JP5242343B2 - 射出成形金型 - Google Patents

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本発明は、射出成形技術に関し、たとえば、アンダーカットを有する成形品の成形等に適用して有効な技術に関する。
たとえば、複雑な形状の製品を量産する技術として、射出成形技術が広く用いられている。ところで、成形品の外形において型開き方向に交差する方向の凹凸形状は、アンダーカットと呼ばれ、通常の固定型および可動型のみでキャビティを構成した場合、このアンダーカット部分が型開きや離型動作の障害となる。
そこで、従来では、アンダーカットを含む成形品の成形には、特許文献1のように、アンダーカットに対応するキャビティ部分を構成するスライドコアを固定型および可動型とは独立に可動に設けた金型構造を採用し、離型時にスライドコアを型開き方向に直交する方向に退避させることで、アンダーカットを持つ成形品の円滑な離型を実現しようとしている。
このような、アンダーカットに対応した金型構造の場合、スライドコアは、可動型の側に配置され、このスライドコアにはフランジが設けられており、ガイドレールによってフランジが押さえられ、型開き方向に直交する方向にガイドされることによって型開き方向には動かないようになっている。
スライドコアは固定型に設けられたアンギュラピンに当接することにより成形ショットの度に、型開き方向に直交する方向に動かされている。また、アンギュラピンを使用しないで油圧でスライドコアを動作させることも可能であるが、やはり、可動側型板から離れないようにするためスライドコアのフランジはガイドレールで押さえられている。
スライドコアが円滑に作動するためには、可動側型板のスライドコアのフランジとガイドレールとの摺動面には隙間が必要である。ところが、この隙間があるため摺動面に対してスライドコアが傾いて平行に動かなくなる、いわゆるカジリが発生し、スライドコアが摺動不能になる懸念がある。
また、成形中にスライドコアの温度が上昇し、フランジ部が熱膨張してレール側に密着し、摺動のための隙間が無くなる懸念もある。
以上のように、スライドコアをレールとフランジで型開き方向に直交する方向に変位させる場合には、スライドコアが円滑に摺動しなくなるため金型が正常に作動しなくなる、という技術的課題がある。
このため、スライドコアやガイドレール等の可動機構を使用しない成形方法として、たとえば特許文献2のように、その内部にキャビティ全体を構成する分割可能な置き中子を外型内に配置して成形を行うこともできるが、置き中子を外型から押し出した後、成形品から置き中子を分解して外すときに、治具を使用して一定方向に分解しないとアンダーカットに対する抜き方向が不安定になり成形品に変形を与えてしまう、という技術的課題がある。
特開2007−144755号公報 特開平11−291303号公報
本発明の目的は、治具等の煩雑な部材を必要とすることなく、円滑な動作によってアンダーカットを有する成形品を成形することが可能な射出成形技術を提供することにある。
本発明は、アンダーカットを有する成形品を成形するキャビティを備えた射出成形金型であって、
前記キャビティの一部を構成する固定金型と、
前記キャビティの一部を構成し、前記固定金型に対して型開き方向に移動可能な可動金型と、
前記可動金型に保持され、前記キャビティの前記成形品の前記アンダーカットに対応した部位を構成するスライドコアと、
前記成形品の離型動作に連動して前記スライドコアを前記型開き方向と交差する方向に移動させるスライドコア移動機構と、
を含む射出成形金型を提供する。
本発明によれば、治具等の煩雑な部材を必要とすることなく、円滑な動作によってアンダーカットを有する成形品を成形することが可能な射出成形技術を提供することができる。
本実施の形態の第1態様では、型開き後、スライドコアを、固定側へ押し出す動作に同期して型開き方向に交差する方向に変位させることによってアンダーカットを有する成形品を成形する射出成形金型を開示する。
第2態様では、上述の第1態様において、スライドコアを、固定側へ押し出す動作に同期して型開き方向に交差する方向に変位させる機構として、個々のスライドコア毎に2本のアンギュラピンを設け、このアンギュラピンに倣って動くスライドコアを有する射出成形金型を開示する。
第3態様では、第2態様におけるスライドコア、アンギュラピンが可動側へ設けられている射出成形金型を開示する。
第4態様では、第2態様または第3態様において、アンギュラピンの径の幅でアンギュラピンの通す穴が長円になっているスライドコアを有し、スライドコアは、押し出しの初期には固定側方向に動き、その後、斜めに動かされる射出成形金型を開示する。
