JPH05176626A - 脱穀選別部構造 - Google Patents

脱穀選別部構造

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JPH05176626A
JPH05176626A JP120292A JP120292A JPH05176626A JP H05176626 A JPH05176626 A JP H05176626A JP 120292 A JP120292 A JP 120292A JP 120292 A JP120292 A JP 120292A JP H05176626 A JPH05176626 A JP H05176626A
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JP
Japan
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threshing
threshed
amount
recovery screw
sorting
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JP120292A
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English (en)
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Yoshiyuki Kono
嘉之 河野
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JPH05176626A publication Critical patent/JPH05176626A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 脱穀処理物量に応じて一番物からの小片夾雑
物の除去を図り、選別精度を高度なものにできる。 【構成】 選別装置Bの下方に配設した一番物回収スク
リュー搬送装置11の上方を横切る状態で選別装置Bに
対して選別風を送風する唐箕10を一番物回収スクリュ
ー搬送装置11の前方に配設した脱穀選別部構造におい
て、一番物回収スクリュー搬送装置11の一番物搬送路
における底面に形成した送風口18より上方に向けて送
風可能な送風装置20を設けるとともに、脱穀処理物量
検出装置27の処理物量検出結果が大であるほど送風量
が大となるように送風装置20を制御する制御手段を設
けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバイン等に搭載さ
れる脱穀選別部構造に関し、特に、選別装置の下方に配
設した一番物回収スクリュー搬送装置の上方を横切る状
態で前記選別装置に対して選別風を送風する唐箕を前記
一番物回収スクリュー搬送装置の前方に配設した脱穀選
別部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の脱穀選別構造としては、
例えば特開平3−80017号公報に開示されたものの
ように、選別処理された一番物を一番物回収スクリュー
搬送装置で機体の一側に配設したグレンタンク又は袋回
収用のグレンホッパ等へ横送りして貯留させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造のものにあっては、一応選別処理をして一番物が
籾のみで組成されるように図っているが、わら屑や小枝
梗等の小片の夾雑物が一番物に含まれることが多々あ
り、これらの夾雑物を除去するために、乾燥、もみすり
等の後処理と共にさらに高度に選別処理しなければなら
ないという欠点があった。その上、脱穀選別処理する処
理物量が多い程選別性能の低下により一番物中に混入す
る夾雑物の比率も高くなるものであり、夾雑物の除去も
処理物に対する夾雑物の混入状態に応じて適宜行われる
ことが望ましいものであった。本発明は、上記実情に鑑
みてなされたものであって、脱穀処理物量に応じて一番
物からの小片夾雑物の除去を図り選別精度を高度なもの
にできる脱穀選別部構造の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる脱穀選別
部構造は、上記目的を達成するために、冒記構造のもの
において、前記一番物回収スクリュー搬送装置の一番物
搬送路における底面に形成した送風口より上方に向けて
送風可能な送風装置を設けるとともに、脱穀処理物量検
出装置の処理物量検出結果が大であるほど送風量が大と
なるように前記送風装置を制御する制御手段を設けてあ
ることを特徴構成とする。かかる特徴構成による作用・
効果は次の通りである。
【0005】
【作用】即ち、一番物は、その搬送途中に、一番物回収
スクリュー搬送装置の一番物搬送路における底面に形成
した送風口からの送風により選別作用を受け、籾より比
重の小さい夾雑物は上方に吹き上げられ、その吹き上げ
られた状態で唐箕からの送風により機体後方に吹き出さ
