JP5221900B2 - シートのリクライニング装置 - Google Patents

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本発明は、シートバックをシートクッションに対して前倒方向に回動付勢するシートのリクライニング装置に関する。
例えば乗用車前席のシートは、シートクッションに固定されるロアアームに、シートバックに固定されるアッパアームを一定角度範囲回動可能に枢着し、該アッパアームを前倒方向に回動付勢する前方付勢ばねを設けている。
実開平6-70642号公報
この前方付勢ばねのばね力は、シートバックを最大に後倒させた状態で、リクライニングロックを解除したとき確実にシートバックが前倒方向に復帰するように設定している。しかし、単にばね力を強く設定すると、リクライニングロックを解除した瞬間に、シートバックが高速で前倒方向に復帰し、例えばシートクッション上に置いた物をシートバックで破損するおそれがあった。逆にシートバックの復帰速度を抑えるために、前方付勢ばねのばね力を弱く設定すると、後倒状態から復帰しない、あるいは復帰速度が遅いという問題が生じる。
また、シートバックには一般に、ヘッドレストが着脱可能に設けられており、ヘッドレストを着けた状態と外した状態とではシートバック全体の重量が異なることも前方付勢ばねのばね力の設定を難しくしている。仮にヘッドレストを着けた状態で好ましい強さに前方付勢ばねのばね力を設定すると、外した状態では、前方復帰速度が速くなってしまう。逆に、外した状態で好ましい強さでは、着けた状態で復帰しないおそれがある。
本発明は、以上の問題意識に基づき、後倒状態のシートバックを確実に復帰させることができ、かつ前倒位置への復帰速度を抑えることができるシートのリクライニング装置を得ることを目的とする。
本発明は、シートクッションに固定されるロアアームに、シートバックに固定されるアッパアームを一定角度範囲回動可能に枢着し、該アッパアームを前方付勢ばねによって前倒方向に回動付勢したシートのリクライニング装置において、前方付勢ばねとは別に、アッパアームの全回動範囲の特定中間位置においては該アッパアームに回動付勢力を与えず、アッパアームが上記特定中間位置から前方及び後方に回動したときのいずれにおいても、その回動量に応じてアッパアームの特定中間位置への復帰力を増大させる第2付勢ばねを設けたことを特徴としている。
第2付勢ばねは、具体的には例えば、ロアアームとアッパアームの間に、上記特定中間位置において最短となり、上記アッパアームが該特定中間位置から前方及び後方に回動したときのいずれにおいても、その回動量に応じて伸張量を増大させるように張設された引張コイルばねから構成することができる。
第2付勢ばねは、別の態様では、ロアアームとアッパアームの相対回動中心に配置された、両端部に一対のフックを有するトーションコイルばねから構成し、ロアアームとアッパアームにそれぞれ、上記特定中間位置においてこの一対のフックに係合する固定突起と回動突起を形成してもよい。
本発明は、アッパアームを前倒方向に回動付勢する前方付勢ばねとは別に、アッパアームの全回動範囲の特定中間位置においては該アッパアームに回動付勢力を与えず、アッパアームが上記特定中間位置から前方及び後方に回動したときのいずれにおいても、それぞれの回動方向に対して抵抗を与える第2付勢ばねを設けたから、後倒端においては第2付勢ばねによりシートバックに前倒方向の付勢力が付加される。このため、確実にシートバックを前倒方向に回動させることができる。一方、シートバックを特定中立位置から前倒させるときには、第2付勢ばねが前倒方向へのブレーキとして作用するから、前倒速度を抑制することができる。
図1に示すように、乗用車前席のシート10は、シートクッション11に固定されるロアアーム12と、シートバック13に固定されるアッパアーム14とを有し、このロアアーム12とアッパアーム14が回動中心軸15で枢着されている。図3は、シートクッション11(ロアアーム12)に対するシートバック13(アッパアーム14)の全回動範囲の一例を示しており、シートバック13は、前倒位置と後倒位置との間を回動可能である。ロアアーム12とアッパアーム14はそれぞれ、シートクッション11とシートバック13に固定される部材であれば、その形態は問わない。
