JP4730387B2 - 自動車の前部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の前部、特にバンパ周辺の構造に関し、自動車の車体構造の技術分野に属する。
一般に、自動車の車体前部には、車体前端部外面を構成すると共に外気導入開口部を有するバンパフェースが備えられる。このバンパフェースは軽量化等のために樹脂材により薄板状に形成される場合が多いが、この場合、バンパフェースが撓み変形しやすいという問題がある。この問題に対処するものとして、例えば特許文献1には、バンパフェースの上部裏面側にバンパフェース支持部材を設け、該支持部材によりバンパフェースの変形を抑制させるようにした構造が開示されている。
特開2005−170237号公報
ところで、バンパフェースの後方には、エンジンを収容するエンジンルームが設けられると共に、該エンジンの前方には、ラジエータや、該ラジエータを支持する矩形枠状のシュラウドパネルが配設される構造とされる場合があるが、このような構造の場合、バンパフェースの外気導入開口部から導入された外気のエンジンやその周囲への供給が、ラジエータ及びシュラウドパネルにより阻害されやすくなるという問題がある。
この問題を解決するため、本願出願人は、先の出願(特願2007−28827号)において、シュラウドの上辺部に前後に貫通する開口部を形成すると共に、バンパフェース支持部材とバンパフェースとで、バンパフェースの外気導入開口部から導入された外気を前記シュラウドパネルの上辺部の開口部に導くダクトを形成した構造を提案したところである。
ここで、このバンパフェース支持部材は、バンパフェースの変形抑制のためにある程度の剛性が要求されるが、ダクトを形成すると、このダクトを構成する例えば縦壁や横壁により該支持部材の剛性が高くなりすぎ、例えば車両前方からバンパへ衝撃荷重が加わったときに該バンパによる衝撃吸収が十分に行えなくなる虞がある。
そこで、本発明は、バンパフェース支持部材とバンパフェースとでダクトを形成した場合に、バンパフェースの変形抑制と、前方からの衝撃荷重の作用時における衝撃吸収とを両立することができる自動車の前部構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、外気導入開口部が設けられたバンパフェースと、前記外気導入開口部の上方で車幅方向に延びるように配設され、該バンパフェースを裏面側から支持するバンパフェース支持部材とが備えられた自動車の前部構造であって、前記バンパフェース支持部材と前記バンパフェースとで、前記外気導入開口部から導入された外気を後方に導くダクトが形成されていると共に、前記バンパフェース支持部材は、車幅方向中央においてバンパフェースの車幅方向中央部内面にほぼ沿うように形成されたフェース中央部支持面部と、該フェース中央部支持面部の車幅方向の側部に設けられてバンパフェースの裏面部とで前記ダクトを形成するダクト構成部とを有し、かつ、前記バンパフェース支持部材におけるダクト構成部の前部が、他の部位よりも剛性の低い低剛性材で構成されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の自動車の前部構造において、前記バンパフェース支持部材は、シュラウドパネルのアッパ部の前方に配置されていると共に、前記ダクトは、前記外気導入開口部から後方かつ上方に向かって延び、後端部が前記シュラウドパネルのアッパ部に形成された開口部に接続されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1または請求項2に記載の自動車の前部構造において、前記バンパフェース支持部材におけるダクト構成部の前部には、前記外気導入開口部から侵入した水の下流側への侵入を遮断する庇部と、該庇部で遮断された水を車幅方向に導く案内部とが設けられていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項3に記載の自動車の前部構造において、前記バンパフェース支持部材は、低剛性材で構成される部位と、前記他の部位とが別部材で構成されていると共に、前記他の部位に、平面視で枠状とされて前記案内部を下方から支持すると共に所定以上の荷重の作用時に変形する枠体部が設けられており、前記バンパフェースは、前記外気導入開口部を装飾するグリル部を有し、該グリル部に、前記枠体部の前端部に向かって突