JP7264927B2 - 車体前部部材及び車体前部構造 - Google Patents

車体前部部材及び車体前部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP7264927B2
JP7264927B2 JP2021042254A JP2021042254A JP7264927B2 JP 7264927 B2 JP7264927 B2 JP 7264927B2 JP 2021042254 A JP2021042254 A JP 2021042254A JP 2021042254 A JP2021042254 A JP 2021042254A JP 7264927 B2 JP7264927 B2 JP 7264927B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle body
width direction
vehicle width
wall portion
grille shutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021042254A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022142185A (ja
Inventor
基之 籾井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2021042254A priority Critical patent/JP7264927B2/ja
Priority to CN202210087149.2A priority patent/CN115071620A/zh
Publication of JP2022142185A publication Critical patent/JP2022142185A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7264927B2 publication Critical patent/JP7264927B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R19/00Wheel guards; Radiator guards, e.g. grilles; Obstruction removers; Fittings damping bouncing force in collisions
    • B60R19/52Radiator or grille guards ; Radiator grilles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R19/00Wheel guards; Radiator guards, e.g. grilles; Obstruction removers; Fittings damping bouncing force in collisions
    • B60R19/52Radiator or grille guards ; Radiator grilles
    • B60R2019/525Radiator grilles
    • B60R2019/527Radiator grilles integral with bumpers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/88Optimized components or subsystems, e.g. lighting, actively controlled glasses

Description

本発明は、車両の車体前部部材及び車体前部構造に関する。
車両の動力室前の開口部を開閉する構造として、特許文献1には、フロントバンパカバーの上側にグリル部を設ける構造が記載されている。グリル部の下端部は、フロントバンパカバーに取り付けられており、当該グリル部の上端部は、バンパカバーリテーナを介して後方の車体に取り付けられている。バンパカバーリテーナの後端部は、車体の上面に上下方向に重ねられて固定されている。
特許第6090206号公報
