JP2002172368A - ドライアイス洗浄方法及びドライアイス洗浄装置 - Google Patents
ドライアイス洗浄方法及びドライアイス洗浄装置Info
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- B24C1/003—Methods for use of abrasive blasting for producing particular effects; Use of auxiliary equipment in connection with such methods using material which dissolves or changes phase after the treatment, e.g. ice, CO2
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- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S134/00—Cleaning and liquid contact with solids
- Y10S134/902—Semiconductor wafer
Abstract
(57)【要約】
【課題】 被洗浄対象物の被洗浄面の汚れの程度、汚染
物質の種類に応じた洗浄方法及び洗浄装置の提案を図
る。 【解決手段】 電気部品を含む洗浄対象物をドライアイ
スで洗浄する方法において、前記ドライアイスを蓄積す
る場所から該ドライアイスを洗浄対象面に噴射する行程
に、前記ドライアイスの粒径を調整して前記洗浄対象面
の汚れ又は汚染物質の種類に対応してドライアイスの洗
浄能力を変更して洗浄するようにしたことを特徴とした
ドライアイス洗浄方法。
物質の種類に応じた洗浄方法及び洗浄装置の提案を図
る。 【解決手段】 電気部品を含む洗浄対象物をドライアイ
スで洗浄する方法において、前記ドライアイスを蓄積す
る場所から該ドライアイスを洗浄対象面に噴射する行程
に、前記ドライアイスの粒径を調整して前記洗浄対象面
の汚れ又は汚染物質の種類に対応してドライアイスの洗
浄能力を変更して洗浄するようにしたことを特徴とした
ドライアイス洗浄方法。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はドライアイスを洗浄
対象物の被洗浄面に吹き付けて洗浄する技術に関する。
更に、本発明はドライアイスを洗浄対象物の被洗浄面に
吹きつけて洗浄するドライアイス洗浄方法及び装置に関
する。
対象物の被洗浄面に吹き付けて洗浄する技術に関する。
更に、本発明はドライアイスを洗浄対象物の被洗浄面に
吹きつけて洗浄するドライアイス洗浄方法及び装置に関
する。
【０００２】特に、本発明は、事務機器、電気機器等の
構成部品、ユニットの洗浄に好適なドライアイスによる
洗浄方法及び、洗浄装置に関する。
構成部品、ユニットの洗浄に好適なドライアイスによる
洗浄方法及び、洗浄装置に関する。
【０００３】
【従来の技術】ドライアイス粒子を洗浄剤として被洗浄
面に衝突させて、被洗浄面に付着している付着物を除去
する技術は、例えば、特開昭６１−１５７４９号公報に
開示されている。更に、特開平１０−２０２２１０号公
報には、リサイクル部品の洗浄作業を自動的に行なわせ
ると共に、破損を防止する洗浄システムの開示がある。
面に衝突させて、被洗浄面に付着している付着物を除去
する技術は、例えば、特開昭６１−１５７４９号公報に
開示されている。更に、特開平１０−２０２２１０号公
報には、リサイクル部品の洗浄作業を自動的に行なわせ
ると共に、破損を防止する洗浄システムの開示がある。
【０００４】上記公報に示す技術は、ＯＡ機器のリサイ
クル部品に対して粒状のドライアイスを吹きつけて、リ
サイクル部品の汚れを除去するシステムであって、粒状
ドライアイスが加圧空気と共に噴射される洗浄ノズル
と、洗浄ノズルをリサイクル部品の表面に沿って移動さ
せながら洗浄作業を行なうシステムの開示がある。更