出し、先端部が該前端部に取り付けられる突出部が設けられていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記請求項3に記載の自動車の前部構造において、前記バンパフェース支持部材は、低剛性材で構成される部位と、前記他の部位とが別部材で構成されていると共に、前記案内部の前端部は、前記バンパフェースの外気導入開口部の上縁部の後方において該上縁部から所定量離間するように配置されており、前記バンパフェース支持部材における前記他の部位に、前記案内部の上方でバンパフェースの内面に当接する当接面部と、該当接面部から下方後方に延び、前記案内部を支持する支持部とが設けられていることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、前記請求項3に記載の自動車の前部構造において、前記バンパフェースの外気導入開口部は、車幅方向に延びる形状とされ、前記バンパフェースとバンパフェース支持部材とで構成されるダクトが、正面視で前記外気導入開口部の左右の端部側にそれぞれ設けられていると共に、前記バンパフェース支持部材における各ダクトの構成部にそれぞれ案内部が設けられており、これらの案内部の間において車幅方向に延びて両案内部を連結し、侵入した水を排出する第2の案内部が設けられていると共に、該第2の案内部が低剛性材で構成されていることを特徴とする。
次に、本発明の効果について説明する。
まず、請求項1に記載の発明によれば、バンパフェース支持部材とバンパフェースとで、前記外気導入開口部から導入された外気を後方に導くダクトが形成されている場合に、前記バンパフェース支持部材におけるダクト構成部の前部が、他の部位よりも剛性の低い低剛性材で構成されているから、例えば車両前方からバンパフェース支持部材に衝撃荷重が加わったときに、低剛性材で構成された前記ダクト構成部の前部が破損することにより、衝撃吸収が良好に行われると共に、前記他の部位が十分な剛性を有していることにより、通常時におけるバンパフェースの変形抑制も良好に実現されることとなる。
また、請求項2に記載の発明によれば、前記バンパフェース支持部材は、シュラウドパネルのアッパ部の前方に配置されていると共に、前記ダクトは、前記外気導入開口部から後方かつ上方に向かって延び、後端部が前記シュラウドパネルのアッパ部に形成された開口部に接続されている場合に、請求項1で記載のように、ダクト構成部の前部は、低剛性材で構成されているから、例えば車両前方からバンパフェース支持部材に衝撃荷重が加わったときに、ダクト構成部の前部が破損することにより、バンパフェース支持部材における前記他の部位に加え、シュラウドパネルの破損も防止されることとなる。
また、請求項3に記載の発明によれば、前記バンパフェース支持部材におけるダクト構成部の前部には、前記外気導入開口部から侵入した水の下流側への侵入を遮断する庇部と、該庇部で遮断された水を車幅方向に導く案内部とが設けられているから、外気導入開口部から侵入した水の下流側への侵入を遮断し、かつこの水を車幅方向に導くことができる。その場合に、庇部及び案内部は、低剛性材で構成されたダクト構成部の前部に含まれているので、バンパフェース支持部材に衝撃荷重が加わったときに、これら庇部及び案内部が変形、破損することにより、バンパフェース支持部材における前記他の部位の破損やシュラウドパネルの破損が防止されることとなる。
また、請求項4に記載の発明によれば、前記バンパフェース支持部材は、低剛性材で構成される部位と、前記他の部位とが別部材で構成されている場合に、前記案内部は、前記バンパフェース支持部材における前記他の部位に設けられ、かつ平面視で枠状とされて所定以上の荷重の作用時に変形する枠体部により下方から支持される。また、前記バンパフェースが、前記外気導入開口部を装飾するグリル部を有している場合に、該グリル部に、前記枠体部の前端部に向かって突出し、先端部が該前端部に取り付けられる突出部が設けられているから、バンパフェースが、グリル部の突出部を介して前記バンパフェース支持部材の枠体部で支持されることとなる。また、枠体部は所定以上の荷重の作用時に変形するので、後方のシュラウドパネル等の破損が防止されることとなる。
