JPH10104996A - 電子写真感光体ドラム及びプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

電子写真感光体ドラム及びプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

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JPH10104996A
JPH10104996A JP8277522A JP27752296A JPH10104996A JP H10104996 A JPH10104996 A JP H10104996A JP 8277522 A JP8277522 A JP 8277522A JP 27752296 A JP27752296 A JP 27752296A JP H10104996 A JPH10104996 A JP H10104996A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
coupling
photosensitive drum
process cartridge
electrophotographic photosensitive
Prior art date
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Pending
Application number
JP8277522A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazufumi Watanabe
一史 渡辺
Toru Oguma
徹 小熊
Atsushi Numagami
敦 沼上
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体ドラムの軸心の位置精度、回転精度の
向上が目的である。 【解決手段】 感光体ドラム7をクリーニング枠体12
cに支持するため、貫通軸24の一端をボス12c1で
支持し、他端を軸継手の軸部18a1を介して軸受16
で支持した。これによって感光体ドラムは両端支持され
ると共に軸継手の一方のカップリング凸軸18a2で駆
動するようにした。軸継手駆動で両端支持のため、貫通
軸には曲げ力はかからず、且つ貫通軸が感光体ドラムを
支持するので位置精度、回転精度がよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真感光体ドラ
ム及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置に関す
る。ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像
形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものであ
る。そして電子写真画像形成装置の例としては、電子写
真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザービームプ
リンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワ
ードプロセッサ等が含まれる。
【0002】また、プロセスカートリッジとは、帯電手
段、現像手段又はクリーニング手段と電子写真感光体と
を一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像
形成装置本体に対して着脱可能とするものである。及び
帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも1
つと電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して画
像形成装置本体に着脱可能とするものである。更に、少
なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体的にカート
リッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものを
いう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、後述の従来
の技術を更に発展させたものである。
【0004】そこで、本発明の目的は感光体の回転精度
