JPH07274688A - 軸流型脱穀機の選別装置 - Google Patents

軸流型脱穀機の選別装置

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JPH07274688A
JPH07274688A JP7095194A JP7095194A JPH07274688A JP H07274688 A JPH07274688 A JP H07274688A JP 7095194 A JP7095194 A JP 7095194A JP 7095194 A JP7095194 A JP 7095194A JP H07274688 A JPH07274688 A JP H07274688A
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JP
Japan
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sorting
glen pan
pan
chaff sheave
flow type
Prior art date
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Pending
Application number
JP7095194A
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English (en)
Inventor
Shinzo Kayano
信三 柏野
Tetsukazu Odawara
哲一 小田原
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 選別装置の長さを大きくすることなく、グレ
ンシーブやチャフシーブ、或いはそれら双方の性能を改
善して、より粗選別性能が高められる脱穀機を提供する
ことにある。 【構成】 揺動選別ケース5における粗選別部Baを、
軸流型の扱胴1始端部の下方に位置するグレンパン10
と、これに続くチャフシーブ11と、グレンパン10と
コーンケーブ3との上下間に配置される補助グレンパン
12とから構成し、この補助グレンパン12の後端を、
チャフシーブ11の前後中間部位に相当する位置まで延
設するとともに、補助グレンパン12におけるグレンパ
ン10の上方に位置する部分に、回収物の漏下は許容
し、かつ、非回収物の漏下は阻止可能となる大きさの孔
12aを多数形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全稈投入型コンバイン
に搭載されることの多い軸流型脱穀機の選別装置に係
り、詳しくは、選別性能の一層の向上を図る技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】軸流型脱穀機の選別装置としては、先に
出願した特願平5‐270192号や、特開平3‐15
311号公報に示されたもののように、グレンパンの後
端にチャフシーブを連設する構造の粗選別部や、実開平
5‐68236号公報に示されたもののように、グレン
パンとチャフシーブとの間に濾過シーブを介装させた構
造の粗選別部が知られている。
【0003】つまり、扱室前部において多量に出てくる
穀粒等の回収物をグレンパンで比重差選別して回収物を
下層に、かつ、葉やワラ屑等の非回収物を上層に分離さ
せ、続く濾過シーブやチャフシーブ前部において下層の
回収物を効率的に精選別部に落下させるとともに、上層
の非回収物を精選別に落ちること少なくして後方に搬送
するのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】グレンパンでの比重差
選別によって効率的に回収物を1番回収部に向けて落下
できるものではあるが、実際には処理物がグレンパンか
らチャフシーブ上に送られてしまうとか、受網後部から
チャフシーブの途中に落ちてくる処理物も結構多いた
め、チャフシーブでの粗選別機能は重要である。
【0005】そこで、チャフシーブでの粗選別作用にも
拘らずに選別装置から回収物が機外排出されてしまう3
番ロスを減らし、選別機能を高めるという点ではチャフ
シーブをより長くしたいものであるが、比重差選別によ
る回収物の効率落下の点ではグレンパンを長くした方が
良いという面もある。しかして、両者いずれの機能も高
めようとすればグレンパンもチャフシーブも長くすれば
良いのであるが、選別装置の大きさを大きくしない限
り、それは無理である。従って、実際には、限られた長
さの中でグレンパンとチャフシーブ夫々の機能が程良く
発揮し得るバランス点を見出して、夫々の長さ割合を設
定しているものであった(現状でのグレンパン長さは、
選別装置全体長さの約30%〜50%程度の値に設定さ
れている)。