また、請求項5に記載の発明によれば、前記バンパフェース支持部材は、低剛性材で構成される部位と、前記他の部位とが別部材で構成されていると共に、前記案内部が前記バンフェースの外気導入開口部の上縁部の後方において該上縁部から所定量離間するように配置されており、前記バンパフェース支持部材における前記他の部位に、前記案内部の上方でバンパフェースの内面に当接する当接面部と、該当接面部から下方に延び、前記案内部を支持する支持部とが設けられているから、バンフェースの外気導入開口部の上縁部が当接面部及び支持部を介して低剛性の案内部に支持されることとなって、該上縁部の支持剛性が高くなるのを回避することができると共に、バンパフェースへの衝撃荷重の作用時に、案内部前方のバンパフェースが所定量後方に後退することができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、前記バンパフェースの外気導入開口部は、車幅方向に延びる形状とされ、前記バンパフェースとバンパフェース支持部材とで構成されるダクトが、正面視で前記外気導入開口部の左右の端部側にそれぞれ設けられていると共に、前記バンパフェース支持部材における各ダクトの構成部にそれぞれ案内部が設けられている場合に、これらの案内部の間において車幅方向に延びて両案内部を連結し、侵入した水を排出する第2の案内部が設けられていると共に、該第2の案内部が低剛性材で構成されているから、侵入した水を排出する第2の案内部を設けつつ、衝撃吸収を良好に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態に係る自動車の前部構造について説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る自動車1の前端部には、バンパ2が設けられている。バンパ2の後方には、エンジンが配置されるエンジンルームが設けられていると共に、該エンジンルームの前部にはラジエータを支持する正面視略矩形状のシュラウドパネル3が配設されている。
バンパ2は、車体前端部の意匠面を構成するバンパフェース4と、前記シュラウドパネル3のアッパ部3aに取り付けられ、バンパフェース4を裏面側から支持するバンパフェース支持部材5とを有している。
バンパフェース4には、エンジンルームに外気を導入する外気導入開口部4aが設けられている。外気導入開口部4aの幅は、シュラウドパネル3の幅よりも大きくされている。
外気導入開口部4aには、該開口部4aを装飾するグリル部材6が設けられており、グリル部材6の周囲には、該グリル部材6を、車体や前記バンパフェース支持部材5に取り付けるための枠状のグリル支持部材7が設けられている。また、グリル6とシュラウドパネル3との間には、バンパ2の下部側への衝突時における衝撃を吸収する発泡樹脂でなる衝撃吸収材8が車幅方向に設けられている。
バンパフェース支持部材5は、シュラウドパネル3のアッパ部3aとほぼ同じ幅及び高さを有し、該アッパ部3aに取り付けられる。
シュラウドパネル3は、樹脂製で、左右のサイドフレーム(図示せず)等の車体構成部材に固定されており、アッパ部3aの左右端側には前後に貫通する開口部3b,3bが設けられている。これらの開口部3b,3bは、バンパフェース4の外気導入開口部4aから導入された外気を、例えばエンジン(例えば吸気用として)やエンジンルーム内に導入するために設けられている。
ここで、本実施の形態においては、外気導入開口部4a(詳しくはグリル部材6の上縁部とバンパフェース4の外気導入開口部4aの上縁部との間の部分)から導入された外気を、シュラウドパネル3のアッパ部3aの前記開口3b,3b部に導くダクト10が、バンパフェース4とバンパフェース支持部材5とで形成されている。
バンパフェース支持部材5は、図2に示すように、車幅方向中央においてバンパフェース4の車幅方向中央部内面にほぼ沿うように後上りに形成されたフェース中央部支持面部5aと、該フェース中央部支持面部5aの上部後端側から左右に延び、バンパフェース4の上縁部を支持するフェース上縁部支持部5bと、フェース中央部支持面部5aの下方に設けられ、前記グリル支持部材7の上辺部7aが固定されるグリル固定部5cと、前記フェース上縁部支持部5bの車幅方向外端部から後方に延び、前記シュラウドパネル3のアッパ部3aの上面に固定される支持部材固定部5d,5dと、前記フェース中央部支持面部5aの左右に設けられ、前記ダクト10の下側部分を構成する下側ダクト部5e,5eとを有している。そして、この下側ダクト部5eと、バンパフェース4における該下側ダクト部5eの上方に位置する面部(上側ダクト構成部)とで、前記ダクト10が構成される。
