JP2019168583A - 現像装置およびこれを用いたプロセスカートリッジ並びに画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像剤が折り返し部に侵入することをより確実に防止できる現像装置およびこれを用いたプロセスカートリッジ並びに画像形成装置を提供することにある。【解決手段】開口が形成された、現像剤を収納する現像剤収容部と、現像剤収容部の第1の位置及び第1の位置よりも開口方向下流に位置する第2の位置を含む開口の周囲を封止するシール部材と、第2の位置側をシール部材の一端とした場合に、第1の位置よりもシール部材の他端側の位置で折り返されたシール部材の他端側が固定されている開封部材であって、シール部材を開口の周囲から引き剥がすため現像剤収容部内に回転可能に設けられた開封部材と、を備え、開封部材の回転軸方向から見て、折り返し部よりも他端側のシール部材が、現像剤収容部における第2の位置を挟んで開口とは反対側の第3の位置で現像剤収容部に固定されている。【選択図】図1A

Description

本発明は、現像室と現像剤収容室とを連通する開口をシール部材を用いて封止し、シール部材を現像剤収容室に設けた回転部材により開封する現像装置およびこれを用いたプロセスカートリッジ並びに画像形成装置に関する。
従来、電子写真画像形成プロセスを用いた画像形成装置において、画像形成装置本体に着脱可能とするカートリッジ方式が採用されている。このようなカートリッジの現像装置の一例として、現像ローラや現像剤供給ローラを有する現像室と、現像剤を収容する現像剤収容室とに分かれており、現像室とトナー収容室を連結するための開口を有している。
ユーザーがカートリッジを使用開始するまで、シール部材にて開口を封止することにより、現像装置の現像剤収容室を密閉している。ユーザーがカートリッジを使用する際はシール部材を開口から引き剥がすことにより、現像剤収容室から現像室へ現像剤を搬送することが可能となる。開口からトナーシール部材を引き剥がす方式は複数の構成が提案されている。
特許文献1には、現像室と現像剤収容室とを連通する開口をシール部材を用いて封止し、シール部材を現像剤収容室に設けた回転部材により開封することが記載されている。シール部材の開封は、一端を回転部材に接着し、回転部材が回転することによりシール部材が巻き取られ開口から引き剥がされる。シール部材は開封後、回転部材と一体となって回転する。
また、特許文献2には、シール剥離力低減の為、シール部材の引っ張り方向を変えることにより、開封部材の開封を補助する開封補助部材が記載されている。
また、特許文献3にはシール剥離力低減の為、シールを溶着部付近の折返部で折り返し、折り返したシールを、前記開口への溶着面に面密着させるよう、シールを開封時に巻き取る開封部材(トナー搬送部材)の引っ張り支点の位置を設定している。より具体的には、前記溶着面を延長した仮想面に対して、開封部材の配置される側とは逆側に開封部材の引っ張り支点を設定している。
特開平5−197288号公報 特開2014−66967号公報 特開2016−184143号公報
特許文献3に比較例として記載される従来の構成(本願の図10)において、シール部材180は、現像剤収容室131a内で折り返し部181を有し、シール部材180の一端側は開口131c全周と、他端側は回転部材136aに夫々固定される。図示されるように、シール部材180は両端の固定箇所により引っ張られている。しかし、シール部材180に一定の張力を持たせ両端の固定箇所で固定すると、シール部材180が張力により開口から引き剥がされてしまう虞が出てくる。
従って、張力が発生しないように余裕を持った長さにシール部材180の長さを設定し、シールの両端を固定する態様が現実的である。しなしながら、シール部材180の長さに余裕を持たせると、以下のような問題が新たに生じる。
即ち、折り返し部181は塑性変形をしておらず、折り返し状態が元の状態に戻る様に変形し得る。図11に、折り返し部181が元の状態に戻る様に変形し、現像剤200がそこに侵入した様子を示す。現像剤200が侵入していない際は、引き剥がす力は図10のB方向に集中しており、シール部材180を溶着面と略平行な方向で剥がすことができ、剥離力を小さくすることができる。これに対し、現像剤200が変形した折り返し部181に侵入すると、シール部材180を引き剥がす方向がB方向に集中できず、結果、剥離力が大きくなってしまう。
