JP2005164813A - 粉体除去方法及びこれに用いる洗浄媒体、並びにこの方法を実行するための粉体収容容器洗浄装置並びにこの方法で粉体を除去した粉体収容容器 - Google Patents
粉体除去方法及びこれに用いる洗浄媒体、並びにこの方法を実行するための粉体収容容器洗浄装置並びにこの方法で粉体を除去した粉体収容容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005164813A JP2005164813A JP2003401388A JP2003401388A JP2005164813A JP 2005164813 A JP2005164813 A JP 2005164813A JP 2003401388 A JP2003401388 A JP 2003401388A JP 2003401388 A JP2003401388 A JP 2003401388A JP 2005164813 A JP2005164813 A JP 2005164813A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- powder
- cleaning
- cleaning medium
- medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【解決手段】 少なくとも一つの構成部材から構成された容器へメディア2を投入して該容器の内部に付着したトナー3をメディア2に吸着させ、トナー3が吸着したメディア2を容器から排出することによって容器の内部からトナー3を除去する粉体除去方法に使用するメディア2であって、メディア2は、いずれかの構成部材と同じ材料又はこれと相溶性を有する材料で形成される。
【選択図】 図4
Description
粉体収容容器の場合は、粉体であるトナーが大量に入った状態で破砕すると、粉塵爆発を起こす恐れがあるため、粉砕前に粉体を所定レベル以下に除去するか何らかの防爆処理を行う必要がある。
A.粉体除去技術
B.防爆処理技術
C.再生処理(洗浄)技術
がある。
(1)部品として再利用する場合には、劣化した粉体を除去するために用いたメディアの排出に手間がかからないこと。
(2)原料として再利用する場合には、容器から排出できなかったメディアの分別に手間がかからないこと。
が必要である。
本発明を好適に実施した第1の実施形態について説明する。本実施形態では、トナーボトルを原料として再利用する。図1に、本実施形態において洗浄の対象であるトナーボトル1の構造を示す。トナーボトル1は、トナーやキャリア(現像剤)を収容し、これらを画像形成装置へ供給するためのボトルである。このトナーボトルは、一端に開口部1aが形成されており、その開口径はボトルの径よりも小さい。
なお、総合的な除去効率は、吸着効率と排出効率とによって定まる。
トナーボトル1から排出されたメディア2は、トナー3が付着しているが、上記のメディア再生治具を用いることによってトナーを分離できる。トナー3が付着したメディア2は、再生治具内のメッシュ4上に投入されるとブロア吸引される。図4(b)に示すように、メッシュ4にはトナー3の粒径よりも大きくメディア2の粒径よりも小さい孔が多数形成されており、トナー3はこれを通過できるがメディア2は通過できない。よって、ブロア吸引によってトナー3とメディア2とが分離される。なお、この際には、トナー3とメディア2との吸着力に打ち勝ってこれらを分離できるだけの力でブロア吸引する必要がある。
さらに、トナーボトル1をマテリアルリサイクルして得た再生材料を用いてメディア2を形成すれば、資源を有効に利用できるだけでなく、トナーボトル1とほぼ同一の材料でメディア2を形成できる。
本発明を好適に実施した第2の実施形態について説明する。本実施形態では、電子写真プロセスに用いる現像ユニットを原料として再利用する。図5に、本実施形態において洗浄の対象である現像ユニット11の構成を示す。現像ユニット11の内部には、アジテータ(攪拌部材)111、現像ローラ112、ブレード113などが配置されている。アジテータ111や現像ローラ112は、軸受などを介して回転可能な状態で外装部材(現像ユニットケース)115へ取り付けられている。
例えば、外装部材115がPS(ポリスチレン)で形成されているのであれば、これの洗浄には同一の材料であるPS製のメディア2か、PSと相溶性のあるPPEやPC(ポリカーボネート)製のメディア2を適用する。また、外装部材115がPPE(ポリフェニレンエーテル)で形成されているのであれば、同一の材料であるPPE製のメディア2か、PPEと相溶性のあるPS、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ABS、PCなどで形成されたメディア2を適用する。さらに、外装部材115がABSで形成されているのであれば、これと同一の材料であるABS製のメディア2か、ABSと相溶性のあるPS、PET、PC、PVC(ポリ塩化ビニル)、PA(ポリアミド)などで形成されたメディア2を用いる。
なお、外装部材115を再生原料としてメディア2を製造すれば、外装部材115と同じ材料のメディア2を容易に形成できるため好ましい。
本発明を好適に実施した第3の実施形態について説明する。本実施形態においては、現像ユニットを部品として再利用する。本実施形態における洗浄対象は、第2の実施形態と同様に、現像ユニット11である。また、除去対象は、現像ユニット11内部に固着・凝縮したトナー3、研磨などによって微粉化したトナー3及び劣化したキャリアである。
例えば、アジテータ111がブレンドPC/ABSで形成されている場合には、これと同一の材料で形成されたメディア2を適用する。また、アジテータ111がPETで形成されている場合には、これと同一の材料で形成されたメディア2を適用する。
算出した残存メディア数が所定基準値(例えば1gに該当する数以下)であれば、現像ユニット11内に投入したメディア2が十分に排出されたと判断するものとする。
ただし、現像ユニット11の構造上の問題で容器内に残存するメディア2が多くなる場合や、部品としての寿命が尽きて最終的にマテリアルリサイクルする際の材料を分別作業を考慮する場合には、現像ユニット11を構成する部材(外装部材115や攪拌部材111など)と同じ材料で形成されたメディア2を用いることが好ましい。
なお、上記のようにアジテータ111と同一の材料で形成されたメディア2を用いて内部を洗浄した現像ユニット11を最終的にマテリアルリサイクルする際には、いずれかの構成部品と同一又は相溶性のある材料を用いて形成されたメディア2を用いるとよい。
例えば、メディアは図示したものとは異なる形状のものを適用しても良い。
このように、本発明は様々な変形が可能である。
1a、116 開口部
2 洗浄媒体(メディア)
3 トナー
4 メッシュ
5 飛散防止ブース
6 ダクト
7 集塵機
8 サイクロンフィルタ
9 作業用挿入口
10 作業テーブル
11 現像ユニット
12 洗浄装置
111 攪拌部材(アジテータ)
112 現像ローラ
113 トナー薄層化ブレード
114 従動ギヤ
115 外装部材(現像ユニットケース)
116 開口部
117 遮蔽板
121 洗浄槽
122 洗浄動作機構
1221 回転軸
1222 姿勢変更軸
1223 直動軸
1224 ワーク固定台
Claims (14)
- 少なくとも一つの構成部材から構成された容器へ洗浄媒体を投入して該容器の内部に付着した粉体を前記洗浄媒体に吸着させ、該粉体が吸着した洗浄媒体を前記容器から排出することによって前記容器の内部から前記粉体を除去する粉体除去方法に使用する洗浄媒体であって、
いずれかの前記構成部材と同じ材料又はこれと相溶性を有する材料で形成されたことを特徴とする洗浄媒体。 - 前記粉体は電子写真プロセスに用いる現像剤であり、前記容器は電子写真プロセスに用いる現像ユニットであり、前記現像ユニットの外装部材と同じ材料又はこれと相溶性を有する材料で形成されたことを特徴とする請求項1記載の洗浄媒体。
- 前記粉体は電子写真プロセスに用いる現像剤であり、前記容器は電子写真プロセスに用いる現像ユニットへ前記現像剤を供給するためのトナーボトルであり、前記トナーボトルの本体と同じ材料又はこれと相溶性を有する材料で形成されたことを特徴とする請求項1記載の洗浄媒体。
- 前記粉体は電子写真プロセスに用いる現像剤であり、前記容器は電子写真プロセスに用いる現像ユニットであり、前記現像ユニット内で前記現像剤を攪拌するための攪拌部材と同じ材料又はこれと相溶性を有する材料で形成されたことを特徴とする請求項1記載の洗浄媒体。
- 無色又は前記容器と同色であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の洗浄媒体。
- 帯電制御剤が添加された材料によって形成されており、前記容器の内面に対する吸着性よりも、前記現像剤に対する吸着性が高いことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の洗浄媒体。
- 前記容器及びこの内部に残存する洗浄媒体と同一材料又はこれと相溶性を有する材料を原料リサイクルして得られた再生原料を材料として形成されたことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の洗浄媒体。
