JP6532795B2 - プロセスユニットおよびそれを備える画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明はプロセスユニットおよびそれを用いた画像形成装置に関し、特にたとえば、少なくとも静電潜像担持体を備える、プロセスユニットおよびそれを備える画像形成装置に関する。
背景技術の画像形成装置の一例が特許文献1に開示される。この特許文献1には、感光体ドラムの内部に挿入される貫通軸の両端部がクリーニング枠体に支持されることによって感光体ドラムがクリーニング枠体に支持されるプロセスカートリッジの構成が開示される。
特開平10−104996号公報
この背景技術の画像形成装置では、プロセスカートリッジを組み立てる場合に、クリーニング枠体に感光体ドラムが仮置きされ、仮置きされた感光体ドラムに貫通軸が挿入される。貫通軸が挿入されることにより、感光体ドラムは位置決めされるとともに、クリーニング枠体に軸支される。したがって、貫通軸が挿入されるまで感光体ドラムが周囲の部品に接触しないように仮置き(保持)する機構をクリーニング枠体に設ける必要がある。
また、背景技術の画像形成装置では、感光体ドラムの軸方向の両端面とクリーニング枠体との間に隙間があるため、感光体ドラムが高速に回転すると、この隙間からトナーを吸い込んでしまう。
したがって、たとえば、隙間を埋めるように、シール部材を設けることが望ましいが、上述したように、貫通軸が挿入される前において感光体ドラムなどの静電潜像担持体を保持するための機構を設けるスペースと、シール部材を設けるスペースが必要となり、プロセスカートリッジが大型化してしまう。
それゆえに、この発明の主たる目的は、装置が大型化することなく、静電潜像担持体が保持されるとともに、トナーの吸い込みが防止される、プロセスユニットおよびそれを備える画像形成装置を提供することである。
第1の発明は、静電潜像担持体、フレームおよびシール部材を備えるプロセスユニットである。静電潜像担持体は、たとえば感光体ドラムであり、筒状に形成される基体の両端面から突出するフランジを有する。フレームは、静電潜像担持体を回転可能に支持する。シール部材は、静電潜像担持体の両端面とフレームとの間に設けられ、フランジを支持することにより当該静電潜像担持体を保持する。また、シール部材は、当該静電潜像担持体と接触する硬質材と当該フレームに接触する弾性部材とが積層されて形成される。シール部材の硬質材としては、たとえば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリカーボネートなどの樹脂材料を用いることができる。また、シール部材の弾性部材としては、たとえば、モルトプレーン、ゴムなどを用いることができる。さらに、静電潜像担持体の一方の端面と、フレームとの間に設けられる一方のシール部材は、一体物としてU字状に形成され、静電潜像担持体の他方の端面と、フレームとの間に設けられる他方のシール部材は、一体物として円環状に形成される。
第1の発明によれば、硬質層を含むシール部材によって静電潜像担持体のフランジが支持されるので、貫通軸が挿入される前において静電潜像担持体を保持することができる。つまり、フレームに静電潜像担持体を保持するための機構を設けなくても、位置決め前の静電潜像担持体を正しい位置で保持することができる。また、第1の発明によれば、シール部材が、静電潜像担持体の両端面とフレームとの間に設けられるので、静電潜像担持体の両端面とフレームとの間の隙間が塞がれて、静電潜像担持体が回転する際のトナーの吸い込みを防止することができる。さらに、第1の発明によれば、シール部材の硬質層が静電潜像担持体側に設けられるので、静電潜像担持体が回転する際のシール部材の耐摩耗性を向上させることができる。さらにまた、第1の発明によれば、一方のシール部材が上方に開放するU字状に形成されるので、静電潜像担持体をフレームに取り付けるときに、解放された部分から静電潜像担持体の一方のフランジを挿し込むことができ、静電潜像担持体の取付け作業が簡単である。
第2の発明は、第1の発明に従属するプロセスユニットであって、一方のシール部材の弾性部材の厚みを、他方のシール部材の弾性部材の厚みよりも大きくした。
第2の発明によれば、静電潜像担持体をフレームに取り付けるときに、静電潜像担持体の一方の端面を弾性部材の厚みが大きい一方のシール部材に押し当てて、一方のシール部材を積層方向に圧縮させることができる。この状態で、静電潜像担持体の他方の端面を他方のシール部材に保持させることができる。したがって、静電潜像担持体の取付け作業が簡単である。
の発明は、静電潜像担持体、フレームおよびシール部材を備えるプロセスユニットである。静電潜像担持体は、たとえば感光体ドラムであり、筒状に形成される基体の両端面から突出するフランジを有する。フレームは、静電潜像担持体を回転可能に支持する。シール部材は、静電潜像担持体の両端面とフレームとの間に設けられ、フランジを支持することにより当該静電潜像担持体を保持する。また、シール部材は、当該静電潜像担持体と接触する硬質材と当該フレームに接触する弾性部材とが積層されて形成される。シール部材の硬質材としては、たとえば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリカーボネートなどの樹脂材料を用いることができる。また、シール部材の弾性部材としては、たとえば、モルトプレーン、ゴムなどを用いることができる。さらに、一方のシール部材の弾性部材の厚みを、他方のシール部材の弾性部材の厚みよりも大きくした。