第5態様では、第4態様において、スライドコアを駆動する機構として、スライドコアの下面に当接するスリーブピンと、このスリーブピンの内部に当該スリーブピンと独立に設けられ、先端部が、スライドコアのスリーブセンターピンガイド孔に挿入されているスリーブセンターピンを設けた射出成形金型を開示する。この射出成形金型では、離型時に、スリーブピンによってスライドコアが変位する際に、スリーブセンターピンガイド孔に対するスリーブセンターピンの先端部の挿入長さだけ、スライドコアは型開き方向に変位し、その後、アンギュラピンに倣って傾斜方向に変位する。
第6態様では、第2態様に開示のスライドコアを有する射出成形金型において、型締め時、固定側に設けられた型開閉方向に傾斜したスライドコア接触斜面と、そのスライドコア接触斜面と接する固定金型接触斜面を有するスライドコアが斜面同士で接している構成を開示する。
(作用)
上述の第1態様では、アンダーカットを有する成形品は、樹脂射出、冷却、型開き後、アンダーカットを形成するスライドコアを可動型から斜め方向に離れるように固定側方向へ動かす離型動作を経て成形される。
上述の第2態様および第3態様では、第1態様において、型開き後、固定側方向に押し出す押し出し機構により押し出されたスライドコアが、個々のスライドコア毎に設けられた2本のアンギュラピンに倣って可動型から斜めに離れる方向に作動し成形品から離れてゆくことによってスライドコアの離型動作が行われる。
上述の第4態様では、個々のスライドコア毎に設けられた2つのアンギュラピンを通す穴がアンギュラピンの幅で長円になっていることにより、離型動作時にスライドコアが一定の距離だけ型開き方向に動き、その後、アンギュラピンに倣って斜め方向に移動することで、スライドコアが型開き方向における離型動作を補助する動作が可能になる。
上述の第5態様では、離型動作の初期におけるスライドコアの型開き方向の変位が、スリーブセンターピンガイド孔に対するスリーブセンターピンの先端部の挿入長さ分だけ確実に維持され、その後、アンギュラピンに倣って傾斜方向に変位するので、スライドコアによる型開き方向の離型動作の補助を確実に行わせることができる。
上述の第6態様では、型締め状態において、スライドコアは、固定金型に対して斜面で接することにより、型締め力の一部が、可動なスライドコアを、型開き方向に直交する方向に固定するように作用し、成形中における樹脂の充填圧に抗してスライドコアの位置を安定に維持することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の一実施の形態である射出成形金型の全体構成の一例を示す断面図であり、図2および図3は、本実施の形態の射出成形金型の型開きおよび離型動作を工程順に示す断面図である。
なお、図1は本実施の形態の射出成形金型M1の型締め状態を示しており、スプルー、ランナー、ゲート等のキャビティへの樹脂圧送経路の図示は省略している。
本実施の形態の射出成形金型M1は、一例として、3プレート構造の金型として説明する。この射出成形金型M1は成形品1を作成するため、以下の部品で構成されている。
すなわち、本実施の形態の射出成形金型M1は、固定取付板2、固定側入れ子3、固定側型板4、ロッキングブロック5、ランナストリッパープレート6、スライドコア7、可動側型板8、スペーサブロック9、可動側入れ子10、スライドコアの各々毎に2本設けられたアンギュラピン11、エジェクタロッド12、エジェクタプレート上13、エジェクタプレート下14、スリーブセンタープレート15、成形品用エジェクタピン16、個々のスライドコア毎に2本設けられたスライドコア用エジェクタピン17、可動取付板18で構成されている。
固定側型板4の可動側型板8に対する対向面の中央部には成形品1を成形するための成形空間であるキャビティの上部を構成する略凹型の固定側入れ子3が凹面を下向きにして固定され、この固定側入れ子3を挟む対称位置に複数のロッキングブロック5が、スライドコア接触斜面5aを内側に向けて配置されている。
可動側型板8の固定側型板4に対する対向面には、固定側型板4の側のロッキングブロック5等が入り込む深さの型板凹部8aが形成され、この型板凹部8aの中央には、キャ
ビティの下部を構成する凸型の可動側入れ子10が配置されている。
この可動側入れ子10の両側には、成形品1のアンダーカット1aに対応したキャビティの側面部を構成する複数のスライドコア7(たとえば、キャビティを周方向に二分割した二つ割の構成)が、当該可動側入れ子10を取り囲むように配置されている。
