JP2008242296A - トナーカートリッジおよびトナーの再充填方法 - Google Patents

トナーカートリッジおよびトナーの再充填方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008242296A
JP2008242296A JP2007085604A JP2007085604A JP2008242296A JP 2008242296 A JP2008242296 A JP 2008242296A JP 2007085604 A JP2007085604 A JP 2007085604A JP 2007085604 A JP2007085604 A JP 2007085604A JP 2008242296 A JP2008242296 A JP 2008242296A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
cartridge
sealing film
detachable member
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007085604A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Nishikawa
芳幸 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2007085604A priority Critical patent/JP2008242296A/ja
Priority to US12/056,329 priority patent/US20080240772A1/en
Priority to CN200810089119.5A priority patent/CN101276186A/zh
Publication of JP2008242296A publication Critical patent/JP2008242296A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0894Reconditioning of the developer unit, i.e. reusing or recycling parts of the unit, e.g. resealing of the unit before refilling with toner
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0822Arrangements for preparing, mixing, supplying or dispensing developer
    • G03G15/0877Arrangements for metering and dispensing developer from a developer cartridge into the development unit
    • G03G15/0881Sealing of developer cartridges
    • G03G15/0882Sealing of developer cartridges by a peelable sealing film
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/06Developing structures, details
    • G03G2215/066Toner cartridge or other attachable and detachable container for supplying developer material to replace the used material
    • G03G2215/0687Toner cartridge or other attachable and detachable container for supplying developer material to replace the used material using a peelable sealing film

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】トナーカートリッジをリサイクル使用が可能なように効率的に元どおりに復元し得るようにする。
【解決手段】軸心回りに回転することにより充填されたトナーTを攪拌する回転軸41を備えたカートリッジ本体30と、カートリッジ本体30に形成された装着開口350に着脱自在に装着される、トナー排出口610を備えた着脱部材60と、一端側がトナー排出口610を塞ぐように着脱部材60に取り付けられ、他端側がカートリッジ本体30側に取り付けられる封鎖用フィルム70とを有し、封鎖用フィルム70の着脱部材60に対する付着力は、同カートリッジ本体30側に対する付着力より小さく設定され、回転軸41の回転で封鎖用フィルム70が着脱部材60から剥がれるように構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、現像装置にトナーを補給するために画像形成装置の装置本体に対し着脱自在に装着されるトナーカートリッジおよび使用済みのトナーカートリッジにトナーを再充填するトナーの再充填方法に関するものである。
複写機やプリンタ、さらにはファクシミリ装置等の画像形成装置の装置本体に対して着脱自在に装着され、現像装置に対してトナーを補給する用に供されるトナーカートリッジが知られている。また、かかるトナーカートリッジにおいて、トナー排出口に所定のシール部材が貼着されることで内部が密封されるものも知られている。
そして、トナー排出口を覆ったシール部材は、トナーカートリッジが画像形成装置に装着されて剥がされるのであるが、このようにするとシール部材に付着したトナーが画像形成装置の内外に飛散するという問題が生じる。
かかる問題を解消するべく、例えば特許文献1および特許文献2に記載のトナーカートリッジ(但し、特許文献1ではトナーホッパ)にあっては、トナーカートリッジ内に設けられたトナー攪拌用の回転軸の回転によってシール部材を当該回転軸に巻き取らせるようになされている。こうすることで、トナーカートリッジを画像形成装置に装着するに際しシール部材を剥がしてトナー排出口を開ける必要がなくなるため、トナーの飛散が防止される。
特開平3−221981号公報 特開平6−202467号公報
ところで、トナーカートリッジは、資源の有効利用の観点等からリサイクル利用される場合が多い。特許文献1および2に記載されているようなトナーカートリッジも、内部のトナーが消費された後のものは、シール部材が使用不能になっているだけであり、その他の部分はほとんどが再使用可能である。従って、トナーを再充填して新たなシール部材でトナー排出口を塞げば、そのまま新品と同様にリサイクル使用が可能になる。
しかしながら、特許文献1および2に記載のトナーカートリッジにおいては、シール部材がカートリッジ本体内に装着されているため、当該シール部材を新品と交換しようとすれば非常に面倒であり、実質的にはトナーカートリッジを破壊しなければ交換することができない。結果として、この種のトナーカートリッジのリサイクル利用が実現されていなかったというのが実情であった。
本発明は、従来のかかる状況に鑑みなされたものであって、リサイクル使用が可能なように効率的に元どおりに復元することができるトナーカートリッジおよびトナーの再充填方法を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明(トナーカートリッジ)は、軸心回りに回転する回転軸を内部に有し、かつ、所定の装着開口が形成されたカートリッジ本体と、前記装着開口に装着される、トナー排出口を備えた着脱部材と、一端側が前記トナー排出口を塞ぐように前記着脱部材に取り付けられ、他端側が前記カートリッジ本体側に取り付けられる封鎖用フィルムとを有し、前記封鎖用フィルムの前記着脱部材に対する結合力は、同前記カートリッジ本体側に対する結合力より小さく設定され、前記回転軸の回転で前記封鎖用フィルムが前記着脱部材から剥がれるように構成されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、トナーカートリッジが画像形成装置に装着された状態で回転軸が回転されると、封鎖用フィルムの着脱部材に対する結合力は、カートリッジ本体側に対する結合力より小さく設定されているため、この回転によりトナー排出口を封鎖した封鎖用フィルムが着脱部材から剥がれ、これによってトナー排出口が開口状態になる。従って、以後、カートリッジ本体内のトナーは、トナー排出口を介して現像装置へ補給され、画像形成処理に供される。
