JP2020091326A - 現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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秀一 呉服
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秀樹 角田
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悠 秋葉
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Abstract

【課題】 封止部材の折り返し部に現像剤が入り込むことを抑制すること。【解決手段】 現像剤容器が、現像剤を収納する現像剤収納室および現像剤を排出するための開口を備える枠体と、現像剤収納室の内部に設けられた回転部材と、開口を覆う封止部材と、回転部材に取り付けられた押圧部材と、を有する。封止部材は、回転部材に取り付けられる第一の被取付け部と、枠体に取り付けられる第二の被取付け部と、を有する。第二の被取付け部は、回転部材の回転によって前記枠体から取り外される。封止部材は、第一の被取付け部と第二の被取付け部の間に折り返し部が形成されるように折り返される。回転部材は、押圧部材が封止部材を押圧する押圧位置で停止される。回転部材が押圧位置にある時、折り返し部と第一の被取付け部との間の部分は、折り返し部と第二の被取付け部の間の部分に向けて押圧される。【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真画像形成装置(画像形成装置)と、それに用いられる現像剤容器、現像装置、及びプロセスカートリッジに関するものである。
電子写真画像形成装置(画像形成装置)とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成する装置である。画像形成装置の例としては、電子写真複写機、電子写真プリンタ(LEDプリンタ、レーザビームプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が挙げられる。
現像剤容器とは、画像形成に用いられる現像剤を収納したものである。現像剤容器は、画像形成装置の装置本体に対して着脱可能に構成されることもある。
現像装置とは、電子写真感光体(感光体)に作用する現像手段を備えるものである。現像装置は、画像形成装置の装置本体に対して着脱可能に構成されることもある。
プロセスカートリッジとは、感光体と、感光体に作用するプロセス手段とを有するカートリッジである。プロセス手段の例としては、現像手段、帯電手段、クリーニング手段などが挙げられる。カートリッジは画像形成装置の装置本体に対して着脱可能に構成される。このカートリッジ方式によれば、画像形成装置のメンテナンスを、カートリッジを交換することで行うことができる。
特許文献1には、現像剤を収納する現像剤室と、現像剤室に連通する開口が形成された枠体を備える現像ユニットが開示されている。開口は、封止部材によって封止されている。封止部材は、現像剤室に配置された回転部材によって剥離される。特許文献1には、小さな力で封止部材を剥離するため、封止部材を折り返して引っ張るときに、その引っ張り方向を変えることが開示されている。
特開2014−66967号公報
封止部材の折り返し部に現像剤が入り込むと、封止部材を剥離するときに、大きな力が必要になる場合がある。このため、封止部材の折り返し部に現像剤が入り込むことを抑制することが好ましい。
本発明の目的は、封止部材の折り返し部に現像剤が入り込むことを抑制することである。
上記課題を解決するため、本出願に係る発明の一つは以下のようなものである。現像剤を収納する現像剤収納室を備える枠体であって、前記現像剤収納室から前記現像剤を排出するための開口を備える枠体と、前記現像剤収納室の内部に設けられた回転部材と、前記開口を覆う封止部材であって、前記回転部材に取り付けられる第一の被取付け部と、前記枠体に取り付けられる第二の被取付け部と、を有し、前記第二の被取付け部が前記回転部材の回転によって前記枠体から取り外されるように構成された封止部材と、前記回転部材に取り付けられた押圧部材と、を有し、前記封止部材は、前記第一の被取付け部と前記第二の被取付け部の間に折り返し部が形成されるように折り返され、前記回転部材は、前記押圧部材が前記封止部材を押圧する押圧位置で停止され、前記回転部材が前記押圧位置にある時、前記折り返し部と前記第一の被取付け部との間の部分は、前記折り返し部と前記第二の被取付け部の間の部分に向けて押圧されることを特徴とする現像剤容器。
