スクリュー10に連動している受動軸17aと、エンジン7aから伝動される駆動プーリ18によって駆動される駆動軸17bとが連動ピン17cによって自ずと一体回転自在に係合する。
穀粒タンク6は、図2に二点鎖線で示す如く走行機体上下向き軸芯Pまわりに走行機体横外側に揺動操作されて、穀粒タンク6の前後一対のメンテンナンス開口6b,6bを設けてある底部6aが、タンク収容空隙22の走行機体横外側向き開口22aを通ってタンク収容空隙22から走行機体横外側に出るとともに前脚部材26が機体フレーム2のタンク受け部21から走行機体横外側に外れると、穀粒タンク6の前端側が走行機体の横外側に位置した開き姿勢になり、脱穀伝動装置など、脱穀装置5の横側に設けられた各種の装置を点検や修理しやすいように開放する。図7に示すように、穀粒タンク6が走行機体横外側に向かって揺動するに伴い、受動軸17aと駆動軸17bとの係合が自ずと外れる。
図3,8に示すように、穀粒タンク6の底部6aに、前記前後一対のメンテナンス開口6b,6bを各別に開閉する前後一対の蓋体30,30を設けてある。各蓋体30は、蓋体30の穀粒タンク前後方向での複数箇所(例えば3箇所)に設けた蝶番31及び締付具32を介して揺動開閉自在に支持されている。穀粒タンク6の下方に位置するクローラ走行装置1から飛散した泥土が各蓋体30に掛かることを防止するように前後一対の蓋体30,30の下方にわたって位置する泥除けカバー35をタンク収容空隙22に設けてある。
図8〜図11に示すように、泥除けカバー35は、樹脂板で構成されたシート状でかつ偏平形状のカバー本体35aと、このカバー本体35aの下面側に走行機体前後方向に適宜間隔を隔てて並べ取付けられた複数本(例えば3本)の走行機体横向きの丸棒材でなる保形部材36とを備えて構成してある。カバー本体35aは、穀粒タンク6の前端部から後端部に亘る状態の前後長さで、かつメインフレーム20の外端部からクローラベルト1bの外端部に亘る状態の左右長さで、タンク収容空隙22の略全体を覆うことができる前後向き長方形状に構成されている。保形部材36の一端側は、カバー本体35aに連結ボルト38によって連結され、保形部材36の他端側は、カバー本体35aに固縛バンド39によって連結されている。
図8に示すように、カバー本体35aの走行機体横方向での外側端部35bが、穀粒タンク6の外面側に装着された化粧カバー37の下端部に化粧カバー37の走行機体前後方向での全長にわたって設けられたほぼ水平姿勢の折曲げ端部37aの上方に位置するように、かつカバー本35aの走行機体横方向での内側端部35cが機体フレーム2のメインフレーム20の側面20aに当接するようにカバー本体35aを構成してある。
つまり、カバー本体35aの外側端部35bと化粧カバー37の折曲げ端部37aとが上下方向視で重合して、クローラ走行装置1から飛散した泥水を化粧カバー37と泥除けカバー35の間から穀粒タンク6の底部6aに向けて入りにくくする。泥除けカバー35は、カバー本体35aとメインフレーム20の間をクローラ走行装置1からの泥水が入り込みにくいように閉じている。
泥除けカバー35は、各保形部材36が位置する箇所で泥除けカバー35と機体フレーム2とにわたって設けたカバー支持手段40によって機体フレーム2に脱着自在に支持させるようになっている。
図8〜図11に示すように、各カバー支持手段40は、保形部材36のカバー本体35aから走行機体内側に突出する端部によって構成した走行機体横向きの連結軸41と、機体フレーム2におけるメインフレーム20のうちのタンク収容空隙22の走行機体横外側向き開口22aに対して走行機体横方向での反対側に位置する部位にパイプ材を付設して設けた連結孔42と、連結軸41に脱着自在な抜け止めピン43と、連結軸41の基部にカバー本体35aの切り欠き部35dを通って走行機体上下方向に沿う部分を形成して設けた当り部44とを備えて構成してある。保形部材36と当り部44と連結軸41とは、正面視でクランク状に形成されている。
図8に示すように、各カバー支持手段40は、泥除けカバー35をタンク収容空隙22にこれの走行機体横外側から押し込み操作して連結軸41をメインフレーム20の連結孔42に差し込み、当り部44がメインフレーム20の側面20aに当接して連結軸41の連結孔42に対する差し込み限界を設定した状態になると、泥除けカバー35を蓋体30に対してカバー作用する状態でタンク収容空隙22に位置させて支持するよう支持状態になる。各カバー支持手段40は、連結軸41の連結孔42から走行機体内側に突出した部位に抜け止めピン43が装着されることにより、泥除けカバー35を外れ止めするようにロック状態になり、かつ当り部44が連結孔42に対して走行機体下方側に離れた箇所でメインフレーム20に当接して支持されることによって泥除けカバー35の下がり止めを行なう。
図11に示すように、各カバー支持手段40は、抜け止めピン43を取り外した泥除けカバー35をタンク収容空隙22から走行機体横外側に引き出し操作して連結軸41が連結孔42から抜け外れると、泥除けカバー35をタンク収容空隙22から離脱させるとともに泥除けカバー35のメインフレーム20による支持を解除するよう支持解除状態になる。
泥除けカバー35の脱着は、穀粒タンク6を開き姿勢に切り換えた状態で行なう。
図5は、穀粒タンク6を閉じ姿勢に固定する閉じロック機構60を示す正面図である。この図に示すように、閉じロック機構60は、穀粒タンク6の前壁部に連結された支持板64に支持ピン65を介して揺動自在に支持させた閉じフック61と、脱穀装置5の機壁に取付け部材63を介して連結された固定軸63aと、前脚部材26の下端部に連結されたピンホルダ67に昇降自在に支持されたロックピン68とを備えて構成してある。
図5は、閉じロック機構60のロック状態を示している。この図に示すように、閉じロック機構60は、閉じフック61がロックバネ62による揺動付勢によって固定軸63aに係合され、ロックピン68がロックバネ69による下降付勢によってタンク受け部21に設けたピン孔に差し込まれることにより、ロック状態になる。
閉じロック機構60は、閉じフック61に操作ロッド71を介して連結してある解除レバー72の揺動操作によって閉じフック61がロックバネ62に抗して揺動操作されて固定軸63aから外し操作され、ロックピン68がロックバネ69に抗して上昇操作されてピン孔から抜け外し操作されることにより、ロック解除状態になる。
クローラ走行装置1について説明する。
図12は、クローラ走行装置1を示す側面図である。この図に示すように、クローラ走行装置1には、トラックフレーム1aの走行装置前後方向に並ぶ複数箇所(例えば三箇所)に前後一対の接地転輪51,51を備えたクローラガイド装置50を設けてある。
図12,13に示すように、各クローラガイド装置50は、トラックフレーム1aに支軸52を介して枢支される支持リンク53と、この支持リンク53に支持される前後一対の接地転輪51,51と、支持リンク53に支持される一対のクローラガイド54,54とを備えて構成してある。
図14(a)は、支持リンク53を示す側面図である。図14(b)は、支持リンク53を示す平面図である。これらの図に示すように、支持リンク53は、支持リンク53の前後方向での中央部に一体鋳造された連結筒部53aと、支持リンク53の前後方向での両端部に一体鋳造された輪体支持筒部53bと、連結筒部53a及び輪体支持筒部53bを挟んで支持リンク23の上下側に分かれて位置する配置で支持リンク53に一体鋳造された一対のクローラガイド54,54を備えている。
クローラガイド装置50は、支持リンク53の連結筒部53aが支軸52を介してトラックフレーム1aに回転自在に連結され、支持リンク53の各輪体支持筒部53bに接地転輪51が回転自在に装着されることにより作用状態となり、前後一対の接地転輪51,51をトラックフレーム1aに支軸52のまわりに上下揺動自在に支持させながらクローラベルト1bに案内作用させ、一対のクローラガイド54,54のうちの連結筒部53a及び輪体支持筒部53bの下方に位置する方のクローラガイド54を、トラックフレーム1aに前後一対の接地転輪51,51と共に上下揺動自在に支持させながらクローラベルト1bに案内作用させる。
クローラガイド装置50は、連結筒部53a及び輪体支持筒部53bの下方に位置してクローラベルト1bに案内作用するクローラガイド54に摩滅が発生した場合、上下反転させて、摩滅したクローラガイド54に替えて他方の未使用のクローラガイド54を使用することが可能になっている。
すなわち、連結筒部53a及び輪体支持筒部53bの下方に位置してクローラベルト1bに案内作用するクローラガイド54に摩滅が発生した場合、支持リンク53を支軸52から取り外し、摩滅したクローラガイド54が連結筒部53a及び輪体支持筒部53bの下方に位置する連結姿勢から、未使用のクローラガイド54が連結筒部53a及び輪体支持筒部54bの下方に位置する連結姿勢に姿勢変更して支軸52に連結する。すると、未使用のクローラガイド54がトラックフレーム1aに前後一対の接地転輪51,51と共に上下揺動自在に支持されながらクローラベルト1bに案内作用する。
図15(a)は、クローラ緊張輪1cを示す側面図である。図15(b)は、クローラ緊張輪1cを示す縦断面図である。これらの図に示すように、クローラ緊張輪1cは、周面に突起1dが設けられた突起付き輪体によって構成してあり、クローラベルト1bにクローラ駆動輪1eの歯部が係入するように設けられた駆動孔1f(図13参照)に突起1dが係入してクローラベルト1bに対するスリップが生じない状態で回転する。
〔別実施形態〕
(1)図16は、第1の別実施形態を備えた泥除けカバー35及びカバー支持手段40を示す縦断正面図である。この図に示すように、第1の別実施形態を備えた泥除けカバー35は、樹脂板で構成されたシート状で、かつ走行機体横方向での2つの屈曲箇所K,Kで屈曲した形状のカバー本体35aと、このカバー本体35aの下面側に走行機体前後方向に適宜間隔を隔てて並べ取付けられた複数本(例えば3本)の走行機体横向きの丸棒材でなる保形部材36とを備えて構成してある。
第1の別実施形態を備えたカバー支持手段40は、保形部材36のカバー本体35aから走行機体内側に突出する端部によって構成した走行機体横向きの連結軸41と、機体フレーム2におけるメインフレーム20のうちのタンク収容空隙22の走行機体横外側向き開口22aに対して走行機体横方向での反対側に位置する部位にパイプ材を付設して設けた連結孔42と、連結軸41に脱着自在な抜け止めピン43と、連結軸41の基部にカシメ部を形成して設けた当り部44とを備えて構成してある。
カバー支持手段40は、泥除けカバー35をタンク収容空隙22にこれの走行機体横外側から押し込み操作して連結軸41をメインフレーム20の連結孔42に差し込み、当り部44が連結孔42を形成するパイプ材の端面に当接して連結軸41の連結孔42に対する差し込み限界を設定した状態になると、泥除けカバー35を蓋体30に対してカバー作用する状態でタンク収容空隙22に位置させて支持するよう支持状態になる。カバー支持手段40は、連結軸41の連結孔42から走行機体内側に突出した部位に抜け止めピン43が装着されることにより、泥除けカバー35を外れ止めするようにロック状態になる。
(2)図17は、第2の別実施形態を備えた泥除けカバー35及びカバー支持手段40を示す縦断正面図である。この図に示すように、第2の別実施形態を備えた泥除けカバー35は、樹脂板で構成されたシート状でほぼ偏平形状のカバー本体35aと、このカバー本体35aの下面側に走行機体前後方向に適宜間隔を隔てて並べ取付けられた複数本(例
えば3本)の走行機体横向きの丸棒材でなる保形部材36とを備えて構成してある。
