JP2020048420A - 脱穀装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】扱胴の取り扱い性に優れた脱穀装置が要望されている。【解決手段】脱穀装置9に、扱室18に設けられる扱胴12と、扱胴12を上方から覆う開閉可能な扱室カバー39と、が備えられている。扱胴12は、前後方向に延びる扱胴軸20と、扱胴軸20に支持されると共に複数の扱歯41が外周部に取り付けられる胴体42と、を有している。胴体42は、胴体42が前後に分割されて構成され、かつ、一体に回転する複数の胴体部48を有している。胴体部48は、胴体部48が扱胴軸20周りの周方向に分割されて構成された複数の胴体部構成部材57、58を有する周方向分割胴体部である。胴体部構成部材57、58は、着脱可能に構成され、かつ、扱室カバー39を開いた状態で扱室18の上部開口18aを通過可能に構成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、扱室に設けられる扱胴が備えられている脱穀装置に関する。
上記のような脱穀装置として、例えば、特許文献1に記載の脱穀装置が既に知られている。特許文献1に記載の脱穀装置には、扱室(文献では「扱室〔2〕」)に設けられる扱胴(文献では「扱胴〔10〕」)が備えられている。扱胴は、前後方向に延びる扱胴軸(文献では「支軸〔30〕」)と、扱胴軸に支持されると共に複数の扱歯(文献では「扱歯〔35〕、〔36〕」)が外周部に取り付けられる胴体(文献では「扱胴ドラム〔31〕」)と、を有している。胴体は、その全長に亘る単一の胴体部によって構成されている。
特開2010−68752号公報
特許文献1に記載の脱穀装置では、扱胴の組み立てやメンテナンスを行う際に、胴体全体を一体的に取り扱わなければならず、労力を要する。
上記状況に鑑み、扱胴の取り扱い性に優れた脱穀装置が要望されている。
本発明の特徴は、扱室に設けられる扱胴と、前記扱胴を上方から覆う開閉可能な扱室カバーと、が備えられ、前記扱胴は、前後方向に延びる扱胴軸と、前記扱胴軸に支持されると共に複数の扱歯が外周部に取り付けられる胴体と、を有し、前記胴体は、前記胴体が前後に分割されて構成され、かつ、一体に回転する複数の胴体部を有し、前記複数の胴体部のうち少なくとも一つの胴体部は、前記胴体部が前記扱胴軸周りの周方向に分割されて構成された複数の胴体部構成部材を有する周方向分割胴体部であり、前記複数の胴体部構成部材のうち少なくとも一つの胴体部構成部材は、着脱可能に構成され、かつ、前記扱室カバーを開いた状態で前記扱室の上部開口を通過可能に構成されていることにある。
本特徴構成によれば、扱胴の組み立てやメンテナンスを行う際に、胴体を複数の胴体部に分けて取り扱うことにより、胴体全体を一体的に取り扱うよりも労力が少なくて済む。また、胴体部構成部材を取り外すことにより、胴体のうち胴体部構成部材が取り外された箇所の開口から胴体の内部に手を入れて、扱胴のメンテナンス(例えば、胴体を扱胴軸に固定するためのボルトの締緩や扱歯の交換等)を容易に行うことができる。その際、胴体部構成部材を扱室の上部開口から出し入れすることにより、胴体部構成部材の着脱を容易に行うことができる。すなわち、本特徴構成によれば、扱胴の取り扱い性に優れた脱穀装置を実現することができる。
さらに、本発明において、前記複数の胴体部構成部材の全ては、着脱可能に構成され、かつ、前記扱室カバーを開いた状態で前記上部開口を通過可能に構成されていると好適である。
本特徴構成によれば、全ての胴体部構成部材を取り外すことにより、胴体のうち胴体部構成部材が取り外された箇所の開口が大きくなるため、扱胴のメンテナンスを一層容易に行うことができる。その際、全ての胴体部構成部材を扱室の上部開口から出し入れすることにより、全ての胴体部構成部材の着脱を容易に行うことができる。
さらに、本発明において、前記複数の胴体部構成部材は、前記胴体部が前記周方向に等分割されて構成されていると好適である。
本特徴構成によれば、胴体部構成部材の大きさが揃うことになる。これにより、各胴体部構成部材を共通化したり各胴体部構成部材の強度を等しくしたりし易くなる。
