JP2017207731A - カートリッジ - Google Patents

カートリッジ Download PDF

Info

Publication number
JP2017207731A
JP2017207731A JP2017034481A JP2017034481A JP2017207731A JP 2017207731 A JP2017207731 A JP 2017207731A JP 2017034481 A JP2017034481 A JP 2017034481A JP 2017034481 A JP2017034481 A JP 2017034481A JP 2017207731 A JP2017207731 A JP 2017207731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
sheet member
drum
frame
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017034481A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6932521B2 (ja
Inventor
一樹 松本
Kazuki Matsumoto
一樹 松本
修 阿南
Osamu Anami
修 阿南
宏樹 清水
Hiroki Shimizu
宏樹 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to US15/586,025 priority Critical patent/US10152021B2/en
Publication of JP2017207731A publication Critical patent/JP2017207731A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6932521B2 publication Critical patent/JP6932521B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

【課題】ユーザがカートリッジの装着時に像担持体に接触することを抑制可能なカートリッジを提供する。【解決手段】画像形成装置の本体に対して着脱可能なカートリッジであって、枠体27と、前記枠体に回転可能に支持された感光体1と、前記枠体に設けられ、前記感光体を露出させる開口27bと、前記開口の少なくとも一部をカバーするように、前記枠体に取り外し可能に取り付けられたカバー部材12と、取扱注意事項の情報が表示された可撓性のシート部材であって、一方側が前記カバー部材に取り付けられ、他方側は前記枠体に対して分離可能に取り付けられたシート部材13と、を有する。【選択図】 図10

