JPH078102A - 脱穀装置の選別部構造 - Google Patents
脱穀装置の選別部構造Info
- Publication number
- JPH078102A JPH078102A JP5160497A JP16049793A JPH078102A JP H078102 A JPH078102 A JP H078102A JP 5160497 A JP5160497 A JP 5160497A JP 16049793 A JP16049793 A JP 16049793A JP H078102 A JPH078102 A JP H078102A
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Abstract
選別体7に、脱穀処理物から一番物を一番物回収部に漏
下選別し、二番物を移送方向下手側に配設した二番物回
収部に排出するグレンシーブ14Bを設け、このグレン
シーブ14Bの漏下選別面Tの処理物移送方向に沿う上
下方向の勾配を揺動選別体7に対して変更可能な勾配変
更手段19を設けた。 【効果】 グレンシーブの脱穀処理物の供給量に応じ
て、当該脱穀処理物から効率良く一番物を回収できる。
Description
がら選別処理する揺動選別体に、脱穀処理物から一番物
を一番物回収部に漏下選別し、二番物を移送方向下手側
に配設した二番物回収部に排出するグレンシーブが設け
られている脱穀装置の選別部構造に関する。
おけるグレンシーブの漏下選別面が、その移送方向に沿
う上下方向の勾配を変更できない状態で、揺動選別体に
固定されている。
れた脱穀処理物は、揺動選別ケースの揺動にともなって
漏下選別面上を移動するが、グレンシーブに供給された
脱穀処理物を上層部の脱穀処理物と下層部の脱穀処理物
とに分けて考察すると、下層部の脱穀処理物は上層部の
脱穀処理物に押さえ付けられて比較的動きにくいから、
漏下選別作用を比較的受けにくいのに対して、上層部の
脱穀処理物はそのような押さえ付けがすくないから、漏
下選別作用を受け易く、しかも、漏下選別面上を移動す
る間に、上層部の脱穀処理物中の穀粒が下層部の脱穀処
理物中に入り込んでくるから、脱穀処理物の供給量に応
じてそれらの脱穀処理物から穀粒を効率良く漏下選別す
る為には、脱穀処理物の供給量に応じて、下層部の脱穀
処理物が漏下選別作用を受ける時間を適切に変更するこ
とが望ましい。しかしながら、上記従来技術のようにグ
レンシーブの漏下選別面が固定されていると、グレンシ
ーブへの脱穀処理物の供給量に応じて、下層部の脱穀処
理物が漏下選別作用を受ける時間を適切に変更すること
は困難で、それらの脱穀処理物を効率良く漏下選別出来
ない欠点がある。つまり、脱穀処理物が漏下選別面上を
移動しにくくなるよう、漏下選別面をその移送方向に沿
う上下方向の勾配を強くして固定してあると、脱穀処理
物の供給量が多い場合には適切に対応できるが、脱穀処
理物の供給量が少ない場合には、それらの脱穀処理物が
過剰に漏下選別作用を受けて、細い藁屑までもが一番物
と共に多量に落下してしまうからであり、逆に、脱穀処
理物が漏下選別面上を移動し易くなるよう、漏下選別面
をその移送方向に沿う上下方向の勾配を緩くして固定し
てあると、脱穀処理物の供給量が少ない場合には適切に
対応できるが、脱穀処理物の供給量が多い場合には、グ
レンシーブで十分に漏下選別されていない二番物が多量
に発生するからである。
であって、グレンシーブの脱穀処理物の供給量に応じ
て、当該脱穀処理物から効率良く一番物を回収できる脱
穀装置の選別部構造の提供を目的とする。
の本発明の特徴構成は、脱穀処理物を移送しながら選別
処理する揺動選別体に、脱穀処理物から一番物を一番物
回収部に漏下選別し、二番物を移送方向下手側に配設し
た二番物回収部に排出するグレンシーブが設けられてい
る脱穀装置の選別部構造であって、前記グレンシーブの
漏下選別面の処理物移送方向に沿う上下方向の勾配を前
記揺動選別体に対して変更可能な勾配変更手段が設けら
れている点にある。
て、漏下選別面の処理物移送方向に沿う上下方向の勾配
を変更して、下層部の脱穀処理物が漏下選別作用を受け
る時間を適切に調節できる。
給量に応じて、当該脱穀処理物から効率良く一番物を回
収できる。
説明する。図1は、コンバイン搭載用脱穀装置を示し、
脱穀ケース1内の上半部分に扱室2と排塵処理室3とを
形成するとともに、脱穀ケース1内の下半部には選別処
理室4を形成してある。扱室2内には、前後方向に沿う
水平軸芯周りに回転駆動される扱胴5を設けるととも