複数のスライドコア7のキャビティと反対側の背面側には、ロッキングブロック5のスライドコア接触斜面5aに対応した傾斜角度を有する固定金型接触斜面7aが形成されている。
そして、型締め時には、ロッキングブロック5のスライドコア接触斜面5aとスライドコア7の固定金型接触斜面7aの斜面接触部Aにより、型締め方向の力が、型締め方向に直交する方向に個々のスライドコア7を押圧するスラストに変換され、複数のスライドコア7が互いに接近する方向に付勢されて、凸型の可動側入れ子10の周囲の定位置(成形位置)に固定され、固定側入れ子3、可動側入れ子10とともに成形品1を成形するためのキャビティを構成するようになっている。
可動側入れ子10には、型締め(型開き)方向に貫通する複数の貫通孔が形成され、この貫通孔を通じて複数の成形品用エジェクタピン16がキャビティに出入りする構造となっており、キャビティ内の成形品1を下側から突き上げる離型動作が可能になっている。
可動側型板8の型板凹部8aにおいて、個々のスライドコア7の下面に臨む位置には、スライドコア用エジェクタピン17が出入りする貫通孔が型締め(型開き)方向に形成され、この貫通孔を通じてスライドコア用エジェクタピン17の上端部が個々のスライドコア7の下面に当接している。そして、このスライドコア用エジェクタピン17を突出させることで、スライドコア7を型開き方向に押圧することが可能になっている。
成形品用エジェクタピン16およびスライドコア用エジェクタピン17は、下端部にフランジ状の頭部が設けられ、この頭部が共通のエジェクタプレート上13およびエジェクタプレート下14の間に挟持されることによって、型開き方向に同期して上下動されるようになっている。
成形品用エジェクタピン16およびスライドコア用エジェクタピン17の下端を支持するエジェクタプレート下14の背面側には、可動取付板18の中央部を貫通するエジェクタロッド12が接続され、このエジェクタロッド12の推力によりエジェクタプレート下14を介して、成形品用エジェクタピン16およびスライドコア用エジェクタピン17の上下動を制御する構成となっている。
本実施の形態の射出成形金型M1の場合、可動側入れ子10の周囲には、下端部が型板凹部8aの底面に植設された複数のアンギュラピン11が、可動側入れ子10を中心として型開き方向に広がる傾斜角度を持つように配置されている。
個々のスライドコア7には、このアンギュラピン11に嵌合するアンギュラピンガイド孔22(第1ガイド孔)が設けられている。
本実施の形態の射出成形金型M1では、複数のスライドコア7は、たとえば左右の二つ割りでキャビティの側面(アンダーカット1aの成形面)を構成し、個々のスライドコア7には、可動側入れ子10を中心として対称な傾斜角度を持つ平行な2本のアンギュラピン11が挿通されている。
そして、スライドコア用エジェクタピン17によって押し出されて可動側型板8から離
昇する個々のスライドコア7は、2本のアンギュラピン11に案内される平行移動により、キャビティ(成形品1)から遠ざかる斜め方向に移動する構成となっている。
このため、本実施の形態の射出成形金型M1では、スライドコア7を型開き方向に直交する方向にガイドするためのガイドレール等は全く不要な構造となっている。
以下、本実施の形態の射出成形金型M1の作用を説明する。
射出成形金型M1は成形時には図1の如く閉じられていて、固定側入れ子3、可動側入れ子10および複数のスライドコア7によりキャビティで構成された状態となっている。
このとき、スライドコア7の固定金型接触斜面7aは、型開閉方向に傾斜したスライドコア接触斜面5aを有した固定側型板4のロッキングブロック5と斜面接触部Aで接することで、可動側入れ子10に接近する方向に付勢され、キャビティに対する樹脂射出時にスライドコア7が樹脂射出圧力によりキャビティの外方向に押される力を受け止めている。
そして、キャビティに図示しないスプルー、ランナー、ゲート等を通じて樹脂を圧送して充填することで成形品1を成形する樹脂射出成形の後に、固定側型板4から可動側型板8を離間させる型開きが行われ、この型開き直後には、図2のように、成形品1は可動側入れ子10およびスライドコア7に取り囲まれた状態で可動側型板8の側に残っている。
上述の型開き完了後、図示しない成形機の押し出し装置によりエジェクタロッド12を固定側方向に押し出す離型動作が行われると、図3の状態となる。
この離型動作では、エジェクタプレート上13およびエジェクタプレート下14にツバ部が固定された成形品用エジェクタピン16、スライドコア用エジェクタピン17を、エジェクタプレート下14に取り付けられたエジェクタロッド12により固定側方向に押し出すと、成形品用エジェクタピン16およびスライドコア用エジェクタピン17が可動側入れ子10および型板凹部8aから突出して、成形品1およびスライドコア7が固定側方向に動かされる。