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に着脱可能に設けられるカートリッジに関するものである。
電子写真画像形成方式(電子写真プロセス)を用いて記録材に画像を形成する画像形成装置が知られている。画像形成装置の一例としては、複写機、レーザビームプリンタ等がある。
電子写真画像形成方式を用いた画像形成装置では、像担持体としての電子写真感光体(以下、単に「感光体」という)を一様に帯電させる。次いで、帯電した感光体を選択的に露光することによって、感光体上に静電潜像を形成する。次いで、感光体上に形成された静電潜像に現像剤(トナー)を供給してトナー像として顕像して可視像化する。そして、感光体上に形成されたトナー像を記録シートやプラスチックシート等の記録材に転写する。そして、記録材上に転写されたトナー像を加熱及び加圧して熱溶融させて記録材に熱定着させる。
このような画像形成装置は、一般に、各種の画像形成プロセス手段のメンテナンスを必要とする。この各種の画像形成プロセス手段のメンテナンスを容易にするために、感光体、帯電手段、現像手段、クリーニング手段等を枠体内に一体的にまとめてカートリッジ化したプロセスカートリッジが採用されている。このようなプロセスカートリッジは、画像形成装置の本体に対して着脱可能に装着される。プロセスカートリッジ方式によれば、使い易さに優れた画像形成装置を提供することができる。
このようなプロセスカートリッジのクリーニング枠体には、感光ドラム、該感光ドラムの表面を帯電させるための帯電ローラ、該感光ドラムの表面上に残った現像剤を該感光ドラムから掻き取るクリーニング部材が支持される。感光ドラムは、クリーニング枠体に設けられた軸受部材を介して回転可能に支持されている。
このようなプロセスカートリッジでは、感光ドラムの表面の一部が枠体の開口から露出した構成となる。このためユーザが感光ドラムの表面に接触する可能性がある。ユーザが感光ドラムの表面に接触すると、手脂等が感光ドラムの表面に付着し、画像弊害が発生するおそれがある。
ユーザの感光ドラムの表面への接触を防止するために感光ドラムの表面をドラムカバーにより覆う場合がある。ドラムカバーは、感光ドラムの表面に対する遮光、防塵及びユーザの接触を防止する役割を持つ。ユーザが誤って感光ドラムの表面に接触するリスクを更に低減するために特許文献1では、フレームの開口部の一方の縁から突出した可撓性のシート部材上にユーザが感光ドラムの表面に触れないように注意を喚起する文字等が印刷されている。
特開2000−029368号公報
感光ドラム(感光体)の表面を覆うドラムカバーを取り外した後に、プロセスカートリッジを画像形成装置の本体に対して装着する場合もある。プロセスカートリッジを画像形成装置の本体に対して装着している状態では、感光ドラムの表面の一部が枠体の開口から露出した状態となる。そのためドラムカバーを外した後、プロセスカートリッジを画像形成装置の本体に挿入するまでの間は、ユーザが感光ドラムの表面に接触する可能性がある。
また、近年、プロセスカートリッジの長寿命化に伴い、感光ドラムが設けられる側のドラムカートリッジと、現像装置が設けられる側の現像カートリッジとを別体で構成したものが提案されている。これによりドラムカートリッジと、現像カートリッジとを別々に交換可能である。このような構成においては、枠体の開口から露出する感光ドラムの表面積が更に大きくなる。そのためユーザが感光ドラムの表面に接触することを防止する構成が求められている。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、ユーザが感光体に接触することを抑制するカートリッジを提供するものである。
上記目的を達成するための本発明に係る代表的な構成は、画像形成装置の本体に対して着脱可能なカートリッジであって、枠体と、前記枠体に回転可能に支持された感光体と、前記枠体に設けられ、前記感光体を露出させる開口と、前記開口の少なくとも一部をカバーするように、前記枠体に取り外し可能に取り付けられたカバー部材と、取扱注意事項の情報が表示された可撓性のシート部材であって、一方側が前記カバー部材に取り付けられ、他方側は前記枠体に対して分離可能に取り付けられたシート部材と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが感光体に接触することを抑制することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す断面説明図である。 ドラムカートリッジと現像カートリッジとがそれぞれ独立して画像形成装置の本体に対して着脱可能に装着される様子を示す斜視説明図である。 ドラムカートリッジの構成を示す斜視説明図である。 ドラムカートリッジの構成を示す断面説明図である。 現像カートリッジの構成を示す断面説明図である。 (a)は、ドラムカートリッジと現像カートリッジとが別体で構成された場合の感光ドラムの表面の露出領域を示す断面説明図である。(b)は、ドラムカートリッジと現像カートリッジとが回動軸を中心に回動可能に連結して一体的に構成された場合の感光ドラムの表面の露出領域を示す断面説明図である。 工場出荷時にドラムカートリッジのクリーニング枠体に着脱可能に装着されたドラムカバーの構成を示す断面説明図である。 ドラムカートリッジにドラムカバー及びシート部材が取り付けられた状態を示す斜視図である。 シート部材の分離構成の説明図である。 ドラムカバーの取り外し状態を説明する断面図である。 ドラムカートリッジを感光ドラムの回転軸線方向から見た断面図である。 ドラムカートリッジにドラムカバー及びシート部材が取り付けられた状態を示す斜視図である。
図により本発明に係るプロセスカートリッジ及びこれを備えた画像形成装置の一実施形態を具体的に説明する。
<画像形成装置>
先ず、図1及び図2を用いて本発明に係るプロセスカートリッジが着脱可能に装着される画像形成装置100の構成について説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の構成を示す断面説明図である。図2は、プロセスカートリッジを構成するドラムカートリッジと現像カートリッジとがそれぞれ独立して画像形成装置100本体に対して着脱可能に装着される様子を示す斜視説明図である。
図2に示すように、画像形成装置100本体には、開口101a,101b,101c,101dが設けられている。尚、説明の都合上、各開口101a,101b,101c,101dを代表して開口101を用いて説明する場合もある。各開口101は、全体として画像形成装置100本体の水平面に対して所定の角度傾斜した傾斜面に沿って配置されている。
各開口101の内部には、プロセスカートリッジを着脱可能に装着するための装着部が設けられている。具体的には、断面コ字形状の凹溝が形成された下ガイド部102a,102b,102c,102d,104a,104b,104c,104dが設けられている。更に、各開口101の内部には、断面コ字形状の凹溝が形成された上ガイド部103a,103b,103c,103d,105a,105b,105c,105dが設けられている。
尚、各下ガイド部102a,102b,102c,102dを代表して下ガイド部102を用いて説明する場合もある。各下ガイド部102は、断面コ字形状の凹溝の開口側が略上向きに配置されている。また、各上ガイド部103a,103b,103c,103dを代表して上ガイド部103を用いて説明する場合もある。各上ガイド部103は、断面コ字形状の凹溝の開口側が略下向きに配置されている。
また、各下ガイド部104a,104b,104c,104dを代表して下ガイド部104を用いて説明する場合もある。各下ガイド部104は、断面コ字形状の凹溝の開口側が略上向きに配置されている。
尚、説明の都合上、プロセスカートリッジを構成するドラムカートリッジ9Y,9M,9C,9Kを代表して単にドラムカートリッジ9を用いて説明し、現像カートリッジ4Y,4M,4C,4Kを代表して単に現像カートリッジ4を用いて説明する場合もある。他の画像形成プロセス手段についても同様である。