に、ドライペレットを媒体として清掃作業を行なう装置
システムとして特開平１０−２０２２０８号公報があ
る。更に、昇華材料によるサンドブラスト方法による技
術として、特開昭５１−６００９５号公報がある。
クル部品に対して粒状のドライアイスを吹きつけて、リ
サイクル部品の汚れを除去するシステムであって、粒状
ドライアイスが加圧空気と共に噴射される洗浄ノズル
と、洗浄ノズルをリサイクル部品の表面に沿って移動さ
せながら洗浄作業を行なうシステムの開示がある。更
に、ドライペレットを媒体として清掃作業を行なう装置
システムとして特開平１０−２０２２０８号公報があ
る。更に、昇華材料によるサンドブラスト方法による技
術として、特開昭５１−６００９５号公報がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】事務機器や電気機器等
は、その構成部品、ユニットを再生利用する所謂、リサ
イクル利用することが、資源の有効利用、環境対策等の
面から必要性が強められている。前記機器の構成部品、
ユニットのリサイクルのためには前記機器から取り出し
て、機能確認などの処置が必要であり、それと共に、そ
れらの部品、ユニットの状態を新品に近い状態に維持、
復元する必要がある。実際には、それらの機器は、使用
環境下での、動作状況による汚れ、汚染が進んでおり、
それらの汚れ、汚染を除去する洗浄作業が必要である。
例えば、事務機器の１つである、複写機、プリンターな
どは画像形成素材としてのトナーを使用することによ
り、トナー粉塵の汚れ、汚染が、例えば、定着ユニット
や、該定着ユニットの周囲の部品、ユニットに生じてい
る。
は、その構成部品、ユニットを再生利用する所謂、リサ
イクル利用することが、資源の有効利用、環境対策等の
面から必要性が強められている。前記機器の構成部品、
ユニットのリサイクルのためには前記機器から取り出し
て、機能確認などの処置が必要であり、それと共に、そ
れらの部品、ユニットの状態を新品に近い状態に維持、
復元する必要がある。実際には、それらの機器は、使用
環境下での、動作状況による汚れ、汚染が進んでおり、
それらの汚れ、汚染を除去する洗浄作業が必要である。
例えば、事務機器の１つである、複写機、プリンターな
どは画像形成素材としてのトナーを使用することによ
り、トナー粉塵の汚れ、汚染が、例えば、定着ユニット
や、該定着ユニットの周囲の部品、ユニットに生じてい
る。
【０００６】更に、既に、テレビジョン、エアコン、冷
蔵庫、クーラの家電製品については、リサイクル法が施
行されており、他の電気電子機器、事務機器、情報通信
機器、産業機器などにおいても環境問題、資源問題の点
からそれらの部品やユニットのリサイクル体制が必要と
されるものである。それらの機器に組み込まれている部
品、ユニットのリサイクルのためには、各機器における
固有の使用環境や、汚染源毎の洗浄方法、装置の対策が
要求される。
蔵庫、クーラの家電製品については、リサイクル法が施
行されており、他の電気電子機器、事務機器、情報通信
機器、産業機器などにおいても環境問題、資源問題の点
からそれらの部品やユニットのリサイクル体制が必要と
されるものである。それらの機器に組み込まれている部
品、ユニットのリサイクルのためには、各機器における
固有の使用環境や、汚染源毎の洗浄方法、装置の対策が
要求される。
【０００７】又、被洗浄対象物の汚れの程度、汚染物質
の種類などにより従来のドライアイス洗浄装置では対応
できない問題がある。即ち、上記したように、上記の家
電製品、情報機器、事務機器とリサイクル対象の範囲が
急速に広まっており、電気素子、回路基板を使用してい
る機器も種類が増えており、使用環境の多様化と相まっ
て、洗浄対象である汚れの程度、汚染物質も増加し、通
り一遍のドライアイス洗浄では対応できない状況にあ
る。
の種類などにより従来のドライアイス洗浄装置では対応
できない問題がある。即ち、上記したように、上記の家
電製品、情報機器、事務機器とリサイクル対象の範囲が
