JP2013183655A - コンバイン - Google Patents

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JP2013183655A
JP2013183655A JP2012049533A JP2012049533A JP2013183655A JP 2013183655 A JP2013183655 A JP 2013183655A JP 2012049533 A JP2012049533 A JP 2012049533A JP 2012049533 A JP2012049533 A JP 2012049533A JP 2013183655 A JP2013183655 A JP 2013183655A
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Takafumi Mitsui
孝文 三井
Yusaku Yoshida
有作 吉田
Mikio Okada
幹夫 岡田
Yoshitake Fukuoka
義剛 福岡
Takeshi Kumatori
剛 熊取
Shinroku Nakajima
伸六 中島
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Abstract

【課題】グレンパンから脱穀処理物を漏下させて、脱穀処理物の選別効率を向上させることができるコンバインを提供することを目的とする。
【解決手段】作物を脱穀する扱胴を有する扱室と、脱穀処理物を揺動選別する揺動選別装置23と、脱穀処理物を選別するための選別風を揺動選別装置23に供給する唐箕20と、を備え、揺動選別装置23は、脱穀処理物を比重差選別するグレンパン30と、グレンパン30からの脱穀処理物を篩い選別するチャフシーブ31と、グレンパン30及びチャフシーブ31が設けられるシーブケース29と、を備え、グレンパン30は、シーブケース29における扱室14の作物入口側となる端部に設けられ、グレンパン30には、脱穀処理物を漏下させるための開口部39aが形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、コンバインに関する。より詳細には、脱穀処理物を比重差選別するグレンパンを備えるコンバインに関する。
例えば、特許文献1には、グレンパンを備える脱穀選別装置が開示されている。特許文献1に記載の脱穀選別装置において、グレンパンには、唐箕の選別風が通過する小開口が形成されている。これにより、唐箕の選別風をグレンパンの小開口内を通過させて、脱穀処理物の選別効率を向上させている。
実開昭61−56844号公報
しかしながら、特許文献1に記載の脱穀選別装置は、グレンパンの小開口がモミを通過させないように構成されている。したがって、例えば、刈取幅の拡大によって脱穀処理物量が増加する等の脱穀処理物量が増加する事情に対して、グレンパンの小開口から脱穀処理物を漏下させて、脱穀処理物の選別効率を向上させるといったことができない。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、グレンパンから脱穀処理物を漏下させて、脱穀処理物の選別効率を向上させることができるコンバインを提供することを目的とする。
本発明に係るコンバインの特徴構成は、作物を脱穀する扱胴を有する扱室と、脱穀処理物を揺動選別する揺動選別装置と、脱穀処理物を選別するための選別風を前記揺動選別装置に供給する唐箕と、を備え、前記揺動選別装置は、脱穀処理物を比重差選別するグレンパンと、前記グレンパンからの脱穀処理物を篩い選別するチャフシーブと、前記グレンパン及び前記チャフシーブが設けられるシーブケースと、を備え、前記グレンパンは、前記シーブケースにおける前記扱室の作物入口側となる端部に設けられ、前記グレンパンには、脱穀処理物を漏下させるための開口部が形成されている、ことにある。
本特徴構成によると、グレンパンの開口部から脱穀処理物が漏下する。これにより、シーブケースにおける扱室の作物入口側となる端部での脱穀処理物の選別量が増加する。したがって、脱穀処理物の選別効率を向上させることができる。
本発明に係るコンバインの更なる特徴構成は、前記唐箕の選別風が、前記開口部内を通過するように構成されている、ことにある。
本特徴構成によると、唐箕の選別風が開口部内を通過する。これにより、シーブケースにおける扱室の作物入口側となる端部に、唐箕の選別風が送風される。したがって、脱穀処理物の選別効率を向上させることができる。
本発明に係るコンバインの更なる特徴構成は、前記唐箕は、脱穀処理物を選別するための選別風を前記揺動選別装置に供給する第一唐箕と、脱穀処理物を選別するための選別風を前記揺動選別装置の上部に供給する第二唐箕と、を備え、前記第二唐箕の選別風が、前記開口部内を通過するように構成されている、ことにある。
