JP4488311B2 - 光学素子の成形方法及び成形装置 - Google Patents

光学素子の成形方法及び成形装置 Download PDF

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Description

本発明は、光学素子の成形方法及び成形装置に関し、特に、光学素子素材とこれを収容する一の金型の形状が、凸面又は凹面といった曲面と曲面の関係を有する場合でも、前記光学素子を前記金型の中央に正確に位置決め(センタリング)することができる光学素子の成形方法及び成形装置に関する。
従来からガラスボール状やゴブ状といった、外形が球面又は非球面等の光学素子素材が用いられているが、このような光学素子素材によって凸又は凹レンズなどを型成形する場合には、該光学素子素材が凹又は凸面からなる型面を転がってしまい、正確なセンタリングができなかった。
そこで、特開2001−10826号では、下型の型面に硝材を介してガラスボール状の光学素子素材を載置するとともに、前記硝材に除電エアを吹き付けることにより、除電とセンタリングを同時に行う光学素子の成形方法及び成形装置が提案されている。
特開2001−10826号公報(段落番号[0011]〜[0019],図1)
ところが、上述した従来の光学素子の成形方法及び成形装置では、型面が凹面の場合にはガラスボール状の光学素子素材を硝材により位置決めすることができるが、型面が凸面の場合には、ガラスボール状やゴブ状といった外形が球面又は非球面等の光学素子素材を位置決めすることができないという問題があった。
このため、型面が凸面の場合には、これにより成形される最終成形品と近似した凹面を研磨加工した高価な近似形状素材を用意しなければならず、簡単な加工でコストが安く、体積がコントロールしやすいガラスボール状やゴブ状の光学素子素材を使用することができないという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、光学素子素材とこれを収容する一の金型の形状が、凸面又は凹面といった曲面と曲面の関係を有する場合でも、前記光学素子を前記金型の中央に正確に位置決めすることができる光学素子の成形方法及び成形装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る光学素子の成形方法は、光学素子素材とこれを収容する一の金型の形状が、凸面又は凹面といった曲面と曲面の関係を有する場合の光学素子の成形方法であって、
前記一の金型内に前記光学素子素材を収容し、該光学素子素材を、少なくとも前記一の金型の型面上を進退可能な位置決め部材によって保持する位置決め工程と、
前記位置決め工程の後に、前記一の金型と対応する他の金型を型閉めし、両金型が相対接近する過程において、前記他の金型を前記位置決め部材に当接させることにより、該位置決め部材を後退させつつ、前記光学素子素材の成形を行う成形工程と、を含むようにしてある。
好ましくは、前記位置決め工程において、前記光学素子素材と前記一の金型の型面が非接触状態となるように、該光学素子素材を前記位置決め部材に保持させるようにする。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る光学素子の成形装置は、光学素子素材とこれを収容する一の金型の形状が、凸面又は凹面といった曲面と曲面の関係を有する場合に用いる光学素子の成形装置であって、前記一の金型内に収容した前記光学素子素材を保持する、少なくとも前記一の金型の型面上を進退可能な位置決め部材を備え、前記位置決め部材は、前記一の金型と対応する他の金型を型閉めし、両金型が相対接近する過程において、前記他の金型に当接されることにより後退する構成としてある。
好ましくは、前記一の金型と、該一の金型に対応する他の金型と、これら一と他の金型を相互に対向させた状態で保持する筒状のスリーブと、該スリーブの側壁から筒内に貫挿され、少なくとも前記一の金型の型面上を進退可能な前記位置決め部材とを備えた構成とする。
好ましくは、前記位置決め部材の先端にガイド傾斜面を設け、前記一の金型と、これに対応する他の金型とを相対接近させたときに、前記他の金型が前記ガイド傾斜面に当接して押し出し、前記位置決め部材を後退させる構成とする