図2において、下ガイド部104a,104cは、それぞれ引き出された状態の現像カートリッジ4Yとドラムカートリッジ9Cにより視界が遮られるため図示されていない。また、各上ガイド部105a,105b,105c,105dを代表して上ガイド部105を用いて説明する場合もある。各上ガイド部105は、断面コ字形状の凹溝の開口側が略下向きに配置されている。
一方、図4に示すように、各ドラムカートリッジ9のクリーニング枠体27の上下端部には、それぞれ上下方向に突出した突起部27c,27dが設けられている。図2に示すように、下ガイド部102の装着方向手前側の凹溝にドラムカートリッジ9の突起部27cを摺動自在に嵌入して載せ、上ガイド部103の装着方向手前側の凹溝にドラムカートリッジ9の突起部27dを摺動自在に嵌入して係合させる。そして、ドラムカートリッジ9を上ガイド部103と下ガイド部102とに沿って図2の矢印F方向で示す挿入方向に移動させる。これによりドラムカートリッジ9を画像形成装置100本体内の所定位置に挿入装着することができる。
また、図2に示すように、各現像カートリッジ4の現像枠体31の上下端部には、それぞれ上下方向に突出した突起部31g,31hが設けられている。図2に示すように、下ガイド部104の装着方向手前側の凹溝に現像カートリッジ4の突起部31gを摺動自在に嵌入して載せ、上ガイド部105の装着方向手前側の凹溝に現像カートリッジ4の突起部31hを摺動自在に嵌入して係合させる。そして、現像カートリッジ4を上ガイド部105と下ガイド部104とに沿って図2の矢印F方向で示す挿入方向に移動させる。これにより現像カートリッジ4を画像形成装置100本体内の所定位置に挿入装着することができる。
このようにドラムカートリッジ9Y,9M,9C,9Kと、現像カートリッジ4Y,4M,4C,4Kとがそれぞれ独立して画像形成装置100本体に対して着脱可能に設けられている。各ドラムカートリッジ9のクリーニング枠体27(枠体)には、像担持体となる感光ドラム1a〜1dがそれぞれ回転可能に支持されている。各現像カートリッジ4には、現像手段となる現像装置15a〜15dがそれぞれ設けられている。
図2に示す画像形成装置100において、ドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4の装着方向上流側(図2の紙面手前側)を画像形成装置100の前側面側という。また、ドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4の装着方向下流側(図2の紙面奥側)を画像形成装置100の奥側面側という。
図1及び図2に示すように、四つずつのドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4は、全体として画像形成装置100本体の水平面に対して所定の角度傾斜した傾斜面に沿って併設されている。尚、個々のドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4については、それらの長手方向がそれぞれ水平方向に配置されている。
プロセスカートリッジを構成する各ドラムカートリッジ9には、電子写真感光体からなる像担持体となる感光ドラム1が設けられている。更に、該感光ドラム1の周囲に設けられた帯電手段となる帯電ローラ2が設けられている。更に、クリーニング手段となるクリーニング部材6が設けられている。感光ドラム1と帯電ローラ2とクリーニング部材6等の画像形成プロセス手段が各ドラムカートリッジ9に一体的に設けられている。また、各現像カートリッジ4には、現像剤担持体となる現像ローラ25と、現像ブレード35等の画像形成プロセス手段が一体的に配置されている。
帯電ローラ2は、図1の時計回り方向に回転する感光ドラム1の表面を一様に帯電させる。図1に示すドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4の下方には画像情報に基づいて感光ドラム1の表面に選択的な露光を行い、該感光ドラム1の表面に静電潜像を形成する像露光手段となるスキャナユニット3が設けられている。現像ローラ25は、感光ドラム1の表面に形成された静電潜像に対して現像剤(トナー)を供給してトナー像として現像して可視像化する。
一方、図1に示す画像形成装置100の下部には、記録材Sを収容した給送カセット17が着脱可能に装着されている。給送カセット17内に収容された記録材Sは、給送ローラ54により繰り出され、分離パッド19との協働により一枚ずつ分離給送される。給送ローラ54により給送された記録材Sは、搬送ローラ76により搬送されて、一旦停止したレジストローラ55のニップ部に先端部が当接し、該記録材Sの腰の強さにより斜行が補正される。
ドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4の上方には、各感光ドラム1の表面上に形成したトナー像が一次転写される中間転写手段となる中間転写ユニット5が設けられている。中間転写ユニット5には、駆動ローラ56、従動ローラ57及び二次転写内ローラ59により図1の反時計回り方向に回転移動可能に張架された中間転写ベルト14が設けられている。
中間転写ベルト14の内周面側には、該中間転写ベルト14を介在して各色の感光ドラム1の表面に対向する一次転写手段となる一次転写ローラ58が設けられている。二次転写内ローラ59には、中間転写ベルト14を介在して二次転写手段となる二次転写外ローラ69が対向して設けられている。
中間転写ベルト14の外周面は、各感光ドラム1の表面に対向して接するように図1の反時計回り方向に循環移動する。各一次転写ローラ58に一次転写電圧を印加することにより各感光ドラム1の表面に形成されたトナー像が中間転写ベルト14の外周面上に順次一次転写されて重畳される。
一方、所定のタイミングでレジストローラ55により記録材Sが中間転写ベルト14の外周面と二次転写外ローラ69との二次転写ニップ部に搬送される。そして、中間転写ベルト14の内周面側に配置された二次転写内ローラ59に所定の二次転写電圧を印加する。更に、中間転写ベルト14の外周面側に配置された二次転写外ローラ69に所定の二次転写電圧を印加する。これにより中間転写ベルト14の外周面上に担持されたトナー像が記録材Sに二次転写される。
中間転写ベルト14の外周面と二次転写外ローラ69との二次転写ニップ部においてトナー像が二次転写された記録材Sは、定着手段となる定着装置74に搬送される。定着装置74は、図1に示す画像形成装置100の上部に配置されている。定着装置74によりトナー像が記録材Sに熱定着された後、排出ローラ72により排出部75に排出される。
<画像形成動作>
図1に示す画像形成装置100による画像形成動作について説明する。先ず、各感光ドラム1を図1の時計回り方向に回転させ、帯電ローラ2により各感光ドラム1の表面を一様に帯電させる。その後、スキャナユニット3から画像情報に応じたレーザ光を出射して一様に帯電した感光ドラム1の表面に照射して選択的な露光を行う。これにより感光ドラム1の表面に静電潜像を形成する。各感光ドラム1の表面に形成された静電潜像に対して各色の現像装置15に設けられた現像ローラ25により現像剤(トナー)を供給してトナー像として現像する。これにより各感光ドラム1の表面に各色のトナー像が形成される。
各感光ドラム1の表面に各色のトナー像を形成する動作と同期してレジストローラ55により記録材Sを二次転写内ローラ59と二次転写外ローラ69とが中間転写ベルト14を介在して当接している二次転写ニップ部に搬送する。そして、二次転写外ローラ69に二次転写バイアス電圧を印加することで中間転写ベルト14の外周面上のトナー像を記録材Sに二次転写する。
