JP4606279B2 - 画像形成装置の廃現像剤回収容器 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置において、静電潜像担持体上に形成された画像情報を顕像化するための現像剤のうちで、記録紙等の記録媒体上に転写されずに廃現像剤として回収されたものが収納される画像形成装置の廃現像剤回収容器に関する。
画像形成装置に用いられる現像剤(「トナー」と称される)は、小粒径であってユーザが廃棄処分を行うと人体に影響を与えることがあるため、産業廃棄物としてメーカーの責任回収と責任廃棄が義務付けられたものになっている。
このような産業廃棄物の取り扱いは、ユーザに対する安全策が必要であると共にメーカーにおいても、その作業を行う作業者の安全に対して充分な注意を図る必要がある。
画像形成装置では、記録媒体である用紙上に画像情報を顕像化する手段として黒色等の色相を有する現像剤としてのトナーを静電潜像担持体(感光体)上に形成し、用紙上に転写する手法を用いているが、前記転写工程で100%の転写効率は得られず、通常80〜95%の転写効率となる事が一般的である。
このように感光体上に残留したトナーが、清掃されないで、次印字工程まで繰り越すと、次印字工程の印字品位の低下を招来する。そのため、転写工程を通過した感光体は、クリーニングユニットによってその感光体上に残留したトナーが清掃されるようになっている(クリーニング工程)。
このクリーニング工程で回収されたトナーは、廃トナーボックスに回収され、上記のように廃棄処分されることとなる。
このようにして回収/廃棄されるトナーの容器は、環境問題を考慮し、廃トナーは産業廃棄物として処理されるが、容器は再利用する必要がある。
また、廃トナーを収納した容器を運搬中に廃トナーが溢したり、装置に装着した廃トナー回収容器から廃トナーがこぼれ落ちて装置を汚したりして、装置が設置される周辺を汚染することは出来ない。
そのため、廃トナー収納容器には廃トナーのシール性と、気密性が求められることとなる。
特開平11−288155号公報(特許文献1)は、使用済みで交換したトナーカートリッジの再梱包ユニットにおいて、回収するトナーカートリッジからトナーが飛散することを防止するため、回収時にトナーカートリッジからトナーがこぼれる部分を塞ぐシールや回収時の再梱包手順や回収場所の宛て先を記載した説明書やラベルなどからなる回収キットを製品出荷時にトナーカートリッジと同梱するものである。
特開平11−288155号公報
しかしながら、前記特許文献1を初めとする従来の技術では、使用済みトナーカートリッジの回収のためには、ユーザが回収キットからシールを取り出してトナーがこぼれる部分を塞ぐ手間がかかる問題点があった。
しかも、トナーのこぼれを防止するためのシールを貼る作業を行うには、説明書を参照したとしても、不慣れなユーザでは残留したトナーのこぼれやそのトナーによる手の汚れが生じやすく、また、作業時間がサービスマンなどの熟練者よりもかなり長い時間が掛かるという問題が残るものである。
本発明は、上記の課題を解決するためなされたものであって、廃現像剤回収容器の再利用が可能であり、なおかつ取り付けて使用している際に廃現像剤のこぼれるのを確実に防止するシール性と取り外した廃現像剤回収容器から廃現像剤が溢れることを確実に防止する気密性とを併せて向上でき、しかも簡便なシール作業が可能な画像形成装置の廃現像剤回収容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため以下の構成を有する画像形成装置の廃現像剤回収容器である。
本発明は、画像形成装置の静電潜像担持体上に形成された画像情報を顕像化するため用いた現像剤のうちで、記録媒体上に転写されずに回収され、かつ、搬送部材によって搬送された廃現像剤を収納する廃現像剤回収容器であって、画像形成装置に取り付け・取り外しが可能な廃現像剤回収容器において、
前記廃現像剤回収容器を画像形成装置に取り付けたときに、搬送部材が挿入される回収口を有し、前記回収口周囲部とそれが対向する画像形成装置の連結部との間に気密部材が配置されているものであり、
前記気密部材は、前記廃現像剤が搬送される時に前記回収口周囲部および前記連結部間から廃現像剤がこぼれるのを防止し、さらに前記搬送部材によって搬送された廃現像剤が所定量収納された後に交換のために外されたその廃現像剤回収容器の回収口から廃現像剤がこぼれ出さないように当該回収口を封止するものであり、
前記気密部材は、廃現像剤回収容器の側からその反対側の連結部に向けて、前記回収口に対応させる開口部をそれぞれ有する第1の接着部材、第1のシール部材、第2の接着部材、第2のシール部材、第3の接着部材、および発泡部材または弾性部材からなる廃現像剤飛散防止部材の順で積層されているものであり、
廃現像剤回収容器と連結部との間に取り付けた気密部材は、開口部内に搬送部材を通した状態に配置されるものであることを特徴とする画像形成装置の廃現像剤回収容器である。
本発明においては、前記廃現像剤が所定量収納された後に交換のために外された廃現像剤回収容器についてその廃現像剤を除去し、前記廃現像剤回収容器の回収口周囲に新たな気密部材を取り付けることによって再利用可能になっていることが好適である。
本発明においては、前記廃現像剤を所定量収容して前記搬送部材との連結が解除された前記廃現像剤回収容器の回収口周囲において、前記第2の接着部材と第2のシール部材との間で気密部材を引き剥がすことによって第1のシール部材及び第2の接着部材を前記廃現像剤回収容器側に残して、かつ、第2のシール部材、第3の接着部材および廃現像剤飛散防止部材を取り去り、前記第1のシール部材の開口部周囲以外の部分を前記開口部側に折り畳むことによって前記廃現像剤回収容器を密封するものであることが好適である。
本発明においては、前記廃現像剤回収容器の回収口を密封している気密部材を全て引き剥がし、または、前記気密部材第1のシール部材を前記回収口に接着している第1の接着部材から引き剥がした後に、新たな気密部材を廃現像剤回収容器に配置することによって、廃現像剤回収容器を再利用可能にしたものであることが好適である。
また、本発明においては、前記気密部材は廃現像剤回収容器の側からその反対側の連結部に向けて、前記回収口に対応させる開口部をそれぞれ有する第1の接着部材、第1のシール部材、第2の接着部材、第2のシール部材、第3の接着部材および弾性部材の順で積層されているものであって、
弾性部材は、その周縁から開口部中心軸方向に突出した複数の突出部によって開口部を覆うものであり、その突出部を押圧することによって開口部を開口可能な構成を有していることが好適である。
また、本発明においては、前記気密部材は、廃現像剤回収容器の回収口に搬送部材を取り付けた状態で搬送部材によって突出部が押圧されて開口部を開く状態に弾性変形し、一方、搬送部材を回収口から取り外した状態で突出部が開口部を閉じる状態に復帰する構成になっていることが好適である。
また、本発明においては、弾性部材は、概略平坦盤形状を呈し、その周縁を残して中央部に放射状に形成された切り込みによってその中央部に複数の突出部が形成されていることが好適である。
また、本発明において、第1のシール部材および第2のシール部材は、それぞれ、開口部周囲の第1の部分と該開口部周以外の部分であって該開口部を充分に隙間無く覆える大きさの第2の部分とが形成され、第1のシール部材および第2のシール部材が前記第2の部分同士で連結されており、第3の接着部材および弾性部材が第2のシール部材に積層されており、廃現像剤回収容器の交換時には第2のシール部材を第3の接着部材および弾性部材と共に回収口側から引き剥がし、引き剥がされた第2のシール部材、第3の接着部材および弾性部材を該回収容器の壁面に貼り付けるようにしたことが好適である。
