JP5169101B2 - 車両用シートの操作構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートの操作構造に関する。詳しくは、車両用シートに配設された一つの操作部材を解除操作することにより、この操作部材と連結された二つの機構の各作動操作をまとめて行うことができる車両用シートの操作構造に関する。
従来、車両用シートにおいて、一つの操作部材を操作することによって、二つの機構の作動操作をまとめて行えるようになっているものがある。ここで、下記特許文献1には、操作レバーを操作することによって、リクライニング装置のロック状態を解除する操作と、フロアロック装置のロック状態を解除する操作とをまとめて行えるようになっている技術が開示されている。この開示では、リクライニング装置やフロアロック装置と接続された各ケーブルが、一つの操作レバーに接続されている。詳しくは、一方のケーブルは、操作レバーを途中位置まで操作することによって操作レバーに引っ掛けられるようになっており、他方のケーブルに対して遅れて牽引操作されるようになっている。これにより、リクライニング装置が解除操作されるタイミングと、フロアロック装置が解除操作されるタイミングと、をずらせるようになっている。
特許第2943977号公報
しかし、上記開示の従来技術では、一方のケーブルが操作レバーに引っ掛けられるまでの間の操作寸法があそびとして設定されており、この間では両者は互いに係合していない状態となっている。したがって、この部位に振動が入力されてケーブルが揺さ振られたりすると、干渉音等の異音が発生することがあり好ましくない。
本発明は、上記した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、一つの操作部材の操作によって二つの機構を異なるタイミングでまとめて作動操作することのできる操作構造において、操作部材との連結部にあそびを設けなくても作動操作タイミングを異ならせられるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の車両用シートの操作構造は次の手段をとる。
先ず、第1の発明は、車両用シートに配設された一つの操作部材を解除操作することにより、操作部材と連結された二つの機構の各作動操作をまとめて行うことができる車両用シートの操作構造である。操作部材の解除操作は、回転移動を伴って行われるようになっている。操作部材と二つの機構とをそれぞれ連結する第1及び第2の連結部材は、操作部材の回転移動に追従する操作移動量が互いに異なるように操作部材に対する連結位置が設定されている。
この第1の発明によれば、各連結部材は、操作部材と連結された状態とされているが、操作部材の回転移動に追従する操作移動量が互いに異なる。したがって、操作部材と各連結部材との連結部にあそびを設けなくても、二つの機構の作動操作タイミングを異ならせることができる。
次に、第2の発明は、上述した第1の発明において、各連結部材は、操作部材の回転移動に追従して牽引操作されるケーブル構造となっている。各連結部材の操作部材に対する連結位置は、操作部材が初期の回転位置から特定の回転位置まで回転移動する間に、一方の連結部材が操作部材の回転領域の中で主としてケーブルの延びる操作方向に牽引操作される操作移動量の大きな回転領域を通るのに対して、他方の連結部材は主としてケーブルの延びる操作方向とは垂直な方向に牽引操作される操作移動量の小さな回転領域を通る位置に設定されている。
この第2の発明によれば、各連結部材の操作部材に対する連結位置の設定により、操作部材を解除操作すると、一方の連結部材は大きな操作移動量で牽引操作されるが、他方の連結部材は小さな操作移動量で牽引操作される。このように、両者の牽引操作移動量に大きな差異が生じるように各連結部材の連結位置を設定することにより、操作部材の解除操作を行う中で、二つの機構の作動操作タイミングの差異を分かり易くすることができる。したがって、二つの機構を個別に作動操作させられるようにする操作部材による各解除操作を簡単に行うことができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態の実施例について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1の車両用シートの操作構造について、図1〜図6を用いて説明する。ここで、図2には、本実施例の車両用シートの概略構成が斜視図によって示されている。同図に示されるように、車両のフロアF上には、車両の二列目シートとなるセカンドシート20が配設されている。ここで、セカンドシート20が本発明の車両用シートに相当する。なお、図示は省略されているが、セカンドシート20の前列側には運転席や助手席となるフロントシートが配設されており、後列側には三列目シートとなるサードシートが配設されている。このセカンドシート20は、この列に着座する二人〜三人の着座者を皆着座させることのできる横長状の幅長を有した構成となっている。