そして、カートリッジ本体に装着されたトナー排出口を有する着脱部材は、カートリッジ本体に形成された装着開口に着脱自在に装着されているため、内部のトナーが消費され尽くして空になったトナーカートリッジをリサイクル使用するに際しては、着脱部材をカートリッジ本体から取り外すことにより、カートリッジ本体の内部が装着開口を介して視認可能になるとともに、指先や工具をこの装着開口からカートリッジ本体内に差し入れることができる。従って、この装着開口を介してカートリッジ本体内に残留している使用済みの封鎖用フィルムと新品の封鎖用フィルムとが容易に交換される。
このように、トナーカートリッジを、カートリッジ本体と、このカートリッジ本体に対して着脱自在に装着される着脱部材とを備えて構成することにより、使用済みのトナーカートリッジをリサイクルして再使用するに際し、当該トナーカートリッジの復元処理が容易に行われるため、トナーカートリッジのリサイクル使用が促進される。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記回転軸には、一体回転可能なジョイント部材が着脱可能に装着され、前記封鎖用フィルムは、前記他端側が前記ジョイント部材に取り付けられていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、回転軸から取り外した状態のジョイント部材に封鎖用フィルムの他端側を取り付け、その後ジョイント部材を回転軸に装着することにより、封鎖用フィルムは、その他端側がカートリッジ本体側に容易に装着される。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記ジョイント部材は、弾性変形が可能な部材を含み、この部材の弾性変形により前記回転軸に着脱可能に装着されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、弾性変形が可能な部材を弾性変形させることでジョイント部材を回転軸に対し着脱することができ、ジョイント部材の回転軸に対する着脱構造を簡単なものにした上で着脱操作の容易性が確保される。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記カートリッジ本体と前記着脱部材との間にはシール部材が介設されることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、着脱部材がカートリッジ本体に装着された状態で、両者の間にはシール部材が介設されているため、当該シール部材のシール作用でトナーカートリッジ内のトナーの外部への漏洩が防止される。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記装着開口は、前記カートリッジ本体の一方の端部の下面側に設けられ、前記着脱部材は、前記カートリッジ本体の下面側から前記装着開口に装着されることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、着脱部材がカートリッジ本体の装着開口に装着された状態で、トナーカートリッジ内のトナーは、着脱部材の下面のトナー排出口から主に重力により現像装置に向けて排出されるため、トナーの排出構造を簡単なものにした上でトナーカートリッジ内のトナーが現像装置に効率的に補給される。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記装着開口の周縁および前記着脱部材の周縁には、互いに対向するフランジがそれぞれ設けられ、前記装着開口側のフランジまたは前記着脱部材側のフランジには、相手側のフランジに対向する鈎型係止突起が設けられ、前記鈎型係止突起は、前記装着開口に対向させた前記着脱部材を所定方向にスライドさせることにより対向する相手側のフランジに係合するように形状設定されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、カートリッジ本体および装着部材の各フランジを互いに対向させた状態で、カートリッジ本体側または着脱部材側の鈎型係止突起を相手側のフランジに係合させるように着脱部材を移動させることにより、鈎型係止突起が相手側のフランジに係止し、これによって着脱部材がカートリッジ本体に外れ止め状態で装着される。
このように着脱部材をカートリッジ本体に対し僅かな距離だけ移動させることにより着脱部材がカートリッジ本体に装着されるため、着脱部材側とカートリッジ本体側との間に架設された封鎖用フィルムに対する影響を最小限に留めることができ、着脱部材のカートリッジ本体への装着操作時に封鎖用フィルムが着脱部材またはカートリッジ本体から剥離してしまうような不都合の発生が防止される。
請求項7記載の発明(トナーの再充填方法)は、請求項1乃至6のいずれかに記載のトナーカートリッジにトナーが充填され、そのトナーが消費された後に当該トナーカートリッジにトナーを再充填する方法であって、前記着脱部材を前記カートリッジ本体から取り外す工程と、前記カートリッジ本体の装着開口を通して内部の封鎖用フィルムを取り除く工程と、予め新たな封鎖用フィルムの一端側が取り付けられた着脱部材を準備し、当該封鎖用フィルムの他端側をカートリッジ本体側に取り付ける工程と、前記着脱部材を前記カートリッジ本体に取り付ける装着工程と、カートリッジ本体内にトナーを充填する工程とを含むことを特徴とするものである。
かかる構成によれば、着脱部材をカートリッジ本体から取り外す工程で着脱部材がカートリッジ本体から分離されることにより、以後の再生処理の各工程が円滑、かつ、効率的に行われ、再生コストの低減化に貢献する。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明において、前記準備は、前記封鎖用フィルムを前記着脱部材に熱溶着加工により結合するものであることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、封鎖用フィルムは、当該封鎖用フィルムをねじ止めやリベット止め等により着脱部材に取り付ける場合に比較し、熱溶着加工により着脱部材に容易に取り付けられ、作業性が向上する。
本発明に係るトナーカートリッジおよびトナーの再充填方法によれば、トナーカートリッジを、カートリッジ本体と、このカートリッジ本体に対して着脱自在に装着される着脱部材とを備えて構成することにより、使用済みのトナーカートリッジをリサイクルして再使用するに際し、着脱部材をカートリッジ本体から分離することでカートリッジ本体内に残留した封鎖用フィルムの新品との交換を容易に行うことができるため、トナーカートリッジのリサイクル使用を促進することができる。
まず、本実施形態に係るトナーカートリッジ20が適用される画像形成装置についてプリンタ10を例に挙げて図1〜図3を基にその概要について説明する。
図1および図2は、プリンタの一実施形態を示す外観斜視図であり、図1は、装置本体11に排紙トレイ17が装着された状態、図2は、排紙トレイ17が装置本体11から取り外された状態をそれぞれ示している。なお、図1および図2において、(A)は、右後方から見た斜視図であり、(B)は、左後方から見た斜視図である。図3は、装置本体11の内部構造の一実施形態を示す左面側から見た断面視の説明図である。なお、図1〜図3において、X−X方向を左右方向、Y−Y方向を前後方向といい、特に−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後方という。因みに、図1および図2においては、紙面の左右方向とXにより表示された左右方向とは逆になっている。
プリンタ10は、内部に後述する画像形成用の各種の部材が内装された箱形を呈する装置本体11と、この装置本体11の上面に開閉可能に付設された排紙トレイ17と、装置本体11の前面に開閉可能に付設されたカバー体19とを備えている。
排紙トレイ17は、装置本体11内で画像形成処理が施された後に排出される用紙Pを受けるものである。かかる排紙トレイ17は、その後端の下方縁部回りに正逆回動することで、装置本体11の上面開口を閉止した閉止姿勢Z1(図1に実線で図示)と、前記開口を開放した開放姿勢Z2(図1に二点鎖線で図示)との間で姿勢変更することができる。また、排紙トレイ17は、前半分の上面が前方に向かって先下がりに形成された傾斜面を有し、カバー体19の上部後面から排出された用紙Pは、この傾斜面に誘導されつつ排紙トレイ17上に排出される。
また、排紙トレイ17は、装置本体11から取り外し可能になっている。図2に示すように、装置本体11の上面には、カバー体19の上部後端より後方の全面に亘って、開口が形成されている。この開口は、排紙トレイ17が取り外された状態で、後述のトナーカートリッジ20を着脱するためのものである。前記開口より若干下方位置には、下部の画像形成部12との間を仕切る仕切板18が設けられている。仕切板18の上側にはトナーカートリッジ20を装着するための装着室Qが形成されている。
トナーカートリッジ20は、この仕切板18の上面に支持された状態で装置本体11の装着室Qに着脱自在に装着され、これによってトナーカートリッジ20のトナー排出口610(図4)が仕切板18の適所に設けられた図略のトナー受入口に対向される。そして、トナーカートリッジ20内のトナーは、後述する攪拌搬送部材40の駆動でトナー排出口610、トナー受入口および図略のトナー補給チューブを介して現像装置122(図3)へ補給される。
