JP6880387B2 - 車両用シート - Google Patents
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Description
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、高い剛性の脚部材を必要としないダイブダウン状態及びチップアップ状態に切替可能な車両用シートを提供することにある。
上記構成によれば、シート部材間ロック部によって、シートクッションとシートバックとを着座可能状態、ダイブダウン状態及びチップアップ状態に保持し、及び保持の解除をすることができる。特に、着座可能状態において、シート部材間ロック部によって、シートバックから展開したシートクッションの状態を保持することができるため、シートクッションを支持するための脚部材に剛性の低いものを用いることも可能となる。さらには、シートクッションに脚部材を取り付ける必要がなくなる。このため、重量を軽減でき、さらには脚部材を取り付けないことで部材点数を削減できる。なお、フロア側とは、フロア自体の他にフロアに取り付けられた部材も含むものとする。
上記構成によれば、係合部に係合される被係合部が、着座可能状態において係合部が係合可能となる位置に設けられていることで、係合部を被係合部に係合させて着座可能状態に保持することができる。
上記構成によれば、車両用シートを着座可能状態からダイブダウン状態に移行する際に、フロア当接部材がフロアに当接してシート部材間ロック部のロックの解除状態を保持することで、この際にシート部材間ロック部によるロックが機能することを防止できる。さらに、フロア当接部材を、解除操作部によって動作する機構の一部として共用することができ、部品点数の増加を抑制することができる。
上記構成によれば、使用者がクッション側解除操作部を操作することで、車両用シートをチップアップ状態から着座可能状態に容易に変更することができる。
本発明によれば、車両用シートを着座可能状態からダイブダウン状態に容易に変更させることが可能となる。
本発明によれば、係合部を被係合部に係合させて着座可能状態に保持することができる。
本発明によれば、車両用シートを着座可能状態からダイブダウン状態に移行する際に、シート部材間ロック部のロックの解除状態を保持しつつ、部品点数の増加を抑制することができる。
本発明によれば、車両用シートをチップアップ状態から着座可能状態に容易に変更することができる。
なお、以下の説明中、「前後方向」とは、車両用シートに着座する着座者から見たときの前後方向を意味し、一般的な車両の走行方向と一致する方向である。「左右方向」とは、車両用シートの横幅方向を意味する。「高さ方向」とは、車両用シートの高さ方向を意味し、車両用シートを正面から見たときの上下方向と一致する。
本実施形態に係る車両用シートSの概略構成について、図1(a)を参照して説明する。なお、図1(a)は、着座可能状態の車両用シートSを示す模式的な側面図である。
ここで、フロアFは、上部フロアF1と、上部フロアF1から斜め前方に傾斜する段差Faを介して下部フロアF2と、を有する。
詳細には後述するが、車両用シートSは、着座可能状態から、フロア側回動支持部材2を中心にシートバックS2が前方、かつ下方に回動することにより、下部フロアF2上に折り畳まれたダイブダウン状態に変更可能に構成されている。また、車両用シートSは、着座可能状態から、フロア側回動支持部材2を中心にシートクッションS1が上方、かつ後方に回動することにより、シートバックS2に重なるように折り畳まれたチップアップ状態に変更可能に構成されている。
シートバックS2は、下方に突出する支持フレーム2aを有する。この支持フレーム2aの下端部が上部フロアF1側の部材であるフロア側回動支持部材2に回動可能に取り付けられている。このため、車両用シートSは、フロア側回動支持部材2を中心に回動可能となっている。
車両用シートSにおける着座可能状態からダイブダウン状態への変更について、図1(a)に加えて、図1(b)及び図1(c)を参照して説明する。なお、図1(b)は、着座可能状態からダイブダウン状態に移行中の車両用シートSを示す模式的な側面図、図1(c)は、ダイブダウン状態の車両用シートSを示す模式的な側面図である。
これと同時に、シートバックS2に回動可能に取り付けられたクッション側ブラケット20を介して接続されたシートクッションS1は、上部フロアF1よりも上方の位置から、上部フロアF1よりも下方にある下部フロアF2の上面に接するように移動することとなる。