の発明によれば、静電潜像担持体をフレームに取り付けるときに、静電潜像担持体の一方の端面を弾性部材の厚みが大きい一方のシール部材に押し当てて、一方のシール部材を積層方向に圧縮させることができる。この状態で、静電潜像担持体の他方の端面を他方のシール部材に保持させることができる。したがって、静電潜像担持体の取付け作業が簡単である。
第4の発明は、第3の発明に従属するプロセスユニットであって、静電潜像担持体の一方の端面と、フレームとの間に設けられる一方のシール部材は、U字状に形成され、静電潜像担持体の他方の端面と、フレームとの間に設けられる他方のシール部材は、円環状に形成される。
第4の発明によれば、一方のシール部材が上方に開放するU字状に形成されるので、静電潜像担持体をフレームに取り付けるときに、解放された部分から静電潜像担持体の一方のフランジを挿し込むことができ、静電潜像担持体の取付け作業が簡単である。
第5の発明は、第3の発明に従属するプロセスユニットであって、シール部材は、円環状に形成される。
第5の発明によれば、シール部材が円環状に形成されるので、静電潜像担持体の両端面とフレームとの間の隙間を少なくし、静電潜像担持体が回転する際のトナーの吸い込みを防止する能力を向上させることができる。
の発明は、第1ないし第のいずれかの発明に従属するプロセスユニットであって、シール部材は、外方に突出する突出部を有し、フレームは、突出部の先端面に当接する斜面を有する。
の発明によれば、シール部材の突出部とフレームの斜面とが当接することによって、シール部材の向きおよび位置が決定されるので、シール部材の取付け作業が簡単である。
の発明は、第1ないし第のいずれかの発明のプロセスユニットを備える画像形成装置である。
の発明によれば、第1の発明と同様の作用効果を奏し、位置決め前の静電潜像担持体を保持することができるとともに、静電潜像担持体が回転する際のトナーの吸い込みを防止することができる。
この発明によれば、位置決め前の静電潜像担持体が保持されるとともに、静電潜像担持体が高速で回転する際のトナーの吸い込みが防止される。
図1は、この発明の第1実施例であるプロセスユニットを備える画像形成装置の内部構造を示す概略断面図である。 図2は、図1のプロセスユニットの外観構成を示す斜視図である。 図3は、分解した状態のプロセスユニットの構成を示す斜視図である。 図4(A)は第1シール部材の外観構成を正面から見た正面図であり、図4(B)は第1シール部材の外観構成を右側面から見た右側面図であり、図4(C)は第1シール部材の外観構成を左側面から見た左側面図である。 図5(A)はプロセスユニットのフレームの右側の端部を拡大した斜視図であり、図5(B)はフレームに第1シール部材を取り付けた場合のフレームの右側の端部を拡大した斜視図である。 図6(A)は第2シール部材の外観構成を正面から見た正面図であり、図6(B)は第2シール部材の外観構成を右側面から見た右側面図であり、図6(C)は第1シール部材の外観構成を左側面から見た左側面図である。 図7(A)はプロセスユニットのフレームの左側の端部を拡大した斜視図であり、図7(B)はフレームに第2シール部材を取り付けた場合のフレームの左側の端部を拡大した斜視図である。 図8(A)は第2実施例の第1シール部材の外観構成を正面から見た正面図であり、図8(B)は第2実施例の第1シール部材をフレームに貼り付けた状態のプロセスユニットの一部を斜め方向から見た斜視図である。 図9(A)は第3実施例の第1シール部材を右側面から見た右側面図であり、図9(B)は第3実施例の第2シール部材を右側面から見た右側面図である。
[第1実施例]
図1は、この発明の第1実施例であるプロセスユニット10を備える複合機100の内部構造を示す概略断面図である。
図1を参照して、この発明の一実施例であるプロセスユニット10は、フレーム74を用いて感光体ドラム36、クリーナユニット38および帯電器40などをユニット化したものであり、複写機、ファクシミリ、プリンタおよびこれらの複合機などの画像形成装置に対して着脱可能に設けられる。この第1実施例では、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを有する複合機(MFP:Multifunction Peripheral)100に対してプロセスユニット10を適用した例を示す。
先ず、複合機100の構成について概略的に説明する。図1に示すように、複合機100は、複合機本体12およびその上方に配置される画像読取装置14を含む。
