JP5691496B2 - 車両用シートのアームレスト - Google Patents

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Description

本発明は、アームレストに関し、さらに詳しくは、回動する部材の過剰な勢いを、その回動する方向とは反対方向に付勢することによって抑制する逆方向付勢部が設けられた車両用シートのアームレストに関する。
車両用シートのアームレストとして、アームレストの本体部分がシート側面に回動自在に支持された構成が知られている。また、アームレストの本体部分に蓋などの可動部が回動自在に支持された構成が知られている。このように、回動する部材を備えたアームレストでは、回動する部材が必要以上に勢いよく動作し、乗員が負傷したりすることのないよう、回動する部材の回動動作の勢い(回動速度)を抑制する機能が設けられる。
下記特許文献1には、アームレストを前方に回動させる際、回動するアームレストの過剰な勢いをダンパによって抑制する構成が記載されている。かかる構成によれば、アームレストが勢いよく前方に回動動作して動作の終点で大きな衝撃が発生したり、車両の急停止などによってアームレストが前方に飛び出してしまうことなどが防止される。
特開2003−88446号公報
しかし、特許文献1に記載の構成は、回動する部材の過剰な勢いがダンパによって抑制される構成であるため、部品点数の増加や組立作業の複雑化を招き、製造コストが増加してしまうという問題があった。
上記実情に鑑みて、本発明が解決しようとする課題は、部品点数の増加や組み立て作業の複雑化を招くことのない簡易な構成によって回動する部材の過剰な勢いが抑制される車両用シートのアームレストを提供することにある。
上記課題を解決するため本発明にかかる車両用シートのアームレストは、車両側に配置された本体部と、この本体部に回動自在に支持され、原位置において上面が肘掛け面となる可動部と、この可動部を原位置から前記本体部より離れる回動方向に付勢する付勢部と、前記本体部より離れる方向に回動する前記可動部を途中位置から逆方向に付勢する、前記付勢部と一体的に形成された逆方向付勢部と、を備え、一体的に形成された前記付勢部と前記逆方向付勢部は、当該付勢部と逆方向付勢部の境界部分が前記本体部に固定されていることを要旨とする。
本発明にかかる車両用シートのアームレストは、可動部を本体部より離れる回動方向に付勢する付勢部を備える。そして、回動する可動部を途中位置から逆方向に付勢する逆方向付勢部は、上記付勢部と一体的に形成されているため、部品点数を増加させることもなく、組立が複雑化することもない。つまり、本発明は、可動部を本体部より離れる回動方向に付勢する付勢部の機能と、過剰な勢いを抑制する逆方向付勢部の機能を一の部材に集約させた構成である。このように、本発明によれば、簡易な構成で回動動作する可動部の過剰な勢いを抑制することができ、回動動作の終点で可動部に大きな衝撃が発生すること等が確実に防止される。
また、前記付勢部は、ねじりコイルばねを有し、このねじりコイルばねは、その一方側の端部が前記本体部に固定されるとともに、他方側の端部が前記可動部に係合されており、前記逆方向付勢部は、前記ねじりコイルばねの一方側の端部から延びて前記ねじりコイルばねと一体的に形成されていればよい。
このように付勢部がねじりコイルばねを有し、このねじりコイルばねによって可動部が本体部より離れる回動方向に付勢される場合、逆方向付勢部はねじりコイルばねの本体部に固定される側の端部から延びるように形成すればよい。このようにすれば、回動する可動部の過剰な勢いを抑制する機能をねじりコイルばねと一体的に構成することができる。
また、前記付勢部は、二つのねじりコイルばねを有し、各ねじりコイルばねは、その幅方向内側の端部が前記本体部に固定されるとともに、幅方向外側の端部が前記可動部に係合されており、前記逆方向付勢部は、前記各ねじりコイルばねの幅方向内側の端部から延びて前記各ねじりコイルばねと一体的に形成されているとよい。
このように付勢部が二つのねじりコイルばね(いわゆるダブルトーションスプリング)を有し、この二つのねじりコイルばねによって可動部が本体部より離れる回動方向に付勢される場合、逆方向付勢部は各ねじりコイルばねの本体部に固定される幅方向内側の端部から延びるように形成すればよい。このようにすれば、ダブルトーションスプリングによって可動部に対する付勢力を大きくしつつ、回動する可動部の過剰な勢いを抑制することができる。つまり、より小さな力で可動部を回動操作できる構成でありながら、逆方向付勢部によって回動動作の終点で可動部に大きな衝撃が発生すること等が確実に防止される。
本発明にかかる車両用シートのアームレストによれば、部品点数を増加させることや、組立の複雑化を招くことなく、簡易な構成で、回動動作する可動部の過剰な勢いを抑制することができる。
本発明の一実施形態にかかる車両用シートのアームレストの外観図である。 図1に示した車両用シートのアームレストにおける付勢部および逆方向付勢部が設けられた部分を拡大して示した図である。 可動部が原位置にある状態の車両用シートのアームレストの断面図(ハッチングは省略)である。 可動部が終点位置にある状態の車両用シートのアームレストの断面図(ハッチングは省略)である。なお、一点鎖線で本体部の上面とのなす角度が略90度である状態の可動部を併せて示している。 本発明の一実施形態にかかる車両用シートのアームレストが有する付勢部および逆方向付勢部の外観図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明における上下方向(高さ方向)とは車両用シートの高さ方向をいい、図1におけるZ方向をいう。また、前後方向とは車両用シートの前後方向をいい、図1におけるY方向をいう(可動部の回動軸側が後である)。また、幅方向とは車両用シートの幅方向をいい、図1におけるX方向であって上下方向および前後方向に直交する方向をいう。
本実施形態にかかる車両用シートのアームレスト1は、車両側に配置された本体部10と、この本体部10に回動自在に支持された可動部20と、回動する可動部20に作用する付勢部30および逆方向付勢部40と、を備える。
本体部10は、車両用シートのアームレスト1の土台となる部分である。本実施形態では、本体部10は、図示されない車両用シートの側方に固定されている。本体部10の前方側には、操作パネル11(例えば、シートの前後方向へのスライド調節等に利用される)が設けられる。この操作パネル11の後方には、本体部10に回動自在に支持された可動部20が設けられている。本体部10の内側(可動部20の下部)には、内部に種々の物品が収容可能な所定の大きさの収容空間12が形成されている。
可動部20は、次のようにして本体部10の上部後側に回動自在に支持されている。可動部20は、その後側の幅方向両側から下方に突出する支持部21を有する。この支持部21には貫通穴が形成されている。一方、本体部10には、その上部後側に幅方向に延びる回動軸13が設けられている。この回動軸13は、支持部21の貫通穴に挿通されている。かかる構成によって、可動部20は、回動軸13を中心軸として本体部10に回動自在に支持されている。この可動部20は、図3に示した原位置(可動部20と本体部10の上面とが平行である状態)から、図4に示した終点位置(可動部20と本体部10の上面とのなす角度が(90+α)度である状態;本実施形態ではα≒20(度)に設定されている)までの範囲で回動する。
原位置にある可動部20は、本体部10に形成された収容空間12の開口を覆う。つまり、可動部20は収容空間12の蓋として機能する。終点位置まで可動部20を移動させれば、収容空間12の開口が開放され、収容空間12への物品の出し入れが可能となる。また、原位置にある可動部20は、アームレストの本来的な機能である車両用シートに着座する者の肘掛けとして働く(可動部20の上面が肘掛け面23となる)。したがって、可動部20の上部にはクッション材などが設けられていることが好ましい。また、本体部10および可動部20には、原位置にある可動部20を本体部10にロックする図示されないロック機構が設けられている。原位置にある可動部20を本体部10より離れる回動方向(収容空間12を開放する方向;図3および図4に示す矢印C1の方向)に回動させる際には、ロック機構によるロックを解消して矢印C1の方向に回動させる。また、ロック機構は、可動部20を原位置に戻すと自動的に可動部20を本体部10にロックする構成を備える。
付勢部30は、本体部10に回動自在に支持された可動部20を本体部10より離れる矢印C1の回動方向に付勢する。本実施形態では、付勢部30は、二つのねじりコイルばね31を有する(いわゆるダブルトーションスプリングである)。