プロセスカートリッジが、個装箱に入った状態で物流保管される場合があるが、そのような場合、個装箱がどのような姿勢で保管されるかにより、重力作用で現像剤200が図11に示されるように折り返し部に侵入してしまう可能性が出てくる。侵入した現像剤が一端凝集してしまうと、カートリッジを左右に振るなど、トナーを解す作業が必要になり、ユーザビリティーの観点から好ましくない。
本発明の目的は、現像剤が折り返し部に侵入することをより確実に防止できる現像装置およびこれを用いたプロセスカートリッジ並びに画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る現像装置は、開口が形成された、現像剤を収納する現像剤収容部と、前記現像剤収容部の第1の位置及び前記第1の位置よりも開口方向下流に位置する第2の位置を含む前記開口の周囲を封止するシール部材と、前記第2の位置側を前記シール部材の一端とした場合に、前記第1の位置よりも前記シール部材の他端側の位置で折り返された前記シール部材の他端側が固定されている開封部材であって、前記シール部材を前記開口の周囲から引き剥がすため前記現像剤収容部内に回転可能に設けられた開封部材と、を備え、前記開封部材の回転軸方向から見て、前記折り返し部よりも前記他端側のシール部材が、前記現像剤収容部における前記第2の位置を挟んで前記開口とは反対側の第3の位置で前記現像剤収容部に固定されていることを特徴とする。
また、本発明に係るプロセスカートリッジ並びに画像形成装置は、上記現像装置を有することを特徴とする。
本発明によれば、現像剤が折り返し部に侵入することをより確実に防止できる現像装置およびこれを用いたプロセスカートリッジ並びに画像形成装置を提供することができる。
一実施形態に係るシール部材が開口の周囲を封止している状態のシール部材およびシール部材を開封する開封部材を説明する図である。 一実施形態に係るシール部材を開封している途中の様子を示す図である。 一実施形態に係るプロセスカートリッジを装着した電子写真画像形成装置の構成を説明する図である。 一実施形態に係るプロセスカートリッジを説明する図である。 一実施形態に係るプロセスカートリッジを説明する斜視図である。 一実施形態に係る現像装置としての現像ユニットを説明する斜視図である。 一実施形態に係る現像装置としての現像ユニットを説明する図である。 一実施形態に係るトナーの撹拌動作について説明する第1の図である。 一実施形態に係るシール部材が固定される第3の位置に関し、トナー搬送部材の軸線であるC方向で分割されている場合の説明図である。 更にシール部材の第2の面(裏面)同士が固定された場合を示す説明図である。 従来例に係るシール部材の詳細を説明する図である。 従来例に係るシール部材が撓み、撓んだ折り返し部に現像剤が入り込んだ状態を示す説明図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
《第1の実施形態》
(画像形成装置)
本実施形態に係る現像装置を搭載した画像形成装置は、現像装置を含むプロセスカートリッジを用いた電子写真方式の画像形成装置であり、特にカラー電子写真画像形成装置に好適なものである。
ここで、本願明細書において、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体(記録紙などの記録材)に画像を形成するものである。そして、電子写真画像形成装置としては、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、レーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
また、プロセスカートリッジとは、帯電手段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体(以下、装置本体)に対して着脱可能とするものである。また、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも1つと電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して装置本体に着脱可能とするものである。更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して装置本体に着脱可能とするものをいう。
また、プロセスカートリッジの前側面側、奥側面側とは、装置本体に対するそれぞれ装着方向上流側、装着方向下流側をいう。
また、現像装置とは、電子写真感光体ドラム上の潜像を現像するための現像手段とそれを支持する現像枠体、及び前記現像手段に関わる部品とを一体化し、装置本体に着脱可能にしたものである。