画像読取装置14は、透明材によって形成される原稿載置台16を備える。原稿載置台16の上方には、ヒンジ等を介して原稿押さえカバー18が開閉自在に取り付けられる。この原稿押さえカバー18には、原稿載置トレイ20に載置された原稿を画像読取位置22に対して1枚ずつ自動的に給紙するADF(自動原稿送り装置)24が設けられる。また、原稿載置台16の前面側には、ユーザによる入力操作を受け付けるタッチパネルおよび操作ボタン等の操作部が設けられる。
また、画像読取装置14には、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等を備える画像読取部26が内装される。画像読取部26は、原稿表面を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導く。そして、結像レンズによって反射光をラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは、受光素子に結像した反射光の輝度または色度が検出され、原稿表面の画像に基づく画像データが生成される。ラインセンサとしては、CCD(Charge Coupled Device)またはCIS(Contact Image Sensor)等が用いられる。
複合機本体12には、制御部28および画像形成部30が内装される。制御部28は、CPUおよびメモリ等を備え、タッチパネル等の操作部への入力操作などに応じて、複合機100の各部位に制御信号を送信し、複合機100に種々の動作を実行させる。
画像形成部30は、露光ユニット32、現像ユニット34、感光体ドラム36、クリーナユニット38、帯電器40、中間転写ベルトユニット42、転写ローラ(2次転写ローラ)44および定着ユニット46等を備え、給紙カセット48または手差し給紙カセット50から搬送される用紙(記録紙)上に画像を形成し、画像形成済みの用紙を排紙トレイ52に排出する。用紙上に画像を形成するための画像データとしては、画像読取部26で読み取った画像データまたは外部コンピュータから送信された画像データ等が利用される。
なお、複合機100において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の4色のカラー画像に応じたものである。このため、現像ユニット34、感光体ドラム36、クリーナユニット38および帯電器40のそれぞれは、各色に応じた4種類の潜像を形成するように4個ずつ設けられ、これらによって4つの画像ステーションが構成される。また、感光体ドラム36、クリーナユニット38および帯電器40は、ユニット化(カートリッジ化)されており、これらによってプロセスユニット10が構成される。つまり、画像形成部30には、感光体ドラム36、クリーナユニット38および帯電器40等を備える4つのプロセスユニット10が設けられる。
感光体ドラム36は、導電性を有する円筒状の基体360(図3参照)の表面に感光層が形成された静電潜像担持体であり、図示しない駆動部によって軸線回りに回転可能とされる。帯電器40は、この感光体ドラム36の表面を所定の電位に帯電させる部材である。この第1実施例では、帯電器40としては、コロナ放電装置が用いられるが、ブラシ型帯電装置、ローラ型帯電装置、イオン発生装置などを用いることもできる。また、露光ユニット32は、レーザ出射部および反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)として構成され、帯電された感光体ドラム36の表面を露光することによって、画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム36の表面に形成する。クリーナユニット38は、中間転写ベルト54へのトナー像の転写後において、感光体ドラム36の表面に残留したトナーを除去して回収する。
現像ユニット34は、感光体ドラム36の表面に形成された静電潜像を4色(YMCK)のトナーによって顕像化する(トナー像を形成する)ものであって、感光体ドラム36にトナーを供給する現像ローラ76等を備える。現像ローラ76は、感光体ドラム36に対して水平方向に近い位置に配置され、図示しない駆動部によって軸線回りに回転可能とされる。また、現像ユニット34の現像ハウジング80内には、トナーおよびキャリアから成る現像剤(二成分現像剤)が収容され、この現像剤に含まれるトナーが、現像ローラ76を介して感光体ドラム36に供給される。
中間転写ベルトユニット42は、中間転写ベルト54、駆動ローラ56、従動ローラ58および4つの中間転写ローラ60等を備え、感光体ドラム36の上方に配置される。中間転写ベルト54は、各感光体ドラム36に接触するように設けられており、中間転写ローラ60を用いて、各感光体ドラム36に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト54に順次重ねて転写することによって、中間転写ベルト54上に多色のトナー像が形成される。また、駆動ローラ56の近傍には、転写ローラ44が配置されており、中間転写ベルト54と転写ローラ44との間のニップ域を用紙が通過することによって、中間転写ベルト54に形成されたトナー像が用紙に転写される。