トナー像が形成された記録材Sは、定着装置74に設けられた定着ローラと加圧ローラとにより挟持搬送される過程において加熱及び加圧されてトナー像が熱溶融し、記録材Sに熱定着される。その後、記録材Sは、排出ローラ72により挟持搬送されて排出部75に排出される。
感光ドラム1の表面に形成したトナー像が中間転写ベルト14に一次転写された後に、感光ドラム1の表面に残留した残留トナーは、クリーニング部材6により掻き取られて除去される。また、中間転写ベルト14の外周面に一次転写されたトナー像が記録材Sに二次転写された後に、中間転写ベルト14の外周面に残留した残留トナーは、クリーニング手段となるクリーニング部材26により掻き取られて除去される。
<ドラムカートリッジ>
次に、図3及び図4を用いて、本発明に係るカートリッジの一例となるドラムカートリッジ9の構成について説明する。図3は、ドラムカートリッジ9の構成を示す斜視説明図である。図4は、ドラムカートリッジ9の構成を示す断面説明図である。尚、図1及び図2に示すドラムカートリッジ9Y,9M,9C,9Kは、同一構成である。
本実施形態では、図2の矢印F方向で示すドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4の挿入方向において、挿入方向上流側(図2の紙面手前側)を画像形成装置100の手前側という。また、挿入方向下流側(図2の紙面奥側)を画像形成装置100の奥側という。
図3に示すように、ドラムカートリッジ9のクリーニング枠体27には、フランジ部18a,18bに設けられた軸受10,11により感光ドラム1が回転可能に支持されている。感光ドラム1の長手方向(軸線方向)の一端部側である軸受11側には、図3に示す駆動源となるモータ20からの回転駆動力が伝達されるドラムカップリング16が設けられている。
図4に示すように、感光ドラム1の周囲には、帯電ローラ2と、クリーニング部材6とが設けられている。クリーニング部材6は、ゴムブレードで形成された弾性部材7と、支持部材8とを有して構成されている。弾性部材7の先端部7aは、感光ドラム1の図4の矢印a方向で示す回転方向に対向するカウンタ方向に向かって該感光ドラム1の表面に当接されている。
これにより一次転写後に感光ドラム1の表面に残留した残留トナーは、弾性部材7の先端部7aにより掻き取られて除去される。クリーニング部材6により感光ドラム1の表面から除去された残留トナーは、クリーニング枠体27により形成された除去トナー室27a内に落下する。
クリーニング枠体27には、感光ドラム1の表面の一部を外部に露出させる開口27bが設けられている。このため除去トナー室27a内に収容された除去トナーが開口27bから外部に漏れることを防止するために一端部がクリーニング枠体27に支持された掬(すく)いシート21の先端部が感光ドラム1の表面に当接している。
図3に示すドラムカートリッジ9に回転可能に設けられる感光ドラム1には、ドラムカップリング16を介して図3に示す駆動源となるモータ20の回転駆動力が伝達される。制御手段となるCPU(Central Processing Unit;中央演算装置)22は、画像形成動作に応じてモータ20を制御して感光ドラム1を回転駆動する。帯電ローラ2は、軸受28を介してドラムカートリッジ9に回転可能に取り付けられており、加圧部材33により感光ドラム1の表面に向かって加圧されて感光ドラム1に従動回転する。
<現像カートリッジ>
次に、図5を用いて現像カートリッジ4の構成について説明する。図5は、現像カートリッジ4の構成を示す断面説明図である。図5に示す現像カートリッジ4の現像枠体31により形成されたトナー収容室31a内には、現像剤となるトナーが収容されている。
尚、図1及び図2に示す現像カートリッジ4Y内にイエロー色のトナーが収容される。また、現像カートリッジ4M内にマゼンタ色のトナーが収容される。また、現像カートリッジ4C内にシアン色のトナーが収容される。また、現像カートリッジ4K内にブラック色のトナーが収容される。各現像カートリッジ4は、内部に収容されるトナーの色が異なる他は同一構成である。
現像カートリッジ4の現像枠体31により形成された現像室31c内には、感光ドラム1の表面に接触して図5の矢印b方向に回転する現像ローラ25が回転可能に支持されている。更に、現像室31c内には、現像ローラ25の表面に接触して回転する供給ローラ34が回転可能に支持されている。更に、現像枠体31には、現像ローラ25の表面上に担持されたトナーの層厚を規制する現像ブレード35が支持されている。
トナー収容室31aと現像室31cとは、隔壁31dにより区画されており、該隔壁31dを貫通する開口31bが設けられている。開口31bを介してトナー収容室31aと現像室31cとが連通されている。トナー収容室31a内には、該トナー収容室31a内に収容されたトナーを撹拌搬送する搬送部材36が回転可能に支持されている。
トナー収容室31a内に収容されたトナーは、回転軸36aを中心に図5の時計回り方向に回転する搬送部材36により撹拌搬送されて開口31bから現像室31c内に搬送される。その後、図5の時計回り方向に回転する供給ローラ34によりトナーが現像ローラ25の表面上に供給される。現像ローラ25の表面上に担持されたトナーの層厚は、現像ブレード35により規制される。
現像室31cには、現像ローラ25の表面の一部を外部に露出させるための開口31fが設けられいる。このため現像室31c内のトナーが開口31fから漏れ出さないように、一端部が現像枠体31に支持されたシール部材23の他端部が現像ローラ25の表面に当接されている。シール部材23は、図5の矢印b方向で示す現像ローラ25の回転方向において、該現像ローラ25と感光ドラム1とが対向する現像位置よりも下流側に設けられている。一方、現像ブレード35は、前記現像位置よりも上流側に設けられている。
現像枠体31には、画像形成装置100本体側に設けられた図示しない付勢部材により付勢される付勢部31eが設けられている。更に、現像枠体31には、現像ローラ25と、供給ローラ34とのそれぞれの長手方向(軸線方向)の両側に図示しない現像奥軸受及び現像前軸受が設けられている。これらの現像奥軸受及び現像前軸受により現像ローラ25と、供給ローラ34とがそれぞれ現像枠体31に回転可能に支持されている。
<ドラムカートリッジ及び現像カートリッジの装着>
次に、図2を用いて、ドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4を画像形成装置100本体に挿入して装着する構成について説明する。図2に示すように、各ドラムカートリッジ9及び各現像カートリッジ4を画像形成装置100本体に設けられた各開口101内に挿入する。その際には、画像形成装置100の手前側(図2の紙面手前側)から図2の矢印F方向で示す各感光ドラム1の長手方向(軸線方向)と平行な方向に画像形成装置100の奥側(図2の紙面奥側)に向かって挿入する。
本実施形態では、ドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4の図2の矢印F方向で示す挿入方向上流側を画像形成装置100の手前側(図2の紙面手前側)という。また、挿入方向下流側を画像形成装置100の奥側(図2の紙面奥側)という。
図2に示すように、画像形成装置100本体に設けられる各開口101内の右上側には、各ドラムカートリッジ9に対応する第一のガイド部となる断面コ字形状の上ガイド部103が設けられている。各開口101内の右下側には、各ドラムカートリッジ9に対応する第二のガイド部となる断面コ字形状の下ガイド部102が設けられている。上ガイド部103と、下ガイド部102とは、それぞれ各ドラムカートリッジ9の図2の矢印F方向で示す挿入方向に沿って伸びた断面コ字形状のレール部材により構成される。
同様に、図2に示す画像形成装置100本体に設けられる各開口101内の左上側には、各現像カートリッジ4に対応する第三のガイド部となる断面コ字形状の上ガイド部105が設けられている。各開口101内の左下側には、各現像カートリッジ4に対応する第四のガイド部となる断面コ字形状の下ガイド部104が設けられている。上ガイド部105と、下ガイド部104とは、それぞれ各現像カートリッジ4の図2の矢印F方向で示す挿入方向に沿って伸びた断面コ字形状のレール部材により構成される。