次に、セカンドシート20の構成について詳しく説明する。このセカンドシート20は、そのシート本体が、背凭れとなるシートバック21と、着座部となるシートクッション22とを有して構成されている。そして、シートバック21は、その両サイドの下端部が、リクライニング装置23を介してシートクッション22の後端部とそれぞれ連結されている。これにより、シートバック21は、リクライニング装置23をロック状態と解除状態とに切換えることによって、シートクッション22に対して起立した姿勢位置に固定されたり、この固定状態が解除されてシートクッション22の上面部に前倒しされたりするようになっている。
なお、リクライニング装置23の基本的構成は、特開2002−360368号公報等の文献に開示された公知の構成となっているため、これらの詳細な説明は省略することとする。このリクライニング装置23のロック状態を解除する操作は、シートバック21の肩口に設けられた操作レバー1を押し下げる操作によって行われる。ここで、操作レバー1が本発明の操作部材に相当する。
この操作レバー1は、シートバック21の両肩口の位置に設けられており、それぞれ、シートバック21の上面部から上方側に突出するように配置されている。そして、これら操作レバー1は、そのどちらか一方をシートバック21の幅方向外側(アウター側或いはインナー側)に回動させる押し下げ操作を行うことにより、リクライニング装置23の解除操作を行えるようになっている。
ここで、図3を参照しながら、操作レバー1の解除操作構造について説明する。すなわち、上述した各リクライニング装置23には、そのロック・解除の切換え操作を行える操作アーム23Aが連結されている。ここで、操作アーム23Aの作動機構が本発明の二つの機構の一方に相当する。この操作アーム23Aは、リクライニング装置23に対して回動可能に軸支連結されており、常時は附勢によってリクライニング装置23をロック状態とする回動位置に保持されている。そして、各操作アーム23Aは、シートバック21の肩口にある操作レバー1と第1ケーブル11によってそれぞれ連結されている。ここで、第1ケーブル11が本発明の第1の連結部材に相当する。これにより、操作アーム23Aは、操作レバー1が解除操作されて第1ケーブル11が牽引操作される動きによって回動操作されて、リクライニング装置23のロック状態を一斉に解除操作するようになっている。
そして、リクライニング装置23のロック状態が解除されることにより、シートバック21の背凭れ角度の固定状態が解除される。これにより、シートバック21をシートクッション22の上面部に前倒しすることができる。ここで、シートバック21とシートクッション22との間には、図示は省略されているが、シートバック21を前倒し方向に附勢するばね部材が掛着されている。これにより、シートバック21は、操作レバー1の解除操作(押し下げ操作)を行うことによって、附勢によってシートクッション22の上面部に前倒しされるようになっている。
ここで、図2に戻って、シートクッション22は、その下部に配設された前後方向に並ぶ左右一対のリンクアーム24B,24Cを介して、フロアF上に配設されたスライダ装置25と連結されている。このスライダ装置25は、セカンドシート20のフロアFに対する着座位置を前後方向に調整移動することのできる構成を備えている。具体的には、スライダ装置25は、フロアFに対して一体的に固定設置されたレール形状のロアレール25Bと、このロアレール25Bに対してレールの延びる方向にスライド移動可能に嵌め込まれたレール形状のアッパレール25Aと、を有する。
これらロアレール25Bやアッパレール25Aは、それぞれ、車両の前後方向に向けてレールが延びるように配置形成されている。そして、アッパレール25Aの上面部には、前述した左右一対のリンクアーム24B,24Cの下端がそれぞれ回動可能に軸支連結されている。ここで、各リンクアーム24B,24Cは、それらの上端が図示しないシートクッション22の骨格フレームに回動可能に軸支連結されている。これにより、シートクッション22とアッパレール25Aとの間に、リンクアーム24B,24Cの起倒回動に伴ってシートクッション22の着座高さ位置を変動させることのできる四節リンク機構が構成されている。