を向上させるべく、構成が簡単な感光体駆動及び感光体
支持構成を用いた電子写真感光体プロセスカートリッジ
及び電子写真画像形成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】本出願に係る
第1の発明は、電子写真画像形成装置本体からの駆動力
の伝達が係脱可能な軸継手による画像形成装置の電子写
真感光体ドラムにおいて、前記軸継手と同軸に、外周は
電子写真感光体ドラムを支持する軸受と嵌合し、かつ内
周を電子写真感光体ドラムの中心を挿通する貫通軸と嵌
合するフランジ部材を設けたことを特徴とする電子写真
感光体ドラムである。
【0006】本出願に係る第2の発明は、前記フランジ
部材は軸継手の一方の部材と一体である第1の発明に記
載の電子写真感光体ドラムである。
【0007】本出願に係る第3の発明は、前記軸継手は
駆動側軸継手部材又は及び被駆動側軸継手部材が半径方
向に可動に支持され回転により自動調心作用を有する自
動調心軸継手である第1又は第2の発明に記載の電子写
真感光体ドラムである。
【0008】本出願に係る第4の発明は、前記軸継手は
カップリング凸軸とカップリング凹軸を有し、前記カッ
プリング凸軸は少なくとも3点の位置決め点を持つ形状
の凸部を有し、前記カップリング凹軸は前記カップリン
グ凸軸の凸部を挿入可能であり、前記凸部の位置決め点
が当接し得る形状の凹部を有し、前記凸部の外接円径を
D0とし、前記凹部の内接円径をD1及び外接円径をD
2としたとき、D1<D0<D2の関係を有するよう構
成したカップリング凸軸あるいはカップリング凹軸のい
ずれか一方を有する第1から第3の発明の何れか一つに
記載の電子写真感光体ドラムである。
【0009】本出願に係る第5の発明は、前記カップリ
ング凸軸及びカップリング凹軸のいずれか一方の軸は半
径方向へ移動せず、他方の軸は半径方向へ移動可能であ
るカップリング凸軸あるいはカップリング凹軸のいずれ
か一方を有する第1から第4の発明の何れか1つに記載
の電子写真感光体ドラムである。
【0010】本出願に係る第6の発明は、前記凸部と凹
部の形状は、回転力を伝達したときにカップリング凸軸
とカップリング凹軸が互いに引き合う方向へねじれた形
状であり、前記カップリング凸軸とカップリング凹軸の
軸方向に当接部を設けたカップリング凸軸あるいはカッ
プリング凹軸のいずれか一方を有する第1から第5の発
明の何れか1つに記載の電子写真感光体ドラムである。
【0011】本出願に係る第7の発明は、前記凸部の形
状は三角柱又は三角柱の稜線を落とした形状であること
を特徴とする第1から第6の発明のいずれか1つに記載
の電子写真感光体でドラムある。
【0012】本出願に係る第8の発明は、電子写真画像
形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおい
て、電子写真感光体ドラムと、前記電子写真感光体ドラ
ムに作用するプロセス手段と、電子写真画像形成装置本
体からプロセスカートリッジへの駆動力の伝達を行う軸
継手の一方の軸継手部材と、を有し、前記軸継手と同軸
に前記感光体ドラムを挿通して前記感光体ドラムの長手
方向両端部近傍で前記感光体ドラムを支持する貫通軸を
設けたことを特徴とするプロセスカートリッジである。
【0013】本出願に係る第9の発明は、前記貫通軸
は、電子写真感光体ドラムの軸継手部材の内部に嵌合す
ることを特徴とする第8の発明に記載のプロセスカート
リッジである。
【0014】本出願に係る第10の発明は、前記電子写
真感光体ドラムの長手方向において、前記貫通軸は、前
記電子写真感光体をプロセスカートリッジの枠体に支持
するための軸受部材と、オーバーラップしていることを
特徴とする第8又は9の発明に記載のプロセスカートリ
ッジである。
【0015】本出願に係る第11の発明は、前記貫通軸
と前記電子写真感光体ドラム側の前記軸継手部材とは、
前記電子写真感光体ドラムに固定されていることを特徴
とする第8から第10の発明の何れか1つに記載のプロ
セスカートリッジである。
【0016】本出願に係る第12の発明は、前記貫通軸
と前記電子写真感光体ドラム側の前記軸継手部材とは、
一体に構成されることを特徴とする第8又は第10の発
明に記載のプロセスカートリッジである。
【0017】本出願に係る第13の発明は、前記カップ
リング凸軸は少なくとも3点の位置決め点を持つ形状の
凸部を有し、前記カップリング凹軸は前記カップリング
凸軸の凸部を挿入可能であり、前記凸部の位置決め点が
