JP2018134986A - 乗物用シート用ロック装置 - Google Patents

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慶則 小林
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慶則 小林
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Abstract

【課題】ロック装置のベース部材の構成を合理化することにより重量の増加を抑制した軽量な乗物用シート用ロック装置を提供する。【解決手段】フロアに設けられたストライカに係合可能なシートクッションに取付けられたロック機構10である。ロック機構10は、シートクッションに取付けられる取付孔11La11、11Ra11を有する左上部ベースプレート11La及び右上部ベースプレート11Raと、ストライカを受け入れ可能な凹部11Lb1、11Rb1を有する左下部ベースプレート11Lb及び右下部ベースプレート11Rbと、が、フック12を軸支するフック軸12P及びポール13を軸支するポール軸13Pが配設される部位を含む領域において互いに重ねられ、フック軸12Pとポール軸13Pによって、かしめられて一体化されている。【選択図】図7

Description

本発明は、乗物用シート用ロック装置に関する。
従来、乗物用シート、例えば、自動車用シートにあっては、シートクッションに対してシートバックが回動可能に取付けられ、シートクッションに対してシートバックが重ねられた状態でシート全体をフロアに対して略垂直状態にはね上げ可能なものがある。この種の自動車用シートにおいてはフロアに配設されたストライカに対してシートクッションの底面に配設されたロック機構を係合させることでフロアに対してシートを固定している。かかるロック機構はシートバックがシートクッションに対して起立して乗員が着座可能となる起立位置においてロック状態となりシートクッションに対して重ねられた折畳位置においてアンロック状態となるように構成されている。
特許文献1に記載された技術においては、ロック機構は、シート側に対して回転自在に取付けられた二枚一対のベース部材が、ベース部材の間にロック機構としてのフックとポールが挟み込んだ状態で一体に結合されて構成されている。ベース部材は、フロアに配設されたストライカを受け入れ可能な凹部を有する。フックは、ベース部材に対して回転自在に取付けられストライカに対して係脱可能とされている。ポールは、ベース部材に対して回転自在に取付けられストライカに係合したフックをロック状態に保持する機能を有する。
特開2005−349894号公報
上述の自動車用シートのロック装置においては、各ベース部材は、シート側に対する取付部、フックの回動軸の取付部、ポールの回動軸の取付部及び凹部とも一枚の部材中に設けられている。これによって、各ベース部材は、シート側に対する取付部、フックの回動軸の取付部、ポールの回動軸の取付部及び凹部の内の最も強度が必要とされる部分の必要肉厚に合わせて肉厚が決められておりロック装置の重量増につながりがちであった。
このような要請に鑑み本発明の課題は、ロック装置のベース部材の構成を合理化することにより重量の増加を抑制した軽量な乗物用シート用ロック装置を提供することにある。
本発明の第1発明は、乗物用シート用ロック装置であって、乗物ボディと乗物用シートの一方に設けられたストライカと、前記乗物用シートと前記乗物ボディの他方に設けられたロック機構と、を備え、該ロック機構は、前記乗物用シート又は前記乗物ボディに取付けられる取付部と前記ストライカを受け入れ可能な凹部とを有するベースプレートと、該ベースプレートに対し回動自在にフック軸によって軸支され前記凹部との間で前記ストライカを挟持したロック状態と挟持しないアンロック状態を形成可能であるとともに該アンロック状態を形成する方向に回動付勢されたフックと、前記ベースプレートに回動自在にポール軸によって軸支され前記フックと係合することで前記フックを前記ロック状態に保持可能であるとともに前記フックと係合する方向に回動付勢されたポールと、を備えており、前記ベースプレートは、前記取付部が設けられた取付部プレートと前記凹部が設けられた凹部プレートとが前記フック軸及び前記ポール軸が配設される部位を含む領域において互いに重ねられ一体化されて形成されていることを特徴とする。
第1発明によれば、ロック機構のベースプレートにおいて最も強度の必要なフック軸及びポール軸が配設される部位は、取付部プレートと凹部プレートが重ねられて形成されているので肉厚が厚く最も強度を高く確保することができる。一方、フック軸及びポール軸が配設される部位以外の取付部が設けられる部位及び凹部が設けられる部位は、それぞれ、フック軸及びポール軸が配設される部位より低い必要強度に応じて一枚の取付部プレート又は凹部プレートで形成されている。これによって、必要強度に応じて取付部プレート及び凹部プレートの肉厚を設定してベースプレートを構成できるので、全体をフック軸及びポール軸が配設される部位における肉厚とした一枚のベースプレートに比べて軽量化を図ることができる。また、凹部プレートを共通化して取付部の異なる取付部プレートを作成し組み合わせることにより、取付部の位置や形状が異なる複数のロック機構を作り分けられる。