【0006】本発明の目的は、選別装置の長さを大きく
することなく、グレンシーブやチャフシーブ、或いはそ
れら双方の性能を改善して、より粗選別性能が高められ
る脱穀機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、軸流型脱穀機の選別装置において、揺動選別
ケースにおける粗選別部を、軸流型の扱胴始端部の下方
に位置するグレンパンと、これの処理物搬送方向下手側
で連設されるチャフシーブと、グレンパンと受網との上
下間に配置される処理物搬送体とから構成するととも
に、処理物搬送体に、回収物の漏下は許容し、かつ、非
回収物の漏下は阻止可能となる大きさの孔を多数形成し
てあることを特徴とする。
【0008】又、揺動選別ケースにおける粗選別部を、
軸流型の扱胴始端部の下方に位置するグレンパンと、こ
れの処理物搬送方向下手側で連設されるチャフシーブ
と、グレンパンと受網との上下間に配置される処理物搬
送体とから構成し、処理物搬送体の搬送方向下手側端
を、チャフシーブの搬送方向途中部位に相当する位置ま
で延設するとともに、処理物搬送体におけるグレンパン
の上方に位置する部分に、回収物の漏下は許容し、か
つ、非回収物の漏下は阻止可能となる大きさの孔を多数
形成して選別装置を構成すると好都合である。
【0009】
【作用】請求項1の構成によると、受網前部から漏下し
てくる処理物は、先ず、処理物搬送体で受止められる
が、ここにおいて穀粒等の回収物は孔から漏下するとと
もに、ワラ屑等の非回収物は後方に送られるといった予
備選別が行われるようになる。
【0010】処理物搬送体の孔からは、回収物の他、ゴ
ミや小さなワラ屑、葉等も漏下してくるので、グレンパ
ンではそれら回収物と微小な非回収物とを比重差選別す
ることになる。これは、受網から漏下してくる処理物が
直接グレンパンに落ち、切れワラや異物等の上記孔より
大きな処理物も比重差選別の対象となる従来技術に比べ
て、比重差選別効率が向上する。
【0011】従って、比重差選別性能を落とすことなく
従来よりもグレンパン長さを短くでき、チャフシーブ長
さを長くして3番ロスを低減できるとともに、従来と同
じグレンパン長さとすれば比重差選別性能をより向上さ
せることができる。
【0012】請求項2の構成によれば、請求項1の構成
による作用に加えて、処理物搬送体後端から落ちてくる
切れワラや葉等の非回収物を、グレンパンに続く濾過シ
ーブやチャフシーブ前部での回収物層から離れた所に落
下させることができ、回収物の精度や回収効率を一層良
好にすることができるとともに、切れワラ等の非回収物
の後方搬送を補助できるようにもなる。
【0013】
【発明の効果】その結果、請求項1又は2記載のいずれ
の選別装置でも、その全長を長くする大型化を招くこと
無く粗選別性能を向上し得、回収物の精度や回収効率の
改善、並びに3番ロスの低減等、選別性能を高めること
ができた。又、請求項2記載の選別装置では、上記効果
をより一層強化できる利点を備えている。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の実施例を、全稈投入型コン
バインの脱穀機に適用した場合について図面に基づいて
説明する。図1に、脱穀部Aと選別装置Bとを備えた全
稈投入型コンバインの脱穀機が示されている。脱穀部A
は、螺旋状の扱歯4が取付けられた軸流型の扱胴1、扱
室2、受網の一種であるコーンケーブ3等から構成さ
れ、選別装置Bは、揺動選別ケース5、唐箕6、1番回
収部7、2番回収部8等から構成されている。
【0015】選別装置Bについて詳述すると、図1に示
すように、揺動選別ケース5は、揺動ケース9に粗選別
部Baと精選別部Bbとを備えて構成されている。粗選
別部Baは、扱胴1始端部の下方に位置するグレンパン
10と、これの処理物搬送方向下手側で連設されるチャ
フシーブ11と、グレンパン10とコーンケーブ3との
上下間に配置される補助グレンパン(処理物搬送体に相
当)12と、チャフシーブ11に続くストローラック1
3とから構成されている。精選別部Bbは、1番回収部
7の上方に配置されるグレンシーブ14と、2番回収部
8の上方に配置されるリヤーチャフシーブ15とから構
成されている。
【0016】グレンパン10の長さは従来の50%〜7
0%程度に設定されるとともに、補助グレンパン12の
長さ及びその始端及び終端位置はグレンパン10のもの
に合わせて配置されている。そして、図2、図3に示す
ように、補助グレンパン12には、回収物である穀粒の
漏下は許容し、かつ、非回収物であるワラ屑や葉等の漏
下は阻止可能となる大きさの孔12aが多数形成されて
いる。
【0017】つまり、穀稈は扱室2前部において大部分
が脱粒され、コーンケーブ3始端部から多量の穀粒が漏
下してくるものであり、補助グレンパン12で予備選別
