JPH04136032U - 脱穀装置 - Google Patents

脱穀装置

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JPH04136032U
JPH04136032U JP85892U JP85892U JPH04136032U JP H04136032 U JPH04136032 U JP H04136032U JP 85892 U JP85892 U JP 85892U JP 85892 U JP85892 U JP 85892U JP H04136032 U JPH04136032 U JP H04136032U
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JP
Japan
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screw
leakage
processed material
dust
sorting
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Pending
Application number
JP85892U
Other languages
English (en)
Inventor
正美 仲谷
Original Assignee
株式会社クボタ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 風選別作用が弱くなって本来排出すべき放て
き物中の排塵物まで回収されてしまい易くなる不具合を
解消し、脱穀処理量の大小に拘らず排塵物を確実に排出
できるようにさせる。 【構成】 扱室Aからの漏下物を横送りするスクリュー
搬送機構9の下面に、精選処理物を漏下させる漏下面を
構成し、該搬送機構9の搬送終端に、漏下されなかった
粗選処理物を後方上方に向けて放てきする放てき装置1
3を設け、かつ、スクリュー搬送機構9よりの精選処理
物並びに放てきされた粗選処理物を受け止めて揺動風選
別する選別装置3を設けてある脱穀装置において、放て
き装置13の処理物搬送方向下手側の位置に、放てきさ
れてくる粗選処理物を相対分離させながら後方に吹き飛
ばす横断流ファン20を配設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、脱穀装置の選別部における排塵物を効率良く排出させる技術に係り 、詳しくは、扱室より漏下する扱処理物を受止め回収して横送りするスクリュー 搬送機構を設けるとともに、スクリュー搬送される処理物のうち精選処理物を漏 下させるようにスクリュー搬送機構の下面を漏下面に構成し、前記スクリュー搬 送機構の搬送終端位置に、横送り中に漏下しなかった粗選処理物を後方上方に向 けて放てきする放てき装置を設け、かつ、前記スクリュー搬送機構より漏下した 精選処理物並びに前記放てき装置より放てきされた粗選処理物を受け止めて揺動 風選別する選別装置を設けてある脱穀装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の脱穀装置においては、放てき装置からの放てき物を揺動選別装 置上に放てき落下させており、放てき装置から排出される処理物中に混在するワ ラ屑等の排塵物、及び掃塵口からの排塵物は唐箕の風によって吹き飛ばすように されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来構造にあっては、放てき装置からの放てき物は脱穀処 理量の大小にかかわらず揺動選別装置上の一定箇所に集中して落下するので、脱 穀処理量が大の場合には揺動選別装置上に選別処理物が滞留し易くなり、そのた めに風選別作用が弱くなって本来排出すべき放てき物中の排塵物まで回収されて しまい易くなる不具合がある。また、それによって掃塵口から排出される排塵物 に対する風力も弱くなり、全体として風選別作用が不足気味であった 本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであって、脱穀処理量の大小に拘ら ず排塵物を確実に排出できるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記目的の達成のために本考案は、冒頭に記載した脱穀装置において、放てき 装置の処理物搬送方向下手側の位置に、該放てき装置によって放てきされてくる 粗選処理物を相対分離させながら後方に吹き飛ばすファン装置を配設してあるこ とを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
つまり、ワラ屑等の排塵物は穀粒に比べて比重が軽く風選別し易いものである から、放てき装置の処理物搬送方向下手側の位置設けられたファン装置によって 排塵物を吸引して吹き飛ばすことによって、放てき装置からの放てき処理物に含 まれる排塵物を相対分離、すなわちほぐしながら後方に強制移送できるようにな る。排塵物がほぐされることによって排塵物の塊中に存在している穀粒があれば 、それに回収機会が与えられて好都合である。 また、ファン装置の追加設定によって掃塵口から排出される排塵物に対する風 力も強化され、十分な排塵のための移送力が付与されるようになる。 ところで、単に風選別作用を強化させるには唐箕の出力を大にする手段が考え られるが、これでは掃塵口からの排塵物に対する十分な風力に設定すると放てき 装置からの処理物中の穀粒も吹き飛ばしてしまうおそれがあるが、本考案のよう に唐箕とファン装置とに機能分担させる手段ではそのようなおそれがなく、放て き装置からの処理物と掃塵口からの排塵物の双方に対して適切な風選別作用を付 与することができる。
【0006】
【考案の効果】
従って、唐箕とファン装置との双方の風力によって穀粒の回収率の向上に寄与 しながら排塵物を極力確実に排出できるようになって総合性能の改善が図れた脱 穀装置を提供できた。
【0007】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を、コンバインに搭載される脱穀装置の場合について 説明する。 図1に示すように、扱室A内に前後向き姿勢で扱胴1を架設し、この扱胴1に よって扱処理された扱処理物を下方に漏下させる受網2を設け、その受網2下方 に漏下処理物を揺動選別する揺動選別装置3とこの揺動選別装置3によって揺動 選別される処理物に選別風を作用させる唐箕4とを配設し、揺動選別装置3によ って選別処理された一番物を受け取って揚穀装置(図外)に引渡す一番スクリュ ー5と枝付き籾等の二番物を還元する二番スクリュー6とを設け、排塵を機外に 排出する吸引式の排風装置7を設けて脱穀装置を構成してある。
【0008】 受網2と揺動選別装置3との間に次のような装置が設けてある。図1乃至図3 に示すように、脱穀装置を構成する左右側板8,8間一杯に亘ってスクリュー搬 送機構としての横送り搬送スクリュー9を設けるとともに、受網2の下方にその 受網2より漏下する扱処理物を横送り搬送スクリュー9に流入させるガイド機構 10を設ける。横送り搬送スクリュー9の下方に漏下面としてのクリンプ網12 を設け、横送り搬送スクリュー9で送られる扱処理物のうち一番物を主とする精 選処理物を漏下させる構成を採っている。横送り搬送スクリュー9の送り方向を 脱穀穀稈の穂先側から株元側に向う方向に設定し、扱処理物を株元側に搬送し乍 らクリンプ網12を通して精選処理物を漏下させる。 従って、扱胴1の回転方向により穂先側に集まる扱処理物を横送り搬送スクリ ュー9で株元側に送り乍らクリンプ網12より漏下させることにより、略均一化 させた状態で精選処理物を揺動選別装置3に漏下させることができる。しかも、 横送り搬送スクリュー9とクリンプ網12とで扱処理物に "モミ作用" を加える ことができ、扱処理物の単粒化を促進できる。横送り搬送スクリュー9の搬送終 端部に、回転体に羽根を付けた放てき装置13を設け、この放てき装置13を横 送り搬送スクリュー9軸で駆動するように横送り搬送スクリュー9に一体的に取 付け、もって、横送り搬送スクリュー9で搬送されクリンプ網12より漏下しな かった粗選処理物(二番物を多く含む) を後方へ向けて放てきすべく構成してあ る。したがって、放てき時に粗選処理物に "たたき作用" を加えることができ、 "ささりモミ" 現象を抑制できる。
【0009】 次に、揺動選別装置3について説明する。図1に示すように、放てき装置13 によって放てきされた粗選処理物を受け、その粗選処理物に揺動選別を加える粗 選別部14と、クリンプ網12より漏下する精選処理物を受けその精選処理物に 揺動選別を加える精選別部15とを上下にその順で配置して設け、扱処理物を分 散させて処理することにしている。粗選別部14を、放てき装置13下方のグレ ンパン14Aとその後方に連らなるチャフシーブ14Bとで構成し、放てき装置 13の設置に対応して株元側に片寄せ配置してある。精選別部15を、クリンプ 網12下方のグレンパン15Aとグレンパン15Aの後端に連らなり一番物横送 り搬送スクリュー5の上方に至るグレンシーブ15Bとで構成し、クリンプ網1 2及びチャフシーブ14Bより漏下する精選処理物を受けるべく脱穀側板8,8 間一杯に亘って設けてある。二番物横送り搬送スクリュー6の上方に、上下一対 のストローラック17A,17Bを設け、扱室A終端に形成された掃塵口aより 放出される未処理物を両ストローラック17A,17B上で揺動選別するように 構成してある。以上、粗選別部14、精選別部15、ストローラック17A,1 7Bを揺動枠18に取付け、駆動装置19で揺動駆動する。 掃塵口aの下方で、揺動選別装置3の上方で、横送り搬送スクリュー9より唐 箕風方向下手側に、脱穀側板8,8間一杯に亘って横断流ファン(ファン装置に 相当)20を設け、唐箕4等からの選別風を吸引可能にして掃塵口aより落下す る未処理物に対して送風して風選作用を施すべく構成してある。 図1に示すように、放てき装置13の放てき口bと横断流ファン20との間の 途中には、放てき装置13より後方上方へ向けて放てきされた放てき物を粗選別 部14上へ案内する案内板11を、ガイド機構10の下面部に横軸芯周りで揺動 変位可能に枢支して設けている。この案内板11は、脱穀装置の外部に設けたレ バー16の操作により、適宜な揺動角度に姿勢保持状態で変更調節でき、これに よって、放てき物の粗選別部14への落下位置を変更設定できる。 二番スクリュー6の下方にも、横送りスクリュー9と同様のクリンプ網21を 設けており、二番搬送物の単粒化処理を促進し、単粒化された処理物をクリンプ 網21から漏下できるようにしている。
【0010】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為に符号を記す が、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀装置の構造を示す縦断側面図
【図2】脱穀装置の構造を示す縦断正面図
【図3】脱穀装置の構造を示す横断平面図
【符号の説明】
3 揺動選別装置 9 横送りスクリュー 13 放てき装置 20 ファン装置 A 扱室