また、現像剤収容部として機能する現像剤収容容器とは、電子写真画像形成プロセスに用いられる現像剤(トナー)を収容するためのユニットであり、現像剤を収容するための現像容器や、収容された現像剤を送り出すため撹拌手段等で構成されている。
以下、先ず電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置)100の全体構成について、図2を用いて説明する。図2に示すように、着脱可能な4個のプロセスカートリッジ70(70a、70b、70c、70d)が装着部材(不図示)によって装着されている。各プロセスカートリッジ70a、70b、70c、70dは、イエロー色(Y)、マゼンタ色(M)、シアン色(C)、ブラック色(Bk)に対応した同一構成で設けられている。
なお、後述する各部材に関し、図2においてはイエロー色(Y)、マゼンタ色(M)、シアン色(C)、ブラック色(Bk)に対応して符号a、b、c、dを付して示しているが、便宜上、符号a、b、c、dを省略して以下に説明する。
各プロセスカートリッジ70には、電子写真感光体ドラム(以下、感光体ドラム)1と、感光体ドラム1の周囲に帯電ローラ2と、現像剤担持体としての現像ローラ25と、クリーニング部材6等のプロセス手段が一体的に配置されている。帯電ローラ2は、感光体ドラム1の表面を一様に帯電させるものであり、現像ローラ25は、感光体ドラム1に形成した潜像をトナーによって現像して可視像化するものである。そして、クリーニング部材6は、感光体ドラム1に形成したトナー像を記録媒体に転写した後に、感光体ドラム1に残留した現像剤を除去するものである。
また、プロセスカートリッジ70の下方には画像情報に基づいて感光体ドラム1に選択的な露光を行い、感光体ドラム1に潜像を形成するためのスキャナユニット3が設けられている。
装置本体100の下部には、記録媒体Sを収納したカセット17が装着されている。そして、記録媒体Sが2次転写ローラ69、定着部74を通過して装置本体100の上方へ搬送されるように記録媒体搬送手段が設けられている。すなわち、カセット17内の記録媒体Sを1枚ずつ分離給送する給送ローラ54、給送された記録媒体Sを搬送する搬送ローラ対76、感光体ドラム1に形成される潜像と記録媒体Sとの同期を取るためのレジストローラ対55が設けられている。
また、プロセスカートリッジ70の上方には各感光体ドラム1上に形成したトナー画像を転写させるための中間転写手段としての中間転写ユニット5が設けられている。中間転写ユニット5には、駆動ローラ56、従動ローラ57、各色の感光体ドラム1に対向する位置に1次転写ローラ58、2次転写ローラ69に対向する位置に対向ローラ59を有し、転写ベルト9が掛け渡されている。
そして、矢印A方向に移動する中間転写ベルト9はすべての感光体ドラム1に対向し、且つ接するように循環移動し、1次転写ローラ58に電圧を印加することにより、感光体ドラム1から転写ベルト9上に一次転写を行う。そして、転写ベルト9内に配置された対向59ローラと2次転写ローラ69への電圧印加により、転写ベルト9のトナーを記録媒体Sに転写する。
図4において、画像形成に際してはドラム前軸受10、11…ドラム奥軸受11で支持された感光体ドラム1を回転させ、支持ピン14、15で支持された帯電ローラ2によって一様に帯電させた感光体ドラム1にスキャナユニット3から選択的な露光を行う。これによって、感光体ドラム1に静電潜像を形成する。その潜像を現像ローラ25によって現像し、各感光体ドラム1に各色トナー像を形成する。この画像形成と同期して、レジストローラ対55が、記録媒体Sを対向ローラ59と2次転写ローラ69とが転写ベルト9を介在させて当接している2次転写位置に搬送する。
そして、2次転写ローラ69へ転写バイアス電圧を印加することで、転写ベルト上の各色トナー像を記録媒体Sに2次転写する。これによって、記録媒体Sにカラー画像を形成する。カラー画像が形成された記録媒体Sは、定着部74によって加熱、加圧されてトナー像が定着される。その後、記録媒体Sは、排出ローラ72によって排出部75に排出される。尚、定着部74は、装置本体100の上部に配置されている。
図2において、4は現像装置としての現像ユニット、8は感光体ドラム1に対する現像ユニット4の当接・離間を行うための部材、71は中間転写ベルト9をクリーニングする部材71aを備えたクリーニングユニットである。
(プロセスカートリッジ)