機能が発揮され、切れワラや葉が取り除かれて細かなゴ
ミや微細なワラ屑の混ざった穀粒がグレンパン10に落
下するようになる。その結果、グレンパン10での比重
差選別機能が従来よりも向上して短いグレンパン長さで
済むことになり、その分、チャフシーブ11を従来より
も長くすることが実現できている。
【0018】〔別実施例〕図4〜図6に示すように、補
助グレンパン12の搬送方向下手側端を、チャフシーブ
11の搬送方向途中部位に相当する位置(例えば、1番
回収スクリュー7sの上方相当位置)まで延設するとと
もに、補助グレンパン12におけるグレンパン10の上
方に位置する部分に、穀粒の漏下は許容し、かつ、非回
収物の漏下は阻止可能となる大きさの孔12aが多数形
成された構造の粗選別部Bbでも良い。
【0019】補助グレンパン12は、その左右両サイド
が外側ほど高くなるように傾斜させてあり、左右端に寄
りがちな処理物を左右方向で均一な層厚さとして、左右
両サイド部分での3番ロスを低減させてある。又は、選
別風が比較的強く作用する左右中央部分の層厚さが厚く
なる状態にして、左右両サイド部分での3番ロスを低減
させることもある。さらに又、グレンパン10の両サイ
ド部分を、その左右外側ほど高くなるように傾斜させた
形状とするものでも良い。
【0020】この場合では、補助グレンパン12後端か
らの主に非回収物で成る処理物が、チャフシーブ11前
端部に形成されるグレンパン10からの主に回収物で成
る処理物部位に落ちることが回避され、1番回収部7に
回収される穀粒の精度、及び回収効率が一層改善される
のである。
【0021】補助グレンパン12後端位置は適宜に設定
できるとともに、孔12aをチャフシーブ11上の位置
までや、補助グレンパン12の前後に亘って形成するも
のでも良い。又、処理物搬送体としては、補助グレンパ
ン12の他、全面に亘って凹凸が形成された板体に孔を
形成して構成したものでも良い。
【0022】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】軸流型脱穀装置の構造を示す側面図
【図2】選別装置始端部の断面図
【図3】補助グレンパンの平面図
【図4】軸流型脱穀装置の別構造を示す側面図
【図5】図4における選別装置始端部の断面図
【図6】図4における補助グレンパンの平面図
【符号の説明】
1 扱胴 3 受網 5 揺選別ケース 10 グレンパン 11 チャフシーブ 12 処理物搬送体 12a 孔 Ba 粗選別部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揺動選別ケース(5)における粗選別部
    (Ba)を、軸流型の扱胴(1)始端部の下方に位置す
    るグレンパン(10)と、これの処理物搬送方向下手側
    で連設されるチャフシーブ(11)と、前記グレンパン
    (10)と受網(3)との上下間に配置される処理物搬
    送体(12)とから構成するとともに、前記処理物搬送
    体(12)に、回収物の漏下は許容し、かつ、非回収物
    の漏下は阻止可能となる大きさの孔(12a)を多数形
    成してある軸流型脱穀機の選別装置。
  2. 【請求項2】 揺動選別ケース(5)における粗選別部
    (Ba)を、軸流型の扱胴(1)始端部の下方に位置す
    るグレンパン(10)と、これの処理物搬送方向下手側
    で連設されるチャフシーブ(11)と、前記グレンパン
    (10)と受網(3)との上下間に配置される処理物搬
    送体(12)とから構成し、 前記処理物搬送体(12)の搬送方向下手側端を、前記
    チャフシーブ(11)の搬送方向途中部位に相当する位
    置まで延設するとともに、前記処理物搬送体(12)に
    おける前記グレンパン(10)の上方に位置する部分
    に、回収物の漏下は許容し、かつ、非回収物の漏下は阻
    止可能となる大きさの孔(12a)を多数形成してある
    軸流型脱穀機の選別装置。
JP7095194A 1994-04-08 1994-04-08 軸流型脱穀機の選別装置 Pending JPH07274688A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117443710A (zh) * 2023-12-13 2024-01-26 泰兴市淳芬塑料制品有限公司 一种具有分选功能的移动式造粒机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117443710A (zh) * 2023-12-13 2024-01-26 泰兴市淳芬塑料制品有限公司 一种具有分选功能的移动式造粒机
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