以上説明したように、本発明によれば、封止部材の折り返し部に現像剤が入り込むことを抑制することができる。
実施例に係る封止部材を説明する断面図である。 実施例に係る画像形成装置の断面図である。 実施例に係るプロセスカートリッジの断面図である。 現像ユニットの斜視図である。 実施例に係るトナー搬送ユニットを説明する断面図である。 実施例に係るトナー搬送ユニットを説明する断面図である。 実施例に係るトナー収納室の内部を示す分解斜視図である。 実施例に係る本トナー搬送ユニットを駆動する構成を説明する側面図である。 比較例に係る現像ユニットの断面図である。 比較例に係る現像ユニットの断面図である。 実施例に係る押圧部材が封止部材を押圧する状態を示す模式図である。
[実施例1]
以下に図面を参照して本発明の構成を例示する。なお、原則として、本実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件などにより適宜変更されるべきものである。
また、特に断りのない限り、本実施例において、上下とは鉛直方向(重力方向)における上下を指す。また、鉛直方向とは、本発明が適用される装置等が使用されるときの鉛直方向である。また、原則として、各図面は本発明が適用される装置等が使用されるときの姿勢に基づいて描かれている。
<画像形成装置の全体構成>
電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置という。)100の全体構成について、図2を用いて説明する。図2は、本実施例に係る画像形成装置100の断面図である。
図2に示すように、画像形成装置100は、装置本体101と、装置本体101に着脱可能な4個のプロセスカートリッジ70(70Y,70M,70C,70K)を有する。
プロセスカートリッジ70(70Y,70M,70C,70K)は、ドラムユニット26(26a,26b,26c,26d)と、現像装置としての現像ユニット4(4a,4b,4c,4d)と、を有する。ドラムユニット26は、感光ドラム1(1a,1b,1c,1d)と、帯電ローラ2(2a,2b,2c,2d)、及びクリーニング部材6(6a,6b,6c,6d)を有する。現像ユニット4は、現像ローラ25(25a,25b,25c,25d)を有する。
感光ドラム1は、静電潜像を担持するための像担持体である。帯電ローラ2は、感光ドラム1の表面を帯電する帯電部材である。現像ローラ25は、現像剤としてのトナーを担持し、感光ドラム1に形成された静電潜像を、トナーによって現像するための現像剤担持体である。感光ドラム1に形成された静電潜像は、現像ローラ25に担持されたトナーによって可視像化され、感光ドラム1にトナー像が形成される。クリーニング部材6は、感光ドラム1に形成されたトナー像が記録媒体Sに転写された後に、感光ドラム1に残留したトナーを除去するものである。
また、プロセスカートリッジ70の下方には画像情報に基づいて感光ドラム1に選択的な露光を行い、感光ドラム1に静電潜像を形成するための露光装置(スキャナユニット)3が設けられている。
装置本体101の下部には記録媒体Sを収納したカセット17が装着されている。カセット17内の記録媒体Sは、給送ローラ54によって給送される。装置本体101は、給送された記録媒体Sを搬送する搬送ローラ対76、感光ドラム1に形成される潜像と記録媒体Sとの同期を取るためのレジストローラ対55、2次転写ローラ69を有する。
プロセスカートリッジ70(70Y,70M,70C,70K)の上方には各感光ドラム1(1a、1b、1c、1d)上に形成したトナー像が転写される中間転写ユニット5が設けられている。中間転写ユニット5は、転写ベルト9を有する。中間転写ユニット5は、転写ベルト9を駆動する駆動ローラ56、従動ローラ57を有する。中間転写ユニット5は、各感光ドラム1(1a、1b、1c、1d)に対向する位置に1次転写ローラ58(58a、58b、58c、58d)を有する。中間転写ユニット5は、2次転写ローラ69に対向する位置に対向ローラ59を有する。
