JP4711221B2 - 現像装置 - Google Patents
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図1において、本発明の一実施形態に係る画像形成装置10の概要が示されている。画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、この画像形成装置本体12内に像形成手段14が搭載され、この画像形成装置本体12の上部に排出部16が設けられているとともに、この画像形成装置本体12の下部に給紙装置18が設けられている。
図2に、本発明の第1の実施形態に係るプロセスカートリッジ40の概要が示されている。
本発明の第1の実施形態におけるプロセスカートリッジ40は、像坦持体26、帯電装置28、現像ユニット32、クリーニング装置36及びトナー回収部37を一体化したものであり、これらを一体として交換できるようになっている。このプロセスカートリッジ40の現像ユニット32は、現像ロール42及び現像剤残量検出部材穴52を備えた現像室(現像部)54とこの現像室54にトナー供給口55を介して隣接するトナー供給部56とを有している。トナー供給部56は、上部にトナータンク58と下部にトナータンク58からトナーが供給される現像器60を有している。なお、元々トナータンク58と現像器60は分離した状態で形成されており、結合部65でそれらが溶着されてトナー供給部56が構成されている。
この実施形態のプロセスカートリッジ40においては、トナー充填部64は、たとえば図5(a)上面図及び(b)断面図に示すように、図4(a)〜(d)で溝66A及び66Bを形成した代わりに、周縁部63の壁内に螺旋状の空洞70が形成されている。このようにすることで、トナー充填部64を破壊する際に、小さい外力で破壊することが可能となり、さらにトナー充填部を正確に任意の形状に破壊することが可能となるため、作業性向上や、トナー再充填時のシール性も向上させることができる。なお、この実施形態においても、トナー充填部64の外側面に治具などで把持することが可能な把持部68が形成されており、トナータンク58又は現像器60の内部に破壊片が入ってしまうといったことがないため、破壊片の取り出しのための手間がなくなり、作業効率を向上させることができる。
この実施形態のプロセスカートリッジ40においては、トナー充填部64は、図6(a)上面図及び(b)断面図に示すように、外壁側に溝66を有し、内壁側に破断面の最小径部分の外径dよりも大きい外径Dの断面が長方形の長方形溝72を有している。このようにすることで、トナー充填部64が破壊された後に周縁部63の最小径部分と長方形溝72の間に段差が生まれる。したがって、例えば図6(c)に示すようにトナー充填部64が破壊され開口された後、図6(d)に示すようにそのトナー充填部64を閉塞する、トナー充填部64に設けられた長方形溝72に密着する凸部78を有する形状のゴムなどの弾性を有するキャップ(閉塞部材)76を、トナー充填部64に圧入して装着することができる。このようにすることでトナー充填部64をより確実に密閉することができ、キャップシール性能が向上し、トナー充填部64からのトナー漏れを抑制することができる。
また、トナー充填部64として図4、図5、図6に示す形状以外に、たとえばトナー充填部64全体をトナー供給部56の壁の他の部分よりも厚さが薄いものとしてもよい。
まず、図2に示すプロセスカートリッジ40より感光体ユニット62を取り外し、現像ユニット32を取り出す。このようにすることで、トナー充填部64A及び64Bが現像ユニット32の表面に露出する。なお、プロセスカートリッジ40の感光体ユニット62と現像ユニット32はピンなどで結合されており、治具などを用いてそれらを容易に分離することができる。そして図7(a)に示すように、トナー充填部64A及び64Bを周縁部63に沿って破壊する。その際に、上述したように、トナー充填部64A、64Bに設けられた把持部68を治具などで把持しながらトナー充填部64をその周縁部63に沿って破壊し開口することでトナー充填部64A及び64Bの破壊片がトナータンク58及び現像器60の内部に入ってしまうのを防ぐことができる。
このように、トナー充填部64A、64Bが、プロセスカートリッジ40の使用時にユーザが触れることができない箇所に設けられており、トナーを再充填する際にトナー充填部64A、64Bを開口するため、トナー充填部64A、64Bの破壊により発生したバリでユーザが怪我をしたり、ユーザがプロセスカートリッジ40の使用時に誤ってトナー充填部64A、64Bを破損してしまったり、閉塞部材を取り外してしまったりするといったことを防ぐことができる。
図8に示すプロセスカートリッジ40は、現像器60の上方に像坦持体26、帯電装置28及びクリーニング装置36及びトナー回収部37を備えた感光体ユニット62が形成されている。すなわち、この実施形態のプロセスカートリッジ40においては、トナー回収部37と、現像ユニット32の現像器60の2つの筐体が結合されて構成された状態となっている。
このようにすることで、トナー充填部64が、プロセスカートリッジ40の使用時にユーザが触れることができない箇所に設けられているため、トナー充填部64の破壊により発生したバリでユーザが怪我をしたり、ユーザがプロセスカートリッジ40の使用時に誤ってトナー充填部64を破損してしまうといったことを防ぐことができる。
このように、トナー充填部64が、プロセスカートリッジ40の使用時にユーザが触れることができない箇所に設けられており、トナーを再充填する際にトナー充填部64を開口するため、トナー充填部64の破壊により発生したバリでユーザが怪我をしたり、ユーザがプロセスカートリッジ40の使用時に誤ってトナー充填部64を破損してしまったり、閉塞部材を取り外してしまったりするといったことを防ぐことができる。
26 像坦持体
28 帯電装置
32 現像ユニット
36 クリーニング装置
37 トナー回収部
40 プロセスカートリッジ
54 現像室(現像部)
56 トナー供給部
58 トナータンク
60 現像器
62 感光体ユニット
63 周縁部
64、64A、64B トナー充填部
65 結合部
66 溝
68 把持部
70 空洞
72 長方形溝
76 キャップ
78 凸部
80 フィルム
Claims (7)
- 複数の筐体が結合されて構成されたユニット本体と、
このユニット本体内に設けられたトナー供給部と、
このトナー供給部からトナーが供給される現像部とを有し、
前記複数の筐体が対向するいずれか一方の前記ユニット本体表面から隠れた部位に、前記トナー供給部にトナーを充填するためのトナー充填部が設けられ、
前記トナー充填部は、少なくとも周縁部に薄肉処理が施されており、前記周縁部に螺旋状の空洞を有していることを特徴とする現像装置。 - 前記トナー充填部は、前記トナー供給部の壁の他の部分よりも厚さが薄いことを特徴とする請求項1記載の現像装置。
- 前記トナー充填部は、前記周縁部に溝が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の現像装置。
- 前記トナー充填部は、前記周縁部に、破壊された後に閉塞部材を係止可能な段差となる溝を有することを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の現像装置。
- 前記トナー充填部は、前記トナー供給部の外側からの把持が可能な把持部を有することを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の現像装置。
- 前記トナー充填部は、前記トナー供給部のレーザ露光領域以外の部分に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の現像装置。
- 前記トナー供給部は、トナータンクとこのトナータンクからトナーが供給される現像器とを有し、前記トナータンクと前記現像器のそれぞれに、前記トナー充填部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の現像装置。
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