さらに、本発明において、前記胴体は、三つの前記胴体部に前後に分割されて構成され、前記周方向分割胴体部の前後両隣りに、夫々、他の前記胴体部が存在し、前記周方向分割胴体部は、前記周方向分割胴体部の前後両隣りの前記胴体部よりも前後方向に長いと好適である。
本特徴構成によれば、胴体のうち胴体部構成部材が取り外された箇所の開口が前後方向に長いものになる。これにより、扱胴のメンテナンスを行う際に、胴体のうち胴体部構成部材が取り外された箇所の開口から胴体の内部に手を入れて、周方向分割胴体部の前隣りの胴体部の内部や周方向分割胴体部の後隣りの胴体部の内部に手を届かせ易くなる。
さらに、本発明において、前記周方向分割胴体部の前隣りの前記胴体部は、前記周方向分割胴体部の後隣りの前記胴体部よりも前後方向に短いと好適である。
ここで、扱胴の前端部には、通常、前方に向かって径が小さくなる縮径部が設けられている。本特徴構成によれば、周方向分割胴体部の前隣りの胴体部の前端部に、縮径部を連設した場合でも、扱胴において、周方向分割胴体部よりも前側の部分の前後長さと周方向分割胴体部よりも後側の部分の前後長さとを同程度にして、前後バランスを良好にすることができる。
コンバインを示す左側面図である。 コンバインを示す平面図である。 脱穀装置を示す左側面断面図である。 脱穀装置を示す正面断面図である。 扱室カバー及び右カバーを開いた状態の脱穀装置を示す正面断面図である。 扱胴が扱室に設けられた状態を示す平面図である。 扱胴が扱室に設けられた状態を示す斜視図である。 扱胴を示す左側面断面図である。 扱胴を示す分解斜視図である。 図8におけるX−X断面図である。 後胴体部取付工程を示す斜視図である。 前胴体部取付工程を示す斜視図である。 第一中胴体部構成板を示す斜視図である。 第二中胴体部構成板を示す斜視図である。 (a)一方の第二中胴体部構成板の取り外し方を示す図である。(b)他方の第二中胴体部構成板の取り外し方を示す図である。(c)一方の第一中胴体部構成板の取り外し方を示す図である。(d)他方の第一中胴体部構成板の取り外し方を示す図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。
〔コンバインの全体構成〕
図1及び図2には、自脱型コンバインを示している。本コンバインには、機体フレーム1と、クローラ走行装置2と、が備えられている。走行機体の前部には、植立穀稈を刈り取る刈取部3が設けられている。走行機体の前部における右側部分には、運転キャビン4が設けられている。運転キャビン4には、運転者が搭乗する運転部5と、運転部5を覆うキャビン6と、が備えられている。運転部5の下方には、エンジン(図示省略)が設けられている。
運転キャビン4の後方には、脱穀処理後の穀粒を貯留する穀粒貯留タンク7が設けられている。穀粒貯留タンク7内の穀粒を排出する穀粒排出装置8が設けられている。穀粒貯留タンク7の左隣には、脱穀装置9が設けられている。脱穀装置9の左側部には、刈取穀稈を挟持搬送するフィードチェーン10と、フィードチェーン10と上下に対向する位置でフィードチェーン10と共に刈取穀稈を挟持するレール台11と、が設けられている。脱穀装置9は、扱胴12を有すると共にフィードチェーン10によって搬送される刈取穀稈を脱穀処理する。脱穀装置9の後部には、排藁搬送装置13が連設されている。排藁搬送装置13は、フィードチェーン10から脱穀処理後の排藁を受け取って後方へ挟持搬送する。排藁搬送装置13の下方には、排藁搬送装置13によって搬送された排藁を切断処理する排藁切断装置14が設けられている。
〔脱穀装置〕
図3に示すように、脱穀装置9の上部には、扱室18が形成されている。扱室18には、扱胴12が前後向き軸心(回転軸心)Y1周りで回転可能に設けられている。扱胴12は、扱胴軸20を介して、扱室18を形成する前後両側の壁21に回転可能に支持されている。扱胴12の下方には、受網22が設けられている。扱胴12の後方には、塵埃を外部に排出する排塵ファン23が設けられている。