急速に広まっており、電気素子、回路基板を使用してい
る機器も種類が増えており、使用環境の多様化と相まっ
て、洗浄対象である汚れの程度、汚染物質も増加し、通
り一遍のドライアイス洗浄では対応できない状況にあ
る。
【０００８】又、前記回路基板には電気電子回路を構成
する素子の端子や、電気通電用のピン端子などが配設さ
れており、それらの部品は衝撃作用による変形を嫌うも
のである。
する素子の端子や、電気通電用のピン端子などが配設さ
れており、それらの部品は衝撃作用による変形を嫌うも
のである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題解決の
ために、電気部品を含む洗浄対象物をドライアイスで洗
浄する方法において、前記ドライアイスを蓄積する場所
から該ドライアイスを洗浄対象面に噴射する行程に、前
記ドライアイスの粒径を調整して前記洗浄対象面の汚れ
又は汚染部の種類に対応してドライアイスの粒径を変更
して洗浄するようにしたことを特徴としたドライアイス
洗浄方法を提案する。更に、本発明は、電気部品を含む
洗浄対象物をドライアイスで洗浄する装置において、洗
浄対象物の汚れ、汚染物の種類に対応して前期ドライア
イスの粒径を変更する手段を備えたことを特徴としたド
ライアイス洗浄装置を提案する。
ために、電気部品を含む洗浄対象物をドライアイスで洗
浄する方法において、前記ドライアイスを蓄積する場所
から該ドライアイスを洗浄対象面に噴射する行程に、前
記ドライアイスの粒径を調整して前記洗浄対象面の汚れ
又は汚染部の種類に対応してドライアイスの粒径を変更
して洗浄するようにしたことを特徴としたドライアイス
洗浄方法を提案する。更に、本発明は、電気部品を含む
洗浄対象物をドライアイスで洗浄する装置において、洗
浄対象物の汚れ、汚染物の種類に対応して前期ドライア
イスの粒径を変更する手段を備えたことを特徴としたド
ライアイス洗浄装置を提案する。
【００１０】更に本発明の１つは、電気部品を含む洗浄
対象物をドライアイスで洗浄する方法において、前記洗
浄対象物の洗浄面の汚染の程度及び、又は汚染物の種類
に応じて、前記ドライアイスの噴射による洗浄能力を調
整するようにして洗浄することを特徴としたドライアイ
スの洗浄方法の提案を行なう。前記洗浄能力の調整は前
記ドライアイスの粒径を変更して行なうことを特徴とし
た請求項３記載のドライアイス洗浄方法の態様がある。
前記洗浄能力の調整は前記ドライアイスの洗浄面への噴
射の流速を調整することを特徴とした請求項３記載のド
ライアイス洗浄方法の態様を提案する。
対象物をドライアイスで洗浄する方法において、前記洗
浄対象物の洗浄面の汚染の程度及び、又は汚染物の種類
に応じて、前記ドライアイスの噴射による洗浄能力を調
整するようにして洗浄することを特徴としたドライアイ
スの洗浄方法の提案を行なう。前記洗浄能力の調整は前
記ドライアイスの粒径を変更して行なうことを特徴とし
た請求項３記載のドライアイス洗浄方法の態様がある。
前記洗浄能力の調整は前記ドライアイスの洗浄面への噴
射の流速を調整することを特徴とした請求項３記載のド
ライアイス洗浄方法の態様を提案する。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。
施形態について説明する。
【００１２】図１は本発明を実施するドライアイス洗浄
装置の要部構成を示す図である。図１において、符号１
は装置本体の筐体であり、基台１a、周壁部１ｂ、天井
部１ｃ、開口部１d等から構成される。
装置の要部構成を示す図である。図１において、符号１
は装置本体の筐体であり、基台１a、周壁部１ｂ、天井
部１ｃ、開口部１d等から構成される。
【００１３】符号２は前記筐体１内に設置された洗浄ブ
ースであり、該洗浄ブース２内に回転テーブル４が設置
され、該回転テーブル４上に被洗浄物を載置する。
ースであり、該洗浄ブース２内に回転テーブル４が設置
され、該回転テーブル４上に被洗浄物を載置する。
【００１４】符号６は前記洗浄ブース内に配置したドラ