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記取付部プレートと前記凹部プレートとは、前記フック軸及び前記ポール軸によってかしめ結合されていることを特徴とする。
第2発明によれば、取付部プレートと凹部プレートとは、リベット等の他の部品を使用することなくフック軸及びポール軸によって結合されるのでロック機構の重量の増加を抑制できる。
本発明の第3発明は、上記第1発明又は上記第2発明において、前記凹部プレートは、2枚の重合凹部プレートの空間を隔てた重ね合わせにより形成されており、前記重合凹部プレート間に前記フック軸と前記ポール軸とが架設されていることを特徴とする。
第3発明によれば、フック軸とポール軸とが2枚の重合凹部プレートの間において両持ち状態で支持されるので、フック軸とポール軸の凹部プレートに対する支持が安定してロック機構のロック強度の向上を図ることができる。
本発明の第4発明は、上記第3発明において、前記取付部プレートは、2枚の重合取付部プレートの空間を隔てた重ね合わせにより形成されており、前記重合取付部プレート間に前記フック軸と前記ポール軸とが架設されていることを特徴とする。
第4発明によれば、フック軸とポール軸とが2枚の重合凹部プレート及び2枚の重合取付部プレートの間において両持ち状態で支持されるので、フック軸とポール軸の凹部プレートに対する支持がさらに安定してロック機構のロック強度の向上を図ることができる。
本発明の第5発明は、上記第4発明において、前記重合取付部プレートの肉厚は前記重合凹部プレートの肉厚より大きいことを特徴とする。
第5発明によれば、ベースプレートにおいて最も強度の必要なフック軸及びポール軸が配設される部位の次に強度の必要な取付部が設けられる部位の肉厚を凹部が設けられる部位の肉厚より大きくしてベースプレート全体としての重量の増加を抑止できる。
本発明の第6発明は、上記第1発明ないし上記第5発明のいずれかにおいて、前記乗物用シートは、シートクッションと、該シートクッションに対して起立した起立位置と重ねられた折畳位置との間を回動自在に取付けられたシートバックと、を備えており、前記ロック機構には、前記ベースプレートに回動自在に軸支され前記ポールに当接する方向に前記ポールの回動付勢力より弱い回動付勢力で回動付勢されるとともに前記ポールに当接して回動させられることで前記ポールを回動させて前記フックとの係合を解除する第1レバーと、前記ベースプレートに回動自在に軸支され前記シートバックの前記折畳位置への回動動作に連動して回動するとともに前記第1レバーに当接して回動することで前記第1レバーを前記ポールに当接して回動する方向に回動させる第2レバーと、を備え、前記シートバックが前記起立位置にあり前記フックに前記ポールが係合した状態で前記シートバックを前記折畳位置へ回動させると前記第2レバーが初期位置から回動して前記第1レバーに当接して前記第1レバーを前記ポールに当接した状態で回動させることによって前記ポールを前記フックとの係合が外れる方向に回動させ、前記ポールと前記フックとの係合が外れた後には前記第1レバーの前記第2レバーとの当接が外れて前記フックが回動して前記ロック状態となったとき前記ポールがその付勢力によって前記フックと係合することを許容されるように構成されていることを特徴とする。
第6発明によれば、シートバックが起立位置にあってフックがストライカを挟持したロック状態からシートバックを折畳位置へ回動させると、第2レバーと第1レバーを介してポールが回動されてフックとの係合が解除される。これによって、フックはその回動付勢力によってアンロック状態となり乗物用シートを乗物ボディから離隔させることができる。そしてシートバックを折畳位置に保持したままロック機構をストライカに近づけるとフックはストライカによる押圧によってその回動付勢力に抗して回動されロック状態となり、ポールがその回動付勢力によってフックと係合してロック状態を保持する。すなわち、シートバックを折畳位置に保持したまま乗物用シートを乗物ボディに対してロックした状態にさせておき走行中のシートの安定性を確保することができる。ここで、ポールを回動させてフックとの係合状態を解除する第1レバーと、第1レバーを回動させる第2レバーとが、それぞれ、ベースプレートに回動自在に軸支されている。これによって、第2レバーに第1レバーを回動可能に取付けた場合に比べて第2レバーをベースプレートに対して回動付勢する回動付勢力が小さくて済み回動付勢部材を小型化できることによって重量の軽減が図れる。
本発明の一実施形態のロック装置が取付けられた自動車用シートの使用状態の側面図である。 上記実施形態のロック装置が取付けられた自動車用シートの格納状態の側面図である。 上記実施形態のロック機構の斜視図である。 上記実施形態のロック機構において、手前側のベースプレートを二点鎖線で示す斜視図である。 上記実施形態のロック機構の側面図である。 図5のVI−VI矢視線断面図である。 上記実施形態のロック機構の分解斜視図である。 上記実施形態のロック機構の作動における第1状態を説明する図である。 上記実施形態のロック機構の作動における第2状態を説明する図である。 上記実施形態のロック機構の作動における第3状態を説明する図である。 上記実施形態のロック機構の作動における第4状態を説明する図である。 上記実施形態のロック機構の作動における第5状態を説明する図である。