好ましくは、前記スリーブの側壁の肉厚を、該スリーブの筒内に突出する前記位置決め部材の突出長より大きくした構成とする。
本発明に係る光学素子の成形方法及び成形装置によれば、光学素子素材と成形型の形状が曲面と曲面の関係であっても、曲面状型面に前記光学素子素材を位置決めすることができ、光学素子素材を成形品と近似形状に加工することなく、汎用のガラスボールやゴブ形状の光学素子素材をそのまま利用して凸面又は凹面を有する光学素子を型成形することができる。
以下、本発明の実施形態に係る光学素子の成形方法及び成形装置について図面を参照しつつ説明する。
まず、本発明の第1実施形態に係る光学素子の成形方法及び成形装置について、図1〜図3を参照しつつ説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る成形装置を示す分解斜視図であり、図2は本成形装置の組立状態を示す斜視図である。また、図3は本成形装置の成形時における位置決め手段の動作を示す部分拡大図である。
図1において、本実施形態に係る成形装置1は、ガラスボールである光学素子素材Mから、上面及び下面にそれぞれ球欠面を有する両凹レンズをプレス成形するためのものであり、同図の上から順に、上型(他の金型)10と、スリーブ20と、三つの位置決め部材30,30,30と、第1下型40と、第2下型50とで構成してある。以下、説明の便宜上、上型10,第1下型(一の金型)40,第2下型50,スリーブ20及び各位置決め部材30の順に各構成要素について説明する。
上型10は、成形品たる前記両凹レンズの一側球欠面を形成するためのものであり、図示しないプレス機の上部ベースによりプレス可能に構成してある。該上型10は、円板状の基板部11に、これと同心円かつ直径が二段階に小さくなる円柱状の段差部12,13
を有し、最下段の段差部13の下端面に、前記球欠面を成形するための凸状型面14が設けてある。
また、凸状型面14の外縁には、当接縁部15が形成してある。該当接縁部15は、光学素子素材Mの成形時において、各位置決め部材30を後退させる重要な働きをするが、これについては後に詳述する。
第1下型40は、成形品たる前記両凹レンズの他側球欠面を形成するためのものであり、前記上型10とセンタリングした状態で前記プレス機の下部ベースに載置又は固定してある。該第1下型40は、前記上型10の基板部11と同径の円板状の基板部41の中心に、同じく前記上型10の段差部12と同径の段差部42を形成した構成としてある。該段差部42の上面中心には、前記球欠面を形成するための凸状型面43が設けてある。
第2下型50は、前記上型10と下型40の間に配置され、成形品たる前記両凹レンズの側面を形成するためのものである。該第2下型50は、前記上型10と下型40の各段差部12,42と同じ外径の環状部材であり、その内周面には、各凸状型面14,43とほぼ同じ内径の環状型面51が設けてある。
スリーブ20は厚肉の円筒状部材であり、前記上型10と第1下型40及び第2下型50を相互に所定の配置に組み合わせた状態で保持し、成形品たる前記両凹レンズの型全体を形成するものである。すなわち、該スリーブ20の上下端面は、前記上型10及び第1下型40の各基板部11,41と同径の当接面20a,20bとなっており、また、該スリーブ20の筒内径は、前記上型10,第1下型40の各段差部12,42及び第2下型50の各外径とほぼ同じ内径となっている。
また、スリーブ20の高さ方向のほぼ中間には、ほぼ水平な断面矩形の三つの挿通孔21,21,21が形成してある。各挿通孔21は、スリーブ20の中心軸に向かって120°間隔で放射状に形成してあり、それぞれに三つの位置決め部材30が摺動自在に挿入保持される。
ここで、本実施形態では、図3に示すように、スリーブ20の壁厚L1を、各挿通孔2
1に挿入した位置決め部材30の突出長L2よりも大きくしてある。これにより、後述す
る各位置決め部材30の後退動作を確実なものとしている。
各位置決め部材30は、第1下型40の凸状型面43上にガラスボールである光学素子素材Mを位置決め(センタリング)するためのものであり、前記スリーブ20の挿通孔21とほぼ同じ寸法の断面矩形の本体部31を有する。
