JP2591325Y2 - 吸引排塵式脱穀機の脱穀処理装置 - Google Patents

吸引排塵式脱穀機の脱穀処理装置

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JP2591325Y2
JP2591325Y2 JP1991064641U JP6464191U JP2591325Y2 JP 2591325 Y2 JP2591325 Y2 JP 2591325Y2 JP 1991064641 U JP1991064641 U JP 1991064641U JP 6464191 U JP6464191 U JP 6464191U JP 2591325 Y2 JP2591325 Y2 JP 2591325Y2
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昌宏 浜田
敬造 正木
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セイレイ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、吸引排塵式脱穀機の扱
室から送出される未処理物を脱穀処理する装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、扱室の下方から排塵室に向けて延
出する揺動選別体と選別風路を構成して扱室からの扱卸
物を揺動と風選の両作用の併用により選別し、選別後の
塵埃を排塵室から吸引排出する吸引排塵式のもので、扱
室から送出される未処理物を処理する処理室を扱室に併
設するとともに、該処理室からの漏下物を前記揺動選別
体に供給して選別するものとしては、例えば実開昭62
−193825号公報に開示される構成のものが知られ
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし上記の同公報に
開示される構成の吸引排塵式脱穀機は、扱室から送出さ
れる未処理物を処理室で脱穀処理したのちの機外に排出
されるべき排塵物までも排塵室から吸引排出するように
しているから、排塵室に設ける吸引排塵ファンに負担が
かかり扱卸物選別後の排塵の吸引排出に影響を及ぼすよ
うになるので、本考案はこのような影響の出るのを防止
し、ひいては2番物として還元再選別するを目的として
考案されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、上記の
目的達成のため、扱室の下方から後方の密閉型排塵室に
向けて延出する揺動選別体と選別風路を構成して扱室か
ら扱卸物を揺動と風選の両作用により選別し、選別後の
塵埃を後方の密閉型排塵室の一側から吸引排出する吸引
排塵式のものであって、前記扱室から送出される未処理
物を処理する処理胴を内蔵し後壁に開口した排塵口を備
えた処理室を、フィードチエン及び吸引排塵ファンとは
反対側にあって扱室と、後方の密閉型排塵室の側部に跨
がって設け、且つ、前記処理胴を側面視で前記吸引排塵
ファンと略同一高さに設けると共に処理室からの漏下物
を揺動選別体に供給して選別するようにした吸引排塵式
脱穀機において、扱室の受網とチャフシーブの間にはス
トローラックを設けると共に前記後方の密閉型排塵室の
後方密閉部が、前記処理室の後壁に開口した排塵口と略
脱穀処理物の処理方向での機体長さをほぼ同位置に揃わ
せてある構成にしたのである。
【0005】
【作用】このように構成しているから、扱室内で脱穀作
用を受けた扱卸物は揺動選別体上に落下しこの揺動選別
体の揺動作用と選別風路を吹流する選別風の風選作用に
よって選別さて1番物は1番樋に落入して機外に取り出
され、2番物は2番物樋に回収され揺動選別体等に還元
ののち再選別され、塵埃は排塵室から吸引排出されるよ
うになり、また、扱室から送出される未処理物は処理室
内で処理されてその漏下物は揺動選別体に供給され、漏
下しない排塵物は処理室の終端側から機外に排出される
のである。
【0006】
【実施例】以下本考案に関して実施例により具体的に説
明するのであるが、この吸引排塵脱穀機はコンバイン用
として組成されるものであるから先ずコンバイン全体の
概略を「図4」と「図5」により記載しておくと、
(6)は走行装置(7)上に架設する機台、(A)はフ
ィードチエン(8)を左側に張設し扱胴(9)等を内蔵
する吸引排塵式脱穀機、(B)は分草板(10)・引き
起こしケース(11)・刈刃(12)・穀桿搬送機構
(13)などを具備する刈り取り部、(C)は排藁チエ
ーン(14)の終端部をのぞませる排藁処理部、(D)
は運転席(15)および運転操作部(16)を備える操
縦部、(E)はエンジン、(17)は前記エンジン
(E)の前方に配設して吸引排塵脱穀機(A)からの1
番物を揚穀筒(18)を介して貯留する穀粒タンク、
(19)は前記穀粒タンク(17)内の1番物を機外に
取り出す排出オーガであって、連続的に植立穀桿を刈り
取りその刈り取った穀桿を脱穀処理するように構成され
ている。
【0007】次に上記のようなコンバインを組成する吸
引排塵式脱穀機(A)について「図1」乃至「図3」に
より記載すると、(1)は扱胴(9)を内蔵する扱室
で、扱胴(9)を矢印(イ)方向に回転させて下扱式に
構成され、(3)は扱室(1)の下方から後方の密閉型
排塵室(2)内に延出して前後方向に揺動し扱室(1)
の受網(20)からの漏下物と、扱室(1)の排桿側に
開口する排桿口(21)から排出されて落下するもの
と、後述する処理室(5)内からの漏下物とを受けて選
別する揺動選別体で、前方側の始端側からグレンパン
(22)とグレンシーブ(23)を架設し、このグレン
シーブ(23)の上方にチャフシーブ(24)が配設さ
れ、チャフシーブ(24)の上側で前記排桿口(21)
の下方には短長のストローラック(25)が設けられ、
これらが一体となって揺動するように構成されている。
【0008】(26)はグレンパン(22)の下方に設
けた選別風起風用の横断流ファンであり、この横断流フ
ァン(26)から吹き出る風によって揺動選別体(3)
を下側から排塵室(2)に向けて吹き抜ける選別風路
(4)が形成され、(27)と(28)はスクリューコ
ンベヤを内装して横設された1番物樋と2番物樋、(2
9)は排塵室(2)の上部側で扱口(30)にそって張
設するフィードチエン(8)側に設けた吸引排塵ファン
である。
【0009】処理室(5)はフィードチエン(8)と反
対側で扱室(1)の排桿側から揺動選別体(3)の一側
がわ上方にそい前後方向に設けられ排塵室(2)の側部
まで延設されて扱室(1)に併設されているのであっ
て、処理室(5)内には処理胴(31)が矢印(ロ)方
向に回転自在に内蔵され、その前端側の始端部は送塵口
(32)を介して扱室(1)の排桿側と連通し、後端側
の終端部は後壁に開口する大きな排塵口(33)を通し
て機外に開放している。また、前記2番物樋(28)の
終端側はスロワー(34)によって揺動選別体(3)の
上方に連通し、フィードチエン(8)の終端部から斜め
後方に向けて排藁チエン(14)が延設されている。
【0010】これによって、刈り取り穀桿はフィードチ
エン(8)によって穂先側が扱室(1)内を横送されて
打穀処理され脱穀済みの排藁は排桿口(21)から出て
排藁チエン(14)に受け継ぎされ機体後方に搬出され
るとともに、扱室(1)の受網(20)から漏下する扱
卸物と排桿口(21)から落下するものは揺動選別体
(3)の揺動運動と横断流ファン(26)によ起風され
選別風路(4)を吹き抜ける風によって選別されて、1
番物は1番樋(27)に集合ののち取り出されて穀粒タ
ンク(17)に貯留され、2番物は2番樋(28)内を
終端側に送られてスローワ(34)により揺動選別体
(3)の始端側に返されて再選別され、排塵室(2)内
の塵埃は吸引排塵ファン(29)に吸入されて機外に排
出されるのである。また、扱室(1)の排桿側に開口す
る送塵口(32)から送出される未処理物は処理室
(5)内を後方に送られながら処理されて該室(5)か
ら漏下するものは揺動選別体(3)上に落入して選別さ
れ、漏下せずに終端側に至った排塵物は排塵口(33)
から機外に放出される。
【0011】また、前記の穀粒タンク(17)内に貯留
された1番物を適宜所定の所へ排出する排出オーガ(1
9)の先端には「図4」に示すように、仮想線の使用状