イアイスを噴射する噴射ノズルである。
イアイスを噴射する噴射ノズルである。
【００１５】符号８はドライアイス収納用ホッパであ
り、該ホッパの下側開口部はドライアイスを所定量供給
する手段１０が設けられている。該供給手段１０はモー
タにより回転駆動されるスパイラルギア、該スパイラル
ギアを回転可能に収容する筒体等から構成される。
り、該ホッパの下側開口部はドライアイスを所定量供給
する手段１０が設けられている。該供給手段１０はモー
タにより回転駆動されるスパイラルギア、該スパイラル
ギアを回転可能に収容する筒体等から構成される。
【００１６】符号１２は前記ドライアイス供給手段１０
に接続したドライアイス粉砕手段であり、粉砕用回転
刃、回転用モータ等から構成する。前記粉砕手段１２は
接続管１４により前記ドライアイス噴射ノズル６のドラ
イアイス供給口に接続している。
に接続したドライアイス粉砕手段であり、粉砕用回転
刃、回転用モータ等から構成する。前記粉砕手段１２は
接続管１４により前記ドライアイス噴射ノズル６のドラ
イアイス供給口に接続している。
【００１７】符号１８は第一の撹拌手段であり、前記ホ
ッパの筒体内に、重力方向と平行な軸に取り付けた第一
のプロペラ１８a、１８ｂと、該プロペラを回転駆動す
るモータ１８Ｃから構成する。
ッパの筒体内に、重力方向と平行な軸に取り付けた第一
のプロペラ１８a、１８ｂと、該プロペラを回転駆動す
るモータ１８Ｃから構成する。
【００１８】符号２０は第二の撹拌手段であり、重力方
向と垂直な方向に対して平行な方向に回転運動する第二
のプロペラ２０ａと該第二のプロペラを回転駆動させる
モータから構成する。
向と垂直な方向に対して平行な方向に回転運動する第二
のプロペラ２０ａと該第二のプロペラを回転駆動させる
モータから構成する。
【００１９】符号２２は洗剤としての界面活性剤を収容
する容器であり、該容器は流量調整ポンプ２２aを介し
て供給管２２bを通じて前記ドライアイス噴射ノズル６
の噴射口に接続している。
する容器であり、該容器は流量調整ポンプ２２aを介し
て供給管２２bを通じて前記ドライアイス噴射ノズル６
の噴射口に接続している。
【００２０】符号２４はブラストエア調整手段であり、
エア供給管２６から供給された圧搾空気を所定圧力に調
整してバルブ２８、配管３０を介して噴射ノズルのエア
供給口６aに供給する。
エア供給管２６から供給された圧搾空気を所定圧力に調
整してバルブ２８、配管３０を介して噴射ノズルのエア
供給口６aに供給する。
【００２１】符号３２は前記ドライアイス供給手段１０
から供給されるドライアイスの供給量を検出する供給量
検出手段を構成するセンサーであり、前記供給手段１０
に接続している供給配管に設置されている。３４は供給
量調整手段を構成する調整バルブである。
から供給されるドライアイスの供給量を検出する供給量
検出手段を構成するセンサーであり、前記供給手段１０
に接続している供給配管に設置されている。３４は供給
量調整手段を構成する調整バルブである。
【００２２】符号３６は被洗浄物を洗浄した洗剤を含む
ドライアイスを回収する回収配管であり、該配管３６は
集塵手段３８に接続している。４０は集塵装置内に設け
た集塵フイルタ、４２はダストタンク、４４はドライア
イスの二酸化炭素ｃｏ２回収手段である。４６は排気ブ
ロワー、４８は排気管、５０は排気調整ダンパである。
ドライアイスを回収する回収配管であり、該配管３６は
集塵手段３８に接続している。４０は集塵装置内に設け
た集塵フイルタ、４２はダストタンク、４４はドライア
イスの二酸化炭素ｃｏ２回収手段である。４６は排気ブ
ロワー、４８は排気管、５０は排気調整ダンパである。
【００２３】５２はドライアイスの粒径を変更する手段
であり、該手段は前記ドライアイス粉砕手段１２の回転
刃の回転駆動するモータの回転数を制御するものであ
る。
であり、該手段は前記ドライアイス粉砕手段１２の回転
刃の回転駆動するモータの回転数を制御するものであ
る。