該本体部31の先端には、光学素子素材Mの成形時において、前記上型10の当接縁部15が当接するガイド傾斜面32aと、光学素子素材Mに当接する保持垂直面32bとが形成してある。
また、本体部31の後端には、矩形ブロック状のストッパ部33が設けてある。該ストッパ部33は、位置決め部材30を挿通孔21に貫挿したとき、スリーブ20の外壁面に当接して該位置決め部材30の挿入を規制し、その保持垂直面32bを初期位置に配置する。すなわち、第1下型40の凸状型面43の中心上に概念的に光学素子素材Mの直径+数μmの円を仮想し、ストッパ部33がスリーブ20の外壁面に当接するまで、各位置決め部材30を挿通孔21に貫挿したときに、それぞれの保持垂直面32bが、前記仮想円に点接触するような位置に設定してある。
次に、上記構成からなる成形装置1を用いた本光学素子の成形方法の実施形態について、同じく図1〜図3を参照しつつ説明する。
まず、本成形装置1の組み立てについて説明すると、図1において、第1下型40の段差部42上に第2下型50を載置して、これら段差部42と第2下型50とをその筒内に挿入しつつ、スリーブ20を第1下型40の基板部41上に載置する。そして、スリーブ20の各挿入孔21に各位置決め部材30をそれぞれ貫挿し、図2に示す組立状態にする(これを以下、組立体という)。
次いで、ガラスボールである光学素子素材Mを第1下型40の凸状型面43上に載置する。このとき、凸状型面43のおよそ中心を狙って光学素子素材Mを落下させれば、該光学素子素材Mが、各位置決め部材30のガイド傾斜面32aにより凸状型面43の中心に案内され、各保持垂直面32bが、該光学素子素材Mの赤道付近に三方向から接触して正確に位置決め(センタリング)される。
次いで、前記組立体と上型10とを図示しないヒータにより加熱し、これらが所定温度に達したときに両者を型閉めする。すると、図3に示すように、上型10の凸状型面14と第1下型40の凸状型面43との接近に伴って、該上型10の当接縁部15が、各位置決め部材30のガイド傾斜面32a上を摺動しながら外側に押し出し、各位置決め部材30を段差部13より外側の空間まで後退させる。
その後、上型10の基板部11とスリーブ20の当接面20aとが当接したところで、上面及び下面にそれぞれ球欠面を有する両凹レンズのプレス成形が完了する。
このような本実施形態の光学素子の成形方法及び成形装置によれば、ガラスボールである光学素子素材Mを、第1下型40の凸状型面43の中心に精度よく位置決め(センタリング)することができるので、従来のような近似形状に加工した高価な光学素子素材を用いなくとも、安価なガラスボールをそのまま用いて、高精度な両凹レンズをプレス成形により製造することができる。
また、各位置決め部材30の先端にガイド傾斜面32aを設け、光学素子素材Mの成形時において、これらガイド傾斜面32aに上型10の当接縁部15を当接させることにより、これと連動して各位置決め部材30を自動的に後退させることができる。
さらに、スリーブ20の壁厚L1を、各挿通孔21に挿入した位置決め部材30の突出
長L2よりも大きくしてあるので、各位置決め部材30が挿通孔21にガタつくことなく
安定した状態で保持され、これにより、上型10の当接縁部15の下方向に向かう押圧力が、各位置決め部材30に対して常に水平方向に作用し、各位置決め部材30を確実に後退させることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る光学素子の成形方法及び成形装置について、図4を参照しつつ説明する。図4は本成形装置の成形時における位置決め手段の動作を示す部分拡大図である。なお、以下の実施形態において、上述した第1実施形態と同様の箇所については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図4において、本実施形態に係る成形装置2は、スリーブ20に断面円形の外側に下降傾斜する挿通孔22,22,22を設け、各挿通孔22にピン状の位置決め部材60,60,60をそれぞれ挿入した構成となっている。
