JP2003211106A - 洗浄方法およびその装置ならびにこれらによる洗浄物 - Google Patents

洗浄方法およびその装置ならびにこれらによる洗浄物

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JP2003211106A
JP2003211106A JP2002018737A JP2002018737A JP2003211106A JP 2003211106 A JP2003211106 A JP 2003211106A JP 2002018737 A JP2002018737 A JP 2002018737A JP 2002018737 A JP2002018737 A JP 2002018737A JP 2003211106 A JP2003211106 A JP 2003211106A
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carrier gas
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liquid
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Hirohide Matsuhisa
裕英 松久
Masatake Okazawa
昌毅 岡澤
Hideo Iwama
秀男 岩間
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライアイスペレットによる洗浄作業に伴っ
て静電気による悪影響を受けるおそれがあり、高い洗浄
効果を得ることができない場合もあった。 【解決手段】 本発明による洗浄装置は、洗浄物が取り
出し可能に配置される洗浄ブース13と、キャリアガス
と共に粒状の昇華性物質および洗浄液を同時に洗浄物に
噴射するための噴射ノズル21と、この噴射ノズル21
にキャリアガスを圧送する圧送手段22,26,33,
34と、噴射ノズル21に昇華性物質と洗浄液とを同時
に供給する供給手段23,24,27,28,35,3
6,39,40,42,45,50,51とを具え、圧
送手段22,26,33,34および供給手段23,2
4,27,28,35,36,39,40,42,4
5,50,51を作動して噴射ノズル21からキャリア
ガスを昇華性物質および洗浄液と共に洗浄ブース13内
に配置された洗浄物に噴射し、その表面を洗浄するよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇華性物質と洗浄
液とを噴射ノズルからキャリアガスと共に洗浄物に噴射
して洗浄物の表面を洗浄する方法およびその装置ならび
にこれによって洗浄された洗浄物に関する。
【0002】
【従来の技術】事務機器や電気機器などは、その構成部
品やユニットを再生して利用する、いわゆるリサイクル
利用する必要性が、資源の有効利用や環境対策などの面
から強められている。
【0003】各種機器の構成部品やユニットをリサイク
ルのためには、これら機器から取り出して、機能確認な
どの処置が必要であり、それと共にこれらの部品やユニ
ットを新品に近い状態に維持または復元する必要があ
る。
【0004】実際に、これらの機器は、使用環境下にお
いて、動作状況に伴う汚れや汚染が進んでおり、それら
の汚れや汚染を排除する洗浄作業が必要である。例え
ば、事務機器の1つである複写機やプリンタなどは、画
像形成材料としてのトナーを使用することにより、トナ
ー粉塵の汚れや汚染が定着ユニットやこの定着ユニット
の周囲の部品などに発生している。さらに、これらの機
器には電気制御のための電気回路を組み込んだプリント
配線板などが搭載されており、これらプリント配線板に
は静電気による粉塵集積に伴う汚染がある。
【0005】クーラなどの空調機器やテレビジョン,冷
蔵庫などの家電製品については、家電リサイクル法がす
でに施行されており、他の家電製品、例えばパソコンな
どの情報機器やプリンタなどの事務機器、あるいはその
他の産業機器においても環境問題や資源問題などの点か
らのリサイクル対応が求められている。
【0006】このような電気製品のリサイクルに対応す
るため、粒状のドライアイス、すなわちドライアイスペ
レットを洗浄液として被洗浄面に衝突させ、被洗浄面に
付着している付着物を除去する技術が、例えば特開昭6
1−15749号公報や特開平6−53199号公報な
どに開示されている。さらに、特開平10−20221
0号公報には、リサイクル部品の洗浄作業を自動的に行
わせると共にその破損を防止する洗浄システムについて