このとき、本実施の形態の場合には、成形品1は型開き方向に沿って固定側方向に変位するが、アンギュラピン11に嵌合するアンギュラピンガイド孔22を持つ個々のスライドコア7は、スライドコア用エジェクタピン17の型開き方向の押し出し変位に伴って2本のアンギュラピン11に案内されて、成形品1から遠ざかる離型方向に、アンギュラピン11の傾斜角度の方向に斜めに可動側型板8から離昇する。
このように、本実施の形態1の射出成形金型M1の構造を採ることにより、個々のスライドコア7毎に設けられた平行な2本のアンギュラピン11に倣って動かされるスライドコア7は、個々のスライドコア毎に設けられた2つのアンギュラピンガイド孔22と2本のアンギュラピン11との摺動だけで、可動側型板8と摺動せず、カジリ等の動作不良を起こすことなく、成形品1のアンダーカット1aに対する抜き方向も一定になるように作動し、成形品1から離型可能となり、成形品1に対してアンダーカットを形成する(すなわち、アンダーカット1aの凹凸の分だけ、スライドコア7を型開閉方向に直交する方向に変位させる離型動作を実現する)ことができる。
すなわち、治具等の煩雑な部材を必要とすることなく、円滑な動作によってアンダーカットを有する成形品を成形することが可能となる。
なお、本明細書では、「スライドコア7がアンダーカットを形成する」とは、「成形品1のアンダーカット1aの凹凸の分だけ、スライドコア7を型開閉方向に交差する方向に変位させる離型動作を実現する」ことを意味する。
[実施の形態2]
図4は、本発明の他の実施の形態である射出成形金型の型締め状態を示す断面図、図5は、本実施の形態の射出成形金型を構成するスライドコアのアンギュラピンガイド孔の形状を示す部分断面図である。
また、図6は、本実施の形態の射出成形金型の型開き状態を示す断面図、図7および図8は、本実施の形態の射出成形金型の離型動作状態を工程順に示す断面図、図9は、本実施の形態の射出成形金型の離型動作状態を工程順に示す部分断面図である。
なお、この実施の形態2の射出成形金型M2において、上述の射出成形金型M1と共通する部分については、共通の符号を付して、重複した説明は割愛する。
上述の図1に例示した実施の形態1の射出成形金型M1の金型構造においては、成形される成形品1は、成形機の押し出し装置により押し出すとき、押し出しと同時にアンダーカットを形成するようにスライドコアが斜め方向に変位していた。
これに対して、本実施の形態2の射出成形金型M2では、スライドコア7が、押し出し(離型動作)の初期に型開閉方向に変位し、その後、斜め方向に成形品1から遠ざかるようなアンダーカット動作を実現する例を示す。
このため、本実施の形態2の射出成形金型M2では、まず、図5に例示されるように、上述のアンギュラピンガイド孔22の代わりに、長孔断面を有するアンギュラピンガイド長孔22A(第1ガイド孔)を個々のスライドコア7に設ける。
図5は、アンギュラピン11の軸方向に垂直な断面を示している。アンギュラピンガイド長孔22Aの長軸は、型開閉方向と、傾斜したアンギュラピン11の軸方向とを含む平面に平行になるように、当該アンギュラピンガイド長孔22Aをスライドコア7に設けている。
アンギュラピンガイド長孔22Aは、アンギュラピン11の径の幅の長円である。このとき、アンギュラピン11とアンギュラピンガイド長孔22Aの長軸方向の隙間ΔLは、スライドコア7の離型の初期における型開閉方向の変位量D(後述)に設定する場合、アンギュラピン11の型開閉方向に対する傾斜角度αのとき、ΔL=D・sinα、のように決定される。
また、アンギュラピンガイド長孔22Aの短軸方向の幅は、スライドコア7の変位を妨げない程度に、アンギュラピン11の外径寸法よりも僅かに大きく設定されている。
これにより、スライドコア7は、型開閉方向には変位量Dに相当する遊動変位が可能であるが、短軸方向(図4の紙面に垂直な方向)には遊動しないように、2本のアンギュラピン11で案内される。
なお、この変位量Dが相対遊動代の距離である。変位量Dは、成形品1の底面を可動側入れ子10から垂直方向に離型させるために必要かつ十分な距離である。
また、成形品1の可動側からの離型動作をさせるため、成形品1を押し出す成形品用エジェクタピン16はそのままとして、スライドコア7は後述のスリーブ押し出し機構により押し出しするようにする。