各位置決め部材60は、前記スリーブ20の挿通孔22とほぼ同じ寸法の断面円形の本体部61を有する。該本体部61は、軽量かつ細身の丸棒状となっており、先端に半球状の保持面62が、後端に矩形ブロック状のストッパ部63が設けてある。
ストッパ部63は、位置決め部材60を挿通孔22に貫挿したとき、スリーブ20の外壁面に当接して該位置決め部材60の挿入を規制し、その保持面62を初期位置に配置する。第1実施形態と同様に、第1下型40の凸状型面43の中心上に概念的に光学素子素材Mの直径−数μmの円を仮想し、ストッパ部63がスリーブ20の外壁面に当接するまで、各位置決め部材60を挿通孔22に貫挿したときに、それぞれの保持面62が、前記仮想円に点接触するような位置に設定してある。
なお、本実施形態では、第1実施形態の如き第2下型50は存在せず、光学素子素材Mの側面の成形は行われない。
次に、上記構成からなる成形装置2を用いた本光学素子の成形方法の実施形態について、同じく図4を参照しつつ説明する。
まず、第1実施形態と同様に、第1下型40の基板部41(図1参照)にスリーブ20を載置するとともに、該スリーブ20の各挿通孔22に三つのストッパ部63をそれぞれ貫挿して組み立てる(以下、組立体という)。
次いで、ガラスボールである光学素子素材Mを第1下型40の凸状型面43上に載置する。すると、各位置決め部材60の保持面62が、光学素子素材Mの赤道より下側に下斜め三方向から点接触して、正確に位置決め(センタリング)される。これにより、本成形装置1が図2に示すような組立体を構成する。
次いで、前記組立体と上型10とを図示しないヒータにより加熱し、これらが所定温度に達したときに両者を型閉めする。すると、上型10の凸状型面14と第2下型40の凸状型面43との接近に伴って光学素子素材Mがプレス成形され、変形して外側に押し出された光学素子素材Mが、保持面62を介して各位置決め部材60を段差部13より外側の空間まで後退させる。
その後、上型10の基板部11とスリーブ20の当接面20aとが当接したところで(図1参照)、両凹レンズのプレス成形が完了する。
このような光学素子の成形方法及び成形装置によれば、第1実施形態と同様に、ガラスボールである光学素子素材Mを、第1下型40の凸状型面43の中心に精度よく位置決めすることができるのみならず、各位置決め部材60を変形した光学素子素材Mによって自動的に後退させることができる。これにより、上型10の当接縁部15を各位置決め部材60に当接させずに後退させることができ、第1下型40と各位置決め部材60の減耗防止による長寿命化を図ることができる。
次に、本発明の第3実施形態に係る光学素子の成形方法及び成形装置について、図5及び図6を参照しつつ説明する。図5は本発明の第3実施形態に係る成形方法及びこれを実施するための成形装置の組立状態を示す斜視図である。また、図6は本成形装置の成形時における位置決め手段の動作を示す部分拡大図である。なお、以下の実施形態において、上述した第1実施形態と同様の箇所については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
これら図面において、本実施形態に係る成形装置3は、断面矩形の押さえブロック71と保持球体72とからなる三つの位置決め部材70,70,70を備え、各保持球体72によって、ガラスボールである光学素子素材Mを、第1下型40の凸状型面43の中心に位置決めする構成としてある。
押さえブロック71は、正面に凹面部71aが形成してあるとともに、背面にストッパ部71bが設けてある。一方、保持球体72は、押さえブロック71の高さより若干小さい直径の金属球又はセラミック球である。
一方、スリーブ20には、ほぼ水平な断面矩形の三つの挿通孔23,23,23が形成してある。各挿通孔23におけるスリーブ20の内径側には、保持球体72の直径とほぼ等しい高さの段差部23aが形成してある。
図5に示すように、第1下型40の基板部41にスリーブ20を載置して、該スリーブ20の各挿通孔22に保持球体72,押さえブロック71の順序でこれらを入れ込むと、ストッパ部71bがスリーブ20の外壁面に当接したところで、押さえブロック71が保持球体72を初期位置に配置する。すなわち、第1下型40の凸状型面43の中心上に概念的に光学素子素材Mの直径+数μmの円を仮想し、ストッパ部71bがスリーブ20の外壁面に当接するまで、各押さえブロック71を挿入すると、各保持球体72が、前記仮想円に点接触するような位置に設定してある。
