JP4775639B2 - 原動機停止システム - Google Patents

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本発明は、交差点等で原動機の自動停止と自動始動とを実行する原動機停止システムに関し、特に自動変速機を備えた車両に用いられる原動機停止システムに関する。
従来、市街地走行時に、交差点等で自動車が停車した場合、所定の停止条件下で原動機(エンジン)を自動停止させ、その後、所定の始動条件下で原動機を再始動させることにより、燃料を節約したり、排気エミッションを向上させる原動機停止システムが知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
第1の従来例の原動機停止システム101では、図12に示すように、図示しない原動機の駆動力により油圧を発生するオイルポンプ106とコントロールバルブ111との間の油圧経路上にアキュームレータ114を配設し、所定の停止条件で原動機が停止してオイルポンプ106から油圧が供給されなくなっても、アキュムレータ114から自動変速機105の発進クラッチ104への油圧が維持されるように構成されている。
また、第2の従来例の原動機停止システム101’では、オイルポンプ106とは別に電動ポンプ106’が設けられ、所定の停止条件で原動機が停止してオイルポンプ106から油圧が供給されなくなっても、電動ポンプ106’によって自動変速機105の発進クラッチ104への油圧が維持されるように構成されている。
特開平8‐14076号公報
しかしながら、第1の従来例の原動機停止システム101では、アキュームレータ114から他の回路(例えば、潤滑回路)へ作動油が漏れ出し、発進クラッチ104の油圧を維持できないという問題がある。また、第2の従来例の原動機停止システム101’では、オイルポンプ106とは別個に、特別な電動ポンプ106’を設けることによって、システム全体のコストが高くなるという問題がある。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、簡単且つ安価な構成で再始動前の原動機停止時に摩擦要素への圧油の充填を確実に行うことにより、発進時の摩擦要素結合に伴うショックの発生を防止可能な原動機停止システムを提供することを解決すべき課題とする。
以下、上記課題を解決するのに適した各手段につき、必要に応じて作用効果等を付記しつつ説明する。
1.予め定められた原動機停止条件で原動機を停止する原動機制御装置と、原動機により駆動される油圧供給源からの油圧を用いて複数の摩擦要素を係合又は解放させて変速を行う自動変速機とを有する原動機停止システムであって、
前記摩擦要素に連通されて前記摩擦要素の油圧を制御する油圧制御手段と、
前記摩擦要素と前記油圧制御手段とを連通する連通路と、
前記連通路と並列に設けられたバイパス路と、
前記バイパス路に設けられて油圧を蓄圧する蓄圧手段と、
前記バイパス路内であり且つ前記蓄圧手段と前記油圧制御手段との間に設けられて前記蓄圧手段から前記油圧制御手段への圧油の流れを阻止する逆流防止弁と、
前記連通路内に設けられて前記連通路を開閉する連通路開閉手段と、
前記バイパス路内であり且つ前記蓄圧手段と前記摩擦要素との間に設けられて前記バイパス路を開閉するバイパス路開閉手段と
を備え、
原動機通常運転時は、前記連通路開閉手段を開状態とし且つ前記バイパス路開閉手段を閉状態とする一方、前記原動機停止条件では、前記連通路開閉手段を閉状態とし且つ前記バイパス路開閉手段を開状態とするように構成されたことを特徴とする原動機停止システム。
手段1によれば、原動機通常運転時は、摩擦要素と油圧制御手段とを連通する連通路が連通路開閉手段によって開状態とされるので、原動機により駆動される油圧供給源からの油圧を用いて複数の摩擦要素を係合又は解放させて自動変速機の変速が行われる。また、連通路と並列に設けられたバイパス路が蓄圧手段と油圧制御手段との間のバイパス路開閉手段によって閉状態とされるので、摩擦要素と蓄圧手段との間が遮断され、油圧制御手段からバイパス路を介して蓄圧手段に圧油が充填される。一方、原動機停止条件において原動機制御装置によって原動機が停止されて油圧供給源の駆動が停止された状態では、連通路が連通路開閉弁手段によって閉状態とされ且つバイパス路がバイパス路開閉手段によって開状態とされるので、逆流防止弁によって蓄圧手段から油圧制御手段への圧油の流れが阻止されつつ、蓄圧手段に充填された圧油がバイパス路を介して摩擦要素へ確実に供給される。よって、再始動前の原動機停止時に摩擦要素への圧油の充填を、特別な電動ポンプ等を用いることなく、簡単且つ安価な構成で確実に行うことができ、発進時の摩擦要素結合に伴うショックを確実に防止することができる。また、油圧制御手段よりも下流側のバイパス路に蓄圧手段が設けられているので、漏れ流量による圧力の低下が確実に防止される。
