JP2021003015A - 脱穀装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】刈取穀稈の穂先側部分が挿入される扱室、扱室に設けられた扱胴、扱胴の下方に設けられた受網、刈取穀稈の株元側部分を挟持搬送する脱穀フィードチェーン、扱室の下方に設けられた選別室を備える脱穀装置において、扱室のうちの扱胴の前端部に対応する部位において発生したワラ屑を選別室に漏れ落ち難くする。【解決手段】扱室のうちの扱胴11の前端部11Fに対応する箇所における脱穀フィードチェーン側とは左右方向反対側の部位10aに、仕切り部材26が設けられている、仕切り部材26は、扱胴11と受網15との間に形成された処理空間と、選別室とを仕切っている。【選択図】図4

Description

本発明は、脱穀装置に関する。
脱穀装置には、例えば特許文献1に示されるように、刈取穀稈の穂先側部分が挿入される扱室と、前記扱室に設けられ、前記扱室に挿入された穂先側部分を脱穀する扱胴と、前記扱胴の下方の外周囲に設けられた受網と、前記扱室の下方に設けられ、前記受網から漏下した脱穀粒と塵埃とを選別する選別室と、前記扱室の横側方において前記扱室の前後方向に沿って延び、刈取穀稈の株元側部分を前記扱室の後方へ向けて挟持搬送する脱穀フィードチェーンと、が備えられたものがある。
特開2018−102152号公報
上記した脱穀装置においては、扱室の前部に位置する穂先側部分にあっては、着粒がまだ多い状態にあり、かつ、稈身が絡み合っていることが多々あるなどにより、扱室の前部では、長い切れワラが発生しがちである。扱室の前部において、受網から長い切れワラが漏れ落ちると、選別室から取り出される精粒に長い切れワラが混入しがちである。精粒にワラ屑が混入すると、籾摺りの障害になったり、取り除く手間が必要になったりする。
本発明は、精粒にワラ屑が混入し難い脱穀装置を提供する。
本発明による脱穀装置は、
刈取穀稈の穂先側部分が挿入される扱室と、前記扱室に設けられ、前記扱室に挿入された穂先側部分を脱穀する扱胴と、前記扱胴の下方の外周囲に設けられた受網と、前記扱室の下方に設けられ、前記受網から漏下した脱穀粒と塵埃とを選別する選別室と、前記扱室の横側方において前記扱室の前後方向に沿って延び、刈取穀稈の株元側部分を前記扱室の後方へ向けて挟持搬送する脱穀フィードチェーンと、が備えられ、前記扱室のうちの前記扱胴の前端部に対応する箇所における前記脱穀フィードチェーン側とは左右方向反対側の部位に、前記扱胴と前記受網との間に形成された処理空間と、前記選別室とを仕切る仕切り部材が設けられている。
本構成によると、扱室の前部において、長い切れワラなど、ワラ屑が発生しても、仕切り部材によって受け止められて選別室に漏れ落ち難いので、精粒にワラ屑が混入し難い。
本発明において、
前記仕切り部材の後端部が前記受網に繋がっていると好適である。
本構成によると、ワラ屑が仕切り部材から扱室の後方に向けて流動するとき、仕切り部材と受網との間から漏れ落ちないので、ワラ屑を選別室に漏れ落ち難くできる。
本発明においては、
前記仕切り部材に対して扱胴回転方向上手側に前記受網が位置していると好適である。
本構成によると、扱室の前部において得られた穀粒が仕切り部材に流動するまでに受網から漏下し、扱室の前部において発生したワラ屑が扱胴回転方向下手側に流動して仕切り部材によって受け止められるので、穀粒を滞留し難くしながらワラ屑を選別室に漏れ落ち難くできる。
本発明においては、
前記仕切り部材に対して扱胴回転方向下手側に前記受網が位置していると好適である。
本構成によると、仕切り部材によって受け止められた穀粒が仕切り部材から扱胴回転方向下手側に流動すると受網に出て受網から漏下するので、穀粒を滞留し難くできる。
本発明においては、
前記仕切り部材は、前記受網の円弧形状に沿った円弧形状であると好適である。
本構成によると、扱室のうちの仕切り部材が位置する部位における扱胴による脱穀処理が仕切り部材の受網の円弧形状に沿った円弧形状により、受網が位置する部位における脱穀処理と同様の性能で行われるので、仕切り部材の存在にかかわらず、脱穀処理を良好にきる。
本発明においては、
前記受網は、扱胴回転方向上手側に位置する上手側受網部と、扱胴回転方向下手側に位置する下手側受網部と、に分割可能であり、前記仕切り部材は、前記下手側受網部に一体的に取り付けられていると好適である。
本構成によると、仕切り部材を下手側受網部と共に扱室に組み付けることができるので、仕切り部材を備えるものでありながら、組付けを能率よく行える。
本発明においては、
前記仕切り部材の後縁部と、前記下手側受網部の前縁部とが隣り合い、前記仕切り部材の扱胴回転方向における両横縁部のうちの扱胴回転方向上手側の横縁部と、前記上手側受網部の前端部における扱胴回転方向における両横縁部のうちの扱胴回転方向下手側の横縁部とが隣り合っていると好適である。
本構成によると、上手側受網部の前部において発生したワラ屑が扱胴回転方向下手側に流動すると仕切り部材によって受け止められるので、ワラ屑を選別室に漏れ落ち難くできる。仕切り部材によって受け止められた穀粒が扱室の後方に向けて流動すると、下手側受網部に出て下手側受網部から漏下するので、穀粒を滞留し難くできる。
本発明においては、
前記扱胴の前端部に、前端側ほど小径となる円錐台状の穀稈導入部が備えられており、前記仕切り部材は、前記扱室の前記穀稈導入部に対応する箇所に設けられていると好適である。
本構成によると、穀稈導入部による穂先側部分の導入に伴ってワラ屑が発生しても、仕切り部材によって受け止められるので、ワラ屑を扱室に漏れ落ち難くできる。
本発明においては、
前記仕切り部材の扱室前後方向での長さが前記穀稈導入部の前後長さよりも長いと好適である。
本構成によると、穀稈導入部で発生したワラ屑が穀稈導入部から扱室後方向きに流動しても、仕切り部材によって受け止められるので、ワラを選別室に漏れ落ち難くできる。
コンバインの全体を示す左側面図である。 脱穀装置を示す縦断側面図である。 脱穀装置を示す縦断正面図である。 受網及び仕切り部材を示す平面図である。 仕切り部材、及び、下手側受網部の前部を示す斜視図である。 別の実施形態を備える仕切り部材を示す平面図である。
以下、本発明の一例である実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下の説明では、コンバインの走行機体に関し、図1に示される矢印Fの方向を「機体前方」、矢印Bの方向を「機体後方」、矢印Uの方向を「機体上方」、矢印Dの方向を「機体下方」、紙面表側の方向を「機体左方」、紙面裏側の方向を「機体右方」とする。
〔コンバインの全体について〕
図1に示されるように、コンバインの走行機体は、角パイプ材などの複数の鋼材を連結して構成された機体フレーム1を備えている。機体フレーム1の下部に左右一対のクローラ式走行装置2が装備されている。走行機体の前部の右横側部分に、運転部3が形成されている。運転部3には、搭乗空間を覆うキャビン3aが備えられている。走行機体の前部に、刈取搬送装置4が昇降可能に設けられている。刈取搬送装置4は、走行機体の前方において複数の植付条の稲や麦の植立穀稈を引起装置5によって引き起こしながら刈取装置6によって刈り取る刈取部4A、刈取部4Aによって刈り取られた刈取穀稈を後方に向けて搬送する供給搬送部4Bを有している。機体フレーム1の後部に、脱穀装置7及び穀粒タンク8が横並び状態で支持されている。脱穀装置7は、供給搬送部4Bの後方に配置され、穀粒タンク8は、運転部3の後方に配置されている。脱穀装置7においては、供給搬送部4Bによって搬送された刈取穀稈の脱穀処理が行われ、脱穀処理によって得られた脱穀粒と塵埃と選別する選別処理が行われる。穀粒タンク8は、脱穀装置7から搬送された穀粒を貯留する。穀粒タンク8の後部に、穀粒タンク8から穀粒を取り出す穀粒排出装置9が接続されている。
〔脱穀装置について〕
脱穀装置7及び扱胴11の説明にあたり、脱穀装置7及び扱胴11の処理始端側[穀稈挿入側(図2の紙面左側)]を「前」とし、脱穀装置7及び扱胴11の処理終端側[排ワラ排出側(図2の紙面右側)]を「後」とする。
脱穀装置7は、図2に示されるように、脱穀装置7の上部に設けられた脱穀部7A、及び、脱穀装置7の下部に設けられた選別部7Bを有している。
図2,3に示されるように、脱穀部7Aには、扱室10が備えられている。扱室10には、刈取穀稈の脱穀処理を行う扱胴11が設けられている。扱胴11は、脱穀装置7の前後方向に沿う方向の扱胴支軸12の軸芯Pを回転中心にして、図3に矢印で示される回転方向Zに回転駆動可能になっている。扱胴11には、扱胴11の前端部11Fに設けられた穀稈導入部11A、及び、扱胴11のうちの穀稈導入部11Aよりも後側の部分に設けられた扱き処理部11Bが備えられている。穀稈導入部11Aは、前端側ほど小径となる円錐台状に形成されている。穀稈導入部11Aの外周部に、穀稈導入部11Aの周方向に間隔を空けて並ぶ複数の整そ歯13が設けられている。扱き処理部11Bの外周部に、扱き処理部11Bの周方向、かつ、扱き処理部11Bの長手方向に並ぶ複数の扱歯14が設けられている。扱胴11の下方の外周囲に、受網15が設けられている。扱室10は、前壁部16、後壁部17、上唇板19、下唇板20、天板21及び受網15によって形成されている。扱室10の前部に、刈取穀稈の穂先側部分を扱室10に挿入する入口22が形成されている。扱室10の後部に、脱穀排ワラ及びワラ屑などを扱室10の後方に排出する送塵口23が形成されている。
図3に示されるように、扱室10の横側部に、上唇板19と下唇板20とによって扱口24が形成されている。扱口24は、扱室10の前後方向に延びる状態で形成されている。扱室10の扱口側の横側方に、扱室10の前後方向に延びる状態で脱穀フィードチェーン25が設けられている。図3,4に示されるように、扱室10のうちの扱胴11の前端部11Fに対応する箇所における脱穀フィードチェーン側とは左右方向反対側の部位10aに仕切り部材26が設けられている。扱胴11と受網15との間に形成された処理空間と、選別部7Bの選別室40とが仕切り部材26によって仕切られている。仕切り部材26は、図3に示されるように、受網15の円弧形状に沿った円弧形状に形成されており、扱室10のうちの仕切り部材26が位置する部位における扱胴11による脱穀処理は、扱室10のうちの受網15が位置する部位における扱胴11による脱穀処理と同様の脱穀性能で行われる。
脱穀部7Aにおいては、供給搬送部4Bによって搬送された刈取穀稈の株元側部分が脱穀フィードチェーン25に供給され、脱穀フィードチェーン25によって扱室10の後方に向けて挟持搬送される。株元側部分が挟持搬送されるに伴い、刈取穀稈の穂先側部分が入口底板27(図2参照)によって入口22に案内され、入口22を介して扱室10に挿入される。扱室10に挿入された穂先側部分が穀稈導入部11Aにおいて、整そ歯13によって梳かれつつ後方に向けて掻き込まれて扱き処理部11Bに導入され、扱き処理部11Bにおいて穂先側部分が脱穀処理される。穀稈導入部11A、及び、扱き処理部11Bの前端部における掻き込み及び脱穀を受ける穂先側部分では、長い切れワラなど、ワラ屑が発生しがちであるが、発生したワラ屑が仕切り部材26によって受け止められ、ワラ屑が選別室40に漏れ落ちることが仕切り部材26によって抑制されつつ脱穀処理が行われる。扱き処理部11Bに導入された穂先側部分が扱室10の後方に向けて移送されつつ扱歯14と受網15とによって脱穀処理される。脱穀処理によって得られた脱穀粒が受網15の処理物漏下穴を通って選別室40に漏下する。脱穀処理によって発生した脱穀排ワラ、及び、切ワラなどの塵埃が送塵口23を介して扱室10の後方に排出される。扱室10から排出されたワラ屑などに混入している穀粒が分離ドラム28(図2参照)によって掻き出され、掻き出された穀粒が選別室40に落下する。扱室10から排出された脱穀排ワラが脱穀フィードチェーン25によって排ワラ搬送装置29に供給され、排ワラ搬送装置29によって後方に搬送される。脱穀装置7の後部に設けられている排ワラ細断装置30の排ワラ投入口31が開けられていると、脱穀排ワラが排ワラ搬送装置29から排ワラ投入口31に落下され、脱穀排ワラが排ワラ細断装置30によって稈身方向に細断されて圃場に放出される。排ワラ細断装置30の排ワラ投入口31が蓋体32によって閉じられていると、脱穀排ワラが排ワラ搬送装置29から蓋体32の上に落下され、脱穀排ワラが蓋体32によって排ワラ細断装置30の後方に落下するよう案内され、走行機体の後方に長ワラ状態で放出される。
図2に示されるように、選別部7Bには、受網15の下方に設けられた選別室40が備えられている。選別室40には、受網15の処理物漏下穴などから落下した穀粒などの脱穀処理物を受け止め、受け止めた穀粒と塵埃とを選別する揺動選別装置41が設けられている。揺動選別装置41は、揺動選別装置41の後部に設けられた駆動機構42による揺動操作が可能になっている。揺動選別装置41には、グレンパン43、チャフシーブ44、グレンシーブ45及びストローラック46が備えられている。揺動選別装置41の前端部の下方に、唐箕47が設けられている。唐箕47の前方に、第1送風装置48が設けられている。唐箕47の後方に、第2送風装置49が設けられている。唐箕47は、グレンシーブ45、チャフシーブ44及びストローラック46のそれぞれを下方から上方に抜けて選別室40の後上方に向かう選別風を供給する。第1送風装置48は、チャフシーブ44の前下方から揺動選別装置41の後上方に向かう選別風を供給する。第2送風装置49は、ストローラック46を下方から上方に抜けて揺動選別装置41の後上方に向かう選別風を供給する。
揺動選別装置41によって選別された穀粒のうちの精粒は、揺動選別装置41の中間部の下方に設けられた1番スクリュー50に流下し、1番スクリュー50によって脱穀装置7の横外側に搬送される。1番スクリュー50によって搬送された精粒は、1番スクリュー50の搬送終端部に接続された揚穀装置51によって穀粒タンク8に供給される。揺動選別装置41によって選別された穀粒のうちの未処理粒は、揺動選別装置41の後部の下方に設けられた2番スクリュー52に流下し、2番スクリュー52によって脱穀装置7の横外側に搬送される。第2送風装置49によって供給される選別風は、2番スクリュー52の上方を通る。2番スクリュー52によって搬送された未処理粒は、2番スクリュー52の搬送終端部に接続された還元装置53によって揺動選別装置41の始端部に還元される。揺動選別装置41によって選別された塵埃は、選別風と共に排塵ファン33に吸引され、排塵ファン33から脱穀装置7の外部に排出される。
〔仕切り部材について〕
仕切り部材26は、図3,4に示されるように、扱室10のうちの扱胴11の前端部11Fに対応する箇所における脱穀フィードチェーン側とは左右方向反対側の部位10aに設けられている。仕切り部材26は、扱胴11と受網15との間に形成される処理空間と、選別室40とを仕切っている。扱胴11の穀稈導入部11A、及び、扱胴11の扱き処理部11Bにおける前端部のそれぞれによって掻き込み処理され、かつ脱穀処理される穂先側部分では、長いワラ屑などのワラ屑が発生しがちであるが、発生したワラ屑が仕切り部材26に受け止められて扱室10に漏れ落ち難い。
図4に示されるように、仕切り部材26の後端部26Rが受網15に繋がれている。ワラ屑が仕切り部材26から扱室10の後方に向けて流動しても、仕切り部材26と受網15との間から漏れ落ちない。仕切り部材26に対して扱胴回転方向上手側に受網15が配置されている。扱室10の前部において得られた穀粒が仕切り部材26に流動するまでに受網15から漏下し、扱室10の前部において発生したワラ屑が発生箇所から扱胴回転方向下手側に流動して仕切り部材26によって受け止められる。
具体的には、図3,4に示されるように、受網15の左右方向での中間部に、受網15の前後方向に延びる分割線Yが設定されている。受網15は、扱胴回転方向上手側に位置する上手側受網部15Aと、扱胴回転方向下手側に位置する下手側受網部15Bとに分割線Yで分割可能になっている。図4に示される部材54は、上手側受網部15Aの前端部と前壁部16とを連結する連結部材である。
仕切り部材26は、図4,5に示されるように、第1仕切り部26A、及び、第1仕切り部26Aの前端部と前壁部16との間に設けられた第2仕切り部26Bを有している。第1仕切り部26Aは、板部材によって構成された本体部55、本体部55の前部に連結された前枠部56、本体部55の扱胴回転方向での両横縁部に連結された横枠部57を有している。本体部55と前枠部56とは、溶接によって連結されている。左右の横枠部57と本体部55とは、溶接によって連結されている。第2仕切り部26Bは、前壁部16に対して連結ボルトによって脱着可能に連結される。前枠部56と第2仕切り部26Bとは、第2仕切り部26Bの支持レール部34に前枠部56が支持されることにより、脱着可能に連結される。本体部55の後端部に補強プレート58が設けられている。補強プレート58と本体部55とは、溶接によって連結されている。本体部55の裏側の左右方向での2箇所に、補強杆59が設けられている。各補強杆59は、前枠部56と補強プレート58とに連結されている。補強杆59と前枠部56とは、溶接によって連結されている。補強杆59と補強プレート58とは、溶接によって連結されている。
左右の横枠部57は、下手側受網部15Bの横枠部60に一体成形され、補強プレート58と下手側受網部15Bの最前の横桟61とが溶接によって連結されており、仕切り部材26は、下手側受網部15Bに一体的に取り付けられている。第2仕切り部26Bは、前壁部16に連結ボルトを介して支持され、仕切り部材26は、前壁部16、及び、下手側受網部15Bに支持される。仕切り部材26、下手側受網部15B及び上手側受網部15Aが脱穀装置7に組み込まれた状態において、仕切り部材26の後縁部としての補強プレート58と下手側受網部15Bの前縁部としての横桟61とが隣り合い、かつ、仕切り部材26の扱胴回転方向での両横縁部としての両横枠部57のうちの扱胴回転方向上手側の横枠部57と、上手側受網部15Aの前端部における扱胴回転方向での両横縁部としての両横枠部62のうちの扱胴回転方向下手側の横枠部62とが隣り合う。扱室10の前部において得られた穀粒が仕切り部材26に流動するまでに上手側受網部15Aから漏下し、扱室10の前部において発生したワラ屑が扱胴回転方向下手側に流動して仕切り部材26によって受け止めれる。仕切り部材26によって受け止められた穀粒が扱室10の後方に向けて流動すると、下手側受網部15Bから漏下する。
仕切り部材26は、図4に示されるように、扱室10のうちの穀稈導入部11Aに対応する部位に対して第2仕切り部26Bで対応している。仕切り部材26の扱室前後方向での長さL1は、穀稈導入部11Aの前後長さL2よりも長く設定されている。扱室10のうちの扱胴11の前端部11Fに対応する部位においてワラ屑が選別室40に漏れ落ちることが仕切り部材26によって抑制される。
〔別実施形態〕
(1)図6は、別の実施形態を備える仕切り部材26を示す平面図である。別の実施形態を備える仕切り部材26では、仕切り部材26に対して扱胴回転方向下手側に受網15が位置している。具体的には、仕切り部材26に対して扱胴回転方向下手側に、下手側受網部15Bの前側部分が位置している。
(2)上記した実施形態では、仕切り部材26が下手側受網部15Bに一体的に取り付けられた例を示したが、これに限らない。たとえば、仕切り部材26と受網15とが分離可能なものであってもよい。また、受網15のうちの横桟及び縦桟を有する部分に仕切り部材を脱着可能に支持し、受網15を仕切り部材26が付いた状態と、仕切り部材26が付かない状態とに状態変更可能に構成してもよい。
(3)上記した実施形態では、仕切り部材26が第1仕切り部16A及び第2仕切り部16Bによって構成された例を示したが、これに限らない。例えば、仕切り部材の全体が単一の部材によって構成されたもの、あるいは、3つ以上の仕切り部によって構成されたものであってもよい。
(4)上記した実施形態では、受網15が上手側受網部15Aと下手側受網部15Bとに分割可能に構成された例を示したが、分割不能に構成されたものであってもよい。
(5)上記して実施形態では、仕切り部材26が受網15の円弧形状に沿った円弧形状に形成された例を示したが、これに限らない。たとえば、扱胴周方向での複数箇所において折り曲げられた複数段折り形状であってもよい。
本発明は、刈取穀稈の穂先側部分が挿入される扱室、扱室に挿入された穂先側部分を脱穀する扱胴、扱胴の下方の外周囲に設けられた受網、受網から漏下した脱穀粒と塵埃とを選別する選別室、刈取穀稈の株元側部分を扱室の後方へ向けて挟持搬送する脱穀フィードチェーンが備えられた脱穀装置に適用できる。
10 扱室
11 扱胴
11A 穀稈導入部
15 受網
15A 上手側受網部
15B 下手側受網部
25 脱穀フィードチェーン
26 仕切り部材
26R 後端部
40 選別室
57 横縁部(横枠部)
58 後縁部(補強プレート)
61 前縁部(横桟)
62 横縁部(横枠部)
L1 仕切り部材の長さ
L2 穀稈導入部の長さ

Claims (9)

  1. 刈取穀稈の穂先側部分が挿入される扱室と、
    前記扱室に設けられ、前記扱室に挿入された穂先側部分を脱穀する扱胴と、
    前記扱胴の下方の外周囲に設けられた受網と、
    前記扱室の下方に設けられ、前記受網から漏下した脱穀粒と塵埃とを選別する選別室と、
    前記扱室の横側方において前記扱室の前後方向に沿って延び、刈取穀稈の株元側部分を前記扱室の後方へ向けて挟持搬送する脱穀フィードチェーンと、が備えられ、
    前記扱室のうちの前記扱胴の前端部に対応する箇所における前記脱穀フィードチェーン側とは左右方向反対側の部位に、前記扱胴と前記受網との間に形成された処理空間と、前記選別室とを仕切る仕切り部材が設けられている脱穀装置。
  2. 前記仕切り部材の後端部が前記受網に繋がっている請求項1に記載の脱穀措置。
  3. 前記仕切り部材に対して扱胴回転方向上手側に前記受網が位置している請求項1または2に記載の脱穀装置。
  4. 前記仕切り部材に対して扱胴回転方向下手側に前記受網が位置している請求項1から3のいずれか一項に記載の脱穀装置。
  5. 前記仕切り部材は、前記受網の円弧形状に沿った円弧形状である請求項1から4のいずれか一項に記載の脱穀装置。
  6. 前記受網は、扱胴回転方向上手側に位置する上手側受網部と、扱胴回転方向下手側に位置する下手側受網部と、に分割可能であり、
    前記仕切り部材は、前記下手側受網部に一体的に取り付けられている請求項1から5のいずれか一項に記載の脱穀装置。
  7. 前記仕切り部材の後縁部と、前記下手側受網部の前縁部とが隣り合い、
    前記仕切り部材の扱胴回転方向における両横縁部のうちの扱胴回転方向上手側の横縁部と、前記上手側受網部の前端部における扱胴回転方向における両横縁部のうちの扱胴回転方向下手側の横縁部とが隣り合っている請求項6に記載の脱穀装置。
  8. 前記扱胴の前端部に、前端側ほど小径となる円錐台状の穀稈導入部が備えられており、
    前記仕切り部材は、前記扱室の前記穀稈導入部に対応する箇所に設けられている請求項1から7のいずれか一項に記載の脱穀装置。
  9. 前記仕切り部材の扱室前後方向での長さが前記穀稈導入部の前後長さよりも長い請求項8に記載の脱穀装置。
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