定着ユニット46は、ヒートローラ62および加圧ローラ64を備え、転写ローラ44の上方に配置される。ヒートローラ62は、所定の定着温度となるように設定されており、ヒートローラ62と加圧ローラ64との間のニップ域を用紙が通過することによって、用紙に転写されたトナー像が溶融、混合および圧接されて、用紙に対してトナー像が熱定着される。
また、このような複合機本体12内には、給紙カセット48または手差し給紙カセット50に載置された用紙をレジストローラ68、転写ローラ44および定着ユニット46を経由させて排紙トレイ52に送るための第1用紙搬送路S1が形成される。また、用紙に対して両面印刷を行うときに、片面印刷が終了して定着ユニット46を通過した後の用紙を、転写ローラ44の用紙搬送方向の上流側において第1用紙搬送路S1に戻すための第2用紙搬送路S2が形成される。この第1用紙搬送路S1および第2用紙搬送路S2には、用紙に補助的に推進力を与えるための複数の搬送ローラ66が適宜設けられる。
複合機本体12において片面印刷を行う際には、給紙カセット48または手差し給紙カセット50に載置された用紙がピックアップローラ70によって1枚ずつ第1用紙搬送路S1に導かれ、搬送ローラ66によってレジストローラ68まで搬送される。そして、レジストローラ68によって、用紙の先端と中間転写ベルト54上の画像情報の先端とが整合するタイミングで転写ローラ44に搬送され、用紙上にトナー像が転写される。その後、定着ユニット46を通過することによって用紙上の未定着トナーが熱で溶融して固着され、搬送ローラ(排紙ローラ)66を経て排紙トレイ52上に用紙が排出される。
一方、両面印刷を行う際には、片面印刷が終了して定着ユニット46を通過した用紙の後端部が排紙トレイ52近傍の排紙ローラ66まで到達したとき、この排紙ローラ66を逆回転させることによって、用紙が逆走して第2用紙搬送路S2に導かれる。第2用紙搬送路S2に導かれた用紙は、搬送ローラ66によって第2用紙搬送路S2を搬送されて、レジストローラ68の用紙搬送方向の上流側において第1用紙搬送路S1に導かれる。この時点で用紙の表裏は反転されるので、その後、転写ローラ44および定着ユニット46を用紙が通過することによって、用紙の裏面に印刷が行われる。
続いて、図2および図3を参照して、プロセスユニット10の構成について具体的に説明する。図2は、図1のプロセスユニット10の外観構成の一例を示す斜視図である。図3は、分解した状態のプロセスユニット10の外観構成の一例を示す斜視図である。
なお、図2および図3において、プロセスユニット10の長手方向を感光体ドラム36側から見た場合のプロセスユニット10の右側が複合機100の正面側に相当し、プロセスユニット10の長手方向を感光体ドラム36側から見た場合のプロセスユニット10の左側が複合機100の背面側に相当する。また、図3では、クリーナユニット38はフレーム74に装着された状態を示す。
図2および図3に示すように、プロセスユニット10は、感光体ドラム36、クリーナユニット38および帯電器40を備え、これらはフレーム74によって所定の配置態様で一体的に保持される。また、後で詳細に説明するように、フレーム74と感光体ドラム36の両端面の間には、シール部材(110、120)が設けられる。プロセスユニット10は、複合機本体12の前面側から着脱可能であり、複合機本体12の奥行方向(前後方向)に摺動させることによって、複合機本体12に装着されたり、複合機本体12から離脱されたりする。
図3に示すように、感光体ドラム36は、基体360、第1フランジ部材362および第2フランジ部材364を含む。基体360は、上述したように、円筒状に形成され、円筒の二つの開口部分に第1フランジ部材362および第2フランジ部材364が設けられる。たとえば、第1フランジ部材362は基体360の右側の開口部分に設けられ、第2フランジ部材364は基体360の左側の開口部分に設けられる。
なお、説明の便宜上、第1フランジ部材362および第2フランジ部材364を区別してあるが、これらは同じ部材である。
第1フランジ部材362は、基体360の軸方向であり、基体360の外方に突出する第1ドラムフランジ362aを有する。また、図示は省略するが、第1フランジ部材362と同様に、第2フランジ部材364は、基体360の軸方向であり、基体360の外方に突出する第2ドラムフランジ364aを有する。第1ドラムフランジ362aおよび第2ドラムフランジ364aは、基体360と同軸であり、基体360よりも径の小さい円筒状に形成される。
帯電器40は、放電ワイヤを含み、この放電ワイヤは、その長手方向が感光体ドラム36の軸線方向と一致するように配置される。また、図3に示すように、帯電器40は、フレーム74の右側面部材74aに形成された孔740から着脱される。
ドラムシャフト72は、感光体ドラム36に挿入されて軸部材として機能する。ドラムシャフト72は、シャフト本体720、先端部722および固定部724を含む。シャフト本体720は、基体360の内部、第1ドラムフランジ362aおよび第2ドラムフランジ364aを貫通する円柱状(丸棒状)の金属シャフトである。このシャフト本体720の外径は、第1ドラムフランジ362aおよび第2ドラムフランジ364aの内径に対し、ガタが無い程度に僅かに小さく設定される。