画像形成動作において、感光ドラム1は、回転させられ、帯電ローラ2によって帯電される。そして、感光ドラム1がスキャナユニット3によって露光される。これによって、感光ドラム1に静電潜像が形成される。その静電潜像を現像ローラ25によって現像する。これによって、各感光ドラム1に各色トナー像が形成される。
転写ベルト9は各感光ドラム1(1a、1b、1c、1d)に接するように循環移動(矢印A方向)する。1次転写ローラ58(58a、58b、58c、58d)に電圧が印加されることにより、感光ドラム1から転写ベルト9上にトナー像が転写される(一次転写)。
一方、レジストローラ対55が、対向ローラ59と2次転写ローラ69とが転写ベルト9を挟んで対向する2次転写位置に、記録媒体Sを搬送する。そして、対向ローラ59と2次転写ローラ69に電圧が印加されることにより、転写ベルト9のトナー像が記録媒体Sに転写される。これによって、記録媒体Sにカラー画像が形成される。
カラー画像が形成された記録媒体Sは、定着部74によって加熱、加圧されてトナー像が定着される。その後、記録媒体Sは、排出ローラ72によって排出部75に排出される。尚、定着部74は、装置本体101の上部に配置されている。
<プロセスカートリッジ>
次に本発明を実施したプロセスカートリッジ70について、図3、図4を用いて説明する。図3はプロセスカートリッジ70の断面図である。図4は現像ユニット4の斜視図である。
なお、イエロー色のトナーを収納したカートリッジ70Y、マゼンタ色のトナーを収納したカートリッジ70M、シアン色のトナーを収納したカートリッジ70C、ブラック色のトナーを収納したカートリッジ70Kは同一構成である。
プロセスカートリッジ70は、装置本体101に対して、感光ドラム1の軸線方向に沿って装着される。本実施例において、感光ドラム1の軸線方向、現像ローラ25の軸線方向、後述するトナー搬送ユニット36の軸線方向は同一方向(平行)である。
図3に示すように、感光ドラム1の周囲には、帯電ローラ2、クリーニング部材6が配置されている。感光ドラム1、帯電ローラ2、クリーニング部材6は、ドラム枠体27に支持される。
クリーニング部材6は感光ドラム1に当接する弾性部材7と、支持部材8を含む。クリーニング部材6によって感光ドラム1表面から除去された残留トナーは除去トナー室27aに落下する。
ドラムユニット26には、装置本体101に備えられた駆動モータ(不図示)の駆動力が伝達される。これにより、感光ドラム1が画像形成動作時に回転される。帯電ローラ2は感光ドラム1に向かって加圧され、感光ドラム1によって従動回転される。
図3に示すように、現像ユニット4はドラムユニット26と結合される。現像ユニット4は、バネ38によって押され、回転中心13の周りに回転する。これにより、現像ローラ25が感光ドラム1に押圧される。
現像ユニット4は、感光ドラム1と接触して矢印B方向に回転する現像ローラ25と、現像ローラ25を支持する現像枠体31を有する。図4に示すように、現像ローラ25は、現像枠体31の両側にそれぞれ取り付けられた現像軸受12、現像軸受13を介して、現像枠体31に回転可能に支持されている。つまり、現像軸受12、現像軸受13は現像枠体31の一部であるということもできる。なお、プロセスカートリッジ70の装着方向において、現像軸受12は現像枠体31の下流側、現像軸受13は現像枠体31の上流側に位置される。
現像ユニット4は、現像ローラ25に接触して、現像ローラ25にトナーを供給する供給部材しての供給ローラ34を有する。供給ローラ34は矢印C方向に回転する。現像ユニット4は、現像ローラ25に担持されたトナー層の厚みを規制するための現像ブレード(規制部材)35を有する。現像ユニット4は、現像枠体31と現像ローラ25の間からトナーがもれることを防止するため、現像ローラ25に当接する封止シート20を有する。
現像枠体31には、トナーを収納するための現像剤収納室としてのトナー収納室31aと、現像ローラ25、供給ローラ34が配置される現像室31bが備えられる。現像枠体31には、トナー収納室31aに収納されたトナーを排出するための開口31cが備えられる。トナー収納室31aと現像室31bは、開口31cによって連通される。具体的には、現像枠体31の内部に、トナー収納室31aと現像室31bを仕切る仕切り壁が設けられる。開口31cはこの仕切り壁に備えられている。