次に、プロセスカートリッジ70について、図3を用いて説明する。図3は、トナーを収納したプロセスカートリッジ70の主断面である。プロセスカートリッジ70は、クリーニングユニット26と、現像ユニット4と、を有する。クリーニングユニット26は、感光体ドラム1と、帯電ローラ2、及びクリーニング部材6を備えている。そして、現像ユニット4は、現像ローラ25を備えている。
感光体ドラム1の周上には、前述した通り帯電ローラ2、クリーニング部材6が配置されている。クリーニング部材6は、ゴムブレードで形成された弾性部材7とクリーニング支持部材18から構成されている。ゴムブレード7の先端部7aは、感光体ドラム1の回転方向に対してカウンター方向に当接させて配設してある。そして、クリーニング部材6によって感光体ドラム1表面から除去された残留トナーは、筐体27における除去トナー室27aに落下する。
また、除去トナー室27aの除去トナーが漏れることを防止するスクイシート21が、感光体ドラム1に当接している。そして、クリーニングユニット26に駆動源である本体駆動モータ(不図示)の駆動力を伝達することにより、感光体ドラム1を画像形成動作に応じて回転駆動させる。帯電ローラ2は、帯電ローラ軸受28を介し、クリーニングユニット26に回転可能に取り付けられており、帯電ローラ加圧部材46により感光体ドラム1に向かって加圧され、感光体ドラム1に従動回転する。
(現像装置)
図3および図5に示すように、現像装置としての現像ユニット4は、感光体ドラム1と接触して回転する現像ローラ25と、現像ローラ25を支持する現像枠体31とから構成される。現像ローラ25は、現像枠体31の両側にそれぞれ取り付けられた現像前軸受12、現像奥軸受13を介して、回転自在に現像枠体31に支持されている(図5参照)。また、現像ローラ25の周上には、現像ローラ25に接触して回転するトナー供給ローラ34と現像ローラ25上のトナー層を規制するための現像ブレード35がそれぞれ配置されている。
また、現像ローラ25に当接した現像枠体31からトナーが漏れることを防止するための現像当接シートとしての吹き出し防止シート20が配置されている。さらに、現像枠体31のトナー収納室31aには、収納されたトナーを撹拌するとともにトナー供給ローラ34へトナーを搬送するためのトナー搬送部材(現像剤搬送部材)36が設けられている。
そして、図3、図6に示すように、トナー搬送部材36は、回転中心位置36cを中心とし、外部からの駆動力によって回転可能な撹拌軸36aと、撹拌軸36aに取り付けられ、撹拌軸36aと共に回転するシート部材36bから構成されている。ここで、撹拌軸36aについては、後述するシール部材の開封において開封部材としても機能する。
次に、現像ユニットのトナー搬送について説明する。図6に示すように、トナー搬送部材36が回転(矢印H方向)するとシート部材36bによってトナー200は押されて移動する。さらにトナー搬送部材36が回転すると、シート部材36bによってトナーが持ち上げられ、図7に示したように、トナーは現像室31bに配置したトナー供給ローラ34へと搬送される。その際、一部のトナーはトナー収容室31a内部に落下してトナー収容室31aの底部に溜まり、再び元の状態へ戻る。このサイクルを繰り返すことによって、トナーの撹拌、及び搬送が行われる。
開口31cを介して現像室31b内のトナー供給ローラ34へ供給されたトナーは、現像ローラ25によって感光体ドラム1上の潜像の現像に使用される。
図3において、38は加圧バネ、80はシール部材であり、シール部材30については以下に詳述する。
(シール部材の封止および開封)
本実施形態における、シール部材80が開口31cの周囲を封止している状態のシール部材80およびシール部材80を開封する開封部材として機能するトナー搬送部材36を図1Aに示し、シール部材80を開封している途中の様子を図1Bに示す。トナー搬送部材36に関しては、トナー搬送の機能の他、シール部材80を開口31cの周囲から引き剥がすため現像剤収容部内(トナー収容室31a内)に回転可能に設けられている。
本実施形態に係る現像ユニット4は、図1Aに示すように現像ローラ25、およびトナー供給ローラ34を有する現像室31bと、トナーを収容するトナー収容室(現像剤収容部)31aとに分かれている。そして、現像室31bとトナー収容室31aを連結するための開口31cを有している。
カートリッジが生産されてから、ユーザーがカートリッジを使用開始するまでの間、トナーをトナー収容室31aに密閉するため、シール部材80にて開口31cを封止している。シール部材80は、一端側は現像枠体31における開口31cの周囲として開口31cの全周を封止するように固定され、他端側はトナー搬送部材36(撹拌軸36a)に固定(結合)される(図1A)。