カバー体19は、側面視で(+Xの方向から見て)逆L字状を呈し、その上部が装置本体11の前上角部に架かっている。かかるカバー体19は、その下端部が装置本体11の所定のフレームに設けられた支持軸191回りに回動可能とされ、これによって装置本体11の前面開口を閉止した閉止姿勢S1と、同開口を開放した開放姿勢S2(図3に二点鎖線で表示)との間で姿勢変更可能とされている。
このようなカバー体19の上端部の後面には、用紙Pを排紙トレイ17上に排出するための用紙排出口192が設けられている。用紙Pは、装置本体11の前面とカバー体19の後面との間を通り、用紙排出口192から排紙トレイ17上へと排出される。
ついで、図3を基に装置本体11の内部構造について説明する。装置本体11には、コンピュータ等の外部機器から伝送された画像情報に基づき画像を形成する画像形成部12と、この画像形成部12によって形成され、用紙Pに転写されたトナー画像に定着処理を施す定着部13と、転写用の用紙を貯留する用紙貯留部14と、画像形成部12へトナーを補給するトナー補給部15とが内装されている。装置本体11の上部には、定着処理後の用紙Pが排出される、前記排紙トレイ17を備えた用紙排出部16が形成されている。
前記装置本体11の適所には、用紙Pの出力条件等を入力操作するための図略の操作パネルが設けられている。
前記画像形成部12は、用紙貯留部14から給紙された用紙Pにトナー画像を形成させるものである。本実施形態では、画像形成部12として、上流側(図3における後側)から下流側へ向けて順次配設された、マゼンタ色のトナー(現像剤)を用いるマゼンタ用ユニット12Mと、シアン色のトナーを用いるシアン用ユニット12Cと、イエロー色のトナーを用いるイエロー用ユニット12Yと、ブラック色のトナーを用いるブラック用ユニット12Kとが備えられている例を示している。
各ユニット12M,12C,12Y,12Kには、感光体ドラム121および現像装置122がそれぞれ備えられている。感光体ドラム121は、周面に静電潜像およびこの静電潜像に沿ったトナー像を形成させるためのものであり、周面に強靱で耐摩耗性に優れた極めて平滑なアモルファスシリコン層等の感光層が積層されている。各感光体ドラム121は、図3において時計方向へ向けて回転しつつ、対応した現像装置122からトナーの供給を受ける。各現像装置122には、トナー補給部15からトナーが補給される。
各感光体ドラム121の直下位置には帯電装置123がそれぞれ設けられているとともに、各帯電装置123のさらに下方位置には露光装置124が設けられている。各感光体ドラム121は、帯電装置123によって周面が一様に帯電される。帯電後の感光体ドラム121の周面には、各露光装置124から、コンピュータ等から入力された画像データに基づく各色に対応したレーザー光が照射され、各感光体ドラム121の周面に静電潜像が形成される。かかる静電潜像に現像装置122からトナーが供給されることにより、感光体ドラム121の周面にトナー像が形成される。
各感光体ドラム121の上方位置には、各感光体ドラム121に当接するように、駆動ローラ125aと従動ローラ125bとの間に張設された転写ベルト125が設けられている。この転写ベルト125は、各感光体ドラム121に対応して設けられた転写ローラ126によって感光体ドラム121の周面に押し付けられた状態で、各感光体ドラム121と同期しながら駆動ローラ125aと従動ローラ125bとの間を周回する。
従って、転写ベルト125が周回することによりその表面に対しマゼンタ用ユニット12Mの感光体ドラム121によるマゼンタトナーのトナー像の転写が行なわれ、以下、転写ベルト125の同一位置にシアントナー像、イエロートナー像、最後にブラックトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれる。これによって、転写ベルト125の表面にカラーのトナー像が形成される。この転写ベルト125の表面に形成されたカラーのトナー像が用紙貯留部14から搬送されてきた用紙Pに転写される。
各感光体ドラム121の前方位置には、当該感光体ドラム121の周面の残留トナーを除去して清浄化するクリーニング装置127が設けられている。クリーニング装置127によって清浄化処理された感光体ドラム121の周面は、新たな帯電処理のために帯電装置123へ向かうことになる。
そして、クリーニング装置127で感光体ドラム121の周面から取り除かれた廃トナーは、所定の経路を通って図略のトナー回収ボトルに回収され、貯留される。
画像形成部12の前方位置には、カバー体19の後面に沿うように上下方向に延びた用紙搬送路111が形成されている。この用紙搬送路111には、適所にレジストローラ対112が設けられ、用紙貯留部14から繰り出された用紙Pは、このレジストローラ対112の駆動で駆動ローラ125aに掛け回されている転写ベルト125へ向けて搬送される。
かかる用紙搬送路111には、駆動ローラ125aと対向した位置に転写ベルト125の表面と当接した第2転写ローラ113が設けられている。用紙Pは、用紙搬送路111を搬送されつつ、第2転写ローラ113から所定の転写電圧が与えられることにより転写ベルト125上のトナー像が転写される。
定着部13は、前記感光体ドラム121や転写ベルト125等を含む画像形成部12で転写された用紙P上のトナー像に対し定着処理を施すものであり、定着装置131を備えている。この定着装置131は、第2転写ローラ113の直上位置に設けられ、転写ベルト125のトナー像が転写された状態で定着部13へ供給された用紙Pは、この定着装置131で定着処理が施される。
かかる定着装置131は、内部にハロゲンランプ等の通電発熱体を備えた定着ローラ132と、この定着ローラ132と周面同士が互いに当接し合うように対向配置された加圧ローラ133とを有している。画像形成部12から送り込まれた画像形成処理済みの用紙Pは、定着ローラ132の駆動により当該定着ローラ132と加圧ローラ133との間のニップ部を通過するに際し、定着ローラ132からの熱を得て定着処理が施される。その後、用紙Pは、定着部13の上部から延設された排紙搬送路114および用紙排出口192を介して用紙排出部16の排紙トレイ17へ向けて排出される。
用紙貯留部14は、装置本体11内における露光装置124より下方位置に配置され、挿脱可能に装着された用紙トレイ141を備えている。この用紙トレイ141は、上面が全面開口の箱体を備えて構成され、複数枚の用紙Pが積層されてなる用紙束P1を貯留するものである。そして、用紙トレイ141に貯留された用紙束P1の最上位の用紙Pは、下流端(図3における前端)に配置されたピックアップローラ142の駆動で用紙搬送路111へ向けて繰り出される。その後、用紙Pは、レジストローラ対112の駆動で用紙搬送路111を通って、画像形成部12における第2転写ローラ113と転写ベルト125との間のニップ部へ向けて送り込まれる。
前記トナー補給部15には、画像形成部12の各ユニット12M,12C,12Y,12Kにそれぞれ対応して本発明に係る4台のトナーカートリッジ20(マゼンタ用カートリッジ20M、シアン用カートリッジ20C、イエロー用カートリッジ20Yおよびブラック用カートリッジ20K)が設けられている。各ユニット12M,12C,12Y,12Kの現像装置122には、残量が少なくなると対応した各カートリッジ20M,20C,20Y,20Kからのトナーが図略のトナー補給チューブを通して補給される。
前記カバー体19は、上述したように閉止姿勢S1と開放姿勢S2との間で姿勢変更することにより装置本体11の前面側に対して開閉可能である。かかるカバー体19は、普段、閉止姿勢S1に姿勢設定され、これによって画像形成部12の図3における前面との間に用紙貯留部14からの用紙を第2転写ローラ113へ向けて搬送するための用紙搬送路111が形成される。
レジストローラ対112や定着部13で紙詰りが発生したときカバー体19が開放される(すなわち、閉止姿勢S1から開放姿勢S2へ姿勢変更される)。ユーザーは、これによって外部に露出した用紙搬送路111および定着部13から詰まった用紙を容易に取り除くことができる。
なお、カバー体19には、その内部に第2転写ローラ113を通過した用紙Pを反転させた後に用紙搬送路111へ戻し、その裏面側にも印刷処理を施すようにするための両面印刷用の反転搬送路が設けられているが、その図示および説明は省略する。
装置本体11の左面上部には、トナーカートリッジ20を装置本体11に対して着脱操作するときに開放される横長の開閉蓋110が設けられている。この開閉蓋110が開放された状態(図2(B))で各種のメンテナンス作業が実行される。
以下、図4〜図7を基に必要に応じて図1〜図3を参照しつつかかるプリンタ10に着脱自在に装着される本実施形態のトナーカートリッジ20について説明する。図4および図5は、本実施形態に係るトナーカートリッジ20の一実施形態を示す斜視図であり、図4は分解斜視図、図5は組み立て斜視図である。また、図6は、図5のVI−VI線断面図である。さらに、図7は、図5のVII−VII線断面図であり、図7(A)は、トナー排出口610が封鎖用フィルム70により封止された状態、図7(B)は、トナー排出口610の封鎖用フィルム70による封止が解除された状態をそれぞれ示している。なお、図4〜図7におけるXおよびYによる方向表示は、図1の場合と同様(Xは左右方向(−X:左方、+X:右方)、Yは前後方向(−Y:前方、+Y:後方))である。