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱室(A)より漏下する扱処理物を受止
    め回収して横送りするスクリュー搬送機構(9)を備え
    るとともに、スクリュー搬送される処理物のうち精選処
    理物を漏下させるように前記スクリュー搬送機構(9)
    の下面を漏下面に構成し、前記スクリュー搬送機構
    (9)の搬送終端位置に、横送り中に漏下されなかった
    粗選処理物を後方上方に向けて放てきする放てき装置
    (13)を設け、かつ、前記スクリュー搬送機構(9)
    より漏下した精選処理物並びに前記放てき装置(13)
    より放てきされた粗選処理物を受け止めて揺動風選別す
    る選別装置(3)を設けてある脱穀装置であって、前記
    放てき装置(13)の処理物搬送方向下手側の位置に、
    該放てき装置(13)によって放てきされてくる粗選処
    理物を相対分離させながら後方に吹き飛ばすファン装置
    (20)を配設してある脱穀装置。
JP85892U 1992-01-14 1992-01-14 脱穀装置 Pending JPH04136032U (ja)

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JP85892U JPH04136032U (ja) 1992-01-14 1992-01-14 脱穀装置

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JP85892U JPH04136032U (ja) 1992-01-14 1992-01-14 脱穀装置

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JPH04136032U true JPH04136032U (ja) 1992-12-17

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JP85892U Pending JPH04136032U (ja) 1992-01-14 1992-01-14 脱穀装置

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