- 少なくとも一つの構成部材から構成された容器へ洗浄媒体を投入して該容器の内部に付着した粉体を前記洗浄媒体に吸着させ、該粉体が吸着した洗浄媒体を前記容器から排出することによって前記容器の内部から前記粉体を除去する粉体除去方法に使用する洗浄媒体であって、
前記粉体は電子写真プロセスに用いる現像剤であり、
前記容器は、現像ローラと該現像ローラの表面に付着した前記洗浄媒体を除去する洗浄媒体除去部材とを備え電子写真プロセスに適用される現像ユニットであり、
最低粒径が前記現像ローラと前記洗浄媒体除去部材との間隔よりも大きいことを特徴とする洗浄媒体。 - 前記洗浄媒体除去部材は、前記現像ローラへの前記現像剤の付着量を所定量以下に保つトナーブレードであることを特徴とする請求項8記載の洗浄媒体。
- 表面に突起が存在しない略球体、略楕円体又は略円筒体であることを特徴とする請求項8又は9記載の洗浄媒体。
- 請求項1から10のいずれか1項記載の洗浄媒体を用いて粉体収容容器を洗浄することを特徴とする粉体除去方法。
- 前記粉体が吸着した前記洗浄媒体を前記容器から排出した後に、前記容器内に残存する前記洗浄媒体の量を測定することを特徴とする請求項10記載の粉体除去方法。
- 請求項12記載の粉体除去方法によって粉体が除去され、内部に残存する前記洗浄媒体の量が所定量以下であることを特徴とする粉体収容容器。
- 請求項11又は12記載の粉体除去方法を実行するための粉体収容容器洗浄装置であって、
前記容器を収容する洗浄槽と、
前記洗浄槽内に収容した前記容器の姿勢を変化させる機構と、前記洗浄槽内で前記容器を移動させる機構と、前記洗浄槽の姿勢を変化させる機構とを備え、前記洗浄槽及び前記容器の姿勢及び位置を連続的に変化させて前記洗浄媒体に前記粉体を吸着させる洗浄動作実行手段と、
前記洗浄動作実行手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする粉体収容容器洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003401388A JP2005164813A (ja) | 2003-12-01 | 2003-12-01 | 粉体除去方法及びこれに用いる洗浄媒体、並びにこの方法を実行するための粉体収容容器洗浄装置並びにこの方法で粉体を除去した粉体収容容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003401388A JP2005164813A (ja) | 2003-12-01 | 2003-12-01 | 粉体除去方法及びこれに用いる洗浄媒体、並びにこの方法を実行するための粉体収容容器洗浄装置並びにこの方法で粉体を除去した粉体収容容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005164813A true JP2005164813A (ja) | 2005-06-23 |
Family
ID=34725339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003401388A Pending JP2005164813A (ja) | 2003-12-01 | 2003-12-01 | 粉体除去方法及びこれに用いる洗浄媒体、並びにこの方法を実行するための粉体収容容器洗浄装置並びにこの方法で粉体を除去した粉体収容容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005164813A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009294299A (ja) * | 2008-06-03 | 2009-12-17 | Murata Mach Ltd | トナー攪拌用アジテータ、トナー収容容器および画像形成装置 |
JP2010020233A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Ricoh Co Ltd | トナー収容器のリサイクル方法 |
JP2017518179A (ja) * | 2014-05-21 | 2017-07-06 | ディジタル メタル アーベー | 少なくとも1つの対象物をクリーニングするためのフローキャビネットシステム |
JP2019005682A (ja) * | 2017-06-21 | 2019-01-17 | アマノ株式会社 | 集塵システム |
-
2003
- 2003-12-01 JP JP2003401388A patent/JP2005164813A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009294299A (ja) * | 2008-06-03 | 2009-12-17 | Murata Mach Ltd | トナー攪拌用アジテータ、トナー収容容器および画像形成装置 |