の開示がある。
【0007】上記公報に示す技術は、OA(オフィスオ
ートメーション)機器のリサイクル部品に対してドライ
アイスペレットを吹き付け、リサイクル部品の汚れを除
去するシステムであって、ドライアイスペレットがキャ
リアガスである加圧空気と共に噴射される噴射ノズルを
洗浄物であるリサイクル部品の表面に沿って移動させな
がら洗浄作業を行うようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したような各種電
気製品には、電子部品を搭載したプリント配線板などが
組み込まれ、これらの製品を分解,洗浄してリサイクル
に対応するためには、これらの電子部品に対する静電気
対策が要求される。
【0009】ドライアイスペレットを洗浄物に噴射して
その表面を洗浄する場合、ドライアイスペレットは、こ
れを貯溜したホッパからキャリアガスと共に噴射ノズル
によって洗浄物の洗浄面に噴射される。この時、ホッパ
から噴射ノズルまで供給管路内を高速で搬送されるドラ
イアイスペレットは、搬送中における相互摩擦および供
給管路を構成する可撓性配管内壁との摩擦によって静電
気帯電してしまい、帯電状態のドライアイスが洗浄物に
噴射されるため、洗浄物自体も静電気帯電する結果、洗
浄後の洗浄物に塵埃が再付着してしまい、良好な洗浄効
果を得られなくなる場合があった。また、この静電気に
よって洗浄作業者自身が感電してしまうおそれもある。
【0010】さらに、洗浄物が電子部品などが搭載され
たプリント配線板を組み込んだものでは、電子部品など
が上述した静電気によって損傷を受けてしまい、洗浄物
をそのまま再利用できなくなる可能性もあった。
【0011】このような静電気対策や、より高い洗浄効
果を得るため、あらかじめ洗浄物に界面活性剤を散布し
ておくことも考えられている。しかしながら、このよう
な方法ではドライアイスペレットによる洗浄操作によっ
て、洗浄物から界面活性剤を完全に除去することは実質
的に困難であり、これが洗浄物に残留している場合、特
に洗浄物に電子部品などが組み込まれたものでは、吸湿
による経時的悪影響が懸念される。このため、ドライア
イスペレットによる洗浄に先立って界面活性剤を洗浄物
に散布する場合には、ドライアイスペレットによる洗浄
作業後に何らかの後処理が必要になるなど、いろいろ問
題が多い。
【0012】
【発明の目的】本発明の目的は、洗浄作業に伴って発生
する静電気による悪影響を受けることなく、洗浄物を効
率良く洗浄し得る洗浄方法およびその装置ならびにこれ
によって洗浄された洗浄物を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の形態は、
洗浄室内に洗浄物を配置するステップと、キャリアガス
を用いて粒状の昇華性物質と洗浄液とを同時に洗浄物に
噴射し、その表面を洗浄するステップとを具えたことを
特徴とする洗浄方法にある。
【0014】本発明においては、洗浄室内に配置された
洗浄すべき洗浄物に対し、キャリアガスを昇華性物質お
よび洗浄液と共に同時に洗浄物に噴射すると、洗浄物に
対する粒状の昇華性物質の衝突力と、洗浄物の表面に付
着する洗浄液の洗浄力と、昇華性物質の昇華に伴う膨張
圧力とにより、洗浄物の表面に付着した汚れが洗浄液と
共に吹き飛ばされる。
【0015】本発明の第2の形態は、洗浄物が取り出し
可能に配置される洗浄室と、キャリアガスと共に粒状の
昇華性物質および洗浄液を同時に洗浄物に噴射するため
の噴射ノズルと、この噴射ノズルにキャリアガスを圧送
する圧送手段と、前記噴射ノズルに昇華性物質と洗浄液
とを同時に供給する供給手段とを具えたことを特徴とす
る洗浄装置にある。
【0016】本発明においては、洗浄室内に洗浄すべき
洗浄物を配置し、圧送手段および供給手段を作動してキ
ャリアガスを昇華性物質および洗浄液と共に噴射ノズル
から同時に洗浄物に噴射すると、洗浄物に対する粒状の
昇華性物質の衝突力と、洗浄物の表面に付着する洗浄液
の洗浄力と、昇華性物質の昇華に伴う膨張圧力とによっ
て、洗浄物の表面に付着した汚れが洗浄液と共に吹き飛
ばされる。
【0017】本発明の第3の形態は、本発明の第1の形
態による洗浄方法によって洗浄されるか、あるいは本発
明の第2の形態による洗浄装置を用いて洗浄されること
を特徴とする洗浄物にある。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1の形態による洗浄方
法において、洗浄条件に応じて昇華性物質の粒度を変更
するステップや、洗浄物に対する昇華性物質と洗浄液と
の供給割合を変更するステップをさらに具えることがで
きる。この洗浄条件は、洗浄物の材質,洗浄物に付着し
た汚れの成分および汚れの程度のうちの少なくとも1つ
を含むものであってよい。
【0019】昇華性物質がドライアイス、とくにそのペ
レットを含むものであってよい。
【0020】洗浄液は、その沸点が大気圧において15
0℃未満の揮発性を有する水,炭化水素系溶剤,アルコ
ール,エーテル,エステル,フッ素系溶剤のうちの少な
くとも1つ以上を含むものであってよい。
【0021】キャリアガスは、昇華性物質,洗浄液,洗
浄物に対して化学的に変化を与えない不活性ガスであっ
て、空気,窒素,二酸化炭素,ヘリウムの何れか1つを
含むことができる。
【0022】洗浄室内に介在するガスをその引火条件が
満たされないような濃度に調整するステップをさらに具
えることができる。
【0023】本発明の第2の形態による洗浄装置におい
て、供給手段が昇華性物質の粒度を調整し得る粒度調整
手段を有するものであってよい。
【0024】噴射ノズルがキャリアガスに含まれる昇華
性物質と洗浄液との供給割合を調整するための割合調整
手段を有するものであってよい。
【0025】洗浄室内に介在するガスをその引火条件が
満たされないような濃度に調整するための排気調整手段
をさらに具えることができる。
【0026】
【実施例】本発明による洗浄装置の一実施例について、
図1および図2を参照しながら詳細に説明するが、本発
明はこのような実施例のみに限らず、この特許請求の範
囲に記載された本発明の概念に包含されるあらゆる変更
や修正が可能であり、従って本発明の精神に帰属する他
の技術にも当然応用することができる。
【0027】本実施例における洗浄物は、図1に示すよ
うな複写機の定着ユニットWであり、図示しない現像ユ
ニット側からトナー現像された複写用紙が受け渡される
給紙部W1と、この給紙部W1から搬送部W2を介して
送り込まれる複写用紙のトナー像を定着させる定着部W
3と、この定着部W3からトナー像が定着された複写用
紙を定着ユニットWの外に排出するための排紙部W4
と、これら給紙部W1,搬送部W2,定着部W3,排紙
部W4を駆動するための駆動系W5と、この駆動系W5
の作動を制御するための図示しない制御部と、これら給
紙部W1,搬送部W2,定着部W3,排紙部W4,駆動
系W5,制御部が取り付けられるフレームW6とを具え
ている。複写機においては、その使用頻度や使用環境に
応じて複写機内部の各種ユニットが汚れたり汚染したり
する。汚れや汚染の原因は、複写機内部に収容されたト
ナーの飛散による汚れや、各ユニットの修理やメンテナ
ンスの際のトナーの飛散に伴う汚れ、各種ユニットに設
けられた電気回路で発生する静電気による塵埃の吸引付
着など種々の原因がある。
【0028】本実施例における洗浄装置の概略構造を図
2に示す。すなわち、筐体11の内部は仕切壁12によ
って洗浄ブース13と供給・回収ブース14とに仕切ら
れている。この筐体11には、洗浄ブース13に対して
定着ユニットWを出し入れするための開閉可能な開閉扉
15と、定着ユニットWの出し入れの際に、図中、実線
で示す状態から洗浄ブース13の床面と同一高さまで上
昇可能となって、出し入れの際の作業性を良好にするた
めの給排テーブル16とが設けられ、さらに洗浄ブース
13内をオペレータが観察するための透明な図示しない
窓部と、洗浄ブース13の外側からオペレータが洗浄ブ
ース13内にある洗浄ガン17を操作するための図示し
ないグローブボックスとが洗浄ブース13を構成する筐
体11の側壁部分に設けられている。
【0029】上述した窓部を介して作業状態を外部から
確認できるようにするための照明器具18が設けられた
洗浄ブース13には、定着ユニットWが所定の姿勢で取
り外し可能に固定される回転テーブル19が垂直な軸線
回りに回転自在に設けられ、この回転テーブル19はテ
ーブル駆動モータ20によって駆動回転されるようにな
っている。さらに、定着ユニットWを洗浄するための昇
華性物質、例えばドライアイスペレットをキャリアガス
と共に噴射する噴射ノズル21を有する洗浄ガン17が
図示しないホイストなどを用いて洗浄ブース13内に吊
り下げられ、洗浄ブース13の外部からグローブボック
スを介してオペレータがこの洗浄ガン17の位置や姿勢
などを手動で操作できるようになっている。
【0030】可撓性のキャリアガス供給管22,昇華性
物質供給管23,洗浄液供給管24がそれぞれ連結され
た洗浄ガン17には、キャリアガスと共に昇華性物質お
よび洗浄液を定着ユニットWに向けて噴射するための噴
射ノズル21と、この噴射ノズル21からのキャリアガ