<ドラム保護構成>
次に、図6乃至図8を用いて本発明の特徴となる感光ドラム1の表面にユーザが触れないように注意を喚起する構成について説明する。図6(a)は、ドラムカートリッジ9と現像カートリッジ4とが別体で構成された場合の感光ドラム1の表面の露出領域を示す断面説明図である。図6(b)は、ドラムカートリッジ9と現像カートリッジ4とが回動軸24を中心に回動可能に連結して一体的に構成された場合の感光ドラム1の表面の露出領域を示す断面説明図である。図6(a),(b)は、ドラムカートリッジ9、現像カートリッジ4をそれぞれ感光ドラム1の回転軸線方向から見た断面図である。
図7は、工場出荷時にドラムカートリッジ9のクリーニング枠体27に着脱可能に装着されたドラムカバー12及シール部材13の構成を示す断面説明図である。図8は、ユーザが感光ドラム1の表面に触れないように注意を喚起する接触禁止情報からなる取扱注意事項の情報13aをシール部材13に記載した様子を示す斜視説明図である。
図6(a)に示すように、ドラムカートリッジ9と現像カートリッジ4とが別体で構成された場合のドラムカートリッジ9では、感光ドラム1の表面が開口27bから大きく露出している。このため図2に示すように、ユーザがドラムカートリッジ9を把持して画像形成装置100本体に対して着脱操作する際に開口27bから大きく露出した感光ドラム1の表面にユーザが接触可能な構成となっている。
図6(a),(b)に示すように、感光ドラム1は円筒形の部材であり、開口27b,31fからそれぞれ外部に露出した感光ドラム1の表面のユーザが接触可能な領域Ra,Rbの大きさを感光ドラム1の回転中心cを中心とする扇形状の中心角θで表現する。
つまり、中心角θの領域とは、感光ドラム1の回転軸線方向から見た際に、中心角θに相当する円弧部分の領域である。その場合の該扇形状の中心角θを図6(a)に示すドラムカートリッジ9と現像カートリッジ4とが別体で構成された場合の領域Raの中心角をθaとする。また、図6(b)に示すドラムカートリッジ9と現像カートリッジ4とが一体的に構成された場合の領域Rbの中心角をθbとする。すると、前記中心角θa,θbは、θa>θbの関係となっている。
図2に示すように、ユーザがドラムカートリッジ9を把持して画像形成装置100本体に対して着脱操作する際に開口27bから露出した感光ドラム1の表面にユーザが接触すると、手脂等が感光ドラム1の表面に付着して画像弊害が発生するおそれがある。特に感光ドラム1の表面のユーザが接触可能な領域Raの中心角θaが180°以上(面積が感光ドラム1の円筒面全体の半分以上の面積を持つ領域)の場合は、ユーザが誤って感光ドラム1の表面に接触するおそれが高くなる。図6(a)に示すように、感光ドラム1の開口27bから露出する領域Raは、感光ドラム1を回転軸線方向から見た際の中心角θaに相当する円弧部分の領域であり、該中心角θaは、180°以上である。
図7に示すように、ユーザが感光ドラム1の表面に接触するのを防止するために、工場出荷状態のドラムカートリッジ9には、感光ドラム1の表面を覆うカバー部材となるドラムカバー12がクリーニング枠体27に取り外し可能に装着されている。図7に示すドラムカバー12は、感光ドラム1の表面の遮光、防塵及びユーザの接触を防止する役割を持つ。
クリーニング枠体27に取り付けられたドラムカバー12により、感光ドラム1の開口27bから露出する領域Raの少なくとも一部を覆う。感光ドラム1の開口27bから露出する領域Raの少なくとも一部は、ドラムカバー12(カバー部材)をクリーニング枠体27(枠体)から取り外した状態で開口27bから露出する領域Raである。これによりドラムカートリッジ9の工場出荷後からユーザがドラムカートリッジ9のクリーニング枠体27からドラムカバー12を取り外すまでは感光ドラム1の表面を保護することができる。
ユーザはドラムカートリッジ9のクリーニング枠体27からドラムカバー12を取り外した後、図2に示すように、ドラムカートリッジ9を把持して画像形成装置100本体の開口101に挿入して装着する。ユーザがドラムカートリッジ9を把持して画像形成装置100本体の開口101に挿入する際、ドラムカートリッジ9に設けられた感光ドラム1の開口27bから外部に露出した表面は、図6(a)に示すように、ドラムカバー12によって保護されていない。このためユーザが感光ドラム1の表面に接触する可能性がある。
ドラムカートリッジ9を装着する際に生じる上記リスクを低減するため、本実施形態では、図7及び図8に示すように、開口27bをカバーするようにクリーニング枠体27とドラムカバー12とにわたって可撓性を有するシート部材13が設けられている。このシート部材13は、感光ドラム1の長手方向全体を覆う幅をもち、一方側の端部がドラムカバー12に固着され、他方側の端部がクリーニング枠体27に対しては分離可能に接着されている。前記シート部材13は、ドラムカバー12を取り外す動作によって、クリーニング枠体27から分離してドラムカバー12と一体的に取り外される。
ここで、従来からカートリッジ使用前にユーザによって取り外される部品はオレンジ色で形成されていることが多い。そのため、本実施形態にあってもドラムカバー12はオレンジ色で形成されており、シート部材13もドラムカバー12と同系色の半透明色で形成されている。これにより、ユーザにシート部材13もカートリッジ使用前に取り外す部材であると認識させることができ、さらに、シート部材13とドラムカバー12が一体的に取り外されるものであるとユーザに示唆することができる。
また、シート部材13をクリーニング枠体27に対して分離可能に固定する手段として、本実施形態ではイージーピールフィルム等と呼ばれる多層構造のシート材を用いている。例えば、シート部材13をこの多層構造を有するシートとし、外側に露出する層にクリーニング枠体27と熱相溶性を有する材質を選択し、その他の層に凝集剥離、層間剥離、界面剥離等の剥離層により容易に剥離可能な構成を有する層を設ける。
クリーニング枠体27と熱相溶性がある最外層をクリーニング枠体27側に向けて設置して熱をかけると、熱相溶性がある層が溶けてシート部材13をクリーニング枠体27に溶着固定することができる。つまり、図7に示すように、シート部材13の表面のうち感光ドラム1に接触する面である第1面131の一部にクリーニング枠体27に溶着固定された接合面131aが設けられている。そして、このシート部材13は別途容易に剥離可能な層を有しているため、引き剥がし方向に力をかけると溶着した層とは別の層が剥離し、クリーニング枠体27からの容易に分離可能となる。
一方で、シート部材13の表面のうち第1面131の裏面である第2面132の一部にドラムカバー12に固定された接合面132aが設けられている。
なお、分離可能に固定する手段としては、その他にも、例えば図9(a)に示すように、シート部材13をクリーニング枠体27に熱溶着し、この溶着部近傍にドラムカバー12を取り外す方向D(シート引っ張り方向)とは略垂直に切り込み13bを設ける構成でもよい。この場合は、引っ張り時に前記切り込み13bに応力集中させてシート部材13を引き裂くことでクリーニング枠体27と分離することができる。また、切り込み13bの代わりに、図9(b)に示すように、ミシン目13cを設ける構成にしてもよい。この場合もドラムカバー12の取り外しによるシート部材13にかかる張力によってミシン目から分離することができる。このように切り込み13b、あるいはミシン目13cを設ける構成にあっては前述の容易に剥離可能な層は不要となる。