本発明の画像形成装置の廃現像剤回収容器によれば、画像形成装置に廃現像剤回収容器を装着しているときに、気密部材が連結部から廃現像剤がこぼれるのを確実に防止するシール性を発揮する。さらに、廃現像剤回収容器の交換のために外されたときにその廃現像剤回収容器の回収口を前記気密部材によって封止するため、廃現像剤が当該回収容器を取り扱っているときやメーカーまで運んでいるときに廃現像剤が当該回収容器からこぼれるのを確実に防止することができる。
したがって、廃現像剤回収容器の再利用が可能であり、なおかつ取り付けて使用している際に廃現像剤のこぼれるのを確実に防止するシール性と取り外した廃現像剤回収容器から廃現像剤が溢れることを確実に防止する気密性とを併せて向上でき、しかも簡便なシール作業が可能になる。
なお、本発明において、前記廃現像剤回収容器が、新たな気密部材を廃現像剤回収容器の回収口周囲に取り付けることによって再利用可能になっているものにすれば、容易に当該回収容器の再利用ができる。
本発明において、前記気密部材は、シール材、接着部材、および、発泡部材または弾性部材からなる廃現像剤飛散防止部材によって構成されているので、簡単な構成で前記のシール性および気密性を発揮することができる。
また、本発明において、前記気密部材が廃現像剤回収容器の側からその反対側の連結部に向けて、前記回収口に対応させる開口部をそれぞれ有する第1の接着部材、第1のシール部材、第2の接着部材、第2のシール部材、第3の接着部材、および廃現像剤飛散防止部材の順で積層されて構成されているので、気密性が自由に設定できる層構造とでき、かつ、接着部材を介してシール部材を引き剥がすことができる。
また、本発明において、廃現像剤回収容器に取り付けた気密部材が、開口部内に搬送部材を通して連結部に配置するので、廃現像剤回収容器の回収口の全周に渡って搬送部材との連結部をシールすることができ、気密性が一層向上し、再利用に際して廃現像剤回収容器から廃現像剤がこぼれるのを確実に防止することができる。
また、本発明において、前記気密部材が、前記廃現像剤を所定量収容して前記搬送部材との連結が解除された前記廃現像剤回収容器の回収口周囲において、前記第2の接着部材と第2のシール部材との間で気密部材を引き剥がし、前記第1のシール部材の開口部周囲以外の部分を前記開口部側に折り畳むことによって第2の接着部材によって第1のシール部材が回収口を塞ぐことができ、前記廃現像剤回収容器を確実に密封することができる。したがって、廃現像剤回収容器が取り外して回収口をシールするときに、第2の接着部材と第2のシール部材との間で気密部材を引き剥がすことによって、引き剥がし後の第1のシール部材に第2の接着部材が残る。よって、第1のシール部材を折り畳むことで、第2の接着部材の部分同士が強固に接着し、別途の接着剤の塗布等をしなくても第1のシール部材によって回収口を容易かつ確実に密封することができる。
また、本発明において、前記廃現像剤回収容器の回収口を密封している気密部材を全て引き剥がし、または、前記気密部材第1のシール部材を前記回収口に接着している第1の接着部材から引き剥がした後に、新たな気密部材を廃現像剤回収容器に配置することによって、廃現像剤回収容器を再利用可能にした。気密部材を全部剥がした場合は気密部材を第1の接着部材によって接着し貼り付けるので、第1の接着部材が新しい状態で接着でき、強い接着力で気密部材を取り付けることができる。また、第1のシール部材から引き剥せば第1の接着部材が廃現像剤回収容器側に残り、気密部材をそのうちの第1の接着部材の無い状態で貼り付ければよいので、該回収容器の再使用のための気密部材を簡単な構成にできる。また、第1の接着部材を剥がす手間がかからず、廃現像剤回収容器を再使用化する作業が簡便になる。
本発明において、前記気密部材が廃現像剤回収容器の側からその反対側の連結部に向けて、開口部をそれぞれ有する第1の接着部材、第1のシール部材、第2の接着部材、第2のシール部材、第3の接着部材および弾性部材の順で積層されているものであって、弾性部材が、その周縁から開口部中心軸方向に突出した複数の突出部によって開口部を覆うものであり、その突出部を押圧することによって開口部を開口可能な構成を有していれば、連結部から取外し作業をする際に開口部に廃現像剤が残っていても突出部によって廃現像剤がこぼれたり飛散したりするのを確実に防止できる。
本発明において、前記気密部材が、廃現像剤回収容器の回収口に搬送部材を取り付けた状態で搬送部材によって突出部が押圧されて開口部を開く状態に弾性変形し、一方、搬送部材を回収口から取り外した状態で突出部が開口部を閉じる状態に復帰する構成になっていれば、廃現像剤回収容器の画像形成装置への取り付け時に搬送部材を突出部に押し入れることによって開口部を通りつつ回収口に取り付けることができ、一方、取り外し時に搬送部材を開口部から引き抜くことによって突出部によって確実に開口部を塞ぐように弾性変形するので、廃現像剤回収容器の取り外し時に廃現像剤がこぼれたり、飛散したりするのを特別な操作を要すること無く自動的に防止することができる。
本発明において、弾性部材が、概略平坦盤形状を呈し、その周縁を残して中央部に放射状に形成された切り込みによってその中央部に複数の突出部が形成されているものにすれば、切り込みという比較的簡単な加工によって複数の突出部を形成することができ、各突出部を個々に樹脂成形する必要が無いため、形成作業負荷が低い。
本発明において、第1のシール部材および第2のシール部材は、それぞれ、開口部周囲の第1の部分と該開口部周以外の部分であって該開口部を充分に隙間無く覆える大きさの第2の部分とが形成され、第1のシール部材および第2のシール部材が前記第2の部分同士で連結されており、第3の接着部材および弾性部材が第2のシール部材に積層されており、廃現像剤回収容器の交換時には第2のシール部材を第3の接着部材および弾性部材と共に回収口側から引き剥がし、引き剥がされた第2のシール部材、第3の接着部材および弾性部材を該回収容器の壁面に貼り付けるようにすれば、引き剥がされた弾性部材等に付着された弾性部材等に付着する廃現像剤を発散させない対応を確実に取ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明を実施する形態の一例であって、実施形態に係るカラー画像形成装置(「画像形成装置」に相当)の全体の構成を示す説明図(前方からの断面視図)である。図2〜図6は、カラー画像形成装置1において、廃トナー回収容器(「廃現像剤回収容器」に相当)38および気密部材40の各説明図である。
図1〜図2に示すように、本実施形態に係る画像形成装置の廃現像剤回収容器(廃トナー回収容器38)は、静電潜像担持体(感光体ドラム21)上に形成された画像情報を顕像化するため用いた現像剤(トナー)のうちで、記録媒体(記録用紙)上に転写されずに廃現像剤(廃トナー)として回収されたものが収納されるものであって画像形成装置(カラー画像形成装置1)から取り外しが可能な廃現像剤回収容器において、前記廃現像剤回収容器と前記回収された廃現像剤を前記廃現像剤回収容器内に回収口(38a)を介して搬送する搬送部材(トナー搬送部材39)との連結部(44)に、前記廃現像剤が搬送される時に該連結部から廃現像剤がこぼれるのを防止し、さらに前記搬送部材によって搬送された廃現像剤が所定量収納された後に交換のために外されたその廃現像剤回収容器から廃現像剤がこぼれ出さないように回収口を封止する気密部材40が配置されているものである。
本実施形態に係る廃トナー回収容器38が設けられるカラー画像形成装置1を詳細に説明する。
本実施形態のカラー画像形成装置1は、図1に示すように、色分解された画像情報に応じて各色相に合致したトナーにより形成される現像剤像(以下「トナー像」と称する。)を担持する感光体ドラム21(21a,21b,21c,21d)を備えた複数の画像形成ユニットたるプロセス印刷ユニット20(20a,20b,20c,20d)と、複数のトナー像が積層して転写される中間転写体たる転写ベルト31と、前記転写ベルト31に積層転写されたトナー像を記録用紙に一括転写する転写部を構成する転写ローラ36とを備えたカラー画像形成装置1であって、前記複数のプロセス印刷ユニット20a,20b,20c,20dが転写ベルト31に沿って並設されたものである。