2.前記連通路開閉手段と前記バイパス路開閉手段とを共通の弁体によって構成したことを特徴とする手段1に記載の原動機停止システム。
手段2によれば、連通路開閉手段とバイパス路開閉手段とを共通の弁体とすることによって、より簡単且つ安価な構成とすることができる。
3.前記油圧供給源からのライン圧の低下に応じて、前記連通路開閉手段を閉状態に、前記バイパス路開閉手段を開状態にそれぞれ切り換えるように構成したことを特徴とする手段1又は2に記載の原動機停止システム。
手段3によれば、原動機の停止に伴って油圧供給源からのライン圧が低下すると、連通路開閉手段が閉状態に、バイパス路開閉手段が開状態にそれぞれ自動的に切り換えられて、蓄圧手段に充填された圧油が摩擦要素へ確実に供給される。
4.前記バイパス路内であり且つ前記蓄圧手段と前記摩擦要素との間に設けられて、前記蓄圧手段からの油圧を一定値に減圧する減圧手段を更に備えたことを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載の原動機停止システム。
手段4によれば、バイパス路内であり且つ蓄圧手段と摩擦要素との間に設けられた減圧手段によって、蓄圧手段からの油圧が一定値に減圧されるので、摩擦要素への圧油供給時間をより長くすることができる。
5.予め定められた原動機停止条件で原動機を停止する原動機制御装置と、原動機により駆動される油圧供給源からの油圧を用いて複数の摩擦要素を係合又は解放させて変速を行う自動変速機とを有する原動機停止システムであって、
前記摩擦要素に連通されて前記摩擦要素の油圧を制御する油圧制御手段と、
前記摩擦要素と前記油圧制御手段とを連通する第1連通路と、
前記第1連通路から分岐した分岐路と、
前記分岐路に設けられて油圧を蓄圧する蓄圧手段と、
前記蓄圧手段と前記油圧供給源とを連通する第2連通路と、
前記第2連通路内に設けられて前記蓄圧手段から前記油圧供給源への圧油の流れを阻止する逆流防止弁と、
前記第1連通路内に設けられて前記第1連通路を開閉する第1連通路開閉手段と、
前記分岐路内に設けられて前記分岐路を開閉する分岐路開閉手段と
を備え、
原動機通常運転時は、前記第1連通路開閉手段を開状態とし且つ前記分岐路開閉手段を閉状態とする一方、前記原動機停止条件では、前記第1連通路開閉手段を閉状態とし且つ前記分岐路開閉手段を開状態とするように構成されたことを特徴とする原動機停止システム。
手段5によれば、原動機通常運転時は、摩擦要素と油圧制御手段とを連通する第1連通路が第1連通路開閉手段によって開状態とされるので、原動機により駆動される油圧供給源からの油圧を用いて複数の摩擦要素を係合又は解放させて自動変速機の変速が行われる。また、第1連通路から分岐した分岐路が分岐路開閉手段によって閉状態とされるので、摩擦要素と蓄圧手段との間が遮断され、油圧供給源から第2連通路を介して蓄圧手段に圧油が充填される。一方、原動機停止条件において原動機制御装置によって原動機が停止されて油圧供給源の駆動が停止された状態では、第1連通路が第1連通路開閉弁手段によって閉状態とされ且つ分岐路が分岐路開閉手段によって開状態とされるので、第2連通路内に設けられた逆流防止弁によって蓄圧手段から油圧供給源への圧油の流れが阻止されつつ、蓄圧手段に充填された圧油が分岐路を介して摩擦要素へ確実に供給される。よって、再始動前の原動機停止時に摩擦要素への圧油の充填を、特別な電動ポンプ等を用いることなく、簡単且つ安価な構成で確実に行うことができ、発進時の摩擦要素結合に伴うショックを確実に防止することができる。また、油圧制御手段よりも下流側の分岐路に蓄圧手段が設けられているので、漏れ流量による圧力の低下が確実に防止される。
6.前記第1連通路開閉手段と前記分岐路開閉手段とを共通の弁体によって構成したことを特徴とする手段5に記載の原動機停止システム。
手段6によれば、第1連通路開閉手段と分岐路開閉手段とを共通の弁体とすることによって、より簡単且つ安価な構成とすることができる。
7.前記油圧供給源からのライン圧の低下に応じて、前記第1連通路開閉手段を閉状態に、前記分岐路開閉手段を開状態にそれぞれ切り換えるように構成したことを特徴とする手段5又は6に記載の原動機停止システム。
手段7によれば、原動機の停止に伴って油圧供給源からのライン圧が低下すると、第1連通路開閉手段が閉状態に、分岐路開閉手段が開状態にそれぞれ自動的に切り換えられて、蓄圧手段に充填された圧油が摩擦要素へ確実に供給される。