下側ダクト部5eは、図2にも示すように、フェース中央部支持部5aの左右端に設けられた内側側面部50aと、該内側側面部50aの下端から車幅方向に広がる底面部50bと、該底面部50bの車幅方向外端とフェース上縁部支持部5bとの間に設けられた外側側面部50cと、後面部50dと、該後面部50dに前記シュラウドパネル3の開口部3bの前方位置において形成された出口開口部50eとを有し、これらの部位50a〜50dにより前方側及び上方側が開放された概ね箱状の本体部50fを構成している。
本体部50fは、図3からわかるように、外気導入開口部4aよりも上方に位置しており、該本体部50fの車幅方向外端側下方には、該本体部50fに外気を導くための前方に突出するガイド部50gが設けられている。このガイド部50gの下部は、外気導入開口部4aの車幅方向外端部から前方を臨むように、前記底面部50bよりも低い位置に設けられていると共に、図4に示すように、グリル部材6の上縁部(すなわち、外気導入開口部4aの下縁)に沿ってほぼ水平に形成された導風面部6aに概ね連続するように設けられた底面部51aと、該底面部51aの左右端に設けられた側面部51b,51bと、底面部51aの後端から本体部50fの底面部50bの前端近傍まで上方に立ち上がる後面部51cとを有している。
また、下側ダクト部5eには、図3、図4に示すように、ガイド部50gの後面部51cの上端から前方にほぼ水平に突出する庇部50hが設けられている。この庇部50hは、外気導入開口部4aからガイド部50gを経由して侵入してきた雨滴等の水分を下面に付着させて、落下させることにより、該水分が該庇部50hよりも下流側(上方)に侵入するのを防止するために設けられている。なお、庇部50hは、図3〜図6からわかるように、車幅方向中央側にも延長されて下側ダクト部5eのほぼ全幅に渡って形成されている。
また、下側ダクト部5eには、図3、図5、図6からわかるように、ガイド部50gよりも車幅方向中央側において、庇部50hの後端部からやや前方斜め下方に向かって突出する案内部50iが設けられている。この案内部50iは、車幅方向中央側が低くされ、庇部50hから落下した水分を受け止めて、車幅方向中央側に設けられた後述する案内部連結部52の水排出孔52bに導くように構成されている。
ここで、前述のグリル支持部材7の上辺部7aが、バンパフェース4の外気導入開口部4aの上縁部の裏面側に沿うように車幅方向に延びており、このグリル支持部材7の上辺部7aは、下側ダクト部5eのガイド部50gの上方においては、ほぼ水平な横面部70aを有している。そして、この横面部70aの後端は、前後方向で前記庇部50hの前端位置にほぼ位置しており、外気導入開口部4aから導入された外気を前記庇部50hの下方を確実に経由させることにより、外気に含まれる雨滴等の水分を庇部50hにより確実に遮断可能になっている。
また、図5、図6からわかるように、グリル支持部材7の上辺部7aにおける下側ダクト部5eのガイド部50gよりも車幅方向内方側には、フェース4の内面位置から斜め後方下方に突出し、先端部が前記案内部50iの前端部に近接するように形成された突出壁部70bが設けられている。これにより、バンパフェース4内面と前記案内部50iの前端部との隙間がほぼふさがれることとなり、外気導入開口部4aにおけるガイド部50gよりも車幅方向内方部分から侵入した外気に含まれる水や、車体下部側から上方に巻き上げられた水が、案内部50iよりも上方に侵入しないように構成されている。
また、バンパフェース支持部材5のフェース中央部支持面部5aの下方には、図3、図7からわかるように、前記左右の下側ダクト部5e,5eの庇部50h及び案内部50iに連続するように前方側が開放する断面略U字形状に形成された案内部連結部52が設けられている。この案内部連結部52の下面部52aは、図3からわかるように、前方視で凹凸状段差を有していると共に、図3、図8からわかるように、凹部の後端部には、水排出孔52bが設けられている。ここで、凹凸状段差が設けられているのは、後述するように凸部において他の部材への取付を可能としつつ、流入してきた水の量が多く、水排出孔52bからすぐに排出できないような場合に、この水を凹部に一時貯留可能とするためである。