当接し得る形状の凹部を有し、前記凸部の外接円径をD
0とし、前記凹部の内接円径をD1及び外接円径をD2
としたとき、D1<D0<D2の関係を有するよう構成
したカップリング凸軸あるいはカップリング凹軸のいず
れか一方を有する第8から第12の発明の何れか1つに
記載のプロセスカートリッジである。
【0018】本出願に係る第14の発明は、前記カップ
リング凸軸及びカップリング凹軸のいずれか一方の軸は
半径方向へ移動せず、他方の軸は半径方向へ移動可能で
あるカップリング凸軸あるいはカップリング凹軸のいず
れか一方を有する第8から第13の発明の何れか1つに
記載のプロセスカートリッジである。
【0019】本出願に係る第15の発明は、前記凸部と
凹部の形状は、回転力を伝達したときにカップリング凸
軸とカップリング凹軸が互いに引き合う方向へねじれた
形状であり、前記カップリング凸軸とカップリング凹軸
の軸方向に当接部を設けたカップリング凸軸あるいはカ
ップリング凹軸のいずれか一方を有する第8から第14
の発明の何れか1つに記載のプロセスカートリッジであ
る。
【0020】本出願に係る第16の発明は、前記凸部の
形状は三角柱又は三角柱の角を落とした形状であること
を特徴とする第8から第15の発明のいずれか1つに記
載のプロセスカートリッジである。
【0021】本出願に係る第17の発明は、プロセスカ
ートリッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成
する電子写真画像形成装置において、a、電子写真感光
体ドラムと、前記電子写真感光体ドラムに作用するプロ
セス手段と、画像形成装置本体からプロセスカートリッ
ジへの駆動力の伝達を行う軸継手の一方の軸継手部材
と、を有し、前記軸継手と同軸に前記感光体ドラムを挿
通して前記感光体ドラムの長手方向両端部近傍で前記感
光体ドラムを支持する貫通軸を設けたプロセスカートリ
ッジを取り外し可能に装着するための装着手段と、b、
前記記録媒体を搬送する搬送手段と、c、前記軸継手を
駆動する駆動手段と、を有することを特徴とする電子写
真画像形成装置である。
【0022】本出願に係る第18の発明は、前記画像形
成装置本体はこの装置本体の開閉部材の操作と連動する
軸継手を係脱する手段を備えている第17の発明に記載
の電子写真画像形成装置である。
【0023】本出願に係る第19の発明は、第18の発
明において、前記開閉部材はプロセスカートリッジを装
着するスペースを開閉する開閉部材とした第18の発明
に記載の電子写真画像形成装置である。
【0024】本出願に係る第20の発明は、画像形成装
置本体からの駆動力の伝達が係脱可能な軸継手による画
像形成装置の電子写真感光体ドラムにおいて、前記軸継
手の軸部と同軸に前記電子写真感光体ドラムの長手方向
両端部近傍で前記電子写真感光体ドラムを前記軸継手の
軸部と一体で支持する貫通軸を設けたことを特徴とする
電子写真感光体ドラムである。
【0025】本出願に係る第21の発明は、電子写真画
像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにお
いて、電子写真感光体ドラムと、前記電子写真感光体ド
ラムに作用するプロセス手段と、画像形成装置本体から
プロセスカートリッジへの駆動力の伝達を行う軸継手の
一方の軸継手部材と、を有し、電子写真感光体ドラムは
前記軸継手の軸部と同軸に前記電子写真感光体ドラムの
長手方向両端部近傍で前記電子写真感光体ドラムを前記
軸継手の軸部と一体で支持する貫通軸を設けたことを特
徴とするプロセスカートリッジである。
【0026】
【従来の技術】電子写真画像形成方式を用いた電子写真
画像形成装置は、帯電手段によって一様に帯電させた電
子写真感光体に画像に応じた選択的な露光を行って潜像
を形成する。そして、その潜像を現像手段によってトナ
ーを用いて現像してトナー像を形成する。その後、前記
電子写真感光体に形成したトナー像を転写手段によって
記録媒体に転写して画像形成を行う。
【0027】ここで、従来の電子写真感光体を回転駆動
させるために、様々な方法が考えられてきた。そして、
その一つにカップリングの凸軸と凹軸を係合させること
による駆動伝達方法があり、これは回転精度の向上に有
効な手段となっている。
【0028】一方、このような電子写真感光体の駆動伝
達方法を採用したプロセスカートリッジにおける電子写
真感光体及び感光体の支持構成としては、感光体の長手
端部より枠体が支持する軸を挿入したり、感光体の長手