本実施の形態2の射出成形金型M2の型構造を採ることにより、成形品1の側面に対してアンダーカット1aで嵌合して型開き方向に変位量Dだけ変位するスライドコア7が、成形品用エジェクタピン16による成形品1の可動側入れ子10からの離型動作を補助する役目を果たすので、スライドコア7の近傍には成形品1を可動側入れ子10から離型させるためのエジェクタピンを設ける必要がなくなる、という利点がある。
スリーブ押し出し機構は、押し出し対象の個々のスライドコア7毎に設けられ、当該スライドコア7の底面に当接する2本のスリーブピン19と、このスリーブピン19の内部に設けられたスリーブセンターピン20を備えている。
外側のスリーブピン19は、下端側が、上述のスライドコア用エジェクタピン17と同様にツバ部が、成形品用エジェクタピン16と共通のエジェクタプレート上13およびエジェクタプレート下14に固定され、エジェクタロッド12の推力によって成形品用エジェクタピン16と同期して動作する。
一方、スリーブピン19の内部に設けられたスリーブセンターピン20の下端は、ツバ部をスリーブセンタープレート15と可動取付板18の間に挟持されることによって可動取付板18に固定されている。
また、スリーブセンターピン20は、型締め状態において、上端部がスライドコア7の下面に当接するスリーブピン19の先端から上述の変位量Dに相当する長さだけ突出し、スライドコア7の側に設けられたスリーブセンターピンガイド孔23(第2ガイド孔)に挿入される長さに設定されている。
従って、スリーブピン19(成形品用エジェクタピン16)の離型動作による型開き方向の変位に際して、スリーブセンターピン20は、スリーブピン19の内部に相対的に引き込まれる状態となる。
なお、本実施の形態2では、個々のスライドコア7毎に2本のスリーブピン19およびスリーブセンターピン20を配置しているが、スリーブピン19、スリーブセンターピン20はスライドコア7の大きさにより3本以上配置しても良い。
以下、図6、図7、図8、図9等を参照して、本実施の形態2の射出成形金型M2の作用を説明する。
まず、図4の型締め状態では、固定側入れ子3、可動側入れ子10および複数のスライドコア7が相互に密着して成形品1を成形するためのキャビティが構成され、このとき、スライドコア7のスリーブセンターピンガイド孔23には、スリーブセンターピン20が、変位量Dだけ挿入された状態となっている。
また、図5のように、アンギュラピン11の上面側であるピン外径上面B1(ピン外径下面B2の反対側)がアンギュラピンガイド長孔22Aの長軸方向の上端面であるガイド孔内径上面C1に密着した状態となっている。
この状態から、成形品1の成形後に、まず、図6に例示されるように型開きが行われる。
さらに、図7のように離型動作が開始される。本実施の形態2の場合、アンギュラピンガイド長孔22Aの隙間ΔLによって、スライドコア7は、変位量Dだけ型開閉方向に遊動可能であるため、離型の初期には、スライドコア7は型開き方向に変位量Dだけ垂直に変位し、成形品1の底面の可動側入れ子10からの離型が行われる。
この図7は、成形品1およびスライドコア7を、固定側方向に、成形品用エジェクタピン16およびスリーブセンターピン20の先端がスライドコア7のスリーブセンターピンガイド孔23に挿入された変位量Dだけ押し出した状態を示している。この状態では、スリーブセンターピン20の先端部は、スライドコア7のスリーブセンターピンガイド孔23から丁度抜去された位置にあり、スライドコア7は、斜め方向に動き得る状態にある。
さらに、成形機の押し出し装置により、共通のエジェクタプレート上13およびエジェクタプレート下14に固定された成形品用エジェクタピン16およびスリーブピン19を固定側方向に押し出すと、図8のように、スライドコア7は、アンギュラピン11に沿って成形品1から遠ざかる斜め方向に変位し、アンダーカット1aの部分の離型も行われる。
図9は、上述の図7および図8に例示された離型動作時におけるアンギュラピン11とアンギュラピンガイド長孔22Aの関係を動作順に示している。
図9の左上に例示される離型動作前には、アンギュラピン11のピン外径上面B1は、図5のようにアンギュラピンガイド長孔22Aのガイド孔内径上面C1の側に密着し、反対側のピン外径下面B2とアンギュラピンガイド孔22のガイド孔内径下面C2の間には隙間ΔLが形成されている。
そして、図9の中央に例示される離型の初期には、スリーブセンターピン20およびスリーブセンターピンガイド孔23による型開き方向の案内によって、スライドコア7は、変位量Dだけ垂直に移動し、アンギュラピン11のピン外径下面B2と、アンギュラピンガイド長孔22Aのガイド孔内径下面C2が密着する。
