JP2014214870A - カップリング装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動爪部の先端と従動爪部の先端とがぶつかっても、駆動側カップリングと従動側カップリングとを連結できるカップリング装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】駆動側カップリングに対し従動側カップリングが駆動側カップリング軸線方向に着脱可能であり、駆動側基部の端面に設けられた駆動爪部と従動側基部の端面に設けられた従動爪部とが互い違いに位置して駆動爪部及び従動爪部それぞれの側面が係合することで連結されるカップリング装置において、駆動源からの駆動力により回転軸を中心に回転可能な回転部材が設けられ、回転部材に対して駆動側基部が回転可能に取り付けられており、駆動側基部に設けられた接触部に接触して、回転部材に対し駆動側基部が回転部材の回転方向に一定量以上回転するのを規制する規制部材と、駆動側基部が規制部材と接触しない位置に位置するように、駆動側基部を回転方向に付勢する付勢部材とを備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、駆動側カップリングと従動側カップリングと軸線方向で着脱可能に連結されるカップリング装置、及び、このカップリング装置を備えた、プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置に関するものである。
特許文献1に記載の画像形成装置は、現像装置に補給するための現像剤を収納する現像剤収納容器を有している。この現像剤収納容器は、画像形成装置本体に対して着脱可能に装着されており、現像剤収納容器内の現像剤が無くなったときに、ユーザーにより簡単に交換できるようになっている。
また、現像剤収納容器内には、画像形成装置本体に設けられた駆動装置からの駆動力によって回転軸を中心に回転可能な、現像剤収納容器に収納された現像剤を攪拌する攪拌部材が設けられている。攪拌部材の回転軸端部には、駆動装置の駆動軸に設けられた駆動側カップリングと連結し、駆動装置からの駆動力によって回転する駆動側カップリングに従動する従動側カップリングが設けられている。この従動側カップリングは、攪拌部材の回転軸端部に取り付けられた円板状の基部と、この基部の現像剤収納容器本体と反対側の端面に、従動側カップリングの周方向に対して180度ずれた位置で前記端面から軸方向に突出した一対の従動爪部とで構成されている。
駆動装置の駆動側カップリングは、画像形成装置本体の装着部に現像剤収納容器を装着したときに、従動側カップリングと対向する位置に設けられている。この駆動側カップリングは、駆動装置の駆動軸端部に設けられた円板状の基部と、この基部の従動側カップリングと対向する側の端面に、駆動側カップリングの周方向に対して180度ずれた位置で前記端面から軸方向に突出した一対の駆動爪部とで構成されている。
そして、画像形成装置本体の装着部に現像剤収納容器を挿入して装着した際に、駆動爪部と従動爪部とが互い違いに位置した状態で、従動カップリングが駆動カップリングに挿入されことで、駆動爪部の側面と従動爪部の側面とが係合する。これにより、駆動側カップリングと従動側カップリングとが連結し、駆動装置を駆動することで、駆動軸の回転駆動力が駆動側カップリングと従動側カップリングとを介して攪拌部材の回転軸に伝達され、攪拌部材を回転させることができる。
しかしながら、画像形成装置本体の装着部に現像剤収納容器を装着するときに、駆動側カップリングの駆動爪部と従動側カップリングの従動爪部とが互いにちょうど対向する位置にある場合ある。この場合、駆動爪部の先端と、従動爪部の先端とがぶつかってしまい、それ以上、従動側カップリングを駆動側カップリングに挿入することができず、駆動側カップリングと従動側カップリングとを連結させることができなくなるといった問題が生じる。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、駆動爪部の先端と従動爪部の先端とがぶつかっても、駆動側カップリングと従動側カップリングとを連結できるカップリング装置、及び、そのカップリング装置を備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、従動側回転軸の軸端部に取り付けられる従動側基部、及び、該従動側基部の軸方向端面に配置された複数の従動爪部を有する従動側カップリングと連結可能な、駆動側回転軸の軸端部に取り付けられた駆動側基部、及び、該駆動側基部の軸方向端面に配置された複数の駆動爪部を有する駆動側カップリングを備え、前記駆動側カップリングに対し前記従動側カップリングが駆動側カップリング軸線方向に着脱可能であり、各駆動爪部と各従動爪部とが互い違いに位置して該駆動爪部の側面と該従動爪部の側面とが係合することで該駆動カップリングと該従動カップリングとが連結されるカップリング装置において、駆動源からの駆動力により回転軸を中心に回転可能な回転部材が設けられ、前記回転部材に対して前記駆動側基部が回転可能に取り付けられており、前記駆動側基部に設けられた接触部に接触して、前記回転部材に対し該駆動側基部が該回転部材の回転方向に一定量以上回転するのを規制する規制部材と、前記駆動側基部が前記規制部材と接触しない位置に位置するように、該駆動側基部を回転方向に付勢する付勢部材とを備えたことを特徴とするものである。
以上、本発明によれば、駆動爪部の先端と従動爪部の先端とがぶつかっても、駆動側カップリングと従動側カップリングとを連結することができるという優れた効果がある。
現像剤供給駆動部側のカップリング機構の分解図。 実施形態に係る複写機の概略構成図。 現像装置及び感光体の概略構成図。 各色の現像装置と、現像装置にプレミックストナーを補給する現像剤補給装置全体の構成とを示す斜視図。 K色用の現像剤収納容器の斜視図。 カラー用の現像剤収納容器の斜視図。 カラー用の現像剤収納容器の断面図。 K色用の現像剤収納容器の断面斜視図。 K用の現像剤収納容器のカップリング取り付け部周辺を示す拡大図。 現像剤供給駆動部を示す斜視図。 現像剤供給駆動部の正面図。 サブホッパの構成を示す斜視図。 サブホッパの内部構造を示す斜視図。 サブホッパ内の現像剤貯留部と搬送部とを示す図。 (a)攪拌駆動カップリングと連結箇所とをZ軸に直交する方向から見た様子を模式的に示した図、(b)図15(a)に示す矢印A9から攪拌駆動カップリングの引掛突起部と連結箇所の引掛突起部とを見た様子を模式的に示した図、(c)引掛突起部の傾斜面と引掛突起部の傾斜面との案内作用により相対的に移動する様子を示した図、(d)攪拌駆動カップリングと連結箇所とが連結した様子を示した図。 現像剤供給駆動部側のカップリング機構の分解図。 アジテータ駆動ギヤの正面図。 アジテータ駆動ギヤの斜視図。 駆動側カップリングの正面図。 駆動側カップリングの斜視図。 (a)現像剤収納容器が挿入されておらず、トーションスプリングによって駆動側カップリングがアジテータ駆動ギヤに突き当たらないように付勢されている状態を示した図、(b)現像剤収納容器の従動側カップリングの爪部に、駆動側カップリングの爪部が係合し、アジテータ駆動ギヤが回転することでトーションスプリングの付勢力に抗して、駆動側カップリングの突き当て部と、アジテータ駆動ギヤの突き当て部とが突き当たった状態を示した図。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、複数の感光体が並行配設されたタンデム型のカラーレーザー複写機(以下、単に「複写機」という)の一実施形態ついて説明する。
図2は、実施形態に係る複写機の概略構成図である。この複写機はプリンタ部100、これを載せる給紙装置200、プリンタ部100の上に固定されたスキャナ300などを備えている。また、このスキャナ300の上に固定された原稿自動搬送装置400なども備えている。