スの噴射状態を調整するためにオペレータによって操作
されるトリガ25とが設けられている。洗浄ガン17に
向けて供給される昇華性物質は、この洗浄ガン17内を
流れるキャリアガスによって発生する負圧により昇華性
物質供給管23から吸い出され、噴射ノズル21からキ
ャリアガスと共に高速で定着ユニットWに吹き付けられ
るようになっている。同様に、洗浄ガン17に供給され
る洗浄液もこの洗浄ガン17内を流れるキャリアガスに
よって発生する負圧により洗浄液供給管24から吸い出
され、噴射ノズル21からキャリアガスと共に高速で定
着ユニットWに吹き付けられるようになっている。
【0031】可撓性のキャリアガス供給管22,昇華性
物質供給管23,洗浄液供給管24は、供給・回収ブー
ス14に固定配管された固定キャリアガス供給管26,
固定昇華性物質供給管27,固定洗浄液供給管28に対
して仕切壁12に設けた継手29,30,31を介して
接続しており、洗浄ガン17と共に洗浄ブース13内で
筐体11に吊り下げられた状態となっている。
【0032】本実施例では、キャリアガスとして図示し
ないエアコンプレッサからの空気を用いており、筐体1
1外に設けられたエアコンプレッサから筐体11に設け
た継手32を介して固定キャリアガス供給管26に加圧
空気が供給されるようになっている。固定キャリアガス
供給管26の途中には、キャリアガスの圧力を所定の圧
力に減圧する調圧装置33と、キャリアガスの給排を切
り換えるための電磁開閉弁34とが設けられており、こ
れらは本発明の圧送手段を構成しているが、この圧送手
段として本実施例以外のものを適宜採用することが可能
である。
【0033】前記供給・回収ブース14には、昇華性物
質を例えば30リットル程度貯溜するホッパ35と、こ
のホッパ35の直下に設けられてホッパ35内の昇華性
物質を固定昇華性物質供給管27に送り出すフィーダ3
6と、洗浄ガン17によって定着ユニットWから吹き飛
ばされたトナー粒子や塵埃などを除去するための除塵装
置37と、昇華して気相状態にある昇華性物質を回収す
るための回収装置38とが設けられている。
【0034】本実施例におけるホッパ35の下端部に
は、送り出し用駆動モータ39により回転するスクリュ
40を有するフィーダ36が設けられ、このフィーダ3
6によって昇華性物質がホッパ35の下端部から固定昇
華性物質供給管27に搬送されるようになっている。こ
の固定昇華性物質供給管27の途中には、固定昇華性物
質供給管27内を移動する昇華性物質の有無を検出する
ためのセンサ41と、昇華性物質の給排を切り換えるた
めの開閉弁42と、昇華性物質をさらに細かく粉砕する
粉砕機43などが介装されている。本発明の粒度調整手
段としての粉砕機43は、粉砕用モータ44によって駆
動されるが、昇華性物質を任意の粒度に調整することが
できれば、本実施例による粉砕機43以外のものを採用
することも当然可能である。アクチュエータ45によっ
て操作される開閉弁42は、固定昇華性物質供給管27
の通路を開閉することにより、洗浄ガン17に対する昇
華性物質の給排を制御するものであり、上述したホッパ
35やフィーダ36などと共にこれらは本発明の供給手
段を構成している。もちろん、供給手段として本実施例
以外のものを適宜採用することが可能である。
【0035】ホッパ35の下端部には、このホッパ35
の下端部に位置する昇華性物質を撹拌してそのブリッジ
を防止するための第1撹拌羽根46が回転自在に設けら
れ、この第1攪拌羽根46に連結された第1羽根駆動モ
ータ47により、第1攪拌羽根46を例えば5rpm程度
の低速で駆動回転する。ホッパ35の上部には、第2羽
根駆動モータ48に連結された第2撹拌羽根49が回転
自在に収容され、第2羽根駆動モータ48を作動させて
第2撹拌羽根49を例えば9rpm 程度の低速で回転する
ことにより、ホッパ35の中央部に位置する昇華性物質
を撹拌し、 そのブリッジを防止するようになってい
る。
【0036】供給・回収ブース14に設けられて一端が
継手31を介して洗浄液供給管24に連結される固定洗
浄液供給管28の他端には、洗浄液を貯溜する洗浄液タ
ンク50が連結されている。また、固定洗浄液供給管2
8の途中には、洗浄液タンク50内の洗浄液を洗浄ガン
17側に供給するための流量調整ポンプ51が本発明の
割合調整手段として介装され、単位時間当りの洗浄液の
供給量を任意に変更できるようになっているが、キャリ
アガスに含まれる昇華性物質と洗浄液との供給割合は、
他の方法によっても当然可能である。
【0037】上述した洗浄ブース13の下端と除塵装置