まず、図4に示すように、トナーカートリッジ20は、内部にトナーT(図6および図7に点描で表示)が貯留される容器としてのカートリッジ本体30と、このカートリッジ本体30に内装された、トナーTを攪拌しつつ搬送するための攪拌搬送部材40と、この攪拌搬送部材40に着脱自在に装着されるジョイント部材50と、前記カートリッジ本体30に着脱自在に装着される、トナー排出口610を備えた着脱部材60と、前記トナー排出口610を封鎖するための封鎖用フィルム70と、カートリッジ本体30および着脱部材60間に介設されるシール部材80とを備えている。
前記カートリッジ本体30は、左右方向に長尺の直方体状の箱体によって形成されている。かかるカートリッジ本体30は、左側の壁面を形成する左側板31と、右側でこの左側板31に対向配置された右側板32と、これら左側板31および右側板32の前縁部間に架設された前方板33と、左側板31および右側板32の後縁部間に架設された後方板34と、カートリッジ本体30の底部を形成する左右方向から見て下に凸の円弧状を呈する円弧底板35とを備えている。
かかるカートリッジ本体30の上面には、当該上面開口を塞ぐための矩形状の天板36が溶着処理により固定されている。そして、この天板36並びに前記左側板31、右側板32、前方板33、後方板34および円弧底板35で囲繞された空間によりトナーTを収容するトナー収容室Cが形成されている。
前記円弧底板35には、その左側に前記着脱部材60を着脱可能に装着するための装着開口350が設けられている。この装着開口350は、カートリッジ本体30の下面が左側板31から真っ直ぐに右方に向かって切り欠かれた状態で形成された水平開口351と、この水平開口351からさらに右方に向かって先下がりに傾斜して切り欠かれた状態で形成された傾斜開口352とからなっている。
このような装着開口350の周縁には、外方に向かって突設された本体側フランジ37が設けられている。この本体側フランジ37は、前記水平開口351の周縁に形成された水平フランジ371と、前記傾斜開口352の周縁に形成された傾斜フランジ372とからなっている。
前記左側板31には、円弧底板35の曲率中心に対応した位置に前記攪拌搬送部材40の左側部を貫通させて支持するための左軸支筒体311が設けられている。また、前記右側板32には、前記左軸支筒体311と対向した位置に前記攪拌搬送部材40の右端部を支持するための有底の右軸支筒体321が設けられている。従って、まず、攪拌搬送部材40の左端部を左軸支筒体311に貫通させた状態で、回転軸41を若干湾曲させつつ当該回転軸41の右端部を右軸支筒体321に嵌め込むことにより、攪拌搬送部材40がカートリッジ本体30のトナー収容室C内に装着された状態になる。
また、左側板31には、前記左軸支筒体311の上方位置に、トナー収容室C内にトナーTを充填するためのトナー充填口312が設けられている。このトナー充填口312には、トナー収容室C内にトナーTが充填された後にキャップ313が装着される。
前記攪拌搬送部材40は、駆動源102(図2)からの駆動力が伝達されることによる駆動でトナー収容室C内のトナーTを着脱部材60のトナー排出口610へ向けて攪拌しながら移送するものである。
かかる攪拌搬送部材40は、左右方向に延びた状態でトナー収容室C内に装着される回転軸41と、この回転軸41に同心で一体的に付設されたスパイラルフィン42と、回転軸41の左側部に同心で形成された角柱部43と、この角柱部43の一側面から回転軸41の径方向に向けて突設された攪拌板支持突板44と、この攪拌板支持突板44に固定された可撓性を有する合成樹脂材料により形成された腰の強いシート状の攪拌板45とを備えている。
前記角柱部43の左右の端部には同心で鍔部431がそれぞれ設けられている。これら鍔部431の存在で角柱部43に装着されたジョイント部材50が左右にずれることが防止される。また、前記攪拌板45は、T字状に形状設定され、T字の縦棒の部分が攪拌板支持突板44に固定されているとともに、同横棒の部分でトナーを広範囲に攪拌し得るようになされている。
そして、攪拌搬送部材40がカートリッジ本体30に装着された状態で回転軸41における左軸支筒体311より外部に突出した部分には括れ部411が形成されている。この括れ部411にCリング412が装着される。また、回転軸41における角柱部43と左側板31との間には、ゴム等の弾性材料製のパッキン413が装着されている。このパッキン413によりトナー収容室C内のトナーTの左軸支筒体311を介した外部への漏洩が防止される。
また、回転軸41の左端部には、角柱状のジョイント部414が形成されている。そして、トナーカートリッジ20を装置本体11の装着室Q(図2)に装着することにより、ジョイント部414が駆動源102の所定の接続部材に接続された状態(図2(B)参照)になる。この状態で駆動源102からの駆動力がこのジョイント部414を介して回転軸41に伝達され、これによるスパイラルフィン42の回転軸41回りの図5における左方(−X方向)から見て時計方向へ向かう回転でトナー収容室C内のトナーTは、攪拌されつつトナー収容室C内を左方に向かって搬送される。
前記ジョイント部材50は、封鎖用フィルム70が取り付けられた状態で回転軸41の角柱部43に対し着脱可能に装着される(封鎖用フィルム70の取付構造の第1実施形態)ものである。かかるジョイント部材50は、角柱部43の攪拌板支持突板44と反対側の面に密着される左右方向に長尺の矩形状を呈したベース板51と、このベース板51の四隅部からそれぞれ立設された前記角柱部43を包持するための4つの包持アーム52と、ベース板51の左右方向に延びる各縁部からそれぞれ立設された角柱部43を挟持するための前後一対の挟持板53と、ベース板51の左右方向に延びる各縁部からそれぞれ垂下された前後一対の操作板54とを備えている。
前記各包持アーム52には、その上端部に前後で互いに対向した方向に向けて二組の係止突片521のペアーが突設されている。これらの係止突片521が角柱部43の左右方向にのびる縁部に係合することで、各包持アーム52が角柱部43を包持し、これによってジョイント部材50が角柱部43に装着される。
そして、ジョイント部材50が角柱部43に装着された状態で、一対の操作板54を摘持して力を入れることにより、ベース板51が上に凸になるように弾性変形する。これによる各係止突片521の離間により、包持アーム52の角柱部43に対する係合状態が解除され、ジョイント部材50を角柱部43から取り外すことが可能になる。
前記着脱部材60は、カートリッジ本体30の前記装着開口350に着脱可能に装着されるものである。かかる着脱部材60は、左右方向から見てカートリッジ本体30の円弧底板35と同一の曲率径寸法を有する着脱部材本体61と、この着脱部材本体61の周縁部に形成された、前記カートリッジ本体30の本体側フランジ37と対応する着脱部材側フランジ62と、この着脱部材側フランジ62から上方に向けて突設された複数の鈎型係止突起63と、着脱部材本体61の右端部から右方に向けて突設された爪型係止突起64と、前記着脱部材側フランジ62の内縁側に沿って形成された、所定の上下幅寸法(後述するシール部材80のシール時における厚み寸法より若干薄め)だけ上方に突出した縁堰条65とを備えている。
前記着脱部材本体61には、平面視でその略中央部における回転軸41の角柱部43の直下位置にトナー排出口610が設けられている。そして、攪拌搬送部材40の駆動でトナー収容室C内を左方に向けて搬送されたトナーTは、このトナー排出口610および前記仕切板18(図2)に設けられた図略のトナー受入口を介し、かつ、図略のトナー補給チューブを通って現像装置122(図1)へ送り込まれる。
このような着脱部材本体61は、前記本体側フランジ37の水平フランジ371に対応した部分である直状円弧部611と、同傾斜フランジ372に対応した部分である傾斜円弧部612とを備えている。前記トナー排出口610は、直状円弧部611側に設けられている。
また、着脱部材側フランジ62は、前記本体側フランジ37の水平フランジ371および傾斜フランジ372にそれぞれ対応した水平フランジ621および傾斜フランジ622からなっている。
前記鈎型係止突起63は、本実施形態においては、着脱部材側フランジ62の左方位置に設けられた2つの左方係止突起631と、着脱部材側フランジ62の水平フランジ621における前後で対向した位置にそれぞれ1つずつ設けられた右方係止突起632とからなっている。
一方、カートリッジ本体30側の水平フランジ371には、前記各右方係止突起632に対応した位置に、前後の水平フランジ371からそれぞれ外方に向かって突設された突出片371aがそれぞれ設けられている。前記右方係止突起632は、カートリッジ本体30の水平フランジ371に干渉することなく、突出片371aに係合されるように形状設定されている(具体的には、カートリッジ本体30の水平フランジ371と干渉することなく、突出片371aには係合し得るように着脱部材60の水平フランジ621からの突出量が設定されている)。
また、カートリッジ本体30の円弧底板35には、傾斜フランジ372の最下位置の近傍に着脱部材60の爪型係止突起64に対応した係止部353が設けられている。そして、着脱部材60がカートリッジ本体30に装着されることにより爪型係止突起64がこの係止部353に係止され、これによって着脱部材60のカートリッジ本体30に対する装着状態が確実なものになる。
前記封鎖用フィルム70は、着脱部材60のトナー排出口610を封止するためのものであり、左右幅寸法がトナー排出口610の左右寸法より若干長めに設定された上で前後方向に相当長尺に設定され、短冊状とされている。
かかる封鎖用フィルム70は、本実施形態においては、ポリエチレンやポリプロピレンあるいはポリエチレンテレフタレート、ポリアミド等の強靱なベースフィルム71と、このベースフィルム71の一方の面に積層された低融点の熱可塑性合成樹脂からなる低融点樹脂層72(図4に点描で表示)とからなっている。本実施形態においては、低融点樹脂層72としてEVA(Ethylene vinyl acetate plastics:エチレン酢酸ビニル共重合体)が採用されている。
そして、このような封鎖用フィルム70は、図7(A)に示すように、低融点樹脂層72が下面になるように姿勢設定され、かつ、一方の端部(一端側)が後方に向いた状態でトナー排出口610を塞ぐように着脱部材本体61の内面側に熱溶着加工処理で取り付けられるとともに、前方で折り返された他方の端部(他端側)がジョイント部材50の挟持板53の後面側に熱溶着加工処理で取り付けられる。
なお、熱溶着加工の代わりに両面テープを用いて封鎖用フィルム70をジョイント部材50に取り付けてもよい。
そして、このような封鎖用フィルム70の取り付け状態(図7(A)参照)で攪拌搬送部材40が回転軸41回りに時計方向に向けて駆動回転されると、封鎖用フィルム70は、ジョイント部材50に巻き付いていくことになるため、当該封鎖用フィルム70のトナー排出口610を封鎖していた部分は、その前方の折り返し位置が上方へ引き上げられることで捲られていく。
これに対しジョイント部材50の後面側に付着している封鎖用フィルム70の他方の端部は、ジョイント部材50が回転軸41回りに時計方向に向けて回転されると、その低融点樹脂層72がジョイント部材50に巻き付いていき、結果として封鎖用フィルム70にはジョイント部材50との密着面において当該密着面に平行な剪断方向に力が加わることになる。これにより封鎖用フィルム70の低融点樹脂層72とジョイント部材50の表面との間には低融点樹脂層72による接着力の他に剪断応力が作用するため、当該封鎖用フィルム70は、ジョイント部材50から非常に剥がれ難くなっている。
従って、トナーカートリッジ20がプリンタ10内の現像装置122に装着された状態で、回転軸41が駆動回転されることによりジョイント部材50が軸心回りに図7における時計方向に回転することによって、封鎖用フィルム70は、図7(B)に示すように、一方の端部がトナー排出口610周りから剥がされていき、これによってトナー排出口610が開放される。トナー排出口610が開放された後の封鎖用フィルム70は、ジョイント部材50に巻き付いたままとなる。
前記シール部材80は、カートリッジ本体30と着脱部材60との間に介設されるものであり、着脱部材側フランジ62に予め装着されている。従って、シール部材80は、着脱部材60がカートリッジ本体30に装着された状態で、図5に示すように、本体側フランジ37と着脱部材側フランジ62との間に押圧挟持され、これによって着脱部材60がカートリッジ本体30に装着された状態でトナーTが両者の間から漏洩するのが防止される。
かかるシール部材80は、本実施形態においては高密度マイクロセルポリウレタンフォームが採用されている。なお、高密度マイクロセルポリウレタンフォームに代えて通常のウレタンフォーム(特に独立気泡のものが好ましい)を採用してもよい。そして、このシール部材80は、平面視の形状が着脱部材側フランジ62より僅かに小さく設定されている。従って、シール部材80は、着脱部材60に装着された状態では、縁堰条65に押圧外嵌された状態になり、これによって着脱部材60への装着状態が安定する。
なお、特に着脱部材側フランジ62に縁堰条65を設けなくても、当該シール部材80を着脱部材側フランジ62または本体側フランジ37に両面テープを用いて貼り付けることで、これらの間にシール部材80を安定した状態で介設することができる。この場合、シール部材80の平面視の形状を着脱部材側フランジ62のそれより小さく設定しなくてもよい。
以下、このように構成されたトナーカートリッジ20内のトナーTが消費された後のリサイクル使用について図8を基に必要に応じて図1〜図7を参照しながら説明する。図8は、使用済みのトナーカートリッジ20へのトナーTの再充填方法を説明するための説明図であり、図8(A)は脱着工程R1、図8(B)は封鎖用フィルム除去工程R2、図8(C)は封鎖用フィルム取付工程R3、図8(D)は着脱部材装着工程R4、図8(E)はトナー充填工程R5をそれぞれ説明するための断面視の説明図である。
まず、脱着工程R1においては、図8(A)に示すように、カートリッジ本体30から着脱部材60が外される。この取り外し操作においては、まず、爪型係止突起64(図6)が上方に向けて押圧され、これによって爪型係止突起64の係止部353に対する係止が解除された状態とされる。この状態において着脱部材60が若干図5における左方に引かれる。こうすることで左方係止突起631が本体側フランジ37から外れるとともに、右方係止突起632が左方へ移動して水平フランジ371の突出片371a(図5)から外れる。これにおより着脱部材60はカートリッジ本体30から外れた状態になる。但し、単に着脱部材60がカートリッジ本体30から外れただけでは封鎖用フィルム70がジョイント部材50に巻き付いたままになっている。
ついで、封鎖用フィルム除去工程R2においては、図8(B)に示すように、ジョイント部材50が回転軸41の角柱部43から取り外される、この取り外し操作は、ジョイント部材50の一対の操作板54を指で摘めばよく、こうすることによるジョイント部材50の弾性変形で互いに対向した係止突片521間の距離が広がり、これによってジョイント部材50を角柱部43から容易に取り外すことができる。
ついで、角柱部43から取り外されたジョイント部材50に取り付けられている封鎖用フィルム70が取り外される。この取り外し作業は、ジョイント部材50がカートリッジ本体30から分離された状態で行われるため、極めて容易な作業となる。
ついで、封鎖用フィルム取付工程R3においては、図8(C)に示すように、新たな封鎖用フィルム70の一端側が着脱部材60に熱溶着加工処理で溶着されるとともに、封鎖用フィルム70の他端側がジョイント部材50の側面(図8の紙面における左面)に溶着される。なお、溶着処理に代えて両面テープを採用し、この両面テープを介してシール部材80をジョイント部材50に取り付けてもよい。
引き続き着脱部材装着工程R4において、図8(D)に示すように、当該着脱部材60がカートリッジ本体30に装着される。この装着作業時には、着脱部材側フランジ62を本体側フランジ37に対して図5における左方へ若干ずらせた状態でシール部材80を介してこれら上下のフランジ62,37を互いに対向させ、着脱部材60を僅かな距離だけ右方へずらすことにより、鈎型係止突起63が相手側の本体側フランジ37(右方係止突起632の場合は水平フランジ371から突設された突出片371a)に係止されるとともに、爪型係止突起64が相手側の係止部353に係止される。従って、着脱部材60のカートリッジ本体30への装着操作時に封鎖用フィルム70がジョイント部材50や着脱部材60から剥がれるような不都合の発生を防止することができる。
最後にトナーTが、図8(E)に示すように、開放されたトナー充填口312を介してトナー収容室C内に充填される。ここで、トナー充填口312を、着脱部材60が取り付けられる側の側面に設けているので、トナー充填口312を通してジョイント部材50の装着状態や、封鎖用フィルム70の収納状態を容易に目視確認することができる。その後、トナー充填口312にキャップ313が被せられることにより、一連のトナーTのトナーカートリッジ20への再充填作業が完了する。
そして、着脱部材60がカートリッジ本体30に装着された状態では、カートリッジ本体30と着脱部材60との間にはシール部材80が介設されているため、カートリッジ本体30内のトナーの外部への漏洩が有効に防止される。
以上詳述したように、本発明に係るトナーカートリッジ20は、現像装置122にトナーTを補給するべくプリンタ(画像形成装置)10の装置本体11に対し着脱自在に装着されるものであり、軸心回りに回転することにより充填されたトナーTを攪拌する回転軸41を備えたカートリッジ本体30と、カートリッジ本体30に形成された装着開口350に着脱自在に装着される、トナー排出口610を備えた着脱部材60と、一端側がトナー排出口610を塞ぐように着脱部材60に取り付けられ、他端側がカートリッジ本体30側に取り付けられる封鎖用フィルム70とを有し、封鎖用フィルム70の着脱部材60に対する付着力(結合力)は、同カートリッジ本体30側に対する付着力より小さく設定され、回転軸41の回転で封鎖用フィルム70が着脱部材60から剥がれるように構成されている。
かかる構成によれば、トナーカートリッジがプリンタ10に装着された状態で内部のトナーTに攪拌処理を施すべく回転軸41が回転されると、封鎖用フィルム70の着脱部材60に対する付着力は、カートリッジ本体30側に対する付着力より小さく設定されているため、この回転によりトナー排出口610を封鎖した封鎖用フィルム70が着脱部材60から剥がれ、これによってトナー排出口610が開口状態になる。従って、以後、カートリッジ本体30内のトナーTは、回転軸41の駆動回転により攪拌されつつトナー排出口610を介して現像装置122へ補給され、プリンタ10の画像形成部12における画像形成処理に供される。
そして、着脱部材60は、カートリッジ本体30に形成された装着開口350に着脱自在に装着されているため、内部のトナーTが消費され尽くして空になったトナーカートリッジをリサイクル使用するに際しては、着脱部材60をカートリッジ本体30の装着開口350から取り外すことにより、カートリッジ本体30の内部が装着開口350を介して視認可能になるとともに、指先や工具をこの装着開口350からカートリッジ本体30内に差し入れることができる。従って、この装着開口350を介してカートリッジ本体30内に残留している使用済みの封鎖用フィルム70を新品の封鎖用フィルム70と容易に交換することができる。
このように、トナーカートリッジを、カートリッジ本体30と、このカートリッジ本体30に対して着脱自在に装着される着脱部材60とを備えて構成することにより、使用済みのトナーカートリッジをリサイクルして再使用するに際し、着脱部材60をカートリッジ本体30から分離することでカートリッジ本体30内に残留した封鎖用フィルム70を容易に新品と交換することができるため、トナーカートリッジのリサイクル使用が促進され、結果として地球の環境保全に貢献することができる。
また、上記の実施形態においては、回転軸41に一体回転可能なジョイント部材50が着脱可能に装着され、封鎖用フィルム70は、他端側がジョイント部材50に取り付けられているため、回転軸41から取り外した状態のジョイント部材50に封鎖用フィルム70の他端側を取り付け、その後ジョイント部材50を回転軸41に装着することにより、封鎖用フィルム70をカートリッジ本体30側に容易に装着することができる。
また、回転軸41は、同心で形成された角柱部43を有し、ジョイント部材50は、角柱部43を包持する前後方向で互いに対向した各一対の包持アーム52と、これらの包持アーム52の基端側にそれぞれ設けられた前後方向一対の操作板54とを備え、かつ、各操作板54を互いに接近させるように摘持することにより包持が解除されるようになされている。
かかる構成によれば、互いに対向した包持アーム52の基端側の各操作板54を指で摘んで力を入れることにより、各包持アーム52の先端側が互いに離間した状態になるため、この状態で一対の包持アーム52間に回転軸41の角柱部43を嵌め込み、その後、各操作板54から指を離すことでジョイント部材50を、一対の包持アーム52が角柱部43を包持した状態で回転軸41に装着することができる。
このように、ジョイント部材50に包持アーム52および操作板54を設けることにより、片手によるワンタッチ操作でジョイント部材50の回転軸41に対し着脱することが可能になり、結果として封鎖用フィルム70の回転軸41への装着作業や取り外し作業の作業性を向上させることができる。
そして、カートリッジ本体30と着脱部材60との間にはシール部材80が介設されているため、着脱部材60がカートリッジ本体30に装着された状態で、当該シール部材80のシール作用によりトナー収容室C内のトナーTの外部への漏洩を防止することができる。
そして、装着開口350の周縁には本体側フランジ37が設けられ、着脱部材60には、本体側フランジ37に対向する鈎型係止突起63が設けられ、鈎型係止突起63は、装着開口350に対向させた着脱部材60を所定方向にスライドさせることにより本体側フランジ37に係合するように形状設定されている。
着脱部材60にこのような鈎型係止突起63を設けることにより、当該鈎型係止突起63をカートリッジ本体30の本体側フランジ37に対向させた状態で当該鈎型係止突起63が本体側フランジ37に向かうように着脱部材60をカートリッジ本体30に向けて押圧すれば、鈎型係止突起63が本体側フランジ37に係合し、これによって着脱部材60がカートリッジ本体30に外れ止め状態で装着される。
このように本体側フランジ37の突出量に見合う僅かな距離だけ移動させることにより着脱部材60がカートリッジ本体30に装着されるため、着脱部材60側とカートリッジ本体30側との間に架設された封鎖用フィルム70に対する影響を最小限に留めることができ、封鎖用フィルム70が着脱部材60またはカートリッジ本体30から剥離してしまうような不都合の発生を防止することができる。
そして、本発明に係るトナーカートリッジ20は、再生処理を容易に施すことが可能であり、容易にリサイクル使用し得るようになされている。再生処理においては、着脱部材60をカートリッジ本体30から取り外す脱着工程R1と、カートリッジ本体30の装着開口350を通して内部の封鎖用フィルム70を取り除く封鎖用フィルム除去工程R2と、新たな封鎖用フィルム70の一端側を新たな着脱部材60に取り付けるとともに、他端側をカートリッジ本体30側に取り付ける封鎖用フィルム取付工程R3と、新たな着脱部材60をカートリッジ本体30に取り付ける着脱部材装着工程R4と、カートリッジ本体30内にトナーTを充填するトナー充填工程R5とが実行される。
そして特に脱着工程R1で着脱部材60がカートリッジ本体30から分離されることにより、以後の再生処理の各工程が円滑、かつ、効率的に行われ、再生コストの低減化に貢献することができる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
(1)上記の実施形態においては、本発明に係るトナーカートリッジ20が適用される画像形成装置としてプリンタ10を例に挙げて説明したが、本発明は、画像形成装置がプリンタ10であることに限定されるものではなく、複写機であってもよいし、ファクシミリ装置であってもよい。
(2)上記の実施形態におけるトナーTの再充填方法においては、一旦カートリッジ本体30から現に分離された着脱部材60に新品の封鎖用フィルム70を装着するようにしているが、こうする代わりに新品あるいは再生品の着脱部材60に新品の封鎖用フィルム70を装着したものを予め用意しておき、この予め用意した着脱部材60をカートリッジ本体30に装着するようにしてもよい。こうすることで再生品であるカートリッジ本体30内へのトナーTの充填作業の作業効率を向上させることができる。
(3)上記の実施形態においては、封鎖用フィルム70は、熱溶着加工によってジョイント部材50に取り付けられているが、こうする代わりにジョイント部材50を角柱部43に装着するに際し、これらジョイント部材50と角柱部43との間の適所に外れ止め状態で封鎖用フィルム70を挟み込ませるようにし、これによって封鎖用フィルム70をジョイント部材50に取り付けるようにしてもよい。
(4)上記の実施形態においては、トナーカートリッジ20が図略のトナー補給チューブを介して現像装置122にトナーを補給するようになされているが、こうする代わりにトナー補給チューブを採用しないでトナーカートリッジ20を現像装置122に直接装着するようにしてもよい。
(5)上記の実施形態において、封鎖用フィルム70を、ジョイント部材50にではなく回転軸41に直付けしてもよい。要するに封鎖用フィルム70の他端部は、着脱部材60以外のカートリッジ本体30の側における各種の部材に取り付けることができる。
(6)図9は、封鎖用フィルム70の取り付け構造の他の実施形態を示す断面視の説明図であり、図9(A)は、封鎖用フィルム70の他端側が回転軸41に巻き付けられた第2実施形態、図9(B)は、封鎖用フィルム70の他端側がカートリッジ本体30の前方板33に取り付けられた第3実施形態をそれぞれ示している。なお、図9におけるYによる方向表示は、図1の場合と同様(−Y:前方、+Y:後方)である。
まず、第2実施形態の封鎖用フィルム70の取付構造においては、図9(A)に示すように、先の実施形態で採用されたジョイント部材50は用いられず、攪拌板支持突板44が回転軸41から径方向の外方に向けて突設され、この攪拌板支持突板44に攪拌板45が取り付けられている。そして、攪拌板支持突板44の基端部分(回転軸41との境界部分)には、封鎖用フィルム70を通すための支持突板側挿通孔441が穿設されているとともに、攪拌板45にも同様の攪拌板側挿通孔451が穿設されている。