すなわち、後述する第2の位置側(31e)側をシール部材80の一端とした場合に、後述する第1の位置31dよりもシール部材80の他端側の折り返し部81で折り返されたシール部材80の他端側を開封部材として機能するトナー搬送部材36で固定する。
ユーザーがカートリッジを使用する際は、トナー収容室31a内のトナー搬送部材36が回転する(H方向)ことにより、シール部材80が開口31cから剥離される(図6)。すると、シール部材80を開口31cから剥離することにより、トナー収容室31aから現像室31bへトナーを搬送することが可能となる。本実施形態で用いている現像枠体31および開口31cは、シール部材80を剥離する力によって大きな変形は無く、開口31cの位置が変わらない材質として、例としてポリスチレン系樹脂を使用している。
ここで、トナー搬送部材36の回転駆動に関しては、トナー搬送部材36はトナー供給ローラ34軸上に配置したギアからギア連結されており、さらにトナー供給ローラ34は装置本体100から駆動を受けている(不図示)。
次に、本実施形態のより具体的な構成について説明する。図1Aで、現像剤収容部としての現像枠体31は、トナー収納室31aと現像室31bと連結する開口31cと、開口31cを挟んでシール部材80を封止(固定)する第1の位置31dと第2の位置31e
を備える。ここで、第2の位置31eは、第1の位置31dよりも開口方向下流に位置する。
そして、シール部材80は、現像枠体31における第1の位置31dを挟んで開口31cと反対側の位置に設けられる折り返し部81を備え、第1の位置31dおよび第2の位置31eを含め開口31cの周囲を封止する(図8)。シール部材80における折り返し部81は、開口31cを封止するシール部材80の剥離をし易くするために設けられている。
ここで、シール部材80における開口31cを封止する封止面80aを第1の面(表面)とし、封止面80aとは反対側の面80bを第2の面(裏面)とする。図1Aでは、トナー搬送部材36の回転軸方向から見て、折り返し部81で折り返されトナー搬送部材36に結合される間において、第1の面としての封止面80a、第2の面としての裏面80bを示している。
本実施形態では、シール部材80は、第1の面である封止面80aが現像枠体31における第1の位置31d、第2の位置31eに固定される。そして、第2の面である裏面80bが、折り返し部81で折り返されトナー搬送部材36に結合される間において、現像枠体31における第2の位置31eを挟んで開口31cと反対側の第3の位置31fに固定される(図1A)。ここで、第3の位置31fでシール部材を枠体から剥がす剥離力は、第1の位置31dや第2の位置31eでの剥離力以下である。
図8において、第3の位置31fは、トナー搬送部材36の回転軸方向である軸線方向(C方向)において分割された複数箇所に設けられるように示しているが、トナー搬送部材36の軸線であるC方向において連続した領域に設けられるものであっても良い。第3の位置31fが、トナー搬送部材36の回転軸方向であるC方向において分割されて設けられる場合であっても、シール部材80の移動を位置31d、第2の位置31eと共に規制し、折り返し部81の撓みを抑えることができる。このため、このように分割した場合にも剥離力を低減することができる。
図1Aに示す本実施形態における現像枠体31の内壁面における第3の位置31fは、第2の位置31eの下方であって斜め下方に傾斜する傾斜面との境界部、あるいは、この境界部と第2の位置31eとの間の位置である。しかしながら、第3の位置としては、位置31fに限らず、斜め下方に傾斜する傾斜面の任意の位置31g(図1A)でも良い。
シール部材80は、第2の面80bが現像枠体31における第3の位置31fに固定されることで、シール部材80の動きが規制され、折り返し部81の撓みを抑えることができる。従って、折り返し部81へのトナー200の侵入を防止でき、すなわち図11に示すような状態とならず、シール部材80の引き剥がし方向は約180°方向に集中できるため、剥離力を低減することができる。
更に、図9に示すように、折り返し部81の前後で対向する第2の面である裏面80bの少なくとも一部の箇所Mが互いに固定されても良い。この場合、折り返し部81へのトナー200の侵入を更に防止でき、剥離力を更に低減することができる。図9では、少なくとも一部の箇所Mとして第3の位置31fの近傍を示している。なお、少なくとも一部の箇所Mとして第3の位置31fとすることもできる。