次に、上記構成からなる成形装置3を用いた本光学素子の成形方法の実施形態について、同じく図5及び図6を参照しつつ説明する。
まず、第1実施形態と同様に、第1下型40の基板部41にスリーブ20を載置するとともに、該スリーブ20の各挿通孔23に三組の保持球体72,押さえブロック71の順序でこれらを入れ込み、図5に示す組立体を構成する。
次いで、ガラスボールである光学素子素材Mを第1下型40の凸状型面43上に載置する。すると、各保持球体72が、光学素子素材Mの赤道付近に三方向から点接触して正確に位置決め(センタリング)される。
次いで、前記組立体と上型10とを図示しないヒータにより加熱し、これらが所定温度に達したときに両者を型閉めする。すると、上型10の凸状型面14と第2下型40の凸状型面43との接近に伴って光学素子素材Mがプレス成形され、変形して外側に押し出された光学素子素材Mが、保持球体72及び押さえブロック71を段差部13より外側の空間まで後退させる。
その後、上型10の基板部11とスリーブ20の当接面20aとが当接したところで(図1参照)、両凹レンズのプレス成形が完了する。
このような光学素子の成形方法及び成形装置によれば、第1実施形態と同様に、ガラスボールである光学素子素材Mを、第1下型40の凸状型面43の中心に精度よく位置決めすることができるのみならず、第2実施形態と同様に、各位置決め部材70を構成する保持球体72及び押さえブロック71を変形した光学素子素材Mによって自動的に後退させることができる。これにより、上型10の当接縁部15を各位置決め部材70に当接させなくとも、これら各位置決め部材70を後退させることができ、第1下型40と各位置決め部材70の減耗防止による長寿命化を図ることができる。
これに加え、本実施形態の光学素子の成形方法及び成形装置によれば、光学素子素材Mに接触するのが三つの保持球体72のみなので、長年の使用で劣化したこれら保持球体72を交換するだけで、押さえブロック71は半永久的に使用することができる。
次に、本発明の第4実施形態に係る光学素子の成形方法及び成形装置について、図7及び図8を参照しつつ説明する。図7は本発明の第4実施形態に係る成形装置の組立状態を示す斜視図である。図8は本成形装置の成形時における位置決め手段の動作を示す部分拡大図である。なお、以下の実施形態において、上述した第1実施形態と同様の箇所については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図7において、本実施形態の成形装置4は、異なる構成の第1及び第2位置決め手段80,90により二方向から、ガラスボールである光学素子素材Mを、第1下型40の凸状型面43の中心に位置決めする構成としてある。
第1及び第2位置決め部材80,90は、第1実施形態における位置決め部材30と同様、断面矩形の本体部81,91を有し、その先端にガイド傾斜面82,92を形成するとともに、その後端に矩形ブロック状のストッパ部83,93を設けた構成としてある。但し、第1位置決め部材80と異なって、第2位置決め部材90の両側下端には、支持片94,94が設けてある。各支持片94の先端には、本体部91の先端から外側に向かって傾斜する保持縁94aが形成してある。
また、スリーブ20には、ほぼ水平な断面矩形の二つの挿通孔24,25が形成してある。第1位置決め部材80を挿通するための挿通孔24は、本体部81とほぼ同じ縦横寸法となっている。一方、第2位置決め部材90を挿通するための挿通孔25は、本体部91と同じ高さで、該本体部91と両支持片94,94を合計した横幅となっている。
図7に示すように、第1下型40の基板部41にスリーブ20を載置して、該スリーブ20の各挿通孔24,25に第1及び第2位置決め部材80,90を貫挿すると、ストッパ部83,93がスリーブ20の外壁面に当接したところで、各ガイド傾斜面82,92及び保持縁94a,94aを初期位置に配置する。