れていく。さらに、脱穀処理物量検出装置の処理物量検
出結果が大であるほど送風量が大となるように前記送風
装置を制御する制御手段を設けてあるから、一番物の量
が多くて夾雑物が分離吹き出しにくいときには、送風量
が大となって強い送風にして、一番物の量が少なくて夾
雑物が分離吹き出しやすいときには、夾雑物のみ吹き上
げ、籾の吹き上げを抑制するよう送風量を小さくして弱
い送風にする。
【0006】
【発明の効果】従って、一旦選別処理されて回収された
一番物を横送りする途中で、さらにその一番物から夾雑
物を送風によって除去させるので、殆ど夾雑物の無い高
度に選別処理された籾のみを最終的には得ることができ
るようになって、後の別工程で選別処理することも不要
にでき、作業を簡素化できるとともに、処理物量に応じ
て最も適した送風状態で夾雑物の一番物からの除去を行
え、処理物量が多いときに夾雑物の残留比率が多くなっ
たり、処理物量が少ないときに籾も夾雑物と共に除去さ
れたりする等の不具合を解消できるに至った。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1にコンバインに搭載された脱穀選別装置1を
示している。この脱穀選別装置1は、その上部がわに脱
穀装置A、中間部がわに選別装置B、下部がわに回収装
置Cを配設して構成している。脱穀装置Aには、刈取処
理された穀稈をフィードチェーン2で挟持搬送しながら
扱処理する扱胴3を扱室4に軸架するとともに、扱処理
された処理物を漏下させる受網5を扱胴3の下方がわに
張設している。選別装置Bには、受網5から漏下した処
理物を受け止めるグレンパン6、このグレンパン6の後
方に順に位置させたチャフシーブ7及びストローラック
8、そして、チャフシーブ7の下方に位置するグレンシ
ーブ9を、前後揺動駆動される左右の枠板に架設すると
ともに、前記グレンパン6の下方側に唐箕10を設けて
いる。回収装置Cには、グレンシーブ9の下方にグレン
シーブ9からの漏下物を回収して横一側に横送りする一
番物回収スクリュー搬送装置11を配設するとともに、
グレンシーブ9の上部後端、チャフシーブ7等からの漏
下物を回収して横一側に横送りする二番物回収スクリュ
ー搬送装置12を配設している。一番物回収スクリュー
搬送装置11の搬送終端部には、脱穀選別装置1に並設
された図示しないグレンタンクに一番物を揚送するスク
リュー式揚送装置13を連動連結している。一方、二番
物回収スクリュー搬送装置の搬送終端部には、扱胴3の
後方がわに設けた拡散胴14に連動回転される処理胴
(図示せず)に二番物を送り出すためのスロワーを設け
るとともに、処理胴からの処理物を扱室4あるいは選別
装置Bへ還元するようにしている。尚、ストローラック
8の上方には排塵用の横断流ファン15を配設してい
る。
【0008】図1乃至図3に示すように、一番物回収ス
クリュー搬送装置11は、脱穀選別装置1の底ケース1
6に溝状に搬送経路底壁16Aを凹入形成したスクリュ
ー17の搬送路を設けて構成している。そして、一番物
回収スクリュー搬送装置11の搬送終端部における搬送
経路底壁16Aに、送風口としての開口部18を形成し
て、その開口部18にクリンプ網19を張設し、そのク
リンプ網19を通して上方に送風する送風装置としての
第2唐箕20を、クリンプ網19の下方に設けている。
この第2唐箕20は第1電動モータ21で駆動されるよ
うに構成している。尚、クリンプ網19は、籾が漏下し
ない目合となっている。
【0009】さらに、図1に示すように、二番物回収ス
クリュー搬送装置12は、脱穀選別装置1の底ケース1
6に溝状に二番物用搬送経路底壁16Bを凹入形成した
スクリュー22の搬送経路を設けて構成している。そし
て、この二番物回収スクリュー搬送装置12の搬送終端
部における二番物用搬送経路底壁16Bに、開口部23
を形成し、その開口部23に籾等の漏下を規制する状態
でクリンプ網24を張設するとともに、クリンプ網24
を通して上方に向けて吹き出す送風がなされるように、
クリンプ網24の下方に、第3唐箕ファン25を軸架配
設している。第3唐箕ファン25は第2電動モータ26
で駆動されるように構成している。
【0010】そして、図1に示すように、前記フィード
チェーン2には、脱穀処理物量を検出するためにフィー
ドチェーン2で搬送される穀稈量を検出できるよう、フ
ィードチェーン2と相対向する挟持レール2Aの上下位
置変更を検出できる脱穀処理物量検出装置としてのポテ
ンショメータ27を設けている。
【0011】図1に示すように、前記ポテンショメータ
27は、その出力信号が入力されるように、制御手段を
成す制御回路28に接続しているとともに、この制御回
路28からの出力信号で駆動されるように、第1電動モ
ータ21及び第2電動モータ26は、制御回路28に接
続されている。制御回路28はマイコン等で構成されて
おり、ポテンショメータ27での検出結果に基づいて、
脱穀処理物量が大であるほど、第1電動モータ21及び
第2電動モータ26を高速に駆動するように設定してい