8.前記分岐路内であり且つ前記蓄圧手段と前記摩擦要素との間に設けられて、前記蓄圧手段からの油圧を一定値に減圧する減圧手段を更に備えたことを特徴とする手段5乃至7のいずれかに記載の原動機停止システム。
手段8によれば、分岐路内であり且つ蓄圧手段と摩擦要素との間に設けられた減圧手段によって、蓄圧手段からの油圧が一定値に減圧されるので、摩擦要素への圧油供給時間をより長くすることができる。
9.予め定められた原動機停止条件で原動機を停止する原動機制御装置と、原動機により駆動される油圧供給源からの油圧を用いて複数の摩擦要素を係合又は解放させて変速を行う自動変速機とを有する原動機停止システムであって、
前記摩擦要素に連通されて前記摩擦要素の油圧を制御する油圧制御手段と、
前記摩擦要素と前記油圧制御手段とを連通する連通路と、
前記連通路と並列に設けられたバイパス路と、
前記バイパス路に設けられて油圧を蓄圧する蓄圧手段と、
前記バイパス路内であり且つ前記蓄圧手段と前記油圧制御手段との間に設けられて前記蓄圧手段から前記油圧制御手段への圧油の流れを阻止する逆流防止弁と、
前記バイパス路内における前記蓄圧手段と前記摩擦要素との間に設けられて、前記蓄圧手段からの油圧を一定値に減圧する減圧手段と
を備えたことを特徴とする原動機停止システム。
手段9によれば、原動機通常運転時は、摩擦要素と油圧制御手段とを連通する連通路を介し、原動機により駆動される油圧供給源からの油圧を用いて複数の摩擦要素を係合又は解放させて自動変速機の変速が行われると共に、連通路と並列に設けられたバイパス路を介して油圧制御手段から蓄圧手段に圧油が充填される。一方、原動機停止条件において原動機制御装置によって原動機が停止されて油圧供給源の駆動が停止された状態では、逆流防止弁によって蓄圧手段から油圧制御手段への圧油の流れが阻止されつつ、蓄圧手段に充填された圧油が、バイパス路内における蓄圧手段と摩擦要素との間に設けられた減圧手段によって一定値に減圧されて摩擦要素へ長時間に亘り確実に供給される。よって、再始動前の原動機停止時に摩擦要素への圧油の充填を、特別な電動ポンプ等を用いることなく、簡単且つ安価な構成で確実に行うことができ、発進時の摩擦要素結合に伴うショックを確実に防止することができる。また、油圧制御手段よりも下流側のバイパス路に蓄圧手段が設けられているので、漏れ流量による圧力の低下が確実に防止される。
10.前記減圧手段における減圧圧力設定値は、前記摩擦要素のピストンストローク終了荷重に相当する油圧よりもやや高いことを特徴とする手段4又は8又は9に記載の原動機停止システム。
手段10によれば、減圧手段における減圧圧力設定値は、摩擦要素のピストンストローク終了荷重に相当する油圧よりもやや高いので、蓄圧手段からの圧油によって摩擦要素の係合状態が維持され、再始動時の再係合によるショックを確実に防止することができる。
11.原動機通常運転時には出力圧を発生する一方、原動機停止状態では出力圧を低下させる電磁油圧出力手段を備え、
前記減圧手段は、減圧圧力設定値を決定する弾性手段と、前記弾性手段と対向する方向に出力圧の帰還圧力を受圧する第1受圧面と、前記弾性手段と対向する方向に圧力を受圧する第2受圧面とを有し、
前記電磁油圧出力手段の出力圧を前記第2受圧面に導入するように構成されたことを特徴とする手段4又は8乃至10のいずれかに記載の原動機停止システム。
手段11によれば、原動機通常運転時には電磁油圧出力手段が出力圧を発生して第2受圧面に導入され、弾性手段と対向する方向に圧力を受圧して蓄圧手段と摩擦要素との間が遮断されるので、油圧制御手段からバイパス路を介して蓄圧手段に圧油が充填される。一方、原動機停止状態では、電磁油圧出力手段が出力圧を低下させると、弾性手段と対向する方向に第1受圧面が出力圧の帰還圧力を受圧することにより、蓄圧手段からの圧油が減圧圧力設定値に減圧されて摩擦要素へ長時間に亘り確実に供給される。
12.前記バイパス路は、前記油圧制御手段に代えて前記油圧供給源に連通され、
前記蓄圧手段への圧力供給が前記油圧供給源から行われることを特徴とする手段9乃至11のいずれかに記載の原動機停止システム。
手段12によれば、油圧供給源から圧力供給されて蓄圧手段に充填された圧油が、原動機停止条件において、バイパス路内における蓄圧手段と摩擦要素との間に設けられた減圧手段によって一定値に減圧されて摩擦要素へ長時間に亘り確実に供給される。
13.前記摩擦要素の油圧を検出する圧力検出手段を備え、
前記原動機停止条件において前記圧力検出手段による検出圧力が前記摩擦要素のピストンストローク終了荷重に相当する油圧以下になった場合に、原動機停止状態を解除するように構成されたことを特徴とする手段1乃至12のいずれかに記載の原動機停止システム。