上記リンクアーム24B,24Cの起倒回動は、図6に示されるように、シートクッション22を着座使用される使用位置とフロアF上に落とし込んだ倒伏位置との間で位置変動させるように行われる。そして、図3に示されるように、このリンクアーム24B,24Cの起倒回動は、シートクッション22が図示された着座使用位置となるところで、前側のリンクアーム24Bの上端連結部に設けられた回転留め装置24のロック作動によってロックされるようになっている。
ここで、上述した回転留め装置24は、前側の各リンクアーム24Bとシートクッション22の骨格フレームとを互いに連結しており、その基本的構成は前述したリクライニング装置23と実質的に同じ構成となっている。すなわち、回転留め装置24も、これをロック状態と解除状態とに切換えることによって、各リンクアーム24B,24Cを起立させた姿勢状態に固定したり、この固定状態を解除してシートクッション22をフロアF上に落とし込んだりできるようになっている。
そして、この回転留め装置24のロック状態を解除する操作も、前述したシートバック21の肩口に設けられた操作レバー1を押し下げる操作によって行われる。具体的には、各回転留め装置24には、そのロック・解除の切換え操作を行える操作アーム24Aが連結されている。ここで、操作アーム24Aの作動機構が本発明の二つの機構の他方に相当する。この操作アーム24Aは、回転留め装置24に対して回動可能に軸支連結されており、常時は附勢によって回転留め装置24をロック状態とする回動位置に保持されている。
そして、各操作アーム24Aは、シートバック21の肩口にある操作レバー1と第2ケーブル12によってそれぞれ連結されている。ここで、第2ケーブル12が本発明の第2の連結部材に相当する。これにより、操作アーム24Aは、操作レバー1が解除操作されて第2ケーブル12が牽引操作される動きによって回動操作されて、回転留め装置24のロック状態を一斉に解除操作するようになっている。
すなわち、操作レバー1は、その解除操作によって、各リクライニング装置23と各回転留め装置24のロック状態をそれぞれ解除できるようになっている。具体的には、操作レバー1は、その解除操作を行うことによって、先ず各リクライニング装置23のロック状態を解除する。そして、操作レバー1は、リクライニング装置23のロック状態を解除した回動位置よりも更に深い位置まで解除操作を行うことによって、各回転留め装置24のロック状態を解除するようになっている。
したがって、図6に示されるように、セカンドシート20が着座使用可能な姿勢となっている状態で、操作レバー1の解除操作を行うことにより、先ず、リクライニング装置23のロック状態が解除されてシートバック21が前倒しされる。そして、この状態で操作レバー1の解除操作をやめれば、セカンドシート20をこの折畳んだ姿勢状態のまま保持することができる。しかし、この状態から、再度、操作レバー1を深い位置まで解除操作することにより、回転留め装置24のロック状態が解除される。これにより、折畳み姿勢状態のセカンドシート20全体を、フロアF上に落とし込むことができる。
なお、操作レバー1は、リクライニング装置23のロック状態を解除した操作位置(図1に示される第1の回転位置P1)から深く操作する操作領域に、操作感が重くなるように抵抗力が付与される操作構造となっている。これにより、リクライニング装置23のロック状態を解除する操作と、回転留め装置24のロック状態を解除する操作と、を段階的に区別し易くなっている。以下、操作レバー1の操作構造について詳しく説明をする。なお、図2に示されるように、各操作レバー1の操作構造は、左右で対称の構成とはなっているが、実質的な操作構造は同じとなっている。したがって、以下では、図示向かって右側に配された操作レバー1の操作構造について説明をし、左側に配された操作レバー1の操作構造の説明は省略することとする。
図1に示されるように、操作レバー1は、シートバック21の骨格をなすアッパフレーム21Uとサイドフレーム21Sとの接合部に結合された基板21B上に設けられている。詳しくは、操作レバー1は、その根元側の端部に、板状のブラケット2が一体的に結合されている。そして、このブラケット2が、基板21Bに対して、支軸3によって回動可能に軸支連結されている。そして、図4に示されるように、このブラケット2と基板21Bとの間には、操作レバー1を回動附勢する巻きばね4が掛着されている。この巻きばね4は、支軸3に巻装されており、その一端が基板21Bに係着されると共に、他端がブラケット2に係着されている。これにより、操作レバー1は、図1に示されるように、常時は図示反時計回り方向に回動附勢されて、実線で示された初期位置P0の状態に保持されている。