回動中心軸15回りには、スパイラルスプリング(前方付勢ばね)16が装着されている。スパイラルスプリング16の内端部は、ロアアーム12に回動を規制して装着されており、外端部は、アッパアーム14に立てたばね受けピン17に掛け止められている。このスパイラルスプリング16は、シートバック13の全回動範囲において、シートバック13を前倒方向に回動付勢する。この前方への回動付勢力は、シートバック13を後倒位置に回動させたときに一番強くなる。
回動中心軸15回りには、図2に示すように、スパイラルスプリング16の力に抗して、シートバック13を任意位置にロックする周知のリクライニングロック20が設けられている。図示例は、アッパアーム14に、回動中心軸15を中心とする円弧上に位置するロック歯14aを形成し、軸21でロアアーム12に枢着したロックレバー22に、このロック歯14aに噛み合うロック歯を設けている。このロックレバー22は、回動中心軸15に回動操作可能に支持した操作レバー23に係合しており、引張ばね24の力に抗して操作レバー23を引き上げると、アッパアーム14のロック歯14aとロックレバー22のロック歯との噛み合いが外れ、アッパアーム14(シートバック13)の回動が自由になる。一方、操作レバー23への操作力を開放すると、アッパアーム14のロック歯14aとロックレバー22のロック歯とが係合し、アッパアーム14(シートバック13)の回動がロックされる。このような機能のリクライニングロック20は、各種構造が知られており、本発明は、リクライニングロック20の構造を問わないので、以上の説明にとどめる。
本実施形態は、以上のようにスパイラルスプリング16によってシートバック13(アッパアーム14)を前倒方向に回動付勢したリクライニング装置において、さらに、第2の付勢ばね30を設けている。この第2付勢ばね30は、図2、図4に示すように、ロアアーム12に立てたばね受けピン31と、アッパアーム14に立てたばね受けピン32との間に張設した引張コイルばね30Cからなっている。なお、図4では、スパイラルスプリング16の内端部は、ロアアーム12に形成した掛止突起12aに掛け止められ、外端部は、アッパアーム14に形成した掛止突起14bに掛け止められている。
引張コイルばね30Cは、シートバック13の全回動範囲の特定中間位置において、図4(b)に示すように、最短となり、アッパアーム14に回動付勢力を与えないように位置設定されている。そして、図4(b)の状態からアッパアーム14を前倒方向に回動させると、図4(a)に示すように、伸張してその回動に抵抗を与える。また図4(b)の状態からアッパアーム14を後倒方向に回動させると、図4(c)に示すように、同様に伸張してその回動に抵抗を与える。
つまり、本実施形態によると、シートバック13(アッパアーム14)の後倒端においては、スパイラルスプリング16による前倒方向への付勢力に加えて、引張コイルばね30Cにより前倒方向の付勢力が付加される。このため、確実にシートバックを前倒方向に回動させることができる。そして、引張コイルばね30Cによる前倒方向への付勢力は、特定中立位置までしか作用せず、シートバック13が特定中立位置からさらに前倒方向に移動するときには、引張コイルばね30Cがアッパアーム14のブレーキとして作用するから、スパイラルスプリング16によって前倒方向へ回動付勢されているアッパアーム14の前倒速度を抑制することができる。勿論、引張コイルばね30Cの強さは、スパイラルスプリング16によるアッパアーム14の前倒位置への移動を妨げることがないように設定する。
「特定中立位置」は、前倒端と後倒端の正しい中間を意味するものではない。前方付勢ばね16の強さを勘案し、後倒端における復帰力を重視するか、前倒端における速度抑制を重視するかに応じ、後倒端における前倒端または後倒端のいずれかに接近させて「特定中立位置」を設定することができる。