37とは、吸引管52を介して連通している。本実施例
における除塵装置37は、吸引管52を介して洗浄ブー
ス13内の気体などを吸引する排気ブロワ53と、この
排気ブロワ53を駆動回転するブロワ駆動モータ54
と、比較的重いトナー粒子や塵埃などを重力を利用して
貯溜する集塵タンク55と、集塵タンク55に落下しな
い微粒子を捕捉するフィルタ56とを具え、フィルタ5
6および集塵タンク55は必要に応じて交換可能であ
る。フィルタ56と排気ブロワ53との間には、フィル
タ56を通過した気相状態の昇華性物質を回収するため
の回収装置38が組み込まれている。
【0038】本実施例における回収装置38は、メンブ
レン駆動モータ57によって所定速度で回転するメンブ
レン58と、このメンブレン58にて捕捉された気相状
態の昇華性物質を回収する回収用配管59とを有し、こ
の回収用配管59は筐体11外に引き出されて気相状態
にある昇華性物質を固化させるための図示しない冷凍装
置に導かれる。
【0039】気相状態にある昇華性物質を回収した後の
排気ブロワ53を通過する空気は、そのほとんが排気ダ
クト60の開度を調整可能な本発明の排気調整手段とし
ての排気調整ダンパ61を介して筐体11外に排出さ
れ、その一部が洗浄ブース13に戻されるようになって
いる。排気ダクト60から排出される空気の量は、上述
した排気調整ダンパ61以外に他の周知の構造の排気調
整手段を適宜採用することも可能である。
【0040】上述した駆動モータ20,39,44,4
7,48,54,57や電磁開閉弁34,42およびア
クチュエータ45ならびに流量調整ポンプ51などは、
筐体11の上端に設けられてオペレータによって操作可
能な図示しない操作部を有する制御装置により、必要に
応じて相互に関連付けて駆動が制御される。
【0041】洗浄ブース13内に充満するガスの引火条
件を常に満たさないようにするためには、キャリアガス
として二酸化炭素や窒素などの不活性ガスを用いること
が最も容易であるけれども、そのためのランニングコス
トが高くなって実用的ではない。従って、本実施例では
圧縮空気をキャリアガスとして用い、さらに可燃性を有
する洗浄液の流量を適切に制御することにより、常に安
全な洗浄作業を心がけることが重要である。
【0042】次に、以下の実験例1〜7および比較例1
〜6に基づき、定着ユニットWの各部の洗浄結果につい
て説明する。表1が定着ユニットWの排紙部W4の洗浄
結果を表し、表2が定着ユニットWの駆動系W5の洗浄
結果を表し、表3が定着ユニットWのフレームW6の底
板部分の洗浄結果を表す。
【0043】
【実験例1】昇華性物質として直径が3mm,長さが3〜
10mmの円柱状をなすドライアイスペレットをホッパ3
5に15kg投入した。また、洗浄液としてイソプロピル
アルコール(IPA)を使用した。粉砕機43の粉砕モ
ータ44を駆動し、その回転速度を調整してドライアイ
スペレットの寸法を最大で0.5〜2mm程度の長さに粉
砕した。また、噴射ノズル21からのドライアイスペレ
ットの噴射量を毎分200g,IPAの噴射量を毎分1
2gに設定し、キャリアガスとして元圧が490kPaの
圧縮空気を毎分約1.5m3の割合で噴射ノズル21から
噴射させた。定着ユニットWの排紙部W4を洗浄した。
IPAの引火濃度範囲は2.02〜12.0体積%である
が、洗浄装置の洗浄ブース13内における最大理論IP
A濃度は0.3%であるので、IPAによる引火の危険
性はないことが理解されよう。
【0044】
【実験例2】噴射ノズル21からのドライアイスペレッ
トの噴射量を毎分300g,IPAの噴射量を毎分8g
に設定した以外は、実験例1と同じであり、定着ユニッ
トWの排紙部W4を洗浄した。この洗浄装置の洗浄ブー
ス13内における最大理論IPA濃度は0.2%であ
り、本実施例においてもIPAによる引火の危険性はな
いことが理解されよう。
【0045】
【実験例3】噴射ノズル21からのドライアイスペレッ
トの噴射量を毎分200g,IPAの噴射量を毎分12
gに設定し、キャリアガスとして元圧が590kPaの圧
縮空気を毎分約2m3の割合で噴射ノズル21から噴射
させた以外は、実験例1と同じであり、定着ユニットW
の排紙部W4を洗浄した。この洗浄装置の洗浄ブース1
3内における最大理論IPA濃度は0.22%であり、
本実施例においてもIPAによる引火の危険性はないこ
とが理解されよう。
【0046】
【実験例4】昇華性物質として直径が3mm,長さが3〜
10mmの円柱状をなすドライアイスペレットと、メント
ール(キシダ化学製)とを重量比で90:10の割合で
混合したものをホッパに15kg投入し、粉砕機43の粉