さらに、スライドコア7が上昇すると、図9の右下に例示されるように、スライドコア7は、アンギュラピン11のピン外径下面B2に倣って、矢印の傾斜変位方向Eのように成形品1のアンダーカット1aから離間するように斜め方向に変位し、離型動作が完了する。
よって本実施の形態2の射出成形金型M2のような金型構造を採ることにより、スライドコア7は固定側方向に変位量Dだけ変位して成形品1を可動側入れ子10から離型させ、その後、スライドコア7は個々のスライドコア7毎に設けられた2本のアンギュラピン11に倣って成形品1から離間するように斜め方向に変位するので、スライドコア7の近傍に型開き方向の離型のための成形品用エジェクタピンを配置する必要がなくなる。
また、スライドコア7による変位量Dの移動期間は、スリーブセンターピン20とスリーブセンターピンガイド孔23との嵌合によって、スライドコア7の垂直方向(型開閉方向)の変位が安定に維持されるので、スライドコア7による変位量Dの間の離型動作中に、スライドコア7が成形品1から離脱して離型動作が不安定になる等の不具合も確実に防止される。
また、上述の実施の形態1と同様に、スライドコア7は個々のスライドコア7毎に設けられた2つのアンギュラピンガイド長孔22Aと2本のアンギュラピン11の摺動のみで変位するため、可動側型板8と摺動せず、カジリを発生せず、2本のアンギュラピン11に倣うことによって抜き方向が一定になり成形品1より離れてゆくことによりアンダーカットを形成することができる。
[実施の形態3]
図10は、本発明のさらに他の実施の形態である射出成形金型の型締め状態の構成形を示す断面図である。図11および図12は、本発明のさらに他の実施の形態である射出成形金型の離型動作を示す部分断面図である。
この実施の形態3では、アンギュラピン11の傾斜角度を変更可能にした例を説明する。
上述の実施の形態2に例示したように、スライドコア7が押し出しにより、アンギュラピン11に沿って斜めに変位することでアンダーカット1aに対応した離型動作を実現し
ているが、成形品1の品種毎にアンダーカット1aの形状は違ってくる。
そこで、本実施の形態3の射出成形金型M3では、スライドコア7が2本のアンギュラピン11に倣って変位する動作において、アンギュラピン11の傾斜角度を変更可能とすることによりスライドコア7がアンダーカットを形成する速さ(アンダーカット1aからの離型速度)を変えられる構造とした。
本実施の形態3の射出成形金型M3では、図10に例示されるように、アンギュラピン11を固定する部分の可動側型板8にポケット8bを開け、そのポケット8bに入る大きさでアンギュラピン11を通すピン穴21aを加工したアンギュラピンリテーナ21を作成し、可動側型板8のポケット8bに固定する構造とした。
すなわち、本実施の形態3の射出成形金型M3では、アンギュラピン11を通すピン穴21aの角度が異なるアンギュラピンリテーナ21に付け替えることで、アンギュラピン11の角度を変えられる構成にした。
アンギュラピンリテーナ21のピン穴21aの角度(すなわち、アンギュラピン11の傾斜角度)を変えたときのスライドコア7の動きを図11、図12に示す。
図11のアンギュラピン11の角度α1と、図12のアンギュラピンの角度α2の関係はα1<α2となっており、固定側へ押し出したときの、図12の角度α2の場合における成形品1とスライドコア7の間隔L2が、図11の角度α1の場合の間隔L1に比べて大きくなる。また、角度αの値が大きくなると成形品1からスライドコア7が離れる速度が速くなる。
よって本実施の形態3の射出成形金型M3の型構造を採ることにより、成形品1のアンダーカット1aの形状によらず、アンダーカット1aの形状に応じた最適なアンダーカットを形成することができる。
以上説明したしように、本発明の上述の各実施の形態の各態様によれば、以下の効果を奏する。
第1態様によれば、アンダーカットを有する成形品をスライドコアで形成するとき、スライドコアは可動型へ押さえられていないので、型開き後可動型から離れ、且つ成形品に対して成形品を離型させる押し出し機構により押し出されることによって形成される。
よってスライドコアは可動型板と摺動しないのでカジリを発生させることがなく金型トラブルを防ぐことができる。
第2態様によれば、アンダーカットを有する成形品をスライドコアで形成するとき、スライドコアは成形品と共に型開き後固定側方向へ押し出す押し出し機構により押し出されるが、スライドコアは個々のスライドコア毎に設けられた2本のアンギュラピンに倣って動かされる。