各ねじりコイルばね31は、一方側の端部311が本体部10に固定され、他方側の端部312が可動部20に係合されている。詳しくは、図2に示すように、各ねじりコイルばね31の幅方向内側の端部311が本体部10に固定され、幅方向外側の端部312が可動部20に係合されている。また、各ねじりコイルばね31の内側には、本体部10に設けられた回動軸13が挿通されている。したがって、各ねじりコイルばね31の軸線と回動軸13の軸線とは略一致する。また、各ねじりコイルばね31の幅方向内側の端部311は、例えば板状の金属製の固定具14をねじりコイルばね31の線材を覆うように本体部10の後端面に固定することで固定される。直接線材を溶接等によって固定してもよい。一方、各ねじりコイルばね31の幅方向外側の端部312と可動部20は、ねじりコイルばね31の矢印C1方向の付勢力が可動部20に伝達されるような構成であればどのように係合されていてもよいが、本実施形態では次のように構成されている。図2に示されるように、可動部20の後側の幅方向両端からは、幅方向内側に突出するばね係止突起22が形成されている。なお、このばね係止突起22は、上記支持部21と一体的に形成されている。ねじりコイルばね31の幅方向外側の端部312は、ばね係止突起22の前側に引っ掛けられるようにして可動部20に係止される(換言すれば、ばね係止突起22の存在によって生ずる凹部内に係合される)。ねじりコイルばね31は、幅方向外側の端部312がばね係止突起22に係合される際、矢印C2の方向に弾性変形(ねじり変形)させられる。つまり、ねじりコイルばね31は、その幅方向外側の端部312がばね係止突起に係止されることによって、矢印C1方向に可動部20を回動させる弾性エネルギーを有する状態となる。
逆方向付勢部40は、本体部10より離れる方向(矢印C1方向)に回動する可動部20を、途中位置から逆方向(矢印C2方向)に付勢する部分である。この逆方向付勢部40は、各ねじりコイルばね31の幅方向内側の端部311から延びて各ねじりコイルばね31と一体的に形成されている。具体的には次の通りである。逆方向付勢部40は、図示されるように細長い略「U」字型に形成された部分である。この「U」字型の先端(前端)が、各ねじりコイルばね31の幅方向内側の端部311における、固定具14に固定された部分より内側の末端に繋がっている。逆方向付勢部40は、二つのねじりコイルばね31のちょうど中間に位置する。また、本実施形態では、図3に示されるように通常状態(逆方向付勢部40が可動部20に作用していない状態)においては、逆方向付勢部40は水平(逆方向付勢部40と本体部10の上面とのなす角度が180度)である。
以下、このように構成される逆方向付勢部40の作用について、可動部20の回動操作と併せて説明する。
可動部20が原位置にある状態から可動部20を本体部10より離れる矢印C1の方向に回動させる場合、まずロック機構を操作し、可動部20が本体部10にロックされた状態を解消する。その後、可動部20を矢印C1の方向に回動させる。この際、可動部20には、付勢部30(二つのねじりコイルばね31)の付勢力が作用しているため、可動部20を操作する者は容易に(小さな力で)可動部20を矢印C1の方向に回動させることができる。可動部20を操作する者は、可動部20と本体部10の上面とのなす角度が略90度となるまでは、そのまま付勢部30の付勢力によるアシストを受けつつ可動部20を回動させることができる。
図4に示すように、可動部20と本体部10の上面とのなす角度が略90度となるまで可動部20が回動すると、可動部20の後端が水平な逆方向付勢部40に接触する。可動部20と本体部10の上面とのなす角度が略90度となる位置からさらに可動部20を矢印C1の方向に回動させると、可動部20によって逆方向付勢部40が下方に弾性変形する。したがって、可動部20には、逆方向付勢部40から矢印C2の方向への付勢力が作用することになる。なお、可動部20に傷や凹みが生じないようにするため、可動部20における逆方向付勢部40と接触する部分(または逆方向付勢部40自体)が保護部材などで覆われているとよい。この逆方向付勢部40の付勢力は、可動部20と本体部10の上面とのなす角度が略90度である状態から、可動部20が終点位置に位置する状態(可動部20と本体部10の上面とのなす角度が(90+α)度となる状態)まで可動部20に作用する。可動部20に対する矢印C2の方向への付勢力は、逆方向付勢部40が弾性変形することによるものであるから、逆方向付勢部40の弾性変形量が大きくなればなるほど大きくなる。すなわち、可動部20が終点位置に近づくほど大きくなる。
このように、本実施形態では、可動部20を本体部10より離れる矢印C1の方向に回動させると、その途中位置(本実施形態では、可動部20と本体部10の上面とのなす角度が略90度となる位置)から可動部20には逆方向付勢部40による矢印C2の方向(逆方向)の付勢力が作用する。したがって、必要以上に大きな力で可動部20が回動操作された場合や、車両が急停止した場合等に、終点位置付近において逆方向付勢部40によって可動部20の過剰な勢いが抑制される。また、一体的に形成された付勢部30(各ねじりコイルばね31)と逆方向付勢部40の間には、固定具14によって本体部10に固定された部分が存在する。したがって、付勢部30による矢印C1の方向への付勢力と、逆方向付勢部40による矢印C2方向への付勢力は、互いに相手の影響を受けずに独立して可動部20に作用する。
なお、本実施形態では、逆方向付勢部40は、付勢部30による付勢力および可動部20の重みに逆らって可動部20を矢印C2の方向へ回動させるだけの付勢力を有していない。そのため、可動部20を操作する者が終点位置まで可動部20を回動させた後に手を離しても、可動部20は終点位置に留まる。そのため、収容空間12の開口に物品を出し入れしやすい。
可動部20が終点位置にある状態から可動部20を本体部10に近づく矢印C2の方向に回動させる場合、可動部20が終点位置に位置する状態から、可動部20と本体部10の上面とのなす角度が略90度となる状態まで、逆方向付勢部40の付勢力のアシストを受けつつ可動部20を回動させる。可動部20と本体部10の上面とのなす角度が略90度である状態から原点位置までは、付勢部30の付勢力に逆らって可動部20を回動させる。可動部20を原位置まで回動させると、ロック機構によって可動部20は本体部10にロックされる。このように可動部20がロックされれば、可動部20が付勢部30の矢印C1の方向への付勢力によって起き上がることはない。可動部20が原位置にある状態とすれば、物品が収容された収容空間12の開口が閉鎖されるとともに、可動部20の上面を肘掛け面23とするアームレスト機能を利用するができる。
以上説明した本発明の一実施形態にかかる車両用シートのアームレスト1によれば、次のような作用効果が奏される。
本実施形態にかかる車両用シートのアームレスト1は、可動部20を本体部10から離れる矢印C1の方向へ付勢する付勢部30(二つのねじりコイルばね31)を備える。そして、回動する可動部20を途中位置(可動部20と本体部10の上面とのなす角度が略90度である状態)から矢印C2の方向(逆方向)に付勢する逆方向付勢部40は、付勢部30と一体的に形成されているため、部品点数を増加させることもなく(同一の線材で付勢部30と逆方向付勢部40の両方を形成することができる)、組立が複雑化することもない。つまり、本実施形態では、可動部20を本体部10より離れる回動方向に付勢する付勢部30の機能と、過剰な勢いを抑制する逆方向付勢部40の機能を一の部材に集約させた構成である。したがって、簡易な構成で回動動作する可動部20の過剰な勢いを抑制することができ、回動動作の終点で可動部20に大きな衝撃が発生すること等が防止される。
また、本実施形態は、可動部20は二つのねじりコイルばね31(ダブルトーションスプリング)を有し、この二つのねじりコイルばね31によって可動部20が本体部10より離れる回動方向に付勢される構成である。そして、逆方向付勢部40は、各ねじりコイルばね31の本体部10に固定される幅方向内側の端部311から延びるように形成されている。さらに、付勢部30と逆方向付勢部40との間には、本体部10に固定された部分が存在するため、互いに相手の影響を受けずに独立して可動部20に作用する。本実施形態によれば、これらの構成により、可動部20に対する矢印C1の方向への付勢力を大きくしつつ、終点位置付近での回動する可動部20の過剰な勢いを抑制することができる。すなわち、可動部20を回動操作する者がより小さな力で可動部20を回動操作することができる構成でありながら、逆方向付勢部40によって回動動作の終点で可動部20に大きな衝撃が発生すること等が確実に防止される。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。例えば次のような変形例が考えられる。
上記実施形態では、付勢部30が二つのねじりコイルばね31を有する構成(いわゆるダブルトーションスプリング)であることを説明したが、付勢部30が一つのねじりコイルばねを有する構成であってもよい。すなわち、一つのねじりコイルばねの一方側の端部が本体部10に固定され、他方側の端部が可動部20に係合された構成とし、固定側の端部から延びるように逆方向付勢部40を構成してもよい。
上記実施形態では、逆方向付勢部40が可動部20に作用していない通常状態においては、逆方向付勢部40は水平(逆方向付勢部40と本体部10の上面とのなす角度が180度)であることを説明した。これは、可動部20と本体部10の上面とのなす角度が略90度である状態から逆方向付勢部40の付勢力を作用させるための構成である。したがって、通常状態における逆方向付勢部40の角度は、逆方向付勢部40の付勢力を可動部20に作用させる位置(逆方向付勢部40の付勢力を可動部20の回動範囲内におけるどの位置で作用させるか)に応じて適宜変更可能である。
例えば、車両用シートのアームレスト1を構成する構成部材が上記実施形態と同一である場合において、可動部20と本体部10の上面とのなす角度が90度以下である所定状態から逆方向付勢部40の付勢力を可動部20に作用させたいときには、通常状態における逆方向付勢部40と本体部10の上面とのなす角度が180度以下とすればよい。一方、車両用シートのアームレスト1を構成する構成部材が上記実施形態と同一である場合において、可動部20と本体部10の上面とのなす角度が90度以上である所定状態から逆方向付勢部40の付勢力を可動部20に作用させたいときには、通常状態における逆方向付勢部40と本体部10の上面とのなす角度が180度以上とすればよい。なお、可動部20の形状や回動軸13の位置が変化すれば、可動部20と逆方向付勢部40が接触する位置も変化するから、それに応じて通常状態における逆方向付勢部40の角度を設定すればよい。
上記実施形態では、逆方向付勢部40の形状が略「U」字形状であることを説明したが、この形状はあくまで例示である。後方側に突出して形成されて、本体部10より離れる矢印C1の方向に回動する可動部20を途中位置から逆方向に付勢する構成であれば、その形状は適宜変更可能である。例えば、後方に突出する部分を幅方向に屈曲させ、可動部20と逆方向付勢部40がより多くの部分で接触するように構成してもよい。また、例えば、逆方向付勢部40を板状に形成して、可動部20と逆方向付勢部40がより多くの部分で接触するように構成してもよい。このように可動部20と逆方向付勢部40がより多くの部分で接触するようにすれば、より確実に終点位置付近での可動部20の過剰な勢いを抑制することができる。
1 車両用シートのアームレスト
10 本体部
20 可動部
23 肘掛け面
30 付勢部
31 ねじりコイルばね
311 幅方向内側(一方側)の端部
312 幅方向外側(他方側)の端部
40 逆方向付勢部

Claims (3)

  1. 車両側に配置された本体部と、
    この本体部に回動自在に支持され、原位置において上面が肘掛け面となる可動部と、
    この可動部を原位置から前記本体部より離れる回動方向に付勢する付勢部と、
    前記本体部より離れる方向に回動する前記可動部を途中位置から逆方向に付勢する、前記付勢部と一体的に形成された逆方向付勢部と、
    を備え
    一体的に形成された前記付勢部と前記逆方向付勢部は、当該付勢部と逆方向付勢部の境界部分が前記本体部に固定されていることを特徴とする車両用シートのアームレスト。
  2. 前記付勢部は、ねじりコイルばねを有し、
    このねじりコイルばねは、その一方側の端部が前記本体部に固定されるとともに、他方側の端部が前記可動部に係合されており、
    前記逆方向付勢部は、前記ねじりコイルばねの一方側の端部から延びて前記ねじりコイルばねと一体的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シートのアームレスト。
  3. 前記付勢部は、二つのねじりコイルばねを有し、
    各ねじりコイルばねは、その幅方向内側の端部が前記本体部に固定されるとともに、幅方向外側の端部が前記可動部に係合されており、
    前記逆方向付勢部は、前記各ねじりコイルばねの幅方向内側の端部から延びて前記各ねじりコイルばねと一体的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シートのアームレスト。
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