車両用シートSにおける着座可能状態からチップアップ状態への変更について、図2(a),(b)を参照して説明する。なお、図2(a)は、着座可能状態の車両用シートSであって、クッション側レバー4を操作した状態を示す模式的な側面図、図2(b)は、チップアップ状態の車両用シートSを示す模式的な側面図である。
シート部材間ロック部L2の機構について、図3及び図4を主に参照して説明する。なお、図3は、シート部材間ロック部L2の構成を説明する説明図、図4は、着座可能状態における回動部材40の位置を説明する説明図である。
シート部材間ロック部L2は、係合溝10a,10bが形成されたバック側ブラケット10と、ピン40bが固定された回動部材40と、ピン40bに当接して回動する第1リンク21と、第1リンク21に回動可能に係合する第2リンク22と、から主に構成されている。
なお、シート部材間ロック部L2の構成のうち、上記公報に記載されている構成と共通の構成については、その説明を省略する。
ここで、被係合部であるバック側ブラケット10に形成された係合溝10aは、着座可能状態において、係合部としての第2リンク22に設けられた係合突起22aに係合して、その状態を保持するためのものである。
一方で、係合溝10bは、チップアップ状態、ダイブダウン状態において、第2リンク22の係合突起22aに係合して、その状態を保持するためのものである。
特に、シートクッションS1とシートバックS2の相対的な位置関係に関して、着座可能状態では、係合溝10aは、係合突起22aに対向する位置にあり、係合可能な状態となっている。同様に、シートクッションS1とシートバックS2の相対的な位置関係に関して、チップアップ状態、ダイブダウン状態においては、係合溝10bは、係合突起22aに対向する位置にあり、係合可能な状態となっている。
また、サイドフレーム5には、回動軸40aを中心とする円弧状の貫通穴である長孔5bが左右方向(厚さ方向)に貫通して形成されている。ピン40bは、この長孔5bを挿通して、サイドフレーム5の内側面側から外側面よりもシート幅方向外側に突出して、ロックオフプレート23と、シート左右方向において重なる位置であって、下方近傍の位置に配置されている。
車両用シートSの着座可能状態からダイブダウン状態への変更の際におけるシート部材間ロック部L2について、図1及び図4に加えて、図5〜図7を主に参照して説明する。図5は、着座可能状態におけるシート部材間ロック部L2の状態を説明する説明図、図6は、着座可能状態におけるシート部材間ロック部L2のロックが解除された状態を説明する説明図である。そして、図7は、ダイブダウン状態におけるシート部材間ロック部L2の状態を説明する説明図である。
このとき、ラッチ装置L1のロックの解除とともにシート部材間ロック部L2のロックの解除がされることとなる。
ロックオフプレート23の回動によって、ロックオフプレート23が第1リンク21に当接し、第1リンク21をスプリング43の付勢に抗する方向に、回動軸21aを中心に回動させる。
第1リンク21の回動によって、第1リンク21が第2リンク22に当接し、第2リンク22を、回動軸22bを中心に回動させる。このとき、ケーブル3aが使用者によって引かれる前に、係合溝10aに係合している、第2リンク22に形成された係合突起22aは、バック側ブラケット10に形成された係合溝10aから離間して係合が解除される位置に移動する。
そして、シートバックS2は、不図示のスプリングによって倒伏方向に付勢されていることによって、図1(a)から図1(c)に示す順序で倒伏する。
また、ロックオフプレート23にピン40bを当接させて、シート部材間ロック部L2のロックを解除する機構となっている。よって、ロックオフプレート23を、肩口レバー3によって動作する機構の一部として共用することができ、部品点数の増加を抑制することができる。
一方、車両用シートSをダイブダウン状態からチップアップ状態にする場合には、肩口レバー3を引かずに、シートクッションS1及びシートバックS2を、フロア側回動支持部材2を中心に、上方、かつ後方に回動させればよい。
チップアップ状態におけるシート部材間ロック部L2について、図2に加えて、図8を主に参照して説明する。なお、図8は、チップアップ状態におけるシート部材間ロック部L2の状態を説明する説明図である。
具体的には、ケーブル4aが引かれると、第1リンク21をスプリング43の付勢に抗する方向に、回動軸21aを中心に回動させる。上記のように、第1リンク21の回動によって、第1リンク21が第2リンク22に当接し、第2リンク22を、回動軸22bを中心に回動させる。このとき、第2リンク22に形成された係合突起22aが、バック側ブラケット10に形成された係合溝10aから離間して係合が解除される位置に移動する。