実施形態においてカラー画像形成装置1とオペレータとの位置関係は、図1に示すカラー画像形成装置1の手前側にオペレータが位置するようになっている。
すなわち、カラー画像形成装置1の手前の側面が操作側となり、図1における正面視の左右方向は、オペレータが操作側に向う場合の左右方向と一致している。
また、以下の説明中のフロント側(F側)はオペレータ側を示し、リア側(R側)はカラー画像形成装置1の後側、すなわち図1に図示されない面側を示すものとする。
まず、カラー画像形成装置1の全体構成について説明する。
本実施形態に係るカラー画像形成装置1は、図1に示すように、画像情報を色分解して色相毎に画像を形成してカラー画像を出力するようにした、いわゆるデジタルカラープリンタである。
前記カラー画像形成装置1は、大略的に上部に画像形成部108が、下部に給紙部109がそれぞれ位置して構成され、外部に接続されたパーソナルコンピュータ等の情報処理装置(図示省略)からの印刷ジョブに基づいて多色画像又は単色画像を記録用紙(所定材質、寸法、厚さ等からなるシート)上に形成するものである。記録用紙は紙類の他、樹脂製シート類、金属製シート類も必要に応じて使用することができる。
画像形成部108は、電子写真方式で、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色を用いて多色画像を形成するものであって、主に、露光ユニット10、画像形成ユニットたるプロセス印刷ユニット(「画像ステーション」とも称する)20、定着ユニット27、中間転写体としての転写ベルト31を備える転写ベルトユニット30、中間転写体クリーニング手段たる転写ベルトクリーニングユニット37とにより構成されている。
画像形成部108の概略構成は、カラー画像形成装置1の筐体1aの一端側の上部に定着ユニット27を配置し、該定着ユニット27の下方に筐体1aの一端側から他端側に渡り転写ベルトユニット30を配置するとともに、該転写ベルトユニット30の下方にプロセス印刷ユニット20を配置し、さらに該プロセス印刷ユニット20の下方に露光ユニット10を配置している。
また、転写ベルトユニット30の他端側には転写ベルトクリーニングユニット37が設けられている。さらに、画像形成部108の上部には定着ユニット27に隣接して排紙トレイ43が設けられている。
そして、この画像形成部108の下側に給紙部109が構成されている。
本実施形態では、プロセス印刷ユニット20として、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応した4個のプロセス印刷ユニット20a,20b,20c,20dが転写ベルト31の送り方向に沿って順次設けられている。この各色の並び順によって、転写ベルト31上に色にじみのないトナー像の重なりを実現している。
転写ベルト31上に転写されるトナー像のうちの最初に転写される色相のプロセス印刷ユニット20a、すなわち、転写ローラ36から最も遠い位置に配置される色相のプロセス印刷ユニット20aは、イエロ(黄色)の色相のトナーを備え、転写ベルト31上に最初に黄色のトナー像を形成するものである。
これらプロセス印刷ユニット20a,20b,20c,20dは、筐体1a内で略水平方向(図中の左右方向)に平行して並設され、各色毎に像担持体たる感光体ドラム21a,21b,21c,21d、該感光体ドラム21a,21b,21c,21dを帯電させる帯電器22a,22b,22c,22d、現像器23a,23b,23c,23d、クリーナユニット24a,24b,24c,24d等をそれぞれ備えている。
ここで、各色毎に対応する構成要素に付したa,b,c,dの記号は、それぞれイエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応するように記載したものであるが、以下の説明において、特定の色に対応する構成要素を指定して説明する場合を除き、各色に対して設けられている構成要素をまとめて、感光体ドラム21、帯電器22、現像器23、クリーナユニット24と記載するものとする。
感光体ドラム21は、本カラー画像形成装置1の上部に配置(装着)されている。
感光体ドラム21は、その外周面の一部が転写ベルト31の表面に接触するように配置されるとともに、感光体ドラム21の外周面に沿って電界発生部としての帯電器22、現像器23、及びクリーナユニット24が近接配置されている。
帯電器22は、感光体ドラム21の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、図1に示すように接触型のローラ型帯電器が用いられている。帯電器22は、感光体ドラム21を挟んで転写ベルトユニット30が配置する位置と略反対側で感光体ドラム21の外周面に接触するように配置されている。
尚、本実施形態では帯電器22としてローラ型帯電器を用いているが、ローラ型帯電器の代わりにブラシ型帯電器、チャージャー型帯電器等を用いても良い。
露光ユニット10は、帯電器22によってドラム表面が均一な電位に帯電された各々の感光体ドラム21に対して、印刷用の画像データに基づいて各色毎に各々の感光体ドラム21上にレーザ光を照射して、それらの感光体ドラム21表面に静電潜像を生成させる機能を有するものである。
この露光ユニット10は、主に、レーザ照射部11a、ポリゴンミラー12、及び各色毎にレーザ光を反射する反射ミラー13a,13b,13c,13d,14a,14b,14cにより構成されているレーザスキャニングユニット(LSU)11を用いたものである。
レーザ照射部11aから発せられたレーザ光は、ポリゴンミラー12により色分解された後に反射ミラー13a〜13d,14a〜14cで反射して、各色毎にそれぞれの感光体ドラム21上に照射されるようになっている。
尚、レーザスキャニングユニット11は、レーザ照射部11aの代わりにEL(Electro Luminescence)、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子をアレイ状に並べた書込ヘッドを用いる構成であっても良い。
現像器23は、前記感光体ドラム21の外周面に露光ユニット10によって形成された静電潜像にイエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)各色のトナーを供給して顕像化するものである。
これらのイエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の各色のトナーは、色毎に現像器23毎に収納されており、感光体ドラム回転方向(図中の矢印A方向)に沿って帯電器22より下流側に配置されている。
クリーナユニット24は、現像器23によって現像された感光体ドラム21表面のトナー像を転写ベルト31に転写後にその感光体ドラム21上の表面に残留したトナーを除去し、回収するものである。このクリーナユニット24は、感光体ドラム回転方向に沿って転写ベルト31の下流側であって帯電器22より上流側に配置されている。
また、クリーナユニット24は、クリーニングブレード241を備え、該クリーニングブレード241を感光体ドラム21の外周面に沿って当接配置し、該感光体ドラム21上の残留トナーを掻き取り回収するように構成されている。回収されたトナーは廃トナーとして後述するトナー搬送部材39によって廃トナー回収容器38に搬送されるようになっている。
図中の符号391はトナー搬送部材39に設けられたトナーを送りネジ状に搬送する搬送スクリュである。
転写ベルトユニット30は、感光体ドラム21に配設されていて、主に、転写ベルト31、転写ベルト駆動ローラ32、転写ベルト従動ローラ33、転写ベルトテンション機構34、および中間転写ローラ35a,35b,35c,35dにより構成されている。
尚、以下の説明においては、中間転写ローラ35a,35b,35c,35dを総じて用いる場合には中間転写ローラ35と記載するものとする。