【００２４】被洗浄物の説明 図２は本発明に係る洗浄装置で洗浄しようとする複写機
の要部の説明図であり、複写機は紙などの画像担持体上
に画像形成素材のトナーを固着して紙上に画像、文字な
どの情報を記録するものである。図２に示すように、複
写機は感光ドラム上に記録すべき潜像を作像し、該潜像
をトナーにより紙上に転写して画像を形成する。複写機
の図２に示す各ユニットは夫々、ユニット毎に区分され
て、組み立て作業又は、分解修理作業に適するように構
成されている。複写機が使用環境に置かれ、複写作業が
行なわれると、その使用頻度、使用環境に応じて、複写
機内部の各部のユニットが汚れ、汚染を齎す。汚れ、汚
染の原因は、複写機内部に内蔵し、現像ユニット、画像
露光ユニット、転写ユニット、ドラムクリーニングユニ
ットなどの各部に行き渡るトナー機構部作動の飛散によ
る汚れ、各部の修理の際のトナーの汚れ、各部の電気回
路ユニットの静電気による周囲の塵の吸引付着など種々
の原因がある。
の要部の説明図であり、複写機は紙などの画像担持体上
に画像形成素材のトナーを固着して紙上に画像、文字な
どの情報を記録するものである。図２に示すように、複
写機は感光ドラム上に記録すべき潜像を作像し、該潜像
をトナーにより紙上に転写して画像を形成する。複写機
の図２に示す各ユニットは夫々、ユニット毎に区分され
て、組み立て作業又は、分解修理作業に適するように構
成されている。複写機が使用環境に置かれ、複写作業が
行なわれると、その使用頻度、使用環境に応じて、複写
機内部の各部のユニットが汚れ、汚染を齎す。汚れ、汚
染の原因は、複写機内部に内蔵し、現像ユニット、画像
露光ユニット、転写ユニット、ドラムクリーニングユニ
ットなどの各部に行き渡るトナー機構部作動の飛散によ
る汚れ、各部の修理の際のトナーの汚れ、各部の電気回
路ユニットの静電気による周囲の塵の吸引付着など種々
の原因がある。
【００２５】図３は複写機の定着ユニットの要部の斜視
図である。図において、定着ユニット９０はユニット筐
体９２に、定着装置９４、紙送り装置９６、排紙装置９
８、その他の駆動系１００などが組み込まれており、ト
ナーカートリッジからのトナーは定着プロセスの過程に
おいて、前記各部への汚染源となる。
図である。図において、定着ユニット９０はユニット筐
体９２に、定着装置９４、紙送り装置９６、排紙装置９
８、その他の駆動系１００などが組み込まれており、ト
ナーカートリッジからのトナーは定着プロセスの過程に
おいて、前記各部への汚染源となる。
【００２６】図４は本実施例装置の制御ブロック図であ
る。
る。
【００２７】本例の場合ドライアイスペレットの形状寸
法は３ｍｍである。ホッパへの供給量は３０リットルで
ある。前記第一撹拌手段１８のプロペラ回転速度は５ｒ
ｐｍに、又、第二撹拌手段のプロペラの回転速度は９ｒ
ｐｍに設定した。
法は３ｍｍである。ホッパへの供給量は３０リットルで
ある。前記第一撹拌手段１８のプロペラ回転速度は５ｒ
ｐｍに、又、第二撹拌手段のプロペラの回転速度は９ｒ
ｐｍに設定した。
【００２８】上記条件でホッパの出口でのドライアイス
ペレットのサイズは３〜１０ｍｍに設定することができ
た。ドライアイス供給手段１０を介して粉砕手段１２に
供給されるドライアイスペレットの寸法は前記第一と第
二の撹拌手段の撹拌作用によりドライアイスペレット同
士のホッパ内での結合を防ぐことができ、供給管１４を
介しての噴射ノズルの噴射口に供給されるドライアイス
ペレットのサイズを前記所定のサイズに保持することが
できた。
ペレットのサイズは３〜１０ｍｍに設定することができ
た。ドライアイス供給手段１０を介して粉砕手段１２に
供給されるドライアイスペレットの寸法は前記第一と第
二の撹拌手段の撹拌作用によりドライアイスペレット同
士のホッパ内での結合を防ぐことができ、供給管１４を
介しての噴射ノズルの噴射口に供給されるドライアイス
ペレットのサイズを前記所定のサイズに保持することが
できた。
【００２９】粒径変更手段は被洗浄対象物の汚れ、汚染
物質の種類に応じて、粉砕手段のモータの回転速度を調
