JP4758772B2 - 成形用金型および成形方法 - Google Patents

成形用金型および成形方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4758772B2
JP4758772B2 JP2006011519A JP2006011519A JP4758772B2 JP 4758772 B2 JP4758772 B2 JP 4758772B2 JP 2006011519 A JP2006011519 A JP 2006011519A JP 2006011519 A JP2006011519 A JP 2006011519A JP 4758772 B2 JP4758772 B2 JP 4758772B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
peripheral surface
positioning member
recess
die
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006011519A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007190824A (ja
Inventor
範子 榮羽
清一 渡辺
靖人 平木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2006011519A priority Critical patent/JP4758772B2/ja
Priority to US11/650,960 priority patent/US7594808B2/en
Priority to CN2007100020927A priority patent/CN101003160B/zh
Publication of JP2007190824A publication Critical patent/JP2007190824A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4758772B2 publication Critical patent/JP4758772B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/32Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C43/36Moulds for making articles of definite length, i.e. discrete articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/32Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C43/36Moulds for making articles of definite length, i.e. discrete articles
    • B29C43/361Moulds for making articles of definite length, i.e. discrete articles with pressing members independently movable of the parts for opening or closing the mould, e.g. movable pistons
    • B29C2043/3615Forming elements, e.g. mandrels or rams or stampers or pistons or plungers or punching devices
    • B29C2043/3618Forming elements, e.g. mandrels or rams or stampers or pistons or plungers or punching devices plurality of counteracting elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/32Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C43/58Measuring, controlling or regulating
    • B29C2043/5833Measuring, controlling or regulating movement of moulds or mould parts, e.g. opening or closing, actuating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/30Mounting, exchanging or centering
    • B29C33/303Mounting, exchanging or centering centering mould parts or halves, e.g. during mounting
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2011/00Optical elements, e.g. lenses, prisms
    • B29L2011/0016Lenses
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S425/00Plastic article or earthenware shaping or treating: apparatus
    • Y10S425/808Lens mold

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、型閉により形成されたキャビティ内で製品を成形するための成形用金型およびその成形用金型を用いた成形方法に関する。
デジタルカメラや望遠レンズ、或いは携帯電話用の高解像度小型撮影レンズなどの光学部品では、対向する二つの光学面の中心位置の偏心量(以下、「面間偏心」という。)、厚み、光学面形状の三つの精度を高くすることが要求されている。このうち、光学面形状の精度に関しては、金型の加工精度の向上に伴ってほぼ解決されており、面間偏心および厚みの精度を高めることが望まれている。