そして、このブラケット2には、前述した第1ケーブル11の上端部である第1連結端部11Aと第2ケーブル12の上端部である第2連結端部12Aとが、それぞれピン11P,12Pによって回動可能に軸支連結されている。ここで、第1連結端部11Aは、操作レバー1が初期位置P0の状態の時に、操作レバー1の回動中心である支軸3に対して図示左方側の若干上側となる位置に配置されている。そして、第2連結端部12Aは、同状態時において、支軸3に対して図示下方側の若干左側となる位置に配置されている。また、図5に示されるように、第1連結端部11Aの回転半径である支軸3との間の距離は、第2連結端部12Aの回転半径である支軸3との間の距離よりも大きく設定されている。
したがって、操作レバー1が前述した初期位置P0から図示時計回り方向に回動操作(解除操作)されると、第1ケーブル11及び第2ケーブル12は、それぞれ次のように牽引操作される。すなわち、第1ケーブル11は、操作レバー1が回動操作されることにより、第1連結端部11Aが操作レバー1の回転領域の中で主としてケーブルの延びる操作方向に牽引操作される操作移動量の大きな回転領域を通る。一方、第2ケーブル12は、操作レバー1が回動操作されることにより、第2連結端部12Aが操作レバー1の回転領域の中で主としてケーブルの延びる操作方向とは垂直な方向に牽引操作される操作移動量の小さな回転領域を通る。
そして、第1ケーブル11は、操作レバー1が図示された第1の回転位置P1まで回動操作されることにより、前述したリクライニング装置23のロック状態を解除操作することのできる操作量まで牽引操作される。ここで、第1の回転位置P1が本発明の特定の回転位置に相当する。このとき、第2ケーブル12は、操作レバー1を第1の回転位置P1まで回転移動させるまでの間では、前述した回転留め装置24のロック状態を解除するに至る操作量までは牽引操作されない。したがって、操作レバー1を第1の回転位置P1まで回動操作することによって、リクライニング装置23のみを解除操作することができる。
そして、この状態から操作レバー1を更に図示時計回り方向に回動操作すると、第2ケーブル12は、第2連結端部12Aが主としてケーブルの延びる操作方向に牽引操作される操作移動量の大きな回転領域を通る。そして、第2ケーブル12は、操作レバー1が第2の回転位置P2まで回動操作されることにより、回転留め装置24のロック状態を解除操作することのできる操作量まで牽引操作される。このとき、第1ケーブル11は、操作レバー1を第1の回転位置P1から第2の回転位置P2まで回転移動させるまでの間では、第1連結端部11Aが支軸3に対する図示上方側の回転領域を通る。
この回転領域では、第1連結端部11Aは、主としてケーブルの延びる操作方向とは垂直な方向に牽引操作される。したがって、リクライニング装置23の解除操作を行った状態の第1ケーブル11が、更に大きな操作移動量で牽引操作されて異常な負荷を受ける事態を防止することができる。なお、操作レバー1の回動操作は、回転留め装置24のロック状態を解除した第2の回転位置P2から、更に第3の回転位置P3まで行えるようになっている。そして、操作レバー1は、その回動操作をやめることによって、附勢によって初期位置P0に戻されるようになっている。
このように、本実施例の車両用シートの操作構造によれば、第1ケーブル11及び第2ケーブル12の操作レバー1に対する連結位置の設定により、操作レバー1を解除操作すると、第1ケーブル11が大きな操作移動量で牽引操作されるのに対して、第2ケーブル12は小さな操作移動量で牽引操作される。このように、両者の牽引操作移動量に大きな差異が生じるように第1ケーブル11及び第2ケーブル12の連結位置を設定することにより、操作レバー1の解除操作を行う中で、これらの作動操作タイミングの差異を分かり易くすることができる。
したがって、操作レバー1によるリクライニング装置23の解除操作と回転留め装置24の解除操作を、個別に行い易くなる。そして、操作レバー1と第1ケーブル11及び第2ケーブル12との各連結部にあそびを設けなくても、リクライニング装置23と回転留め装置24の作動操作タイミングを異ならせることができるため、自由端となる第1ケーブル11や第2ケーブル12の端部が揺さ振られたりして、ブラケット2等の他の配置部品との間に干渉音等の異音を発生させないようにすることができる。
また操作レバー1の解除操作方向を、シートバック21の幅方向外側(アウター側或いはインナー側)に押し下げる回動方向に設定したことにより、この操作レバー1に第1ケーブル11や第2ケーブル12の連結端部11A,12Aを回転中心(支軸3)から離した位置に設定しても、第1ケーブル11や第2ケーブル12がシートバック21の背凭れ面の面内方向に牽引操作されるようにすることができる。したがって、かかる操作構造をシートバック21内にコンパクトに配置することができる。
そして、操作レバー1の解除操作方向を上記のように設定したことにより、セカンドシート20の後側に座るサードシートの着座者が、シートバック21を倒し込む操作イメージで、操作レバー1の落とし込むように操作することによって、リクライニング装置23のロック状態を解除してシートバック21を前倒し操作することができる。そして、シートバック21を前倒しした後には、今度はセカンドシート20全体を手前に落とし込む操作イメージで、操作レバーを1を手前に引き込むように操作することにより、回転留め装置24のロック状態を解除してセカンドシート20をフロアF上に落とし込み操作することができる。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例について説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施できるものである。
例えば、操作部材(操作レバー)がシートバックの両肩口に配設された構成を例示したが、一方側のみに配設されていてもよい。
また、第1及び第2の連結部材(第1及び第2ケーブル)の操作部材に対する連結位置は、上記実施例で示した位置に限定されるものではない。すなわち、操作部材が初期位置から特定の回転位置まで回転移動する間に、第1ケーブルが操作部材の回転領域の中で主としてケーブルの延びる操作方向に牽引操作される操作移動量の大きな回転領域を通るのに対して、第2ケーブルが主としてケーブルの延びる操作方向とは垂直な方向に牽引操作される操作移動量の小さな回転領域を通る位置に設定されていればよく、その位置は特に限定されない。
また、第1の連結部材と第2の連結部材の操作構造が互いに入れ替わった構成となっていてもよい。また、これらの連結部材を介して作動操作される二つの機構は、上記実施例で示したリクライニング装置や回転留め装置の作動機構に限定されず、車両用シートに関係して配備された種々の作動機構を操作対象として適用することができる。
実施例1の操作レバーの操作構造を表した構成図である。 セカンドシートのシート構造を表した斜視図である。 セカンドシートの内部構造を模式的に表した側面図である。 図1のIV-IV線断面図である。 操作レバーの操作構造を表した模式図である。 セカンドシートを折り畳んでフロア上に沈み込ませた状態を表した側面図である。
符号の説明
1 操作レバー
2 ブラケット
3 支軸
4 巻きばね
11 第1ケーブル(第1の連結部材)
11A 第1連結端部
11P ピン
12 第2ケーブル(第2の連結部材)
12A 第2連結端部
12P ピン
20 セカンドシート(車両用シート)
21 シートバック
21U アッパフレーム
21S サイドフレーム
21B 基板
22 シートクッション
23 リクライニング装置
23A 操作アーム(二つの機構の一方)
24 回転留め装置
24A 操作アーム(二つの機構の他方)
24B,24C リンクアーム
25 スライダ装置
25A アッパレール
25B ロアレール
F フロア
P0 初期位置
P1 第1の回転位置(特定の回転位置)
P2 第2の回転位置
P3 第3の回転位置

Claims (1)

  1. 車両用シートに配設された操作部材の回転作により、該操作部材連結された二つの機構まとめて操作される車両用シートの操作構造であって、
    前記操作部材と前記二つの機構とをそれぞれ連結する第1ケーブルと第2ケーブルとを有し、
    当該各ケーブルは、前記操作部材に対して、該操作部材の回転軸に対する周方向及び径方向の位置が互いに異なるように連結されており、前記操作部材が初期の回転位置から特定の回転位置まで回転移動する間に、一方のケーブルが前記操作部材の回転領域の中で主としてケーブルの延びる操作方向に牽引操作される操作移動量の大きな回転領域を通るのに対して、他方のケーブルは主としてケーブルの延びる操作方向とは垂直な方向に牽引操作される操作移動量の小さな回転領域を通るようになっており、かつ、前記操作部材が前記特定の回転位置を越えた回転領域へと回転操作されることで、前記一方のケーブルの牽引操作移動量が減少し、前記他方のケーブルの牽引操作移動量が増加する関係となっていることを特徴とする車両用シートの操作構造。
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