態からこの先端部の背面に重合して収納自在のシュート
(36)が取着されて排出作業を便利にしている。この
シュート(36)は「図6」乃至「図8」の拡大図によ
って明らかなように断面がU形状をなし、その上端側を
ピン軸(37)に枢着して排出オーガ(19)の先端に
取り付けられ排出オーガ(19)先端の排出口(38)
から落下する1番物を受けて流出させるようになってい
る。なお、このシュート(36)の使用時における排出
オーガ(19)に対する取り付け角度を適宜変更保持可
能にしておけばさらに便利である。
【0012】
【考案の効果】本考案は以上詳述したように、扱室
(1)の下方から後方の密閉型排塵室(2)に向けて延
出する揺動選別体(3)と選別風路(4)を構成して扱
室(1)から扱卸物を揺動と風選の両作用により選別
し、選別後の塵埃を後方の密閉型排塵室(2)の一側か
ら吸引排出する吸引排塵式のものであって、前記扱室
(1)から送出される未処理物を処理する処理胴(3
1)を内蔵し後壁に開口した排塵口(33)を備えた処
理室(5)を、フィードチエン(8)及び吸引排塵ファ
ン(29)とは反対側にあって扱室(1)と、後方密閉
型排塵室(2)の側部に跨がって設け、且つ、前記処理
胴(31)を側面視で前記吸引排塵ファン(29)と略
同一高さに設けると共に処理室(5)からの漏下物を揺
動選別体(3)に供給して選別するようにした吸引排塵
式脱穀機において、扱室(1)の受網(20)とチャフ
シーブ(24)の間にはストローラック(25)を設け
ると共に前記後方の密閉型排塵室(2)の後方密閉部
が、前記処理室(5)の後壁に開口した排塵口(33)
と略脱穀処理物の処理方向での機体長さをぼぼ同位置に
揃わせてある吸引排塵式脱穀機の脱穀処理装としたの
で、排塵室(2)に設ける吸引排塵ファン(29)の負
担を軽減することができて排塵室(2)ないの排塵の吸
引排出に影響を及ぼすことがなく、ひいては2番物とし
て還元再選別するものの選別状態を良くするものとなっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸引排塵式脱穀機の横断平面図である。
【図2】同脱穀機の縦断側面図である。
【図3】同脱穀機の扱室側を断面して示す前方視図であ
る。
【図4】コンバイン全体の概略側面図である。
【図5】コンバイン全体の概略平面図である。
【図6】シュート取り付け状態を示した側面図である。
【図7】シュートを断面して示す前方視図である。
【図8】「図6」の矢視Pから見た端面図である。
【符号の説明】
1 扱室 2 排塵室 3 揺動選別体 4 選別風路 5 処理室

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】扱室(1)の下方から後方の密閉型排塵室
    (2)に向けて延出する揺動選別体(3)と選別風路
    (4)を構成して扱室(1)から扱卸物を揺動と風選の
    両作用により選別し、選別後の塵埃を後方の密閉型排塵
    室(2)の一側から吸引排出する吸引排塵式のものであ
    って、前記扱室(1)から送出される未処理物を処理す
    る処理胴(31)を内蔵し後壁に開口した排塵口(3
    3)を備えた処理室(5)を、フィードチエン(8)及
    び吸引排塵ファン(29)とは反対側にあって扱室
    (1)と、後方の密閉型排塵室(2)の側部に跨がって
    設け、且つ、前記処理胴(31)を側面視で前記吸引排
    塵ファン(29)と略同一高さに設けると共に処理室
    (5)からの漏下物を揺動選別体(3)に供給して選別
    するようにした吸引排塵式脱穀機において、扱室(1)
    の受網(20)とチャフシーブ(24)の間にはストロ
    ーラック(25)を設けると共に前記後方の密閉型排塵
    室(2)の後方密閉部が、前記処理室(5)の後壁に開
    口した排塵口(33)と略脱穀処理物の処理方向での機
    体長さをほぼ同位置に揃わせてある吸引排塵式脱穀機の
    脱穀処理装。
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