そして、光学部品を精度良く製造することができる成形用金型としては、例えば、図8(a)および(b)に示すように、型閉により第1の金型600と第2の金型700の間にキャビティCを形成し、このキャビティCで製品を射出成形する成形用金型500が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この第1の金型600は、キャビティ面610aを有する入れ子610と、入れ子610を外側から保持するとともに、第2の金型700側の下端面622に凹型テーパ部621を有する本体部材620と、から構成されている。
また、第2の金型700は、キャビティ面710aを有する入れ子710と、入れ子710を外側から保持するとともに、第1の金型600側の上端面722に凸型テーパ部721を有する本体部材720と、から構成されている。
この成形用金型500では、凹型テーパ部621と凸型テーパ部721の嵌合によって、第1の金型600の入れ子610と第2の金型700の入れ子710の心合わせを行うように構成されている。
特開2003−231159号公報(段落0021−0022、図1)
前記した従来の成形用金型500では、図8(a)に示すように、型閉時に第1の金型600の下端面622と第2の金型700の上端面722との間に隙間S1が形成されていると、製品の厚み精度が低下してしまう。さらに、その隙間S1が大きい場合には、キャビティC内に供給された材料が隙間S1から流出し、成形後の製品にバリが生じてしまう。そのため、図8(b)に示すように、型閉時に第1の金型600の下端面622と第2の金型700の上端面722との間に隙間が生じないように設計されている。
しかしながら、第1の金型600の下端面622と、第2の金型700の上端面722とが接するように加工した場合には、加工時の寸法公差の影響により、凹型テーパ部621と凸型テーパ部721の傾斜面の傾きを完全に一致させることが困難となる。そのため、型閉時に凹型テーパ部621の傾斜面と凸型テーパ部721の傾斜面との間に横方向の隙間S2が生じてしまうことになり、第1の金型600と第2の金型700が正確に心合わせされないため、製品の面間偏心精度が低下してしまう。
このように、従来の成形用金型500では、製品の厚み精度および面間偏心精度の両方を高めることが困難であり、製品の成形精度が低下してしまうという問題がある。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、製品の厚み精度および面間偏心精度の両方を高めることができる成形用金型および成形方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、型閉により形成されたキャビティ内で製品を成形するための成形用金型であって、底部にキャビティ面を有する凹部が形成された第1の金型と、先端にキャビティ面を有する挿入部が形成された第2の金型と、型閉時に凹部の内周面と挿入部の外周面との間に形成された隙間内に配置される複数の位置決め部材と、を備え、型閉後に、各位置決め部材を隙間内で移動させて、各位置決め部材を凹部の内周面および挿入部の外周面の少なくとも三方向に当接させることにより、第1の金型と第2の金型の心合わせが行われるように構成されていることを特徴としている。
このように、型閉時に第1の金型および第2の金型の側周面の少なくとも三方向に当接する複数の位置決め部材によって、第1の金型と第2の金型の心合わせを行うことにより、従来のように、第1の金型と第2の金型の嵌合部位によって、第1の金型と第2の金型の心合わせが行われないため、第1の金型および第2の金型の嵌合部位の寸法公差に影響されることなく、第1の金型と第2の金型の心合わせを正確に行うことができる。したがって、第1の金型と第2の金型との間に型開閉方向の隙間を形成することなく、第1の金型と第2の金型を閉じるように構成して、製品の厚さ精度を高めるとともに、第1の金型と第2の金型の心合わせを正確に行うことができるため、製品の厚み精度および面間偏心精度の両方を高めることができる。
また、第1の金型および第2の金型に、凹型テーパ部と凸型テーパ部等の嵌合部位を高精度に加工する必要がなくなり、第1の金型および第2の金型の加工が容易になるため、成形用金型の製作コストを低減することができる。
また、従来の成形用金型のように、金型に形成された嵌合部位によって、第1の金型と第2の金型の心合わせを、金型が閉じる途中に行った場合には、第1の金型と第2の金型の嵌合部位が摺動することになり、この摺動により嵌合部位が磨耗することによって、成形用金型の耐用期間が低下するとともに、第1の金型と第2の金型の心合わせの精度が低下してしまう。これに対して、本願発明では、型閉後に、第1の金型および第2の金型の側周面に各位置決め部材が当接して、第1の金型と第2の金型の心合わせが行われるように構成されているため、位置決め部材と第1の金型および第2の金型の側周面との摺動を防ぐことができ、成形用金型の耐用期間を向上させることができるとともに、第1の金型と第2の金型の心合わせの精度を高めることができる。
また、位置決め部材を移動させる機構としては、例えば、各種直動シリンダ(エアシリンダ、油圧シリンダ、ソレノイドコイル等)、圧電素子、ばね部材等の各種アクチュエータによって位置決め部材を移動させる構成がある。また、形状記憶合金の復元力によって位置決め部材を押し出す構成、エア等の流体の注入による中空部材の膨張力によって位置決め部材を押し出す構成など、位置決め部材を移動させる機構は限定されるものではない。
また、位置決め部材を筒状に形成し、凹部の内周面と挿入部の外周面との間に形成された隙間内で位置決め部材を移動させて、位置決め部材を凹部の内周面および挿入部の外周面の少なくとも三方向に当接させることにより、第1の金型と第2の金型の心合わせが行われるように構成してもよい。
また、型閉後に、各位置決め部材が凹部の内周面と挿入部の外周面とに当接して、第1の金型と第2の金型の心合わせが行われるように構成されており、各位置決め部材は、凹部と挿入部との間に形成された均一な幅の隙間に挿入されることになる。そのため、凹部と挿入部との間に挿入される各位置決め部材は同一形状となり、複数の位置決め部材を容易に製造することができるとともに、各位置決め部材が凹部の内周面と挿入部の外周面とに対して均一に押し当てられることになり、第1の金型と第2の金型の心合わせの精度を高めることができる。
前記した成形用金型において、凹部の内周面には、凹部の開口側から底部に向かうに従って内方に突出した傾斜面を形成し、位置決め部材を凹部の開口側から底部に向けて移動させ、傾斜面上をスライドさせることで、位置決め部材を挿入部の外周面に向けて移動させるように構成したり、挿入部の外周面には、基部側から先端面に向かうに従って外方に突出した傾斜面を形成し、位置決め部材を凹部の開口側から底部に向けて移動させ、傾斜面上をスライドさせることで、位置決め部材を凹部の内周面に向けて移動させるように構成したりすることができる。