転写ベルトユニット30において、転写ベルト31は、その表面が感光体ドラム21の外周面と接触するように、転写ベルト駆動ローラ32、転写ベルト従動ローラ33、転写ベルトテンション機構34、中間転写ローラ35により張架され、該転写ベルト駆動ローラ32の駆動力により副走査方向(図中の矢印B方向)へ移動するように構成されている。
そして、転写ベルトユニット30は、感光体ドラム21に形成された各色のトナー像を転写ベルト31に順次重ねて転写することによって、転写ベルト上にカラーのトナー像(多色トナー像)を形成する機能を有する。
転写ベルト31は、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。転写ベルト31の材質は、ポリイミド、ポリカーボネート等が用いられている。
転写ベルト駆動ローラ32は、筐体1aの一端側に配置され、転写ベルト31に巻回されて駆動を掛けて該転写ベルト31を搬送するとともに、後述するように、転写ベルト31と記録用紙とを重ね合わせた状態で転写ローラ36とで挟み込んで圧接しながら記録用紙を搬送するように設けられている。
転写ベルト従動ローラ33は、筐体1aの他端側に配置され、転写ベルト駆動ローラ32とともに転写ベルト31を筐体1aの一端側から他端側に渡り略水平に架設している。
感光体ドラム21から転写ベルト31へのトナー像の転写は、転写ベルト31への裏側に接触している中間転写ローラ35によって行われる。
中間転写ローラ35は、転写ベルト駆動ローラ32から転写ベルト従動ローラ33に渡り巻回された転写ベルト31の内側空間に配置され、転写ベルト31の内側面と当接して外側面を感光体ドラム21の外周面に当接するように設けられている。
また、中間転写ローラ35は、直径8〜10mmの金属(例えば、ステンレス)軸をベースとして備え、その金属軸の外周面にEPDM、発泡ウレタン等の導電性を有する弾性材が被覆されている。
このように構成された中間転写ローラ35は、感光体ドラム21に形成されたトナー像を転写ベルト31に転写するために高電圧の転写バイアス、すなわち、トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧が印加され、弾性材により転写ベルト31に対して均一的に高電圧を印加するようにされている。
なお、本実施形態では、転写電極として中間転写ローラのようにローラ形状の電極を用いていたが、その他、ブラシ形状の電極を用いることができる。
上述の各感光体ドラム21上で各色相に応じた顕像化されトナー像(静電像)が転写ベルト31で積層され、装置に入力された画像情報となる。このように積層された画像情報は、転写ベルト31の接触位置に配置される転写ローラ36によって記録用紙に転写されるようになっている。
詳しくは、転写部を構成する転写ローラ36は、転写ベルト駆動ローラ32に対して略水平で平行に対向し、該転写ベルト駆動ローラ32に巻回される転写ベルト31に対して所定のニップで圧接するように配設され、該転写ベルト31上に形成された多色トナー像を記録用紙上に転写させるための電圧、すなわち、トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧が印加されるように構成されている。
また、転写ベルト31と転写ローラ36との間のニップを定常的に得るために、転写ベルト駆動ローラ32又は転写ローラ36の何れか一方のローラを金属等の硬質材料により構成し、他方のローラを弾性ゴム、発泡性樹脂等の軟質材料により構成するようにしている。
転写ベルト駆動ローラ32と転写ローラ36の下方にはレジストローラ26が設けられている。レジストローラ26は、給紙部109から供給された記録用紙の先端と転写ベルト31上のトナー像の先端とを整合して転写ローラ36側へ搬送するように構成されている。
また上記のように、感光体ドラム21との接触により転写ベルト31に付着したトナー、または転写ローラ36によって記録用紙上に転写画行われずに転写ベルト31残存したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるため、転写ベルトクリーニングユニット37によって除去・回収されるように設定されている。
転写ベルトクリーニングユニット37は、転写ベルト従動ローラ33の近傍に設けられ、転写ベルト31に当接(または摺接)するように配置したクリーニング部材としてのクリーニングブレード37aと、該クリーニングブレード37aにより転写ベルト31上の残留トナーを掻き取ったトナー(廃トナー)を一旦収納するボックス状のトナー回収部37bと、このトナー回収部37b内の廃トナーを廃トナー回収容器38に搬送するスクリューコンベア式のトナー搬送部材39とを有している。
また、転写ベルトクリーニングユニット37は、プロセス印刷ユニット20aより転写ベルト31の移動方向上流側で該プロセス印刷ユニット20aに近接して配置されている。また、転写ベルト31のクリーニングブレード37aが外側面に接触する部分は、その内側面が転写ベルト従動ローラ33で支持されている。
また、転写ベルトクリーニングユニット37内のトナー回収部37bから廃トナー回収容器38に渡り廃トナーを搬送するように後述するトナー搬送部材39が連設されている。
定着ユニット27は、図1に示すように、加熱ローラ27aと加圧ローラ27bとにより構成された一対の定着ローラ271と、その定着ローラ271の上方に搬送ローラ27cを備え、記録用紙を定着ローラ271の下方より搬入して、搬送ローラ27cの上方に搬出するようにされている。
定着ユニット27の上方には排紙ローラ28が設けられ、搬送ローラ27cから搬送された記録用紙を該排紙ローラ28により排紙トレイ43上に記録用紙を排紙するようにされている。
定着ユニット27によるトナー像の定着は、加熱ローラ27aの内部若しくは近接して設けられたヒータランプ等の加熱手段(図示省略)を温度検出器(図示省略)の検出値に基づいて制御することにより、加熱ローラ27aを所定の温度(定着温度)に保つとともに、トナー像が転写された記録用紙を加熱ローラ27aと加圧ローラ27bとにより挟んで回転搬送しながら加熱・加圧することで記録用紙上にトナー像を熱定着するようにされている。
また、定着ユニット27に隣接して、両面印刷用の両面原稿搬送路S3が定着ユニット27の後方から下方に向かい給紙部109付近まで構成され、その両面原稿搬送路S3上に上下方向で並設された搬送ローラ29a,29bにより記録用紙を反転させた状態で、再び転写ローラ36に向かい搬送するようになっている。
具体的には、搬送ローラ29aは定着ユニット27の後方に配置され、搬送ローラ29bは、上下方向で搬送ローラ29aの下方に位置するとともに、横方向でレジストローラ26と略同じ位置に配置されている。
図1〜図6を参照して、前記廃トナー回収容器38と、クリーナユニット24および転写ベルトクリーニングユニット37に設けられたトナー搬送部材39とについて詳細に説明する。
図2は、カラー画像形成装置1において、廃トナー回収容器38が取り付けられ状態を説明する、クリーナユニット24および転写ベルトクリーニングユニット37のトナー搬送部材39の中心を繋ぐ上側から見た断面視図、図3は廃トナー回収容器38の取り付け側(裏面側)から見た斜視図、図4は気密部材40の分解斜視図、図5は廃トナー回収容器38をカラー画像形成装置1から取り外して気密部材40を剥がす作業状態の説明図、図6は気密部材40を貼り合わせて回収口38aを塞ぐ作業状態の説明図である。
廃トナー回収容器38は、図1に向かってカラー画像形成装置1に手前側に装着されるものである。
前記廃トナー回収容器38と前記回収された廃トナーを前記廃トナー回収容器38内に回収口38aを介して搬送するトナー搬送部材39は、筒状の搬送ケース392内に回転軸外周にらせん状の突起が連続して形成された搬送スクリュ391が収容されたものである。