プリンタ部100は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像を形成するための4組のプロセスカートリッジ18Y,M,C,Kからなる画像形成ユニット20を備えている。各符号の数字の後に付されたY,M,C,Kは、イエロー、シアン、マゼンダ、ブラック用の部材であることを示している(以下同様)。プロセスカートリッジ18Y,M,C,Kの他には、光書込ユニット21、中間転写ユニット17、二次転写装置22、レジストローラ対49、ベルト定着方式の定着装置25などが配設されている。
光書込ユニット21は、図示しない光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラーなどを有し、画像データに基づいて後述の感光体の表面にレーザ光を照射する。
プロセスカートリッジ18Y,M,C,Kは、ドラム状の感光体1、帯電器、現像装置4、ドラムクリーニング装置、除電器などを有している。
以下、イエロー用のプロセスカートリッジ18について説明する。
帯電手段たる帯電器によって、感光体1Yの表面は一様帯電される。帯電処理が施された感光体1Yの表面には、光書込ユニット21によって変調及び偏向されたレーザ光が照射される。すると、照射部(露光部)の電位が減衰する。この減衰により、感光体1Y表面にY用の静電潜像が形成される。形成されたY用の静電潜像は現像手段たる現像装置4Yによって現像されてYトナー像となる。
Y用の感光体1Y上に形成されたYトナー像は、後述の中間転写ベルト101に一次転写される。一次転写後の感光体1Yの表面は、ドラムクリーニング装置によって転写残トナーがクリーニングされる。
Y用のプロセスカートリッジ18Yにおいて、ドラムクリーニング装置によってクリーニングされた感光体1Yは、除電器によって除電される。そして、帯電器によって一様帯電せしめられて、初期状態に戻る。以上のような一連のプロセスは、他のプロセスカートリッジ18M,C,Kについても同様である。
次に、中間転写ユニットについて説明する。
中間転写ユニット17は、中間転写ベルト101やベルトクリーニング装置102などを有している。また、張架ローラ14、駆動ローラ15、二次転写バックアップローラ16、4つの一次転写バイアスローラ62Y,M,C,Kなども有している。
中間転写ベルト101は、張架ローラ14を含む複数のローラによってテンション張架されている。そして、図示しないベルト駆動モータによって駆動される駆動ローラ15の回転によって図中時計回りに無端移動せしめられる。
4つの一次転写バイアスローラ62Y,M,C,Kは、それぞれ中間転写ベルト101の内周面側に接触するように配設され、図示しない電源から一次転写バイアスの印加を受ける。また、中間転写ベルト101をその内周面側から感光体1Y,M,C,Kに向けて押圧してそれぞれ一次転写ニップを形成する。各一次転写ニップには、一次転写バイアスの影響により、感光体と一次転写バイアスローラとの間に一次転写電界が形成される。
Y用の感光体1Y上に形成された上述のYトナー像は、この一次転写電界やニップ圧の影響によって中間転写ベルト101上に一次転写される。このYトナー像の上には、M,C,K用の感光体1M,C,K上に形成されたM,C,Kトナー像が順次重ね合わせて一次転写される。この重ね合わせの一次転写により、中間転写ベルト101上には多重トナー像たる4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
中間転写ベルト101上に重ね合わせ転写された4色トナー像は、後述の二次転写ニップで図示しない記録体たる転写紙に二次転写される。二次転写ニップ通過後の中間転写ベルト101の表面に残留する転写残トナーは、図中左側の駆動ローラ15との間にベルトを挟み込むベルトクリーニング装置102によってクリーニングされる。
次に、二次転写装置22について説明する。
中間転写ユニット17の図中下方には、2本の張架ローラ23によって紙搬送ベルト24を張架している二次転写装置22が配設されている。紙搬送ベルト24は、少なくとも何れか一方の張架ローラ23の回転駆動に伴って、図中反時計回りに無端移動せしめられる。
2本の張架ローラ23のうち、図中右側に配設された一方のローラは、中間転写ユニット17の二次転写バックアップローラ16との間に、中間転写ベルト101及び紙搬送ベルト24を挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ユニット17の中間転写ベルト101と、二次転写装置22の紙搬送ベルト24とが接触する二次転写ニップが形成されている。
そして、この一方の張架ローラ23には、トナーと逆極性の二次転写バイアスが図示しない電源によって印加される。この二次転写バイアスの印加により、二次転写ニップには中間転写ユニット17の中間転写ベルト101上の4色トナー像をベルト側からこの一方の張架ローラ23側に向けて静電移動させる二次転写電界が形成される。
後述のレジストローラ対49によって中間転写ベルト101上の4色トナー像に同期するように二次転写ニップに送り込まれた転写紙には、この二次転写電界やニップ圧の影響を受けた4色トナー像が二次転写せしめられる。
なお、このように一方の張架ローラ23に二次転写バイアスを印加する二次転写方式に代えて、転写紙を非接触でチャージさせるチャージャを設けてもよい。
複写機本体の下部に設けられた給紙装置200には、内部に複数の転写紙を紙束の状態で複数枚重ねて収容可能な給紙カセット44が、鉛直方向に複数重なるように配設されている。それぞれの給紙カセット44は、紙束の一番上の転写紙に給紙ローラ42を押し当てている。そして、給紙ローラ42を回転させることにより、一番上の転写紙を給紙路46に向けて送り出される。
給紙カセット44から送り出された転写紙を受け入れる給紙路46は、複数の搬送ローラ対47と、その路内の末端付近に設けられたレジストローラ対49とを有している。そして、転写紙をレジストローラ対49に向けて搬送する。レジストローラ対49に向けて搬送された転写紙は、レジストローラ対49のローラ間に挟まれる。
一方、中間転写ユニット17において、中間転写ベルト101上に形成された4色トナー像は、ベルトの無端移動に伴って上記二次転写ニップに進入する。レジストローラ対49は、ローラ間に挟み込んだ転写紙を二次転写ニップにて4色トナー像に密着させ得るタイミングで送り出す。これにより、二次転写ニップでは、中間転写ベルト101上の4色トナー像が転写紙に密着する。そして、転写紙上に二次転写されて、白色の転写紙上でフルカラー画像となる。
このようにしてフルカラー画像が形成された転写紙は、紙搬送ベルト24の無端移動に伴って二次転写ニップを出た後、紙搬送ベルト24上から定着装置25に送られる。
定着装置25は、定着ベルト26を2本のローラによって張架しながら無端移動せしめるベルトユニットと、このベルトユニットの一方のローラに向けて押圧される加圧ローラ27とを備えている。
これら定着ベルト26と加圧ローラ27とは互いに当接して定着ニップを形成しており、紙搬送ベルト24から受け取った転写紙をここに挟み込む。ベルトユニットにおける2本のローラのうち、加圧ローラ27から押圧される方のローラは、内部に図示しない熱源を有しており、これの発熱によって定着ベルト26を加圧する。加圧された定着ベルト26は、定着ニップに挟み込まれた転写紙を加熱する。この加熱やニップ圧の影響により、フルカラー画像が転写紙に定着せしめられる。
定着装置25内で定着処理が施された転写紙は、プリンタ筐体の図中左側板の外側に設けたスタック部57上にスタックされるか、もう一方の面にもトナー像を形成するために上述の二次転写ニップに戻されるかする。