本特徴構成によると、第二唐箕の選別風が開口部内を通過する。これにより、シーブケースにおける扱室の作物入口側となる端部に、第二唐箕の選別風が送風される。したがって、脱穀処理物の選別効率を向上させることができる。また、第二唐箕の選別風が揺動選別装置の上部に供給される。これにより、揺動選別装置の下部に落下する前の大量の脱穀処理物に直接的に届く。したがって、脱穀処理物の選別効率を向上させることができる。
本発明に係るコンバインの更なる特徴構成は、前記唐箕の選別風を前記開口部に向けて案内する案内部材を備える、ことにある。
本特徴構成によると、唐箕の選別風が案内部材によって開口部に向けて案内される。これにより、開口部から漏下する脱穀処理物に唐箕の選別風が確実に届く。したがって、脱穀処理物の選別効率を向上させることができる。
本発明に係るコンバインの更なる特徴構成は、前記開口部は、前記グレンパンにおける前記扱室の作物出口側に形成されている、ことにある。
本特徴構成によると、グレンパンにおける扱室の作物入口側で、脱穀処理物がある程度揺動選別される。その後、この揺動選別された脱穀処理物が、グレンパンにおける扱室の作物出口側に形成された開口部から漏下される。したがって、脱穀処理物の選別効率の向上を図りつつ、脱穀処理物の選別精度を向上させることができる。
本発明に係るコンバインの更なる特徴構成は、前記グレンパンは、前記扱室の作物入口側に配置される入口側部材と、前記扱室の作物出口側に配置される出口側部材と、に二分割されて構成され、前記出口側部材は、着脱可能に構成されている、ことにある。
本特徴構成によると、出口側部材を着脱して、容易に交換やメンテナンスすることができる。例えば、出口側部材を異なる仕様のものに交換することができる。
本発明に係るコンバインの更なる特徴構成は、前記開口部は、前記出口側部材に形成されている、ことにある。
本特徴構成によると、開口部が形成された出口側部材を着脱して、容易に交換やメンテナンスすることができる。例えば、開口部が形成された出口側部材を、異なる開口部が形成されたものに交換することができる。
本発明に係るコンバインの更なる特徴構成は、前記グレンパンは、第一グレンパンと、前記第一グレンパンの下方に設けられる第二グレンパンと、を備え、前記開口部は、前記第一グレンパンに形成されている、ことにある。
本特徴構成によると、第二グレンパンの上方に設けられた第一グレンパンに、開口部が形成されている。これにより、第一グレンパンの開口部から漏下した脱穀処理物が、さらに第二グレンパンで揺動選別される。したがって、脱穀処理物の選別効率の向上を図りつつ、脱穀処理物の選別精度を向上させることができる。
本発明に係るコンバインの更なる特徴構成は、前記唐箕は、脱穀処理物を選別するための選別風を前記揺動選別装置に供給する第一唐箕と、脱穀処理物を選別するための選別風を前記揺動選別装置の上部に供給する第二唐箕と、を備え、前記第二唐箕は、回転軸を有するファンと、前記ファンを覆うファンケースと、を備え、前記ファンケースにおける前記回転軸方向の両端部には、外気を導入する第一開口部がそれぞれ形成され、前記ファンケースにおける一端部の前記第一開口部と他端部の前記第一開口部との間には、外気を導入する第二開口部が形成されている、ことにある。
本特徴構成によると、第一開口部に加えて第二開口部からも外気が導入される。これにより、第二唐箕の選別風量が増加する。したがって、脱穀処理物の選別効率を向上させることができる。
本発明に係るコンバインの更なる特徴構成は、前記第二開口部は、前記ファンケースにおける前記回転軸方向の中央部に形成されている、ことにある。
本特徴構成によると、第二唐箕について回転軸方向における一方側と他方側との選別風量が同程度になる。したがって、第二唐箕の選別風量の増加による脱穀処理物の選別効率の向上を図りつつ、第二唐箕の回転軸方向における脱穀処理物の選別精度の均一化を図ることができる。
本発明に係るコンバインの更なる特徴構成は、前記ファンは、単一の前記回転軸を有し、前記第二開口部における前記回転軸方向の中心を挟んで、第一ファンと、第二ファンと、に二分割されて構成されている、ことにある。
本特徴構成によると、回転軸方向における一方側には、主として第一ファンが選別風を送風する。そして、回転軸方向における他方側には、主として第二ファンが選別風を送風する。したがって、第二唐箕の回転軸方向における一方側と他方側とに、選別風を確実に供給することができる。
普通型コンバインを示す側面図。 普通型コンバインを示す平面図。 脱穀部及び選別部を示す側面断面図。 脱穀部を示す正面断面図。 選別部の前部を示す側面断面図。 第一グレンパンを示す平面図。 副唐箕を示す平面断面図。