特許文献1に記載の構造では、グリル部及びフロントバンパカバーの重量がバンパカバーリテーナに作用するため、グリル部及びフロントバンパカバーが下方に垂れ下がるおそれがある。このようにグリル部及びフロントバンパカバーが下方に垂れ下がった場合には、車体(例えば、エンジンフード)との間の隙間が大きくなり、車両の外観が損なわれる。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、フロントバンパフェイスの垂れ下がりを防止することが可能な車体前部部材及び車体前部構造を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するために、本発明の車体前部部材は、フロントバンパフェイスを支持するフェイス支持部と、前記フェイス支持部の後方に設けられており、車体と対峙する後面部と、前記後面部よりも後方かつ上方に設けられており、前記車体に固定される上面部と、前記フェイス支持部と前記後面部との間に設けられており、前突荷重によって車幅方向に変形可能な横易変形部と、備え、前記横易変形部は、前後方向に延設されている縦壁部であり、前記縦壁部は、平面視で少なくとも一つの屈曲部を有し、前記縦壁部の上端部及び下端部の少なくとも一方において、車幅方向に延設されるフランジ部を備えることを特徴とする。
本発明によると、フロントバンパフェイスの垂れ下がりを防止することができる。
本発明の実施形態に係る車体前部構造を模式的に示す正面図である。 本発明の実施形態に係る車体前部構造を後方から見た斜視図であり、センターアッパービームを省略した状態を示す模式図である。 図1のIII-III線断面図である。 本発明の実施形態に係るグリルサポートを前方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るグリルサポートを後方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る車体前部構造を模式的に示す平面図であり、フロントバンパフェイスを省略した状態を示す模式図である。 本発明の実施形態に係るグリルサポートの第二取付部を後方から見た斜視図である。 図1のVIII-VIII線断面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、参照図面において、「前後」は、車両の進行方向における前後方向を示し、「左右」は、運転席から見た左右方向(車幅方向)をそれぞれ示している。
図1から図3に示すように、本発明の実施形態に係る車体前部構造1は、フロントバンパフェイス10と、フロントバンパフェイス10の後方に設けられる車体としてのセンターアッパービーム20と、を備える。また、車体前部構造1は、グリルシャッタ30と、グリルサポート40と、レーダ装置50と、を備える。
<フロントバンパフェイス(フロントグリル)>
図1に示すように、フロントバンパフェイス10は、車両の前部の意匠面を構成する樹脂製又は金属製の部材である。フロントバンパフェイス10は、グリル部11と、グリル部11の車幅方向中間部に設けられた面部12と、グリル部12の上端部から斜め上後方に延設される斜壁部13と、斜壁部13の後端部から後方に延設される上壁部14(図2及び図3参照)と、を一体に備える。
グリル部11は、車両の外気を当該グリル部11の後方に形成された車両の動力室に導入可能な格子状の開口部である。グリル部11は、車幅方向に延設される複数の横辺部11aと、斜め方向に延設される複数の斜辺部11bと、斜辺部11bとは逆の斜め方向に延設される複数の斜辺部11cと、によって三角格子形状を呈するように構成されている。また、グリル部11は、グリル部11の開口部の上縁部と一番上の横辺部11aとの間に架設される複数の縦辺部11dを備える。
面部12は、車両のエンブレム等が表示(成形、刻印等)される部位である。
<センターアッパービーム(車体)>
図3に示すように、センターアッパービーム20は、フロントバンパフェイス10の斜壁部13の後方かつ上壁部14の下方に設けられており、車幅方向に延設される樹脂製又は金属製の骨格部材(車体)である。センターアッパービーム20は、当該センターアッパービームよりも後方に設けられたフロントバルクヘッドに対して他部材等を介して固定されている。センターアッパービーム20は、前壁部21と、前壁部21の上端部から後方に延設される上壁部22と、を一体に備える。
<グリルシャッタ>
図2及び図3に示すように、グリルシャッタ30は、フロントバンパフェイス10のグリル部11及び面部12の後方に設けられており、グリル部11の格子形状の開口部からの外気が動力室内に流通可能な開状態と流通不能な閉状態とを切替可能に構成されている。
図2に示すように、グリルシャッタ30は、左右一対のフレーム31,31及びフィン32,32と、左右一対のフレーム31,31を連結する関節部33と、フィン32,32を作動させるモータ34と、これらを一体的に保持するシールダクト35と、を備える。グリルシャッタ30は、フレーム31及びフィン32によって構成される左右一対のシャッタ部を車幅方向中間部の関節部33で連結した構造を呈する。グリルシャッタ30は、平面視で車幅方向中間部に位置する関節部33から車幅方向両端部に行くにつれて後方に向かう形状で車体に取り付けられている。換言すると、グリルシャッタ30は、平面視で車幅方向中間部が前方に凸となるV字形状を呈する。
