JPH07274694A - 脱穀装置における揺動選別装置 - Google Patents

脱穀装置における揺動選別装置

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JPH07274694A
JPH07274694A JP6584894A JP6584894A JPH07274694A JP H07274694 A JPH07274694 A JP H07274694A JP 6584894 A JP6584894 A JP 6584894A JP 6584894 A JP6584894 A JP 6584894A JP H07274694 A JPH07274694 A JP H07274694A
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wind
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grain
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JP6584894A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Tomiga
潔 冨賀
Masami Nakaya
正美 仲谷
Yoshitada Nakamura
芳忠 中村
Tetsuji Nagata
永田  哲治
Masaru Ando
勝 安藤
Hajime Matsushita
肇 松下
Yoshiyuki Kono
嘉之 河野
Yoshinobu Kawamoto
佳伸 川本
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】扱室2から漏下した処理物を開度調節自在なチ
ャフシーブで受け止めて揺動移送しながら粗選別を行う
粗選別部15と、この粗選別部15から漏下した選別処
理物を揺動移送しながら穀粒を一番物回収部8に選別漏
下させ、二番物を二番物回収部9上に落下させる精選別
部16とを設け、唐箕7からの選別風を、前記一番物回
収部8の流し板32の近傍に向かう風と、前記精選別部
16のグレンシーブ27の近傍に向かう風とに分配可能
な風向板31を設け、前記風向板31を、一定姿勢のま
まで上下位置調節自在に設けてある。 【効果】処理物の量の変化に対応して、選別風の増減
を、その増減が必要な箇所に重点をおいて行うことがで
きて、選別風を効率よく増減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、扱室から漏下した処理
物を開度調節自在なチャフシーブで受け止めて揺動移送
しながら粗選別を行う粗選別部と、この粗選別部から漏
下した選別処理物を揺動移送しながら穀粒を一番物回収
部に選別漏下させ、二番物を二番物回収部上に落下させ
る精選別部とを設け、唐箕からの選別風を、前記一番物
回収部の流し板の近傍に向かう風と、前記精選別部のグ
レンシーブの近傍に向かう風とに分配可能な風向板を設
けてある脱穀装置における揺動選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の脱穀装置における揺動選別
装置においては、前記風向板は、例えば特開平5‐19
2032号公報に示すように、一定姿勢のままで位置固
定された状態になっていた。そのために、一番物回収部
の流し板の近傍に向かう選別風の量と、精選別部のグレ
ンシーブの近傍に向かう選別風の量との割合はほぼ一定
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の脱穀装置にお
いては、例えば処理物が少ない場合に精選別部のグレン
シーブの近傍に向かう選別風の風量が多いと、グレンシ
ーブの下方の空間で密度が薄くなった状態の穀粒が、高
い位置で強い風を受けることから後方に吹き飛ばされや
すく、そのために、3番飛散を多く出したり、2番還元
量を多くして脱桴する穀粒を多く出したりしやすいとい
う問題がある。また、処理物が多い場合にグレンシーブ
の近傍に向かう選別風の風量が少ないと、ワラ屑を後方
に確実に吹き飛ばすことが困難で一番物回収部にワラ屑
を多く混入させやすいという問題がある。
【0004】このような状況下において、上記従来の構
成によれば、一番物回収部の流し板の近傍に向かう選別
風の量と、精選別部のグレンシーブの近傍に向かう選別
風の量との割合はほぼ一定であったために、処理物の量
の多い場合や少ない場合における上記のような問題点を
解消する手段としては、唐箕の出力を増減したりして選
別風全体の量を増減するしかなかった。
【0005】しかしながら、この手段では精選別部のグ
レンシーブの近傍に向かう選別風の風量を増減させれば
よいところを、一番物回収部の流し板の近傍に向かう選
別風の風量まで一挙に増減するものであるから、選別風
の増減の仕方が大まかで荒く、効率的とはいえなかっ
た。
【0006】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、処理物の量の変化に対応して、選別
風の増減を、その増減が必要な箇所に重点をおいて行う
ことができて、選別風を効率よく増減できる脱穀装置に