ここで、本実施例において、トナーを収納するため容器をトナー容器(現像剤容器)と呼ぶ。本実施例において、トナー容器は現像ユニット4の一部であり、現像枠体31、後述するトナー搬送ユニット36、封止部材80を有する。
<トナー搬送ユニット>
図5、図6を用いて、本実施例に係るトナー搬送ユニット(現像剤搬送ユニット)36について説明する。図5、図6は、本実施例に係るトナー搬送ユニット36を説明する断面図である。
現像枠体31のトナー収納室31aの内部には、トナー搬送ユニット36が設けられている。トナー搬送ユニット36は、トナー収納室31aに収納されたトナーを撹拌し、開口31cを通じて現像室31bに搬送する。搬送されたトナーは、供給ローラ34、現像ローラ25に供給される。
図5に示すように、トナー搬送ユニット36は、回転可能な回転部材としての撹拌軸36aと、撹拌軸36aに取り付けられ、撹拌軸36aと共に回転するシート部材36bを有する。撹拌軸36aは、装置本体101から伝達される駆動力によって回転される。
次に、現像ユニット4のトナー搬送について説明する。図5に示すように、画像形成動作時には、トナー搬送ユニット36は矢印H方向に回転する。シート部材36bは、トナー収納室31aの内壁に当接して、撓んだ状態で移動する。トナー搬送ユニット36が回転するとシート部材36bによってトナー200が押されて移動する。
さらにトナー搬送ユニット36が回転すると、シート部材36bによってトナーが持ち上げられる。そして、シート部材36bの撓みが解放され、シート部材36bは開口31cに向かって跳ね上げられる。そして図6に示すように、シート部材36bが、開口31cが備えられた仕切り壁に衝突する。このとき、シート部材36bに搬送されていたトナー200は、現像室31b内に供給される。そして、トナー200が供給ローラ34へと搬送される。その際、一部のトナーはトナー収納室31a内部に落下してトナー収納室31aの底部に溜まり、再び元の状態へ戻る。このサイクルを繰り返すことによって、トナーの撹拌、及び搬送が行われる。
現像室31bの内部の供給ローラ34へ供給されたトナーは、現像ローラ25に供給される。
<封止部材>
図1用いて、封止部材80について説明する。図1は、本実施例に係る封止部材80を説明する断面図である。図1は、現像ユニット4が使用される前の状態を示している。
プロセスカートリッジ70が生産されてから、プロセスカートリッジ70の使用が開始されるまでの間、トナー200をトナー収納室31aに閉じ込めておくため、封止部材80が開口31cを覆い、封止している。
封止部材80の一端80bは、現像枠体31の開口31cを封止するように、現像枠体31に取り付けられ、固定されている。より具体的には、封止部材80cの一端80bは、開口31cを取り囲むように、仕切り壁に対して接合(固定)されている。封止部材80cが接合される部分を、接合部31dと呼ぶ。接合部31dは、開口31cの周囲を取り囲むように形成されている。接合部31dにおける固定方法として、熱溶着(いわゆるヒートシール方式)を用いているが、超音波溶着や両面テープなどの固定方法を用いてもよい。
一方、封止部材80の他端80aは、撹拌軸36aに取り付けられ、固定されている。つまり、封止部材80はトナー搬送ユニット36の一部ともいえる。また、撹拌軸36aは、封止部材80を開封(剥離)するための開封部材、もしくは剥離部材であるともいえる。
言い換えれば、封止部材80の他端80aは、撹拌軸36aに取り付けられる第一の被取付け部80aである。封止部材80の一端80bは、現像枠体31に取り付けられる第二の被取付け部80bである。
プロセスカートリッジ70が使用されるとき、トナー収納室31a内の撹拌軸36aがH方向に回転することにより、封止部材80の一端80bが現像枠体31から剥離され、取り外される。これにより、開口31cが開かれる。封止部材80が剥離されることにより、トナー搬送ユニット36が、トナー収納室31aから現像室31bへトナーを搬送することができる。
なお、現像枠体31には、封止部材80を剥離する力によって、開口31cの位置が変わるような大きな変形が生じない材質を用いている。例えば、ポリスチレン系樹脂が使用される。
図1に示すように、封止部材80が接合部31dから剥離し易くするため、封止部材80は折り返し部81が形成されるように折り返されている。この折り返し部81は、撹拌軸36aの回転軸線方向に直交する方向において、封止部材80の一端80bと他端80aの間に形成される。封止部材80は、折り返し部81が形成された状態で撹拌軸36aによって移動され、剥離される。なお、封止部材80は、図1において開口31cの上側に位置する接合部30dから剥離されたのち、開口31cの下側に位置する接合部30dから剥離される。
<トナー搬送ユニットを駆動する構成>
図7、図8を用いて、トナー搬送ユニット36を駆動する構成について説明する。図7は、本実施例に係るトナー収納室31aの内部を示す分解斜視図である。図8は、本実施例に係るトナー搬送ユニット36を駆動する構成を説明する側面図である。
図7に示すように、撹拌軸36aには、撹拌軸36aを駆動する駆動ギアとしての軸駆動ギア79が取り付けられる。軸駆動ギア79は、撹拌軸36aの回転軸線方向(長手方向)の一端側に連結されている。具体的には、トナー搬送ユニット36を現像枠体31へ組み付けた後、軸駆動ギア79と撹拌軸36aが連結される。
図8に示すように、軸駆動ギア79にはギア列が連結される。ギア列には、現像ローラ25を駆動するための第一のギアとしての現像ギア84、供給ローラ34を駆動する第二のギアとしての供給ギア83が含まれている。供給ギア83は、供給ローラ34の軸に取り付けられている。現像ギア84aは、現像ローラ25の軸に取り付けられている。
本実施例においては、装置本体101によって供給ギア83が駆動される。駆動力は、供給ギア83から現像ギア84に伝達される。さらに、駆動力は現像ギア84から、第1中間ギア85a、第2中間ギア85bに伝達される。第2中間ギア85bによって、軸駆動ギア79が駆動される。つまり、軸駆動ギア79、供給ギア83、現像ギア84と(間接的に)連結されている。
軸駆動ギア79、供給ギア83、現像ギア84、第1中間ギア85a、第2中間ギア85bは、現像軸受12もしくは現像枠体31に支持される。
<折り返し部へトナーが侵入したときの影響>
図9、図10を用いて、折り返し部へトナーが侵入したときの影響について説明する。図9は、図10は、比較例に係る現像ユニットの断面図である。比較例の構成は、本実施例に係るトナー搬送ユニット36から、後述する可撓性シート82を省略した構成である。
図9に示すように、封止部材80は、トナー収納室31aの内部に配置され、折り返し部81が形成されるように折り返されている。
封止部材80の一端80b側は開口31cの周りに固定され、他端80a側は撹拌軸36aに固定される。ここで、封止部材80の一端80b側と他端80a側の間の中間部分は規制されていないため、この部分に撓みが発生する可能性がある。
図10に示すように、折り返し部81の近傍が撓むと、撓んだ箇所にトナー200が侵入する場合がある。つまり、折り返し部81がトナー200によって広げられた状態になる。折り返し部81へのトナー200の侵入は、例えば、プロセスカートリッジ70を運搬する時の振動などによって起きる。
トナー200が折り返し部81に侵入していない場合、封止部材80は、図9のD方向に向かって引っ張られる。つまり、封止部材80を約180°に折り返した状態で剥がすことができる。したがって、封止部材80の剥離力を小さくすることができる。
それに対して、図10に示すように、折り返し部81にトナー200が侵入した状態では、封止部材80を剥離する方向は、前述のD方向と同方向にすることができず、封止部材80の剥離力が大きくなる。
封止部材80の剥離力が大きくなると、トナー搬送ユニット36の回転負荷が大きくなる。トナー搬送ユニット36の回転負荷が大きくなると、トナー搬送ユニット36を駆動する装置本体101のモータの負荷が増大する。その為、例えばモータを大型化することによるコストアップに繋がる場合がある。
<折り返し部へのトナーの侵入防止>
図1、図11を用いて、折り返し部81へのトナーの侵入を防止する構成について説明する。図11は、本実施例に係る押圧部材(後述する可撓性シート82)が封止部材80を押圧する状態を示す模式図である。