整することで、ホッパから供給されるドライアイスの粉
砕径、サイズを規定することで行なうことができる。本
例の被洗浄対象物が、図３に示した、複写機の定着ユニ
ット９０で、汚染物質がトナーである場合、ドライアイ
スのサイズは直径０．５ｍｍ、長さ２ｍｍが適当であ
る。又、被洗浄対象物の被洗浄面の汚れの程度が悪く、
小さい粒径のドライアイスでは除去できない場合には粒
径変更手段のモータ速度の調整（遅速度）によりドライ
アイスの粒径を大きくし、被洗浄面に噴射されるドライ
アイスを大きい粒径にすることで、洗浄衝撃力を増強さ
せて洗浄能力の調整を図る。
物質の種類に応じて、粉砕手段のモータの回転速度を調
整することで、ホッパから供給されるドライアイスの粉
砕径、サイズを規定することで行なうことができる。本
例の被洗浄対象物が、図３に示した、複写機の定着ユニ
ット９０で、汚染物質がトナーである場合、ドライアイ
スのサイズは直径０．５ｍｍ、長さ２ｍｍが適当であ
る。又、被洗浄対象物の被洗浄面の汚れの程度が悪く、
小さい粒径のドライアイスでは除去できない場合には粒
径変更手段のモータ速度の調整（遅速度）によりドライ
アイスの粒径を大きくし、被洗浄面に噴射されるドライ
アイスを大きい粒径にすることで、洗浄衝撃力を増強さ
せて洗浄能力の調整を図る。
【００３０】又、被洗浄面の汚れの汚染物質がトナー以
外の、例えば、機械油などの場合には、被洗浄面へのこ
びり付きにより洗浄衝撃力を増強させる場合もある。
外の、例えば、機械油などの場合には、被洗浄面へのこ
びり付きにより洗浄衝撃力を増強させる場合もある。
【００３１】ドライアイス粉砕手段１２で粉砕されたド
ライアイスペレットは供給管１４を通じて噴射ノズル６
に送られる。噴射ノズル６では圧搾空気供給手段２４、
バルブ２８を経由して圧搾空気が送られる。又、前記界
面活性剤供給手段２２からポンプ２２ａにより洗剤が送
られる。本例の界面活性剤としては弱アルカリ性洗剤を
使用している。被洗浄対象物の被洗浄面の単位面積当り
のドライアイス量を０．８０〜０．１２ｇ／ｃｍ２、ｍ
ｉｎ、前記界面活性剤の滴下量を０．１５〜０．３０ｇ
／ｓｅｃに設定した。前記回転テーブル２上に載置した
被洗浄物の複写機のユニットの被洗浄面に前記噴射ノズ
ルから噴射操作を行い、被洗浄面に、圧搾空気、ドライ
アイスペレット、及び、洗剤の混在した噴射を行なうこ
とで、被洗浄面の汚れ、汚染を除去することができる。
ライアイスペレットは供給管１４を通じて噴射ノズル６
に送られる。噴射ノズル６では圧搾空気供給手段２４、
バルブ２８を経由して圧搾空気が送られる。又、前記界
面活性剤供給手段２２からポンプ２２ａにより洗剤が送
られる。本例の界面活性剤としては弱アルカリ性洗剤を
使用している。被洗浄対象物の被洗浄面の単位面積当り
のドライアイス量を０．８０〜０．１２ｇ／ｃｍ２、ｍ
ｉｎ、前記界面活性剤の滴下量を０．１５〜０．３０ｇ
／ｓｅｃに設定した。前記回転テーブル２上に載置した
被洗浄物の複写機のユニットの被洗浄面に前記噴射ノズ
ルから噴射操作を行い、被洗浄面に、圧搾空気、ドライ
アイスペレット、及び、洗剤の混在した噴射を行なうこ
とで、被洗浄面の汚れ、汚染を除去することができる。
【００３２】以下に図４の制御ブロック図を参照して説
明する。まず、被洗浄対象物の被洗浄面の汚れの程度、
汚染物質の判別を行い、その程度に応じて汚れ程度判別
手段６０に、程度別の情報を入力する。例えば、洗浄の
しにくさのレベルの段階に応じて参照記号１、２、３、
４のレベルを規定する。前記汚れ程度判別手段６０から
の情報は制御手段８０に入力する。更に、被洗浄面の汚
れの対象物に応じて汚染物質の洗浄のしにくさの程度を
レベルの段階に応じて参照記号１、２、３、４のレベル
を汚染物質判別手段６４により規定する。
明する。まず、被洗浄対象物の被洗浄面の汚れの程度、
汚染物質の判別を行い、その程度に応じて汚れ程度判別
手段６０に、程度別の情報を入力する。例えば、洗浄の
しにくさのレベルの段階に応じて参照記号１、２、３、