この構成により、搬送スクリュ391が図示しない駆動源により回転することによって、搬送スクリュ391のらせん状突起と搬送ケース392内壁面との間に挟まれた廃トナーが感光体ドラム21またはトナー回収部37bから離れる方向に移動し、該廃トナーが廃トナー回収容器38内に送り込まれるようになっている。図2では、トナー搬送部材39は、各プロセス印刷ユニット20の各クリーナユニット24(24a、24b、24c、24d)に設けられるものはそれぞれ対応する符号39a〜39dを付しており、転写ベルトクリーニングユニット37に設けられるものは符号39eを付している。
トナー搬送部材39であってクリーナユニット24に設けられたものにおいては、感光体ドラム21上からクリーニングブレード241で掻き取られた廃トナーが搬入される図示しない孔が搬送ケース392に開いている。
また、トナー搬送部材39であって転写ベルトクリーニングユニット37に設けられたものにおいては、トナー回収部37b内に一旦収納された廃トナーを受け入れる図示しない孔が搬送ケース392に開いている。
トナー搬送部材39には、廃トナー回収容器38の取り付け面部45よりもカラー画像形成装置1の前側に棒状に突出した部分があり、廃トナー回収容器38のカラー画像形成装置1への装着時には、その突出した部分が廃トナー回収容器38内に回収口38aから挿入した状態になる。
廃トナー回収容器38は、図3に示すように、全体が概略平箱形状を呈しており、回収口38aが各クリーナユニット24と転写ベルトクリーニングユニット37に応じて開口している。また各クリーナユニット24に対応する回収口38aに隣接して(実施形態では上面視左隣)やや下側に、感光体ドラム21の軸端部を装着支持する支持穴38bが形成されている。この支持穴38bに感光体ドラム21の、図2に示すような弾頭形状の軸端部21’を装着することによって、感光体ドラム21の位置決めが確実にできる。
トナー搬送部材39において、廃トナー回収容器38の回収口38aに挿入される搬送ケース392の突出部分の下面側には廃トナーを落とし込む排出穴393が形成されている。また、廃トナー回収容器38においては、回収口38a内は概略筒状の内周面形状に形成されており、回収口38a内に挿入されたトナー搬送部材39の突出部分をこの筒状内周面によって支持するようになっている。したがって、廃トナー回収容器38によってトナー搬送部材39の位置決めができる。
そして、この内周面の下側面部には、そこに挿入された前記搬送ケース392の排出穴393に対応する部分に、廃トナー回収容器38内に通じる投入穴38cが形成されており、トナー搬送部材39によって搬送された廃トナーが前記排出穴393からこの投入穴38cを通って、廃トナー回収容器38内に回収・収納されるようになっている。
前記廃トナー回収容器38をカラー画像形成装置1の取り付ける取り付け面部45に位置する、回収口38a周囲とトナー搬送部材39との間の連結部44に、気密部材40が配置される。
この気密部材40は、前記廃トナーが搬送される時に該連結部44から廃トナーがこぼれるのを防止し、さらに前記トナー搬送部材39によって搬送された廃トナーが所定量収納された後に交換のために外されたその廃トナー回収容器38から廃トナーがこぼれ出さないように回収口38aを封止する構成になっている。
このカラー画像形成装置1の廃トナー回収容器38によれば、カラー画像形成装置1に廃トナー回収容器38を装着しているときに、気密部材40が連結部44から廃トナーのこぼれるのを確実に防止するシール性を発揮する。さらに、廃トナー回収容器38の交換のために外されたときにその廃トナー回収容器38の回収口38aを前記気密部材40によって封止するため、当該回収容器38を取り扱っているときや運んでいるときに廃トナーが当該回収容器38からこぼれるのを確実に防止することができる。
したがって、廃トナー回収容器38の再利用が可能であり、なおかつ取り付けて使用している際に廃トナーのこぼれるのを確実に防止するシール性と取り外した廃トナー回収容器38から廃トナーが溢れることを確実に防止する気密性とを併せて向上でき、しかも簡便なシール作業が可能になる。
実施形態では、廃トナー回収容器38が廃トナーを満杯などの規定量収納したときに交換のために外すこととするが、交換時期を決める廃トナーの収納量である所定量は満杯以外の別の所定量を設定できる。例えば、所定量はカラー画像形成装置1の使用時間に応じた量としても良い。
また、廃トナー回収容器38は、新たな気密部材40を廃トナー回収容器38の回収口38a周囲に取り付けることによって再利用可能になっている。
したがって、容易に当該廃トナー回収容器38の再利用ができる。
前記気密部材40は、シール材、接着部材、および発泡部材によって構成されている。したがって、簡単な構成で前記のシール性および気密性を発揮することができる。
実施形態では、前記気密部材40は、図4に各部に分けて示すように廃トナー回収容器38の側からその反対側の連結部44に向けて、前記回収口38aに対応させる開口部(46a,47b,48b,49b,50a,51a)をそれぞれ有する第1の接着部材46、第1のシール部材47、第2の接着部材48、第2のシール部材49、第3の接着部材50、および発泡部材51の順で積層されているものである。
また、実施形態では、気密部材40において、第1の接着部材46、第1のシール部材47、第2の接着部材48、第2のシール部材49、および第3の接着部材50の重ねあわされた状態は、厚みに比較して面方向に大きい平坦シート形状に形成されており、発泡部材51が開口部を囲むようにかつ開口部中心軸に沿って突出した形状を呈している。
第1の接着部材46、第3の接着部材50は、開口部である円形開口46a、50aを面内に有する環状形状を呈し、両面に粘着層を有する所謂両面テープ構造のものである。第2接着部材48も同様の両面テープ構造のものである。
また、第1のシール部材47は、全体が2つのほぼ同径の円を連接した概略繭型形状を呈し、一方の円形部47aが開口部である円形開口47bを有した環状形状を呈している。他方の円形部47cが開口の無いものになっており、その他方の円形部47cの面積が一方の円形部47aの円形開口47bを充分に隙間無く覆える大きさに形成されている。
第1のシール部材47はポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂製の薄膜体・マイラーシートからなることが好適である。第2のシール部材49も同様材質である。
また、第2の接着部材48は、第1のシール部材47と同様形態を呈しており、円形部48a、円形開口48b、円形部48cを有する。
また、第2のシール部材49は、第1のシール部材47と同様の概略同様形態を呈して円形開口49bを有する円形部49aと他方の円形部49cを有する、円形部49aの全体長さ方向端部に平面方向に突出する矩形片状の突出部分49dが延設されている。この突出部分49dはユーザが指によって摘めるものであれば、その形状または大きさは他のものとすることができる。また、突出部分49dの延設位置は第2のシール部材49の長さ方向端部であるので引き剥がすのに好適であるが、長さ方向端部から横方向にずらした位置に形成しても良いものである。
その他、上記第1のシール部材と第2のシール部材の形状は図4に示されるもの以外の矩形形状や多角形形状であってもよい。また、第1のシール部材と第2のシール部材の形状は、同様形状を連接したものでなくても異なる形状を連設したものとすることが好適である。また、円形開口46a、47b、48b、49b、50a、51aなどの開口部はトナー搬送部材39の搬送ケース39b外周部が円形横断面形状であるのでそれに密着させる形状として良好であるが、トナー搬送部材の外周面形状が他の形状に場合にその形状に合わせて他の形状を取ることが好適である。
発泡部材51は、円形開口51aを有する環状形状を呈して、第1の接着部材46、第1のシール部材47、第2の接着部材48、第2のシール部材49、第3の接着部材50のいずれよりも厚い構造になっている。
発泡部材51の材質は、所謂スポンジなどの連発泡の発泡材からなっている。発泡部材は、この連発泡材の使用によって、発泡による連続気泡に廃トナーが収容されるので廃トナーのこぼれがくいとめられ、確実なこぼれや飛散の防止が達成できる。
上記のような構成の気密部材40によれば、気密性が自由に設定可能な層構造とすることができ、かつ、接着部材を介してシール部材を容易に引き剥がすことができる。
廃トナー回収容器38に取り付けた気密部材40は、開口部(46a、47b、48b、49b、50a、51a)内にトナー搬送部材39を通して連結部44に配置するものになっている。
図5は気密部材40の引き剥がし状態を示し、図6は気密部材40の密封状態を示すものである。
廃トナー回収容器38においては、前記廃トナーを所定量収容して前記トナー搬送部材39との連結が解除された前記廃トナー回収容器38の回収口38a周囲において、図5に示すように、前記第2の接着部材48と第2のシール部材49との間で気密部材40を引き剥がし、図6に示すように、前記第1のシール部材47の開口部47b周囲以外の部分47cを前記開口部47b側に折り畳むことによって前記廃トナー回収容器38の回収口38aを密封するようになっているものである。
これによって、カラー画像形成装置1から取り外した前記廃トナー回収容器38を確実に密封することができる。したがって、廃トナー回収容器38が取り外して回収口38aをシールするときに、第2の接着部材48と第2のシール部材49との間で気密部材を引き剥がすことによって、引き剥がし後の第1のシール部材47に第2の接着部材48が残る。よって、第1のシール部材47を折り畳むことで、第2の接着部材48の部分同士が強固に接着し、別途の接着材の塗布等の作業をしなくても第1のシール部材47によって回収口38aを容易かつ確実に密封することができる。
なお、前記廃トナー回収容器38の回収口38aを密封している気密部材40を全て引き剥がし、または、前記気密部材40を第1のシール部材47から引き剥がした後に、新たな気密部材40を廃トナー回収容器38に配置することによって、廃トナー回収容器38を再利用可能にすることができる。
実施形態では、気密部材40を第1のシール部材47から引き剥がした後に、新たな気密部材40を廃トナー回収容器38に接着・配置することによって、廃トナー回収容器38を再利用可能にしたものである。
これによって、第1のシール部材47から引き剥せば第1の接着部材46が廃トナー回収容器38側に残り、気密部材40をそのうちの第1の接着部材46の無い状態で貼り付ければよいので、該廃トナー回収容器38の再使用のための気密部材40を簡単な構成にできる。また、第1の接着部材46の剥がしの手間がかからず、廃トナー回収容器を再使用化する作業が簡便になる。
なお、気密部材40を全部剥がした場合は気密部材40を第1の接着部材46によって接着し貼り付けるので、第1の接着部材46が新しい状態で接着でき、強い接着力で気密部材40を取り付けることができる利点がある。
気密部材40を全部剥がす際に、剥がし易くするため、図4に二点鎖線で示すように、第1のシール部材47にユーザが容易に摘まめる片状の突出部分47dを設けるのが好適である。これと併せて、第2のシール部材49の引き剥がしをし易くするために、その突出部分49dの形成位置と周方向に別の位置に第1のシール部材47の突出部分47dを設けることが好ましい。これによって、第2のシール部材49の剥がす際に、第1のシール部材47の突出部分が邪魔にならず、剥がし易くなる。
次に、給紙部109の構成について説明する。
給紙部109は、画像形成に使用する記録用紙を収容するための手差トレイ41及び給紙カセット42を備え、手差トレイ41又は給紙カセット42から記録用紙を一枚ずつ画像形成部108に供給するようにされている。
手差トレイ41は、図1に示すように、カラー画像形成装置1の筐体1aの一側端(図中で右側)に、使用時には外方に拡開され、未使用時には一側端に収納可能に設けられ、利用者が所望する種類の記録用紙を少数枚(必要とする枚数)だけ載置してカラー画像形成装置1の筐体1a内部に1枚ずつ取込むものである。
手差トレイ41による記録用紙の給紙方向(図中の矢印C方向)下流側のカラー画像形成装置1の筐体1a内には、露光ユニット10の下方にピックアップローラ41aが設けられ、さらに給紙方向下流側に搬送ローラ41b,41c,41dが略水平に設けられている。
ピックアップローラ41aは、手差トレイ41から給紙された記録用紙の一端部の表面と接触して、ローラの摩擦抵抗により一枚ずつ確実に搬送するようになっている。
最下流側の搬送ローラ41dは、搬送ローラ41b,41cよりも上方に設けられ、これにより記録用紙を上方に向かい搬送するようになっている。
前述したピックアップローラ41a及び搬送ローラ41b,41c,41dによって記録用紙搬送路S1が構成されている。
一方、給紙カセット42は、筐体1a内の画像形成部108及び露光ユニット10の下側に設けられ、装置の仕様により規定されたサイズ、又は利用者が予め定めたサイズの記録用紙を大量に収容可能となっている。
給紙カセット42の一端部(図中の左側端部)の上にはピックアップローラ42aが設けられ、該ピックアップローラ42aの記録用紙搬送方向(図中の矢印D方向)下流側で斜め上方には搬送ローラ42bが設けられている。
ピックアップローラ42aは、給紙カセット42にセットされた記録用紙の最上部にある記録用紙の一端部の表面と接触して、ローラの摩擦抵抗により一枚ずつ確実に繰り出して搬送するようになっている。
搬送ローラ42bは、ピックアップローラ42aから繰り出された記録用紙を、筐体1a内の一端側に形成された記録用紙搬送路S2に沿って上方に向かい画像形成部108に搬送するようになっている。
次に、本実施形態のカラー画像形成装置1による画像出力について説明する。
カラー画像形成装置1は、給紙部109から供給される記録用紙上に感光体ドラム21上のトナー像をいわゆる中間転写方式によって転写ベルトユニット30を介して記録用紙に転写するようにされている。
まず、帯電器22により感光体ドラム21の外周面を所定の電位に均一的に帯電する。
帯電された感光体ドラム21に露光ユニット10からレーザ光を照射することで、各色毎の感光体ドラム21上に各色毎の静電潜像が生成される。
次に、現像器23より感光体ドラム21の外周面にトナーが供給されて、感光体ドラム21の外周面に形成された静電潜像がトナーにより顕像化(トナー像として)される。
そして、感光体ドラム21に生成したトナー像が転写ベルト31に転写される。
感光体ドラム21から転写ベルト31へのトナー像の転写は、転写ベルト31の裏側に接触配置された中間転写ローラ35によって行われる。
中間転写ローラ35にトナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧を印加することで、転写ベルト31は、この中間転写ローラ35により均一的に高電圧が印加されて逆極性(+)となる。これにより、感光体ドラム21上の帯電極性(−)のトナー像は、感光体ドラム21が転写ベルト31と回転接触する際に転写ベルト31上に転写される。
各々の感光体ドラム21に形成された各色のトナー像は、転写ベルト31が移動しながら各々の感光体ドラム21と回転接触するに従い順次に重ねて転写され、転写ベルト31上にはカラーのトナー像が形成される。
このようにして、各色毎に感光体ドラム21上でトナーにより顕像化された静電潜像は転写ベルト31上で積層され、印刷用画像が多色トナー像として転写ベルト31上に再現される。
そして、転写ベルト31上に転写された多色トナー像は、転写ベルト31が移動して記録用紙と該転写ベルト31とが重なり合う位置で、転写ローラ36によって転写ベルト31から記録用紙上に転写される。
感光体ドラム21と接触することで転写ベルト31に付着したトナー、又は転写ローラ36によって記録用紙上に転写が行われずに転写ベルト31上に残留したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるため、転写ベルトクリーニングユニット37によって除去および回収される。
次に、給紙部109による記録用紙の供給動作について説明する。
手差トレイ41に載置された記録用紙を用いる場合は、操作パネル(図示省略)の指示により制御されたタイミングで、ピックアップローラ41aにより手差トレイ41内から記録用紙が1枚ずつ装置内部に取り込まれる。
装置内部に取り込まれた記録用紙は、搬送ローラ41b,41c,41dにより記録用紙搬送路S1に沿って画像形成部108へ搬送される。
一方、給紙カセット42に収容された記録用紙を用いる場合は、ピックアップローラ42aにより給紙カセット42内から記録用紙が1枚ずつ分離給送され、搬送ローラ42bにより記録用紙搬送路S2に沿って画像形成部108へ搬送される。
手差トレイ41又は給紙カセット42から搬送された記録用紙は、レジストローラ26により記録用紙の先端と転写ベルト31上のトナー像の先端とを整合するタイミングで転写ローラ36側へ搬送されて、転写ベルト31上のトナー像が記録用紙上に転写される。
トナー像が転写された記録用紙は、略垂直に搬送されて定着ユニット27に到達し、定着ユニット27において、加熱ローラ27aと加圧ローラ27bとによりトナー像が記録用紙に熱定着される。
定着ユニット27を通過した記録用紙は、片面印刷要求の場合、排紙ローラ28により排紙トレイ43上にフェイスダウンで排出される。
一方、両面印刷要求の場合は、排紙ローラ28により記録用紙をチャックした後、該排紙ローラ28を逆回転させて記録用紙を両面原稿搬送路S3へ導き、搬送ローラ29a,29bにより再度レジストローラ26へ搬送する。
この時、記録用紙は、転写される面が反転するとともに搬送される前後方向が変わる。
つまり、最初の転写時にスタート側となる端部が裏面転写時にはエンド側となり、最初の転写時にエンド側となる端部が裏面転写時にはスタート側となる。
そして、記録用紙の裏面にトナー像を転写及び熱定着させた後、排紙ローラ28により排紙トレイ43上に排出される。
以上のように、記録用紙への転写動作が行われる。
次に、廃トナー回収容器38の回収口38aを封止する手順を説明する。
図5は気密部材40の引き剥がし手順を示し、図6は気密部材40の密封手順を示すものである。
廃トナー回収容器38においては、前記廃トナーを所定量収容して前記トナー搬送部材39との連結が解除された前記廃トナー回収容器38の回収口38a周囲において、図5に示すように、前記第2の接着部材48と第2のシール部材49との間で気密部材40を引き剥がす。
そして、図6に示すように、前記第1のシール部材47の開口部47b周囲以外の部分47cを前記開口部47b側に折り畳むことによって前記廃トナー回収容器38を密封する。
これによって、カラー画像形成装置1から取り外した前記廃トナー回収容器38を確実に密封することができる。
尚、本発明の廃トナー回収容器は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
次に、上記実施形態の画像形成装置および廃トナー回収容器において、気密部材40(以下「気密部材の第1の実施例」という)に代えてそれとは別の構成の第2の気密部材40’(以下「気密部材の第2の実施例」という)を採用する構成を図7〜図9によって説明する。
気密部材40に代えて第2の気密部材40’を採用する他は、上記の実施形態と同様構成であるので、同様の部分に同一の符号に「’」を付したもので示している。
図7は、第2の気密部材40’を組品した説明図、図8は、前記第2の気密部材40’を各部に分けた説明図、図9は廃トナー回収容器38が満杯時に気密部材40’を剥がす作業状態の図である。
廃トナー回収容器38をカラー画像形成装置1に取り付ける連結部44において、廃トナー回収容器38の側からその反対側に向けて、前記回収口38aに対応する開口部(46a’,47b’,48b’,49b’,50a’および51a’)をそれぞれ有する第1の接着部材46’、第1のシール部材47’、第2の接着部材48’、第2のシール部材49’、第3の接着部材50’、および弾性部材(ゴムやエラストマー等弾性樹脂製)51’の順で積層されているものである。
また、第2の実施例に係る気密部材40’においては、図7に示すように、第1の接着部材46’、第1のシール部材47’、第2の接着部材48’、第2のシール部材49’、および第3の接着部材50’の重ねあわされた状態は、厚みに比較して面方向に大きい平坦シート形状に形成されている。
上記の弾性部材51’は、概略円盤形状であって、周縁を残して中央部に放射状の切り込み(スリット)51b’が形成されており、中央部を押圧することによって切り込み51b’を介して区画された複数の突出部によって開口部51a’を開閉可能な構成を有している。
言い換えれば、弾性部材51’は、前記切り込み51b’で分けられた複数の突出部が、開口部51a’を周縁から囲んで開口部51a’中心軸方向に突出してその開口部51a’を覆うものであり、その突出部を押圧することによって開口部51a’を開口可能な構成を有している。
そして、弾性部材51’は、廃トナー回収容器38の回収口38aにトナー搬送部材39を取り付けた状態でトナー搬送部材39によって突出部が押圧されて開口部51a’を開く状態に弾性変形し、一方、トナー搬送部材39を回収口から取り外した状態で突出部が開口部51a’を閉じる状態に復帰する構成になっている。
したがって、廃トナー回収容器38の画像形成装置への取り付け時にトナー搬送部材39を突出部に押し入れることによって開口部51a’を通りつつ回収口38aに取り付けることができ、一方、取り外し時にトナー搬送部材39を開口部51a’から引き抜くことによって突出部によって確実に開口部51a’を塞ぐように弾性変形する。廃トナー回収容器38の取り外し時に廃現像剤がこぼれたり、飛散したりするのを特別な操作を要すること無く自動的に防止することができる。
ここで、第1のシール部材47’と第2のシール部材49’は、面方向に沿って前記開口部の反対側で連結され、更に、第3の接着部材50’、および弾性部材51’は第2のシール部材49’に積層されている。
前記の構成は廃トナー回収容器38が新品で装着される時と実動作の際の構成であり、廃トナー回収容器38が満杯となった交換時は、ユーザが第1のシール部材47’と連結される第2のシール部材49’を第3の接着部材50’、および弾性部材51’と共に回収口38a側から引き剥し、引き剥がされた第2のシール部材49’、および弾性部材51’を廃トナー回収容器38の壁面に貼り付けて、廃トナー回収容器38の移動等の時に弾性部材51’等に付着する廃トナーが確実に飛散しない対応が施されている。
また、第1の実施例に係る気密部材40と本第2の実施例に係る気密部材40’との相違は、第1の実施例で用いる略円形の断面を呈する発泡部材51を第2の実施例では複数の切り込み51b’を有する一枚の弾性部材51’に変更した点にある。
この理由は、廃トナー回収容器38は実動作中に本体に装着されると満杯となるまで、固定されるものでなく、装置本体のサプライ交換時、搬送用紙のJAM時の用紙取り除き等で開閉動作が行われ、その時、各クリーニング部からトナー搬送部材39の搬送スクリュウ391を介した廃トナーは搬送スクリュウ391の廃トナー回収容器38側に堆積している事が多く、単純に開口部が略円形を呈し、廃トナー搬送スクリュウ391の挿入時の機密性を求める発泡部材51では、廃トナー回収容器38の開閉動作時に前記スクリュウ391出口近傍の廃トナーが廃トナー回収容器38の外側に飛散し、装置汚れの原因となる。
このため、本第2の実施例の気密部材40’では、上記の発泡部材51を複数の切り込み51b’を有する一枚の弾性部材51’に変更し、廃トナー回収容器38の開閉動作時に、各切り込み51b’を施された弾性部材51’の弾性力を利用し、廃トナー回収容器38内の廃トナーをその回収容器38から外部に飛散させない対応を施している。
上記説明のように、
(1)第2のシール部材49’を第1のシール部材47’と連結する。
(2)発泡部材51を弾性部材(ゴム)51’に変更する。
ことによって、第1の実施例に比較し、第2の実施例の方が、以下の効果が増大する。
a.廃トナー回収容器38が満杯となり、廃棄/回収時のトナー飛散、廃棄/回収作業時のトナー汚れが回避できる。
b.装置の動作中の廃トナー飛散が低減/解消され、装置内への飛散を解消できる。
本発明の実施形態に係るカラー画像形成装置の全体の構成を示す後方からの断面視による説明図である。 カラー画像形成装置において、廃トナー回収容器が取り付けられ状態を説明する、クリーナユニットおよび転写ベルトクリーニングユニットのトナー搬送部材の中心を繋ぐ上側から見た断面視図である。 廃トナー回収容器の取り付け側(裏面側)から見た斜視図である。 気密部材の分解斜視図である。 廃トナー回収容器をカラー画像形成装置から取り外して気密部材を剥がす作業状態の説明図である。 気密部材を貼り合わせて回収口を塞ぐ作業状態の説明図である。 第2の気密部材を組品した説明図である。 前記第2の気密部材を各部に分けた説明図である。 廃トナー回収容器が満杯時に第2の気密部材を剥がす作業状態の図である。
符号の説明
1 カラー画像形成装置
10 露光ユニット
11 レーザスキャニングユニット
20(20a,20b,20c,20d) プロセス印刷ユニット
21(21a,21b,21c,21d) 感光体ドラム
22(22a,22b,22c,22d) 帯電器
23(23a,23b,23c,23d) 現像器
24(24a,24b,24c,24d) クリーナユニット
241 クリーニングブレード
26 レジストローラ
30 転写ベルトユニット
31 転写ベルト
32 転写ベルト駆動ローラ
33 転写ベルト従動ローラ
34 転写ベルトテンション機構
35(35a,35b,35c,35d) 中間転写ローラ
36 転写ローラ
37 転写ベルトクリーニングユニット
37a クリーニングブレード
37b トナー回収部
38 廃トナー回収容器
38a 回収口
38b 支持穴
38c 投入穴
39(39a、39b、39c、39d) トナー搬送部材
391 搬送スクリュ
392 搬送ケース
393 排出穴
40 気密部材
44 連結部
45 取り付け面部
46、46’ 第1の接着部材
47、47’ 第1のシール部材
47b、47b’ 円形開口(開口部)
47d、47d’ 突出部分
48、48’ 第2の接着部材
48b、48b’ 円形開口(開口部)
49、49’ 第2のシール部材
49b、49b’ 円形開口(開口部)
49d、49d’ 突出部分
50、50’ 第3の接着部材
51 発泡部材
51a 円形開口(開口部)
51’ 弾性部材
51a’ 円形開口

Claims (8)

  1. 画像形成装置の静電潜像担持体上に形成された画像情報を顕像化するため用いた現像剤のうちで、記録媒体上に転写されずに回収され、かつ、搬送部材によって搬送された廃現像剤を収納する廃現像剤回収容器であって、画像形成装置に取り付け・取り外しが可能な廃現像剤回収容器において、
    前記廃現像剤回収容器を画像形成装置に取り付けたときに、搬送部材が挿入される回収口を有し、前記回収口周囲部とそれが対向する画像形成装置の連結部との間に気密部材が配置されているものであり、
    前記気密部材は、前記廃現像剤が搬送される時に前記回収口周囲部および前記連結部間から廃現像剤がこぼれるのを防止し、さらに前記搬送部材によって搬送された廃現像剤が所定量収納された後に交換のために外されたその廃現像剤回収容器の回収口から廃現像剤がこぼれ出さないように当該回収口を封止するものであり、
    前記気密部材は、廃現像剤回収容器の側からその反対側の連結部に向けて、前記回収口に対応させる開口部をそれぞれ有する第1の接着部材、第1のシール部材、第2の接着部材、第2のシール部材、第3の接着部材、および発泡部材または弾性部材からなる廃現像剤飛散防止部材の順で積層されているものであり、
    廃現像剤回収容器と連結部との間に取り付けた気密部材は、開口部内に搬送部材を通した状態に配置されるものであることを特徴とする画像形成装置の廃現像剤回収容器。
  2. 前記廃現像剤が所定量収納された後に交換のために外された廃現像剤回収容器についてその廃現像剤を除去し、前記廃現像剤回収容器の回収口周囲に新たな気密部材を取り付けることによって再利用可能になっていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置の廃現像剤回収容器。
  3. 前記廃現像剤を所定量収容して前記搬送部材との連結が解除された前記廃現像剤回収容器の回収口周囲において、前記第2の接着部材と第2のシール部材との間で気密部材を引き剥がすことによって第1のシール部材及び第2の接着部材を前記廃現像剤回収容器側に残して、かつ、第2のシール部材、第3の接着部材および廃現像剤飛散防止部材を取り去り、前記第1のシール部材の開口部周囲以外の部分を前記開口部側に折り畳むことによって前記廃現像剤回収容器を密封するものであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置の廃現像剤回収容器。
  4. 前記廃現像剤回収容器の回収口を密封している気密部材を全て引き剥がし、または、前記気密部材の第1のシール部材を前記回収口に接着している第1の接着部材から引き剥がした後に、新たな気密部材を廃現像剤回収容器に配置することによって、廃現像剤回収容器を再利用可能にしたものであることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置の廃現像剤回収容器。
  5. 前記気密部材は、廃現像剤回収容器の側からその反対側の連結部に向けて、前記回収口に対応させる開口部をそれぞれ有する第1の接着部材、第1のシール部材、第2の接着部材、第2のシール部材、第3の接着部材および弾性部材の順で積層されているものであって、
    弾性部材は、その周縁から開口部中心軸方向に突出した複数の突出部によって開口部を覆うものであり、その突出部を押圧することによって開口部を開口可能な構成を有していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置の廃現像剤回収容器。
  6. 前記気密部材は、廃現像剤回収容器の回収口に搬送部材を取り付けた状態で搬送部材によって突出部が押圧されて開口部を開く状態に弾性変形し、一方、搬送部材を回収口から取外した状態で突出部が開口部を閉じる状態に復帰する構成になっていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置の廃現像剤回収容器。
  7. 弾性部材は、概略平坦盤形状を呈し、その周縁を残して中央部に放射状に形成された切り込みによってその中央部に複数の突出部が形成されていることを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成装置の廃現像剤回収容器。
  8. 第1のシール部材および第2のシール部材は、それぞれ、開口部周囲の第1の部分と該開口部周以外の部分であって該開口部を充分に隙間無く覆える大きさの第2の部分とが形成され、第1のシール部材および第2のシール部材が前記第2の部分同士で連結されており、第3の接着部材および弾性部材が第2のシール部材に積層されており、
    廃現像剤回収容器の交換時には第2のシール部材を第3の接着部材および弾性部材と共に回収口側から引き剥がし、引き剥がされた第2のシール部材、第3の接着部材および弾性部材を該回収容器の壁面に貼り付けるようにしたことを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の画像形成装置の廃現像剤回収容器。
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