砕モータ44を駆動してその回転速度を調整し、昇華性
物質の寸法を最大で0.5〜2mm程度の長さに粉砕した
以外は、実験例1と同じであり、定着ユニットWの排紙
部W4を洗浄した。この洗浄装置の洗浄ブース13内に
おける最大理論IPA濃度は0.3%であり、本実施例
においてもIPAによる引火の危険性はないことが理解
されよう。
【0047】
【実験例5】洗浄液としてノナフルオロブチルエチルエ
ーテル(HFE-7200:住友スリーエム製)を使用した以外
は、実験例1と同じであり、グリースなどの潤滑剤が付
着した定着ユニットWの駆動系W5を洗浄した。ノナフ
ルオロブチルエチルエーテルは不燃性であって、空気中
での引火性はない。
【0048】
【実験例6】洗浄液としてハイドロフルオロポリエーテ
ル(H-GALDEN ZT-85:アウジモント株式会社製)を使用
した以外は、実験例1と同じであり、グリースなどの潤
滑剤が付着した定着ユニットWの駆動系W5を洗浄し
た。ハイドロフルオロポリエーテルは不燃性であって、
空気中での引火性はない。
【0049】
【実験例7】洗浄液としてイソパラフィン系洗浄液、例
えばアイソゾール200(日本石油化学製)を使用し、
その噴射ノズル21からの噴射量を毎分10gに設定し
た以外は、実験例1と同じであり、シリコーンオイルが
付着している定着ユニットWのフレームW6の底板部分
を洗浄した。アイソゾール200の引火濃度の下限はお
よそ0.7〜1.2体積%,上限は4〜7%程度である
が、洗浄装置の洗浄ブース13内における最大理論アイ
ソゾール200濃度は0.11%であるので、アイソゾ
ール200による引火の危険性はないことが理解されよ
う。
【0050】
【比較例1】実験例1における洗浄液を使用しない以
外、全く実験例1と同じ洗浄作業を行った。
【0051】
【比較例2】洗浄液として弱アルカリ性水性洗浄液PC
−2(横浜油脂株式会社製)の5倍希釈液を用いた以
外、実験例1と全く同じ洗浄作業を行った。
【0052】
【比較例3】実験例5における洗浄液を使用しない以
外、実験例5と全く同じ洗浄作業を行った。
【0053】
【比較例4】洗浄液として弱アルカリ性水性洗浄液PC
−2の5倍希釈液を用いた以外、実験例5と全く同じ洗
浄作業を行った。
【0054】
【比較例5】実験例7における洗浄液として弱アルカリ
性水性洗浄液PC−2 5倍希釈液(横浜油脂(株)製)
を24g/分の流量で用いる以外は実験例7と全く同様
の洗浄作業を行った。
【0055】
【比較例6】圧縮空気の元圧を590kPaとして噴射ノ
ズル21から毎分約2m3の割合で噴射させると共にド
ライアイスペレットを毎分300gの割合で噴射ノズル
21から噴射させる以外は、比較例5と同じ洗浄作業を
行った。
【0056】
【表1】
【0057】表1中のΔE(色差)は、洗浄物である定
着ユニットWの排紙部W4の清浄度、つまり汚れの落ち
具合の指標として測定した。色彩色差計CR300(ミ
ノルタ株式会社製)を用いて定着ユニットWの排紙ユニ
ットの排紙部W4を構成している板金(ジンコート鋼
板)部分および樹脂(PCおよびABS)部分の新品状
態における色を色差標準として洗浄前の色差と洗浄後の
色差とを測定した。全く同じ色合いの場合がΔE=0と
なり、この値が大きいほど汚れが落ちていないと解釈す
ることができる。
【0058】本実験例1〜4においては、比較例1,2
に比べて色差が小さくなっており、良好な洗浄効果を得
られていることを認識できよう。また、樹脂部のアタッ
クの有無、すなわち樹脂部分が洗浄液などで侵されてい
るか否かも目視にて判断した。この場合においても、本
発明の実験例1〜4は何れも良好な結果を得ることがで
きた。さらに、洗浄作業の完了後に洗浄液の残留状態を
直ちに目視にして観察した場合においても、実験例1〜
4は水系界面活性剤を使用した比較例2で見られるよう
な界面活性剤の残留によるべたつき感はなく、乾燥状態
の良好な洗浄がなされていることを確認できた。
【0059】
【表2】
【0060】表2は、グリースの残留量は、1台の定着
ユニットWにおいて重量法、つまり歯車などに付着して
いるグリースを所定量の溶媒で抽出後、溶媒を除去して
重量を測定したものである。この定着ユニットWの駆動
系W5の部分の洗浄に関しても、比較例3,4と比べて
本実験例5,6は何れも良好な洗浄結果を得ることがで
きた。
【0061】
【表3】
【0062】このように、定着ユニットWのフレームW
6の底板部分の洗浄に関しても、実験例7は比較例5,
6より良好な洗浄結果を得られることが分かる。
【0063】