図示しない原稿のコピーがとられる際には、例えばシート原稿の束が原稿自動搬送装置400の原稿台30上セットされる。但し、その原稿が本状に閉じられている片綴じ原稿である場合には、コンタクトガラス32上にセットされる。このセットに先立ち、複写機本体に対して原稿自動搬送装置400が開かれ、スキャナ300のコンタクトガラス32が露出される。この後、閉じられた原稿自動搬送装置400によって片綴じ原稿が押さえられる。
このようにして原稿がセットされた後、図示しないコピースタートスイッチが押下されると、スキャナ300による原稿読取動作がスタートする。
ただし、原稿自動搬送装置400にシート原稿がセットされた場合には、この原稿読取動作に先立って、原稿自動搬送装置400がシート原稿をコンタクトガラス32まで自動移動させる。
原稿読取動作では、まず、第一走行体33と第二走行体34とがともに走行を開始し、第一走行体33に設けられた光源から光が発射される。そして、原稿面からの反射光が第二走行体34内に設けられたミラーによって反射せしめられ、結像レンズ35を通過した後、読取センサ36に入射される。読取センサ36は、入射光に基づいて画像情報を構築する。
このような原稿読取動作と並行して、各プロセスカートリッジ18Y,M,C,K内の各機器や、中間転写ユニット17、二次転写装置22、定着装置25がそれぞれ駆動を開始する。そして、読取センサ36によって構築された画像情報に基づいて、光書込ユニット21が駆動制御されて、各感光体1Y,M,C,K上に、Y,M,C,Kトナー像が形成される。これらトナー像は、中間転写ベルト101上に重ね合わせ転写された4色トナー像となる。
また、原稿読取動作の開始とほぼ同時に、給紙装置200内では給紙動作が開始される。この給紙動作では、給紙ローラ42の1つが選択回転せしめられ、ペーパーバンク43内に多段に収容される給紙カセット44の1つから転写紙が送り出される。送り出された転写紙は、分離ローラ45で1枚ずつ分離されて給紙路46に進入した後、搬送ローラ対47によって二次転写ニップに向けて搬送される。
このような給紙カセット44からの給紙に代えて、手差しトレイ51からの給紙が行われる場合もある。この場合、手差し給紙ローラ50が選択回転せしめられて手差しトレイ51上の転写紙を送り出した後、分離ローラ52が転写紙を1枚ずつ分離してプリンタ部100の手差し給紙路53に給紙する。
本複写機は、2色以上のトナーからなる他色画像を形成する場合には、中間転写ベルト101をその上部張架面がほぼ水平になる姿勢で張架して、上部張架面に全ての感光体1Y,M,C,Kを接触させる。
これに対し、Kトナーのみからなるモノクロ画像を形成する場合には、図示しない機構により、中間転写ベルト101を図中左下に傾けるような姿勢にして、その上部張架面をY,M,C用の感光体1Y,M,Cから離間させる。そして、4つの感光体1Y,M,C,Kのうち、K用の感光体1Kだけを図中反時計回りに回転させて、Kトナー像だけを作像する。この際、Y,M,Cについては、感光体1だけでなく、現像器も駆動を停止させて、感光体や現像剤の不要な消耗を防止する。
本複写機は、複写機内の下記機器の制御を司るCPU等から構成される図示しない制御部と、液晶ディスプレイや各種キーボタン等などから構成される図示しない操作表示部とを備えている。
操作者は、この操作表示部に対するキー入力操作により、制御部に対して命令を送ることで、転写紙の片面だけに画像を形成するモードである片面プリントモードについて、3つのモードの中から1つを選択することができる。この3つの片面プリントモードとは、ダイレクト排出モードと、反転排出モードと、反転デカール排出モードとからなる。
図3は、4つプロセスカートリッジ18Y,M,C,Kのうちの1つが備える現像装置4及び感光体1を示す拡大構成図である。4つのプロセスカートリッジ18Y,M,C,Kは、それぞれ扱うトナーの色が異なる点の他がほぼ同様の構成になっているので、同図では「4」に付すY,M,C,Kという添字を省略している。
図3に示すように感光体1は図中矢印G方向に回転しながら、その表面を不図示の帯電装置により帯電される。帯電された感光体1の表面は不図示の露光装置より照射されたレーザ光により静電潜像を形成された潜像に現像装置4からトナーを供給され、トナー像を形成する。
現像装置4は、図中矢印I方向に表面移動しながら感光体1の表面の潜像にトナーを供給し、現像する現像剤担持体としての現像ローラ5を有している。また、現像ローラ5に現像剤を供給しながら図3の奥方向に現像剤を搬送する供給搬送部材としての供給スクリュウ8を有している。供給スクリュウ8は、回転軸とこの回転軸に設けられた羽部とを備え、回転することにより軸方向に現像剤を搬送する現像剤搬送スクリュウである。
現像ローラ5の供給スクリュウ8との対向部から表面移動方向下流側には、現像ローラ5に供給された現像剤を現像に適した厚さに規制する現像剤規制部材としての現像ドクタ12を備えている。
現像ローラ5の感光体1との対向部である現像部から表面移動方向下流側には、現像部を通過した現像済みの現像剤を回収し、回収した回収現像剤を供給スクリュウ8と同方向に搬送する回収搬送部材としての回収スクリュウ6を備えている。供給スクリュウ8を備えた供給搬送路9は現像ローラ5の横方向に、回収スクリュウ6を備えた回収搬送路としての回収搬送路7は現像ローラ5の下方に並設されている。
現像装置4は、供給搬送路9の下方で回収搬送路7に並列して、攪拌搬送路10を設けている。攪拌搬送路10は、現像剤を攪拌しながら供給スクリュウ8とは逆方向である図中手前側に搬送する攪拌搬送部材としての攪拌スクリュウ11を備えている。
供給搬送路9と攪拌搬送路10とは仕切り部材としての第一仕切り壁133によって仕切られている。第一仕切り壁133の供給搬送路9と攪拌搬送路10とを仕切る箇所は図中手前側と奥側との両端は開口部となっており、供給搬送路9と攪拌搬送路10とが連通している。
なお、供給搬送路9と回収搬送路7とも第一仕切り壁133によって仕切られているが、第一仕切り壁133の供給搬送路9と回収搬送路7とを仕切る箇所には開口部を設けていない。
また、攪拌搬送路10と回収搬送路7との2つの搬送路は仕切り部材としての第二仕切り壁134によって仕切られている。第二仕切り壁134は、図中手前側が開口部となっており、攪拌搬送路10と回収搬送路7とが連通している。
現像ローラ5上に現像ドクタ12によって薄層化された現像剤を感光体1との対抗部である現像領域まで搬送し現像を行う。
現像後の現像剤は回収搬送路7にて回収を行い、図3中の断面手前側に搬送され、非画像領域部に設けられた第一仕切り壁133の開口部で、攪拌搬送路10へ現像剤が移送される。
供給搬送路9には、供給搬送路9内の現像剤が所定の嵩を越えた場合にその一部を現像装置4の外部に排出する現像剤排出口94と、現像剤排出口94から排出された現像剤を現像装置4の外部に搬送する排出搬送スクリュウ2aを備えた排出搬送路2とを有する。
排出搬送路2は、供給搬送路9の搬送方向下流側で仕切り壁135を挟んで供給搬送路9と隣り合うように配置され、現像剤排出口94は供給搬送路9と排出搬送路2とを連通するように仕切り壁135に設けられた開口である。
攪拌搬送路10における現像剤搬送方向上流側の第一仕切り壁133の開口部の付近で攪拌搬送路10の上側に設けられた補給口から攪拌搬送路10にトナーとキャリアとを含む現像剤が補給される。
以降、現像装置4に補給されるトナーとキャリアとが混合された現像剤をプレミックストナーと称する。本実施形態においては、プレミックストナーにおけるトナー量は、25〜35重量%であり、現像装置4内の現像剤におけるトナー量は、4〜10重量%である。
また、本実施形態においては、流出温度が90℃以下のトナーを用いた。流出温度が90℃以下のトナーを用いることで、低い温度で定着を行うことができ、複写機の省エネルギー化、高速化を図ることができる。