端部外側でフランジを枠体が支持する等の構成がとられ
ていた。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0030】以下の説明において長手方向とは記録媒体
の搬送方向に直角で記録媒体の表面に沿う方向を主とし
てプロセスカートリッジの説明に用いる。なお感光体ド
ラムのドラム筒の端部に固定するドラムフランジには現
像ローラへ駆動力を伝達するギア、転写ローラへ駆動力
を伝達するギアを備える場合があるが、これらについて
は説明を略説する。
【0031】[実施の形態1]まず、実施の形態1に係
るプロセスカートリッジ及びこれを装着可能な電子写真
画像形成装置(以下、画像形成装置という)について、
図1乃至図6を参照して具体的に説明する。ここでは説
明の順序として、先ず、図2乃至図6を参照してプロセ
スカートリッジ及びこれを装着して用いる画像形成装置
の全体構成を説明し、次に図1を参照してプロセスカー
トリッジの感光体駆動部および支持構成について説明す
る。
【0032】(全体構成)図2はプロセスカートリッジ
を取り外し可能に装着した画像形成装置の構成模式説明
図であり、図3はプロセスカートリッジの構成模式説明
図、図4はプロセスカートリッジの外観斜視図、図5、
図6はプロセスカートリッジの装着構成の説明図であ
る。
【0033】図2に示すように、この電子写真画像形成
装置(レーザービームプリンタ)Aは、光学系1から画
像情報に基づいたレーザー光像をドラム形状の電子写真
感光体(感光体ドラム)7に照射して該感光体ドラム7
に潜像を形成し、この潜像を現像してトナー像を形成す
る。そして前記トナー像の形成と同期して、記録媒体2
を給紙カセット3aからピックアップローラ3b及び給
送ローラ対3c、搬送ローラ対3d、レジストローラ対
3e等からなる搬送手段3で搬送し、且つプロセスカー
トリッジBとしてカートリッジ化された前記感光体ドラ
ム7に形成したトナー像を転写手段としての転写ローラ
4に電圧印加することによって記録媒体2に転写し、そ
の記録媒体2をガイド板3fでガイドして定着手段5へ
と搬送する。この定着手段5は駆動ローラ5a及びヒー
タ5bを内蔵する定着ローラ5cからなり、通過する記
録媒体2に熱及び圧力を印加して転写トナー像を定着す
る。そしてこの記録媒体2を排出ローラ対3g,3hで
搬送し、反転搬送経路を通して排出部6へと排出するよ
う構成している。尚、この画像形成装置Aは手差しトレ
イ3i及びローラ3jによって手差し給送も可能となっ
ている。
【0034】一方、前記プロセスカートリッジBは、電
子写真感光体と、少なくとも1つのプロセス手段を備え
たものである。ここでプロセス手段としては、例えば電
子写真感光体を帯電させる帯電手段、電子写真感光体に
形成された潜像を現像する現像手段、電子写真感光体表
面に残留するトナーをクリーニングするためのクリーニ
ング手段等がある。本実施の形態のプロセスカートリッ
ジBは、図3及び図4に示すように、電子写真感光体で
ある感光層を有する感光体ドラム7を回転し、その表面
を帯電手段である帯電ローラ8への電圧印加によって一
様に帯電し、前記光学系1からの情報光を露光開口部9
を介して感光体ドラム7に露光して潜像を形成し、現像
手段10によって現像するように構成している。
【0035】前記現像手段10はトナー収容部10a内
のトナーを送り部材10bで送り出し、固定磁石10c
を内蔵した現像ローラ10dを回転させると共に、現像
ブレード10eによって摩擦帯電電化を付与したトナー
層を現像ローラ10dの表面に形成し、そのトナーを前
記潜像に応じて感光体ドラムに7へ転移させることによ
ってトナー像を形成して可視像化するものである。そし
て転写ローラ4に前記トナー像と逆極性の電圧を印加し
てトナー像を記録媒体2に転写した後は、クリーニング
ブレード11aによって感光体ドラム7に残留したトナ
ーを掻き落とすと共に、スクイシート11bによってす
くいとり、廃トナー溜め11cへ集めるクリーニング手
段11によって感光体ドラム7上の残留廃トナーを除去
するように構成している。
【0036】尚、前記感光体ドラム7等の各部材は、ト
ナーを収容するトナー容器12aと、現像ローラ10等
の現像部材を保持する現像フレーム12bとを溶着して
現像ユニットを構成し、これとクリーニング枠体12c
に感光体ドラム7やクリーニング手段11等を取り付け
たクリーニングユニットを結合して構成したカートリッ
ジ枠体に収納してカートリッジ化され、装置本体13に
設けたカートリッジ装着手段に対して着脱可能に装着さ
れる。
【0037】前記カートリッジ装着手段は軸14aを中
心にして開閉部材14を開くと、図5、図6に示すよう
にカートリッジ装着スペースSの左右両側面にカートリ
ッジ装着ガイド部材15L、15Rが対向して取り付け
てあり、この左右ガイド部材15L、15Rにはプロセ
スカートリッジBを挿入するときのガイドとなるガイド
部15a、15bが対向して設けてある。ガイド部15
aに図1に示すクリーニング枠体12cの長手方向両側
に突出したボス12c1をガイドさせて挿入すると共に
ガイド部15bに軸受16(後述)の凸部16a(図4
参照)を挿入し、開閉カバー14を閉じることによって
プロセスカートリッジBを画像形成装置Aに装着する。
なお、装着時にプロセスカートリッジBがボス12c
1、凸部16aを中心として回動しないようにガイド部
15a,15bに嵌り込む回り止めがプロセスカートリ
ッジBの両側に設けてある(説明は省略する)。
【0038】そして、ボス12c1は位置決め溝15d
に嵌り込み、凸部16aは位置決め溝15cに嵌り込
み、ボス12c1と凸部16aを結ぶ軸線のプロセスカ
ートリッジBの挿入方向の前後では後部の現像ユニット
側がクリーニングユニット側よりも重いことにより、ク
リーニング枠体12cに設けた規制当接部12c2が装
置本体13のカートリッジ装着スペース2S内に設けた
固設部材に当接してプロセスカートリッジBは装置本体
13へ装着される。
【0039】次に、プロセスカートリッジBと画像形成
装置本体13間の動力伝達のための軸継手の構成及びプ
ロセスカートリッジBの画像形成装置本体13への着脱
の際の軸継手の動作について説明する。
【0040】(軸継手及び駆動構成)画像形成装置本体
13からプロセスカートリッジBへ駆動力を伝達する動
力伝達機構である軸継手手段の構成について説明する。
【0041】図7は感光体ドラム7をプロセスカートリ
ッジBに取り付けた状態を示す縦断面図である。
【0042】さて、図7に示すように、プロセスカート
リッジBに取り付けられた感光体ドラム7の長手方向一
方端部にはカートリッジ側軸継手部材が設けてある。こ
の軸継手部材は、感光体ドラム7の一方端部に固着した
ドラムフランジ18aにカップリング凸軸18a1(円
柱形状)を設けたものであり、前記カップリング凸軸1
8a1の先端面に凸部18a2が形成してある。尚、凸
部18a2の端面18a4はカップリング凸軸18a1
の端面と平行であり軸直角である。また、この凸軸18
a1は軸受16に嵌合して、ドラム回転軸として機能す
る。そして、本実施の形態では、ドラムフランジ18a
とカップリング凸軸18a1及び凸部18a2は一体に
設けてある。そして、ドラムフランジ18aにはプロセ
スカートリッジB内部の現像ローラ10dに駆動力を伝
達するため、はす歯のドラムギア(図略)が一体に設け
てある。従って、図1に示す通り、前記ドラムフランジ
18aはドラムギア(図略)、凸軸18a1及び凸部1
8a2を有する一体成型品であって、駆動力を伝達する
機能を有する駆動力伝達品である。
【0043】そして、前記凸部18a2の形状は、ねじ
れた多角柱であって、詳しくは断面が略正三角の柱で軸
方向に次第に回転方向にわずかにねじれた形状である。
また、前記カップリング凸部18a2と嵌合するカップ
リング凹部17aは、断面が多角形で軸方向に次第に回
転方向にわずかにねじれた穴である。この凸部18a2
と凹部17aはねじれのピッチがほぼ同一であり、同一
方向にねじれている。なお、前記凹部17aは、断面が
略三角形である。そして、この凹部17aは、装置本体
13に設けられた大ギア21と一体のカップリング凹軸
17に設けられている。このカップリング凹軸17は装
置本体13に後述のように回転自在及び軸方向移動自在
に設けられている。そこで、本実施の形態の構成におい
ては、プロセスカートリッジBが装置本体13に装着さ
れて、カップリング凸部18a2と装着本体13に設け
られたカップリング凹部17aとが嵌合して、この凹部
17aの回転力がこの凸部18a2に伝達される際に、
略正三角柱のカップリング凸部18a2の各稜線18a
3(図10、図11参照)と凹部17aの内面17a1
とが等しく当接するため互いに軸芯が合致する。このた
め、カップリング凸部18a2の外接円の直径はカップ
リング凹部17aの内接円よりも大きく、且つ、カップ