また、前記半透明のシート部材13には、図8に示すように、取扱注意事項の情報13aが印字(表示)されている。印字する情報13aとしては、ユーザが感光ドラム1に触れることを抑制する内容を印字する。例えば、「ドラムに触らないでください」、「Don't Touch」、「Prohibited from Contact」、あるいは感光ドラム1が緑色で構成されている場合は「緑色のローラに触らないでください」等、感光ドラム1への接触が好ましくないことをユーザに認識させる文字内容を印字する。印字する言語は日本語または英語に限るものではなく、多言語表記を行うことで広範囲の地域におけるユーザへの注意喚起が可能である。その他、感光ドラムへの接触が好ましくないことを認識させるようなイラストや感光ドラムへの接触禁止を印象づける記号等でユーザに注意喚起するようにしてもよい。
次に、ドラムカートリッジ9からドラムカバー12を取り外す際のシート部材13の挙動を図10の(a)、(b)、(c)に示す。図10の(a)、(b)、(c)はユーザがドラムカバー12を取り外し方向Dに移動させてドラムカートリッジ9から取り外す動作をステップ毎に表した図である。
図10(a)に示すように、ドラムカバー12が取り付けられたドラムカートリッジ9を使用開始にあたってドラムカバー12の把持部12aをもって矢印D方向に移動させてドラムカバー12を取り外す。このとき、図10(b)に示すように、シート部材13にはユーザがドラムカバー12を取り外す動作により張力Tがかかる。このとき、シート部材13は感光ドラム1に巻き付いた状態となっている。シート部材13のクリーニング枠体27への接合面131aに対するシート部材13のうち感光ドラム1と接触する箇所とクリーニング枠体27への接合面131aとの間の部分にかかる張力の方向(張力ベクトル)がなす角をθ27とする。一方、ドラムカバー12の接合面に対するシート部材13にかかる張力の方向がなす角をθ12とする。そして、クリーニング枠体側の角度θ27は鋭角となるように、ドラムカバー12側の角度θ12は鈍角になるように、それぞれ接着したシート部材13の端部を折り返しておく。特に、図7や図10(a)に示すように、ドラムカバー12が取り付けられた状態で、シート部材13は曲がっており、これにより接合面131aを覆う部分13dが設けられている。これにより角度θ27が鋭角になるようにしている。
上記のように、クリーニング枠体側の角度θ27を鋭角にすることにより、張力Tがピーリング力として働き、クリーニング枠体27からシート部材13を容易に分離することができる。また、ドラムカバー側の角度θ12を鈍角にすることにより、『シート部材13をクリーニング枠体27から分離するのに必要な力 < シート部材13をドラムカバー12から分離するのに必要な力』となり、シート部材13がクリーニング枠体27よりも先にドラムカバー12から分離してしまうことを防ぐことができる。つまり、ドラムカバー12をクリーニング枠体27から離していくと、シート部材13がドラムカバー12から分離することなくクリーニング枠体27から分離した状態となる。
このようにドラムカバー12をクリーニング枠体27から離していく際に、シート部材13がドラムカバー12から分離することなくクリーニング枠体27から分離した状態にする構成は、上述のシート部材13の端部の折り返し方向の設定だけに限定されない。例えば、接着剤や熱溶着等の接着手段によるシート部材13とクリーニング枠体27、ドラムカバー12のそれぞれとの接着領域の数や大きさ及び接着力を、異ならせてもよい。このような接着手段の接着領域の数や大きさ及び接着力の設定により、『シート部材13をクリーニング枠体27から分離するのに必要な力< シート部材13をドラムカバー12から分離するのに必要な力』となるようにしても良い。また、接着手段の接着領域の数や大きさ及び接着力の設定とシート部材13の端部の折り返し方向の設定を併用しても良い。
また、本実施形態のシート部材は半透明の部材であるため、前記ドラムカバー12を取り外すときに、図10(b)の破線で示すように、ドラムカートリッジ9からドラムカバー12を取り外す過程でユーザは感光ドラム1とシート部材13を重ねて視認可能である。そして、シート部材13には取扱注意事項の情報13aが記載されているため、感光ドラム1を視認するときに、前記情報13aが同時に目に入る。これにより、前記情報13aが感光ドラム1に関するものであること及び感光ドラムへの接触が好ましくないことをユーザに認識させることができ、感光ドラム1に接触するリスクを低減することができる。
なお、本実施形態にあってはシート部材13を介して感光ドラム1が視認できるように、シート部材13を半透明の部材で構成したが、透明なシート部材に前記情報を記載したものでもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、感光ドラム1の取扱注意事項の情報13aが印字された透明または半透明のシート部材13をドラムカートリッジ9のドラムカバー12とクリーニング枠体27に渡って設置することで、感光ドラム1への接触が好ましくないことをユーザに認識させることができる。この構成により、従来のドラムカバー構成と比較し、ユーザが感光ドラム1に接触するリスクをより低減したカートリッジをユーザに提供することができる。
前記シート部材13がない場合は、ユーザがドラムカバー12を取り外すときに開口27bから露出した感光ドラム1に接触する可能性があるが、本実施形態にあってはシート部材13が設けられているために、ドラムカバー12を取り外すときの感光ドラムへの接触可能性をより低減することができる。
そして、前記シート部材はドラムカバー12を取り外すときに、シート部材13はクリーニング枠体から容易に分離し、ドラムカバー12と一体となって取り外すことができる。
<変形例>
次に変形例について図11、図12を用いて説明する。図11は、ドラムカートリッジ9を感光ドラム1の回転軸線方向から見た断面図である。本変形例では、シート部材13とクリーニング枠体27との接合面131aの、シート部材13とドラムカバー12との接合面132aの面積を異ならせている。これによって『シート部材13をクリーニング枠体27から分離するのに必要な力< シート部材13をドラムカバー12から分離するのに必要な力』となるように設定している。具体的には、感光ドラム1の回転軸線方向から見た時の接合面131a、132aの幅をそれぞれWa、Wbとすると、WaがWbよりも小さくなるようにしている。これにより、接合面131aの面積を接合面132aの面積よりも小さくしている。
また、図11に示すように、接合面132aはシート部材13の第1面131に設けている。このようにした場合、張力Tがシート部材13にかかる時、シート部材13の接触部13eがドラムカバー12と接触するので、接合面132aと接合面132aにかかる張力Tの方向とがなす角度θ12を鈍角とすることができる。
図12はドラムカバー12が取り付けられたドラムカートリッジ9の斜視図である。図12に示すように、本変形例では、シート部材13のクリーニング枠体27との接合面131aが設けられた側に切欠部13fを設け、クリーニング枠体27の一部を露出させている。通常、ユーザがドラムカバー12を取り外す時は、ユーザの一方の手でクリーニング枠体27を他方の手でドラムカバー12を持って、ドラムカバー12及びシート部材13をクリーニング枠体27から取り外す。この時、クリーニング枠体27を持つ一方の手がシート部材13に触れてしまうと、シート部材13をクリーニング枠体27から取り外しにくくなる虞があり、場合によっては、ユーザがクリーニング枠体27を持ち直さなければならない可能性がある。そこで、シート部材13に切欠部13fを設け、クリーニング枠体27の一部27cを露出させることで、クリーニング枠体27を持つ一方の手がシート部材13に触にくくしている。これにより、シート部材13をクリーニング枠体27から取り外しにくくなることを抑制し、ユーザビリティを向上させることができる。
1 …感光ドラム
9 …ドラムカートリッジ
12 …ドラムカバー
12a …把持部
13 …シート部材
13a …情報
13b …切り込み
13c …ミシン目
27 …クリーニング枠体
27b …開口