手段13によれば、原動機停止条件において圧力検出手段による検出圧力が摩擦要素のピストンストローク終了荷重に相当する油圧以下になった場合に原動機停止状態が解除されるので、原動機停止状態が継続して摩擦要素の油圧が低下した場合に、摩擦要素の再係合によるショックを発生させることなく原動機を自動的に再始動することができる。
以下、本発明を具体化した原動機停止システムの一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態の原動機停止システム1を示す全体構成図である。
原動機停止システム1は、予め定められた原動機停止条件で原動機(エンジン)2を停止する原動機制御装置3と、自動変速機5と、原動機2により駆動される油圧供給源としてのオイルポンプ6からの油圧を自動変速機5の複数の摩擦要素へ供給する油圧制御装置10とを備えている。
原動機制御装置3は、CPU,ROM,RAM等を有する公知の電子制御装置であり、るので、原動機停止条件に基づく原動機停止信号、原動機停止を解除する再始動信号、油圧制御装置10に設けられる電磁弁の駆動信号等を出力する。
尚、原動機停止条件とは、例えば、車速が0であること、原動機回転数が予め定めたアイドル回転数以下であること、アイドルスイッチがオンであること、スロットルバルブが全閉であること、パーキングブレーキが作動していること、及びシフトがD,L,Sのいずれかのレンジとなっていることの全てを満足する場合を意味する。
自動変速機5は、発進クラッチ4やその他のクラッチ及びブレーキを含む複数の摩擦要素を係合又は解放させて変速を行う公知の自動変速装置である。
油圧制御装置10は、コントロールバルブ11と、連通路12と、バイパス路13と、アキュームレータ14と、逆流防止弁15と、連通路開閉弁16と、バイパス路開閉弁17とを備えている。
コントロールバルブ11は、自動変速機5の複数の摩擦要素に連通されて、各摩擦要素の油圧を制御する装置であり、本発明の油圧制御手段を構成するものである。コントロールバルブ11は、自動変速機のシフトを決定するバルブ群からなり、原動機2の運転状態に基づいて、電磁弁18から供給されるモジュレータ圧(Pm)によってバルブ群を切り換えることにより、オイルポンプ51からのライン圧(PL)の供給先を切り替えて発進クラッチ4や他のクラッチやブレーキの係合又は解放を実行して必要なシフト状態を実現する。
連通路12は、摩擦要素である発進クラッチ4とコントロールバルブ11とを連通する油圧経路である。
バイパス路13は、連通路12と並列に設けられる油圧経路である。
アキュームレータ14は、バイパス路13に設けられて油圧を蓄圧する蓄圧手段である。
逆流防止弁15は、バイパス路13内であり且つアキュームレータ14とコントロールバルブ11との間に設けられて、アキュームレータ14からコントロールバルブ11への圧油の流れを阻止する逆止弁である。
連通路開閉弁16は、連通路12内に設けられて連通路12を開閉する開閉弁である。原動機2通常運転時は、原動機制御装置3からの駆動信号に基づいて電磁弁19が出力圧を発生し、連通路開閉弁16は、電磁弁19からの出力圧を受圧することによって開状態となる。一方、原動機2停止状態では、電磁弁19からの出力圧が低下し、連通路開閉弁16は、弾性体の付勢力によって閉状態となる。
バイパス路開閉弁17は、バイパス路13内であり且つアキュームレータ14と発進クラッチ4との間に設けられてバイパス路13を開閉する開閉弁である。原動機2通常運転時は、原動機制御装置3からの駆動信号に基づいて電磁弁19が出力圧を発生し、バイパス路開閉弁17は、電磁弁19からの出力圧を受圧することによって閉状態となる。一方、原動機2停止状態では、電磁弁19からの出力圧が低下し、バイパス路開閉弁17は、弾性体の付勢力によって開状態となる。
尚、図1は、原動機2の通常運転時であって、連通路開閉弁16が開状態であり且つバイパス路開閉弁17が閉状態である状態を表している。
次に、原動機停止システム1の作用について説明する。原動機2通常運転時は、連通路12が連通路開閉弁16によって開状態とされるので、原動機2により駆動されるオイルポンプ6からの油圧を用いて複数の摩擦要素を係合又は解放させて自動変速機5の変速が行われる。また、連通路12と並列に設けられたバイパス路13が、アキュームレータ14とコントロールバルブ11との間のバイパス路開閉弁17によって閉状態とされるので、発進クラッチ4とアキュームレータ14との間が遮断され、コントロールバルブ11からバイパス路13を介してアキュームレータ14に圧油が充填される。一方、原動機停止条件において原動機制御装置3によって原動機2が停止されてオイルポンプ6の駆動が停止された状態では、連通路12が連通路開閉弁16によって閉状態とされ且つバイパス路13がバイパス路開閉弁17によって開状態とされるので、逆流防止弁15によってアキュームレータ14からコントロールバルブ11への圧油の流れが阻止されつつ、アキュームレータ14に充填された圧油がバイパス路13を介して発進クラッチ4へ確実に供給される。