この構成では、型閉方向に力が付与された位置決め部材を、凹部と挿入部との間にスムーズに進入させることができる。
なお、凹部の内周面や挿入部の外周面に形成される傾斜面としては、例えば、凹部の内周面や挿入部の外周面の全周を傾斜させて逆円錐面や円錐面、或いは複数の平面状態の傾斜面を連続させて形成する構成や、凹部の内周面や挿入部の外周面の一部に平面状の傾斜面や円錐面の一部を形成する構成など限定されるものではない。
前記した成形用金型を用いた成形方法であって、位置決め部材によって、第1の金型と第2の金型の心合わせを行った後に、第1の金型と第2の金型に型締め力を付与するように構成されていることを特徴としている。
この構成によれば、型閉後に、第1の金型と第2の金型とが移動可能な状態で、第1の金型と第2の金型の心合わせを行った後に、第1の金型と第2の金型に型締め力を付与して、第1の金型と第2の金型とを圧接させることができる。
本発明によれば、従来のように、第1の金型と第2の金型の嵌合部位によって、第1の金型と第2の金型の心合わせが行われないため、第1の金型および第2の金型の嵌合部位の寸法公差に影響されることなく、第1の金型と第2の金型の心合わせを正確に行うことができる。したがって、第1の金型と第2の金型との間に、型開閉方向の隙間を形成することなく、第1の金型と第2の金型を閉じるように構成して、製品の厚み精度を高めるとともに、第1の金型と第2の金型の心合わせを正確に行うことができるため、製品の厚み精度および面間偏心精度の両方を高めることができる。
また、第1の金型および第2の金型に、凹型テーパ部と凸型テーパ部等の嵌合部位を高精度に加工する必要がなくなり、第1の金型および第2の金型の加工が容易になるため、成形用金型の製作コストを低減することができる。
さらに、従来の成形用金型のように、金型が閉じる途中に、金型に形成された嵌合部位によって、第1の金型と第2の金型の心合わせが行われるのではなく、型閉後に、第1の金型と第2の金型の心合わせが行われるように構成されているため、位置決め部材と第1の金型および第2の金型の側周面との摺動を防ぐことができ、成形用金型の耐用期間を向上させることができるとともに、第1の金型と第2の金型の心合わせの精度を高めることができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、各実施形態の説明において、同一の構成要素に関しては同一の符号を付し、重複した説明は省略するものとする。
また、本実施形態では、本発明をプラスチック光学レンズ(以下、単に「レンズ」という。)の製造に適用した場合について説明する。
[第1実施形態]
はじめに、第1実施形態の成形用金型および成形方法について説明する。
参照する図面において、図1は、第1実施形態の成形用金型を示した図で、(a)は心合わせを行う前の成形用金型の平面図、(b)は図1(a)のA−A断面図である。図2は、第1実施形態の成形用金型を示した図で、(a)は心合わせを行った後の成形用金型の平面図、(b)は図2(a)のB−B断面図である。
第1実施形態の成形用金型1は、図1(a)および(b)に示すように、型閉により第1の金型100と第2の金型200との間にキャビティCを形成し、このキャビティCでレンズ(特許請求の範囲における「製品」)を成形するものである。本実施形態では、第1の金型100に対して第2の金型200が鉛直方向(図1(b)の上下方向)に移動することにより、第1の金型100と第2の金型200が開閉自在となっている。また、成形用金型1は、第1の金型100と第2の金型200の心合わせを行うための位置決め部材310を備えている。
第1の金型100は、図1(a)および(b)に示すように、円柱状に形成された金属製の部材であり、その下端面101には、上方に向かって窪んでいる凹部110が形成されている。この凹部110の頂面111の中心には、キャビティ面Caが形成されており、キャビティ面Caが第1の金型100の下端面101に露出するように構成されている。
また、凹部110の内周面112は、円錐面を構成する傾斜面となっており、この内周面112は、第1の金型100と第2の金型200の心合わせを行うときの一方の基準部となっている。第1実施形態では、凹部110の内周面112の全周を基準部としているが、内周面112において、後記する位置決め部材310が当接する部位に基準部が形成されていればよい。
なお、凹部110の円周の中心とキャビティC内で成形されたレンズの中心とは一致している。
また、第1の金型100には、図示しない成形機のノズルからキャビティCまで溶融したプラスチック材料を供給するためのランナー、スプルー、ゲート等が設けられているが、本実施形態では図示を省略している。
第2の金型200は、円柱状に形成された金属製の部材であり、図1(b)に示すように、第2の金型200の上部は、型閉時に、第1の金型100の凹部110に挿入される挿入部210となっている。この挿入部210の上端面211の中心にはキャビティ面Cbが形成されている。
この挿入部210は、全体が同じ太さに形成されており、凹部110内に遊嵌するように構成されている。すなわち、型閉時には、凹部110の内周面112と挿入部210の外周面212との間に隙間が形成されることになる。
また、挿入部210の外周面212は、第1の金型100と第2の金型200の心合わせを行うときの他方の基準部となっている。第1実施形態では、挿入部210の外周面212の全周を基準部としているが、外周面212において、後記する位置決め部材310が当接する部位に基準部が形成されていればよい。
また、第2の金型200には、キャビティC内でレンズを成形し、第1の金型100と第2の金型200の型開き後に、キャビティ面Cbからレンズを離型させるための突き出し機構が設けられている。この突き出し機構は各種公知の構成を用いることができ、本実施形態では図示を省略している。
位置決め部材310は、第1の金型100と第2の金型200の心合わせを行うための部材である(図2(a)参照)。
この位置決め部材310は、図1(a)および(b)に示すように、型閉時に凹部110の内周面112(一方の基準部)と、挿入部210の外周面212(他方の基準部)に当接する略台形状に形成された金属製の部材である。位置決め部材310は、凹部110の内周面112に沿って120°間隔で三体が配置されており、凹部110の内周面112および挿入部210の外周面212の三方向に当接するように構成されている。