Claims (12)

  1. 画像形成装置の本体に対して着脱可能なカートリッジであって、
    枠体と、
    前記枠体に回転可能に支持された感光体と、
    前記枠体に設けられ、前記感光体を露出させる開口と、
    前記開口の少なくとも一部をカバーするように、前記枠体に取り外し可能に取り付けられたカバー部材と、
    取扱注意事項の情報が表示された可撓性のシート部材であって、一方側が前記カバー部材に取り付けられ、他方側は前記枠体に対して分離可能に取り付けられたシート部材と、
    を有することを特徴とするカートリッジ。
  2. 前記シート部材は透明又は半透明の部材であり、前記カバー部材を前記枠体から取り外すときに前記シート部材を前記感光体に重ねることが可能であることを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
  3. 前記カバー部材を前記枠体から取り外すときに前記シート部材にかかる張力の方向は、前記シート部材の前記枠体への接合面に対する前記シート部材にかかる張力の方向が鋭角となり、前記シート部材の前記カバー部材への接合面に対する前記シート部材にかかる張力の方向が鈍角となるように、前記シート部材が前記枠体及び前記カバー部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカートリッジ。
  4. 前記シート部材は、剥離層により前記枠体と剥離可能に接着されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  5. 前記シート部材は前記枠体との接合面の近傍において、ミシン目又は切り込みが設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  6. 前記取扱注意事項の情報は、ユーザが前記感光体に触れないように注意を喚起する接触禁止情報であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  7. 前記取扱注意事項の情報は、少なくとも文字、記号、イラストのうちの何れか一つが印字されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  8. 前記感光体は円筒形の部材であり、前記感光体の前記開口から露出する領域は、前記感光体を回転軸線方向から見た際の中心角θaに相当する円弧部分の領域であり、前記中心角θaは180°以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  9. 前記カバー部材を前記枠体から離していくと、前記シート部材が前記カバー部材から分離することなく前記枠体から分離した状態となることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  10. 前記シート部材は、第1面と、第1面の裏面である第2面と、を備え、前記シート部材の前記第1面が前記カバー部材に接合され、前記シート部材の前記第2面が前記枠体に接合されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  11. 前記カバー部材が前記枠体に取り付けられた状態で、前記シート部材は曲がっており、前記シート部材と前記枠体との接合面を覆う部分が存在することを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  12. 前記シート部材は前記枠体の一部を露出させる切欠部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載のカートリッジ。
JP2017034481A 2016-05-11 2017-02-27 カートリッジ Active JP6932521B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/586,025 US10152021B2 (en) 2016-05-11 2017-05-03 Cartridge that reduces contact with photosensitive member