よってスライドコアは2本のアンギュラピンと摺動するだけですみ、可動型板と摺動しないのでカジリを発生させることがなく金型トラブルを防止し、2本のアンギュラピンに倣って動かされることにより抜き方向が一定になり成形品より離れてゆくことによりアンダーカットを形成できる。
第3態様によれば、アンダーカットを有する成形品をスライドコアで形成するとき、型開き後固定側方向へ押し出す押し出し機構により押し出されたスライドコアを個々のスライドコア毎に設けられた2本のアンギュラピンに倣って動かすようにするため、スライドコアと2本のアンギュラピンは可動側に設けられている。
よってスライドコアが2本のアンギュラピンと摺動するだけで動かされるようになり可動型板と摺動しないのでカジリを発生させることがなく金型トラブルを防止し、2本のアンギュラピンに倣って動かされることにより抜き方向が一定になり成形品より離れてゆくことによりアンダーカットを形成できる。
第4態様によれば、アンダーカットを有する成形品を、スライドコアで形成するときスライドコアは、スライドコアをガイドする個々のスライドコア毎に設けられた2本のスリーブセンターピンとスライドコアを押し出す、個々のスライドコア毎に設けられた2本のスリーブで構成されたスリーブ方式の押し出し装置で固定側方向へ押し出される。そのスライドコアには個々のスライドコア毎に設けられた2本のアンギュラピンをガイドするための穴が長円で設けられていて押し出しによりスライドコアが固定側の方向に動かされるのを妨げないようにしている。
よってスライドコアが固定側方向に動かされるようになり可動型板と摺動しないのでカジリを発生させることがなく金型トラブルを防止することができる。
第5態様によれば、アンダーカットを有する成形品をスライドコアで形成するとき、スライドコアは第4態様記載のスリーブ方式の押し出し装置のスリーブピンで固定側へ動かされる。その作動においてスライドコアはスライドコアをガイドするようにスリーブセンターピンガイド孔に挿入されたスリーブセンターピンの量だけ固定側へ向かって動き、スリーブセンターピンを外れるとアンギュラピンに倣って斜め方向に動かされる。
よってスライドコアが固定側に向かって動くときアンダーカット有する成形品を可動側から離型させ、個々のスライドコア毎に設けられた2本のアンギュラピンに倣って動かされることにより抜き方向が一定になり成形品から離れアンダーカットを形成することができる。
第6態様によれば、アンダーカットを有する成形品をスライドコアで形成するとき、スライドコアは型開閉方向に傾斜したスライドコア接触斜面を有した固定型と、そのスライドコア接触斜面と接する固定金型接触斜面を有するスライドコアが斜面で接するように型締めされ樹脂射出が行われる。
よってスライドコアはキャビティに樹脂射出が行われたときに射出圧力により動かされず、第5態様記載の押し出し動作によりアンダーカットが形成され、品質のよい成形品を作製することができる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
たとえば、アンギュラピンの断面形状は円形に限らず、多角形、楕円形、等の非真円形状でもよい。
[付記1]
アンダーカットを有する成形品を作製する射出成形金型において、アンダーカットを形成するスライドコアを型開き後可動型から離れ、且つ成形品に対して成形品と離型させる押し出し機構を有することを特徴とする射出成形金型。
[付記2]
付記1記載のスライドコアを型開き後固定側方向へ押し出す押し出し機構は、スライドコアが個々のスライドコア毎に設けられた2本のアンギュラピンに倣って動かすことを特徴とする付記1記載の射出成形金型。
[付記3]
付記2記載のスライドコア、アンギュラピンは可動型に設けられていることを特徴とす
る付記2記載の射出成形金型。
[付記4]
付記1記載の型開き後固定側方向へ押し出す押し出し機構は、スリーブ方式の押し出し装置を有していることとスライドコアに個々のスライドコア毎に設けられた2本のアンギュラピンを通す穴がアンギュラピンの径の幅で長円になっていることを特徴とする付記1記載の射出成形金型。
[付記5]
付記1記載の型開き後固定側方向へ押し出す押し出し機構で押し出されるスライドコアは、押し出しのとき固定側方向に動き、その後斜めに動かされることを特徴とする付記1記載の射出成形金型。
[付記6]
付記2記載のスライドコアは、型締め時型開閉方向に傾斜したスライドコア接触斜面を有した固定型と、そのスライドコア接触斜面と接する固定金型接触斜面を有するスライドコアが斜面同士で接していることを特徴とする付記2記載の射出成形金型。
本発明の一実施の形態である射出成形金型の全体構成の一例を示す断面図である。 本発明の一実施の形態である射出成形金型の型開きおよび離型動作を工程順に示す断面図である。 本発明の一実施の形態である射出成形金型の型開きおよび離型動作を工程順に示す断面図である。 本発明の他の実施の形態である射出成形金型の型締め状態を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態である射出成形金型を構成するスライドコアのアンギュラピンガイド孔の形状を示す部分断面図である。 本発明の他の実施の形態である射出成形金型の型開き状態を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態である射出成形金型の離型動作状態を工程順に示す断面図である。 本発明の他の実施の形態である射出成形金型の離型動作状態を工程順に示す断面図である。 本発明の他の実施の形態である射出成形金型の離型動作状態を工程順に示す部分断面図である。 本発明のさらに他の実施の形態である射出成形金型の型締め状態の構成形を示す断面図である。 本発明のさらに他の実施の形態である射出成形金型の離型動作を示す部分断面図である。 本発明のさらに他の実施の形態である射出成形金型の離型動作を示す部分断面図である。
符号の説明
1 成形品
1a アンダーカット
2 固定取付板
3 固定側入れ子
4 固定側型板
5 ロッキングブロック
5a スライドコア接触斜面
6 ランナストリッパープレート
7 スライドコア
7a 固定金型接触斜面
8 可動側型板
8a 型板凹部
8b ポケット
9 スペーサブロック
10 可動側入れ子
11 アンギュラピン
12 エジェクタロッド
13 エジェクタプレート上
14 エジェクタプレート下
15 スリーブセンタープレート
16 成形品用エジェクタピン
17 スライドコア用エジェクタピン
18 可動取付板
19 スリーブピン
20 スリーブセンターピン
21 アンギュラピンリテーナ
21a ピン穴
22 アンギュラピンガイド孔
22A アンギュラピンガイド長孔
23 スリーブセンターピンガイド孔
A 斜面接触部
B1 ピン外径上面
B2 ピン外径下面
C1 ガイド孔内径上面
C2 ガイド孔内径下面
D 変位量
E 傾斜変位方向
M1 射出成形金型
M2 射出成形金型
M3 射出成形金型
ΔL アンギュラピン11とアンギュラピンガイド長孔22Aの隙間

Claims (3)

  1. アンダーカットを有する成形品を成形するキャビティを備えた射出成形金型であって、
    前記キャビティの一部を構成する固定金型と、
    前記キャビティの一部を構成し、前記固定金型に対して型開き方向に移動可能な可動金型と、
    前記可動金型に保持され、前記キャビティの前記成形品の前記アンダーカットに対応した部位を構成するスライドコアと、
    前記成形品の離型動作に連動して前記スライドコアを前記型開き方向と交差する方向に移動させるスライドコア移動機構と、
    を含み、
    前記スライドコア移動機構は、前記成形品の前記離型動作を行うエジェクタプレートに固定された、前記スライドコアを前記型開き方向に押し出すスライドコア押し出しピンと、前記型開き方向に対して傾斜して配置され、前記スライドコアに設けられた第1ガイド孔に挿通されるアンギュラピンと、を含み、
    前記スライドコアに形成された前記第1ガイド孔は、前記アンギュラピンの軸方向と前記型開き方向とがなす平面内における径の方が、前記平面に直交する方向の径よりも大きい長円形を呈し、
    前記スライドコア押し出しピンによって押圧される前記スライドコアは、長円形の前記第1ガイド孔に対する前記アンギュラピンの相対遊動代の距離だけ、前記離型動作の初期に前記型開き方向に変位した後、前記アンギュラピンの軸方向に沿って、前記成形品から離間し、
    前記スライドコア押し出しピンは、前記スライドコアの端面に当接する筒状のスリーブピンと、前記スリーブピンの内部に同軸に配置され、前記スライドコアに前記型開き方向に穿設された第2ガイド孔に前記相対遊動代の距離だけ先端部が挿通されるスリーブセンターピンとを備えていることを特徴とする射出成形金型。
  2. 請求項記載の射出成形金型において、
    前記可動型には、前記アンギュラピンを異なる角度で保持する複数のアンギュラピンリテーナが交換可能に設けられていることを特徴とする射出成形金型。
  3. 請求項1または請求項2に記載の射出成形金型において、
    型締め時に、前記スライドコアは、前記固定金型と、前記型開き方向と交差する方向に傾斜した斜面で接触していることを特徴とする射出成形金型。
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