JP2010020233A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Ricoh Co Ltd | トナー収容器のリサイクル方法 |
JP2017518179A (ja) * | 2014-05-21 | 2017-07-06 | ディジタル メタル アーベー | 少なくとも1つの対象物をクリーニングするためのフローキャビネットシステム |
US10639686B2 (en) | 2014-05-21 | 2020-05-05 | Digital Metal Ab | Flow cabinet system for cleaning at least one object |
JP2019005682A (ja) * | 2017-06-21 | 2019-01-17 | アマノ株式会社 | 集塵システム |
JP7053175B2 (ja) | 2017-06-21 | 2022-04-12 | アマノ株式会社 | 集塵システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3969048B2 (ja) | 廃家電製品の再資源化処理方法 | |
JP2003122123A (ja) | 洗浄媒体に現像剤を用いた静電吸着洗浄システム | |
KR20220124132A (ko) | 폐플라스틱의 재활용 팰릿 제조용 정전분리장치 | |
JP2005164813A (ja) | 粉体除去方法及びこれに用いる洗浄媒体、並びにこの方法を実行するための粉体収容容器洗浄装置並びにこの方法で粉体を除去した粉体収容容器 | |
JP4343519B2 (ja) | プロセスカートリッジのプラスチック材料のリサイクル方法 | |
JP4658776B2 (ja) | 洗浄装置 | |
JP4858473B2 (ja) | 選別装置および選別方法 | |
JP2005329292A (ja) | 乾式洗浄方法および装置 | |
JP5332317B2 (ja) | 乾式洗浄装置 | |
JP2002079125A (ja) | 使用済みトナーカートリッジの処理装置及び処理方法 | |
JP5298681B2 (ja) | 乾式洗浄装置 | |
JP4728664B2 (ja) | 微粉除去装置及び微粉除去方法 | |
JP2003271040A (ja) | プロセスカートリッジ、プロセスカートリッジの再生方法、及びプロセスカートリッジの再生装置 | |
JP4271352B2 (ja) | 静電気発生装置、及びアルミニウム含有廃棄プラスチックの静電分離装置 | |
KR102612237B1 (ko) | 재제조 토너 카트리지 재활용 방법 및 그를 위한 장치 | |
JP3535049B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPS6022172A (ja) | トナ−再生装置 | |
JP2007105680A (ja) | 粉体の乾式洗浄方法及び装置 | |
JP2000061356A (ja) | プラスチック選別装置およびプラスチック選別方法 | |
JP4738665B2 (ja) | 使用済み電子写真ユニットの洗浄方法及び洗浄装置 | |
JP3578636B2 (ja) | プラスチック選別方法およびプラスチック選別装置 | |
JP3998449B2 (ja) | 洗浄メディアクリーニング装置および洗浄メディアクリーニング方法 | |
JP2003345205A (ja) | 回収トナーの分級方法、トナーの回収・分級装置、トナーの処理方法および装置 | |
JP2006239575A (ja) | 洗浄媒体およびこれを用いた洗浄方法 | |
JP2010020233A (ja) | トナー収容器のリサイクル方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060824 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090708 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090728 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090928 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091020 |