ここで、バンパフェース支持部材5は、図9に示すように、下側ダクト部5eの前部、詳しくは前記下側ダクト部5eのガイド部50g、庇部50h、及び案内部50i、及び外側側面部50cの前部50c′を構成する下側ダクト前部構成部材11,11と、前記案内部連結部52を構成する案内部連結部材12と、これら以外の部分を構成する本体部材13とで構成されている。なお、図9には、グリル支持部材7も示している。
その場合に、これらの部材11,12,13は、いずれも樹脂で形成されているが、これらのうち下側ダクト前部構成部材11,11及び案内部連結部材12は、本体部材13よりも剛性が低い低剛性材を用いて形成されている。これは、当該自動車の前突等時における衝撃吸収能力の向上、及びシュラウドパネル3の破損防止等を目的としている。特に、下側ダクト部5eのガイド部50gは、底面部51a及び側面部51b,51bを有して、前方に突出する形状とされているので、剛性が高くなりやすいが、このような場合に、効果的に剛性を低下させることができる。ここで、低剛性材としては、例えばエラストマが利用可能である。また、本体部材13としては、例えばPP等が利用される。
また、本体部材13においても、フェース支持面部5aの下部の左右部分、及びグリル取付部5cの左右部分、及び内側側面部50aの前部下部側には、それぞれ、フェース支持部材5の車幅方向中央部分下部の剛性を小さくするための開口部13d…13dが形成されている。
また、前記グリル支持部材7の突出壁部70bは傾斜しているので、該部位の剛性が高くなるのが抑制される。加えて、突出壁部70bが形成されている部分は、前面側及び下面側に開口部70c,70cが設けられているので、これによっても、該部位の剛性が高くなるのが抑制される。
次に、これらの部材11,12,13と、バンパフェース4と、グリル支持部材7との間の固定のうち衝撃吸収能力に関連する箇所等、主要な箇所について説明する。
まず、本体部材13と下側ダクト前部構成部材11との固定について説明すると、本体部材13には、下側ダクト部5eの底面部50b部分の前方において平面視で略矩形状の枠体部13aが設けられており、該枠体部13aに下側ダクト前部構成部材11における案内部50i部分が上方から載置されるようになっている。そして、本体部材13における下側ダクト部5eの底面部50b部分に設けられたボス部13b,13bと、下側ダクト前部構成部材11の庇部50h部分の後端に設けられた取付片部11a,11aとが、図2、図3に示すように、ネジ(図示せず)により固定される。また、本体部材13の枠体部13aの前辺部に設けられた取付部13c,13cと、下側ダクト前部構成部材11の案内部50i部分の前端に設けられた取付片部11b,11bとが、ネジにより固定される。
また、図10に示すように、本体部材13のフェース支持面部5aの略中央に形成されたエンブレム部13dの裏面に設けられたボス部13eと、バンパフェース4の裏面に設けられたボス部4eとが、また、これらと案内部連結部材12の下面部52aの凸部の前端面12aとがネジにより締結される。
また、図11に示すように、本体部材13のグリル固定部5cと、案内部連結部材12の下面部52aの凸部の前端面12aとがクリップにより締結される。なお、この図からわかるように、本体部材13のフェース支持面部5aとバンパフェース4の中央部とが当接しており、当接部13fが構成される。なお、本体部材13のグリル固定部5c、及び案内部連結部材12は前記バンパフェース4の外気導入開口部4aの上縁部の後方において該上縁部から所定量離間するように配置されている。
また、図6に示すように、前述のグリル支持部材7の突出壁部70bの後端部に形成されたボス部70dと、本体部材13の枠体部13aの前辺部に設けられた取付部13e(図9参照)と、案内部連結部材12の外端部に設けられた取付部12cとがネジにより共締め固定される。
次に、本実施の形態の作用について説明する。
まず、ダクト10による外気のガイド機能について説明すると、図3、図4に白抜き矢印で示すように、外気導入開口部4aから導入された外気は、白抜き矢印で示すように、ガイド部50gを通って、本体部50fに入り、さらに、図5に示すように、本体部50fの出口開口部50eを通って、シュラウドパネル3の開口部3bに至ることとなる。
その場合に、このダクト10の途中には、ほぼ水平に設けられた庇部50hが設けられているから、図3、図4に網掛け矢印で示すように、例えば雨天時等に、外気導入開口部4aからガイド部50gを経由して侵入してきた雨滴等の水分が、庇部50hの下面に付着して、落下することとなる。すなわち、雨滴等の水分が庇部50hよりも下流側(上方)に侵入するのが防止されることとなる。