リング凹部17aの外接円よりも小さく製作されている
(後に詳述する)。更に、そのねじれ形状によってカッ
プリング凹部17aが凸部18a2を引き寄せる方向に
力が作用して、凸部端面18a4が凹部17aの底17
a2と当接する。そこで、軸継手部に生ずるスラストは
矢印aと反対方向に働くから、カップリング凸部18a
2と一体的となっている感光体ドラム7は、画像形成装
置本体13内で軸方向の位置及びラジアル方向の位置が
安定して決まる。
【0044】なお、本実施の形態において、感光体ドラ
ム7の側からみて、感光体ドラム7の回転方向に対し
て、前記カップリング凸部18a2のねじれ方向はこの
凸部18a2の根元から先端に向って反対方向、また、
カップリング凹部17aのねじれ方向はこの凹部17a
の入口から内部へ向って反対方向、また、ドラムフラン
ジ18aのドラムギア(図略)のねじれ方向は前記カッ
プリング凸部18a2のねじれ方向と反対方向である。
【0045】ここで、前記カップリング凸軸18a1及
び凸部18a2は、前記ドラムフランジ18aが感光体
ドラム7の一端部に取り付けられた際に、感光体ドラム
7の軸心と同軸上に位置するようにドラムフランジ18
aに設けられている。なお、18a5は嵌合部であっ
て、ドラムフランジ18aを感光体ドラム7に取り付け
る際に、ドラム筒7dの内面に嵌合する部分である。こ
のドラムフランジ18aは感光体ドラム7に“かしめ”
或は“接着”等によって取り付けられる。また、ドラム
筒7dの周囲には、感光層7eが被覆されている。
【0046】この感光体ドラム7の他端側には、ドラム
フランジ18bが固定されている。
【0047】また、前記ドラムフランジ18a、18b
の材質としては、ポリアセタール(polyaceta
l)、ポリカーボネイト(polycarbonat
e)、ポリアミド(polyamide)、及び、ポリ
ブチレンテレフタレート(polybutylenet
elephthalate)等の樹脂材料を用いてい
る。但し、他の材質を適宜選択して用いても構わない。
【0048】また、プロセスカートリッジBのカップリ
ング凸軸18a1の凸部18a2の回りには、カップリ
ング凸軸18a1と同心円の円筒形の凸部16a(円筒
形ガイド)がクリーニング枠体12cに固定した軸受1
6に一体に設けられている。この凸部16aの端面がカ
ップリング凸部端面18a4よりも軸方向に突出するか
同一面となることによって、プロセスカートリッジBを
着脱する際等にカップリング凸軸18a1の凸部18a
2は保護され、外力による傷や変形等から守られる。そ
こで、カップリング凸部18a2が損傷することによっ
て生ずる軸継手駆動時のガタつきや振動を防止すること
ができる。
【0049】更に、この軸受16はプロセスカートリッ
ジBを画像形成装置本体13に着脱する際のガイド部材
を兼ねることも可能である。即ち、プロセスカートリッ
ジBを画像形成装置本体13に装着する際には、軸受1
6の凸部16aと装置本体側ガイド部15bとが当接し
て、前記凸部16aはプロセスカートリッジBを装着位
置に装着する際の位置決めガイドとして機能し、プロセ
スカートリッジBの装置本体13への着脱を容易にす
る。また、プロセスカートリッジBが装着位置に装着さ
れた際には、前記凸部16aはガイド部15bに設けら
れた位置決め溝15dに支持される。
【0050】一方、画像形成装置本体13には、本体軸
継手手段の一方の軸継手部材が設けてある。この本体軸
継手部材は、プロセスカートリッジBを挿入したときの
感光体ドラム回転軸線と一致する位置にカップリング凹
軸17(円柱形状)が配設してある(図7、図10参
照)。このカップリング凹軸17は図7に示すように、
モータ19の駆動力を感光体ドラム7へと伝える大ギア
21と一体になった駆動軸である。(そして、この凹軸
17は、大ギア21の回転中心であって、大ギア21の
側端から突出して設けられている(図7参照))。本実
施の形態では、前記大ギア21とカップリング凹軸17
は、一体成型で形成してある。
【0051】前記装置本体13側の大ギア21は、はす
歯ギアであって、このはす歯ギアはモータ19の軸に固
定して又は一体に設けられたはす歯の小ギア20と噛合
っており、小ギア20から駆動力が伝達されたときに、
カップリング凹軸17bをカップリング凸軸18a1方
向へ移動させる推力を発生させるようなねじれ方向と傾
斜角の歯を有している。これにより、画像形成に際して
モータ19を駆動すると、前記推力によってカップリン