図5、図6は、本発明によるシートのリクライニング装置の別の実施形態を示している。この実施形態は、第2付勢ばねとして図6に単体形状例を示すトーションコイルばね30Tを用いた実施形態である。トーションコイルばね30Tは、コイル部30cの両端部にフック部30fを有するもので、図6の自由状態において一対のフック部30fを互いに接近させた後さらに離間させる方向に移動させることで、コイル部30cにトーションエネルギが蓄えられる。
図5に示すように、ロアアーム12には、トーションエネルギを蓄えた状態の一対のフック部30fが係合する固定突起12fが形成され、アッパアーム14には、この固定突起12fの内側に位置し回動中心軸15を中心に移動する回動突起14mが形成されている。図5では、スパイラルスプリング(前方付勢ばね)は描いていないが、第1の実施形態と同様に存在している。
トーションコイルばね30Tの一対のフック部30fは、シートバック13の全回動範囲の特定中間位置において、図5(b)に示すように、固定突起12fと回動突起14mの双方に当接する。従って、アッパアーム14には回動付勢力が作用しない。そして、図5(b)の状態からアッパアーム14を前倒方向に回動させても(図5(a))、後倒方向に回動させても(図5(c))、アッパアーム14の回動突起14mによって一対のフック部30fが離間し、コイル部30c内にトーションエネルギを蓄えられる(その回動に抵抗を与える)。よって、第1の実施形態と同様の作用を得ることができる。
本発明を適用するリクライニング装置を有するシートの外観斜視図である。 本発明によるシートのリクライニング装置の一実施形態を示す要部の分解斜視図である。 シートバックの全回動角度範囲の一例を示す側面図である。 (a)、(b)、(c)は、本発明によるシートのリクライニング装置の異なる動作状況を示す側面図である。 (a)、(b)、(c)は、本発明によるシートのリクライニング装置の別の実施形態を示す、図4の(a)、(b)、(c)に対応する側面図である。 図5の実施形態に用いるトーションコイルばね単体の斜視図である。
符号の説明
10 シート
11 シートクッション
12 ロアアーム
12f 固定突起
13 シートバック
14 アッパアーム
14m 回動突起
15 回動中心軸
16 スパイラルスプリング(前方付勢ばね)
20 リクライニングロック
22 ロックレバー
23 操作レバー
24 引張ばね
30C 引張コイルばね(第2付勢ばね)
30T トーションコイルばね(第2付勢ばね)
30c コイル部
30f フック部

Claims (3)

  1. シートクッションに固定されるロアアームに、シートバックに固定されるアッパアームを一定角度範囲回動可能に枢着し、該アッパアームを前方付勢ばねによって前倒方向に回動付勢したシートのリクライニング装置において、
    上記前方付勢ばねとは別に、アッパアームの全回動範囲の特定中間位置においては該アッパアームに回動付勢力を与えず、アッパアームが上記特定中間位置から前方及び後方に回動したときのいずれにおいても、その回動量に応じて上記アッパアームの特定中間位置への復帰力を増大させる第2付勢ばねを設けたことを特徴とするシートのリクライニング装置。
  2. 請求項1記載のシートのリクライニング装置において、第2付勢ばねは、ロアアームとアッパアームの間に、上記特定中間位置において最短となり、上記アッパアームが該特定中間位置から前方及び後方に回動したときのいずれにおいても、その回動量に応じて伸張量を増大させるように張設された引張コイルばねであるシートのリクライニング装置。
  3. 請求項1記載のシートのリクライニング装置において、第2付勢ばねは、ロアアームとアッパアームの相対回動中心に配置された、両端部に一対のフックを有するトーションコイルばねからなり、ロアアームとアッパアームにはそれぞれ、上記特定中間位置において上記一対のフックに係合する固定突起と回動突起が形成されているシートのリクライニング装置。
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