脱穀装置9の下部には、選別対象物を揺動選別する揺動選別装置24や揺動選別装置24に選別風を送風する唐箕25、一番物の穀粒(単粒化穀粒等)を回収する一番回収部26、二番物の穀粒(枝梗付き穀粒等)を回収する二番回収部27が設けられている。一番回収部26には、一番物の穀粒を右方へ搬送する一番スクリュ28が備えられている。一番スクリュ28からの一番物の穀粒を穀粒貯留タンク7に向けて揚穀搬送する揚穀装置29が設けられている。揚穀装置29は、一番スクリュ28の右端部に連動連結されている。二番回収部27には、二番物の穀粒を右方へ搬送する二番スクリュ30が備えられている。二番スクリュ30からの二番物の穀粒を揺動選別装置24に還元する二番還元装置31が設けられている。二番還元装置31は、二番スクリュ30の右端部に連動連結されている。
図4から図7に示すように、脱穀装置9の上部における左右両側部の夫々には、脱穀装置9における前部と後部とに亘って前後方向に延びる上部フレーム32、33が設けられている。脱穀装置9の左側部には、上唇板34と下唇板(図示省略)とが設けられている。上唇板34と前記下唇板との間には、脱穀処理用の刈取穀稈が通過する扱口35が形成されている。上唇板34の上部には、複数の藁切刃36が前後方向に並ぶ状態で取り付けられている。扱胴12の右上方には、扱室18内の穀稈等を案内するガイド板37が設けられている。ガイド板37は、その下端部が受網22の右上端部に連なる状態で設けられている。ガイド板37の上部には、複数の藁切刃38が前後方向に並ぶ状態で取り付けられている。
扱室18の上部には、上部開口18aが形成されている。上部開口18aは、前後方向において、前側の壁21と後側の壁21とに亘って形成され、左右方向において、上唇板34の上端部とガイド板37の上端部とに亘って形成されている。図5及び図6等には、上部開口18aの左右開口幅をWで示している。
脱穀装置9の上部には、扱胴12を上方から覆う開閉可能な扱室カバー39と、扱室カバー39の右隣に位置する開閉可能な右カバー40と、が設けられている。扱室カバー39は、その左端部が前後向き軸心(揺動軸心)Y2周りで揺動可能に左側の上部フレーム32に支持されている。右カバー40は、その右端部が前後向き軸心(揺動軸心)Y3周りで揺動可能に右側の上部フレーム33に支持されている。
図3から図7に示すように、扱胴12には、前後方向に延びる扱胴軸20と、扱胴軸20に支持されると共に複数の扱歯41が外周部に取り付けられる略円筒形状の胴体42と、が備えられている。扱胴軸20は、前側の壁21と後側の壁21とに亘って設けられている。扱胴軸20は、前ベアリング43を介して前側の壁21に回転可能に支持され、かつ、後ベアリング44を介して後側の壁21に回転可能に支持されている。扱胴軸20のうち前側の壁21から前方に突出する部分には、前記エンジンからの駆動力が入力される入力プーリ45が設けられている。
〔胴体〕
図6から図10に示すように、胴体42には、前側部分を構成する前胴体部46と、後側部分を構成する後胴体部47と、前胴体部46と後胴体部47との間の部分を構成する中胴体部48(周方向分割胴体部)と、が備えられている。胴体42は、前胴体部46、後胴体部47及び中胴体部48に前後に三分割されて構成されている。前胴体部46、後胴体部47及び中胴体部48は、これらが一体に回転するように、単一の扱胴軸20に支持されている。すなわち、胴体42には、胴体42が前後に分割(本実施形態では、三分割)されて構成され、かつ、一体に回転する複数(本実施形態では、三つ)の前胴体部46、後胴体部47及び中胴体部48が備えられている。
〔前胴体部〕
前胴体部46は、ロール成形された板によって構成されている。前胴体部46には、扱歯41が取り付けられる孔が多数形成されている。前胴体部46は、後胴体部47よりも前後方向に短い。前胴体部46の前端開口部には、前胴体部46の前端開口部を塞ぐように、前円板49がボルト固定されている。前円板49には、前方に向かって径が小さくなる縮径部49aが形成されている。前円板49の後面(胴体42の内部側の面)には、前ボス50がボルト51によって固定されている。前ボス50は、扱胴軸20にボルト52によって固定されている。
〔後胴体部〕
後胴体部47は、ロール成形された板によって構成されている。後胴体部47には、扱歯41が取り付けられる孔が多数形成されている。後胴体部47の後端開口部には、後胴体部47の後端開口部を塞ぐように、後円板53がボルト固定されている。後円板53の前面(胴体42の内部側の面)には、後ボス54がボルト55によって固定されている。後ボス54は、扱胴軸20にボルト56によって固定されている。
〔中胴体部〕
中胴体部48は、ロール成形された板によって構成されている。中胴体部48には、扱歯41が取り付けられる孔が多数形成されている。中胴体部48は、前胴体部46及び後胴体部47よりも前後方向に長い。中胴体部48は、前後方向において、ガイド板37側の藁切刃38の前後存在範囲のうち前部に対応する位置と後部に対応する位置とに亘り、かつ、上唇板34側の藁切刃36の前後存在範囲の前端よりも前側の位置と上唇板34側の藁切刃36の前後存在範囲の後端よりも後側の位置とに亘っている。
中胴体部48は、二つの第一中胴体部構成板57(胴体部構成部材)及び二つの第二中胴体部構成板58(胴体部構成部材)に扱胴軸20周りの周方向に四分割されて構成されている。すなわち、中胴体部48には、中胴体部48が扱胴軸20周りの周方向に分割(本実施形態では、四分割)されて構成された複数(本実施形態では、四つ)の第一中胴体部構成板57及び第二中胴体部構成板58が備えられている。
第一中胴体部構成板57及び第二中胴体部構成板58は、中胴体部48が扱胴軸20周りの周方向に等分割(90度間隔で分割)されて構成されている。第一中胴体部構成板57及び第二中胴体部構成板58は、扱胴軸20周りの周方向に交互に配置されている。二つの第一中胴体部構成板57及び二つの第二中胴体部構成板58は、全て取り外し可能に構成されている。
第一中胴体部構成板57のうち扱胴軸20周りの周方向における両縁部には、夫々、第二中胴体部構成板58が取り付けられる取り付け座59が設けられている。第二中胴体部構成板58のうち扱胴軸20周りの周方向における両縁部は、夫々、取り付け座59に対して胴体42の径方向の外側からボルト固定されている。取り付け座59には、ボルト固定用のボルト孔59aが複数形成されている。第二中胴体部構成板58のうち扱胴軸20周りの周方向における両縁部には、夫々、ボルト固定用のボルト孔58aが複数形成されている。
〔取り付けフレーム〕
図8から図10に示すように、前胴体部46、後胴体部47及び中胴体部48が取り付けられる取り付けフレーム60が設けられている。取り付けフレーム60には、前リング61と、後リング62と、前リング61と後リング62とを連結する複数(本実施形態では、四本)の連結部材63と、前リブ64と、後リブ65と、中リブ66と、が備えられている。
前リング61には、前胴体部46の後端部、第一中胴体部構成板57の前端部及び第二中胴体部構成板58の前端部が取り外し可能にボルト固定されている。後リング62には、後胴体部47の前端部、第一中胴体部構成板57の後端部及び第二中胴体部構成板58の後端部が取り外し可能にボルト固定されている。前リング61は、扱室18において、脱穀負荷が大きい箇所(扱室18の前部)に位置しているところ、前リング61の剛性を向上させるべく、前リブ64の板厚を後リブ65の板厚よりも厚くしている。
前リブ64には、前リング61の外周面から胴体42の径方向の外側に突出する突出部64aが扱胴軸20周りの周方向に間隔をあけて複数(本実施形態では、四つ)形成されている。後リブ65には、後リング62の外周面から胴体42の径方向の外側に突出する突出部65aが扱胴軸20周りの周方向に間隔をあけて複数(本実施形態では、四つ)形成されている。
〔扱胴の組立方法〕
図11から図14に示すように、扱胴12の組み立ては、後胴体部取付工程(図11参照)、前胴体部取付工程(図12参照)、第一中胴体部構成板取付工程(図13参照)、第二中胴体部構成板取付工程(図14参照)の順に行う。