また、位置決め部材310において、成形用金型1の内側に面している内側面311は、図2(a)および(b)に示すように、型開閉方向に平行した平面に形成されている。この内側面311は、挿入部210の外周面212(他方の基準部)に対して、型開閉方向に平行して線状に密着するように構成されている。なお、内側面311と外周面212とが型開閉方向に平行して面状に密着するように、内側面311を円弧状の曲面に形成してもよい。
一方、位置決め部材310において、成形用金型1の外側の面している外側面312は、位置決め部材310が第1の金型100と第2の金型200の心合わせを行った状態で、外側面312が凹部110の内周面112に密着するように(図2(b)の状態)、傾斜面が形成されている。なお、外側面312と内周面112とが線状に密着するように、外側面312の曲率を設定してもよい。
また、第1実施形態では、第1の金型100の凹部110と、第2の金型200の挿入部210との隙間に挿入される各位置決め部材310・・・は同一形状となっており、また、凹部110と挿入部210との隙間は均一であるため、各位置決め部材310・・・が凹部110と挿入部210の隙間に挿入されることにより、凹部110と挿入部210とは同心位置に位置決めされることになる。
さらに、各位置決め部材310・・・は、第2の金型200内に設けられた駆動手段310aによって、型開閉方向に平行した力が付与されることにより、型開閉方向に移動するように構成されている。
なお、各位置決め部材310・・・を移動させるための駆動手段310aは限定されるものではなく、各種公知の技術を用いることができ、第1実施形態では、第1の金型100と第2の金型200の型閉後に、各位置決め部材310・・・をエアシリンダ等のアクチュエータによって移動させるように構成されている。
なお、凹部110と挿入部210との間に挿入された各位置決め部材310・・・によって、凹部110と挿入部210とを同心位置に位置決めするためには、各位置決め部材310・・・が同じタイミングで凹部110と挿入部210との間に挿入される必要がある。
そして、第1実施形態の成形用金型1を用いた成形方法では、型閉時に凹部110に挿入部210が挿入された状態で、駆動手段310aによって各位置決め部材310・・・を上方に向かって引っ張ることにより、各位置決め部材310・・・は、凹部110の内周面112に沿ってスライドして、挿入部210の外周面212に向かって移動することになる。
このとき、第1の金型100と第2の金型200の軸心がずれている場合には、一体または二体の位置決め部材310の外側面312が凹部110の内周面112に押し当てられるとともに、その内側面311が挿入部210の外周面212に押し当てられることになる。
これにより、第1の金型100または第2の金型200は、一体または二体の位置決め部材310に押し込まれて横方向に移動し、凹部110の内周面112および挿入部210の外周面212の三方向に各位置決め部材310・・・が当接して、第1の金型100と第2の金型200の軸心が一致した状態で位置決めされて、第1の金型100と第2の金型200の心合わせが行われる。
ここで、凹部110の頂面111と挿入部210の上端面211とは、僅かに隙間を空けた状態で突き合わされているため、第1の金型100と第2の金型200との心合わせが行われるときに、凹部110の頂面111と挿入部210の上端面211とが擦れ合って損傷することがない。なお、プラスチック光学レンズを成形するための材料となるポリカーボネート、ポリエステル、アクリル等のプラスチック材料は粘性が高いため、キャビティC内に供給されたプラスチック材料が凹部110の頂面111と挿入部210の上端面211との隙間から流出することはない。
そして、第1の金型100と第2の金型200の心合わせが行われた後に、第1の金型と第2の金型に型締め力を付与する。このように、第1の金型100と第2の金型200との間に僅かな隙間があり、第1の金型100と第2の金型200とが移動可能な状態で、第1の金型100と第2の金型200の心合わせを行った後に、第1の金型100と第2の金型200に型締め力を付与して、第1の金型100と第2の金型200とを圧接している。
以上のように構成された第1実施形態の成形用金型1および成形方法では、次のような作用効果を奏する。
第1実施形態の成形用金型1および成形方法によれば、図2(a)および(b)に示すように、型閉時に、第1の金型100の凹部110の内周面112(一方の基準部)および第2の金型200の挿入部210の外周面212(他方の基準部)の三方向に当接する各位置決め部材310・・・によって、第1の金型100と第2の金型200の心合わせが行われている。したがって、従来の成形用金型(図8参照)のように、第1の金型100と第2の金型200の嵌合部位によって、第1の金型100と第2の金型200の心合わせが行われないため、第1の金型100および第2の金型200の嵌合部位の寸法公差に影響されることなく、第1の金型100と第2の金型200の心合わせを正確に行うことができる。
このように、第1実施形態の成形用金型1および成形方法では、第1の金型100と第2の金型200との間に、型開閉方向の隙間を形成することなく閉じるように構成して、レンズの厚み精度を高めるとともに、第1の金型100と第2の金型200の心合わせを正確に行うことができるため、レンズの厚み精度および面間偏心精度の両方を高めることができる。
また、従来の成形用金型(図8参照)のように、第1の金型100および第2の金型200に、凹型テーパ部と凸型テーパ部等の嵌合部位を高精度に加工する必要がなくなり、第1の金型100および第2の金型200の加工が容易になるため、成形用金型1の製作コストを低減することができる。
さらに、従来の成形用金型(図8参照)のように、金型に形成された嵌合部位などによって、第1の金型と第2の金型の心合わせが、金型が閉じる途中に行われるのではなく、型閉後に、第1の金型100と第2の金型200の心合わせが行われるように構成されているため、位置決め部材310と第1の金型100および第2の金型200との摺動を防ぐことができ、成形用金型1の耐用期間を向上させることができるとともに、第1の金型100と第2の金型200の心合わせの精度を高めることができる。
また、各位置決め部材310・・・に対して、型開閉方向に平行した力を付与することにより、各位置決め部材310・・・を移動させているため、成形用金型1の横幅を小さくすることができる。これは、成形用金型1を複数並べて配置する場合に有効であり、所定領域内に並べることが可能な成形用金型1の個数を増やすことができる。
以上、本発明の第1実施形態について図面を参照して詳細に説明したが、本発明は前記した第1実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、第1実施形態では、レンズを製造するための金型に本発明を適用した例について説明したが、これに限られるものではなく、例えばレンズを保持するための鏡枠を製造するための金型に適用してもよい。
また、第1実施形態では、図1(a)に示すように、三体の位置決め部材310・・・を凹部110の内周面112および挿入部210の外周面212の三方向に当接させて、第1の金型100および第2の金型200の心合わせを行っているが、凹部110の内周面112および挿入部210の外周面212の少なくとも三方向に位置決め部材310が当接していれば、第1の金型100と第2の金型200の心合わせを行うことができるため、三体以上の位置決め部材310を設けてもよい。
さらに、第1実施形態では、図1(a)に示すように、一体の位置決め部材310には、挿入部210の外周面212に当接する当接部が一箇所設けられているが、図3の平面図に示すように、二箇所の当接部321a,321aが設けられた位置決め部材320aと、一箇所の当接部321bが設けられた位置決め部材320bとを挿入部210の外周面212に当接させるように構成することもできる。
また、図4の断面図に示すように、各位置決め部材330・・・を横方向に移動可能な状態で一体の本体部331に取り付け、駆動手段330aによって本体部331を型開閉方向に移動させることにより、各位置決め部材330・・・を同期して移動させることができる。
この構成では、各位置決め部材330・・・が凹部110の内周面112と挿入部210の外周面212との間に挿入されるときに、各位置決め部材330・・・の相対的な位置にずれが生じないため、各位置決め部材330・・・が確実に正規の位置に配置されて、挿入部210の位置決めが行われることになる。したがって、第1の金型100と第2の金型200の心合わせを正確に行うことができるとともに、各位置決め部材330・・・の移動を容易に制御することができる。
また、第1実施形態では、図1(a)に示すように、各位置決め部材310・・・を三体の部材で構成しているが、位置決め部材310を一体の円筒状のパイプ部材で構成することもできる。この構成では、位置決め部材310が凹部110の内周面112に押されて弾性変形して挿入部210側に湾曲することにより、位置決め部材310が挿入部210の外周面212に当接することになる。
また、第1実施形態では、図1(b)に示すように、駆動手段310aとして、エアシリンダ等のアクチュエータ(図示せず)を用いているが、これに限定されるものではなく、例えば、油圧シリンダ、ソレノイドコイル、圧電素子、ばね部材等の各種アクチュエータを用いることができる。
また、形状記憶合金の復元力によって位置決め部材310を押し出すように構成したり、中空部材にエア等の流体を注入し、その膨張力によって位置決め部材310を押し出すように構成したりすることができる。
また、第1実施形態では、図2(a)に示すように、位置決め部材310の内側面311を、型開閉方向に平行した平面に形成しているが、図5(a)の平面図に示す位置決め部材340のように、円形断面の挿入部210の外周面212に沿って、円弧状の曲面で内側面341を形成してもよい。この構成では、平面状の内側面311(図2(b)参照)と比較して接触面積が大きくなるため、位置決め部材340を挿入部210の外周面212に対して確実に押し当てることができる。なお、内側面341の曲率は、挿入部210の外周面212の曲率よりも大きいことが望ましい。このように構成した場合には、内側面341の円周方向の端部が挿入部210の外周面212に接触し難くなるとともに、内側面341が挿入部210の外周面212を押し出す方向を特定することができる。
また、図5(b)の平面図に示す位置決め部材350のように、挿入部210の外周面212の一部が入り込むように、平面視でV字形状に形成された内側面351を形成することもできる。
また、第1実施形態では、図1(b)に示すように、第1の金型100と第2の金型200が鉛直方向に型開閉するたて型の成形機に適用されているが、第1の金型100と第2の金型200が水平方向に型開閉する横型の成形機に適用することもできる。この構成では、一方(上側)の金型が重力によって他方(下側)の金型に押し付けられることがないため、型閉後に第1の金型100と第2の金型200の心合わせを行ったときの突合せ部位の磨耗を防ぐことができる。
また、第1実施形態では、図1(b)に示すように、第1の金型100に位置決め部材310の駆動手段310aを設けているが、第1の金型100に設けてもよい。
また、第1実施形態では、一体の位置決め部材310に対して一基の駆動手段310aを設けているが、複数の位置決め部材310・・・を一基の駆動手段によって移動させるように構成することができる。さらには、複数の成形用金型1を並設した場合には、各成形用金型1の位置決め部材310を、一基の駆動手段によって移動させることもできるし、異なる成形用金型に跨るように駆動手段を配置することもできる。
また、第1の金型100および第2の金型200は、円柱形状に限定されるものではなく、直方体等の各種形状によって構成することができる。
また、一体の成形用金型1の内部に複数のキャビティCが形成されるように構成することもできる。
さらに、型開後にレンズを離型させるための突き出し機構を第2の金型200に設けているが、第1の金型100に設けてもよい。
また、第1実施形態では、第2の金型200の挿入部210が一体の部材によって形成されているが、図6の断面図に示すように、レンズの光学面を成形するための中央の挿入部210aと、レンズのフランジ部を成形するための外側の挿入部210bとに分割し、円筒形状の外側の挿入部210b内に、中央の挿入部210aが嵌め込まれた構成にすることもできる。この構成では、外側の挿入部210bと、中央の挿入部210aとの間に、同径の球状体210c・・・およびその球状体210c・・・を保持するリテーナ210dを介在させて心合わせを行っている。そして、型開後には、中央の挿入部210aに対して外側の挿入部210bをスライドさせて突き出すことにより、中央の挿入部210bのキャビティ面Cbからレンズを離型させることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態の成形用金型および成形方法の構成について説明する。