に、扱胴5の下方には扱処理された脱穀処理物を漏下す
るための受網6を設けている。前記選別処理室4には、
扱室1から受網6及び当該受網6の後方に形成された開
口を通して漏下されてくる脱穀処理物を後方に移送しな
がら選別処理する揺動選別体7と、選別風を発生する唐
箕8と選別処理された一番物及び二番物を回収する回収
部9とが設けられている。
右両側板10Aに亘って、脱穀処理物を比重選別するグ
レンパン11、グレンパン11の後方位置において脱穀
処理物中の穀粒を漏下選別する粗選別用のチャフシーブ
12、当該チャフシーブ12の前部で漏下された脱穀処
理物を比重選別するグレンパン13、グレンパン13の
終端に連設され脱穀処理物中の穀粒を漏下選別する精選
別用のグレンシーブ14、及び、チャフシーブ12から
送り出されてくる切れ藁中の枝付き穀粒や穀粒を篩い選
別するストローラック15の各々を設けて構成されてい
る。そして、扱室2から漏下してくる脱穀処理物を、グ
レンパン11で比重選別するとともに、チャフシーブ1
2で粗選別し、グレンシーブ14で精選別して、当該グ
レンシーブ14で漏下する穀粒を一番物として前記回収
部9の一番物回収部9Aに回収し、グレンシーブ14の
終端部及びストローラック15から落下する穀粒、枝付
き穀粒、藁屑等が混入した処理物を二番物として前記回
収部9の二番物回収部9Bに回収する。更に、一番物回
収部9Aに回収された一番物は脱穀装置の機外に設けて
ある貯溜タンク(図示せず)に回収されるとともに、二
番物回収部9Bに回収された二番物はスロワ23で揺動
選別体7に還元されて再度選別処理される。
ク揺動機構16を介して脱穀ケース1側に支持するとと
もに、シーブケース10の前部を脱穀ケース1側に固定
したガイド部材17に対して前後移動自在に支持して、
クランク揺動機構16の駆動で、揺動選別体7が前後及
び上下に揺動するよう構成してある。
に、その移送方向中間部で前後に分割されていて、前半
部グレンシーブ14Aの終端部と後半部グレンシーブ1
4Bの始端部とが近接する状態で配設されている。前半
部グレンシーブ14Aはグレンパン13及びシーブケー
ス10の左右両側板10Aに固着され、後半部グレンシ
ーブ14Bは、シーブケース10の左右両側板10Aに
軸芯周りで相対回動自在に支承した水平軸18にその始
端部を固着して、水平軸18の軸芯周りで上下揺動自在
に取付けられている。従って、後半部グレンシーブ14
Bの上下揺動で、後半部グレンシーブ14Bの漏下選別
面Tの移送方向に沿う上下方向の勾配が揺動選別体7に
対して変更自在に構成されている。
の移送方向に沿う上下方向の勾配を漏下選別面Tへの脱
穀処理物の供給量に応じて変更する勾配変更手段19
は、後半部グレンシーブ14B側に固定した揺動アーム
20に連結されているプッシュプルワイヤー22と、こ
のプッシュプルワイヤー22を押し引き操作する駆動モ
ータMと、チャフシーブ12上の脱穀処理物の量を検出
する接触センサーSと、この接触センサーSによる検出
結果に基づいて漏下選別面Tへの脱穀処理物の供給量を
判別し、その供給量に応じて駆動モータMを駆動させる
制御装置21とを設けて構成されている。
給量が設定量を越えていないと判別されると、前半部グ
レンシーブ14Aと後半部グレンシーブ14Bとがほぼ
面一に連続している状態に保持され、漏下選別面Tへの
脱穀処理物の供給量が設定量を越えていると判別される
と、その設定量との差に応じて駆動モータMが駆動さ
れ、設定量との差が大きい程、後半部グレンシーブ14
Bが上向きに大きく揺動されて、後半部グレンシーブ1
4Bの漏下選別面Tの移送方向に沿う上下方向の勾配
を、図2に実線で示す位置から二点鎖線で示す位置まで
の範囲で揺動選別体7に対して変更できるように構成さ
れている。
ーブ14を前後に2分割して構成したが、この構造に限
定されるものではなく、例えば、図3に示すように、グ
レンシーブ14全体を一枚で構成し、シーブケース10
の左右両側板10Aに軸芯周りで相対回動自在に支承し
た水平軸18にその始端部を固着して、グレンシーブ1
4を水平軸18の軸芯周りで上下揺動自在に構成しても
よい。その他の構成は第1実施例と同様である。
た水平軸18を回動させて、グレンシーブの移送漏下面
Tの移送方向に沿う上下方向の勾配を変更させている
が、水平軸18をシーブケース10の左右両側板10A
に亘って固着して、水平軸18に対してグレンシーブの
始端側を回動自在に枢着し、グレンシーブの後端側をプ
ッシュプルワイヤ等で上下方向に移動させて、グレンシ
ーブの漏下選別面Tの移送方向に沿う上下方向の勾配を
変更してもよい。 b.グレンパンとグレンシーブとを一体固定して、グレ
ンパンの始端側をシーブケースの左右両側板に亘って相
対回動自在に支持し、グレンシーブの漏下選別面Tの移
送方向に沿う上下方向の勾配をグレンパンと共にシーブ
ケースに対して変更可能に構成してもよい。 c.上記実施例では、勾配変更手段19は駆動モータM
で駆動しているが、操作レバー等で人為操作するよう構
成にしてもよく、また、揺動アーム20はプッシュプル
ワイヤの代わりに操作ロッドを介して揺動操作するよう
構成してもよい。 d.上記実施例では、上下揺動自在なグレンシーブを水
平横軸18を介してシーブケース10の左右両側板10
Aに支持させているが、前半部グレンシーブ14Aの終
端部やグレンパン13の終端部にヒンジ等を介して支持
させてもよい。 e.グレンシーブの漏下選別面Tの移送方向に沿う上下
方向の勾配を変更する勾配変更手段は、移送方向下手側
ほど徐々に勾配が急になる状態に変更するものであって
もよい。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
Claims (1)
- 【請求項1】 脱穀処理物を移送しながら選別処理する
揺動選別体(7)に、脱穀処理物から一番物を一番物回
収部(9A)に漏下選別し、二番物を移送方向下手側に
配設した二番物回収部(9B)に排出するグレンシーブ
(14B,14)が設けられている脱穀装置の選別部構
造であって、前記グレンシーブ(14B,14)の漏下
選別面(T)の処理物移送方向に沿う上下方向の勾配を
前記揺動選別体(7)に対して変更可能な勾配変更手段
(19)が設けられている脱穀装置の選別部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5160497A JPH078102A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 脱穀装置の選別部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5160497A JPH078102A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 脱穀装置の選別部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH078102A true JPH078102A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=15716220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5160497A Pending JPH078102A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 脱穀装置の選別部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078102A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008086251A (ja) * | 2006-10-02 | 2008-04-17 | Iseki & Co Ltd | 脱穀装置 |
US7775581B2 (en) | 2006-03-31 | 2010-08-17 | Nissan Motor Co., Ltd. | Sealing member and method of installing the same |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP5160497A patent/JPH078102A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7775581B2 (en) | 2006-03-31 | 2010-08-17 | Nissan Motor Co., Ltd. | Sealing member and method of installing the same |
JP2008086251A (ja) * | 2006-10-02 | 2008-04-17 | Iseki & Co Ltd | 脱穀装置 |
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