４のレベルを規定する。前記汚れ程度判別手段６０から
の情報は制御手段８０に入力する。更に、被洗浄面の汚
れの対象物に応じて汚染物質の洗浄のしにくさの程度を
レベルの段階に応じて参照記号１、２、３、４のレベル
を汚染物質判別手段６４により規定する。
【００３３】ドライアイス粒径変更手段６６は前記汚れ
程度判別手段６０、汚染物質判別手段６４からの情報に
基ずいて粒径変更信号を出力する。前記ドライアイス粒
径変更手段６６の情報は前記ドライアイス粉砕手段の制
御手段６８に伝達され、粉砕刃の回転数の制御を行な
う。更に、前記ドライアイス粒径変更手段６６の情報は
圧搾空気制御手段７０に伝達され、圧搾空気の制御を行
なうことでドライアイスの流速の調整が行なわれる。
程度判別手段６０、汚染物質判別手段６４からの情報に
基ずいて粒径変更信号を出力する。前記ドライアイス粒
径変更手段６６の情報は前記ドライアイス粉砕手段の制
御手段６８に伝達され、粉砕刃の回転数の制御を行な
う。更に、前記ドライアイス粒径変更手段６６の情報は
圧搾空気制御手段７０に伝達され、圧搾空気の制御を行
なうことでドライアイスの流速の調整が行なわれる。
【００３４】作動説明 まず、洗浄対象物の被洗浄面上の汚れの程度及び、汚染
物質を検査して、汚染物質の特定を行ない、それに基ず
いて汚染物質判別手段６４に前記レベルの判定によるレ
ベル信号を入力する。続いて、汚染の程度による判定を
行い、汚染レベルのレベル信号を前記汚染程度判別手段
６０に入力する。前記汚染物質判定手段６４及び汚染程
度判別手段６０に入力された情報は制御手段８０に送ら
れる。粒径変更制御手段６６では前記汚染物質判定手段
６４及び汚染程度判別手段６０の情報に基ずいて、ドラ
イアイスの粒径の大きさを決定する。
物質を検査して、汚染物質の特定を行ない、それに基ず
いて汚染物質判別手段６４に前記レベルの判定によるレ
ベル信号を入力する。続いて、汚染の程度による判定を
行い、汚染レベルのレベル信号を前記汚染程度判別手段
６０に入力する。前記汚染物質判定手段６４及び汚染程
度判別手段６０に入力された情報は制御手段８０に送ら
れる。粒径変更制御手段６６では前記汚染物質判定手段
６４及び汚染程度判別手段６０の情報に基ずいて、ドラ
イアイスの粒径の大きさを決定する。
【００３５】更に、流速決定手段７２では汚染物質判別
手段６４及び汚染程度判別手段６０の情報に基ずいてド
ライアイスの流速を決定する。
手段６４及び汚染程度判別手段６０の情報に基ずいてド
ライアイスの流速を決定する。
【００３６】更に、ドライアイス供給量決定手段７４
は、前記汚染物質判別手段６４、汚染程度判別手段６０
及び、前記流速決定手段７２、粒径決定手段６６からの
情報に基ずいてドライアイスの供給量を決定する。
は、前記汚染物質判別手段６４、汚染程度判別手段６０
及び、前記流速決定手段７２、粒径決定手段６６からの
情報に基ずいてドライアイスの供給量を決定する。
【００３７】また、圧搾空気制御手段７０では前記流速
決定手段７２からの情報に基ずいて圧搾空気の流速を決
定する。
決定手段７２からの情報に基ずいて圧搾空気の流速を決
定する。
【００３８】以上の各制御系の決定動作により、被洗浄
対象面の汚れの程度、汚染物質の種類に応じて、前記噴
射ノズルから噴射するドライアイスの粒径、流速、ドラ
イアイスの供給量が決まり、これにより、被洗浄面の単
位面積当りのドライアイスの洗浄能力が特定される。
対象面の汚れの程度、汚染物質の種類に応じて、前記噴
射ノズルから噴射するドライアイスの粒径、流速、ドラ
イアイスの供給量が決まり、これにより、被洗浄面の単
位面積当りのドライアイスの洗浄能力が特定される。
【００３９】又更に、洗剤としての界面活性剤を被洗浄
面に吹き付けることで洗浄能力を高めることも出来る。
面に吹き付けることで洗浄能力を高めることも出来る。
【００４０】界面活性剤の吹き付け供給量を、汚染物質
の判定、汚染程度の判定に応じて変更することで、洗浄
能力を調整することも出来る。
の判定、汚染程度の判定に応じて変更することで、洗浄