第2の別実施形態を備えたカバー支持手段40は、保形部材36のカバー本体35aから走行機体内側に突出する端部によって構成した走行機体横向きの連結軸41と、機体フレーム2におけるメインフレーム20のうちのタンク収容空隙22の走行機体横外側向き開口22aに対して走行機体横方向での反対側に位置する部位に貫通孔を形成して設けた連結孔42と、連結軸41に脱着自在な抜け止めピン43と、連結軸41の基部にカシメ部を形成して設けた当り部44とを備えて構成してある。
カバー支持手段40は、泥除けカバー35をタンク収容空隙22にこれの走行機体横外側から押し込み操作して連結軸41をメインフレーム20の連結孔42に差し込み、当り部44がメインフレーム20の側面20aに当接して連結軸41の連結孔42に対する差し込み限界を設定した状態になると、泥除けカバー35を蓋体30に対してカバー作用する状態でタンク収容空隙22に位置させて支持するよう支持状態になる。カバー支持手段40は、連結軸41の連結孔42から走行機体内側に突出した部位に抜け止めピン43が装着されることにより、泥除けカバー35を外れ止めするようにロック状態になる。
〔別実施例〕
(1)上記した実施例では、当り部44を連結軸41の基部に設けた例を示したが、当り部44をカバー本体35aの端部に設けて実施してもよい。
(2)上記した実施例では、保形部材36を丸棒材で構成した例を示したが、角棒材やアングル材など異なる材質のものを採用してもよい。この場合、連結孔42の孔形状も保形部材に合わせて適宜変更できる。
(3)上記した実施例では、泥除けカバー35を保形部材36と共にメインフレーム20に対し着脱できるように構成した例を示したが、保形部材36をメインフレーム20側に固定し、泥除けカバー35を保形部材36及びメインフレーム20に対して着脱できるように構成してもよい。
本発明は、刈取り穀稈を脱穀フィードチェーンによって搬送して刈取り穀稈の穂先側を扱室に挿入して脱穀処理する脱穀装置の他、刈取り穀稈を株元から穂先までの全体にわたって扱室に投入して脱穀処理する脱穀装置を採用したコンバインにも利用可能である。
1 クローラ走行装置
2 機体フレーム
6 穀粒タンク
6a 穀粒タンクの底部
6b メンテナンス開口
15 タンク支持部
22 タンク収容空隙
22a 走行機体横外側向き開口
30 蓋体
35 泥除けカバー
P 走行機体上下向き軸芯
40 カバー支持手段
41 連結軸
42 連結孔
44 当り部

Claims (1)

  1. 左右一対のクローラ走行装置を有した走行機体を備え、穀粒タンクを前記走行機体の横端部に配置して走行機体上下向き軸芯まわりに揺動自在に支持し、かつ前記穀粒タンクの前後向きが走行機体前後向きになった閉じ姿勢と、前記穀粒タンクの前端側が走行機体の横外側に位置した開き姿勢とに前記穀粒タンクを揺動させるタンク支持部を、前記走行機体の機体フレームに設けたコンバインであって、
    前記機体フレームにタンク収容空隙を走行機体横外側向きに開口した状態で設け、
    前記穀粒タンクが前記閉じ姿勢に支持された状態で前記穀粒タンクの底部が前記タンク収容空隙に入り込むように構成し、
    前記穀粒タンクの前記底部に設けられたメンテナンス開口の蓋体に作用する泥除けカバーを前記底部の下方で、かつ前記タンク収容空隙に配設し
    前記泥除けカバーを走行機体横方向に脱着するカバー支持手段を、前記機体フレームの前記タンク収容空隙の走行機体横外側向き開口に対して走行機体横方向での反対側に位置する部位と前記泥除けカバーにわたって設け、
    前記泥除けカバーに設けた走行機体横向きの連結軸と、前記連結軸が抜き差しされるように前記機体フレームに設けた連結孔と、前記連結孔に対して走行機体下方側に離れた箇所で前記機体フレームに当接して前記連結軸の連結孔に対する差込み限界を設定するよう泥除けカバー側に設けた当り部とを備えて前記カバー支持手段を構成してあるコンバイン。
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