る。
【0012】上記構成により、一番物回収スクリュー搬
送装置11で搬送される一番物に混在しているわら屑等
の夾雑物は、第2唐箕ファン20によるクリンプ網19
を通しての上方への送風によって上方に吹き上げられる
ことになり、その吹き上げられた夾雑物は前記唐箕10
からの唐箕風を受けて機体後方に送り出され排除される
ことになる。また、二番物回収スクリュー搬送装置12
でも、第3唐箕ファン25によるクリンプ網24の網目
を通しての上方への送風によって二番物に混在している
わら屑等の夾雑物が上方に吹き上げられることになり、
その吹き上げられた夾雑物は前記唐箕10からの唐箕風
を受けて機体後方に送り出され排除されることになる。
さらに、脱穀処理された一番物の量はフィードチェーン
2で搬送される穀稈量を検出することにより間接的に検
出できるとともに、その検出された脱穀処理物量が大に
なるほど第1電動モータ21及び第2電動モータ26を
高速に駆動するようにしているから、一番物の搬送量が
多い場合には、その搬送一番物に混在した夾雑物を除去
するための第2唐箕ファン20による選別用の送風を第
2唐箕ファン20の回転速度を速くして強いものにし、
量が多くて塊状となった一番物の籾に隠れた夾雑物をも
上方に吹き出せるようにしている。一方、一番物の搬送
量が少ない場合には、籾が上方に飛散しないように、そ
の搬送一番物に弱い送風を与えるようにしている。二番
物に対する第3唐箕ファン25による送風も、上記一番
物に対する送風と同様に制御されるようにしている。
【0013】本発明は次のように実施しても良い。 (イ)図4に示すように、一番物回収スクリュー搬送装
置11の搬送終端部における搬送経路底壁16Aに、多
数の上下貫通した前後方向に長い長孔29‥を並設状態
で穿設しているとともに、その搬送経路底壁16Aの下
方には、前記上下貫通孔29‥から上方に吹き出すよう
送風する送風装置としてのブロア30を電動モータ31
で駆動可能に軸架配設し、前記各上下貫通孔29‥に
は、下方からの送風時に大きく開口し送風が弱い時には
籾が漏下しないように小さく開口する送風口32を形成
したポリウレタン樹脂製の弁部材33を設けること。そ
して、脱穀処理物量の図示しない検出装置の検出結果に
基づいて、脱穀処理物量が大である程、ブロア30を高
速で回転させて、送風量が大となるように図示しない制
御手段で制御すること。 (ロ)送風口を一番物回収スクリュー搬送装置の搬送終
端部にのみ設けるものでなく、ほぼ全般にわたって設け
ること。 (ハ)送風装置と送風口とを管路等からなる送風路で接
続して、送風口の下方がわに送風装置を設けるものでな
く、送風口より離れた箇所に送風装置を設けること。 (ニ)脱穀処理物量検出装置は、穀稈量検出でなく実際
の脱穀処理物量を検出する装置で構成すること。
【0014】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀選別部構造を示す縦断側面図
【図2】脱穀選別部を示す縦断後面図
【図3】送風装置を示す縦断後面図
【図4】別実施例の送風装置を示す縦断後面図
【符号の説明】
10 唐箕 11 一番物回収スクリュー搬送装置 18 送風口 20 送風装置 27 脱穀処理物量検出装置 B 選別装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 選別装置(B)の下方に配設した一番物
    回収スクリュー搬送装置(11)の上方を横切る状態で
    前記選別装置(B)に対して選別風を送風する唐箕(1
    0)を前記一番物回収スクリュー搬送装置(11)の前
    方に配設した脱穀選別部構造において、前記一番物回収
    スクリュー搬送装置(11)の一番物搬送路における底
    面に形成した送風口(18)より上方に向けて送風可能
    な送風装置(20)を設けるとともに、脱穀処理物量検
    出装置(27)の処理物量検出結果が大であるほど送風
    量が大となるように前記送風装置(20)を制御する制
    御手段を設けてある脱穀選別部構造。
JP120292A 1992-01-08 1992-01-08 脱穀選別部構造 Pending JPH05176626A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109013339A (zh) * 2018-09-19 2018-12-18 河南科技大学 一种细粒作物的低损高效清选机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109013339A (zh) * 2018-09-19 2018-12-18 河南科技大学 一种细粒作物的低损高效清选机
CN109013339B (zh) * 2018-09-19 2024-02-09 河南科技大学 一种细粒作物的低损高效清选机

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