能力を調整することも出来る。
【００４１】
【発明の効果】以上のように、本発明は、洗浄対象物を
ドライアイスで洗浄する方法において、前記ドライアイ
スを蓄積する場所から該ドライアイスを洗浄対象面に噴
射する行程に、前記ドライアイスの粒径を調整して前記
洗浄対象面の汚れ又は汚染物質の種類に対応してドライ
アイスの粒径を変更して洗浄するようにしたことによ
り、汚染物質の種類毎に対応して洗浄効果を高めること
が出来た。又、電気部品を含む洗浄対象物をドライアイ
スで洗浄する装置において、洗浄対象物の汚れ、汚染物
質の種類に対応して前記ドライアイスの洗浄能力を変更
することが出来て、洗浄対象物を拡張することが出来
た。
ドライアイスで洗浄する方法において、前記ドライアイ
スを蓄積する場所から該ドライアイスを洗浄対象面に噴
射する行程に、前記ドライアイスの粒径を調整して前記
洗浄対象面の汚れ又は汚染物質の種類に対応してドライ
アイスの粒径を変更して洗浄するようにしたことによ
り、汚染物質の種類毎に対応して洗浄効果を高めること
が出来た。又、電気部品を含む洗浄対象物をドライアイ
スで洗浄する装置において、洗浄対象物の汚れ、汚染物
質の種類に対応して前記ドライアイスの洗浄能力を変更
することが出来て、洗浄対象物を拡張することが出来
た。
【００４２】特に、汚染物質又は、汚染の程度に応じた
ドライアイスの洗浄能力を調整することで、被洗浄対象
物に適した洗浄態様を提供することで、被洗浄対象の用
途を広げることが出来た。
ドライアイスの洗浄能力を調整することで、被洗浄対象
物に適した洗浄態様を提供することで、被洗浄対象の用
途を広げることが出来た。
【図１】本発明の洗浄装置の構成の説明図。
【図２】本発明を適用する洗浄対象物の説明図。
【図３】複写機の定着ユニットの構成の説明図。
【図４】制御のブロック図。
１ 装置本体 ２ 洗浄ブース ４ 回転テーブル ６ 噴射ノズル ８ ホッパ １０ ドライアイス供給手段 １２ ドライアイス粉砕手段 １４ 接続管 １８、２０ 撹拌手段 ２２ 界面活性剤収容容器 ２４ ブラストエア調整手段 ３２ ドライアイス供給量検出手段 ３４ 調整バルブ ６０ 汚れ程度判別手段 ６４ 汚染物質判別手段 ６６ ドライアイス粒径変更手段 ６８ ドライアイス粉砕制御手段 ７０ 圧搾空気制御手段 ７２ ドライアイス流速制御手段 ８０ 制御手段
Claims (7)
- 【請求項１】 洗浄対象物をドライアイスで洗浄する方
法において、前記ドライアイスを蓄積する場所から該ド
ライアイスを洗浄対象面に噴射する行程に、前記洗浄対
象面の汚れ又は汚染物質の種類に対応してドライアイス
の洗浄能力を変更して洗浄するようにしたことを特徴と
したドライアイス洗浄方法。 - 【請求項２】 洗浄対象物をドライアイスで洗浄する装
置において、洗浄対象物の汚れ、汚染物質の種類に対応
して前記ドライアイスの粒径を変更する手段を備えたこ
とを特徴としたドライアイス洗浄装置。 - 【請求項３】 前記洗浄能力変更手段は前記ドライアイ
スの流速を変更する手段を含むことを特徴とした請求項
２記載のドライアイス洗浄装置。 - 【請求項４】 電気部品を含む洗浄対象物をドライアイ
スで洗浄する方法において、前記洗浄対象物の洗浄面の
汚染の程度及び、又は汚染物質の種類に応じて、前記ド
ライアイスの噴射による洗浄能力を調整するようにして
洗浄することを特徴としたドライアイスの洗浄方法。 - 【請求項５】 前記洗浄能力の調整は前記ドライアイス
の粒径を変更して行なうことを特徴とした請求項１又は
４記載のドライアイス洗浄方法。 - 【請求項６】 前記洗浄能力の調整は前記ドライアイス
の洗浄面への噴射の流速を調整することを特徴とした請
求項５記載のドライアイス洗浄方法。 - 【請求項７】 前記洗浄能力の調整はドライアイスの供
給量を調整することで行なうことを特徴とした請求項4
乃至６記載のドライアイス洗浄方法。
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