以下、本発明を実施するための形態について図面に基づき説明する。
先ず、普通型コンバインの全体構成について、図1及び図2により説明する。
図1及び図2に示すように、普通型コンバインは、機体を走行させる右及び左の前輪1F並びに右及び左の後輪1Rを有する走行部1を備えている。走行部1の上部には、機体フレーム2が備えられている。機体フレーム2の前方には、穀稈を刈り取る刈取部3が備えられている。刈取部3の後側には、刈り取った穀稈を搬送するフィーダ4が備えられている。また、機体フレーム2上には、脱穀処理物を選別する選別部5が備えられている。選別部5の右方には、動力源となるエンジンEが備えられている。選別部5の上側には、穀稈を脱穀する脱穀部6が備えられている。脱穀部6の上方には、選別後の穀粒を貯留するグレンタンク7が備えられている。脱穀部6の後側には、排藁等の脱穀処理物を切断して機外へ排出する切断部8が備えられている。脱穀部6の前方には、オペレータが搭乗するキャビン9が備えられている。キャビン9には、オペレータが着座する運転席10、ステアリングハンドル9a及び図示しない操作ペダルや操作レバー等の操作具類が備えられている。
次に、脱穀部6及び選別部5について、図3及び図4により説明する。
図3及び図4に示すように、脱穀部6は、扱胴11と、扱室14と、受網12と、送塵弁13と、を備えている。
扱胴11は、穀稈を脱穀する。扱胴11は、本実施形態では、籠型(バータイプ)に構成されている。扱胴11は、回転軸11aと、前取付板15及び後取付板16と、螺旋17と、三枚の仕切板18と、六本のバー19と、を備えている。
扱胴11は、機体前後方向の回転軸11aを介して、扱室14に回転可能に支持されている。扱室14は、扱胴11を有する。扱胴11の回転軸11aの方向は、機体前後方向であり、扱胴11の回転軸11aと直交する方向は、機体左右方向である。扱胴11は、正面視において時計回り方向に回転するように構成されている。
前取付板15は、回転軸11aの前端部に固定されている。後取付板16は、回転軸11aの後端部に固定されている。前取付板15及び後取付板16は、いずれも正面視において略円形状に形成されている。螺旋17は、前取付板15の前面に設けられている。
仕切板18は、回転軸11aにおける前取付板15と後取付板16との間に固定されている。具体的には、仕切板18は、機体前後方向における回転軸11aを略四等分する位置に固定されている。仕切板18は、正面視において略円形状に形成されている。仕切板18の外周には、六つの嵌合凹部18aが略等角度間隔で形成されている。
バー19は、仕切板18の嵌合凹部18aに嵌め込まれている。バー19は、取付部19bを介して、前取付板15、後取付板16及び仕切板18に固定されている。バー19は、扱胴11の径外方向に突出する多数の扱歯19aを備えている。
受網12は、脱穀処理物を漏下選別する。受網12は、扱胴11の下方周囲を覆う正面視において略U字形状に形成されている。受網12の左上端部側には、扱胴11による脱穀処理物を受網12の下方に案内する図示しない案内板が設けられている。
送塵弁13は、脱穀処理物を扱室14の穀稈出口側に案内する角度調節可能なものである。送塵弁13は、扱胴11の上部を覆う開閉可能な天井カバー48の内面に取り付けられている。天井カバー48の右端部は、機体前後方向の揺動軸48aに揺動可能に支持されている。天井カバー48の左端部は、固定具49で固定可能に構成されている。これにより、天井カバー48は、固定具49の固定を解除することで、揺動軸48aを支点にして開閉可能となる。
図3に示すように、選別部5は、揺動選別装置23と、唐箕20と、一番回収部27と、二番回収部28と、を備えている。
揺動選別装置23は、受網12から漏下した脱穀処理物を後方に移送しながら揺動選別する。揺動選別装置23は、シーブケース29と、グレンパン30と、「チャフシーブ」としての前チャフシーブ31と、ストローラック32と、グレンシーブ33と、後チャフシーブ34と、を備えている。グレンパン30は、第一グレンパン36と、第一グレンパン36の下方に設けられる第二グレンパン37と、を備えている。
シーブケース29は、偏心カム式の揺動機構35によって前後揺動するように構成されている。シーブケース29の上部側には、前方から順に第一グレンパン36、前チャフシーブ31及びストローラック32が設けられている。シーブケース29の下部側には、前方から順に第二グレンパン37、グレンシーブ33及び後チャフシーブ34が設けられている。