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016095013 2016-05-11
JP2016095013 2016-05-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017207731A true JP2017207731A (ja) 2017-11-24
JP6932521B2 JP6932521B2 (ja) 2021-09-08

Family

ID=60415655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017034481A Active JP6932521B2 (ja) 2016-05-11 2017-02-27 カートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6932521B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020144191A (ja) * 2019-03-05 2020-09-10 キヤノン株式会社 カートリッジの再生産方法およびカートリッジ

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6113866U (ja) * 1984-06-29 1986-01-27 株式会社リコー 感光体カ−トリツジ
JPS6319664A (ja) * 1986-07-11 1988-01-27 Seiko Epson Corp プロセスユニツト
JPH0683187A (ja) * 1992-07-15 1994-03-25 Fujitsu Ltd トナー補給カートリッジ
JPH0863081A (ja) * 1994-08-22 1996-03-08 Canon Inc プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH1026856A (ja) * 1996-07-12 1998-01-27 Ricoh Co Ltd 現像ユニット着脱用装置
JP2005037463A (ja) * 2003-07-16 2005-02-10 Seiko Epson Corp プロセスカートリッジ
JP2014067007A (ja) * 2012-09-10 2014-04-17 Canon Inc 現像剤収納容器、現像剤収納ユニット、プロセスカートリッジ、画像形成装置
US20150355580A1 (en) * 2014-06-05 2015-12-10 Clover Technologies Group, Llc Leak barrier for developer cartridge

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6113866U (ja) * 1984-06-29 1986-01-27 株式会社リコー 感光体カ−トリツジ
JPS6319664A (ja) * 1986-07-11 1988-01-27 Seiko Epson Corp プロセスユニツト
JPH0683187A (ja) * 1992-07-15 1994-03-25 Fujitsu Ltd トナー補給カートリッジ
JPH0863081A (ja) * 1994-08-22 1996-03-08 Canon Inc プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH1026856A (ja) * 1996-07-12 1998-01-27 Ricoh Co Ltd 現像ユニット着脱用装置
JP2005037463A (ja) * 2003-07-16 2005-02-10 Seiko Epson Corp プロセスカートリッジ
JP2014067007A (ja) * 2012-09-10 2014-04-17 Canon Inc 現像剤収納容器、現像剤収納ユニット、プロセスカートリッジ、画像形成装置
US20150355580A1 (en) * 2014-06-05 2015-12-10 Clover Technologies Group, Llc Leak barrier for developer cartridge

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020144191A (ja) * 2019-03-05 2020-09-10 キヤノン株式会社 カートリッジの再生産方法およびカートリッジ
JP7267781B2 (ja) 2019-03-05 2023-05-02 キヤノン株式会社 カートリッジの再生産方法およびカートリッジ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6932521B2 (ja) 2021-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009288325A (ja) 駆動力伝達装置、及びカートリッジ
US9785086B2 (en) Developer container, developing device, process cartridge, and image forming apparatus
JP2004170904A (ja) 像担持体ユニット及び画像形成装置
JP6932521B2 (ja) カートリッジ
US10152021B2 (en) Cartridge that reduces contact with photosensitive member
JP2017191163A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US9785087B2 (en) Developer container, developing apparatus, process cartridge, and image forming apparatus
JP5397616B2 (ja) 現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置
JP2006023340A (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2011215434A (ja) 現像剤収納容器、現像装置、及び、画像形成装置
JP2007214676A (ja) 画像形成装置
JP2009115973A (ja) 現像装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ
JP2009175521A (ja) シールシャッタ機構
JP6579772B2 (ja) 現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP2001305827A (ja) 画像形成装置
EP4059858A1 (en) Packaging box
JP6525662B2 (ja) 現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP7309547B2 (ja) 現像ユニット及びプロセスカートリッジ
JP6024548B2 (ja) 現像ユニット、作像ユニットおよび画像形成装置
JP2011221176A (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジ
JP2010009023A (ja) 巻き取り部材、カートリッジ、及びカートリッジの組み立て方法
JPH08272281A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2019168582A (ja) 現像装置およびこれを用いたプロセスカートリッジ並びに画像形成装置
JP2020091326A (ja) 現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH11305613A (ja) 電子写真式画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210720

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210818

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6932521

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151