おける揺動選別装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、風
向板を、一定姿勢のままで上下位置調節自在に設けてあ
ることにある。
【0008】
【作用】風向板を、一定姿勢のままで上下位置調節自在
に設けてあるから、例えば処理物が少ない場合には、風
向板を、一定姿勢のままで上側の位置に位置させれば、
精選別部のグレンシーブの近傍に向かう選別風の風量が
少なくなり、グレンシーブの下方の空間で密度が薄くな
った状態の穀粒が高い位置で強い風を受けることに起因
する穀粒の後方への飛散を防止できる。また、処理物が
多い場合には、風向板を、一定姿勢のままで下側の位置
に位置させれば、精選別部のグレンシーブの近傍に向か
う選別風の風量が多くなり、ワラ屑が高い位置にあると
きに強い風を受けるから、ワラ屑を後方に確実に吹き飛
ばすことができる。このように上記構成によれば、風向
板を一定姿勢にしたままで上下に位置調節することによ
り、処理物の量の変化に対応して、選別風の増減を、そ
の増減が必要な箇所に重点をおいて行うことができる。
【0009】
【発明の効果】従って、処理物の量の変化に対応して、
選別風の増減を、その増減が必要な箇所に重点をおいて
行うことができるから、効率よく選別風を増減できる脱
穀装置における揺動選別装置を提供することができた。
【0010】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図1
にコンバインにおける脱穀装置を示している。この脱穀
装置は、脱穀フィードチェーン1により株元を挟持しな
がら搬送される穀稈の穂先部を扱室2内で駆動回転する
扱胴3により扱き処理するよう構成するとともに、扱き
処理され受網4を漏下した処理物がその下方側の選別部
において、穀粒、枝付き籾等の二番物及び排ワラ屑等に
選別されて、穀粒は図示しない穀粒タンクに貯溜され、
二番物は選別部内で還元されて再処理され、排ワラ屑等
は機体外方に排出するよう構成してある。
【0011】前記選別部は、漏下処理物を揺動移送しな
がら篩い選別する揺動選別装置6、この揺動選別装置6
にワラ屑等を移送方向下手側に吹き飛ばす選別風を供給
する唐箕7、選別漏下される穀粒を回収して図示しない
タンクに貯溜するスクリュー搬送式一番物回収部8、下
方に落下する二番物を回収して揺動選別装置6の移送方
向上手側に還元させるスクリュー搬送式二番物回収部
9、前記唐箕7によって吹き飛ばされた細かな塵埃を排
塵口10から機体外方に排出させる排塵ファン11等で
構成されている。
【0012】次に揺動選別装置6の構成について説明す
る。この揺動選別装置6はスライド案内機構12とクラ
ンク揺動機構13とによって揺動駆動される中抜き枠形
の揺動選別ケース14の内部に、扱室2から漏下した処
理物を受け止めて揺動移送しながら粗選別を行う粗選別
部15と、この粗選別部15から漏下した選別処理物を
揺動移送しながら穀粒を一番物回収部8に選別漏下さ
せ、二番物を移送方向下手側下方に配置した二番物回収
部9上に落下させる精選別部16とを設けて構成してあ
る。
【0013】詳述すると、扱室2における穀稈搬送方向
上手側において扱き処理され受網4から漏下した処理物
を受け止めて比重差選別する第1グレンパン18と、こ
の第1グレンパン18の移送方向下手側に連なる状態で
配備されたチャフシーブ19と、その下手側に連なり扱
室2の送塵口2aから落下する処理物を受け止める第2
グレンパン20及び送塵口2aから落下する処理物のワ
ラ屑を下手側に送り出す第1ストローラック21によ
り、前記粗選別部15を構成してある。図2に示すよう
に、前記チャフシーブ19は夫々横軸芯周りで揺動調節
自在な複数のチャフ板19aを並列配備して成り、各チ
ャフ板19aはワイヤを介して電動モータM1により一
体的に揺動作動して、処理物の漏下開度を変更調節でき
るよう構成してある。また、第1ストローラック21の
終端部下方位置から移送方向下手側に延びる第2ストロ
ーラック23を配設し、第1ストローラック21から送
り出される排ワラ屑を機体外方に排出させるよう構成し
てある。
【0014】図1に示すように、第4グレンパン26を
設けるとともに、この第4グレンパン26の移送方向下
手側に穀粒の漏下選別用の格子網状のグレンシーブ27
を連設して、前記精選別部16を構成してある。
【0015】図2に示すように、前記唐箕7の周壁の一
部を電動モータM3により開度調節自在に設け、この開
度調節によって揺動選別装置6に対する選別風量を変更
調節できるように構成してある。
【0016】前記唐箕7からの選別風の風路上には、選
別風を、一番物回収部8の流し板32の近傍に向かう風
と、精選別部16のグレンシーブ27の近傍に向かう風
とに上下に分配可能な横長の風向板31を設けてある。
この風向板31は、側面視で断面が後端部側ほど厚肉に
なる三角形状に形成して、後ろ上がり姿勢になるように
配置してある。そして、風向板31の両端部を脱穀装置
の両側板に各別に上下スライド自在に取付け、電動モー
タM2(図2参照)を介して、一定姿勢のままで上下位
置調節自在に構成してある。
【0017】前記チャフシーブ19の上方には、チャフ
シーブ19の上部における処理物の膜厚を脱穀処理量の
データとして検出する処理量検出センサSを設け、この
処理量検出センサSの検出結果に基づいて、処理物の量