このようにしてシート部材間ロック部L2のロックが解除されることによって、シートクッションS1をシートバックS2側に折り畳むことが可能となる。
特に、着座可能状態において、シート部材間ロック部L2が機能してロック状態を保持することによって、シートバックS2から展開したシートクッションS1の状態を保持することができる。このため、シートクッションS1を支持するための不図示の脚部材に剛性の低いものを用いることも可能となる。
さらには、シートクッションS1に脚部材を取り付ける必要がなくなる。このため、重量を軽減でき、さらには脚部材を取り付けないことで部材点数を削減できる。
一方、車両用シートSをチップアップ状態からダイブダウン状態にする場合には、ラッチ装置L1のロックを解除して、シートクッションS1及びシートバックS2を、フロア側回動支持部材2を中心に、前方、かつ下方に回動させればよい。
F フロア
F1 上部フロア
F2 下部フロア
Fa 段差
L1 ラッチ装置(車体ロック部)
L2 シート部材間ロック部
S 車両用シート
S1 シートクッション
S2 シートバック
St ストライカ
2 フロア側回動支持部材
2a 支持フレーム
3 肩口レバー(解除操作部)
3a,3b ケーブル(接続部)
4 クッション側レバー(クッション側解除操作部)
4a ケーブル
5 サイドフレーム
5a 係止突起
5b 長孔
10 バック側ブラケット(被係合部)
10a,10b 係合溝
20 クッション側ブラケット(連結部材)
21 第1リンク
21a 回動軸
22 第2リンク(係合部)
22a 係合突起
22b 回動軸
23 ロックオフプレート(フロア当接部材)
23a 回動軸
30 回動軸
40 回動部材
40a 回動軸
40b ピン(回動部材の一部)
40c 係止穴
40d 係止突起
41,42,43 スプリング
Claims (4)
- フロア側に回動可能に取り付けられたシートバックと、
該シートバックに対して回動可能に取り付けられたシートクッションと、を備えて、前記フロア側に沈み込むダイブダウン状態、着座可能状態及びチップアップ状態に切替可能に構成された車両用シートであって、
前記シートクッションと前記シートバックとをロック及びロックの解除をし、前記シートクッションと前記シートバックとを着座可能状態及びチップアップ状態に保持し、及び保持の解除をするシート部材間ロック部と、
前記シートバックを車体側に対してロック及びロックの解除し、前記シートバックを着座可能状態に保持し、及び保持の解除をする車体ロック部と、
該車体ロック部のロック、及び前記シート部材間ロック部のロックを解除する際に操作される解除操作部と、
該解除操作部と前記車体ロック部及び前記シート部材間ロック部とを接続する接続部と、を備えることを特徴とする車両用シート。 - 前記シート部材間ロック部は、前記シートクッション側に取り付けられた係合部と、前記シートバック側に取り付けられて、該係合部に係合される被係合部と、を備え、
前記係合部と前記被係合部とは、前記シートバックと前記シートクッションとの位置が着座可能状態となる位置にあるときに係合可能な位置に配置されており、
前記係合部は、前記解除操作部の操作により、前記被係合部との係合が解除される位置に移動するように、前記シートクッション側に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。 - 前記シート部材間ロック部は、前記接続部に接続された回動部材と、
着座可能状態からダイブダウン状態に移行する際に、前記フロア側と当接してロックを解除する位置に保持するフロア当接部材と、を備え、
前記回動部材の一部は、前記フロア当接部材とシート左右方向において重なる位置に配置され、
前記回動部材の一部は、前記解除操作部の操作によって前記回動部材が回動したときに、前記フロア当接部材に当接し前記フロア当接部材を移動させて前記シート部材間ロック部のロックを解除する位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用シート。 - 前記シートクッションに、前記シート部材間ロック部のロックを解除するクッション側解除操作部が配設されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両用シート。
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