すなわち、第1下型40の凸状型面43の中心上に概念的に光学素子素材Mの直径−数μmの円を仮想し、各ストッパ部83,93がスリーブ20の外壁面に当接するまで、各位置決め部材80,90を各挿通孔24,25に貫挿したときに、各ガイド傾斜面82,92及び保持縁94a,94aが、前記仮想円に点接触するような位置に設定してある。
また、このような各ガイド傾斜面82,92及び保持縁94a,94aの初期位置は、光学素子素材Mを第1下型40の凸状型面43の中心上に位置決めする位置でもあるが、本実施形態では、図8に示すように、各ガイド傾斜面82,92及び保持縁94a,94aが、光学素子素材Mの赤道付近に二方向から三点で接触し、該光学素子素材Mと第1下型40の凸状型面43との間に間隙Sを形成する構成としてある。
なお、このような光学素子素材Mと第1下型40との間に間隙Sを形成する構成は、第4実施形態に限らず、第1〜第3実施形態に係る光学素子の成形方法及び成形装置にも適用することができる。
次に、上記構成からなる成形装置4を用いた本光学素子の成形方法の実施形態について、同じく図7及び図8を参照しつつ説明する。
まず、第1実施形態と同様に、第1下型40の基板部41にスリーブ20を載置するとともに、該スリーブ20の各挿通孔24,25に第1及び第2位置決め部材80,90を貫挿し、図8に示す組立体を構成する。
次いで、ガラスボールである光学素子素材Mを第1下型40の凸状型面43上に載置する。このとき、凸状型面43のおよそ中心を狙って光学素子素材Mを落下させれば、該光学素子素材Mが、第1及び第2位置決め部材80,90のガイド傾斜面82,92により凸状型面43の中心に案内され、各ガイド傾斜面82,92及び保持縁94a,94aが、該光学素子素材Mの赤道付近に二方向から三点で接触し、該光学素子素材Mと第1下型40の凸状型面43との間に間隙Sを形成しつつ、該光学素子素材Mが、第1下型40の凸状型面43上の中心に正確に位置決めされる。
次いで、前記組立体と上型10とを図示しないヒータにより加熱し、これらが所定温度に達したときに両者を型閉めする。すると、上型10の凸状型面14と第2下型40の凸状型面43との接近に伴って光学素子素材Mがプレス成形され、変形して外側に押し出された光学素子素材Mが、第1及び第2位置決め部材80,90を段差部13より外側の空間まで後退させる。
その後、上型10の基板部11とスリーブ20の当接面20aとが当接したところで(図1参照)、両凹レンズのプレス成形が完了する。
このような光学素子の成形方法及び成形装置によれば、第1実施形態と同様に、ガラスボールである光学素子素材Mを、第1下型40の凸状型面43の中心に精度よく位置決めすることができるのみならず、第2実施形態と同様に、第1及び第2位置決め部材80,90を変形した光学素子素材Mによって自動的に後退させることができる。これにより、上型10の当接縁部15をこれら第1及び第2位置決め部材80,90に当接させずに後退させることができ、第1下型40と第1及び第2位置決め部材80,90の減耗防止による長寿命化を図ることができる。
これに加え、本実施形態の光学素子の成形方法及び成形装置によれば、前記組立体と上型10とを前記ヒータで加熱するときに、光学素子素材Mを、第1下型40の凸状型面43と非接触状態にすることができるので(図8の間隙Sを参照)、凸状型面43との接触により生じる該光学素子素材Mの揮発成分を原因とする成形品及び金型の曇りを防止することができる。
次に、本発明の第5実施形態に係る光学素子の成形方法及び成形装置について、図9、図10(a),(b)及び図11を参照しつつ説明する。図9は本発明の第5実施形態に係る成形装置の組立状態を示す部分断面斜視図である。図10(a),(b)は上記成形装置に光学素子素材を位置決めした状態を示す部分断面斜視図である。図11は上記成形装置に光学素子素材を位置決めした後の動作を示す部分断面斜視図である。なお、以下の実施形態において、上述した第1実施形態と同様の箇所については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第1〜第4実施形態では、上型10を下型40に向かって移動させる動作に連動して各位置決め部材を自動的に後退させていたが、本実施形態では、上型10の移動に連動することなく、各位置決め部材100を後退させ、スリーブ20から抜き取るようにした。すなわち、本実施形態では、位置決めされた光学素子素材Mを上型10と下型40とで挟持した時点で、各位置決め部材100をスリーブ20から抜き取るようにした。