図11に示すように、後胴体部取付工程では、後胴体部47を取り付けフレーム60に取り付ける。その際、後胴体部47側の凹部47aと後リング62側の切り欠き62aとを位置合わせすると共に、後胴体部47の前端部のうち凸部47bを、突出部65a同士の間に入り込ませる。
図12に示すように、前胴体部取付工程では、前胴体部46を取り付けフレーム60に取り付ける。その際、前胴体部46のロール継ぎ目J1と後胴体部47のロール継ぎ目J2とを位置合わせすると共に、前胴体部46の後端部のうち凸部46aを、突出部64a同士の間に入り込ませる。
図13に示すように、第一中胴体部構成板取付工程では、第一中胴体部構成板57を取り付けフレーム60に取り付ける。その際、第一中胴体部構成板57の後端部のうち凸部57aを、後胴体部47の前端部のうち凹部47aに嵌合させる。
図14に示すように、第二中胴体部構成板取付工程では、第二中胴体部構成板58を取り付けフレーム60に取り付ける。ここで、第二中胴体部構成板58のうち一の取り付け座59に対応する縁部(一縁部)のボルト孔58aのピッチ及び一の取り付け座59のボルト孔59aのピッチと、第二中胴体部構成板58のうち他の取り付け座59に対応する縁部(他縁部)のボルト孔58aのピッチ及び他の取り付け座59のボルト孔59aのピッチとは、異なっている。このため、第二中胴体部構成板58を取り付けフレーム60に取り付ける際、第二中胴体部構成板58の一縁部のボルト孔58aが一の取り付け座59のボルト孔59aと合うように、かつ、第二中胴体部構成板58の他縁部のボルト孔58aが他の取り付け座59のボルト孔59aと合うように、第二中胴体部構成板58の向きを設定する必要がある。
〔第一中胴体部構成板及び第二中胴体部構成板の取り外し方〕
図15(a)から(e)に示すように、二つの第一中胴体部構成板57及び二つの第二中胴体部構成板58の全ては、着脱可能に構成され、かつ、扱室カバー39を開いた状態で上部開口18aを通過可能に構成されている。以下では、第一中胴体部構成板57及び第二中胴体部構成板58の取り外し方について説明する。
先ず、図15(a)に示すように、二つの第二中胴体部構成板58のうち一方の第二中胴体部構成板58が上部開口18aに臨むように、扱胴12を回転させる。そして、一方の第二中胴体部構成板58の取り付けフレーム60に対するボルト固定を解除した上で、一方の第二中胴体部構成板58を上部開口18aから取り外すことができる。
続いて、図15(b)に示すように、二つの第二中胴体部構成板58のうち他方の第二中胴体部構成板58が上部開口18aに臨むように、扱胴12を回転させる。そして、他方の第二中胴体部構成板58の取り付けフレーム60に対するボルト固定を解除した上で、他方の第二中胴体部構成板58を上部開口18aから取り外すことができる。
続いて、15(c)に示すように、二つの第一中胴体部構成板57のうち一方の第一中胴体部構成板57が上部開口18aに臨むように、扱胴12を回転させる。そして、一方の第一中胴体部構成板57の取り付けフレーム60に対するボルト固定を解除した上で、一方の第一中胴体部構成板57を上部開口18aから取り外すことができる。
最後に、15(d)に示すように、二つの第一中胴体部構成板57のうち他方の第一中胴体部構成板57が上部開口18aに臨むように、扱胴12を回転させる。そして、他方の第一中胴体部構成板57の取り付けフレーム60に対するボルト固定を解除した上で、他方の第一中胴体部構成板57を上部開口18aから取り外すことができる。
このように、一方の第二中胴体部構成板58を取り外す形態(15(a)参照)、二つの第二中胴体部構成板58を取り外す形態(15(b)参照)、二つの第二中胴体部構成板58及び一方の第一中胴体部構成板57を取り外す形態(15(c)参照)、二つの第二中胴体部構成板58及び二つの第一中胴体部構成板57を取り外す形態(15(d)参照)を、この形態の順で選択することができる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、二つの第一中胴体部構成板57及び二つの第二中胴体部構成板58の全てが着脱可能に構成され、かつ、扱室カバー39を開いた状態で上部開口18aを通過可能に構成されている。しかし、二つの第一中胴体部構成板57及び二つの第二中胴体部構成板58のうち少なくとも一つの第一中胴体部構成板57又は第二中胴体部構成板58が着脱可能に構成され、かつ、扱室カバー39を開いた状態で上部開口18aを通過可能に構成されていればよい。