現像枠体31における第1の位置31d、第2の位置31e、第3の位置31fあるいは31gと、シール部材80との固定方法は、熱溶着などのヒートシール方式を用いても良いし、超音波溶着や両面テープなどの固定方法を用いてもよい。そして、第1の位置31d、第2の位置31e、第3の位置31fあるいは31gと、シール部材80との固定方法は、すべて同じ固定方法でなくても良く、上述した固定方法のいずれかを混合させた固定方法としても良い。
(変形例)
上述した実施形態では、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明の範囲内で種々の変形が可能である。
(変形例1)
上述した実施形態では、現像装置としての現像ユニット4とクリーニングユニット26を備えたプロセスカートリッジを装置本体に対し着脱可能としたが、現像ユニット4を単独で現像カートリッジとして装置本体に対し着脱可能に構成しても良い。
(変形例2)
上述した実施形態では、トナー像が形成される記録材として、普通紙、普通紙の代用品である樹脂製のシート状のもの、厚紙、オーバーヘッドプロジェクター用などが用いられる。より具体的には、例えば、定型或いは不定型の普通紙、厚紙、薄紙、封筒、葉書、シール、樹脂シート、OHPシート、光沢紙等が含まれる。
4・・現像ユニット、31・・現像枠体、31a・・トナー収容室、31b・・現像室、31c・・開口、31d・・第1の位置、31e・・第2の位置、31f、31g・・第3の位置、36・・トナー搬送部材、80・・シール部材、81・・折り返し部

Claims (10)

  1. 開口が形成された、現像剤を収納する現像剤収容部と、
    前記現像剤収容部の第1の位置及び前記第1の位置よりも開口方向下流に位置する第2の位置を含む前記開口の周囲を封止するシール部材と、
    前記第2の位置側を前記シール部材の一端とした場合に、前記第1の位置よりも前記シール部材の他端側の位置で折り返された前記シール部材の他端側が固定されている開封部材であって、前記シール部材を前記開口の周囲から引き剥がすため前記現像剤収容部内に回転可能に設けられた開封部材と、を備え、
    前記開封部材の回転軸方向から見て、前記折り返し部よりも前記他端側のシール部材が、前記現像剤収容部における前記第2の位置を挟んで前記開口とは反対側の第3の位置で前記現像剤収容部に固定されていることを特徴とする現像装置。
  2. 前記第3の位置は、前記開封部材の回転軸方向で分割された複数箇所に設けられることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記シール部材における前記開口の周囲を封止する第1の面の裏面である第2の面に関し、前記折り返し部を挟んで対向する少なくとも一部の箇所で互いに固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記第3の位置に対応した箇所で互いに固定されていることを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  5. 前記第3の位置における前記シール部材を引き剥がす剥離力は、前記第1の位置および前記第2の位置における剥離力以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の現像装置。
  6. 前記開口を挟んで前記現像剤収容部と反対側に、回転可能な現像剤担持体を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の現像装置。
  7. 画像形成装置本体に着脱可能としたプロセスカートリッジであって、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の現像装置と、感光体とを一体としたプロセスカートリッジ。
  8. 請求項7に記載のプロセスカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能に備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の現像装置を画像形成装置本体に着脱可能に備えることを特徴とする画像形成装置。
  10. 電子写真方式の画像形成を行うことを特徴とする請求項8または9に記載の画像形成装置。
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