図4は、各色の現像装置4Y,4C,4M,4Kと、現像装置にプレミックストナーを補給する現像剤補給装置70Y,70C,70M,70Kの全体の構成を示す斜視図である。
現像剤補給装置70Y,70C,70M,70Kは、現像装置4Y,4C,4M,4Kの上部に配置されている。現像剤補給装置70は、プレミックストナーを収納した現像剤収納容器71と、後述するサブホッパ90(図11参照)とを有している(この図では、Y色とM色の現像剤収納容器71Y、71Mが示されている。)。現像剤収納容器71は、容器保持部77に保持される。容器保持部77は、4つに区画されており、図中左側から順に、K色、C色、M色、Y色の現像剤収納容器71が保持される。現像剤収納容器71は、容器保持部77に対して着脱可能に保持されており、現像剤収納容器71にプレミックトナーが無くなると、ユーザーが容器保持部77から現像剤収納容器71を抜き出し、新品の現像剤収納容器71を容器保持部77に差し込む。これにより、新しいプレミックストナーが後述するサブホッパ90(図12参照)に供給される。
現像剤補給装置70Y,70C,70M,70Kは、複写機の前側に配置されており、複写機の前側から、現像剤収納容器71にアクセス可能となっている。
図5は、K色用の現像剤収納容器71Kの斜視図であり、図6は、Y,M,C色の現像剤補給装置に用いられるカラー(Y,M,C)用の現像剤収納容器71YMCの斜視図である。
本実施形態においては、図5、図6に示すように、K色の現像剤収納容器71Kが、カラー(Y,M,C)用の現像剤収納容器71YMCよりも容積が大きくなっている。
一般的なユーザーは、フルカラー画像の出力よりも白黒画像の出力の方が多い。このため、トナーの消費スピードは、カラー(Y,M,C)用よりも黒用の方が速くなる。よって、K色の現像剤収納容器71Kを、カラーの現像剤収納容器と同じ形状とした場合、K色の現像剤収納容器71が、頻繁に交換されてしまうことになり、ユーザーの利便性が悪くなる。
このようなことから、本実施形態では、K色用の現像剤収納容器71Kの容積を、カラー(Y,M,C)用の現像剤収納容器71YMCの容積よりも大きくして、カラー(Y,M,C)用の現像剤収納容器71YMCよりも多くのプレミックストナーを収納している。
図7は、カラー用の現像剤収納容器71YMCの断面図である。
図7に示すように、カラー用現像剤収納容器71YMCは、容器本体71Aと、容器本体71A内に架設される搬送スクリュウ72と、攪拌部材としてのアジテータ73とを備えている。アジテータ73は、容器本体71A内で搬送スクリュウ72と平行に配設されている。
アジテータ73は、軸部731と、軸部731と一体で成型された接続部としての骨部と、骨部734に取り付けられた羽部732とを備えている。羽部732は、骨部734を介して軸部731に支持されている。
また、アジテータ73は、後述する現像剤供給駆動部80(図10、図11参照)によって駆動され、搬送スクリュウ72と平行に配設された軸部731と一体で回転する。そして、容器本体71A内のプレミックストナーを攪拌しながら搬送スクリュウ72に向けて移動させるように搬送する。
また、アジテータ73の軸部731と骨部734とは剛性を有する剛体である。また、アジテータ73の羽部732は可撓性を有しているため、羽部732が容器本体71Aの内壁と接触することにより羽部732が撓みながら、アジテータ73が回転する。
アジテータ73の剛性を有する剛体である軸部731及び骨部734は、金属などで一体的に形成するのが簡便で好ましいが、他の材料あるいは製造方法であってもよい。また、可撓性を有する羽部732は、剛性の低い材質で製造することが望ましい。例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、又は、PPS(ポリフェニレンサルファイド)などから成るシート等の可撓性有する材質が望ましい。この羽部732の厚さは、約50[μm]〜500[μm]程度が好ましく、より好ましくは100[μm]〜300[μm]が好適である。
なお、アジテータ73は、上述したように軸部731及び骨部734と、羽部732とを別部材で構成しているが、樹脂材料を用いて射出成型機により一体成型してもよい。
図8は、K色用の現像剤収納容器71Kの断面斜視図である。
K色用の現像剤収納容器71Kの容器本体71A内には、第一アジテータ73aと、第二アジテータ73bと、搬送スクリュウ72とが架設されている。第一アジテータ73a及び第二アジテータ73bは、先の図7に示したカラー用現像剤収納容器71YMC内に設けられたアジテータ73と同構成である。
図9は、K用の現像剤収納容器71Kの従動側カップリング74A,74Bの取り付け部周辺を示す拡大図である。
図9に示すように、K用現像剤収納容器71Kの各アジエータ73a,73bの軸部731a,731bの一端は、容器本体71Aから露出しており、この一端に従動側カップリング74A,74Bが設けられている。また、先の図6に示すように、カラー用現像剤収納容器71YMCのアジエータの軸部731の一端も、容器本体71Aから露出しており、この一端に従動側カップリング74が設けられている。
図10は、現像剤供給駆動部80Y,80M,80C,80Kを示す斜視図であり、図11は、現像剤供給駆動部80Y,80M,80C,80Kの正面図である。
現像剤供給駆動部80Y,80M,80C,80Kは、現像剤収納容器71内のプレミックストナーを、現像剤補給装置70Y,70M,70C,70Kのサブホッパ90Y,90M,90C,90Kに供給するときに用いる駆動部である。
現像剤供給駆動部80Y,80M,80C,80Kは、現像剤収納容器71のアジテータ73、搬送スクリュウ72、及び、サブホッパ90Y,90M,90C,90K内の第一攪拌搬送部材96、第二攪拌搬送部材97(図13参照)を駆動させるものである。
各現像剤供給駆動部80Y,80M,80C,80Kは、第二駆動源としての供給用駆動モータ81Y,81M,81C,81Kを備えている。
また、各現像剤供給駆動部80Y,80M,80C,80Kは、複数のギヤからなるギヤ列を有しており、ギヤ列を構成するギヤは、面板86Y,86M,86C,86Kに回転自在に支持されている。
また、各現像剤供給駆動部80Y,80M,80C,80Kは、現像剤収納容器71の搬送スクリュウ72に接続する搬送用ジョイント83Y,83M,83C,83Kが設けられている。
また、カラー用の現像剤供給駆動部80Y,80M,80Cには、上述した従動側カップリング74に接続される駆動側カップリング85Y,85M,85Cが設けられている。
また、K色の現像剤供給駆動部80Kには、第一アジテータの軸部731aに取り付けた従動側カップリング74に接続される第一駆動側カップリング85AKが設けられている。
また、第二アジテータの軸部731bに取り付けた従動側カップリング74に接続される第二駆動側カップリング85BKも設けられている。
各供給用駆動モータ81Y,81M,81C,81Kの駆動力は、ウォームギヤ、複数のギヤ、搬送用ジョイント83Y,83M,83C,83Kを介して、各色の現像剤収納容器内の搬送スクリュウ72に伝達され、搬送スクリュウ72が回転駆動される。
また、搬送用ジョイント83Y,83M,83C,83Kからさらに複数のギヤを介して、アジテータ駆動ギヤ84Y,84M、84C、および、第一アジテータ駆動ギヤ84AKに各供給用駆動モータ81Y,81M,81C,81Kの駆動力が伝達される。
そして、アジテータ駆動ギヤ84Y,84M、84Cと同軸上に設けられた駆動側カップリング85Y,85M,85Cを介して、アジテータ73に駆動力が伝達され、アジテータ73が回転駆動する。
また、第一アジテータ駆動ギヤ84AKと同軸上設けられた第一駆動側カップリング85AKを介して第一アジテータ73aに駆動力が伝達され、第一アジテータ73aが回転駆動する。