図1〜図12は、本発明の一実施形態を示す。この実施形態は、自動車用シート1に本発明を適用した例である。各図中、矢印により自動車のフロアFに自動車用シート1を取付けたときの自動車及び自動車用シート1の各方向を示す。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。ここで、自動車用シート1とフロアFが、それぞれ、特許請求の範囲の「乗物用シート」と「乗物ボディ」に相当する。
図1及び図2は、本発明の一実施形態であるロック装置を適用した自動車用シート1の側面図である。図1が、乗員が着座する使用状態にある自動車用シート1を示し、図2が、フロアFに対して略垂直状態にはね上げた格納状態にある自動車用シート1を示す。自動車用シート1は、シートクッション2と、シートクッション2の後端部側に左右方向(紙面の表裏方向)に延びる軸回りに回動可能に取付けられたシートバック3と、を有する。シートクッション2におけるクッションフレーム4の前端部側は、フロアFに固定されたブラケット5に対し、左右方向に延びる回動軸6によって回動可能に取付けられている。ロック装置7は、クッションフレーム4の後端部側下部とフロアFとの間において、自動車用シート1をフロアFに対しロック及びアンロック可能に配設されている。ロック装置7は、クッションフレーム4の後端部側下部に取付けられたロック機構10と、フロアFに固定されたストライカ8とに大別される。なお、回動軸6による連結部及びロック装置7は、自動車用シート1の左右両サイドに配設される。
図1に示すように、シートクッション2に対してシートバック3が起立位置にある状態において、ロック装置7はロック状態にある。そして、シートクッション2に対してシートバック3を倒し込んで重ねられた折畳位置にある状態にすると、ロック装置7はアンロック状態となる。このシートクッション2に対してシートバック3が折畳位置にある状態で自動車用シート1をフロアFに対して前方に跳ね上げた状態が図2に示す格納状態である。格納状態にある自動車用シート1をシートクッション2に対してシートバック3を折畳位置に保ったまま後方に降ろすとロック装置7はロック状態となってシートバック3が折畳位置の状態で自動車用シート1をフロアFに対して保持する。かかる動作の詳細については後述する。
図3〜図7に示すように、ロック機構10は、ベースプレート11と、ベースプレート11に取付けられたフック12と、ポール13と、第1レバー14と、第2レバー15と、を備える。
図3、図6及び図7に示すように、ベースプレート11は、左ベースプレート11Lと右ベースプレート11Rとが間に空間を設けて組み付けられることで形成されている。左ベースプレート11Lは左上部ベースプレート11Laと左下部ベースプレート11Lbとを備え、右ベースプレート11Rは右上部ベースプレート11Raと右下部ベースプレート11Rbとを備える。左上部ベースプレート11Laは、略平面状の本体部11La1と、本体部11La1の下側を除く外周部において右方に向かって延びる立壁部11La2と、を備えている。本体部11La1の上部には取付孔11La11が、前下部にはポール軸孔11La12が、後下部にはフック軸孔11La13が設けられている。また、本体部11La1の取付孔11La11とポール軸孔11La12の間には、前側に湾曲した楕円形状のポールピン孔11La14が、後側に第1レバー軸孔11La15が設けられている。さらに、本体部11La1のフック軸孔11La13の後側には第2レバー軸孔11La16が設けられている。左下部ベースプレート11Lbは、下側において前下方に向けて開口した凹部11Lb1を備えた板状部材であり、上前部にポール軸孔11Lb2が、下後部にフック軸孔11Lb3が設けられている。凹部11Lb1の外周縁部にはストライカ8に対する左下部ベースプレート11Lbの当たりを和らげ異音発生を防止するための樹脂部材11Lb4が取付けられている。左上部ベースプレート11Laと左下部ベースプレート11Lbとは、所定の位置で重ね合わせたとき、ポール軸孔11La12とポール軸孔11Lb2とが一致し、フック軸孔11La13とフック軸孔11Lb3とが一致するように形成されている。左上部ベースプレート11Laと右上部ベースプレート11Raは、同一肉厚に形成され、左下部ベースプレート11Lbと右下部ベースプレート11Rbは、左上部ベースプレート11Laと右上部ベースプレート11Raより薄肉の同一肉厚に形成されている。ここで、左上部ベースプレート11Laと右上部ベースプレート11Raが、一体で、特許請求の範囲の「取付部プレート」に相当し、それぞれが、特許請求の範囲の「重合取付部プレート」に相当する。また、左下部ベースプレート11Lbと右下部ベースプレート11Rbが、一体で、特許請求の範囲の「凹部プレート」に相当し、それぞれが、特許請求の範囲の「重合凹部プレート」に相当する。さらに、取付孔11La11が、特許請求の範囲の「取付部」に相当する。