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態の原動機停止システム1によれば、再始動前の原動機2停止時に発進クラッチ4への圧油の充填を、特別な電動ポンプ等を用いることなく、簡単且つ安価な構成で確実に行うことができ、発進時の発進クラッチ4の結合に伴うショックを確実に防止することができる。また、コントロールバルブ11よりも下流側のバイパス路13にアキュームレータ14が設けられているので、漏れ流量による圧力の低下が確実に防止される。
次に、前記第一の実施形態の第一の変形例について説明する。尚、前記実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、それらについての詳細な説明を省略する(他の変形例及び実施形態も同様。)。前記第一の実施形態では、連通路開閉弁16とバイパス路開閉弁17とを別個の開閉弁により構成したが、第一の変形例の原動機停止システム51では、図2に示すように、連通路開閉弁16とバイパス路開閉弁17とが共通の開閉弁で構成されている。本変形例によれば、弁体の使用個数を減らすことによって、システム全体をより簡単且つ安価な構成とすることができる。
次に、前記第一の実施形態の第二の変形例について説明する。前記第一の変形例では、共通の弁体で構成された連通路開閉弁16及びバイパス路開閉弁17を、電磁弁19の油圧出力によって駆動する構成としたが、第二の変形例の原動機停止システム52では、図3に示すように、連通路開閉弁16及びバイパス路開閉弁17が電気信号に基づいて開閉を行う電磁開閉弁により構成されている。本変形例では、電磁弁19を省略できるので、原動機停止システム1を、より簡単な構成とすることができる。
次に、前記第一の実施形態の第三の変形例について説明する。第三の変形例の原動機停止システム53では、図4に示すように、オイルポンプ6から供給されるライン圧(PL)によって、共通の弁体によって構成された連通路開閉弁16及びバイパス路開閉弁17を駆動するように構成したものである。本変形例によれば、原動機2の停止に伴ってオイルポンプ6からのライン圧が低下すると、連通路開閉弁16が閉状態に、バイパス路開閉弁17が開状態にそれぞれ自動的に切り換えられて、アキュームレータ14に充填された圧油が発進クラッチ4へ確実に供給される。
次に、前記第一の実施形態の第四の変形例について説明する。第四の変形例の原動機停止システム54では、図5に示すように、第一の実施形態の構成に加えて、発進クラッチ4の油圧を検出する圧力検出部20を更に備え、原動機停止条件において圧力検出部20による検出圧力が発進クラッチ4のピストンストローク終了荷重に相当する油圧以下になった場合に、原動機2停止状態を解除するように構成したものである。本変形例によれば、原動機2の停止状態が継続して発進クラッチ4の油圧が低下した場合に、発進クラッチ4の再係合によるショックを発生させることなく原動機を自動的に再始動することができる。
次に、本発明の第二の実施形態の原動機停止システム61について説明する。原動機停止システム61は、図6に示すように、コントロールバルブ11と、第1連通路12と、第1連通路12から分岐した分岐路13aと、分岐路13aに設けられた油圧を蓄圧するアキュームレータ14と、アキュームレータ14とオイルポンプ6とを連通する第2連通路13bと、逆流防止弁15と、第1連通路開閉弁16と、分岐路開閉弁17とを備え、原動機2通常運転時は、第1連通路開閉弁16を開状態とし且つ分岐路開閉弁17を閉状態とする一方、原動機停止条件では、第1連通路開閉弁16を閉状態とし且つ分岐路開閉弁17を開状態とするように構成されている。