本実施形態の各位置決め部材100は、保持面102を有する小径円柱状のピン部材に、これよりも大径円柱状のストッパ部103を連成した構成としてあり、第1実施形態の位置決め部材30の如きガイド傾斜面32aは形成していない。
次に、上記構成からなる成形装置5を用いた本光学素子素材の成形方法の実施形態について、同じく図9、図10(a),(b)及び図11を参照しつつ説明する。
まず、第1実施形態と同様に、下型40の基板部41(図9参照)にスリーブ20を載置するとともに、該スリーブ20の各挿通孔21に三つの位置決め部材100をそれぞれ貫挿して組み立てる(以下、組立体という)。このとき、各位置決め部材100のストッパ103は、スリーブ20の外周面に当接することで位置決めされている。
次いで、ガラスボールである光学素子素材Mを下型40の凸状型面43上に載置する。すると、光学素子素材Mは、各位置決め部材100の保持面102によって、三方向から点接触で保持され、正確に位置決め(センタリング)される。これにより、図9に示す組立体を構成する。
そして、位置決めされた状態の光学素子素材Mを上型10と下型40とで挟持して動かなくした後に、各位置決め部材100を後退させ、スリーブ20から抜き取る。各位置決め部材100の抜き取りは、例えば、各位置決め部材100のストッパ部103を図示しないアーム又は手で掴むことにより行えばよい。
なお、本実施形態では、光学素子素材Mを各位置決め部材100で位置決めした後に、上型10をスリーブ20に挿入し、光学素子素材Mを上型10と下型40とで挟持していたが、光学素子素材Mをスリーブ20内で上型10と下型40とで挟持した後(この時点では、光学素子部材Mはずれた状態にある)に、光学素子部材Mを上型10と下型40とで挟持したまま、各位置決め部材100をスリーブ20内に挿入し、光学素子素材Mを位置決めしてもよい。
次いで、前記組立体と上型10とを図示しないヒータにより加熱し、これらが所定温度に達したときに両者を型閉めする。その後、上型10の基板部11とスリーブ20の当接面20aとが当接したところで、両凹レンズのプレス成形が完了する。
このような本実施形態の光学素子の成形方法及び成形装置によれば、第1実施形態と同様に、ガラスボールである光学素子素材Mを、下型40の凸状型面43の中心に精度よく位置決めすることができるのみならず、上型10、下型40及び光学素子素材Mの形状の組み合わせが不安定でない場合は、プレス成形前の1回の位置決めだけで成形可能となり、前記組立体と上型10の移動毎に位置決めの必要がなくなるため、安価に成形品の生産をすることができる。
なお、本発明の光学素子の成形方法及び成形装置は、上述した各実施形態に限定されるものではない。例えば、上述した各実施形態では、ガラスボールである光学素子素材Mから、上面及び下面にそれぞれ球欠面を有する両凹レンズをプレス成形する場合について説明したが、これに限らず、本発明の光学素子の成形方法及び成形装置は、光学素子素材と成形型の形状が曲面と曲面の関係の場合、例えば、ガラスボール状の光学素子素材から凸面レンズを型成形する場合,ゴブ形状の光学素子素材から凸面又は凹面レンズを型成形する場合などにも広く適用することができる。
また、上述した各実施形態では、光学素子素材Mを複数の位置決め部材により三方向又は二方向から保持する場合を例示したが、これに限定されるものではなく、四つ以上の位置決め部材によって光学素子素材Mを四方向から保持することも可能であり、さらに、図7に示す成形装置4の中心軸を第2位置決め部材90側に傾ければ、該第二位置決め部材90のみで一方向から光学素子素材Mを保持することも可能である。この場合は、第1位置決め部材80を省略することができる。