図3、図6及び図7に示すように、右上部ベースプレート11Raは、略平面状の本体部11Ra1と、本体部11Ra1の下側を除く外周部において左方に向かって延びる立壁部11Ra2と、を備えている。本体部11Ra1の上部には取付孔11Ra11が、前下部にはポール軸孔11Ra12が、後下部にはフック軸孔11Ra13が設けられている。右下部ベースプレート11Rbは、下側において前下方に向けて開口した凹部11Rb1を備えた板状部材であり、上前部にポール軸孔11Rb2が、下後部にフック軸孔11Rb3が設けられている。凹部11Rb1の外周縁部にはストライカ8に対する右下部ベースプレート11Rbの当たりを和らげ異音発生を防止するための樹脂部材11Rb4が取付けられている。右上部ベースプレート11Raと右下部ベースプレート11Rbとは、所定の位置で重ね合わせたとき、ポール軸孔11Ra12とポール軸孔11Rb2とが一致し、フック軸孔11Ra13とフック軸孔11Rb3とが一致するように形成されている。所定の位置で重ね合わされた左上部ベースプレート11La及び左下部ベースプレート11Lbは、所定の位置で重ね合わされた右上部ベースプレート11Ra及び右下部ベースプレート11Rbに対して、後述するポール軸13Pとフック軸12Pとによって連結されている。これによって、左上部ベースプレート11La及び左下部ベースプレート11Lbは、右上部ベースプレート11Ra及び右下部ベースプレート11Rbに対して、空間を保った状態で立壁部11La2の右端部と立壁部11Ra2の左端部とを対向させて組み付けられている。この空間内に、後述するようにフック12とポール13が配設されている。また、左上部ベースプレート11Laの取付孔11La11周縁部と右上部ベースプレート11Raの取付孔11Ra11周縁部との間には丸パイプ状のスペーサ16が配設されている。そして、スペーサ16の内筒部に通されたボルト(不図示)によって図1に示すクッションフレーム4の後端部側下部に凹部11Lb1及び凹部11Rb1の開口を前下方に向けてストライカ8を受け入れることが可能な状態で取付けられている。ここで、取付孔11Ra11が、特許請求の範囲の「取付部」に相当する。
図4〜図7に示すように、フック12は、板状の部材でベースプレート11に対してフック軸12Pによって、その軸回りに回動できるように取付けられている。具体的には、図6に示すように、フック12を回動可能に支持したフック軸12Pの左端部が左下部ベースプレート11Lbのフック軸孔11Lb3及び左上部ベースプレート11Laのフック軸孔11La13にこの順で通されかしめて固定されている。また、フック12を回動可能に支持したフック軸12Pの右端部が右下部ベースプレート11Rbのフック軸孔11Rb3及び右上部ベースプレート11Raのフック軸孔11Ra13にこの順で通されかしめて固定されている。フック12は、側面視において後上方に向けて開口したフック部12aを備えている。フック部12aの開口側上端部にはフック軸12Pから離れる方向に突出する上端突起部12a1が形成されている。フック12の回動により、フック部12aは、ベースプレート11の凹部11Lb1及び凹部11Rb1に受け入れたストライカ8に係合し、又は係合を解除することが可能である。図8に示すように、フック部12aがストライカ8に係合した状態では、フック部12aと凹部11Lb1及び凹部11Rb1との間でストライカ8を挟持してロック状態となる。また、フック12は、図5及び図7に示すように、フック部12aの上方にフック軸12Pから離れる方向に突出する突起部12bを備え突起部12bの下側の面が第1係止面部12b1として形成されている。また、第1係止面部12b1の下方に隣接してフック軸12Pの軸心を中心とした円弧状の第2係止面部12cが形成されている。さらに、フック12にはフック12を左上部ベースプレート11Laに対してフック軸12P回りに図5において反時計回りに(ストライカ8との係合を解除する方向に)回動付勢する円環状のフックばね12Sの一端部を係止するための左右方向に貫通する孔12dが設けられている。フックばね12Sは、その円環内にフック軸12Pを配置した状態で、その一端部はフック12の孔12dに係止され、その他端部は左上部ベースプレート11Laのばね係止孔11La17に係止されて配設されている。
図4〜図7に示すように、ポール13は、フック12とほぼ同じ板厚の板状の部材でベースプレート11に対してポール軸13Pによって、その軸回りに回動できるように取付けられている。具体的には、図6に示すように、ポール13を回動可能に支持したポール軸13Pの左端部が左下部ベースプレート11Lbのポール軸孔11Lb2及び左上部ベースプレート11Laのポール軸孔11La12にこの順で通されかしめて固定されている。また、ポール13を回動可能に支持したポール軸13Pの右端部が右下部ベースプレート11Rbのポール軸孔11Rb2及び右上部ベースプレート11Raのポール軸孔11Ra12にこの順で通されかしめて固定されている。ポール13は、フック12と対向する側において係止端部13aを備えている。この係止端部13aは、ストライカ8に係合してロック状態となったフック12の第1係止面部12b1に対し係合可能に位置している。ポール13の係止端部13aの近傍には薄肉部13bが形成されそこに板厚方向に貫通するピン孔13cが設けられている。ピン孔13cにはポールピン13dが、ポール13に対して垂直で左方向(左上部ベースプレート11Laの方向)に延びて固定されている。ポールピン13dは、その左端部側が左上部ベースプレート11Laのポールピン孔11La14を通って左上部ベースプレート11Laの左側に突出している。これによって、ポール13がベースプレート11に対してポール軸13Pの軸心回りに回動すると、ポールピン13dは、ポールピン孔11La14内を円弧状に移動する。ポールピン13dの左端部側には丸パイプ状の円筒部材13d1がポールピン13dに対し回動可能に取付けられワッシャ13d2がかしめられて抜け止めされている。円筒部材13d1は、後述する第1レバー14の第1当接面部14aが当接して摺動するのを円滑にする機能を果たす。ポール13の係止端部13aの後端部からポール軸13P方向に延びるフック摺動面部13eが形成されている。左上部ベースプレート11Laの上部に設けられた連結ピン孔11La18と右上部ベースプレート11Raの上部に設けられた連結ピン孔11Ra14には連結ピン17の左右端部がそれぞれ通されてかしめ固定されている。トーションばねの巻き線部の中央に連結ピン17が配置されるかたちでポールばね13Sが配設され、一方の腕の先端部側がポールピン13dに係止され、他方の腕の先端部側がスペーサ16に係止されている。これによって、ポール13は、図5においてポール軸13Pを中心に時計回りに回動付勢されている。
図3〜図7に示すように、第1レバー14は、板状の部材でベースプレート11の左上部ベースプレート11Laの左側に第1レバー軸14Pによって、その軸回りに回動できるように取付けられている。具体的には、図6に示すように、第1レバーを回動可能に支持した第1レバー軸14Pの右端部が左上部ベースプレート11Laの第1レバー軸孔11La15に通されかしめて固定されている。第1レバー14は、ポール13のポールピン13dと対向する側において第1当接面部14aを備えている。この第1当接面部14aは、第1レバー14が図5において第1レバー軸14Pを中心に時計回りに回動するとき、ポール13のポールピン13dに当接して押圧し、ポール13を図5においてポール軸13Pを中心に反時計回りに回動させるものである。第1当接面部14aは、ポールピン13dの円筒部材13d1に当接して円筒部材13d1が滑らかに回動するように、側面視でポールピン13dに向かって凸となる滑らかな曲線状に形成されている。第1レバー14の第1レバー軸14Pをはさむ第1当接面部14aの反対側の部分には、板厚方向に貫通するピン孔14bが設けられている。ピン孔14bには第1レバーピン14cが、第1レバー14に対して垂直で右方向(左上部ベースプレート11Laの方向)に延びて固定されている。第1レバーピン14cの右先端部は左上部ベースプレート11Laに当接しておらず、第1レバー14の回動動作は妨げられないようになっている。第1レバーピン14cの右端部側には丸パイプ状の円筒部材14c1が第1レバーピン14cに対し回動可能に取付けられている。円筒部材14c1は、後述する第2レバー15の第2当接面部15a1が当接して摺動するのを円滑にする機能を果たす。トーションばねの巻き線部の中央に第1レバー軸14Pの右端部側が配置されるかたちで第1レバーばね14Sが配設され、一方の腕の先端部側が第1レバーピン14cに係止され、他方の腕の先端部側が左上部ベースプレート11Laの上部に設けられたばね係止孔11La19に係止されている。これによって、第1レバー14は、図5において第1レバー軸14Pを中心に時計回りに回動付勢されている。なお、第1レバーばね14Sによる第1レバー14の回動付勢力は、ポールばね13Sによるポール13の回動付勢力より小さくなるように設定されている。
図3〜図7に示すように、第2レバー15は、一部に曲げ加工を施した板状の部材でベースプレート11の左上部ベースプレート11Laの左側に第2レバー軸15Pによって、その軸回りに回動できるように取付けられている。具体的には、図6に示すように、第2レバー15を回動可能に支持した第2レバー軸15Pの右端部が左上部ベースプレート11Laの第2レバー軸孔11La16に通されかしめて固定されている。第2レバー15は、図5に示すように、側面視で第2レバー軸15Pを交差部とした略V字形をしており、第1レバー14の第1レバーピン14cと対向する側である前側の第1腕部15aと、後側の第2腕部15bと、を備えている。第1腕部15aは、第1レバーピン14cに後方から当接する第2当接面部15a1と、第2当接面部15a1に隣接して後方につながり第1レバーピン14cに下方から当接する第3当接面部15a2と、を備える。第2腕部15bの先端部側はクランク状に折り曲げられた折り曲げ部15b1として形成され、折り曲げ部15b1は左右方向に延びる立板部15b11と、立板部15b11の上端部から上下方向に延びる横板部15b12と、を備える。横板部15b12には、シートバック3をシートクッション2に対して倒し込む動きによって牽引される操作ワイヤ18の先端部を係止するワイヤ係止孔15b13が設けられている。トーションばねの巻き線部の中央に第2レバー軸15Pの左端部側が配置されるかたちで第2レバーばね15Sが配設され、一方の腕の先端部側が立板部15b11に係止され、他方の腕の先端部側が左上部ベースプレート11Laの後下部に設けられたばね係止孔11La110に係止されている。これによって、第2レバー15は、図5において第2レバー軸15Pを中心に時計回りに回動付勢されている。左上部ベースプレート11Laの第2レバー軸孔11La16の上方には左方に突出する円柱状のストッパピン11La111が配設され、ストッパピン11La111に第3当接面部15a2が当接して回動が止められている。この状態が、図5に示すロック状態(後述する第1状態)であり、このとき、シートバック3は起立位置にあって操作ワイヤ18を牽引しておらず、フック12はストライカ8に係合している。また、ポール13の係止端部13aをフック12の第1係止面部12b1に対し係合させるとともに第1レバー14の第1当接面部14aを押圧している。第1レバー14の第1レバーピン14cから第2レバー15の第2当接面部15a1は離隔している。
図8〜図13に基づいてロック装置7の動作について説明する。図8は、シートクッション2に対してシートバック3が起立位置にある状態(図1参照)において、ロック装置7がロック状態にある第1状態を示す。フック12は、フック部12aがストライカ8を左下部ベースプレート11Lbの凹部11Lb1及び右下部ベースプレート11Rbの凹部11Rb1との間で挟持している。ポール13は、ポールばね13Sの働きで図8においてポール軸13Pに対して時計回りに回動付勢されてその後上端部がフック12の第2係止面部12cに当接して回動が止められている。このとき、ポール13の係止端部13aは、フック12の第1係止面部12b1に当接してフック12のフック軸12P回りの反時計方向への回動を止めている(図8においては、見易くするために係止端部13aと第1係止面部12b1を離して表示している)。第1レバー14は、第1レバーばね14Sの働きで図8において第1レバー軸14Pの軸心に対して時計回りに回動付勢されて第1当接面部14aがポール13のポールピン13dに当接して回動が止められている。第2レバー15は、第2レバーばね15Sの働きで図8において第2レバー軸15Pに対して時計回りに回動付勢されて第3当接面部15a2がストッパピン11La111に当接して回動が止められている。このとき、第2レバー15の第2当接面部15a1は、第1レバー14の第1レバーピン14cから離隔しており、横板部15b12は操作ワイヤ18により牽引されていない。ここで、このときの第2レバー15の位置が、特許請求の範囲の「初期位置」に相当する。
図9は、上記第1状態からシートクッション2に対してシートバック3を折畳位置方向に倒し込んでいく過程の第2状態を示す。シートバック3の倒し込みに伴う操作ワイヤ18の牽引により第2レバー15が第2レバー軸15Pを中心に図9において反時計回りに回動して第2当接面部15a1が第1レバー14の第1レバーピン14cを押圧する。すると、第1レバー14は第1レバー軸14Pを中心に図9において時計回りに回動して第1当接面部14aがポール13のポールピン13dを押圧する。これによって、ポール13がポール軸13Pを中心に図9において反時計回りに回動して係止端部13aがフック12の第1係止面部12b1との当接から外れフック12がフック軸12Pを中心に図9において反時計回りに回動する。そして、フック12のフック部12aがストライカ8の挟持から外れアンロック状態となる。このとき、フック部12aの上端突起部12a1は、左下部ベースプレート11Lbの凹部11Lb1の上部及び右下部ベースプレート11Rbの凹部11Rb1の上部に位置した状態となる。
図10は、上記第2状態からシートクッション2に対してシートバック3をさらに倒し込んで、シートバック3を折畳位置に位置させた第3状態を示す。シートバック3の倒し込みに伴う操作ワイヤ18の牽引により第2レバー15はさらに第2レバー軸15Pを中心に図10において反時計回りに回動して第1腕部15aが第1レバー14の第1レバーピン14cをくぐり抜ける。そして、第2レバー15の第1腕部15aは第1レバー14の第1レバーピン14cの下方に離隔して位置する。第2レバー15の第1腕部15aが第1レバー14の第1レバーピン14cをくぐり抜けるとき、ポール13は第1レバー14の押圧によりポール軸13Pを中心に図10において反時計回りに回動して一旦フック12から離れる。その後、第1レバー14の第1レバーピン14cと第2レバー15の第1腕部15aとの当接が外れると、ポール13は第1レバー14の回動付勢力に打ち勝ってポール軸13Pを中心に図10において時計回りに回動してフック12の突起部12bに当接して回動が止められる。このロック装置7が第3状態にあるとき、図2に示すように、自動車用シート1をフロアFに対して略垂直状態にはね上げた格納状態としてそこに荷室を形成することができる。
図11は、自動車用シート1を格納状態から回動軸6を中心に回動させて(図2参照)ロック装置7をロック状態とする第4状態を示す。ロック機構10がストライカ8に近接していくと、ストライカ8が左下部ベースプレート11Lbの凹部11Lb1及び右下部ベースプレート11Rbの凹部11Rb1に侵入してそこに位置するフック12の上端突起部12a1に当接して押圧する。これによって、フック12はフック軸12Pを中心に図11において時計回りに回動して最終的に図11に示すようにフック部12aが凹部11Lb1及び凹部11Rb1に対してストライカ8を挟持した状態となる。フック12がフック軸12Pを中心に図11において時計回りに回動していく際、フック12の突起部12bの先端部はポール13のフック摺動面部13eに当接した状態で摺動していく。そして、フック12の突起部12bの先端部がポール13から外れると、ポール13がポール軸13Pを中心に図11において時計回りに回動して、ポール13の後上端部がフック12の第2係止面部12cに当接する。すると、ポール13の係止端部13aがフック12の第1係止面部12b1に当接して、フック12のフック軸12Pの軸回りの反時計方向への回動を止めロック状態を保持する。これによって、自動車用シート1はシートバック3を折畳位置に保持したまま自動車用シート1をフロアFに対してロック状態にさせておき走行中の自動車用シート1の安定性を確保することができる。第1レバー14は、ポール13の回動付勢力によってポールピン13dを介して押圧され、第1レバー軸14Pを中心に図11において反時計回りに回動する。そして、図11に示すロック状態になっても第2レバー15は操作ワイヤ18に牽引されて、第1腕部15aが第1レバー14の第1レバーピン14cの下方に離隔して位置している。
図12は、上記図11に示す第4状態において、シートクッション2に対してシートバック3を回動させて起立位置に位置させる過程の第5状態を示す。フック12とポール13の位置は図11に示す第4状態と同じで、第1レバー14と第2レバー15の位置関係が変化する。すなわち、シートバック3を起立位置に向けて回動させると操作ワイヤ18による牽引が徐々に緩和され第2レバー15が第2レバー軸15Pを中心に図12において時計回りに回動して第3当接面部15a2が第1レバー14の第1レバーピン14cに下方から当接する。この状態でさらに第2レバー15が回動すると、第1レバー14は第1レバーピン14cを介して押圧され第1レバーばね14Sによる付勢力に抗して第1レバー軸14Pを中心に図12において反時計回りに回動する。そして、第2レバー15の第1腕部15aが第1レバーピン14cをくぐり抜け、最終的に第1レバーピン14cは第1腕部15aの下方に離隔して位置する。すなわち、図8に示す第1状態に復帰する。これによって、シートクッション2に対してシートバック3を折畳位置方向に倒し込んでいくことによってロック装置7をアンロック状態とすることが可能となる。
以上のように構成される本実施形態は、以下のような作用効果を奏する。ロック機構10の左ベースプレート11Lと右ベースプレート11Rにおいて、最も強度の必要なフック軸12P及びポール軸13Pが配設される部位である。かかる部位は、左上部ベースプレート11Laと左下部ベースプレート11Lbが重ねられて、及び右上部ベースプレート11Raと右下部ベースプレート11Rbが重ねられて形成されているので肉厚が厚く最も強度を高く確保することができる。一方、フック軸12P及びポール軸13Pが配設される部位より必要強度の低い取付孔11La11及び取付孔11Ra11が設けられる左上部ベースプレート11La及び右上部ベースプレート11Raは、それぞれ、一枚で形成されている。また、フック軸12P及びポール軸13Pが配設される部位より必要強度の低い凹部11Lb1及び凹部11Rb1が設けられる左下部ベースプレート11Lb及び右下部ベースプレート11Rbも、それぞれ、一枚で形成されている。これによって、必要強度に応じて左上部ベースプレート11La及び右上部ベースプレート11Ra及び左下部ベースプレート11Lb及び右下部ベースプレート11Rbの肉厚を設定してベースプレート11を構成できるので、全体をフック軸12P及びポール軸13Pが配設さ重なり部位における肉厚とした左右一枚ずつのベースプレートとした場合に比べて軽量化を図ることができる。また、左下部ベースプレート11Lb及び右下部ベースプレート11Rbを共通化して取付孔11La11及び取付孔11Ra11の異なる左上部ベースプレート11La及び右上部ベースプレート11Raを作成し組み合わせることにより、取付孔11La11及び取付孔11Ra11の位置や形状が異なる複数のロック機構10を作り分けられる。
また、左上部ベースプレート11Laと左下部ベースプレート11Lbとの間、及び右上部ベースプレート11Raと右下部ベースプレート11Rbとの間は、それぞれ、フック軸12P及びポール軸13Pによってかしめ結合されている。これによって、リベット等の他の部品を使用することなくフック軸12P及びポール軸13Pによって結合されるのでロック機構10の重量の増加を抑制できる。さらに、フック軸12P及びポール軸13Pは、左上部ベースプレート11Laと右上部ベースプレート11Raとの間に架設された状態とされるとともに、左下部ベースプレート11Lbと右下部ベースプレート11Rbとの間にも架設された状態とされている。これによって、フック軸12P及びポール軸13Pが左上部ベースプレート11Laと左下部ベースプレート11Lbとの間に両持ち状態で支持され、ロック機構10のロック強度の向上を図ることができる。さらに、左上部ベースプレート11Laと右上部ベースプレート11Raの肉厚は、左下部ベースプレート11Lbと右下部ベースプレート11Rbの肉厚より大きく設定されている。これによって、最も強度の必要なフック軸12P及びポール軸13Pが配設される部位の次に強度の必要な左上部ベースプレート11Laと右上部ベースプレート11Raの肉厚を左下部ベースプレート11Lbと右下部ベースプレート11Rbの肉厚より大きくしてベースプレート11全体としての重量の増加を抑止できる。
加えて、ロック装置7は、シートバック3が起立位置にあってフック12がストライカ8を挟持した第1状態からシートバック3を折畳位置へ回動させると、第2レバー15と第1レバー14を介してポール13が回動されてフック12との係合が解除される。これによって、フック12は付勢力によってアンロック状態の第3状態となり自動車用シート1を回動軸6を中心に上方に回動させてフロアFから離隔させることができる。そしてシートバック3を折畳位置に保持したままロック機構10をストライカ8に近づけるとフック12はストライカ8による押圧によって付勢力に抗して回動されストライカ8を挟持するとともに、ポール13がその付勢力によってフック12と係合してロック状態を保持した第4状態となる。すなわち、シートバック3を折畳位置に保持したまま自動車用シート1をフロアFに対してロック状態させておき走行中の自動車用シート1の安定性を確保することができる。ここで、ポール13を回動させてフック12との係合状態を解除する第1レバー14と、第1レバー14を回動させる第2レバー15とが、それぞれ、ベースプレート11に回動自在に軸支されている。これによって、第2レバー15に第1レバー14を回動可能に取付けた場合に比べて第2レバー15をベースプレート11に対して回動付勢する回動付勢力が小さくて済み回動付勢部材を小型化できることによってロック装置7の重量の軽減が図れる。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、次のようなものが挙げられる。
1.上記実施形態においては、ストライカ8に対してロック状態にあるフック12をロック方向にさらに押圧してガタを少なくするカムは備えていないが、これに限らず、かかるカムを備えるロック機構であってもよい。
2.本発明を自動車のシートに適用したが、飛行機、船、電車等に搭載のシートに適用しても良い。
1 自動車用シート(乗物用シート)
2 シートクッション
3 シートバック
7 ロック装置
8 ストライカ
10 ロック機構
11 ベースプレート
11R 右ベースプレート
11Ra 右上部ベースプレート(取付部プレート、重合取付部プレート)
11Ra11 取付孔(取付部)
11Rb 右下部ベースプレート(凹部プレート、重合凹部プレート)
11Rb1 凹部
11L 左ベースプレート
11La 左上部ベースプレート(取付部プレート、重合取付部プレート)
11La11 取付孔(取付部)
11Lb 左下部ベースプレート(凹部プレート、重合凹部プレート)
11Lb1 凹部
12 フック
12P フック軸
13 ポール
13P ポール軸
14 第1レバー
15 第2レバー
F フロア(乗物ボディ)


Claims (6)

  1. 乗物用シート用ロック装置であって、
    乗物ボディと乗物用シートの一方に設けられたストライカと、前記乗物用シートと前記乗物ボディの他方に設けられたロック機構と、を備え、
    該ロック機構は、前記乗物用シート又は前記乗物ボディに取付けられる取付部と前記ストライカを受け入れ可能な凹部とを有するベースプレートと、
    該ベースプレートに対し回動自在にフック軸によって軸支され前記凹部との間で前記ストライカを挟持したロック状態と挟持しないアンロック状態を形成可能であるとともに該アンロック状態を形成する方向に回動付勢されたフックと、
    前記ベースプレートに回動自在にポール軸によって軸支され前記フックと係合することで前記フックを前記ロック状態に保持可能であるとともに前記フックと係合する方向に回動付勢されたポールと、を備えており、
    前記ベースプレートは、前記取付部が設けられた取付部プレートと前記凹部が設けられた凹部プレートとが前記フック軸及び前記ポール軸が配設される部位を含む領域において互いに重ねられ一体化されて形成されている乗物用シート用ロック装置。
  2. 請求項1において、前記取付部プレートと前記凹部プレートとは、前記フック軸及び前記ポール軸によってかしめ結合されている乗物用シート用ロック装置。
  3. 請求項1又は請求項2において、前記凹部プレートは、2枚の重合凹部プレートの空間を隔てた重ね合わせにより形成されており、前記重合凹部プレート間に前記フック軸と前記ポール軸とが架設されている乗物用シート用ロック装置。
  4. 請求項3において、前記取付部プレートは、2枚の重合取付部プレートの空間を隔てた重ね合わせにより形成されており、前記重合取付部プレート間に前記フック軸と前記ポール軸とが架設されている乗物用シート用ロック装置。
  5. 請求項4において、前記重合取付部プレートの肉厚は前記重合凹部プレートの肉厚より大きい乗物用シート用ロック装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、前記乗物用シートは、シートクッションと、該シートクッションに対して起立した起立位置と重ねられた折畳位置との間を回動自在に取付けられたシートバックと、を備えており、
    前記ロック機構には、前記ベースプレートに回動自在に軸支され前記ポールに当接する方向に前記ポールの回動付勢力より弱い回動付勢力で回動付勢されるとともに前記ポールに当接して回動させられることで前記ポールを回動させて前記フックとの係合を解除する第1レバーと、
    前記ベースプレートに回動自在に軸支され前記シートバックの前記折畳位置への回動動作に連動して回動するとともに前記第1レバーに当接して回動することで前記第1レバーを前記ポールに当接して回動する方向に回動させる第2レバーと、を備え、
    前記シートバックが前記起立位置にあり前記フックに前記ポールが係合した状態で前記シートバックを前記折畳位置へ回動させると前記第2レバーが初期位置から回動して前記第1レバーに当接して前記第1レバーを前記ポールに当接した状態で回動させることによって前記ポールを前記フックとの係合が外れる方向に回動させ、
    前記ポールと前記フックとの係合が外れた後には前記第1レバーの前記第2レバーとの当接が外れて前記フックが回動して前記ロック状態となったとき前記ポールがその付勢力によって前記フックと係合することを許容されるように構成されている乗物用シート用ロック装置。
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