本実施形態によれば、原動機2の通常運転時は、発進クラッチ4とコントロールバルブ11とを連通する第1連通路12が第1連通路開閉弁16によって開状態とされるので、原動機2により駆動されるオイルポンプ6からの油圧を用いて複数の摩擦要素を係合又は解放させて自動変速機5の変速が行われる。また、第1連通路12から分岐した分岐路13aが分岐路開閉弁17によって閉状態とされるので、発進クラッチ4とアキュームレータ14との間が遮断され、オイルポンプ6から第2連通路13bを介してアキュームレータ14に圧油が充填される。一方、原動機停止条件において原動機制御装置3によって原動機2が停止されてオイルポンプ6の駆動が停止された状態では、第1連通路12が第1連通路開閉弁16によって閉状態とされ且つ分岐路13aが分岐路開閉弁17によって開状態とされるので、第2連通路13b内に設けられた逆流防止弁15によってアキュームレータ14からオイルポンプ6への圧油の流れが阻止されつつ、アキュームレータ14に充填された圧油が分岐路13aを介して発進クラッチ4へ確実に供給される。よって、前記第一の実施形態と同様に、再始動前の原動機2停止時に発進クラッチ4への圧油の充填を、特別な電動ポンプ等を用いることなく、簡単且つ安価な構成で確実に行うことができ、発進時の発進クラッチ4結合に伴うショックを確実に防止することができる。
次に、第三の実施形態の原動機停止システム62について説明する。原動機停止システム62では、図7に示すように、第一の実施形態の原動機停止システム1の構成に加えて、バイパス路13内であり且つアキュームレータ14と発進クラッチ4との間に設けられて、アキュームレータ14からの油圧を一定値に減圧する減圧手段としての減圧弁21を更に備えている。本実施形態によれば、減圧弁21によって、アキュームレータ14からの油圧が一定値に減圧されるので、発進クラッチ4への圧油供給時間をより長くすることができる。
ここで、図8(a)は、第一の実施形態における摩擦要素(発進クラッチ4)の油圧変化を示すグラフであり、(b)は第三の実施形態における摩擦要素(発進クラッチ4)の油圧変化を示すグラフである。第一の実施形態の原動機停止システム1では、図8(a)に示すように、原動機2停止開始からアキュームレータ14の出力油圧が低下し、時間t1が経過すると、発進クラッチ4のピストンストローク終了荷重に相当する油圧(摩擦要素の棚圧)以下となって発進クラッチ4の圧力維持が限界に達するため、原動機2停止状態の解除、すなわち、再始動が行われる。
一方、第三の実施形態の原動機停止システム62では、図8(b)に示すように、原動機2停止開始からアキュームレータ14の出力油圧が低下するが、減圧弁21によって一定値に減圧されるため、時間t1よりも長い時間t1’経過後に、発進クラッチ4のピストンストローク終了荷重に相当する油圧(摩擦要素の棚圧)以下となる。よって、第三の実施形態によれば、発進クラッチ4への圧油供給時間が第一の実施形態よりも長くなり、原動機2の停止開始から停止解除して再始動するまでの時間が延長される。
次に、前記第三の実施形態の変形例について説明する。前記第三の実施形態では、連通路開閉弁16とバイパス路開閉弁17とを別個の開閉弁により構成したが、変形例の原動機停止システム63では、図9に示すように、連通路開閉弁16とバイパス路開閉弁17とが共通の開閉弁で構成されている。本変形例によれば、弁体の使用個数を減らすことによって、原動機停止システム1をより簡単且つ安価な構成とすることができる。
次に、本発明の第四の実施形態の原動機停止システム64について説明する。本実施形態の原動機停止システム64では、図10に示すように、第三の実施形態の原動機停止システム62の構成において、バイパス路開閉弁17を省略し、減圧弁21によってバイパス路13の開閉とアキュームレータ14の出力油圧の減圧とを行う構成としたものである。
より詳細には、減圧弁21は、減圧圧力設定値を決定する弾性手段(スプリング)21aと、弾性手段21aと対向する方向に出力圧の帰還圧力を受圧する第1受圧面21bと、弾性手段21と対向する方向に圧力を受圧する第2受圧面21cとを有し、原動機2通常運転時には出力圧を発生する一方、原動機2停止状態では出力圧を低下させる電磁弁19の出力圧を第2受圧面21cに導入するように構成されている。
本実施形態の原動機停止システム64によれば、原動機2通常運転時には電磁弁19が出力圧を発生して第2受圧面21cに導入され、弾性手段21aと対向する方向に圧力を受圧してアキュームレータ14と発進クラッチ4との間が遮断されるので、コントロールバルブ11からバイパス路13を介してアキュームレータ14に圧油が充填される。一方、原動機2停止状態では、電磁弁19が出力圧を低下させると、弾性手段21aと対向する方向に第1受圧面21bが出力圧の帰還圧力を受圧することにより、アキュームレータ14からの圧油が減圧圧力設定値に減圧されて発進クラッチ4へ長時間に亘り確実に供給される。
次に、本発明の第五の実施形態の原動機停止システム65について説明する。本実施形態の原動機停止システム65は、前記第四の実施形態の原動機停止システム64の構成に代えて、図11に示すように、バイパス路13をオイルポンプ6に連通させ、アキュームレータ14への圧力供給がオイルポンプ6から行われる構成としたものである。本実施形態によれば、オイルポンプ6から圧力供給されてアキュームレータ14に充填された圧油が、原動機停止条件において、バイパス路13内におけるアキュームレータ14と発進クラッチ4との間に設けられた減圧弁21によって一定値に減圧されて発進クラッチ4へ長時間に亘り確実に供給される。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことが可能である。
本発明は、自動変速機を備えた車両に用いられる原動機停止システムに適用可能である。
本発明の第一の実施形態である原動機停止システムを示す全体構成図である。 第一の実施形態の第一の変形例を示す全体構成図である。 第一の実施形態の第二の変形例を示す全体構成図である。 第一の実施形態の第三の変形例を示す全体構成図である。 第一の実施形態の第四の変形例を示す全体構成図である。 第二の実施形態である原動機停止システムを示す全体構成図である。 第三の実施形態である原動機停止システムを示す全体構成図である。 (a)は第一の実施形態における摩擦要素(発進クラッチ)の油圧変化を示すグラフであり、(b)は第三の実施形態における摩擦要素(発進クラッチ)の油圧変化を示すグラフである。 第三の実施形態の変形例を示す全体構成図である。 第四の実施形態である原動機停止システムを示す全体構成図である。 第五の実施形態である原動機停止システムを示す全体構成図である。 第一の従来例の原動機停止システムを示す全体構成図である。 第二の従来例の原動機停止システムを示す全体構成図である。
符号の説明
1 原動機停止システム(第一の実施形態)
2 原動機
3 原動機制御装置
4 発進クラッチ(摩擦要素)
5 自動変速機
6 オイルポンプ(油圧供給源)
10 油圧制御装置
11 コントロールバルブ(油圧制御手段)
12 連通路,第1連通路
13 バイパス路
13a 分岐路
13b 第2連通路
14 アキュームレータ(蓄圧手段)
15 逆流防止弁
16 連通路開閉弁(連通路開閉手段),第1連通路開閉弁(第1連通路開閉手段)
17 バイパス路開閉弁(バイパス路開閉手段),分岐路開閉弁(分岐路開閉手段)
19 電磁弁(電磁油圧出力手段)
20 圧力検出部(圧力検出手段)
21 減圧弁(減圧手段)
51 原動機停止システム(第一の実施形態の第一の変形例)
52 原動機停止システム(第一の実施形態の第二の変形例)
53 原動機停止システム(第一の実施形態の第三の変形例)
54 原動機停止システム(第一の実施形態の第四の変形例)
61 原動機停止システム(第二の実施形態)
62 原動機停止システム(第三の実施形態)
63 原動機停止システム(第三の実施形態の変形例)
64 原動機停止システム(第四の実施形態)
65 原動機停止システム(第五の実施形態)

Claims (13)

  1. 予め定められた原動機停止条件で原動機を停止する原動機制御装置と、原動機により駆動される油圧供給源からの油圧を用いて複数の摩擦要素を係合又は解放させて変速を行う自動変速機とを有する原動機停止システムであって、
    前記摩擦要素に連通されて前記摩擦要素の油圧を制御する油圧制御手段と、
    前記摩擦要素と前記油圧制御手段とを連通する連通路と、
    前記連通路と並列に設けられたバイパス路と、
    前記バイパス路に設けられて油圧を蓄圧する蓄圧手段と、
    前記バイパス路内であり且つ前記蓄圧手段と前記油圧制御手段との間に設けられて前記蓄圧手段から前記油圧制御手段への圧油の流れを阻止する逆流防止弁と、
    前記連通路内に設けられて前記連通路を開閉する連通路開閉手段と、
    前記バイパス路内であり且つ前記蓄圧手段と前記摩擦要素との間に設けられて前記バイパス路を開閉するバイパス路開閉手段と
    を備え、
    原動機通常運転時は、前記連通路開閉手段を開状態とし且つ前記バイパス路開閉手段を閉状態とする一方、前記原動機停止条件では、前記連通路開閉手段を閉状態とし且つ前記バイパス路開閉手段を開状態とするように構成されたことを特徴とする原動機停止システム。
  2. 前記連通路開閉手段と前記バイパス路開閉手段とを共通の弁体によって構成したことを特徴とする請求項1に記載の原動機停止システム。
  3. 前記油圧供給源からのライン圧の低下に応じて、前記連通路開閉手段を閉状態に、前記バイパス路開閉手段を開状態にそれぞれ切り換えるように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の原動機停止システム。