本発明の第1実施形態に係る成形装置を示す分解斜視図であり、 本成形装置の組立状態を示す斜視図である。 本成形装置における位置決め手段の動作を示す部分拡大図である。 本発明の第2実施形態に係る成形装置における位置決め手段の動作を示す部分拡大図である。 本発明の第3実施形態に係る成形装置の組立状態を示す斜視図である。 本成形装置における位置決め手段の動作を示す部分拡大図である。 本発明の第4実施形態に係る成形装置の組立状態を示す斜視図である。 本成形装置における位置決め手段の動作を示す部分拡大図である。 本発明の第5実施形態に係る成形装置の組立状態を示す部分断面斜視図である。 同図(a),(b)は上記成形装置に光学素子素材を位置決めした状態を示す部分断面斜視図である。 上記成形装置に光学素子素材を位置決めした後の動作を示す部分断面斜視図である。
符号の説明
1 成形装置
10 上型(他の金型)
11 基板部
12,13 段差部
14 凸状型面
15 当接縁部
20 スリーブ
20a,20b 当接面
21 挿通孔
30 位置決め部材
31 本体部
32a ガイド傾斜面
32b 保持垂直面
33 ストッパ部
40 第1下型(一の金型)
41 基板部
42 凸状型面
50 第2下型
51 環状型面
M 光学素子素材
2 成形装置
22 挿通孔
60 位置決め部材
61 本体部
62 テーパー面
63 ストッパ部
3 成形装置
23 挿通孔
23a 当接部
70 位置決め部材
71 押さえブロック
71a 凹面部
71b ストッパ部
72 保持球体
4 成形装置
24 第1挿通孔
25 第2挿通孔
80 第1位置決め部材
81 本体部
82 ガイド傾斜面
83 ストッパ部
90 第2位置決め部材
91 本体部
92 ガイド傾斜面
93 ストッパ部
94 支持片
94a 保持縁
100 位置決め部材
102 保持面
103 ストッパ部
S 間隙

Claims (6)

  1. 光学素子素材とこれを収容する一の金型の形状が、凸面又は凹面といった曲面と曲面の関係を有する場合の光学素子の成形方法であって、
    前記一の金型内に前記光学素子素材を収容し、該光学素子素材を、少なくとも前記一の金型の型面上を進退可能な位置決め部材によって保持する位置決め工程と、
    前記位置決め工程の後に、前記一の金型と対応する他の金型を型閉めし、両金型が相対接近する過程において、前記他の金型を前記位置決め部材に当接させることにより、該位置決め部材を後退させつつ、前記光学素子素材の成形を行う成形工程と、を含む光学素子の成形方法。
  2. 請求項1に記載の光学素子の成形方法において、
    前記位置決め工程において、前記光学素子素材と前記一の金型の型面が非接触状態となるように、該光学素子素材を前記位置決め部材に保持させる、光学素子の成形方法。
  3. 光学素子素材とこれを収容する一の金型の形状が、凸面又は凹面といった曲面と曲面の関係を有する場合に用いる光学素子の成形装置であって、
    前記一の金型内に収容した前記光学素子素材を保持する、少なくとも前記一の金型の型面上を進退可能な位置決め部材を備え
    前記位置決め部材は、前記一の金型と対応する他の金型を型閉めし、両金型が相対接近する過程において、前記他の金型に当接されることにより後退する、光学素子の成形装置。
  4. 請求項3記載の光学素子の成形装置において、
    前記一の金型と、
    該一の金型に対応する他の金型と、
    前記の金型前記他の金型を相互に対向させた状態で保持する筒状のスリーブと、をさらに備え
    前記位置決め部材は、前記スリーブの側壁から筒内に貫挿される、光学素子の成形装置。
  5. 請求項3又は4記載の光学素子の成形装置において、
    前記位置決め部材の先端にガイド傾斜面を設け、
    前記一の金型と、これに対応する他の金型とを相対接近させたときに、前記他の金型が前記ガイド傾斜面に当接して押し出し、前記位置決め部材を後退させる光学素子の成形装置。
  6. 請求項3〜5いずれかに記載の光学素子の成形装置において、
    前記スリーブの側壁の肉厚、該スリーブの筒内に突出する前記位置決め部材の突出長より大きい、光学素子の成形装置。
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