第一グレンパン36は、シーブケース29の前端部に設けられている。第一グレンパン36は、シーブケース29とともに前後揺動することで、受網12からの脱穀処理物を比重差選別し、比重の小さい藁屑等の塵埃と比重の大きい穀粒とに上下に層分けしながら、後方の前チャフシーブ31に移送するように構成されている。第一グレンパン36には、詳しくは後述する開口部39aが形成されている(図5及び図6参照)。
第二グレンパン37は、第一グレンパン36の下方であって、シーブケース29の前端部に設けられている。第二グレンパン37は、シーブケース29とともに前後揺動することで、第一グレンパン36からの脱穀処理物を比重差選別し、比重の小さい藁屑等の塵埃と比重の大きい穀粒とに上下に層分けしながら、後方のグレンシーブ33に移送するように構成されている。
前チャフシーブ31は、機体前後方向に所定間隔をあけて整列された複数の前チャフリップ板31aを備えている。前チャフシーブ31は、シーブケース29とともに前後揺動することで、受網12及び第一グレンパン36からの脱穀処理物を篩い選別し、穀粒等を前チャフリップ板31aの間から漏下させながら、前チャフリップ板31aの間から漏下しなかった脱穀処理物を後方のストローラック32に移送するように構成されている。
ストローラック32は、機体左右方向に所定間隔をあけて整列された複数のラック板32aを備えている。ストローラック32は、シーブケース29とともに前後揺動することで、穀粒等をラック板32aの間から漏下させながら、ラック板32aの間から漏下しなかった藁屑等を後端部から落下させるように構成されている。
グレンシーブ33は、シーブケース29とともに前後揺動することで、第一グレンパン36、前チャフシーブ31及び第二グレンパン37からの脱穀処理物を篩い選別し、単粒化穀粒を一番物として漏下させながら、漏下しなかった枝梗付き穀粒等を二番物として藁屑等とともに後方の後チャフシーブ34に移送するように構成されている。
後チャフシーブ34は、機体前後方向に所定間隔をあけて整列された複数の後チャフリップ板34aを備えている。後チャフシーブ34は、シーブケース29とともに前後揺動することで、グレンシーブ33からの枝梗付き穀粒等を篩い選別し、枝梗付き穀粒等を二番物として後チャフリップ板34aの間から漏下させながら、後チャフリップ板34aの間から漏下しなかった長い藁等を後方に搬送するように構成されている。
唐箕20は、「第一唐箕」としての主唐箕24と、「第二唐箕」としての副唐箕25と、二番唐箕26と、を備えている。主唐箕24は、脱穀処理物を選別するための選別風を揺動選別装置23の下部に供給する。副唐箕25は、脱穀処理物を選別するための選別風を揺動選別装置23の上部に供給する。二番唐箕26は、脱穀処理物を選別するための選別風を揺動選別装置23の後部に供給する。
主唐箕24は、機体左右方向の回転軸42aを有するファン42と、ファン42を覆うファンケース43と、を備えている。ファンケース43には、選別風を送出する送出口43aが形成されている。
副唐箕25は、機体左右方向の回転軸44aを有するファン44と、ファン44を覆うファンケース45と、を備えている。ファンケース45には、選別風を送出する送出口45aが形成されている。
一番回収部27は、揺動選別装置23の前部側から漏下して選別風を受けながら落下する単粒化穀粒を一番物として回収する。二番回収部28は、揺動選別装置23の後部側から漏下して選別風を受けながら落下する枝梗付き穀粒等を二番物として回収する。
次に、第一グレンパン36について、図5及び図6により説明する。
図5及び図6に示すように、第一グレンパン36は、側面視において略波型状に形成されている。第一グレンパン36は、扱室14の作物入口側(前側)に配置される入口側部材38と、扱室14の作物出口側(後側)に配置される出口側部材39と、に二分割されて構成されている。第一グレンパン36は、本実施形態では、出口側部材39が入口側部材38よりも前後方向に長くなるように構成されている。また、第一グレンパン36における扱室14の作物出口側には、多数の開口部39aが形成されている。本実施形態では、出口側部材39に多数の開口部39aが形成されている。また、入口側部材38の下方には、副唐箕25の選別風を開口部39aに向けて案内する、詳しくは後述する、「案内部材」としての案内板41が設けられている。
また、第一グレンパン36の後端部と前チャフシーブ31の前端部とは、上下方向に所定の間隔D1があけられている。そして、第二グレンパン37の後端部と前チャフシーブ31の前端部とは、上下方向に所定の間隔D2があけられている。間隔D1は、間隔D2よりも小さくなるように設定されている。
出口側部材39は、本実施形態では、ボルト40で入口側部材38に固定されて、着脱可能に構成されている。出口側部材39の後端部は、側面視において後上がりの斜めに形成されている。出口側部材39においては、多数の開口部39aが機体前後方向及び機体左右方向に、それぞれ所定間隔をあけて形成されている。また、出口側部材39においては、多数の開口部39aが機体左右方向の全長に亘って形成されている。