  4. 前記バイパス路内であり且つ前記蓄圧手段と前記摩擦要素との間に設けられて、前記蓄圧手段からの油圧を一定値に減圧する減圧手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の原動機停止システム。
  5. 予め定められた原動機停止条件で原動機を停止する原動機制御装置と、原動機により駆動される油圧供給源からの油圧を用いて複数の摩擦要素を係合又は解放させて変速を行う自動変速機とを有する原動機停止システムであって、
    前記摩擦要素に連通されて前記摩擦要素の油圧を制御する油圧制御手段と、
    前記摩擦要素と前記油圧制御手段とを連通する第1連通路と、
    前記第1連通路から分岐した分岐路と、
    前記分岐路に設けられて油圧を蓄圧する蓄圧手段と、
    前記蓄圧手段と前記油圧供給源とを連通する第2連通路と、
    前記第2連通路内に設けられて前記蓄圧手段から前記油圧供給源への圧油の流れを阻止する逆流防止弁と、
    前記第1連通路内に設けられて前記第1連通路を開閉する第1連通路開閉手段と、
    前記分岐路内に設けられて前記分岐路を開閉する分岐路開閉手段と
    を備え、
    原動機通常運転時は、前記第1連通路開閉手段を開状態とし且つ前記分岐路開閉手段を閉状態とする一方、前記原動機停止条件では、前記第1連通路開閉手段を閉状態とし且つ前記分岐路開閉手段を開状態とするように構成されたことを特徴とする原動機停止システム。
  6. 前記第1連通路開閉手段と前記分岐路開閉手段とを共通の弁体によって構成したことを特徴とする請求項5に記載の原動機停止システム。
  7. 前記油圧供給源からのライン圧の低下に応じて、前記第1連通路開閉手段を閉状態に、前記分岐路開閉手段を開状態にそれぞれ切り換えるように構成したことを特徴とする請求項5又は6に記載の原動機停止システム。
  8. 前記分岐路内であり且つ前記蓄圧手段と前記摩擦要素との間に設けられて、前記蓄圧手段からの油圧を一定値に減圧する減圧手段を更に備えたことを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の原動機停止システム。
  9. 予め定められた原動機停止条件で原動機を停止する原動機制御装置と、原動機により駆動される油圧供給源からの油圧を用いて複数の摩擦要素を係合又は解放させて変速を行う自動変速機とを有する原動機停止システムであって、
    前記摩擦要素に連通されて前記摩擦要素の油圧を制御する油圧制御手段と、
    前記摩擦要素と前記油圧制御手段とを連通する連通路と、
    前記連通路と並列に設けられたバイパス路と、
    前記バイパス路に設けられて油圧を蓄圧する蓄圧手段と、
    前記バイパス路内であり且つ前記蓄圧手段と前記油圧制御手段との間に設けられて前記蓄圧手段から前記油圧制御手段への圧油の流れを阻止する逆流防止弁と、
    前記バイパス路内における前記蓄圧手段と前記摩擦要素との間に設けられて、前記蓄圧手段からの油圧を一定値に減圧する減圧手段と
    を備えたことを特徴とする原動機停止システム。
  10. 前記減圧手段における減圧圧力設定値は、前記摩擦要素のピストンストローク終了荷重に相当する油圧よりもやや高いことを特徴とする請求項4又は8又は9に記載の原動機停止システム。
  11. 原動機通常運転時には出力圧を発生する一方、原動機停止状態では出力圧を低下させる電磁油圧出力手段を備え、
    前記減圧手段は、減圧圧力設定値を決定する弾性手段と、前記弾性手段と対向する方向に出力圧の帰還圧力を受圧する第1受圧面と、前記弾性手段と対向する方向に圧力を受圧する第2受圧面とを有し、
    前記電磁油圧出力手段の出力圧を前記第2受圧面に導入するように構成されたことを特徴とする請求項4又は8乃至10のいずれかに記載の原動機停止システム。
  12. 前記バイパス路は、前記油圧制御手段に代えて前記油圧供給源に連通され、
    前記蓄圧手段への圧力供給が前記油圧供給源から行われることを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載の原動機停止システム。
  13. 前記摩擦要素の油圧を検出する圧力検出手段を備え、
    前記原動機停止条件において前記圧力検出手段による検出圧力が前記摩擦要素のピストンストローク終了荷重に相当する油圧以下になった場合に、原動機停止状態を解除するように構成されたことを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の原動機停止システム。
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