【発明の効果】本発明の洗浄方法によると、洗浄室内に
洗浄物を配置し、キャリアガスを用いて粒状の昇華性物
質と洗浄液とを同時に洗浄物に噴射し、その表面を洗浄
するようにしたので、昇華性物質だけでは落ちにくい汚
れも洗浄液を併用することによって、確実に剥落させる
ことができる。
【0064】洗浄物の材質,洗浄物に付着した汚れの成
分および汚れの程度などの洗浄条件に応じて昇華性物質
の粒度を変更したり、洗浄物に対する昇華性物質と洗浄
液との供給割合を変更した場合には、洗浄物に付着した
汚れ物質を洗浄物に悪影響を与えることなく、効率良く
洗浄することができる。
【0065】昇華性物質がドライアイス、とくにそのペ
レットを含む場合には、洗浄物に対する化学的悪影響を
回避することができる。
【0066】洗浄液の沸点が大気圧において150℃未
満の揮発性を有する水,炭化水素系溶剤,アルコール,
エーテル,エステル,フッ素系溶剤のうちの少なくとも
1つ以上を含む場合には、洗浄後に乾燥工程を行う必要
がなくなり、効率の良い洗浄作業を行うことができる。
【0067】キャリアガスが昇華性物質,洗浄液,洗浄
物に対して化学的に変化を与えない不活性ガスであっ
て、空気,窒素,二酸化炭素,ヘリウムの何れか1つを
含む場合には、洗浄物に対する化学的悪影響を回避する
ことができる。
【0068】洗浄室内に介在するガスをその引火条件が
満たされないような濃度に調整した場合には、洗浄作業
中に引火などの危険性を回避することができる。
【0069】本発明の洗浄装置によると、洗浄物が取り
出し可能に配置される洗浄室と、キャリアガスと共に粒
状の昇華性物質および洗浄液を同時に洗浄物に噴射する
ための噴射ノズルと、この噴射ノズルにキャリアガスを
圧送する圧送手段と、噴射ノズルに昇華性物質と洗浄液
とを同時に供給する供給手段とを設けたので、昇華性物
質だけでは落ちにくい汚れも洗浄液を併用することによ
って、確実に剥落させることができる。
【0070】供給手段が昇華性物質の粒度を調整し得る
粒度調整手段を有する場合や、噴射ノズルがキャリアガ
スに含まれる昇華性物質と洗浄液との供給割合を調整す
るための割合調整手段を有する場合には、洗浄物に付着
した汚れ物質を洗浄物に悪影響を与えることなく、効率
良く洗浄することができる。
【0071】洗浄室内に介在するガスをその引火条件が
満たされないような濃度に調整するための排気調整手段
を設けた場合には、揮発性の洗浄液を使っても洗浄作業
を安全に行うことができる。
【0072】本発明の洗浄物によると、本発明の洗浄方
法によって洗浄されるか、あるいは本発明の洗浄装置を
用いて洗浄されているので、洗浄物のリサイクル使用が
従来よりも一層容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対象となった洗浄物の一例としての複
写機の定着ユニットの外観を表す斜視図である。
【図2】本発明による洗浄方法を実現し得る本発明によ
る洗浄装置の一実施例の概略構造を表す機構概念図であ
る。
【符号の説明】
W 定着ユニット W1 給紙部 W2 搬送部 W3 定着部 W4 排紙部 W5 駆動系 W6 フレーム 11 筐体 12 仕切壁 13 洗浄ブース 14 供給・回収ブース 15 開閉扉 16 給排テーブル 17 洗浄ガン 18 照明器具 19 回転テーブル 20 テーブル駆動モータ 21 噴射ノズル 22 キャリアガス供給管 23 昇華性物質供給管 24 洗浄液供給管 25 トリガ 26 固定キャリアガス供給管 27 固定昇華性物質供給管 28 固定洗浄液供給管 29,30,31,32 継手 33 調圧装置 34 電磁開閉弁 35 ホッパ 36 フィーダ 37 除塵装置 38 回収装置 39 送り出し用駆動モータ 40 スクリュ 41 センサ 42 開閉弁 43 粉砕機 44 粉砕用モータ 45 アクチュエータ 46 第1撹拌羽根 47 第1羽根駆動モータ 48 第2羽根駆動モータ 49 第2撹拌羽根 50 洗浄液タンク 51 流量調整ポンプ 52 吸引管 53 排気ブロワ 54 ブロワ駆動モータ 55 集塵タンク 56 フィルタ 57 メンブレン駆動モータ 58 メンブレン 59 回収用配管 60 排気ダクト 61 排気調整ダンパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩間 秀男 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 3B116 AA46 AB01 AB52 BA06 BB21 BB88 BB90 CD11 CD22 3B201 AA46 AB01 AB52 BA06 BB21 BB88 BB90 BB92 BB95 CD11 CD22