開口部39aは、脱穀処理物を漏下させるとともに、副唐箕25の選別風が開口部39a内を通過する。開口部39aは、本実施形態では、角孔であり、平面視において機体左右方向に長い略矩形状に形成されている。開口部39aは、側面視において略波型状に形成された出口側部材39の突起部分に亘って形成されている。
案内板41は、副唐箕25のファンケース45における送出口45aの下端縁側に設けられている。案内板41は、側面視において後上がりの斜めに形成されている。本実施形態では、案内板41の傾斜角度αは、側面視において案内板41の傾斜面を第一グレンパン36に向けて延長した直線Lが、第一グレンパン36(出口側部材39)と交差するように設定されている。
以上のような構成により、本実施形態に係るコンバインでは、第一グレンパン36の開口部39aから脱穀処理物が漏下する。これにより、シーブケース29の前端部での脱穀処理物の選別量が増加する。したがって、脱穀処理物の選別効率を向上させることができる。また、副唐箕25の選別風が開口部39a内を通過することにより、シーブケース29の前端部に、副唐箕25の選別風が送風される。したがって、脱穀処理物の選別効率を向上させることができる。
図5に示すように、主唐箕24において、ファンケース43の送出口43aには、上風向板50及び下風向板51が設けられている。送出口43a内は、上風向板50及び下風向板51によって、三つに仕切られている。上風向板50は、側面視において後ろ下がりの斜めに形成された傾斜面50aを備えている。下風向板51は、側面視において後ろ下がりの斜めに形成された傾斜面51aを備えている。
ここで、ファンケース43における送出口43aの上端部をP1、上風向板50における傾斜面50aの後端部をP2、下風向板51における傾斜面51aの後端部をP3、とする。そして、機体前後方向における位置関係は、前方から、送出口43aの上端部P1、傾斜面50aの後端部P2、及び傾斜面51aの後端部P3の順となる。
これにより、ファンケース43の送出口43aの上端部から落下した脱穀処理物は、主唐箕24の選別風を受けて後方に飛ばされながら、上風向板50の傾斜面50aに沿って落下する。その後、上風向板50の傾斜面50aに沿って落下した脱穀処理物は、下風向板51の傾斜面51aに沿って落下する。したがって、脱穀処理物が主唐箕24のファンケース43内に侵入することがない。
次に、副唐箕25について、図7により説明する。
図7に示すように、副唐箕25において、ファンケース45における右及び左の端部には、外気を導入する第一開口部45bがそれぞれ形成されている。ファンケース45における右端部の第一開口部45bと左端部の第一開口部45bとの間には、外気を導入する第二開口部45cが形成されている。第二開口部45cは、ファンケース45の前面側に形成されている。第二開口部45cは、ファンケース45における機体左右方向の中央部に形成されている。第二開口部45cは、本実施形態では、正面視において上下方向に長い略矩形状に形成されている。
ファン44は、単一の回転軸44aを有し、第二開口部45cにおける機体左右方向の中心を挟んで、第一ファン44bと、第二ファン44cと、に二分割されて構成されている。第一ファン44bと第二ファン44cとは、同一の構成である。つまり、第一ファン44b及び第二ファン44cは、機体左右方向における長さが互いに同じになるように構成されている。
これにより、右及び左の第一開口部45bに加えて第二開口部45cからも外気が導入される。そして、右及び左の第一開口部45b並びに第二開口部45cから導入された外気が、第一ファン44b及び第二ファン44cによって、送出口45aから選別風として送出される。
以下、本発明に係る別実施形態について説明する。
本実施形態は、普通型コンバインに適用したものであるが、本発明は、これに限定されない。例えば、本発明は、自脱型コンバインに適用したものでもよい。
扱胴11は、籠型(バータイプ)に構成されているが、「扱胴」は、これに限定されない。例えば、「扱胴」は、ドラム型(板材によって略円筒状の部材を形成し、その円筒外周面に多数の扱歯を設けたもの)に構成されていてもよい。
開口部39aは、出口側部材39に形成されているが、「開口部」は、これに限定されない。例えば、「開口部」は、入口側部材38に形成されていたり、出口側部材39及び入口側部材38のいずれにも形成されていたりしてもよい。
開口部39aは、角孔であり、平面視において機体左右方向に長い略矩形状に形成されているが、「開口部」は、これに限定されない。例えば、「開口部」は、平面視において機体前後方向に長い略矩形状に形成されていたり、略正方形状に形成されていたりしてもよく、丸孔であってもよい。