前述した比較例の構成では、封止部材80は折り返し部81が広がる方向へ移動することができた。そこで、本実施例では、封止部材80を押圧部材としての可撓性シート82で押圧することで、折り返し部81が広がることを規制し、トナーが折り返し部81に入り込むことを抑制した。
図1に示すように、本実施例において、トナー搬送ユニット36は可撓性シート82を有する。可撓性シート82が封止部材80を押圧する位置を、撹拌軸36aの押圧位置と呼ぶ。プロセスカートリッジ70が使用される前、撹拌軸36aは、押圧位置に位置した状態で停止されている。
図1、図11に示すように、撹拌軸36aが押圧位置にある時、折り返し部81と封止部材80の他端80aの間の部分は、折り返し部81と封止部材80の一端80bの間の部分に向けて、可撓性シート82によって押圧される。これにより、折り返し部81が開く方向に移動することが規制される。
図1、図11に示すように、可撓性シート82は、撹拌軸36aに取り付けられている。可撓性シート82は、回転方向Hについて、封止部材80の上流側に配置されている。可撓性シート82は、回転方向Hの下流側に向けて、封止部材80を押圧する。
なお、構成を分かりやすくするため、図11は封止部材80と可撓性シート82の間に隙間があるように描かれているが、実際は少なくとも可撓性シート82の先端は、封止部材80に当接している。同様に、折り返し部81と封止部材80の他端80aの間の部分と、折り返し部81と封止部材80の一端80bの間の部分も、実際は当接している。
本実施例において、折り返し部81と封止部材80の他端80aの間の部分と、折り返し部81と封止部材80の一端80bの間の部分は、開口31cが備えられる仕切り壁と可撓性シート82の間に挟まれる。つまり、可撓性シート82を用いることにより、折り返し部81と封止部材80の他端80aの間の部分と、折り返し部81と封止部材80の一端80bの間の部分とを、仕切り壁に押し付けることができる。ただし、可撓性シート82を短くし、折り返し部81と封止部材80の他端80aの間の部分のみを押すようにしても、折り返し部81が開かれるのを抑制することができる。
撹拌軸36aがトナー収納室31a内に組みつけられる際、可撓性シート82が封止部材80を開口31cに押圧する位置に位置する。封止部材80を可撓性シート82により開口31cに押圧することで、封止部材80が開口31cから離れる方向への動きを規制することができる。封止部材80が開口31cと離れないようにすることで、折り返し部81が開く方向への動きを規制することができる。従って、折り返し部81へのトナー200の侵入を防止することができる。
撹拌軸36aが回転すると、封止部材80は接合部31dから図1の矢印E方向に引き剥がされる。矢印E方向に引き剥がすことで、接合部31dから封止部材80を引き剥がす角度を約180°方向に近づけることができるため、剥離力を低減することができる。
ここで、可撓性シート82は、トナー200を搬送するシート(トナー200を撹拌する撹拌部材)であってもよい。
また、可撓性シート82の曲げ弾性係数は、封止部材80の曲げ弾性係数よりも高い。こうすることで、押圧した際、封止部材80が開口31cから離れる方向へ動くことを確実に規制できる。つまり、可撓性シート82と封止部材80のそれぞれの材質や形状は、曲げ弾性係数が上記の関係を満たすような材質、形状とされる。
また、可撓性シート82の固定されていない先端側は、撹拌軸36aから開口31cの距離より長いことが望ましい。言い換えれば、撹拌軸36aの回転軸線に直交する方向において、可撓性シート82の先端と撹拌軸36aの間の距離は、撹拌軸36aと開口31cの間の距離よりも長い。可撓性シート82の先端側が開口31cより長いことで、折り返し部81付近まで、封止部材80の動きを規制することができる。よって、封止部材80の折り返し部81付近まで折り返しの開きを規制でき、トナー200の侵入を防止することができる。同様に、可撓性シート82の先端と撹拌軸36aの間の距離が、撹拌軸36aと接合部31dの間の距離よりも長くてもよい。また、可撓性シート82の先端と撹拌軸36aの間の距離が、撹拌軸36aと折り返し部81の間の距離よりも長くてもよい。