また、庇部50hの下方には、案内部50iが設けられているから、庇部50hから落下した水分が受け止められて、車幅方向中央側に設けられた案内部連結部52に導かれ、該案内部連結部52の水排出孔52bから車外に排出されることとなる。
次に、当該自動車1のバンパ2に例えば斜め前方から衝撃荷重が作用した場合について説明すると、この衝撃荷重は、剛性の低いバンパフェース4を介してバンパフェース支持部材5に入力されることとなるが、本実施の形態においては、バンパフェース支持部材5の車幅方向両端側の下側ダクト前部構成部材11は、低剛性材で構成されているから、該部材11が破損することにより、衝撃荷重が吸収されることとなる。
特に、ダクト10を形成すると、ダクト10を構成する例えば壁部によりバンパフェース支持部材5の剛性が上って衝撃吸収が行われるにくくなる虞があるが、本発明においては、下側ダクト前部構成部材11を低剛性材で構成したから、ダクト10を形成した場合でも、衝撃吸収が良好に行われる。また、下側ダクト部5eの前部を構成する下側ダクト前部構成部材11が破損することにより、バンパフェース支持部材5における本体部材13の破損が防止されることとなる。また、バンパフェース支持部材5の後方に配置され、開口部3aにダクト10が接続されたシュラウドパネル3の破損も防止されることとなる。
また、本体部材13は、十分な剛性を有しているので、通常時におけるバンパフェース4の変形抑制も良好に実現されることとなる。
また、前記庇部50hと案内部50iとが設けられていることにより、雨水等に対して前述のような効果が得られるが、庇部50h及び案内部50iは、低剛性材で構成された下側ダクト前部構成部材11に含まれているので、衝撃荷重が加わったときに、前述のように庇部50h及び案内部50iが変形、破損することとなり、バンパフェース支持部材5における本体部材13の破損やシュラウドパネル3の破損が防止されることとなる。
また、案内部50iは、枠体部13aの前端部に向かって突出し、先端部が該前端部に取り付けられる突出壁部70bが設けられており、これにより、バンパフェース4が、グリル支持部材7の突出壁部70bを介してバンパフェース支持部材の枠体部13aで支持されることとなる。その場合に、枠体部13aは所定以上の荷重の作用時に変形するので、荷重の作用時に、後方のシュラウドパネル7等が破損するのが防止されることとなる。
また、案内部連結部材12がバンパフェース4の外気導入開口部4aの上縁部の後方において該上縁部から所定量離間するように配置されており、バンパフェース支持部材5の本体部材13に、案内部連結部材12の上方でバンパフェース5の内面に当接する当接面部13fと、該当接面部13fから下方に延び、案内部連結部材12を支持するグリル固定部5cとが設けられているから、バンパフェース4の外気導入開口部4aの上縁部が当接面部13f及びグリル固定部5cを介して低剛性の案内部連結部材12に支持されることとなって、該上縁部の支持剛性が高くなるのを回避することができると共に、バンパフェース4への衝撃荷重の作用時に、案内部連結部材12前方のバンパフェース4が所定量後方に後退することができる。





また、左右の案内部50i,50iの間において車幅方向に延びて両案内部50i,50iを連結し、侵入した水を排出する案内部連結部52が設けられていると共に、該案内部連結部52が低剛性材で構成されているから、侵入した水を車外に排出可能としつつ、衝撃吸収を良好に行うことができる。
本発明は、外気導入開口部が設けられたバンパフェースと、該バンパフェースを裏面側から支持するバンパフェース支持部材とが備えられた自動車の前部構造において、バンパフェース支持部材とバンパフェースとでダクトを形成した場合に、バンパフェースの変形抑制と、前方からの衝撃荷重の作用時における衝撃吸収とを両立することができ、自動車産業に広く利用することができる。
本発明の実施形態に係る自動車の前部の一部破断正面図である。 バンパフェース支持部材の単体斜視図である(なお、左半分についてはグリル支持部材が取り付けられた状態で示している) 図1の矢印A部分の拡大図である。 図1のB−B断面図(端面図)である。 図1のC−C断面図(端面図)である。 図1のD−D断面図(端面図)である。 図1のE−E断面図(端面図)である。 図1のF−F断面図(端面図)である。 バンパフェース支持部材の構成部材、及びグリル支持部材の単体斜視図である。 図1のG−G断面図(端面図)である。 図1のH−H断面図(端面図)である。