(2)上記実施形態では、第一中胴体部構成板57及び第二中胴体部構成板58は、中胴体部48が扱胴軸20周りの周方向に等分割されて構成されている。しかし、第一中胴体部構成板57及び第二中胴体部構成板58は、中胴体部48が扱胴軸20周りの周方向に不等分割されて構成されていてもよい。
(3)上記実施形態では、中胴体部48が前胴体部46及び後胴体部47よりも前後方向に長い。しかし、中胴体部48が前胴体部46よりも前後方向に短くてもよい。あるいは、中胴体部48が後胴体部47よりも前後方向に短くてもよい。あるいは、中胴体部48が前胴体部46及び後胴体部47よりも前後方向に短くてもよい。
(4)上記実施形態では、前胴体部46が後胴体部47よりも前後方向に短い。しかし、前胴体部46が後胴体部47よりも前後方向に長くてもよい。あるいは、前胴体部46と後胴体部47とが前後方向に同じ長さであってもよい。
(5)上記実施形態では、胴体42が前後に三分割されている。しかし、胴体42が前後に四分割以上されていてもよい。あるいは、胴体42が前後に二分割されていてもよい。
(6)上記実施形態では、中胴体部48が扱胴軸20周りの周方向に四分割されている。しかし、中胴体部48が扱胴軸20周りの周方向に五分割以上されていてもよい。あるいは、中胴体部48が扱胴軸20周りの周方向に二分割又は三分割されていてもよい。
本発明は、コンバイン用の脱穀装置に利用可能である。
9 脱穀装置
12 扱胴
18 扱室
18a 上部開口
20 扱胴軸
39 扱室カバー
41 扱歯
42 胴体
46 前胴体部
47 後胴体部
48 中胴体部(周方向分割胴体部)
57 第一中胴体部構成板(胴体部構成部材)
58 第二中胴体部構成板(胴体部構成部材)

Claims (5)

  1. 扱室に設けられる扱胴と、
    前記扱胴を上方から覆う開閉可能な扱室カバーと、が備えられ、
    前記扱胴は、前後方向に延びる扱胴軸と、前記扱胴軸に支持されると共に複数の扱歯が外周部に取り付けられる胴体と、を有し、
    前記胴体は、前記胴体が前後に分割されて構成され、かつ、一体に回転する複数の胴体部を有し、
    前記複数の胴体部のうち少なくとも一つの胴体部は、前記胴体部が前記扱胴軸周りの周方向に分割されて構成された複数の胴体部構成部材を有する周方向分割胴体部であり、
    前記複数の胴体部構成部材のうち少なくとも一つの胴体部構成部材は、着脱可能に構成され、かつ、前記扱室カバーを開いた状態で前記扱室の上部開口を通過可能に構成されている脱穀装置。
  2. 前記複数の胴体部構成部材の全ては、着脱可能に構成され、かつ、前記扱室カバーを開いた状態で前記上部開口を通過可能に構成されている請求項1に記載の脱穀装置。
  3. 前記複数の胴体部構成部材は、前記胴体部が前記周方向に等分割されて構成されている請求項1又は2に記載の脱穀装置。
  4. 前記胴体は、三つの前記胴体部に前後に分割されて構成され、
    前記周方向分割胴体部の前後両隣りに、夫々、他の前記胴体部が存在し、
    前記周方向分割胴体部は、前記周方向分割胴体部の前後両隣りの前記胴体部よりも前後方向に長い請求項1から3の何れか一項に記載の脱穀装置。
  5. 前記周方向分割胴体部の前隣りの前記胴体部は、前記周方向分割胴体部の後隣りの前記胴体部よりも前後方向に短い請求項4に記載の脱穀装置。
JP2018177845A 2018-09-21 2018-09-21 脱穀装置 Active JP7292021B2 (ja)

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