が多くなるに伴って、風向板31が下降して低い位置に
位置するように電動モータM2を制御し、処理物の量が
少なくなるに伴って、風向板31が上昇して高い位置に
位置するように電動モータM2を制御する制御装置28
を設けてある(図2参照)。なお、図2に示すように、
この制御装置28は、チャフシーブ19の開度を調節す
る電動モータM1と、唐箕7の周壁の一部の開度を調節
する電動モータM3とを、処理量検出センサSの検出結
果に基づいて制御する手段としても用いるように構成し
てある。
【0018】つまり、前記制御装置28は電動モータM
1,2,3を以下のように制御する。処理量検出センサ
Sの検出結果に基づいて、処理量が多くなるに伴って、
チャフシーブ19の開度を広くして処理物が滞留するの
を抑制するとともに、前記周壁の一部の開度を大きくす
ることにより唐箕風量を大側に変更し、さらに風向板3
1を下降させて低い位置に位置させることにより、グレ
ンシーブ27の近傍に向かう選別風の量を増大させて、
精選別部16下方の空間の高い位置でワラ屑に強い風を
当て、ワラ屑を有効に吹き飛ばすよう制御する。一方、
処理量が少なくなるに伴って、チャフシーブ19の開度
を狭くしてワラ屑が精選別部16に漏下しないようにす
るとともに、前記周壁の一部の開度を小さくすることに
より唐箕風量を小側に変更し、風向板31を上昇させて
高い位置に位置させることにより、グレンシーブ27の
近傍に向かう選別風の量を減少させて、穀粒が後方に吹
き飛ばされにくくなるよう制御する。
【0019】〔別実施例〕上記の実施例では前記風向板
31を、唐箕7の周壁の一部の開度の変更やチャフシー
ブ19の開度の変更に連動させて上下動させるように構
成したが、それらを変更させることなく、風向板31の
みを単独で上下動させるように構成してあってもよい。
【0020】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀装置の縦断側面図
【図2】選別部の前部の縦断側面図
【符号の説明】
2 扱室 7 唐箕 8 一番物回収部 9 二番物回収部 14 揺動選別ケース 15 粗選別部 16 精選別部 27 グレンシーブ 31 風向板 32 流し板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永田 哲治 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 安藤 勝 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 松下 肇 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 河野 嘉之 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 川本 佳伸 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱室(2)から漏下した処理物を開度調
    節自在なチャフシーブで受け止めて揺動移送しながら粗
    選別を行う粗選別部(15)と、この粗選別部(15)
    から漏下した選別処理物を揺動移送しながら穀粒を一番
    物回収部(8)に選別漏下させ、二番物を二番物回収部
    (9)上に落下させる精選別部(16)とを設け、唐箕
    (7)からの選別風を、前記一番物回収部(8)の流し
    板(32)の近傍に向かう風と、前記精選別部(16)
    のグレンシーブ(27)の近傍に向かう風とに分配可能
    な風向板(31)を設けてある脱穀装置における揺動選
    別装置であって、 前記風向板(31)を、一定姿勢のままで上下位置調節
    自在に設けてある脱穀装置における揺動選別装置。
JP6584894A 1994-04-04 1994-04-04 脱穀装置における揺動選別装置 Pending JPH07274694A (ja)

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JP (1) JPH07274694A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012205574A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Iseki & Co Ltd 脱穀装置
JP2012249548A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Iseki & Co Ltd 脱穀装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012205574A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Iseki & Co Ltd 脱穀装置
JP2012249548A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Iseki & Co Ltd 脱穀装置

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