撹拌軸36aが押圧位置で停止しているとき、可撓性シート82は撓んだ状態である。可撓性シート82は弾性部材であるため、自身の弾性によって、撓みが回復した形状に戻ろうとする。このため、撹拌軸36aには、回転方向Hと逆方向に、撹拌軸36aを回転させる力が作用する。
一方、上述のように、撹拌軸36aの軸方向長手一端に軸駆動ギア79が連結し、軸駆動ギア79が駆動されることで、撹拌軸36aが回転する。本実施例では、軸駆動ギア79の回転が規制されることにより、可撓性シート82からの力が作用しても、撹拌軸36aは押圧位置で停止される。つまり、撹拌軸36aは停止した状態を維持する。
具体的には、上述のように、軸駆動ギア79にはギア列が連結される。言い換えれば、軸駆動ギア79は、ギア列によって規制されている。軸駆動ギア79がギア列を駆動するために必要な力が、軸駆動ギア79の回転を規制する力ということもできる。本実施例においては、可撓性シート82の撓みが回復しようとするときに撹拌軸36aに作用する力が、ギア列が軸駆動ギア79の回転を規制する力よりも小さい。このため、撹拌軸36aを押圧位置に停止させておくことができる。
本実施例においては、ギア列には、現像ローラ25を駆動するための現像ギア84、供給ローラ34を駆動する供給ギア83が含まれている。供給ローラ34と現像ローラ25は接触しているため、これらを回転するためには大きな力が必要とされる。つまり、軸駆動ギア79が回転するために、大きな力が必要とされる。したがって、ギア列が軸駆動ギア79の回転を規制する力を大きくすることができ、可撓性シート82の反力によって、撹拌軸36aがH方向とは逆に回転することを防止できる。
以上のように、本実施例の構成によれば、折り返し部81へのトナー200の侵入を防止することができる。そして、接合部31dからの封止部材80の引き剥がし角度を約180°方向に近づけることができ、封止部材80の剥離力を低減することができる。
なお、本実施例では撹拌軸36aの回転を、軸駆動ギア79に連結されるギア列によって規制したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、撹拌軸36a、軸駆動ギア79、ギア列の少なくともいずれか一つの回転負荷(回転させるために必要な力)を大きくするような負荷追加部材を用いてもよい。例えば、シート部材36bと現像枠体31の摩擦などによって、撹拌軸36aの回転が規制されるものであってもよい。また、撹拌軸36a、軸駆動ギア79、ギア列の少なくともいずれか一つに対して別の部材を押し当てるなどしてもよい。なお、これらの構成は必要に応じて適宜組み合わせて用いることができる。
1(1a〜1d) 感光ドラム
25(25a〜25d) 現像ローラ
31 現像枠体
31a トナー収納室
31b 現像室
31c 開口
31d 接合部
34 供給ローラ
36 トナー搬送ユニット
36a 撹拌軸
70(70Y,70M,70C,70K) プロセスカートリッジ
79 軸駆動ギア
80 封止部材
80a 封止部材の他端(第一の被取付け部)
80b 封止部材の一端(第二の被取付け部)
81 折り返し部
82 可撓性シート
83 供給ギア
84 現像ギア
100 画像形成装置
101 装置本体
200 トナー

Claims (14)

  1. 現像剤を収納する現像剤収納室を備える枠体であって、前記現像剤収納室から前記現像剤を排出するための開口を備える枠体と、
    前記現像剤収納室の内部に設けられた回転部材と、
    前記開口を覆う封止部材であって、前記回転部材に取り付けられる第一の被取付け部と、前記枠体に取り付けられる第二の被取付け部と、を有し、前記第二の被取付け部が前記回転部材の回転によって前記枠体から取り外されるように構成された封止部材と、
    前記回転部材に取り付けられた押圧部材と、
    を有し、
    前記封止部材は、前記第一の被取付け部と前記第二の被取付け部の間に折り返し部が形成されるように折り返され、
    前記回転部材は、前記押圧部材が前記封止部材を押圧する押圧位置で停止され、前記回転部材が前記押圧位置にある時、前記折り返し部と前記第一の被取付け部との間の部分は、前記折り返し部と前記第二の被取付け部の間の部分に向けて押圧されることを特徴とする現像剤容器。
  2. 前記押圧部材は前記現像剤を撹拌するための撹拌部材であることを特徴とする請求項1に記載の現像剤容器。
  3. 前記押圧部材の曲げ弾性係数は、前記封止部材の曲げ弾性係数よりも高いことを特徴とする請求項1または2に記載の現像剤容器。
  4. 前記回転部材の回転軸線に直交する方向において、前記押圧部材の先端と前記回転部材の距離は、前記回転部材と前記開口の距離よりも長いことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の現像剤容器。
  5. 画像形成装置の装置本体に着脱可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の現像剤容器。
  6. 前記回転部材を駆動するための駆動ギアを有し、
    前記駆動ギアの回転が規制されることにより、前記回転部材が前記押圧位置で停止されている特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の現像剤容器。
  7. 前記押圧部材は可撓性シートであり、前記回転部材が前記押圧位置で停止されているとき、前記可撓性シートは撓んだ状態であり、
    前記可撓性シートの撓みが回復しようとすることで前記回転部材に作用する力は、前記駆動ギアを規制する力よりも、小さいことを特徴とする請求項6に記載の現像剤容器。
  8. 前記駆動ギアに連結されるギア列を有し、
    前記ギア列が前記駆動ギアの回転を規制することを特徴とする請求項6または7に記載の現像剤容器。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の現像剤容器と、
    前記現像剤を担持するための現像剤担持体と、
    を有することを特徴とする現像装置。
  10. 請求項8に記載の現像剤容器と、
    前記現像剤を担持するための現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に接触して前記現像剤を前記現像剤担持体に供給する供給部材と、
    を有し、
    前記ギア列は、前記現像剤担持体を駆動するための第一のギアと、前記供給部材を駆動するための第二のギアと、を含むことを特徴とする現像装置。
  11. 請求項1から8のいずれか一項に記載の現像剤容器と、
    静電潜像を担持するための像担持体と、
    前記現像剤を担持し、前記静電潜像を現像するための現像剤担持体と、
    を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  12. 請求項8に記載の現像剤容器と、
    静電潜像を担持するための像担持体と、
    前記現像剤を担持し、前記静電潜像を現像するための現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に接触して前記現像剤を前記現像剤担持体に供給する供給部材と、
    を有し、
    前記ギア列は、前記現像剤担持体を駆動するための第一のギアと、前記供給部材を駆動するための第二のギアと、を含むことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  13. 請求項1から8のいずれか一項に記載の現像剤容器と、
    静電潜像を担持するための像担持体と、
    前記現像剤を担持し、前記静電潜像を現像するための現像剤担持体と、
    前記像担持体を露光して、前記像担持体に前記静電潜像を形成するための露光装置と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項8に記載の現像剤容器と、
    静電潜像を担持するための像担持体と、
    前記現像剤を担持し、前記静電潜像を現像するための現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に接触して前記現像剤を前記現像剤担持体に供給する供給部材と、
    前記像担持体を露光して、前記像担持体に前記静電潜像を形成するための露光装置と、
    を有し、
    前記ギア列は、前記現像剤担持体を駆動するための第一のギアと、前記供給部材を駆動するための第二のギアと、を含むことを特徴とする画像形成装置。
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