符号の説明
1 自動車
3 シュラウドパネル
3a アッパ部
3b 開口部
4 バンパフェース
4a 外気導入開口部
4a′ 上縁部
5 バンパフェース支持部材
5c グリル固定部(支持部)
5e 下側ダクト部(ダクト構成部)
6 グリル部材(グリル部)
7 グリル支持部材
10 ダクト
11 ダクト前部構成部材(ダクト構成部の前部)
12(52) 案内部連結部材(第2の案内部)
13 本体部材
13a 枠体部
13f 当接面部
50h 庇部
50i 案内部
70b 突出壁部(突出部)

Claims (6)

  1. 外気導入開口部が設けられたバンパフェースと、前記外気導入開口部の上方で車幅方向に延びるように配設され、該バンパフェースを裏面側から支持するバンパフェース支持部材とが備えられた自動車の前部構造であって、
    前記バンパフェース支持部材と前記バンパフェースとで、前記外気導入開口部から導入された外気を後方に導くダクトが形成されていると共に、
    前記バンパフェース支持部材は、車幅方向中央においてバンパフェースの車幅方向中央部内面にほぼ沿うように形成されたフェース中央部支持面部と、該フェース中央部支持面部の車幅方向の側部に設けられてバンパフェースの裏面部とで前記ダクトを形成するダクト構成部とを有し、かつ、
    前記バンパフェース支持部材におけるダクト構成部の前部が、他の部位よりも剛性の低い低剛性材で構成されていることを特徴とする自動車の前部構造。
  2. 前記請求項1に記載の自動車の前部構造において、
    前記バンパフェース支持部材は、シュラウドパネルのアッパ部の前方に配置されていると共に、
    前記ダクトは、前記外気導入開口部から後方かつ上方に向かって延び、後端部が前記シュラウドパネルのアッパ部に形成された開口部に接続されていることを特徴とする自動車の前部構造。
  3. 前記請求項1または請求項2に記載の自動車の前部構造において、
    前記バンパフェース支持部材におけるダクト構成部の前部には、前記外気導入開口部から侵入した水の下流側への侵入を遮断する庇部と、該庇部で遮断された水を車幅方向に導く案内部とが設けられていることを特徴とする自動車の前部構造。
  4. 前記請求項3に記載の自動車の前部構造において、
    前記バンパフェース支持部材は、低剛性材で構成される部位と、前記他の部位とが別部材で構成されていると共に、
    前記他の部位に、平面視で枠状とされて前記案内部を下方から支持すると共に所定以上の荷重の作用時に変形する枠体部が設けられており、
    前記バンパフェースは、前記外気導入開口部を装飾するグリル部を有し、
    該グリル部に、前記枠体部の前端部に向かって突出し、先端部が該前端部に取り付けられる突出部が設けられていることを特徴とする自動車の前部構造。
  5. 前記請求項3に記載の自動車の前部構造において、
    前記バンパフェース支持部材は、低剛性材で構成される部位と、前記他の部位とが別部材で構成されていると共に、
    前記案内部の前端部は、前記バンパフェースの外気導入開口部の上縁部の後方において該上縁部から所定量離間するように配置されており、
    前記バンパフェース支持部材における前記他の部位に、前記案内部の上方でバンパフェースの内面に当接する当接面部と、該当接面部から下方後方に延び、前記案内部を支持する支持部とが設けられていることを特徴とする自動車の前部構造。
  6. 前記請求項3に記載の自動車の前部構造において、
    前記バンパフェースの外気導入開口部は、車幅方向に延びる形状とされ、
    前記バンパフェースとバンパフェース支持部材とで構成されるダクトが、正面視で前記外気導入開口部の左右の端部側にそれぞれ設けられていると共に、
    前記バンパフェース支持部材における各ダクトの構成部にそれぞれ案内部が設けられており、
    これらの案内部の間において車幅方向に延びて両案内部を連結し、侵入した水を排出する第2の案内部が設けられていると共に、
    該第2の案内部が低剛性材で構成されていることを特徴とする自動車の前部構造。
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