そして、封鎖用フィルム70の他端側(トナー排出口610を封鎖していない方の端部)が、前記各挿通孔441,451に挿通された状態で攪拌搬送部材40の回転軸41に直接巻き付けられて熱溶着加工が施され、これによって封鎖用フィルム70が回転軸41と一体化されている。
第2実施形態の封鎖用フィルム70の取付構造によれば、トナー排出口610が封鎖用フィルム70により封鎖された状態で、回転軸41が図9(A)における時計方向に回転されることにより、当該封鎖用フィルム70は回転軸41に巻き付いていくため、封鎖用フィルム70のトナー排出口610を塞いでいる部分は、前方から後方に向けて捲られていき、これによってトナー排出口610は開放される。
ついで、第3実施形態の封鎖用フィルム70の取付構造においては、図9(B)に示すように、ジョイント部材50が採用されずに攪拌板45の付設される攪拌板支持突板44が回転軸41に設けられる点および攪拌板支持突板44および攪拌板45に支持突板側挿通孔441および攪拌板側挿通孔451がそれぞれ設けられる点については第2実施形態の場合と同様である。
そして、第3実施形態では、トナー排出口610を封鎖した封鎖用フィルム70の残部は、トナー排出口610の前方で一旦折り返され、前記各挿通孔441,451に挿通されて前方に向けて引き出され、トナーカートリッジ20のカートリッジ本体30側(着脱部材60を除く部分)である前方板33における下方位置に両面テープを介して取り付けられている。
第3実施形態の封鎖用フィルム70の取付構造によれば、トナー排出口610が封鎖用フィルム70により封鎖された状態で、回転軸41が図9(B)における時計方向に回転されることにより、攪拌板45の括れ部を通った封鎖用フィルム70は、当該攪拌板45によって時計方向に向かう力を受けて張力が生じるため、この張力により封鎖用フィルム70のトナー排出口610を封鎖している部分は前方側から捲れていき、これによってトナー排出口610が開放される。
なお、第2および第3実施形態において、攪拌板45を攪拌板支持突板44の基端側から若干先端側に寄った位置に取り付けるようにすれば、攪拌板45に攪拌板側挿通孔451を設けなくてもよくなる。
本発明に係るトナーカートリッジが適用されたプリンタの一実施形態を示す外観斜視図であり、装置本体に排紙トレイが装着された状態である。 本発明に係るトナーカートリッジが適用されたプリンタの一実施形態を示す外観斜視図であり、排紙トレイが装置本体から取り外された状態をそれぞれ示している。 装置本体の内部構造の一実施形態を示す左面側から見た断面視の説明図である。 本発明に係るトナーカートリッジの一実施形態を示す分解斜視図である。 図4に示すトナーカートリッジの組み立て斜視図である。 図5のVI−VI線断面図である。 図5のVII−VII線断面図であり、(A)は、トナー排出口が封鎖用フィルムにより封止された状態、(B)は、トナー排出口の封鎖用フィルムによる封止が解除された状態をそれぞれ示している。 使用済みのトナーカートリッジへのトナーTの再充填方法を説明するための説明図であり、(A)は脱着工程、(B)は封鎖用フィルム除去工程、(C)は封鎖用フィルム取付工程、(D)は着脱部材装着工程、(E)はトナー充填工程をそれぞれ説明するための断面視の説明図である。 封鎖用フィルムの取り付け構造の他の実施形態を示す断面視の説明図であり、(A)は、封鎖用フィルムの他端側が回転軸に巻き付けられた第2実施形態、(B)は、封鎖用フィルムの他端側がカートリッジ本体の前方板に取り付けられた第3実施形態をそれぞれ示している。
符号の説明
10 プリンタ(画像形成装置)
102 駆動源 11 装置本体
110 開閉蓋 111 用紙搬送路
112 レジストローラ対 113 転写ローラ
114 排紙搬送路 12 画像形成部
12C シアン用ユニット 12K ブラック用ユニット
12M マゼンタ用ユニット 12Y イエロー用ユニット
121 感光体ドラム 122 現像装置
123 帯電装置 124 露光装置
125 転写ベルト 125a 駆動ローラ
125b 従動ローラ 126 転写ローラ
127 クリーニング装置 13 定着部
131 定着装置 132 定着ローラ
133 加圧ローラ 14 用紙貯留部
141 用紙トレイ 142 ピックアップローラ
15 トナー補給部 16 用紙排出部
17 排紙トレイ 18 仕切板
19 カバー体 191 支持軸
192 用紙排出口 20 トナーカートリッジ
20C シアン用カートリッジ
20K ブラック用カートリッジ
20M マゼンタ用カートリッジ
20Y イエロー用カートリッジ
30 カートリッジ本体 31 左側板
311 左軸支筒体 312 トナー充填口
313 キャップ 32 右側板
321 右軸支筒体 33 前方板
34 後方板 35 円弧底板
350 装着開口 351 水平開口
352 傾斜開口 353 係止部
36 天板 37 本体側フランジ
371 水平フランジ 371a 突出片
372 傾斜フランジ 40 攪拌搬送部材
41 回転軸 411 括れ部
412 Cリング 413 パッキン
414 ジョイント部 42 スパイラルフィン
43 角柱部 431 鍔部
44 攪拌板支持突板 441 支持突板側挿通孔
45 攪拌板 451 攪拌板側挿通孔
50 ジョイント部材 51 ベース板
52 包持アーム 521 係止突片
53 挟持板 54 操作板
60 着脱部材 61 着脱部材本体
610 トナー排出口 611 直状円弧部
612 傾斜円弧部 62 着脱部材側フランジ
621 水平フランジ 622 傾斜フランジ
63 鈎型係止突起 631 左方係止突起
632 右方係止突起 64 爪型係止突起
65 縁堰条 70 封鎖用フィルム
71 ベースフィルム 72 低融点樹脂層
80 シール部材 C トナー収容室
P 用紙 P1 用紙束
R1 脱着工程 R2 封鎖用フィルム除去工程
R3 封鎖用フィルム取付工程 R4 着脱部材装着工程
R5 トナー充填工程 S1 閉止姿勢
S2 開放姿勢 T トナー
Q 装着室 Z1 閉止姿勢
Z2 開放姿勢

Claims (8)

  1. 軸心回りに回転する回転軸を内部に有し、かつ、所定の装着開口が形成されたカートリッジ本体と、
    前記装着開口に装着される、トナー排出口を備えた着脱部材と、
    一端側が前記トナー排出口を塞ぐように前記着脱部材に取り付けられ、他端側が前記カートリッジ本体側に取り付けられる封鎖用フィルムとを有し、
    前記封鎖用フィルムの前記着脱部材に対する結合力は、同前記カートリッジ本体側に対する結合力より小さく設定され、
    前記回転軸の回転で前記封鎖用フィルムが前記着脱部材から剥がれるように構成されていることを特徴とするトナーカートリッジ。
  2. 前記回転軸には、一体回転可能なジョイント部材が着脱可能に装着され、前記封鎖用フィルムは、前記他端側が前記ジョイント部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のトナーカートリッジ。
  3. 前記ジョイント部材は、弾性変形が可能な部材を含み、この部材の弾性変形により前記回転軸に着脱可能に装着されていることを特徴とする請求項2記載のトナーカートリッジ。
  4. 前記カートリッジ本体と前記着脱部材との間にはシール部材が介設されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のトナーカートリッジ。
  5. 前記装着開口は、前記カートリッジ本体の一方の端部の下面側に設けられ、前記着脱部材は、前記カートリッジ本体の下面側から前記装着開口に装着されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のトナーカートリッジ。
  6. 前記装着開口の周縁および前記着脱部材の周縁には、互いに対向するフランジがそれぞれ設けられ、前記装着開口側のフランジまたは前記着脱部材側のフランジには、相手側のフランジに対向する鈎型係止突起が設けられ、前記鈎型係止突起は、前記装着開口に対向させた前記着脱部材を所定方向にスライドさせることにより対向する相手側のフランジに係合するように形状設定されていることを特徴とする請求項5記載のトナーカートリッジ。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載のトナーカートリッジにトナーが充填され、そのトナーが消費された後に当該トナーカートリッジにトナーを再充填する方法であって、
    前記着脱部材を前記カートリッジ本体から取り外す工程と、
    前記カートリッジ本体の装着開口を通して内部の封鎖用フィルムを取り除く工程と、
    予め新たな封鎖用フィルムの一端側が取り付けられた着脱部材を準備し、当該封鎖用フィルムの他端側をカートリッジ本体側に取り付ける工程と、
    前記着脱部材を前記カートリッジ本体に取り付ける装着工程と、
    カートリッジ本体内にトナーを充填する工程とを含むことを特徴とするトナーの再充填方法。
  8. 前記準備は、前記封鎖用フィルムを前記着脱部材に熱溶着加工により結合するものであることを特徴とする請求項7記載のトナーの再充填方法。
JP2007085604A 2007-03-28 2007-03-28 トナーカートリッジおよびトナーの再充填方法 Pending JP2008242296A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007085604A JP2008242296A (ja) 2007-03-28 2007-03-28 トナーカートリッジおよびトナーの再充填方法
US12/056,329 US20080240772A1 (en) 2007-03-28 2008-03-27 Toner cartridge, toner refilling method and image forming apparatus using the toner cartridge
CN200810089119.5A CN101276186A (zh) 2007-03-28 2008-03-28 调色剂盒、调色剂的再填充方法以及图像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007085604A JP2008242296A (ja) 2007-03-28 2007-03-28 トナーカートリッジおよびトナーの再充填方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008242296A true JP2008242296A (ja) 2008-10-09

Family

ID=39794605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007085604A Pending JP2008242296A (ja) 2007-03-28 2007-03-28 トナーカートリッジおよびトナーの再充填方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20080240772A1 (ja)
JP (1) JP2008242296A (ja)
CN (1) CN101276186A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014071275A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Canon Inc カートリッジ及び画像形成装置
JP2017040731A (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 富士ゼロックス株式会社 現像装置及び画像形成装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4951685B2 (ja) * 2010-03-12 2012-06-13 シャープ株式会社 トナーカートリッジおよびそれを備えた画像形成装置
JP5740324B2 (ja) * 2011-04-15 2015-06-24 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像剤収容容器及びこれが適用された画像形成装置
JP5675888B2 (ja) * 2012-05-17 2015-02-25 キヤノン株式会社 現像剤収納ユニット、現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置
JP6245932B2 (ja) * 2012-11-06 2017-12-13 キヤノン株式会社 カートリッジ、現像カートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
WO2016137012A1 (ja) * 2015-02-27 2016-09-01 キヤノン株式会社 カートリッジ
US20180203381A1 (en) * 2017-01-16 2018-07-19 Flo-Tech, Llc Toner cartridge replacement seal
KR20210034435A (ko) * 2019-09-20 2021-03-30 휴렛-팩커드 디벨롭먼트 컴퍼니, 엘.피. 커플러의 역회전에 의하여 탈거 방향으로 이동되는 토너 카트리지

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3236124B2 (ja) * 1993-04-28 2001-12-10 キヤノン株式会社 プロセスカートリッジ及び画像形成装置及びプロセスカートリッジのトナーテープ取り付け方法
JP2987083B2 (ja) * 1994-10-21 1999-12-06 株式会社リコー トナーカートリッジ
KR0174688B1 (ko) * 1996-06-26 1999-04-01 김광호 현상기 토너 공급장치
JP2004126018A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Canon Inc カートリッジ及び画像形成装置
JP4275518B2 (ja) * 2003-12-09 2009-06-10 シャープ株式会社 現像剤供給装置及びそれを備えた画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014071275A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Canon Inc カートリッジ及び画像形成装置
JP2017040731A (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 富士ゼロックス株式会社 現像装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101276186A (zh) 2008-10-01
US20080240772A1 (en) 2008-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008242296A (ja) トナーカートリッジおよびトナーの再充填方法
US10067444B2 (en) Remanufacturing method of developer accommodating unit
US8260186B2 (en) Toner cartridge with refillable fresh and residual toner chambers, process cartridge, and method of making toner cartridge reusable
JP4368356B2 (ja) 画像形成装置および画像形成装置のトナー容器離脱方法
JP5103895B2 (ja) 現像剤収容容器、並びに現像剤収容容器の組立て方法及び再生方法
JP4606279B2 (ja) 画像形成装置の廃現像剤回収容器
JP4347331B2 (ja) 現像剤補給容器
JP5408402B2 (ja) 画像形成装置
TW201316143A (zh) 顯影劑容器、顯影裝置,處理匣,影像形成裝置及顯影劑再填充方法
JP2007240633A (ja) トナー容器及びトナー充填方法
JP4764766B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP4591474B2 (ja) 現像剤収容容器の再生方法
CN111694247B (zh) 调色剂容器、调色剂补给装置及图像形成装置
JPH09166912A (ja) 画像形成装置および現像剤容器
JP2012255975A (ja) 画像形成装置及びトナー容器
US9933728B2 (en) Toner container, image forming apparatus
US9841701B1 (en) Toner container, image forming apparatus
US9964895B2 (en) Toner container including joint coupled with image forming apparatus
JPH0777864A (ja) 現像剤収納容器及び現像装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2014214870A (ja) カップリング装置及び画像形成装置
JP4208521B2 (ja) 現像剤補給容器
US8099013B2 (en) Image forming apparatus and image forming unit including sealing member
US9946192B2 (en) Toner container, image forming apparatus
JP2022139159A (ja) トナーカートリッジ及び画像形成装置
JP2019168582A (ja) 現像装置およびこれを用いたプロセスカートリッジ並びに画像形成装置