副唐箕25において、第一ファン44b及び第二ファン44cは、機体左右方向における長さが互いに同じになるように構成されているが、「副唐箕」は、これに限定されない。例えば、「副唐箕」において、「第一ファン」及び「第二ファン」は、機体左右方向における長さが異なるように構成されていてもよい。
本発明は、脱穀処理物を比重差選別するグレンパンを備えるコンバインに利用可能である。
11 扱胴
14 扱室
20 唐箕
23 揺動選別装置
24 主唐箕(第一唐箕)
25 副唐箕(第二唐箕)
29 シーブケース
30 グレンパン
31 前チャフシーブ(チャフシーブ)
36 第一グレンパン
37 第二グレンパン
38 入口側部材
39 出口側部材
39a 開口部
41 案内板(案内部材)
44 ファン
44a 回転軸
44b 第一ファン
44c 第二ファン
45 ファンケース
45b 第一開口部
45c 第二開口部

Claims (11)

  1. 作物を脱穀する扱胴を有する扱室と、
    脱穀処理物を揺動選別する揺動選別装置と、
    脱穀処理物を選別するための選別風を前記揺動選別装置に供給する唐箕と、を備え、
    前記揺動選別装置は、
    脱穀処理物を比重差選別するグレンパンと、
    前記グレンパンからの脱穀処理物を篩い選別するチャフシーブと、
    前記グレンパン及び前記チャフシーブが設けられるシーブケースと、を備え、
    前記グレンパンは、前記シーブケースにおける前記扱室の作物入口側となる端部に設けられ、
    前記グレンパンには、脱穀処理物を漏下させるための開口部が形成されているコンバイン。
  2. 前記唐箕の選別風が、前記開口部内を通過するように構成されている請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記唐箕は、
    脱穀処理物を選別するための選別風を前記揺動選別装置に供給する第一唐箕と、
    脱穀処理物を選別するための選別風を前記揺動選別装置の上部に供給する第二唐箕と、を備え、
    前記第二唐箕の選別風が、前記開口部内を通過するように構成されている請求項1又は請求項2に記載のコンバイン。
  4. 前記唐箕の選別風を前記開口部に向けて案内する案内部材を備える請求項2又は請求項3に記載のコンバイン。
  5. 前記開口部は、前記グレンパンにおける前記扱室の作物出口側に形成されている請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のコンバイン。
  6. 前記グレンパンは、前記扱室の作物入口側に配置される入口側部材と、前記扱室の作物出口側に配置される出口側部材と、に二分割されて構成され、
    前記出口側部材は、着脱可能に構成されている請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のコンバイン。
  7. 前記開口部は、前記出口側部材に形成されている請求項6に記載のコンバイン。
  8. 前記グレンパンは、
    第一グレンパンと、
    前記第一グレンパンの下方に設けられる第二グレンパンと、を備え、
    前記開口部は、前記第一グレンパンに形成されている請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載のコンバイン。
  9. 前記唐箕は、
    脱穀処理物を選別するための選別風を前記揺動選別装置に供給する第一唐箕と、
    脱穀処理物を選別するための選別風を前記揺動選別装置の上部に供給する第二唐箕と、を備え、
    前記第二唐箕は、
    回転軸を有するファンと、
    前記ファンを覆うファンケースと、を備え、
    前記ファンケースにおける前記回転軸方向の両端部には、外気を導入する第一開口部がそれぞれ形成され、
    前記ファンケースにおける一端部の前記第一開口部と他端部の前記第一開口部との間には、外気を導入する第二開口部が形成されている請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載のコンバイン。
  10. 前記第二開口部は、前記ファンケースにおける前記回転軸方向の中央部に形成されている請求項9に記載のコンバイン。
  11. 前記ファンは、
    単一の前記回転軸を有し、
    前記第二開口部における前記回転軸方向の中心を挟んで、第一ファンと、第二ファンと、に二分割されて構成されている請求項9又は請求項10に記載のコンバイン。
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