また、K色の現像剤供給駆動部80Kに関しては、第一アジテータ駆動ギヤ84AKから、第二アジテータ駆動ギヤ54BKに供給用駆動モータ81Kの駆動力が伝達される。そして、第二アジテータ駆動ギヤ84BKと同軸上設けられた第二駆動側カップリング85BKを介して第二アジテータ73bに駆動力が伝達され、第二アジテータ73bが回転駆動する。
また、各供給用駆動モータ81Y,81M,81C,81Kの駆動力は、後述する第一攪拌搬送部材96(図13参照)の回転軸の後側端部に取り付けられた供給側ワンウェイクラッチ82Y,82M,82C,82Kに伝達される。そして、供給側ワンウェイクラッチ82Y,82M,82C,82Kを介して、後述する第一攪拌搬送部材96および第二攪拌搬送部材97に各供給用駆動モータ81Y,81M,81C,81Kの駆動力が伝達される。
次に、現像剤補給装置70Y,70M,70C,70Kのサブホッパ90Y,90M,90C,90Kについて説明する。なお、各色のサブホッパ90Y,90M,90C,90Kは、同一であるので、ここでは、K色のサブホッパについて説明するとともに、以下の説明では、Y,M,C,Kという添字を適宜省略して説明する。
図12は、サブホッパ90の構成を示す斜視図、図13はサブホッパ90の内部構造を示す斜視図である。
図12、図13に示すように、サブホッパ90は、第一攪拌搬送部材96、第二攪拌搬送部材97、第一搬送部材98、第二搬送部材99を収納し上部が開口したケース93bと、ケース93bの開口部を塞ぐ上カバー93aを有している。上カバー93aには、現像剤収納容器71の供給口から供給されるプレミックストナーを受け入れる受入口91が形成されている。
本実施形態においては、現像装置4の真上にサブホッパ90が設けられており、各色のサブホッパ90の大きさは、同じである。一方、先の図5、図6を用いて説明したように、サブホッパ90の真上に配置される現像剤収納容器71は、各色同じではなく、K色の現像収納容器が、カラーの現像剤収納容器よりも大きい構成となっている。このため、装置のレイアウトの関係上、図10に示すように、現像剤収納容器71のプレミックストナーを現像剤貯留部90aに供給するための供給口72aY,72aM,72aC,72AKの位置が異なる。本実施形態では、供給口72aとサブホッパの現像剤検知センサ95が設けられた壁面からの距離が、K色は、4mm程、C色は、13mm程、M色は、23mm程、Y色は、33mm程となっている。
サブホッパ90の受入口91を、各現像剤収納容器の供給口72aY,72aM,72aC,72AKの位置を合わせて設ける場合、上カバー93aを、各色毎、設ける必要があり、部品点数が増加し、装置のコストアップに繋がる。このため、本実施形態では、上カバー93aの受入口91を、現像剤収納容器71の並び方向に延びる長方形状にしている。これにより、サブホッパ90と現像剤収納容器71の供給口との位置関係が、現像剤収納容器71の並び方向で、各色互いに異なっても、共通の上カバーで対応することができる。これにより、サブホッパ90と現像剤収納容器71の供給口との位置関係に基づいて、各色毎に上カバー93aを用意する場合に比べて、部品点数を減らすことができ、装置を安価にすることができる。
図14に示すように、サブホッパ90は、現像剤収納容器71から供給されたプレミックストナーを一時貯留する現像剤貯留部90aと、現像剤貯留部90aに貯留されたプレミックストナーを現像装置4へ搬送する搬送部90bとを有している。現像剤貯留部90aと、搬送部90bとは、仕切り壁92でケース内部を仕切ることで形成されている。図13に示すように、仕切り壁92の現像剤供給駆動部側である後側と、それと反対側の前側には、それぞれ第一開口92a,第二開口92bが形成されている。
現像剤貯留部90aには、第一攪拌搬送部材96と、第二攪拌搬送部材97とが、並べて配置されている。また、ケース93bの図中右側の側壁には、現像剤貯留部内の現像剤を検知する現像剤検知センサ95が設けられている。現像剤検知センサ95の現像剤検知部は、ケース底面から所定の高さに配置されている。現像剤貯留部90aの図中右側に配置された第一攪拌搬送部材96は、回転軸96cとピッチの大きな螺旋状のスクリュウ96bとを有している。また、第一攪拌搬送部材96の現像剤検知センサ95の現像剤検知部と対向する箇所には、現像剤検知センサの95の現像剤検知部を清掃する清掃部材96aが設けられている。また、現像剤収納容器の受入口91と対向する箇所の近傍には、第二攪拌搬送部材97にプレミックストナーを受け渡すためのパドル96dがもうけられている。
現像剤貯留部90aの仕切り壁92側に配置された第二攪拌搬送部材97は、回転軸97cに大きなピッチの螺旋状のスクリュウ97bと、パドル97aとが設けられている。パドル97aは、回転軸97cの第一開口92aと対向する部分、第二開口92bと対向する部分に設けられている。また、スクリュウ97bの受入口91と対向する部分よりも後側は、プレミックストナーが、後側へ搬送されるような形状となっており、受入口91と対向する部分よりも前側は、プレミックストナーが、前側へ搬送されるような形状となっている。
搬送部90bは、搬送仕切り壁901により、第一搬送路902Aと、第二搬送路902Bとに仕切られている。搬送仕切り壁901の前側には、搬送用開口901aが形成されており、第一搬送路902Aと第二搬送路902Bとを連通している。
第一搬送路902Aに、第一搬送部材98が配設されており、第二搬送路902Bに第二搬送部材99が配設されている。各搬送部材98,99は、回転軸98b,99bと、螺旋状のスクリュウ98a,99aとで構成されている。第一搬送部材98のスクリュウ98aは、搬送用開口901aと対向する箇所のピッチが他の箇所よりも狭くなっている。第二搬送部材99のスクリュウ99aは、回転軸方向一定のピッチとなっている。
第一搬送部材98は、第一搬送路902A内のプレミックストナーを搬送用開口901aへ向けて(後側から前側へ)搬送し、第二搬送部材99は、第二搬送路902B内のプレミックストナーを、前側から後側へ搬送する。
ケース93b底面の第二搬送路902Bの現像剤搬送下流端に位置する箇所には、現像装置4の不図示補給口と連通する現像剤補給出口が設けられている。第二搬送部材99により第二搬送路902Bを搬送されてきたプレミックストナーは、現像剤補給出口から現像装置4に補給される。
また、サブホッパ90には、現像装置4にプレミックストナーを補給するときに用いる現像剤補給駆動部110を備えている。現像剤補給駆動部110は、サブホッパ90の前側に設けられており、補給用駆動モータ111と、複数のギヤからなるギヤ列とを備えている。補給用駆動モータ111の駆動力は、第一攪拌搬送部材96の回転軸96cの他端(図中下端)に設けられた補給側ワンウェイクラッチ112を介して、第一攪拌搬送部材96に伝達され、第一攪拌搬送部材96が回転駆動する。
また、第一攪拌搬送部材96から複数のギヤを介して、第二攪拌搬送部材97に補給用駆動モータ111の駆動力が伝達され、第二攪拌搬送部材97が回転駆動する。また、補給用駆動モータ111から複数のギヤを介して、第一搬送部材98及び第二搬送部材99に駆動力が伝達され、第一搬送部材98及び第二搬送部材99が回転駆動する。
本実施形態においては、現像剤貯留部90aを設け、この現像剤貯留部90aでプレミックストナーを貯留する。これにより、現像剤収納容器71が空となっても、この現像剤貯留部90aに貯留したプレミックストナーによりしばらくは、現像装置4にトナーを補給することができる。これにより、ユーザーが、新たな現像剤収納容器を準備する間も良好な画像を形成することができる。
図15は、アジテータ73の従動側カップリング74と、現像剤補給装置70に設けられた駆動側カップリング85と、の構成およびその作用を説明するための説明図である。
図15(a)は、駆動側カップリング85と従動側カップリング74とをZ軸に直交する方向から見た様子を模式的に示している。
図15(b)は、図15(a)に示す矢印A9から駆動側カップリング85の爪部85bと従動側カップリング74の爪部74bとを見た様子を模式的に示している。
図15(c)は、爪部85bの傾斜面741cと爪部74bの傾斜面852dとの案内作用により相対的に移動する様子を示している。
図15(d)は、駆動側カップリング85と従動側カップリング74とが連結した様子を示している。
アジテータ73の従動側カップリング74は、図15に示すように、アジテータ73の回転軸端部に取り付けられた円板状の基部74aを有している。また、この基部74aの現像剤収納容器本体と反対側の端面に、従動側カップリング74の周方向に対して180度ずれた位置で前記端面から軸方向に突出した一対の爪部74bを有する。この爪部74bの先端には、回転軸方向に対して傾斜した傾斜面が設けられている。
この両爪部74bは、アジテータ73の軸線を中心として対を為して設けられており、Z軸方向正側の突出端部852cが互いに近付くに連れてZ軸方向負側へと変位して傾斜されている。
その各突出端部852cには、アジテータ73の軸線を中心とする周方向で見て対を為す傾斜面852dが設けられている。この両傾斜面852dは、上記周方向でみて、対応する突出端部852cにおける外側へ向かうに連れてZ軸方向負側へと変位する傾斜面とされている。
この従動側カップリング74は、現像剤供給駆動部80に設けられた駆動側カップリング85に連結される(図15(d)参照)。駆動側カップリング85は、駆動軸端部に設けられた円板状の基部85aを有している。また、この基部85aの従動側カップリング74と対向する側の端面に、駆動側カップリング85の周方向に対して180度ずれた位置で前記端面から軸方向に突出した一対の爪部85bを有している。すなわち、図15(a)に示すように、従動側カップリング74と同様に、駆動側カップリング85における中心軸線Ca(アジテータ73の軸線に相当する)を中心として対をなして設けられた爪部85bを有する。
駆動側カップリング85は、現像剤供給駆動部80において中心軸線Caを回転中心として回転駆動される。すなわち、両爪部85bが回転駆動機構から駆動力が伝達されることにより中心軸線Caの回りを回転移動することが可能とされている。
また、駆動側カップリング85は、現像剤供給駆動部80において、回転駆動されていない場合に中心軸線Caを回転中心とする回転方向への遊びが設けられている。このため、駆動側カップリング85では、外方からの力が作用することにより回転すること(両爪部85bの回転移動)が可能とされている。
その両爪部85bは、Z軸方向正側の突出端部741bが互いに近付くに連れてZ軸方向負側へと変位して傾斜されている。このため、両爪部85bの突出端部741bは、中心軸線Caにアジテータ73の軸線が一致されて駆動側カップリング85が従動側カップリング74と対向されると、その一対の爪部74bの突出端部852cと中心軸線Ca方向で平行に並ぶ。
その状態から駆動側カップリング85と従動側カップリング74とが接近されて突出端部741bと突出端部852cとが接触する。すると、一対の突出端部741bと一対の突出端部852cとの案内作用により、両爪部85bを両爪部74bの内側へと導くような力が作用する。
このため、爪部85bの突出端部741bと爪部74bの突出端部852cとが接触した場合であっても、駆動側カップリング85と従動側カップリング74との間に中心軸線Caとアジテータ73の軸線とをずらすような力が作用するのを防止することができる。
その各突出端部741bには、図15(b)に示すように、中心軸線Caを中心とする周方向(回転方向)で見て対を為す傾斜面741cが設けられている。
この両傾斜面741cは、上記周方向で見て、対応する突出端部741bにおける外側へ向かうに連れてZ軸方向正側へと変位する傾斜面とされており、両爪部74bの突出端部852cにおける両傾斜面852dと等しい傾斜とされている。
上述したように中心軸線Caとアジテータ73の軸線とが一致されて駆動側カップリング85の突出端部741bと従動側カップリング74の突出端部852cとが接触する(図15(c)参照)。すると、突出端部741bにおける周方向(回転方向)で見た一方の傾斜面741cと、突出端部852cにおける周方向(回転方向)で見た他方の傾斜面852dと、が接触することとなる。
ここで、駆動側カップリング85では、上述したように回転駆動されていない場合に中心軸線Caを回転中心として回転することが可能とされている。このため、駆動側カップリング85と従動側カップリング74とがさらに接近されると、傾斜面741cと傾斜面852dとの案内作用により従動側カップリング74に対して駆動側カップリング85が回転しつつ接近する(矢印A10参照)。これにより、駆動側カップリング85の突出端部741bと従動側カップリング74の突出端部852cとが突き当てられた状態となることを防止することができる。
これにより、駆動側カップリング85と従動側カップリング74とは、図15(d)に示すように、中心軸線Caを中心とする周方向(回転方向)で見て、一対の爪部85bと一対の爪部74bとを交互に存在させる位置関係とすることができる。
この状態において、現像剤供給駆動部80で駆動側カップリング85が回転駆動されると、各爪部85bが対応する爪部74bを回転方向に押すことで、爪部85bの側面と爪部74bの側面とが係合し、現像剤収納容器71のアジテータ73が回転駆動される。
このため、一対の爪部85bと一対の爪部74bとが、上記したように周方向で見て交互に存在する位置関係とされると、駆動側カップリング85と従動側カップリング74とが連結されたこととなる。
次に、本実施形態に係る複写機の特徴部である、駆動側カップリング85と従動側カップリング74とを連結するカップリング装置の構成について説明する。
図1、図16は、現像剤供給駆動部80側のカップリング機構の分解図である。また、図17はアジテータ駆動ギヤ84の正面図であり、図18はアジテータ駆動ギヤ84の斜視図である。また、図19は駆動側カップリング85の正面図であり、図20は駆動側カップリング85の斜視図である。
図21(a)は、現像剤収納容器71が挿入されておらず、トーションスプリング88によって駆動側カップリング85がアジテータ駆動ギヤ84に突き当たらないように付勢されている状態を示している。
図21(b)は、現像剤収納容器71の従動側カップリング74の爪部74bに、駆動側カップリング85の爪部85bが係合し、駆動側カップリング85の突き当て部85cと、アジテータ駆動ギヤ84の突き当て部84aとが突き当たった状態を示している。
現像剤供給駆動部80に設けられた面板86の軸部861に軸支されたアジテータ駆動ギヤ84は、供給用駆動モータ81からの駆動が他のギヤを介して伝達され回動する。アジテータ駆動ギヤ84には、軸部861が挿入される回転中心部からややずれたところに、アジテータ駆動ギヤ84の軸方向に向かって突出する一対の突き当て部84aが設けられている。
この突き当て部84aには、駆動側カップリング85に設けられた突き当て部85cの突き当て壁面85dに突き当たる、突き当て壁面84bが設けられている。突き当て壁面84bは、アジテータ駆動ギヤ84の軸方向に向かって立設されている壁面であって、突き当て部84aのアジテータ駆動ギヤ回転方向下流側の壁面を指す。
アジテータ駆動ギヤ84が軸支された軸部861の先端には、軸部形成用のねじ87が挿入されており、アジテータ駆動ギヤ84と駆動側カップリング85とは軸部861を中心に同軸で回転可能となっている。
また、アジテータ駆動ギヤ84には、後述するトーションスプリング88の一端が取り付けられる穴84cが設けられている。
駆動側カップリング85には、現像剤収納容器71に設けられた一対の爪部74bに係合する一対の爪部85bが突設されており、爪部85bの先端には傾斜が設けられている。
駆動側カップリング85には、後述するトーションスプリング88の一端が取り付けられる穴85eが設けられている。また、駆動側カップリング85には、前述の突き当て壁面84bに突き当たる、突き当て壁面85dが形成された突き当て部85cが設けられている。この駆動側カップリング85の突き当て部85cの突き当た壁面85cは、突き当て部85cのアジテータ駆動時における駆動側カップリング回転方向上流側の壁面を指す。
駆動側カップリング85に対して回動軸を中心にした回転方向の付勢力を付与するねじりばねとして、トーションスプリング88が設けられている。このトーションスプリング88は、一端部88aがアジテータ駆動ギヤ84の穴84cに取り付けられ、他端部88bが駆動側カップリング85の穴85eに取り付けられている。これにより、アジテータ駆動ギヤ84の回転方向に対して駆動側カップリング85を一定の姿勢に保つように付勢している。
なお、この一定の姿勢は、前述の駆動側カップリング85の突き当て壁面85dが、アジテータ駆動ギヤ84の突き当て壁面84bに突き当たらない状態である。
現像剤収納容器71を容器保持部77に挿入した際、現像剤収納容器71の爪部74bと、駆動側カップリング85の爪部85bとが互いにちょうど対向する位置にあることがある。
この場合、現像剤収納容器71の爪部74bと駆動側カップリング85の爪部85bとがぶつかることになる。そのため、現像剤収納容器71の爪部74bと駆動側カップリング85の爪部85bそれぞれの先端には、傾斜が設けられているため、その傾斜にそってすべるように移動する。
このとき、駆動側カップリング85は、トーションスプリング88によって突き当て部85cがアジテータ駆動ギヤ84の突き当て部84aに突き当たらないように付勢されているので、回動するための逃げ部が十分に確保されている。
また、この際、駆動側カップリング85には、トーションスプリング88による付勢力が働いているが、現像剤収納容器71を挿入する力がそれに打ち勝ち、トーションスプリング88の付勢力に抗して駆動側カップリング85の基部85aが回動する。このため、駆動側カップリング85の基部85aの端面に設けられた爪部85bが、従動側カップリング74の爪部74bから逃げることになる。
これにより、爪部85bと爪部74bとを互い違いに位置させることができ、従動側カップリング74をさらに駆動側カップリング側に挿入して、爪部85bの側面と爪部74bの側面とを係合させ、駆動側カップリングと従動側カップリングとを連結できる。よって、容器保持部77に現像剤収納容器71を挿入して装着することができる。
アジテータ駆動ギヤ84に取り付けられている駆動側カップリング85は、現像剤収納容器71が取り付けられていない状態において、トーションスプリング88によって突き当て部85cが突き当て部84aに接触しない状態に付勢されている。
ここで、現像剤収納容器71が取り付けられ、アジテータ駆動ギヤ84が回転駆動すると、駆動側カップリング85はアジテータ駆動ギヤ84の回転に伴って回転を開始する。
駆動側カップリング85の爪部85bが、現像剤収納容器71の爪部74bと突き当たる。すると、アジテータ駆動ギヤ84が回転を続けても現像剤収納容器71のアジテータ73の重さがあるため、駆動側カップリング85は突き当たった状態を維持したまま、トーションスプリング88の付勢力に抗ってその姿勢を維持し続ける。
ついで、突き当たった状態が維持されたままアジテータ駆動ギヤ84が回転し続けると、駆動側カップリング85の突き当て部85cの突き当て壁面85dがアジテータ駆動ギヤ84の突き当て壁面84bに突き当たる。この状態になると、アジテータ駆動ギヤ84の回転力がそのまま駆動側カップリング85に伝達される。そのため、駆動側カップリング85の突き当て部85cがアジテータ駆動ギヤ84の突き当て壁面84bに押され、現像剤収納容器71の爪部74bを駆動側カップリング85の爪部85bが押圧し、現像剤収納容器71の爪部74bが回転を開始する。
容器保持部77から現像剤収納容器71を抜き出し取り外すことで、現像剤収納容器71の爪部74bと、駆動側カップリング85の突き当て部85cとの突き当て状態が解除される。すると、トーションスプリング88によって駆動側カップリング85の突き当て部85cが、アジテータ駆動ギヤ84の突き当て壁面84bに接触しないような初期状態に付勢され、姿勢を維持される。
以上のような、本実施形態のカップリング装置の構成によって、現像剤収納容器71の爪部74bと、駆動側カップリング85の爪部85bの先端とが突き当たってしまい、現像剤収納容器71が挿入できなくなるという不具合を防止することができる。
さらに、本実施形態では、トーションスプリング88によって駆動側カップリング85の基部85aに回転方向の付勢力を与え、突き当て壁面84bでアジテータ駆動ギヤ84の駆動力を伝達するという構成である。これにより、アジテータ駆動ギヤ84の軸線方向の厚みを無駄に増やすことなくカップリングのスムーズな係合を達成することができる。
さらに、トーションスプリング88によって駆動側カップリング85の姿勢は、突き当て壁面84bと突き当て部85cとについて、駆動側カップリング85の回動方向に対して順方向及び逆方向に逃げ部ができるように維持される。そのため、いずれか一方に付き合ってしまっている状態で駆動側カップリング85の爪部85bが維持されることがなく、現像剤収納容器71の爪部74bが挿入されたときに、より確実に爪部85bが逃げられる構成となっている。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
軸部731などの従動側回転軸の軸端部に取り付けられる基部74aなどの従動側基部、及び、従動側基部の軸方向端面に配置された複数の爪部74bなどの従動爪部を有する従動側カップリング74などの従動側カップリングと連結可能な、駆動側回転軸の軸端部に取り付けられた基部85aなどの駆動側基部、及び、駆動側基部の軸方向端面に配置された複数の爪部85bなどの駆動爪部を有する駆動側カップリング85などの駆動側カップリングを備え、駆動側カップリングに対し従動側カップリングが駆動側カップリング軸線方向に着脱可能であり、各駆動爪部と各従動爪部とが互い違いに位置して駆動爪部の側面と従動爪部の側面とが係合することで駆動カップリングと従動カップリングとが連結されるカップリング装置において、供給用駆動モータ81などの駆動源からの駆動力により回転軸を中心に回転可能なアジテータ駆動ギヤ84などの回転部材が設けられ、回転部材に対して駆動側基部が回転可能に取り付けられており、駆動側基部に設けられた突き当て部85cなどの接触部に接触して、回転部材に対し駆動側基部が回転部材の回転方向に一定量以上回転するのを規制する突き当て部84aなどの規制部材と、駆動側基部が規制部材と接触しない位置に位置するように、駆動側基部を回転方向に付勢するトーションスプリング88などの付勢部材とを備えた。
(態様A)においては、駆動側カップリングの駆動爪部が設けられた駆動側基部が、付勢部材によって規制部材と接触しない位置に位置するように付勢されており、駆動側基部が回転するための遊びが十分に確保されている。そして、従動側カップリングを駆動側カップリングに挿入したときに、従動側カップリングの従動爪部の先端と駆動側カップリングの駆動爪部の先端とがぶつかると、駆動爪部が従動爪部から逃げるように、付勢部材の付勢力に抗して駆動側基部が回転する。これにより、駆動爪部と従動爪部とを互い違いに位置させることができ、従動側カップリングをさらに駆動側カップリング側に挿入して、駆動爪部の側面と従動爪部の側面とを係合させ、駆動側カップリングと従動側カップリングとを連結することができる。
(態様B)
(態様A)において、上記駆動爪部及び上記従動爪部それぞれの先端には、回転軸方向に対して傾斜した傾斜面を有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、駆動爪部と従動爪部とを前記傾斜面に沿ってすべるように移動させることができる。
(態様C)
(態様A)または(態様B)において、上記回転部材はアジテータ駆動ギヤ84などのギヤ部材であり、上記規制部材は前記ギヤ部材に回転軸方向で突設された突き当て部84aなどの突部であって、上記駆動側基部に設けられた突き当て部85cなどの上記接触部が前記突部に突き当たることで、ギヤ部材の回転力が駆動側基部に伝達される。これによれば、上記実施形態について説明したように、ギヤ部材の軸線方向の厚みを無駄に増やすことなく、駆動側カップリングと従動側カップリングとのスムーズな連結を達成することができる。
(態様D)
(態様A)、(態様B)または(態様C)において、上記付勢部材は、上記駆動側基部に対して回動軸を中心にした回転方向の付勢力を付与するトーションスプリング88などのねじりばねである。これによれば、上記実施形態について説明したように、駆動側基部の回動方向に対して順方向及び逆方向に逃げ部ができるように維持される。そのため、いずれか一方に付き合ってしまっている状態で駆動爪部が維持されることがなく、より確実に駆動爪部が逃げられる構成となる。
(態様E)
画像形成装置において、(態様A)、(態様B)、(態様C)または(態様D)のカップリング装置を備えたことで、上記実施形態について説明したように、駆動側カップリングと従動側カップリングとを連結させることができる。
(態様F)
(態様E)において、アジテータ73などの回転体を有し装置本体に対して着脱可能な現像剤収納容器71などのユニットを備え、このユニットの回転軸の先端に上記カップリング装置の上記従動側カップリングを設け、装置本体の回転軸に前記カップリング装置の駆動側カップリングを設けて、ユニットの回転軸と装置本体の回転軸とを連結させた。これによれば、ユニットの回転体に回転駆動力を確実に伝達させることができる。
1 感光体
2 排出搬送路
2a 排出搬送スクリュウ
4 現像装置
5 現像ローラ
6 回収スクリュウ
7 回収搬送路
8 供給スクリュウ
9 供給搬送路
10 攪拌搬送路
11 攪拌スクリュウ
12 現像ドクタ
14 張架ローラ
15 駆動ローラ
16 二次転写バックアップローラ
17 中間転写ユニット
18 プロセスカートリッジ
20 画像形成ユニット
21 光書込ユニット
22 二次転写装置
23 張架ローラ
24 紙搬送ベルト
25 定着装置
26 定着ベルト
27 加圧ローラ
30 原稿台
32 コンタクトガラス
33 第一走行体
34 第二走行体
35 結像レンズ
36 読取センサ
42 給紙ローラ
43 ペーパーバンク
44 給紙カセット
45 分離ローラ
46 給紙路
47 搬送ローラ対
49 レジストローラ対
50 給紙ローラ
51 手差しトレイ
52 分離ローラ
53 給紙路
54b 第二アジテータ駆動ギヤ
57 スタック部
62 一次転写バイアスローラ
70 現像剤補給装置
71A 容器本体
71 現像剤収納容器
72a 供給口
72 搬送スクリュウ
73 アジテータ
73a 第一アジテータ
73b 第二アジテータ
74 従動側カップリング
74a 基部
74b 爪部
77 容器保持部
80 現像剤供給駆動部
81 供給用駆動モータ
82 供給側ワンウェイクラッチ
83 搬送用ジョイント
84AK 第一アジテータ駆動ギヤ
84BK 第二アジテータ駆動ギヤ
84 アジテータ駆動ギヤ
84a 突き当て部
84b 突き当て壁面
84c 穴
85AK 第一駆動側カップリング
85BK 第二駆動側カップリング
85 駆動側カップリング
85a 基部
85b 爪部
85c 突き当て部
85d 突き当て壁面
85e 穴
86 面板
87 ねじ
88 トーションスプリング
88a 一端部
88b 他端部
90 サブホッパ
90a 現像剤貯留部
90b 搬送部
91 受入口
92 仕切り壁
92a 第一開口
92b 第二開口
93a 上カバー
93b ケース
94 現像剤排出口
95 現像剤検知センサ
96 第一攪拌搬送部材
96a 清掃部材
96b スクリュウ
96c 回転軸
96d パドル
97 第二攪拌搬送部材
97a パドル
97b スクリュウ
97c 回転軸
98 第一搬送部材
98a スクリュウ
98b 回転軸
99 第二搬送部材
99a スクリュウ
99b 回転軸
100 プリンタ部
101 中間転写ベルト
102 ベルトクリーニング装置
110 現像剤補給駆動部
111 補給用駆動モータ
112 補給側ワンウェイクラッチ
133 第一仕切り壁
134 第二仕切り壁
135 仕切り壁
200 給紙装置
300 スキャナ
400 原稿自動搬送装置
731 軸部
731a 軸部
731b 軸部
732 羽部
734 骨部
741b 突出端部
741c 傾斜面
852c 突出端部
852d 傾斜面
861 軸部
901 搬送仕切り壁
901a 搬送用開口
902A 第一搬送路
902B 第二搬送路
特開2011−22605号公報

Claims (6)

  1. 従動側回転軸の軸端部に取り付けられる従動側基部、及び、該従動側基部の軸方向端面に配置された複数の従動爪部を有する従動側カップリングと連結可能な、駆動側回転軸の軸端部に取り付けられた駆動側基部、及び、該駆動側基部の軸方向端面に配置された複数の駆動爪部を有する駆動側カップリングを備え、
    前記駆動側カップリングに対し前記従動側カップリングが駆動側カップリング軸線方向に着脱可能であり、各駆動爪部と各従動爪部とが互い違いに位置して該駆動爪部の側面と該従動爪部の側面とが係合することで該駆動カップリングと該従動カップリングとが連結されるカップリング装置において、
    駆動源からの駆動力により回転軸を中心に回転可能な回転部材が設けられ、
    前記回転部材に対して前記駆動側基部が回転可能に取り付けられており、
    前記駆動側基部に設けられた接触部に接触して、前記回転部材に対し該駆動側基部が該回転部材の回転方向に一定量以上回転するのを規制する規制部材と、
    前記駆動側基部が前記規制部材と接触しない位置に位置するように、該駆動側基部を回転方向に付勢する付勢部材とを備えたことを特徴とするカップリング装置。
  2. 請求項1のカップリング装置において、
    上記駆動爪部及び上記従動爪部それぞれの先端には、回転軸方向に対して傾斜した傾斜面を有することを特徴とするカップリング装置。
  3. 請求項1または2のカップリング装置において、
    上記回転部材はギヤ部材であり、
    上記規制部材は前記ギヤ部材に回転軸方向で突設された突部であって、上記駆動側基部に設けられた上記接触部が前記突部に突き当たることで、該ギヤ部材の回転力が該駆動側基部に伝達されることを特徴とするカップリング装置。
  4. 請求項1、2または3のカップリング装置において、
    上記付勢部材は、上記駆動側基部に対して回動軸を中心にした回転方向の付勢力を付与するねじりばねであることを特徴とするカップリング装置。
  5. 請求項1、2、3または4のカップリング装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5の画像形成装置において、
    回転体を有し装置本体に対して着脱可能なユニットを備え、該ユニットの回転軸の先端に上記カップリング装置の上記従動側カップリングを設け、該装置本体の回転軸に該カップリング装置の駆動側カップリングを設けて、該ユニットの回転軸と該装置本体の回転軸とを連結させたことを特徴とする画像形成装置。
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