図7は、第2実施形態の成形用金型を示した図で、(a)は心合わせを行う前の成形用金型の断面図、(b)は心合わせを行った後の成形用金型の断面図である。
第2実施形態の成形用金型1´は、図1(a)および(b)に示す第1実施形態の成形用金型1と略同様の構成であり、位置決め部材の構成が異なっている。
第2実施形態の成形用金型1´では、図7(a)に示すように、第1の金型100´の凹部120の内周面122(一方の基準部)が円筒状の面となっている。また、第2の金型200´の挿入部220の上端部には、拡径された拡径部221が形成されており、この拡径部221の外周面222の下部には、逆円錐面を構成する傾斜面222a(他方の基準部)が形成されている。
第2実施形態の位置決め部材360・・・では、成形用金型1´の内側に面している内側面361に、挿入部220の外周面222に形成された傾斜面222aに対応した傾斜面361aが形成されており、各位置決め部材360・・・は、挿入部220の外周面222に形成された傾斜面222a上を上下方向にスライド可能となっている。一方、位置決め部材360において、成形用金型1´の外側に面している外側面362は、凹部120の内周面122に対応した鉛直面となっている。
そして、図7(b)に示すように、型閉後に、凹部120に挿入部220が挿入された状態で、第2の金型200´側の駆動手段363によって、各位置決め部材360・・・を型閉方向(上方)に押し出して移動させることにより、各位置決め部材360・・・は、挿入部220の外周面222に形成された傾斜面222aに沿ってスライドして、凹部120の内周面122に向かって移動することになる。
これにより、第1の金型100´と第2の金型200´の軸心位置がずれている場合には、一体または二体の位置決め部材360の外側面362が凹部120の内周面122に押し当てられるとともに、その内側面361が挿入部220の外周面222に形成された傾斜面222aに押し当てられることにより、凹部120の内周面122および挿入部220の外周面222の三方向に各位置決め部材360・・・が当接することになる。このようにして、第1の金型100´と第2の金型200´の軸心が一致した状態で位置決めされて、第1の金型100´と第2の金型200´の心合わせが行われる。
第2実施形態の成形用金型1´および成形方法によれば、第1実施形態の成形用金型1(図2参照)および成形方法と同様に、型閉時に第1の金型100´の凹部120の内周面122(一方の基準部)および第2の金型200´の挿入部220の外周面222(他方の基準部)の三方向に当接する各位置決め部材360・・・によって、第1の金型100´と第2の金型200´の心合わせが行われているため、第1の金型100´および第2の金型200´の嵌合部位の寸法公差に影響されることなく、第1の金型100´と第2の金型200´の心合わせを正確に行うことができる。したがって、第1の金型100´と第2の金型200´との間に、型開閉方向の隙間を形成することなく閉じるように構成して、レンズの厚み精度を高めるとともに、第1の金型100´と第2の金型200´の心合わせを正確に行うことができるため、レンズの厚み精度および面間偏心精度の両方を高めることができる。
さらに、型閉後に、第1の金型100´と第2の金型200´の心合わせが行われるように構成されているため、位置決め部材360と第1の金型100´および第2の金型200´との摺動を防ぐことができ、成形用金型1´の耐用期間を向上させることができるとともに、第1の金型100´と第2の金型200´の心合わせの精度を高めることができる。
また、各位置決め部材360・・・に対して、型開閉方向に平行した力を付与することにより、各位置決め部材360・・・を移動させているため、成形用金型1の横幅を小さくすることができる。これは、成形用金型1´を複数並べて配置する場合に有効であり、所定領域内に並べることが可能な成形用金型1´の個数を増やすことができる。
以上、本発明の第2実施形態について図面を参照して詳細に説明したが、前記した第2実施形態に限定されるものではなく、第1実施形態と同様に、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、位置決め部材360を、先端が三つ以上に割れた一体の円筒状のパイプ部材によって構成することもできる。この構成では、位置決め部材360の外周を凹部120の内周よりも僅かに小さく形成することにより、位置決め部材360が凹部110と挿入部210との間に挿入可能となる。そして、位置決め部材360が挿入部220の拡径部221によって僅かに押し広げられることにより、位置決め部材360を凹部120の内周面122と挿入部220の外周面222に押し当てることができ、位置決め部材360を簡易な構成にすることができる。
第1実施形態の成形用金型を示した図で、(a)は心合わせを行う前の成形用金型の平面図、(b)は図1(a)のA−A断面図である。 第1実施形態の成形用金型を示した図で、(a)は心合わせを行った後の成形用金型の平面図、(b)は図2(a)のB−B断面図である。 第1実施形態における他の構成の成形用金型を示した図で、二体の部材によって位置決め部材を構成した場合の断面図である。 第1実施形態における他の構成の成形用金型を示した図で、各位置決め部材が本体部に取り付けられている構成の断面図である。 第1実施形態における他の構成の成形用金型を示した図で、(a)は位置決め部材の当接面を曲面に形成した構成の平面図、(b)は位置決め部材の当接面を平面視でV字形状に形成した構成の平面図である。 第1実施形態における他の構成の成形用金型を示した図で、挿入部が分割されている構成の断面図である。 第2実施形態の成形用金型を示した図で、(a)は心合わせを行う前の成形用金型の断面図、(b)は心合わせを行った後の成形用金型の断面図である。 従来の成形用金型を示した図で、(a)は各金型の間に型開閉方向の隙間が形成された状態の断面図、(b)は各金型の間に横方向の隙間が形成された状態の断面図である。
符号の説明
1 成形用金型
100 第1の金型
110 凹部
112 内周面
200 第2の金型
210 挿入部
212 外周面
310 位置決め部材
311 内側面
312 外側面
C キャビティ
Ca キャビティ面
Cb キャビティ面

Claims (5)

  1. 型閉により形成されたキャビティ内で製品を成形するための成形用金型であって、
    底部にキャビティ面を有する凹部が形成された第1の金型と、
    先端にキャビティ面を有する挿入部が形成された第2の金型と、