先端部722は、シャフト本体720の一方端部であり、円柱状に形成され、その外径がシャフト本体720の外径よりも小さく設定される。この先端部722は、ドラムシャフト72がフレーム74に取り付けられる場合に、フレーム74の右側面部材74aに形成された軸受部742に挿入される部分である。先端部722が軸受部742に挿入されることによって、ドラムシャフト72の右側の端部が支持される。ただし、ドラムシャフト72は、フレーム74の左側面部材74bに形成された孔744から挿し込まれる。
固定部724は、シャフト本体720の他方の端部に設けられ、ドラムシャフト72をフレーム74に固定する部材である。なお、固定部724の構造およびドラムシャフト72をフレーム74に固定する方法は、本願発明の本質的な内容では無く、すでに周知であるため、この明細書においては説明を省略する。
このような構成のドラムシャフト72によって、感光体ドラム36はフレーム74に回転可能に支持される。このとき、感光体ドラム36は、ドラムシャフト72によってフレーム74の所定位置に配置される。したがって、ドラムシャフト72は、感光体ドラム36の位置決め部材としても機能する。
このように、この第1実施例のプロセスユニット10では、感光体ドラム36をドラムシャフト72を用いてフレーム74に支持するため、基体360の表面を他の部品等に触れさせない状態で、感光体ドラム36をフレーム74に仮置き(保持)し、感光体ドラム36を保持した状態でドラムシャフト72を取り付けるのが一般的である。このため、フレーム74に感光体ドラム36を保持するための機構を設けることが考えられる。
また、プロセスユニット10が複合機100に装着され、複合機100が動作される場合に、感光体ドラム36が回転されると、その風圧によって基体360の左右の端面(第1フランジ部材362および第2フランジ部材364の表面)とフレーム74との隙間にトナーが吸い込まれてしまい、吸い込まれたトナーが中間転写ベルト54に付着するなどの悪影響を及ぼす虞がある。このため、隙間をシール部材で埋めることが考えられる。
しかし、上記の感光体ドラム36を保持するための機構を設けるとともに、シール部材を設けた場合には、プロセスユニット10が大きくなってしまう。このため、複合機100も大型化されてしまう。
そこで、この第1実施例では、装置が大型化されること無く、ドラムシャフト72でフレーム74に支持される前に感光体ドラム36が保持されるとともに、感光体ドラム36が回転する際のトナーの吸い込みが防止されるようにしてある。
図3に示すように、この第1実施例では、第1シール部材110および第2シール部材120が感光体ドラム36とフレーム74との間に設けられる。より具体的には、第1シール部材110は、感光体ドラム36の右側の端面(第1フランジ部材362の表面)とフレーム74の右側面部材74aの内側の面との間に設けられる。第2シール部材120は、感光体ドラム36の左側の端面(第2フランジ部材364の表面)とフレーム74の左側面部材74bの内側の面との間に設けられる。
図4(A)は第1シール部材110の外観構成を正面から見た正面図であり、図4(B)は第1シール部材110の外観構成を右側面から見た右側面図であり、図4(C)は第1シール部材110の外観構成を左側面から見た左側面図である。図5(A)は、プロセスユニット10のフレーム74の右側の端部を拡大した斜視図であり、図5(B)は、第1シール部材110をフレーム74に取り付けた状態を示す図解図である。図6(A)は第2シール部材120の外観構成を正面から見た正面図であり、図6(B)は第2シール部材120の外観構成を右側面から見た右側面図であり、図6(C)は第2シール部材120の外観構成を左側面から見た左側面図である。図7(A)は、プロセスユニット10のフレーム74の左側の端部を拡大した斜視図であり、図7(B)は、第2シール部材120をフレーム74に取り付けた状態を示す図解図である。
図4(A)に示すように、第1シール部材110は、リングの一部が解放されたU字状の本体1100およびこの本体1100と連続的に設けられ、外方に突出する突出部1102を含む。本体1100のU字の空いている切欠き部分1104の径R1は、第1ドラムフランジ362aの外径と略同じに設定される。突出部1102は、U字に解放される方向とは逆向き(図4(A)において下方に)に突出し、図4(A)において左斜め下方に面する先端面1102aを有している。
また、図4(B)および図4(C)に示すように、第1シール部材110は、弾性部材110aおよび硬質材110bが接着剤110cで接着されることにより積層されて形成される。図4(A)〜図4(C)に示すように、弾性部材110aと硬質材110bとは正面から見た形状が同じまたはほぼ同じである。弾性部材110aは、たとえばモルトプレーン、軟質ゴムなどの弾性体であり、所定の厚みを有している。所定の厚みは、感光体ドラム36と右側面部材74aとの間の隙間よりも少し大きく設定される。したがって、第1シール部材110は、感光体ドラム36が載せられると、厚み方向(感光体ドラム36の軸線方向)に圧縮された状態になる。硬質材110bは、たとえばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリカーボネートなどの可撓性を有する樹脂製シートである。
なお、第1実施例では、弾性部材110aと硬質材110bを、接着剤を用いて接着してあるが、両面テーブを用いて貼り合わせるようにしてもよい。後述する第2シール部材120についても同様である。
このように、弾性部材110aおよび硬質材110bを接着剤110cで接着することにより、第1シール部材110を構成するのは、感光体ドラム36を保持する強度を有するとともに、回転トルクが過大になるのを防止するためである。このことは、後述する第2シール部材120についても同じである。
なお、たとえば、第1シール部材110を軟質の弾性部材のみで形成した場合には、感光体ドラム36を載置した際にその重量によって変形してしまい、感光体ドラム36を正しい位置で保持することができない。また、たとえば、第1シール部材110を硬質の弾性部材のみで形成した場合には、感光体ドラム36を正しい位置で保持することはできるが、反発力が必要以上に大きくなるため、すなわち、弾性部材と感光体ドラム36の間の摩擦力が過大になるため、回転トルクが過大になってしまう。
図5(A)に示すように、フレーム74には、右側面部材74aの内側の面に、第1シール部材110を取り付ける(貼り付ける)ための部分(取付部)746が形成されている。取付部746は、突出部1102を含む第1シール部材110の一部と接触し、突出部1102の先端面1102aと当接する斜面746aを有している。
図5(B)に示すように、第1シール部材110は、フレーム74の右側面部材74aの内側に取り付けられる。具体的には、第1シール部材110のうちの弾性部材110aがフレーム74に接着される(貼り付けられる)。また、このとき、第1シール部材110は、突出部1102の先端面1102aが斜面746aに当接するように配置される。したがって、突出部1102と取付部746とによって第1シール部材110の向きおよび位置が決定される。また、第1シール部材110は、フレーム74に貼り付けられると、硬質材110bは、感光体ドラム36の側面(第1フランジ部材362)と接触(当接)する側に配置される。これは、後述するように、感光体ドラム36を保持するためである。このことは、後述する第2シール部材120についても同様である。
また、図6(A)に示すように、第2シール部材120は、円環状(リング状)に形成された本体1200とこの本体1200と連続的に設けられ、外方に突出する突出部1202を含む。本体1200の中空の円(孔)1204の径R2は、第2ドラムフランジ364aの外径よりも大きく、第2フランジ部材364の外径よりも小さく設定される。突出部1202は、図6(A)において、下方に突出し、右斜め下方に向かう先端面1202aを有している。
また、図6(B)および図6(C)に示すように、第2シール部材120は、第1シール部材110と同様に、弾性部材120aおよび硬質材120bが接着剤120cで接着されることにより積層されて形成される。図6(A)〜図6(C)に示すように、弾性部材120aと硬質材120bとは正面から見た形状が同じまたはほぼ同じである。弾性部材120aおよび硬質材120bとしては、第1シール部材110で説明した弾性体および樹脂製シートを用いることができる。ただし、弾性部材120aは、所定の厚みを有している。所定の厚みは、感光体ドラム36と左側面部材74bとの間の隙間よりも少し大きく設定される。したがって、第2シール部材120は、感光体ドラム36が載せられると、厚み方向(感光体ドラム36の軸線方向)に圧縮された状態になる。
図7(A)に示すように、フレーム74には、左側面部材74bの内側の面に、第2シール部材120を取り付ける(貼り付ける)ための部分(取付部)748が形成されている。取付部748は、突出部1202を含む第2シール部材120の一部と接触し、突出部1202の先端面1202aと当接する斜面748aを有している。
図7(B)に示すように、第2シール部材120は、フレーム74の左側面部材74bの内側に取り付けられる。具体的には、第2シール部材120のうちの弾性部材120aがフレーム74に接着される(貼り付けられる)。また、このとき、第2シール部材120は、突出部1202の先端面1202aが斜面746aに当接するように配置される。したがって、突出部1202と取付部748とによって第2シール部材120の向きおよび位置が決定される。また、第2シール部材120は、フレーム74に貼り付けられると、硬質材120bは、感光体ドラム36の側面(第2フランジ部材364)と接触(当接)する側に配置される。
このような第1シール部材110および第2シール部材120を設けるため、プロセスユニット10を組み立てる場合には、フレーム74の長手方向に対して感光体ドラム36を斜めにした状態で、フレーム74に貼り付けられた第2シール部材120の孔1204に、感光体ドラム36の第2ドラムフランジ364aが挿し込まれる。続いて、フレーム74に貼り付けられた第1シール部材110の切欠き部分1104で感光体ドラム36の第1ドラムフランジ362aを支持するように、本体1100の解放された部分から第1ドラムフランジ362aが切欠き部分1104に挿し込まれる。したがって、感光体ドラム36は、第1シール部材110および第2シール部材120によって保持される。このように、感光体ドラム36が保持された状態で、ドラムシャフト72が取り付けられ、図2に示したように、感光体ドラム36は回転可能にフレーム74に支持される。
この第1実施例によれば、硬質材110b、120bを含む第1シール部材110、第2シール部材120によって感光体ドラム36の第1ドラムフランジ362aおよび第2ドラムフランジ364aが支持されるので、ドラムシャフト72で軸支する前の感光体ドラム36を保持することができる。つまり、フレーム74に感光体ドラム36を保持するための機構を設けなくても、位置決め前の感光体ドラム36を正しい位置で保持することができる。
また、第1実施例によれば、第1シール部材110および第2シール部材120が、感光体ドラム36の両端面とフレーム74との間に設けられるので、感光体ドラム36の両端面とフレーム74との間の隙間が塞がれて、感光体ドラム36が回転する際のトナーの吸い込みを防止することができる。
さらに、第1実施例によれば、硬質材110bおよび硬質材120bが感光体ドラム36側に設けられるので、感光体ドラム36が回転する際の第1シール部材110および第2シール部材120の耐摩耗性を向上させることができる。
さらにまた、第1実施例によれば、第1シール部材110の本体1100の一部を開放してU字状に形成し、感光体ドラム36を取り付けるときに、解放された部分から第1ドラムフランジ362aを挿し込むので、感光体ドラム36の取付け作業が簡単である。
なお、第1実施例では、第2シール部材120の本体1200をリング状に形成したが、これに限定される必要はない。たとえば、第2シール部材120は、第1シール部材110と同様に、本体1200の一部を開放し、開放した部分から第2ドラムフランジ364aを孔1204(この場合、切り欠き部分)に挿し込むようにしてもよい。
また、第1実施例では、正面から見た場合の弾性部材110aと硬質材110bの形状を同じまたはほぼ同じにするとともに、正面から見た場合の弾性部材120aと硬質材120bの形状を同じまたはほぼ同じにしたが、これに限定される必要はない。たとえば、感光体ドラム36をドラムシャフト72で軸支する前に、所定の位置で保持できれば良いため、硬質材110b、120bについては、感光体ドラム36の荷重がかからない部分を省略してもよい。
[第2実施例]
第2実施例の複合機100は、第1シール部材110の本体1100をリング状に形成するようにした以外は、第1実施例の複合機100と同じであるため、第1実施例と異なる内容について説明し、重複した説明については省略することにする。
図8(A)は第2実施例の第1シール部材110の外観構成を正面から見た正面図であり、図8(B)は第2実施例の第1シール部材110をフレーム74に貼り付けた状態のプロセスユニット10の一部を斜め方向から見た斜視図である。
図8(A)に示すように、第2実施例では、第1シール部材110の本体1100は、リング状に形成される。したがって、本体1100には、切欠き部分1104に代えて、孔1106が形成される。この孔1106の径R1は、第1ドラムフランジ362aの外径と略同じに設定される。
この場合には、たとえば、プロセスユニット10を組み立てる場合には、フレーム74の長手方向に対して感光体ドラム36を斜めにした状態で、フレーム74に貼り付けられた第2シール部材120の孔1204に、感光体ドラム36の第2ドラムフランジ364aが挿し込まれる。続いて、フレーム74に貼り付けられた第1シール部材110の孔1106に感光体ドラム36の第1ドラムフランジ362aが挿し込まれる。この場合、第1ドラムフランジ362aを第1シール部材110の孔1106に挿し込むとき、感光体ドラム36を第2シール部材120側に少し押し込むことにより、弾性部材120aが厚み方向に圧縮される。
ただし、第1ドラムフランジ362aを第1シール部材110の孔1106に挿し込んでから、第2ドラムフランジ364aを第2シール部材120の孔1204に挿し込むようにしてもよい。この場合には、第2ドラムフランジ364aを第2シール部材120の孔1204に挿し込むとき、感光体ドラム36を第1シール部材110側に少し押し込むことにより、弾性部材110aが厚み方向に圧縮される。
この第2実施例によれば、第1シール部材110および第2シール部材120がリング状に形成されるので、感光体ドラム36の両端面とフレーム74との間に隙間が無くなり、感光体ドラム36が回転する際のトナーの吸い込みを防止する能力を向上させることができる。
[第3実施例]
第3実施例の複合機100は、第1シール部材110の厚みを、第2シール部材120の厚みよりも大きくした以外は、第2実施例の複合機100と同じであるため、第2実施例と異なる内容について説明し、重複した説明については省略することにする。
図9(A)は、第3実施例における第1シール部材110を右側面から見た側面図であり、図9(B)は、第3実施例における第2シール部材120を右側面から見た側面図である。
図9(A)および図9(B)に示すように、第3実施例では、第1シール部材110の弾性部材110aの厚みが、第2シール部材120の弾性部材120aの厚みよりも大きく設定される。たとえば、第1シール部材110の弾性部材110aの厚みが、第2シール部材120の弾性部材120aの厚みの1.5〜2倍に設定される。
この場合には、たとえば、プロセスユニット10を組み立てる場合には、フレーム74の長手方向に対して感光体ドラム36を斜めにした状態で、フレーム74に貼り付けられた第1シール部材110の孔1106に、感光体ドラム36の第1ドラムフランジ362aが挿し込まれる。続いて、フレーム74に貼り付けられた第2シール部材120の孔1204に感光体ドラム36の第2ドラムフランジ364aが挿し込まれる。このとき、感光体ドラム36を第1シール部材110側に押し込むことにより、弾性部材110aが厚み方向に圧縮される。上述したように、弾性部材110aの厚みは弾性部材120aの厚みよりも大きくされるので、弾性部材110aは簡単に圧縮される。このため、感光体ドラム36の取り付け作業が簡単である。
この第3実施例では、弾性部材110aの厚みを弾性部材120aの厚みよりも大きくするようにしたが、弾性部材120aの厚みを弾性部材110aの厚みよりも大きくするようにしてもよい。
かかる場合には、第2ドラムフランジ364aを第2シール部材120の孔1204に挿し込んでから、第1ドラムフランジ362aを第1シール部材110の孔1106に挿し込むようにしてもよい。この場合には、第1ドラムフランジ362aを第1シール部材110の孔1106に挿し込むとき、感光体ドラム36を第2シール部材120側に押し込むことにより、弾性部材120aが厚み方向に圧縮される。
この第3実施例によれば、第1シール部材110および第2シール部材120の両方をリング状に形成した場合でも、感光体ドラム36の取付け作業が簡単である。
なお、第3実施例で示した変形は、第1実施例のプロセスユニット10にも適用することができる。
また、上述の実施例で挙げた具体的な数値、画面構成等は一例であり、実際の製品に応じて適宜変更することが可能である。
100…複合機
10 …プロセスユニット
36 …感光体ドラム
362…第1フランジ部材
362a…第1ドラムフランジ
364…第2フランジ部材
364a…第2ドラムフランジ
72 …ドラムシャフト
74 …フレーム
110…第1シール部材
120…第2シール部材

Claims (7)

  1. 筒状に形成される基体の両端面から突出するフランジを有する静電潜像担持体、
    前記静電潜像担持体を回転可能に支持するフレーム、および
    前記静電潜像担持体の両端面と前記フレームとの間に設けられ、前記フランジを支持することにより当該静電潜像担持体を保持し、当該静電潜像担持体と接触する硬質材と当該フレームに接触する弾性部材とを積層したシール部材を備え
    前記静電潜像担持体の一方の端面と、前記フレームとの間に設けられる一方の前記シール部材は、一体物としてU字状に形成され、
    前記静電潜像担持体の他方の端面と、前記フレームとの間に設けられる他方の前記シール部材は、一体物として円環状に形成される、プロセスユニット。
  2. 一方の前記シール部材の弾性部材の厚みを、他方の前記シール部材の弾性部材の厚みよりも大きくした、請求項1記載のプロセスユニット。
  3. 筒状に形成される基体の両端面から突出するフランジを有する静電潜像担持体、
    前記静電潜像担持体を回転可能に支持するフレーム、および
    前記静電潜像担持体の両端面と前記フレームとの間に設けられ、前記フランジを支持することにより当該静電潜像担持体を保持し、当該静電潜像担持体と接触する硬質材と当該フレームに接触する弾性部材とを積層したシール部材を備え、
    一方の前記シール部材の弾性部材の厚みを、他方の前記シール部材の弾性部材の厚みよりも大きくした、プロセスユニット。
  4. 前記静電潜像担持体の一方の端面と、前記フレームとの間に設けられる一方の前記シール部材は、U字状に形成され、
    前記静電潜像担持体の他方の端面と、前記フレームとの間に設けられる他方の前記シール部材は、円環状に形成される、請求項3記載のプロセスユニット。
  5. 前記シール部材は、円環状に形成される、請求項3記載のプロセスユニット。
  6. 前記シール部材は、外方に突出する突出部を有し、
    前記フレームは、前記突出部の先端面に当接する斜面を有する、請求項1ないしのいずれかに記載のプロセスユニット。
  7. 請求項1ないしのいずれかに記載のプロセスユニットを備える、画像形成装置。
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