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄室内に洗浄物を配置するステップ
    と、 キャリアガスを用いて粒状の昇華性物質と洗浄液とを同
    時に洗浄物に噴射し、その表面を洗浄するステップとを
    具えたことを特徴とする洗浄方法。
  2. 【請求項2】 洗浄条件に応じて昇華性物質の粒度を変
    更するステップをさらに具えたことを特徴とする請求項
    1に記載の洗浄方法。
  3. 【請求項3】 洗浄条件に応じて洗浄物に対する昇華性
    物質と洗浄液との供給割合を変更するステップをさらに
    具えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の洗浄方法。
  4. 【請求項4】 洗浄条件が洗浄物の材質,洗浄物に付着
    した汚れの成分および汚れの程度のうちの少なくとも1
    つを含むことを特徴とする請求項2または請求項3に記
    載の洗浄方法。
  5. 【請求項5】 昇華性物質は、ドライアイスを含むこと
    を特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の洗
    浄方法。
  6. 【請求項6】 洗浄液は、その沸点が大気圧において1
    50℃未満の揮発性を有することを特徴とする請求項1
    から請求項5の何れかに記載の洗浄方法。
  7. 【請求項7】 洗浄液は、水,炭化水素系溶剤,アルコ
    ール,エーテル,エステル,フッ素系溶剤のうちの少な
    くとも1つ以上を含むことを特徴とする請求項1から請
    求項6の何れかに記載の洗浄方法。
  8. 【請求項8】 キャリアガスは、昇華性物質,洗浄液,
    洗浄物に対して化学的に変化を与えない不活性ガスであ
    ることを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記
    載の洗浄方法。
  9. 【請求項9】 不活性ガスは、空気,窒素,二酸化炭
    素,ヘリウムの何れか1つを含むことを特徴とする請求
    項8に記載の洗浄方法。
  10. 【請求項10】 洗浄室内に介在するガスをその引火条
    件が満たされないような濃度に調整するステップをさら
    に具えたことを特徴とする請求項1から請求項9の何れ
    かに記載の洗浄方法。
  11. 【請求項11】 洗浄物が取り出し可能に配置される洗
    浄室と、 キャリアガスと共に粒状の昇華性物質および洗浄液を同
    時に洗浄物に噴射するための噴射ノズルと、 この噴射ノズルにキャリアガスを圧送する圧送手段と、 前記噴射ノズルに昇華性物質と洗浄液とを同時に供給す
    る供給手段とを具えたことを特徴とする洗浄装置。
  12. 【請求項12】 前記供給手段は、昇華性物質の粒度を
    調整し得る粒度調整手段を有することを特徴とする請求
    項11に記載の洗浄装置。
  13. 【請求項13】 前記噴射ノズルは、キャリアガスに含
    まれる昇華性物質と洗浄液との供給割合を調整するため
    の割合調整手段を有することを特徴とする請求項11ま
    たは請求項12に記載の洗浄装置。
  14. 【請求項14】 前記洗浄室内に介在するガスをその引
    火条件が満たされないような濃度に調整するための排気
    調整手段をさらに具えたことを特徴とする請求項11か
    ら請求項13の何れかに記載の洗浄装置。
  15. 【請求項15】 請求項1から請求項10の何れかに記
    載された洗浄方法により洗浄されるか、あるいは請求項
    11から請求項14の何れかに記載された洗浄装置を用
    いて洗浄されることを特徴とする洗浄物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015110260A (ja) * 2013-11-06 2015-06-18 株式会社東洋ユニオン 汚染物質除去方法
CN108311481A (zh) * 2018-02-07 2018-07-24 青岛欧克森石化科技有限公司 用于化工设备的清洗方法和清洗系统
CN110102543A (zh) * 2019-05-09 2019-08-09 宿州学院 一种计算机人工智能信息筛选系统

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