    型閉時に前記凹部の内周面と前記挿入部の外周面との間に形成された隙間内に配置される複数の位置決め部材と、を備え、
    型閉後に、前記各位置決め部材を前記隙間内で移動させて、前記各位置決め部材を前記凹部の内周面および前記挿入部の外周面の少なくとも三方向に当接させることにより、前記第1の金型と前記第2の金型の心合わせが行われるように構成されていることを特徴とする成形用金型。
  2. 型閉により形成されたキャビティ内で製品を成形するための成形用金型であって、
    底部にキャビティ面を有する凹部が形成された第1の金型と、
    先端にキャビティ面を有する挿入部が形成された第2の金型と、
    型閉時に前記凹部の内周面と前記挿入部の外周面との間に形成された隙間内に配置される筒状の位置決め部材と、を備え、
    型閉後に、前記位置決め部材を前記隙間内で移動させて、前記位置決め部材を前記凹部の内周面および前記挿入部の外周面の少なくとも三方向に当接させることにより、前記第1の金型と前記第2の金型の心合わせが行われるように構成されていることを特徴とする成形用金型。
  3. 前記凹部の内周面には、前記凹部の開口側から前記底部に向かうに従って内方に突出した傾斜面が形成されており、前記位置決め部材を前記凹部の開口側から前記底部に向けて移動させ、前記傾斜面上をスライドさせることで、前記位置決め部材を前記挿入部の外周面に向けて移動させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の成形用金型。
  4. 前記挿入部の外周面には、前記基部側から前記先端面に向かうに従って外方に突出した傾斜面が形成されており、前記位置決め部材を前記凹部の開口側から前記底部に向けて移動させ、前記傾斜面上をスライドさせることで、前記位置決め部材を前記凹部の内周面に向けて移動させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の成形用金型。
  5. 請求項1から請求項4に記載の成形用金型を用いた成形方法であって、前記位置決め部材によって、前記第1の金型と前記第2の金型の心合わせを行った後に、前記第1の金型と前記第2の金型に型締め力を付与するように構成されていることを特徴とする成形方法。
JP2006011519A 2006-01-19 2006-01-19 成形用金型および成形方法 Expired - Fee Related JP4758772B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006011519A JP4758772B2 (ja) 2006-01-19 2006-01-19 成形用金型および成形方法
US11/650,960 US7594808B2 (en) 2006-01-19 2007-01-09 Mold and molding method
CN2007100020927A CN101003160B (zh) 2006-01-19 2007-01-18 模具和模制方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006011519A JP4758772B2 (ja) 2006-01-19 2006-01-19 成形用金型および成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007190824A JP2007190824A (ja) 2007-08-02
JP4758772B2 true JP4758772B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=38262442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006011519A Expired - Fee Related JP4758772B2 (ja) 2006-01-19 2006-01-19 成形用金型および成形方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7594808B2 (ja)
JP (1) JP4758772B2 (ja)
CN (1) CN101003160B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007196428A (ja) * 2006-01-24 2007-08-09 Fujifilm Corp 成形用金型および成形方法
US7901196B2 (en) * 2008-03-03 2011-03-08 Asm Technology Singapore Pte Ltd Molding apparatus incorporating pressure uniformity adjustment
US20130235334A1 (en) * 2011-08-31 2013-09-12 Michael F. Widman Ophthalmic lens forming optic
CN111138074B (zh) * 2020-01-09 2021-07-30 诚瑞光学(常州)股份有限公司 玻璃产品成型模具、成型设备及加工方法
CN114951536B (zh) * 2022-05-06 2023-03-24 华中科技大学 一种小型冷锻件自动脱模装置

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3720491A (en) * 1970-07-15 1973-03-13 Burroughs Corp Apparatus for forming articles from powdered metal
JPS61242921A (ja) * 1985-04-19 1986-10-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガラスレンズ成形装置
US4778505A (en) * 1985-06-27 1988-10-18 Hoya Corporation Method of molding glass body
JPS6296329A (ja) * 1985-10-23 1987-05-02 Olympus Optical Co Ltd 光学素子の製造方法
JPS6424029A (en) * 1987-07-15 1989-01-26 Olympus Optical Co Device for forming optical element
JP2718452B2 (ja) * 1989-01-23 1998-02-25 オリンパス光学工業株式会社 ガラス光学素子の成形方法
JPH0375230A (ja) * 1989-08-18 1991-03-29 Olympus Optical Co Ltd 金型の芯出し装置
JPH0718425Y2 (ja) * 1990-04-16 1995-05-01 双葉電子工業株式会社 金型装置のガイド装置
US5110278A (en) * 1990-11-30 1992-05-05 Pilkington Visioncare, Inc. Injection molding apparatus for producing a toric lens casting mold arbor
TW325744U (en) * 1993-07-21 1998-01-21 Ciba Geigy Ag Two-sided contact lens mold
JP3501580B2 (ja) * 1995-04-20 2004-03-02 キヤノン株式会社 光学素子の成形方法及び成形装置
JPH10182173A (ja) * 1996-12-26 1998-07-07 Canon Inc ガラス成形品とガラス成形方法及びガラス成形装置
JPH10315252A (ja) * 1997-05-20 1998-12-02 Menicon Co Ltd レンズブランク成形用型及びコンタクトレンズの製造方法
JP3618983B2 (ja) * 1997-11-26 2005-02-09 キヤノン株式会社 光学素子の成形方法及びその装置
US6539750B1 (en) * 1999-04-30 2003-04-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Glass substrate forming mold and production method for glass substrate
JP2001353728A (ja) * 2000-06-15 2001-12-25 Futaba Corp 成型用金型の位置決め装置
JP3430208B2 (ja) * 2001-01-30 2003-07-28 株式会社東伸精工 プラスチック光学レンズ用射出成形金型ならびにプラスチック光学レンズの製造方法
JP2004196651A (ja) * 2002-12-04 2004-07-15 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 記憶媒体用ガラス基板の製造方法および装置、記憶媒体用ガラス基板及び記憶媒体
JP4121365B2 (ja) 2002-12-18 2008-07-23 株式会社東伸精工 プラスチック光学レンズ用射出成形金型ならびにプラスチック光学レンズの製造方法
JP3485562B2 (ja) * 2002-12-18 2004-01-13 株式会社東伸精工 射出成形金型ならびに射出成形方法
JP4214800B2 (ja) * 2003-03-04 2009-01-28 日本ビクター株式会社 光学レンズの成形方法及び光学レンズ用金型
JP4488311B2 (ja) * 2004-04-01 2010-06-23 オリンパス株式会社 光学素子の成形方法及び成形装置
JP4758771B2 (ja) * 2006-01-19 2011-08-31 富士フイルム株式会社 成形用金型

Also Published As

Publication number Publication date
US20070164465A1 (en) 2007-07-19
CN101003160B (zh) 2012-07-18
CN101003160A (zh) 2007-07-25
JP2007190824A (ja) 2007-08-02
US7594808B2 (en) 2009-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101505942B (zh) 光学元件成型装置
JP4758772B2 (ja) 成形用金型および成形方法
JP4758771B2 (ja) 成形用金型
KR100844548B1 (ko) 주형 어셈블리
WO2014162770A1 (ja) モールドレンズのレンズユニット構造とモールドレンズの成形型
CN107081872B (zh) 模具用活块的固定结构及具有该固定结构的透镜成型用模具
JP5242343B2 (ja) 射出成形金型
JP2003231159A (ja) プラスチック光学レンズ用射出成形金型ならびにプラスチック光学レンズの製造方法
JP2006327005A (ja) 成形用金型および成形品の製造方法
JP4773789B2 (ja) 成形用金型及びその製造方法
JP2003175532A (ja) プラスチック光学レンズ用射出成形金型ならびにプラスチック光学レンズの製造方法
JP4495585B2 (ja) 樹脂レンズの成形型
JP2010058461A (ja) 光学部品製造装置
KR101562508B1 (ko) 코어유니트 가이드블록 어셈블리
US20180236701A1 (en) Injection-molding method for mesh filter, injection-molding mold, and mesh filter
JP2007106043A (ja) 成形用金型および成形方法
JP2007196441A (ja) 成形用金型及び成形方法
JP4590135B2 (ja) 成形用金型
JP3760464B2 (ja) 成形用金型装置
JP2007125731A (ja) 成形用金型
JP2005238790A (ja) 成形型および成形型集合体
US20060078639A1 (en) Actuator base nubbin alignment
KR101409708B1 (ko) 금형장치 및 그 작동방법
JP6314003B2 (ja) 射出成形用金型、及び成形品
JP2005104807A (ja) 光学素子の成形装置及び成形方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080708

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110408

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110603

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees