JP4712440B2 - タンブルシート - Google Patents
タンブルシート Download PDFInfo
- Publication number
- JP4712440B2 JP4712440B2 JP2005144901A JP2005144901A JP4712440B2 JP 4712440 B2 JP4712440 B2 JP 4712440B2 JP 2005144901 A JP2005144901 A JP 2005144901A JP 2005144901 A JP2005144901 A JP 2005144901A JP 4712440 B2 JP4712440 B2 JP 4712440B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tumble
- seat
- torsion spring
- hinge pin
- side wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
最初に、図6、図7を用いて第1の形態例のシートの全体構成を説明する。図6は着座位置にあるシートの全体構成を説明する図、図7は跳ね上げ位置にあるシートの全体構成を説明する図である。シート51は着座者の臀部を支持するシートクッション53と、着座者の背部を支持するシートバック55とからなっている。なお、本例においては、シートバック55はリクライニング機構56により、シートクッション53に対して傾動可能となっており、尚、図6に示す状態は、シートバック55がシートクッション53上まで倒れこんだ状態を示している。
ここで、図6のロック機構の拡大図である図8を用いてロック機構101の説明を行う。フロアF上には、ストライカ109が設けられている。シートクッション53後部下面には、カバーブラケット103が設けられている。このカバーブラケット103には、ピン105を用いてフック107が回転可能に設けられている。フック107には、ロック突起107bと、フロアFに設けられたストライカ109が係合可能なロック溝107aとが形成されている。
ラチェット111が固着されたピン113には、リンク115が固着され、ラチェット111とリンク115とは一体となって回転するようになっている。さらに、図示しないスプリングによって、ラチェット111とリンク115とは図において矢印E方向に付勢されている。また、リンク115の回転端部側には、ピン121が設けられ、このピン121は図示しないロック解除操作レバーにワイヤを介して接続されている。
このときのロック機構101は、図8に示すように、シートクッション53側のフック107のロック溝107aにフロアF側のストライカ109が係合している。更に、フック107のロック突起107bがラチェット111のロック突起111aに係合し、フック107が矢印D方向、ラチェット111が矢印E方向にそれ以上回転するが禁止された状態(ロック状態)にある。
(1)トーションスプリング89は、シート51の自重によるヒンジピン63まわりのモーメントの方向と逆方向で、モーメントより小さなモーメントでシート51を付勢するように設定されたことにより、着座位置にあるシート51を跳ね上げ位置へ移動させる場合、シート51の重心Gがヒンジピン63を通る鉛直線VLを越えると、トーションスプリング89はシート51の跳ね上げ位置方向と反対の方向のモーメントでシート51を付勢する。よって、シート51の跳ね上げ位置方向への回転速度が遅くなり、跳ね上げ完了時に、シート51がシート51の跳ね上げ位置方向の回転を禁止するストッパと当接した際の衝撃音が小さくなる。
(2)シート51を跳ね上げ位置から着座位置へ復帰させる場合、シート51の重心Gがヒンジピン63を通る鉛直線VLを越えるまでは、シート51の自重によるモーメントからトーションスプリング89の付勢力によるモーメントを引いたモーメントに抗して、シート51を回転させることとなり、従来より小さな操作力ですむ。
(3)ヒンジ機構57の組み付けの際、ロアタンブル59には前もってストッパ部材73を設けておく。中間部がカラー65に巻回されたトーションスプリング89をアッパタンブル61の第1側壁部61b,61b’間に配置し、ヒンジピン63をロアタンブル59の第2穴59c、アッパタンブル61の第1穴61c、カラー65、アッパタンブル61の第1穴61c’、ロアタンブル59の第2穴59c’に挿通させる。
(第2の実施の形態例)
本形態例と第1の形態例との相違点は第1、第2のストッパ手段であり、他の部分は本形態例と第1の形態例とは同一である。よって、同一部分には、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
(第3の実施の形態例)
本形態例と第1の形態例との相違点は第2のストッパ手段であり、他の部分は本形態例と第1の形態例とは同一である。よって、同一部分には、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
59 ロアタンブル
59a 第2基部
59b、59b’ 第2側壁部
59c、59c’ 第2穴
61 アッパタンブル
61a 第1基部
61b、61b’ 第1側壁部
61c、61c’ 第1穴
63 ヒンジピン
89 トーションスプリング
Claims (3)
- シートのシートクッションとフロアとの間に設けられたヒンジ機構により、前記フロアに対して、前記シートが着座位置と跳ね上げ位置との間で回転可能に設けられたタンブルシートにおいて、
前記ヒンジ機構は、
シートの下面に設けられた第1基部及びフロア方向に立設された第1側壁部を有するアッパタンブルと、
フロアに設けられた第2基部及び前記シート方向に立設され前記第1側壁部と対向する第2側壁部を有するロアタンブルと、
前記第1側壁部に形成された第1穴、第2側壁部に形成された第2穴を挿通し、前記アッパタンブル、前記ロアタンブルを回転可能に連結するヒンジピンと、
中間部が前記ヒンジピンに巻回され、一方の端部側が前記アッパタンブルに、他方の端部側が前記ロアタンブルに当接可能なトーションスプリングと、
前記トーションスプリングの一方の端部側を前記アッパタンブルに係止する第1のストッパ手段と、
前記ロアタンブルに設けられ、前記シートが前記着座位置から前記シートの重心が前記ヒンジピンを通る鉛直線に至る間に位置する時に前記トーションスプリングの他方の端部側が当接する第1当接面、前記シートが前記跳ね上げ位置から前記シートの重心が前記ヒンジピンを通る鉛直線に至る間に位置する時に前記トーションスプリングの他方の端部側が当接する第2当接面を有する第2のストッパ手段と、
からなり、
前記トーションスプリングは、
シートの自重による前記ヒンジピンまわりのモーメントの方向と逆方向で、前記モーメントより小さなモーメントで前記シートを付勢するように設定されたことを特徴とするタンブルシート。 - 前記第1のストッパ手段は、
前記アッパタンブルに設けられ、前記トーションスプリングの一方の端部側を前記アッパタンブルへ固定するアッパブラケットであり、
前記第2のストッパ手段は、
前記ロアタンブルに設けられ、前記第1当接面を有するストッパピンと、
前記ロアタンブルの第2側壁部に形成された第3穴に挿入され、前記第2当接面を有するストッパ部材と
からなることを特徴とする請求項1記載のタンブルシート。 - 前記第1のストッパ手段は、
前記アッパタンブルに設けられ、前記トーションスプリングの一方の端部側を前記アッパタンブルへ固定するアッパブラケットであり、
前記第2のストッパ手段は、
前記ロアタンブルに設けられ、前記トーションスプリングの他方の端部側が挿入され、前記第1当接面と前記第2当接面が形成された辺を有する穴が形成されたロアブラケットである
ことを特徴とする請求項1記載のタンブルシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005144901A JP4712440B2 (ja) | 2005-05-18 | 2005-05-18 | タンブルシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005144901A JP4712440B2 (ja) | 2005-05-18 | 2005-05-18 | タンブルシート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006321304A JP2006321304A (ja) | 2006-11-30 |
JP4712440B2 true JP4712440B2 (ja) | 2011-06-29 |
Family
ID=37541294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005144901A Active JP4712440B2 (ja) | 2005-05-18 | 2005-05-18 | タンブルシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4712440B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5691496B2 (ja) * | 2010-12-24 | 2015-04-01 | トヨタ紡織株式会社 | 車両用シートのアームレスト |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001063418A (ja) * | 1999-09-01 | 2001-03-13 | Araco Corp | シートヒンジ構造 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62167735A (ja) * | 1986-01-18 | 1987-07-24 | Sumitomo Chem Co Ltd | 5−ビニル−2−ノルボルネンの連続的製造方法 |
JPS62167736A (ja) * | 1986-01-20 | 1987-07-24 | Osaka Sekiyu Kagaku Kk | ナフタリンの製造方法 |
JP3356472B2 (ja) * | 1992-11-02 | 2002-12-16 | テイ・エス テック株式会社 | 車両シート等の格納引出時の緩衝装置 |
JP3623155B2 (ja) * | 2000-07-05 | 2005-02-23 | ダイハツ工業株式会社 | 車両のシート反転操作構造 |
JP2002321552A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-05 | Kanto Auto Works Ltd | 格納シート |
-
2005
- 2005-05-18 JP JP2005144901A patent/JP4712440B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001063418A (ja) * | 1999-09-01 | 2001-03-13 | Araco Corp | シートヒンジ構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006321304A (ja) | 2006-11-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4896770B2 (ja) | 車両用格納式シートのロック構造 | |
JP5499467B2 (ja) | 車両用シートの連結装置 | |
JP5422943B2 (ja) | 車両用シート装置 | |
JP5181866B2 (ja) | 車両用シートの切換機構 | |
JP5104335B2 (ja) | 車両用格納シート | |
JP2009057039A (ja) | 車両用シートのロック装置 | |
JP4633583B2 (ja) | 車両用シートのロック解除操作機構 | |
JP4712440B2 (ja) | タンブルシート | |
JP5221226B2 (ja) | シート | |
JP4389826B2 (ja) | 車両用格納式シート | |
JP2008201235A (ja) | 車両用シートのロック解除操作機構 | |
JP2009051233A (ja) | 車両用跳ね上げ式シート | |
US20190263293A1 (en) | Locking device for vehicle seat | |
JP6880387B2 (ja) | 車両用シート | |
JP2016159703A (ja) | ロック装置 | |
JP5169101B2 (ja) | 車両用シートの操作構造 | |
JP4423133B2 (ja) | 折畳式車両用シート装置 | |
JP6248845B2 (ja) | 乗物用シートの跳ね上げ機構 | |
JP2007083826A (ja) | タンブルシート | |
JP4276549B2 (ja) | シート | |
JP4369821B2 (ja) | ダブルロック装置 | |
JP6248840B2 (ja) | 乗物用シートの跳ね上げ機構 | |
JPH0627297U (ja) | ウォ−クイン機能を有するシ−ト装置 | |
JP2018134986A (ja) | 乗物用シート用ロック装置 | |
JP2012218610A (ja) | 車両用シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080502 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100917 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100928 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101129 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110322 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110323 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4712440 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |