JP2018043540A - シート操作システム及び線状部材作動装置 - Google Patents

シート操作システム及び線状部材作動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シートバックに加えられる付勢力を低減することができる技術を提案すること。【解決手段】乗物用シートのシートバックを操作するシート操作システムにおいて、ロック機構と、移動機構と、線状部材差動装置と、を備える。ロック機構は、第1位置にあるシートバックの揺動を抑制する。移動機構は、上記第1位置にあるシートバックを第2位置に向けて移動させる移動力を発生する。線状部材作動装置は、ユーザによる操作が可能であり、上記ロック機構及び上記移動機構に連結される1つ以上の線状部材を備えており、上記操作が行われたときに、ロック機構に対してシートバックの揺動の抑制を解除させると共に、上記移動機構に対して上記移動力を発生させる。【選択図】図1

Description

本開示は、ケーブルなどの線状部材を用いて対象物を操作する装置に関する。
従来、車両の搭乗者が着席するシートにおいて、背中を支持するシートバックを前方に倒すことができるように構成されたものがある。特許文献1には、上記の操作を遠隔で行うため、シートバックにスプリングを配置して常時前方に付勢しておくとともに、シートバックを立てた状態でロックするロック機構の遠隔操作を可能とした構成が開示されている。
特開2014−73702号公報
特許文献1の構成では、シートバックを前傾させるための駆動力がスプリングのみであるため、大きな付勢力を有するスプリングを配する必要がある。その場合、前傾した状態からシートバックを起立させる際には少なくとも上記スプリングの付勢力を上回る大きな力で押し戻す必要があった。
本開示の目的は、シートバックに加えられる付勢力を低減することができる技術を提案することである。
また本開示の別の目的は、2つの操作を同時に実現できる技術を提案することである。
本開示の第一の態様は、乗物用シートのシートバックであって、該乗物に設けられた回転軸を中心として、少なくとも第1位置から第2位置までの範囲を揺動可能に構成されたシートバックを操作するシート操作システムにおいて、ロック機構と、移動機構と、線状部材差動装置と、を備えることを特徴とする。
ロック機構は、上記第1位置にある上記シートバックの揺動を抑制可能に構成されている。移動機構は、上記第1位置にある上記シートバックを上記第2位置に向けて移動させる移動力を発生可能に構成されている。
線状部材作動装置は、ユーザによる操作が可能に構成されている。また線状部材作動装置は、上記ロック機構及び上記移動機構に連結される1つ以上の線状部材を備えており、上記操作が行われたときに、上記1つ以上の線状部材の作動によって、上記ロック機構に対して上記シートバックの揺動の抑制を解除する動作である解除動作を実行させると共に、上記移動機構に対して上記移動力を発生させるように構成されている。
このように構成されたシート操作システムでは、ユーザが線状部材作動装置を操作することによって、第1位置にあるシートバックを揺動可能とすると共に、シートバックを第2位置へ向けて移動させることができる。よって、シートバックを第2位置に向かって大きな力で付勢するスプリング等を設ける必要が無くなり、シートバックに加えられる付勢力を低減することができる。
上述した第1の態様のシート操作システムにおいて、上記移動機構は、上記ロック機構による上記解除動作が実行された後に、上記移動力を発生させるように構成されていてもよい。
このように構成されたシート操作システムでは、シートバックが揺動可能な状態であるときに移動機構がシートバックを第2位置に向けて移動させることができる。これにより、シートバックが揺動不能なときにシートバックに移動のための荷重が加えられてしまうことが抑制され、シートバックの想定外の動作やシート操作システムの故障などの発生を抑制することができる。
また、上述した第1の態様のシート操作システムにおいて、上記1つ以上の線状部材は、上記ロック機構に連結された第1線状部材、及び上記移動機構に連結された第2線状部材を有している構成であってもよい。
このように構成されたシート操作システムでは、ロック機構及び移動機構を、独立した線状部材を用いて別個に制御することができる。
また、上述した第1の態様のシート操作システムにおいて、上記線状部材作動装置は、ユーザによる変位操作が可能な入力部と、上記第1線状部材が接続されており、上記入力部の変位に応じて変位して上記第1線状部材を作動させる第1可動部と、上記第2線状部材が接続されており、上記入力部の変位に応じて変位して上記第2線状部材を作動させる第2可動部と、を有する構成としてもよい。
このように構成されたシート操作システムでは、ユーザが入力部を操作することで、第1線状部材及び第2線状部材の両方を作動させることができる。
なお上記シート操作システムにおいて、上記入力部は、少なくとも、上記第1線状部材の作動による上記解除動作、及び、上記第2線状部材の作動による上記移動力の発生、のいずれも開始されていない初期位置から、上記解除動作及び上記移動力の発生のいずれも完了している完了位置までの範囲を変位可能に構成されており、上記第1可動部は、上記範囲のうちの第1範囲において上記入力部が変位するときに、上記第1線状部材を作動させ、上記第2可動部は、上記範囲のうちの少なくとも一部が上記第1範囲とは異なる第2範囲において上記入力部が変位するときに、上記第2線状部材を作動させるように構成されていてもよい。
このように構成されたシート操作システムでは、上述した解除動作と、上述した移動力の発生と、をそれぞれに適したタイミングで実行させることができる。
また上記シート操作システムにおいて、上記第2範囲は、上記初期位置と上記完了位置の間に位置する中間位置から上記完了位置までの範囲に含まれているように構成されていてもよい。
このように構成されたシート操作システムでは、ユーザが入力部への操作を開始しても即座には第2の線状部材が作動せず、その作動が開始するタイミングを遅らせることができる。
また上記シート操作システムにおいて、上記第1範囲は、上記初期位置から、上記入力部が上記初期位置と上記完了位置の間に位置する停止位置までの範囲に含まれているように構成されていてもよい。
このように構成されたシート操作システムでは、ユーザによる入力部への操作が一定量行われ停止位置まで移動した段階で第1線状部材の作動が抑制されることとなる。これにより、第1線状部材の不要な作動を実現する必要がなくなるため、例えばロック機構における第1線状部材が接続された部分の可動域を広いものとしたり、余剰な空間を形成したりする必要が無くなる。
また上記シート操作システムにおいて、上記停止位置は、上記中間位置と上記初期位置との間に位置しているように構成されていてもよい。
このように構成されたシート操作システムでは、ロック機構における解除動作が完了した以後に移動機構によるシートバックの移動が実行されるため、シートバックが揺動不能なときにシートバックに移動のための荷重が加えられてしまうことが抑制され、シートバックの想定外の動作やシート操作システムの故障などの発生を抑制することができる。
また、上述した第1の態様のシート操作システムにおいて、上記第1位置は、上記シートバックが略起立した位置であり、上記第2位置は、上記シートバックの上端が前方に移動するように回転した位置であり、上記移動機構は、上記シートバックが自重で上記第2位置に向かって回転する位置に移動するまで、上記シートバックを上記第2位置に向けて移動させるように構成されていてもよい。
このように構成されたシート操作システムでは、シートバックの移動にシートバックの自重を利用することで、移動機構によりシートバックを移動させる範囲を限定的なものとすることができる。
本開示の第二の態様は、第1線状部材及び第2線状部材を作動させる線状部材作動装置であって、ユーザによる変位操作が可能な入力部と、上記第1線状部材が接続されており、上記入力部の変位に応じて変位して上記第1線状部材を作動させる第1可動部と、上記第2線状部材が接続されており、上記入力部の変位に応じて変位して上記第2線状部材を作動させる第2可動部と、を有している、線状部材作動装置である。
このような線状部材作動装置であれば、ユーザが入力部を操作することで、第1線状部材を作動させる操作と、第2線状部材を作動させる操作と、を同時に実行することができる。
第1実施形態のシート操作システム1を示す斜視図である。 図2Aが、シートバックが前傾した状態を示す斜視図であり、図2Bが、シートバックがさらに前傾して第2位置となった状態を示す斜視図である。 ロック解除ケーブルが引かれる前の状態のロック機構を示す側面図である。 ロック解除ケーブルが引かれた後の状態のロック機構を示す側面図である。 シートバック前倒しケーブルが引かれる前の状態の移動機構を示す側面図である。 図6Aが、シートバック前倒しケーブルが引かれシートバックが前傾位置となった状態の移動機構を示す側面図であり、図6Bが、シートバックが第2位置となった状態の移動機構を示す側面図である。 初期位置にある線状部材作動装置を示す側面図である。 停止位置かつ中間位置にある線状部材作動装置を示す側面図である。 完了位置にある線状部材作動装置を示す側面図である。 第2実施形態のシート操作システムを示す側面図である。 第2実施形態のシート操作システムにおける移動機構の付勢状態を説明する図である。
以下、図面を参照しながら、発明を実施するための形態を説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.全体構成]
図1に示される本実施形態のシート操作システム1は、自動車用シートのシートバックを操作するシステムである。なお本開示のシート操作システムは自動車以外の乗物、例えば鉄道車両、船舶、航空機等にも用いることができる。本実施形態において用いる前後、左右などの方向は、乗物の搭乗者がシートに正常に着席したときの搭乗者を基準とした方向である。
このシート操作システム1は、ロック機構11と、移動機構13と、線状部材作動装置15と、を有する。ロック機構11及び移動機構13は、シートバック2のバックフレーム3に設けられる。
バックフレーム3は、主たる部分が略矩形の枠状の部材である。このバックフレーム3は、図2A、図2Bに示されるように、自動車のボデーに固定される支持体5に設けられた回転軸7を中心に回転する。このバックフレーム3の回転が、シートバック2の回転となる。図1に示される位置が、シートバック2が略起立した位置であり、以下、第1位置と記載する。また図2Aに示される位置が、シートバック2が前傾した前傾位置であり、図2Bに示される位置が、シートバック2の下部に設けられた回転軸を中心として上端が前方に移動するように回転した位置である所謂大倒し位置であり、以下、第2位置と記載する。
このように、シートバック2は、自動車に設けられた回転軸7を中心として、少なくとも第1位置から第2位置までの範囲を揺動可能に構成されている。
ロック機構11は、上記第1位置にあるシートバック2の揺動を抑制可能に構成されている。移動機構13は、上記第1位置にあるシートバック2を第2位置に向けて移動させる移動力を発生可能に構成されている。線状部材作動装置15は、ユーザによる操作が可能に構成されており、ロック機構11と移動機構13とを作動させる。
[1−2.ロック機構]
ロック機構11は、図1に示されるように、自動車のボデーに設けられるストライカ4に係合することで、シートバック2の揺動を抑制して、シートバック2を第1位置に固定するように構成されている。
ロック機構11は、図3に示されるように、ロック解除レバー21、ポール22、フック23、カム24などの可動部品と、それらを収容するケース25と、を有している。
ロック解除レバー21、ポール22、フック23、及びカム24は、それぞれ、回転軸26、回転軸27、回転軸28、回転軸29を中心に回転可能である。
ポール22は図示しないスプリングにより図3において左回り、つまり矢印A方向に付勢されている。フック23は図示しないスプリングにより右回り、つまり矢印B方向に付勢されている。カム24は図示しないスプリングにより左回り、つまり矢印C方向に付勢されている。
図3に示される状態では、ポール22がフック23の右回りの回転を抑制しており、これにより、ストライカ4がフック23の係止溝31に収められて係止した状態が維持される。またカム24がフック23のガタ押さえ部30に当接することで、がたつきが抑制される。
ケース25には、ロック解除ケーブル71を保護するケーブルカバー34の端部が取り付けられており、ロック解除レバー21の係合部32にはロック解除ケーブル71の先端部33が係止されている。このような構成により、ロック解除ケーブル71がロック機構11に連結される。
ロック解除ケーブル71は、線状部材作動装置15がユーザにより操作されたときに作動する。ロック解除ケーブル71が作動したときには、ロック機構11は、シートバック2の揺動の抑制を解除する動作である解除動作を実行する。
図4に示されるように、ロック解除ケーブル71が作動すると、ロック解除レバー21は回転軸26を中心に左回り、つまり矢印D方向に回転する。その際、ロック解除レバー21はポール22を押圧して、ポール22が付勢される方向とは逆の方向、つまり矢印E方向に回転する。さらにポール22はカム24を押圧して、カム24が付勢される方向とは逆の方向、つまり矢印F方向に回転する。
ポール22及びカム24が上述した移動を行うと、フック23の付勢力による回転が抑制されなくなり、フック23は矢印B方向に回転可能となる。その結果、ストライカ4が係止溝31の外部に移動することが可能となり、シートバック2の揺動の抑制が解除される。
[1−3.移動機構]
移動機構13は、図1に示されるように、バックフレーム3の下端であって支持体5の左右反対側に設けられており、シートバック2に第2位置へ向けて移動させる移動力を与えるように構成されている。
移動機構13は、図5に示されるように、バックフレーム3に固定される可動ブラケット41と、自動車のボデーに固定される固定ブラケット42と、固定ブラケット42に設けられる回転軸43と、シートバック前倒しケーブル72の先端に設けられる第1スライド片44と、を有している。
可動ブラケット41は、回転軸43を中心に回転可能に構成されている。回転軸43は、支持体5の回転軸7と同軸に配置される。また、可動ブラケット41には回転軸43を中心とした円弧状に長さを有する長穴45が形成されており、第1スライド片44は長穴45の内部をスライド可能に構成されている。
固定ブラケット42にはシートバック前倒しケーブル72を保護するケーブルカバー46の端部が取り付けられている。
以上の構成により、シートバック前倒しケーブル72は移動機構13に連結される。
シートバック前倒しケーブル72は、線状部材作動装置15がユーザにより操作されたときに作動する。シートバック前倒しケーブル72が作動したときには、移動機構13は、シートバック2を第2位置へ向けて移動させる移動力を発生させる。
図6Aに示されるように、シートバック前倒しケーブル72が作動すると、第1スライド片44が移動して長穴45の端部に当接し可動ブラケット41に荷重を加える。この荷重が上記移動力となり、可動ブラケット41は回転軸43を中心に左回りに回転する。それに伴い、バックフレーム3も前傾する。このような動作によって、シートバック2は前傾位置まで移動する。
前傾位置にあるシートバック2は、重心が回転軸43よりも前方に移動しており、自重で第2位置へ向かって回転する。即ち、移動機構13は、シートバック2が自重で第2位置に向かって回転する位置に移動するまで、シートバック2を第2位置に向けて移動させるように構成されている。
図6Bに示されるように、シートバック2が自重で第2位置に向かって回転すると、可動ブラケット41も回転する。このとき第1スライド片44は長穴45の内部を相対的にスライドするため第1スライド片44自身は可動ブラケット41の回転に伴って移動しない。
[1−4.線状部材作動装置]
線状部材作動装置15は、図1に示されるように、シートバック2から離れた位置に配置される。例えば、シートバック2が乗員室の前から2列目に配置されるセカンドシートのシートバックであれば、線状部材作動装置15は車両後方のラゲッジスペースに配置することができる。
線状部材作動装置15は、ユーザによる操作が行われたときに、ロック解除ケーブル71及びケーブル72を作動させ、その作動によって、ロック機構11に対して上述した解除動作を実行させると共に、移動機構13に対して上述した移動力を発生させるように構成されている。
線状部材作動装置15は、図7に示されるように、操作レバー51と、ロック操作アーム52と、ヒンジ操作アーム53と、ブラケット54と、回転軸55と、レバーテンションスプリング56と、レバートーションスプリング57と、第2スライド片64と、ロック操作アーム52に連結されるロック解除ケーブル71と、ヒンジ操作アーム53に連結されるシートバック前倒しケーブル72と、を有している。
線状部材作動装置15は、ブラケット54が自動車のボデーに取り付けられており、操作レバー51、ロック操作アーム52、ヒンジ操作アーム53などはブラケット54を基準に相対的に変位する。またブラケット54には、ロック解除ケーブル71を保護するケーブルカバー61の端部と、シートバック前倒しケーブル72を保護するケーブルカバー62の端部と、が取り付けられている。
操作レバー51は、ユーザによる変位操作が可能な部材であって、ユーザが掴むことができる棒状に形成されており、ヒンジ操作アーム53に取り付けられている。
ヒンジ操作アーム53は、一端が回転軸55に回動可能に連結されており、他端が回転軸55から離れるように延び出し、その他端の先端に操作レバー51が取り付けられる。ユーザが操作レバー51を操作すると、その変位に応じてヒンジ操作アーム53も回転軸55を中心として回転変位する。
ヒンジ操作アーム53は、レバーテンションスプリング56によって、回転軸55を中心に図7における左回り、つまり矢印G方向に付勢される。レバーテンションスプリング56は、一端がヒンジ操作アーム53に係止され、他端がブラケット54に係止されている。
ヒンジ操作アーム53の他端側には、回転軸55を中心とした円弧状の長穴58が形成されており、第2スライド片64は長穴58の内部をスライド可能に形成されている。第2スライド片64はシートバック前倒しケーブル72の先端であって、上述した第1スライド片44とは反対の端部に設けられる。このような構成により、ヒンジ操作アーム53にシートバック前倒しケーブル72が接続される。
ロック操作アーム52は、一端が回転軸55に回動可能に連結されており、他端が回転軸55から離れるように延び出している。ロック操作アーム52は、レバートーションスプリング57によって回転軸55を中心に右回り、つまり矢印Gとは反対方向に付勢される。しかしながら引っ掛け部59がヒンジ操作アーム53に当接することで、ロック操作アーム52はヒンジ操作アーム53に隣接した位置で停止する。つまり、レバーテンションスプリング56により生じるトルクの方がレバートーションスプリング57により生じるトルクよりも大きくなっている。
ロック操作アーム52の他端側に設けられた係止部63には、ロック解除ケーブル71の先端に設けられた先端部73が係止されており、このような構成により、ロック操作アーム52にロック解除ケーブル71が接続される。
なお、操作レバー51が本開示における入力部の一例であり、ロック操作アーム52が第1可動部の一例であり、ヒンジ操作アーム53が第2可動部の一例であり、ロック解除ケーブル71が本開示における第1線状部材の一例であり、シートバック前倒しケーブル72が本開示における第2線状部材の一例である。
[1−5.ロック機構と移動機構の作動]
次に、図7〜図9を用いて、線状部材作動装置15を操作したときのロック機構11と移動機構13の作動するタイミングを説明する。
本実施形態のシート操作システム1において、移動機構13は、ロック機構11による解除動作が実行された後に、上述した移動力を発生させるように構成されている。この構成を以下に詳細に説明する。
操作レバー51は、少なくとも、初期位置から、完了位置までの範囲を変位可能に構成されている。初期位置とは、図7に示される位置であり、ロック操作アーム52の作動による解除動作、及び、ヒンジ操作アーム53の作動による上記移動力の発生、のいずれも開始されていない位置である。完了位置は、図9に示されるように、ロック機構11による解除動作及び移動機構13による移動力の発生のいずれも完了している位置である。なお操作レバー51は、初期位置から完了位置までの範囲の外まで変位可能に構成されていてもよい。
そして、線状部材作動装置15は、初期位置から完了位置までの範囲のうちの第1範囲において操作レバー51が変位するときに、ロック操作アーム52を作動させ、第2範囲において操作レバー51が変位するときに、ヒンジ操作アーム53を作動させる。
上述した第1範囲について説明する。
図7に示される状態において、ユーザが線状部材作動装置15の操作レバー51を上方に向けて、即ち初期位置から完了位置に向けて移動させると、図8に示されるように、ヒンジ操作アーム53は回転軸55を中心に右回り、つまり矢印H方向に回転する。ロック操作アーム52はレバートーションスプリング57によって矢印Hの方向に付勢されているため、ヒンジ操作アーム53に追従して矢印H方向に回転する。即ち、ロック操作アーム52は、操作レバー51の変位に応じて回転変位する。
このとき、係止部63が先端部73を引き上げることで、ロック解除ケーブル71は上方向に引き上げられる。
また図8に示される状態では、ロック操作アーム52の他端の端部が、ブラケット54に設けられた当接部60に当接する。これにより、ロック操作アーム52のこれ以上の矢印H方向への移動が抑制される。このときの操作レバー51の位置を停止位置とする。停止位置よりも操作レバー51を上方に動かしても、図9に示されるように、ロック操作アーム52は変位しない。
このように操作レバー51が初期位置から停止位置まで操作されたときに、ロック操作アーム52は変位し、ロック解除ケーブル71を引き上げる動作を行う。つまり、上述した第1範囲は、初期位置から、初期位置と完了位置の間に位置する停止位置までの範囲に含まれている範囲である。
次に、第2範囲について説明する。
図7に示される状態において、ユーザが線状部材作動装置15の操作レバー51を初期位置から停止位置までの範囲で移動させても、第2スライド片64は長穴58の内部を相対的にスライドして長穴58の端部に当接するものの、第2スライド片64自身は移動しない。つまり、操作レバー51が第1範囲で移動しても、シートバック前倒しケーブル72は作動しない。
そして、図8に示される位置まで移動すると、長穴58の端部に第2スライド片64が当接する。このときの操作レバー51の位置を中間位置とする。図9に示されるように、操作レバー51をさらに上方に移動させると、即ち操作レバー51を中間位置よりも完了位置に向けて変位させると、長穴58の端部に当接している第2スライド片64はヒンジ操作アーム53の回転変位に伴って引き上げられ、シートバック前倒しケーブル72は上方向に引き上げられる。
このように、操作レバー51が中間位置から完了位置まで変位したときに、シートバック前倒しケーブル72は引き上げられる。つまり、第2範囲は、初期位置と完了位置の間に位置する中間位置から完了位置までの範囲に含まれている範囲である。
なお本実施形態において、停止位置と中間位置とは同じ位置である。もちろん停止位置と中間位置とは同じ位置でなくてもよく、例えば停止位置は中間位置よりも初期位置側に位置していてもよい。
以上説明した構成により、操作レバー51が操作されると、ロック機構11による解除動作がまず実行され、その後に、移動機構13による移動力の発生が実行されることとなる。
[1−6.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)シート操作システム1では、ユーザは、線状部材作動装置15の操作レバー51を操作することによって、第1位置にあるシートバック2を揺動可能とすると共に、シートバック2を第2位置へ向けて移動させることができる。よって、シートバック2を第2位置に向かって大きな力で付勢するスプリング等を設ける必要が無くなり、シートバック2に加えられる付勢力を低減することができる。
また、ユーザは操作レバー51を操作するだけで、ロック解除ケーブル71及びシートバック前倒しケーブル72の両方を作動させて、シートバック2を揺動可能とするための解除動作と、シートバック2を第2位置へ移動させるための移動力の発生と、の両方を実現することができる。
(1b)シート操作システム1では、シートバック2が揺動可能な状態であるときに、移動機構13がシートバック2を第2位置に向けて移動させる。これにより、シートバック2が揺動不能なときにシートバック2に移動のための荷重が加えられてしまうことが抑制され、シートバック2の想定外の動作やシート操作システム1の故障などの発生を抑制することができる。
(1c)シート操作システム1では、線状部材作動装置15がロック解除ケーブル71とシートバック前倒しケーブル72とを作動させるタイミングが異なることで、上述した解除動作と、上述した移動力の発生と、をそれぞれに適したタイミングで実行させることができる。
具体的には、第2スライド片64が長穴58の内部をスライドするため、ロック操作アーム52への操作を開始しても即座にはシートバック前倒しケーブル72が作動せず、その作動が開始するタイミングを遅らせることができる。
そして、シート操作システム1では、ロック機構11における解除動作が完了した以後に移動機構13によるシートバック2の移動が実行されるため、上記(1b)にて述べたように、シートバック2の想定外の動作やシート操作システムの故障などの発生を抑制することができる。
(1d)シート操作システム1では、操作レバー51への操作が一定量行われた段階で、ロック操作アーム52が当接部60に当接してロック解除ケーブル71の作動が抑制される。これにより、ロック解除ケーブル71が不必要な範囲においても作動してしまうことが抑制されるため、例えばロック機構11におけるロック解除ケーブル71が接続された部分の可動域を広いものとしたり、余剰な空間を形成したりする必要が無くなる。
(1e)シート操作システム1では、ロック機構11及び移動機構13を、異なるロック解除ケーブル71及びシートバック前倒しケーブル72を用いて別個に制御することができる。
(1f)シート操作システム1では、シートバック2の移動にシートバック2の自重を利用することで、移動機構13によりシートバック2を移動させる範囲を限定的なものとすることができる。
[2.第2実施形態]
[2−1.全体構成]
第2実施形態は、第1実施形態と比較して、ロック機構の構成は同一であり、移動機構及び線状部材作動装置の構成が相違する。以下では、相違点について説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
図10に示されるように、本実施形態のシート操作システム101において、線状部材作動装置103は、第1実施形態の線状部材作動装置15と同様に、シートバック2から離れた位置に配置される。
線状部材作動装置103の操作レバー111は、実線で示された初期位置から、破線で示された第3位置を通過して、2点鎖線で示される完了位置までの範囲で移動可能に構成されている。
操作レバー111をユーザが操作すると、アーム113が回転軸115を中心に回転し、第1ケーブル121が引かれて作動する。
移動機構105は、バックフレーム3が固定されたヒンジブラケット131と、図示を省略するロック機構11に連結された第2ケーブル122に連結されたロック操作アーム132と、第1ケーブル121に連結されたヒンジ操作アーム133と、を備える。ヒンジブラケット131、ロック操作アーム132、ヒンジ操作アーム133は、いずれも回転軸134を中心に回転可能である。
図11に模式的に示されるように、ヒンジ操作アーム133は、自動車のボデーに固定されるボデー連結部135に対してバネ136により付勢されており、ロック操作アーム132はヒンジ操作アーム133に対してバネ137により付勢されている。
説明を図10に戻る。ロック操作アーム132は上述したバネ137により図10の矢印I方向に付勢され、ロック操作アーム132の当接部141がヒンジ操作アーム133に当接することで停止している。ヒンジ操作アーム133は上述したバネ136により矢印J方向に付勢され、ストッパ152に当接することで停止している。
この状態で、ユーザが操作レバー111を操作すると、第1ケーブル121が矢印K方向に引かれる。ヒンジ操作アーム133が付勢力に反して移動すると、矢印I方向に付勢されたロック操作アーム132はヒンジ操作アーム133の回転に追従して回転する。所定角度回転すると、ロック操作アーム132がストッパ151に当接し、それ以上、ヒンジ操作アーム133に追従できなくなる。このとき同時に、ヒンジ操作アーム133は、ヒンジブラケット131の当接部142に当接する。
上記の状態において、ロック操作アーム132及びヒンジ操作アーム133は、図10において破線で示す位置となる。また操作レバー111が第3位置のときに、上記の状態となる。
さらにユーザが操作レバー111を操作して完了位置に変位させると、ヒンジブラケット131が回転し、バックフレーム3が前傾する。
上述した第3位置は、本開示の中間位置及び停止位置に相当する。また初期位置から第3位置までが第1範囲に相当し、第3位置から完了位置が第2範囲に相当する。なお、ロック操作アーム132がストッパ151に当接するタイミングと、ヒンジ操作アーム133が当接部142に当接するタイミングと、を調整することで、中間位置及び停止位置は自在に変更可能である。
[2−2.効果]
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)〜(1d)を奏し、さらに、線状部材作動装置103が1つの第1ケーブル121を操作するように構成されるため、線状部材作動装置103の構成を簡易的なものとすることができる。
[3.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(3a)上記各実施形態にて説明したロック機構11、移動機構13、移動機構105は、あくまでもシートバック2のロックと前傾を実現するための構成の一例であり、上記各実施形態にて例示される構成に限定されるものではない。
ロック機構は、第1位置にあるシートバックの揺動を抑制する機能と、ケーブル等の線状部材の作動によって揺動の抑制を解除する解除動作を実行する機能と、を有していれば、様々な構成、形態とすることができる。
移動機構13も同様に、線状部材の作動によってシートバックを第2位置に向けて移動させる移動力を発生可能であれば、様々な構成、形態とすることができる。
線状部材作動装置15も同様に、線状部材を作動させることが可能な様々な構成、形態とすることができる。例えば、ユーザが操作を行う入力部は棒状の形状でなくともよい。
(3b)上記各実施形態では、移動機構13、移動機構105は、ロック機構11による解除動作が実行された後に、シートバック2を前傾させる移動力を発生させる構成を例示した。しかしながら、移動機構が移動力を発生させるタイミングは、上記タイミングに限定されない。例えばロック機構11による解除動作が実行される期間と重複する期間に移動機構が移動力を発生させるように構成されていてもよい。言い換えると、上述した第1範囲と第2範囲とは、全く異なる範囲であってもよいし、少なくとも一部が異なる構成であってもよい。またそれらが完全に同一の範囲であってもよい。
上記第1実施形態においては、線状部材作動装置15がロック機構11と移動機構13とを作動させるタイミングは、第1実施形態にて例示した構成に限定されず、ロック解除ケーブル71及びシートバック前倒しケーブル72を同時に作動させる構成であってもよい。また、ロック機構11において解除動作が完了する前にシートバック前倒しケーブル72を作動させる構成であってもよいし、ロック解除ケーブル71よりも先にシートバック前倒しケーブル72が作動するように構成されていてもよい。なお、シートバック2が揺動可能な状態となっている状態で移動機構13による移動力が発生することで、移動力を効率よくシートバック2に伝えることができる。
(3c)上記第2実施形態では、線状部材作動装置103は第1ケーブル121を介して移動機構105のみに接続され、第2ケーブル122を介して移動機構105とロック機構11とが接続される構成を例示した。しかしながら、線状部材作動装置103がロック機構11と接続され、ロック機構11と移動機構105とが接続される構成であってもよい。
(3d)上記各実施形態では、シートバック2が自重で第2位置へ移動することができる位置となるまで、移動機構13、移動機構105によりシートバック2を第2位置へ向かって変位させる構成を例示した。しかしながら、シートバック2の自重による移動が行われない構成であってもよい。例えば、操作レバーを完了位置まで移動しても、第1位置と第2位置との間で停止した状態となる構成であってもよいし、シートバック2が第2位置まで移動する間、常に移動機構による移動力を受ける構成であってもよい。
(3e)上記各実施形態では、線状部材としてケーブルを用いる構成を例示したが、線状部材はケーブルに限定されない。例えば、長尺状で柔軟性を有しており、かつ引っ張り強度の高いものを選択することができる。具体的には、金属製のワイヤや、樹脂製の線材を用いることができる。
(3f)上記各実施形態では、シート操作システムを、シートバックをロックする機構において適用した構成を例示したが、シートバックのリクライニングを調整するリクライニング機構において本開示のシート操作システムを適用してもよい。即ち、リクライニングのロックを制御する機構に本開示のロック機構を適用し、リクライニングの角度を制御する機構に本開示の移動機構を適用することができる。
(3g)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…シート操作システム、2…シートバック、3…バックフレーム、4…ストライカ、5…支持体、7…回転軸、11…ロック機構、13…移動機構、15…線状部材作動装置、21…ロック解除レバー、22…ポール、23…フック、24…カム、25…ケース、30…ガタ押さえ部、31…係止溝、32…係合部、33…先端部、34…ケーブルカバー、41…可動ブラケット、42…固定ブラケット、43…回転軸、44…第1スライド片、45…長穴、46…ケーブルカバー、51…操作レバー、52…ロック操作アーム、53…ヒンジ操作アーム、54…ブラケット、55…回転軸、56…レバーテンションスプリング、57…レバートーションスプリング、58…長穴、59…引っ掛け部、60…当接部、63…係止部、64…第2スライド片、71…ロック解除ケーブル、72…シートバック前倒しケーブル、101…シート操作システム、103…線状部材作動装置、105…移動機構、111…操作レバー、113…アーム、115…回転軸、121…第1ケーブル、122…第2ケーブル、131…ヒンジブラケット、132…ロック操作アーム、133…ヒンジ操作アーム、134…回転軸、135…ボデー連結部、136,137…バネ、141,142…当接部、151,152…ストッパ

Claims (10)

  1. 乗物用シートのシートバックであって、該乗物に設けられた回転軸を中心として、少なくとも第1位置から第2位置までの範囲を揺動可能に構成されたシートバックを操作するシート操作システムにおいて、
    前記第1位置にある前記シートバックの揺動を抑制可能に構成されたロック機構と、
    前記第1位置にある前記シートバックを前記第2位置に向けて移動させる移動力を発生可能に構成された移動機構と、
    ユーザによる操作が可能に構成された線状部材作動装置であって、前記ロック機構及び前記移動機構に連結される1つ以上の線状部材を備えており、前記操作が行われたときに、前記1つ以上の線状部材の作動によって、前記ロック機構に対して前記シートバックの揺動の抑制を解除する動作である解除動作を実行させると共に、前記移動機構に対して前記移動力を発生させるように構成された線状部材作動装置と、を備えるシート操作システム。
  2. 請求項1に記載のシート操作システムにおいて、
    前記移動機構は、前記ロック機構による前記解除動作が実行された後に、前記移動力を発生させる、シート操作システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のシート操作システムにおいて、
    前記1つ以上の線状部材は、前記ロック機構に連結された第1線状部材、及び前記移動機構に連結された第2線状部材を有している、シート操作システム。
  4. 請求項3に記載のシート操作システムにおいて、
    前記線状部材作動装置は、
    ユーザによる変位操作が可能な入力部と、
    前記第1線状部材が接続されており、前記入力部の変位に応じて変位して前記第1線状部材を作動させる第1可動部と、
    前記第2線状部材が接続されており、前記入力部の変位に応じて変位して前記第2線状部材を作動させる第2可動部と、を有している、シート操作システム。
  5. 請求項4に記載のシート操作システムにおいて、
    前記入力部は、少なくとも、前記第1線状部材の作動による前記解除動作、及び、前記第2線状部材の作動による前記移動力の発生、のいずれも開始されていない初期位置から、前記解除動作及び前記移動力の発生のいずれも完了している完了位置までの範囲を変位可能に構成されており、
    前記第1可動部は、前記範囲のうちの第1範囲において前記入力部が変位するときに、前記第1線状部材を作動させ、
    前記第2可動部は、前記範囲のうちの少なくとも一部が前記第1範囲とは異なる第2範囲において前記入力部が変位するときに、前記第2線状部材を作動させる、シート操作システム。
  6. 請求項5に記載のシート操作システムにおいて、
    前記第2範囲は、前記初期位置と前記完了位置の間に位置する中間位置から前記完了位置までの範囲に含まれている、シート操作システム。
  7. 請求項5又は請求項6に記載のシート操作システムにおいて、
    前記第1範囲は、前記初期位置から、前記入力部が前記初期位置と前記完了位置の間に位置する停止位置までの範囲に含まれている、シート操作システム。
  8. 請求項6を引用する請求項7に記載のシート操作システムにおいて、
    前記停止位置は、前記中間位置と前記初期位置との間に位置している、シート操作システム。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のシート操作システムにおいて、
    前記第1位置は、前記シートバックが略起立した位置であり、
    前記第2位置は、前記シートバックの上端が前方に移動するように回転した位置であり、
    前記移動機構は、前記シートバックが自重で前記第2位置に向かって回転する位置に移動するまで、前記シートバックを前記第2位置に向けて移動させる、シート操作システム。
  10. 第1線状部材及び第2線状部材を作動させる線状部材作動装置であって、
    ユーザによる変位操作が可能な入力部と、
    前記第1線状部材が接続されており、前記入力部の変位に応じて変位して前記第1線状部材を作動させる第1可動部と、
    前記第2線状部材が接続されており、前記入力部の変位に応じて変位して前記第2線状部材を作動させる第2可動部と、を有している、線状部材作動装置。
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