≪フレーム及びフィン≫
フレーム31は、正面視で矩形枠形状を呈する樹脂製部材である。フィン32は、フレーム31の枠内に設けられており、モータ34の出力によってフレーム31の枠内の開口部を開閉するように回動可能な樹脂製部材である。
≪関節部(V字頂点)≫
関節部33は、左右一対のフレーム31,31を連結しており、フレーム31,31を上下軸、左右軸及び前後軸周りに相対移動可能に構成されるユニバーサルジョイントである。
≪シールダクト≫
シールダクト35は、正面視で左右一対のフレーム31,31及び関節部33の外形と略同一形状の矩形枠形状を呈する樹脂製部材である。シールダクト35は、フレーム31,31の前側に取り付けられており、フレーム31,31を前方へ延設するとともに関節部33を前方から覆う形状を呈する。すなわち、シールダクト35は、フロントバンパフェイス10のグリル部11とフレーム31との間の通風路を構成する。
<グリルサポート(車体前部部材)>
図4及び図5に示すように、グリルサポート40は、グリルシャッタ30を車体としてのセンターアッパービーム20に固定するための樹脂製部材である。グリルサポート40は、主壁部41と、副壁部42と、上壁部43と、を備える。また、グリルサポート40は、主壁部41及び副壁部42を連結する取付部44と、副壁部42及び上壁部43を連結するエネルギー吸収部45と、取付部46と、を備える。
≪主壁部≫
主壁部41は、車両の上下方向及び車幅方向に延在する。主壁部41には、開口部41a,41b,41b,41c,41cが形成されている。開口部41aは、主壁部41の車幅方向中間部に形成されている。開口部41b,41bは、それぞれ、開口部41aの車幅方向側方に形成されている。開口部41c,41cは、それぞれ、開口部41b,41bの下方に形成されている。開口部41c,41cには、複数の橋部41c1が当該開口部41cの上縁部及び下縁部の間に架設されている。
開口部41a,41b,41bの周縁部には、当該周縁部から後方に立設される矩形枠形状を呈するリブ41d,41dが形成されている。開口部41aの周縁部である枠部は、レーダ装置50(図3参照)が取り付けられるブラケットを構成する。
≪副壁部≫
副壁部42は、主壁部41の斜め上後方に設けられており、車両の上下方向及び車幅方向に延在する。
≪上壁部≫
上壁部43は、副壁部42の斜め上後方に設けられており、車両の前後方向及び車幅方向に延在する。上壁部43は、ピンPによって、上側のフロントバンパフェイス10の上壁部14と、下側のセンターアッパービーム20の上壁部22と、に固定されている。
≪取付部≫
取付部44は、グリルシャッタ30に取り付けられる部位である。取付部44は、リブ41dの上辺部から後方に延設される取付座(下壁部)44aと、取付座44aの車幅方向両端部から上方に延設される一対の縦壁部44b,44bと、を備える。取付座44aは、ピンPによってグリルシャッタ30におけるシールダクト34の上辺部に固定されている。
縦壁部44bは、正面視でグリル部11の格子と重なるように設けられており、側面視で後方に行くほど下側に幅狭となる三角形状を呈する。縦壁部44bの前端部は、リブ41dの後端部と副壁部42との間に架設されている。車幅方向中間部の取付部44における縦壁部44bは、正面視で縦辺部11dと重なっており、車幅方向端部の取付部44における縦壁部44bは、正面視でグリル部11の周縁部、又は、縦辺部11b,11cのいずれかと重なっている。
取付部44すなわち取付座44aは、車両の前突時に、前突荷重によって車幅方向に変形可能である。また、取付座44aは、車両の前突時に、前突荷重によって、リブ41dに対して、車幅方向(左右方向)のどちらかに倒れるように、すなわち、車幅方向内端部が上方及び下方の一方に移動し車幅方向外端部が上方及び下方の他方に移動するように捻転変形可能である。
≪エネルギー吸収部≫
エネルギー吸収部45は、上壁部43と協働して車体としてのセンターアッパービーム20に取り付けられる部位である。エネルギー吸収部45は、取付部44よりも後方かつ上壁部43よりも前方に設けられており、車両の前突時にグリルサポート40の他部位よりも優先的に変形することによって、前突荷重のエネルギーを吸収する。エネルギー吸収部45は、平面視でグリルシャッタ30のV字頂点である関節部33と車幅方向に並ぶ位置に設けられている。本実施形態において、エネルギー吸収部45は、前後方向においてグリルシャッタ30のV字頂点である関節部33と同じ位置、かつ、関節部33よりも上方に設けられている。なお、エネルギー吸収部45は、グリルシャッタ30のV字頂点である関節部33と同じ高さに設けられていてもよく、関節部33よりも下方に設けられていてもよい。エネルギー吸収部45は、副壁部42の上端部から後方に延設される縦壁部45aと、縦壁部45aの下端部から車幅方向外方に延設される下フランジ部45bと、縦壁部45aの上端部から車幅方向内方に延設される上フランジ部45cと、縦壁部45aの後端部から車幅方向外方に延設される後壁部45dと、を一体に備える。
縦壁部45aの前部は、側面視で後方に行くほど上側に幅広となる三角形状を呈する。縦壁部45aの後部は、側面視で矩形状を呈する。縦壁部45aは、平面視で後方に行くほど車幅方向外方に向かうように傾いている。
縦壁部45a及び上フランジ部45cの前部は、フロントバンパフェイス10の斜壁部13が載置されることよって当該フロントバンパフェイス10を支持するフェイス支持部を構成する。
後壁部45dは、縦壁部45aの後端部から車幅方向外方に延設されるとともに、下フランジ部45bの後端部から上方に延設されている。後壁部45dは、センターアッパービーム20の前壁部21と対峙する。ここで、後壁部45dは、前壁部21と当接していてもよく、若干の隙間を空けて離間していてもよい。
エネルギー吸収部45において、縦壁部45aの前部及び後部の境界部分は、平面視で車幅方向内方に凸となる屈曲部45eである。すなわち、縦壁部45aは、車両の前突時に、前突荷重によって車幅方向に変形可能な横易変形部を構成する。
≪取付部≫
取付部46は、グリルシャッタ30に取り付けられる部位である。取付部46は、リブ41dの下辺部から後方に延設される取付座であり、ピンPによってグリルシャッタ30におけるシールダクト34の下辺部に固定されている。取付部46は、車両の前突時に、前突荷重によって、リブ41dに対して、車幅方向(左右方向)のどちらかに倒れるように、すなわち、車幅方向内端部が上方及び下方の一方に移動し車幅方向外端部が上方及び下方の他方に移動するように捻転変形可能である。
<レーダ装置>
図3に示すように、レーダ装置50は、グリルサポート30の開口部30a周りに構成されたブラケットに取り付けられている。レーダ装置50は、前方の面部12と後方の関節部33との間に位置する。
<フロントバンパフェイスの支持態様>
エネルギー吸収部45の前部のフェイス支持部に作用するフロントバンパフェイス10の荷重(下方への垂れ下がり荷重)は、車体としてのセンターアッパービーム20の上壁部22に固定された上壁部(上面部)43を中心とした後方荷重(モーメント)に変換される。エネルギー吸収部45の後部の後壁部(後面部)45dは、かかる後方荷重によって当該後壁部43と対峙する車体としてのセンターアッパービーム20の前壁部21と当接する。エネルギー吸収部45は、かかる前壁部21との当接によって、フロントバンパフェイス10の垂れ下がりを好適に防止することができる。
<車両前突時における車体前部構造の変形態様>
車両前突時には、エネルギー吸収部45の壁部45dは、前突荷重によってセンターアッパービーム20の前壁部21と当接する。かかる状態において、エネルギー吸収部45の縦壁部45aは、屈曲部45eにおいて車幅方向内方に凸となるように屈曲変形する。エネルギー吸収部45は、かかる屈曲変形によって前突荷重のエネルギーを吸収する。かかる状態において、グリルシャッタ30は、関節部33によって車幅方向に広がってV字形状が緩むように変形する。また、かかる状態において、取付座44aは、車幅方向内端部が下方に移動し車幅方向外端部が上方に移動するように捻転変形する。同様に、取付部46は、車幅方向内端部が上方に移動し車幅方向外端部が下方に移動するように捻転変形する。また、例えばグリルシャッタ30が関節部33において下方に凸となるV字形状に変形した場合には、取付座44a及び取付部46は、それぞれ、車幅方向内端部が上方に移動し車幅方向外端部が上方に移動するように捻転変形する。
本発明の実施形態に係る車体前部部材(グリルサポート40)は、フロントバンパフェイス10を支持するフェイス支持部(縦壁部45a及び上フランジ部45cの前部)と、前記フェイス支持部の後方に設けられており、車体(フロントアッパービーム20)と対峙する後面部(後壁部45d)と、前記後面部よりも後方かつ上方に設けられており、前記車体に固定される上面部(上壁部43)と、を備える。
かかる構成によると、エネルギー吸収部45の前部のフェイス支持部に作用するフロントバンパフェイス10の荷重(下方への垂れ下がり荷重)は、車体としてのセンターアッパービーム20の上壁部22に固定された上壁部(上面部)43を中心とした後方荷重(モーメント)に変換される。エネルギー吸収部45の後部の後壁部(後面部)45dは、かかる後方荷重によって当該後壁部43と対峙する車体としてのセンターアッパービーム20の前壁部21と当接する。したがって、車体前部部材は、かかる前壁部21との当接によって、フロントバンパフェイス10の垂れ下がりを好適に防止することができる。
また、車体前部部材は、前記フェイス支持部と前記後面部との間に設けられており、前突荷重によって車幅方向に変形可能な横易変形部を備える。
したがって、車体前部部材は、前突の軽衝突時に横易変形部が前後方向に潰れるように変形することによって衝突エネルギーを吸収するとともに、横易変形部が上下方向には変形しづらいことによってフロントバンパフェイス10の垂れ下がりを好適に防止することができる。
また、車体前部部材において、前記横易変形部は、前後方向に延設されている縦壁部45aであり、前記縦壁部45aは、平面視で少なくとも一つの屈曲部45eを有し、前記縦壁部45aの上端部及び下端部の少なくとも一方において、車幅方向に延設されるフランジ部(下フランジ部45b及び上フランジ部45c)を備える。
したがって、車体前部部材は、屈曲部45eによって横易変形部を簡易に形成可能であるとともに、フランジ部によって縦壁部45aの薄板化及び軽量化を実現しつつフロントバンパフェイス10の垂れ下がりをより好適に防止することができる。
また、車体前部部材において、前記縦壁部45bは、平面視で後方に向かうにつれて車幅方向外方に行くように傾斜しており、前記屈曲部45eは、平面視で車幅方向内方に凸形状に屈曲している。
したがって、車体前部部材は、前突荷重を縦壁部45bを介して車体に車幅方向へ広く分散して伝達することができるとともに、縦壁部45bにおいて衝突エネルギーを好適に吸収することができる。
また、本発明の実施形態に係る車体前部構造1は、平面視で車幅方向中間部が前方に凸となるV字形状を呈するグリルシャッタ30と、前記グリルシャッタ30を車体に取り付ける前記車体前部部材と、を備え、前記車体前部部材は、前記グリルシャッタ30に取り付けられており、前突荷重によって車幅方向に変形可能な取付部44と、前突荷重のエネルギーを吸収可能なエネルギー吸収部45としての前記横易変形部と、を備え、前記横易変形部は、前後方向において前記グリルシャッタ30のV字頂点と同じ位置であり、前記V字頂点よりも上方に設けられている。
したがって、車体前部構造1は、前突荷重(軽衝突)によってエネルギー吸収部45が優先的に変形してエネルギーを吸収する際に、取付部44が車幅方向に変形してグリルシャッタ30がV字から直線状に変形することを許容する。すなわち、車体前部構造1は、前突荷重(軽衝突)によるグリルシャッタ30の脱落及び損傷を防止することができる。
また、車体前部構造1において、前記車体前部部材は、前記グリルシャッタ30の前側に設けられる枠部(主壁部41)を備え、前記取付部44は、前記枠部の上部に連結されており、前記枠部は、レーダ装置50が取り付けられるブラケット(開口部41a)を有する。
したがって、車体前部構造1は、前突の軽衝突時において縦壁部45bが変形して枠部の後退を許容することによって、レーダ装置50の損傷を防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、横易変形部は、屈曲部によって平面視で車幅方向(左右方向)のどちらかに折れ曲がるように変形しやすくなっているものに限定されず、ビード、切欠等によるものであってもよい。また、グリルシャッタ30のV字頂点となる関節部33は、前突荷重によって当該関節部33が開いてグリルシャッタ30が平面視で直線状に近づくように変形可能であればよく、適宜変更可能である。
1 車体前部構造
10 フロントバンパフェイス(フロントグリル)
11 グリル部(枠部)
11a 横辺部
11b,11c 斜辺部
11d 縦辺部
12 斜壁部
13 上壁部
20 フロントアッパービーム(車体)
21 前壁部
22 上壁部
30 グリルシャッタ
31 枠部
32 フィン
33 関節部
34 モータ
35 シールダクト
40 グリルサポート(車体前部部材)
41 主壁部(枠部)
41a 開口部(ブラケット)
41b,41c 開口部
41c1 橋部
41d リブ
42 副壁部
43 上壁部(上面部)
44 取付部
44a 取付座
44b 縦壁部
45 エネルギー吸収部
45a 縦壁部(横易変形部)
45b 下フランジ部
45c 上フランジ部
45d 後壁部
45e 屈曲部
46 取付部
50 レーダ装置

Claims (5)

  1. フロントバンパフェイスを支持するフェイス支持部と、
    前記フェイス支持部の後方に設けられており、車体と対峙する後面部と、
    前記後面部よりも後方かつ上方に設けられており、前記車体に固定される上面部と、
    前記フェイス支持部と前記後面部との間に設けられており、前突荷重によって車幅方向に変形可能な横易変形部と、
    備え、
    前記横易変形部は、前後方向に延設されている縦壁部であり、
    前記縦壁部は、平面視で少なくとも一つの屈曲部を有し、
    前記縦壁部の上端部及び下端部の少なくとも一方において、車幅方向に延設されるフランジ部を備える
    ことを特徴とする車体前部部材。
  2. 前記縦壁部は、平面視で後方に向かうにつれて車幅方向外方に行くように傾斜しており、
    前記屈曲部は、平面視で車幅方向内方に凸形状に屈曲している
    ことを特徴とする請求項1に記載の車体前部部材。
  3. 平面視で車幅方向中間部が前方に凸となるV字形状を呈するグリルシャッタと、
    前記グリルシャッタを車体に取り付ける請求項1又は請求項2に記載の車体前部部材と、
    を備え、
    前記車体前部部材は、
    前記グリルシャッタに取り付けられており、前突荷重によって車幅方向に変形可能な取付部と、
    前突荷重のエネルギーを吸収可能なエネルギー吸収部としての前記横易変形部と、
    を備え、
    前記横易変形部は、前後方向において前記グリルシャッタのV字頂点と同じ位置であり、前記V字頂点よりも上方に設けられている
    ことを特徴とする車体前部構造。
  4. 平面視で車幅方向中間部が前方に凸となるV字形状を呈するグリルシャッタと、
    前記グリルシャッタを車体に取り付ける車体前部部材と、
    を備え、
    前記車体前部部材は、
    フロントバンパフェイスを支持するフェイス支持部と、
    前記フェイス支持部の後方に設けられており、前記車体と対峙する後面部と、
    前記後面部よりも後方かつ上方に設けられており、前記車体に固定される上面部と、
    前記フェイス支持部と前記後面部との間に設けられており、前突荷重によって車幅方向に変形可能な横易変形部と、
    前記グリルシャッタに取り付けられており、前突荷重によって車幅方向に変形可能な取付部と、
    備え、
    前記横易変形部は、前突荷重のエネルギーを吸収可能なエネルギー吸収部であり、前後方向において前記グリルシャッタのV字頂点と同じ位置であり、前記V字頂点よりも上方に設けられている
    ことを特徴とする車体前部構造。
  5. 前記車体前部部材は、前記グリルシャッタの前側に設けられる枠部を備え、
    前記取付部は、前記枠部の上部に連結されており、
    前記枠部は、レーダ装置が取り付けられるブラケットを有する
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の車体前部構造。
JP2021042254A 2021-03-16 2021-03-16 車体前部部材及び車体前部構造 Active JP7264927B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021042254A JP7264927B2 (ja) 2021-03-16 2021-03-16 車体前部部材及び車体前部構造
CN202210087149.2A CN115071620A (zh) 2021-03-16 2022-01-25 车身前部部件及车身前部构造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021042254A JP7264927B2 (ja) 2021-03-16 2021-03-16 車体前部部材及び車体前部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022142185A JP2022142185A (ja) 2022-09-30
JP7264927B2 true JP7264927B2 (ja) 2023-04-25

Family

ID=83246151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021042254A Active JP7264927B2 (ja) 2021-03-16 2021-03-16 車体前部部材及び車体前部構造

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7264927B2 (ja)
CN (1) CN115071620A (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007216706A (ja) 2006-02-14 2007-08-30 Suzuki Motor Corp 車両の前部車体構造
JP2009241680A (ja) 2008-03-31 2009-10-22 Mazda Motor Corp 自動車の前部構造
JP2010285093A (ja) 2009-06-12 2010-12-24 Toyota Motor Corp バンパカバー支持構造
JP2011073661A (ja) 2009-10-02 2011-04-14 Honda Motor Co Ltd 車両用フロントグリルブラケット
JP2012062012A (ja) 2010-09-17 2012-03-29 Honda Motor Co Ltd 車体前部構造
JP2013199178A (ja) 2012-03-23 2013-10-03 Faltec Co Ltd 車両用グリルシャッタ
JP2014184903A (ja) 2013-03-25 2014-10-02 Fuji Heavy Ind Ltd 車体前部構造
JP2015096357A (ja) 2013-11-15 2015-05-21 マツダ株式会社 車両の前部構造

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007216706A (ja) 2006-02-14 2007-08-30 Suzuki Motor Corp 車両の前部車体構造
JP2009241680A (ja) 2008-03-31 2009-10-22 Mazda Motor Corp 自動車の前部構造
JP2010285093A (ja) 2009-06-12 2010-12-24 Toyota Motor Corp バンパカバー支持構造
JP2011073661A (ja) 2009-10-02 2011-04-14 Honda Motor Co Ltd 車両用フロントグリルブラケット
JP2012062012A (ja) 2010-09-17 2012-03-29 Honda Motor Co Ltd 車体前部構造
JP2013199178A (ja) 2012-03-23 2013-10-03 Faltec Co Ltd 車両用グリルシャッタ
JP2014184903A (ja) 2013-03-25 2014-10-02 Fuji Heavy Ind Ltd 車体前部構造
JP2015096357A (ja) 2013-11-15 2015-05-21 マツダ株式会社 車両の前部構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022142185A (ja) 2022-09-30
CN115071620A (zh) 2022-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5510389B2 (ja) 車両の前部構造
JP6786561B2 (ja) 車体前部構造
JP3681945B2 (ja) 衝撃吸収機構を備えたバンパレインフォースメント
JP5789432B2 (ja) 車両前部構造
JP6533625B2 (ja) 車体前部構造
JP2013220783A (ja) 自動車の前部構造
JP6212376B2 (ja) 車体前部構造
JP2020050058A (ja) 車体前部構造
CN111152646B (zh) 格栅开闭器
JP7264927B2 (ja) 車体前部部材及び車体前部構造
JP5516280B2 (ja) 車両の後部車体構造
JP7213286B2 (ja) 車体前部構造
JP5966881B2 (ja) 自動車の脚払い構造
WO2010021174A1 (ja) 乗用車のフロントバンパ
JP4962167B2 (ja) 自動車のカウルルーバ
JP2006315555A (ja) フードパネル
JP5966895B2 (ja) 自動車の脚払い構造
JP7388122B2 (ja) 車両の前部構造
JP3915434B2 (ja) 自動車用バンパー
JP5880414B2 (ja) 自動車の脚払い構造
JP6024429B2 (ja) 自動車の脚払い構造
CN112677923B (zh) 车辆的前部结构
JP7427911B2 (ja) 車両の前部構造
WO2022196667A1 (ja) 車両のダッシュパネル及び車両のダッシュパネル取付構造
JP7048478B2 (ja) グリルシャッタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7264927

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150