グ凹軸17が凸軸18a1方向へ移動して凹部17aと
凸部18a2とが係合する。前記凹部17aは、カップ
リング凹軸17の先端であってカップリング凹軸17の
回転中心に設けられている。
【0052】なお、この実施の形態ではモータ軸に設け
た小ギア20から大ギア21へ直接駆動力を伝達してい
るが、ギア列を用いて減速及び駆動伝達を行う、或はベ
ルトとプーリ、摩擦ローラ対、タイミングベルトとプー
リなどを用いてもよい。
【0053】前述したカップリング凹軸17は図8に示
すように装置本体13の側板13a、カートリッジ装着
ガイド部材15Rに回転自在で且つ軸方向移動自在に軸
承されている。
【0054】開閉部材14には図8(a)に示すよう
に、軸14aを中心にした円弧状の解除部材22が取り
付けてあり、この解除部材22の先端部分には図8
(b)に示すように、徐々に肉厚となるカム部22aが
形成してある。そしてこの解除部材22はカートリッジ
装着ガイド部材15Rと大ギア21の間に配されてい
る。大ギア21と側板13a間には圧縮コイルばね29
を縮めてカップリング凹軸17に挿入してある。従っ
て、図9に示すように、プロセスカートリッジBを取り
外すために開閉部材14を開くと、カム部22aがカー
トリッッジ装着ガイド部材15Rの裏側の壁面23と大
ギア21の間に入り込み、該大ギア21の側面を圧縮コ
イルばね29のばね力に抗して矢印b方向へ押し出す。
これにより、カップリング凹軸17はカートリッジ装着
ガイド部材15Rから引っ込んで感光体ドラム7に設け
たカップリング凸軸18a1との係合が解除され、プロ
セスカートリッジBの取り外しがスムーズに行われる。
【0055】次に、前記軸継手手段の結合部について説
明する。図10、図11に示すように、カップリング凸
部18a2は既にのべたように略正三角柱の形状をして
おり、カップリング凹部17aは前記カップリング凸部
18a2が挿入可能な大きさの略正三角柱にくりぬいた
形状に形成してある(相似比は0.5より大きく1.0
より小さい)。ここで前記カップリング凸部18a2の
断面三角形とカップリング凹部17aの断面三角形の関
係は、カップリング凸部18a2の三角形の外接円R0
の直径をD0、カップリング凹部17aの三角形の内接
円のR1の直径D1、カップリング凹部17aの三角形
の外接円R2の直径をD2としたとき、D1<D0<D
2の関係を有するように構成している。
【0056】一方プロセスカートリッジB側に設けたカ
ップリング凸軸18a1は、カートリッジ装着ガイド部
材15Rの位置決め溝15dへのプロセスカートリッジ
Bの凸部16aが着座状態から、軸継手駆動時わずかに
浮き上り可能なように位置決めされており、プロセスカ
ートリッジBの短手方向に若干移動可能となっている。
【0057】上記軸継手構成において、プロセスカート
リッジBを装置本体13に装着して小ギア20を出力部
とするモータ19を画像形成方向へ駆動するとカップリ
ング凹軸17がカップリング凸軸18a1方向へ移動
し、カップリング凸部18a2と凹部17aの位相が合
った時点(本実施の形態では略正三角形であるために、
120°毎に両者の位相が合致する)で両者が係合し、
装着本体13側からプロセスカートリッジB側へ回転力
が伝達される。
【0058】そして、カップリング凸部18a2と凹部
17aとが係合した状態でカップリング凹軸17が回転
すると、図11(b)に示すように、カップリング凹軸
17aの回転によってカップリング凸軸18a2が半径
方向に移動し、最終的に前記カップリング凸部18a2
の3点の稜線18a3と凹部17aの内面17a1が夫
々当接した時点で、軸継手の位置決めがなされる。
【0059】次に、前記軸継手の係合部であるカップリ
ング凸部18a2と凹部17aの形状について更に詳細
に説明する。
【0060】なお、装置本体13に設けたカップリング
凹軸17は、前述したように軸方向には移動可能である
が、半径方向(ラジアル方向)には移動しないように取
り付けられている。一方、プロセスカートリッジBは長
手方向及びカートリッジ装着方向のX方向(図5、図6
参照)に移動可能に装置本体13に装着されている。な
お長手方向には、プロセスカートリッジBをカートリッ
ジ装着スペースSに設けてあるカートリッジ装着ガイド
部材15R、15L間でわずかの移動を許すようになっ
ている。
【0061】即ち、プロセスカートリッジBを装置本体
13に装着するとクリーニング枠体12cの軸継手と反
対側の長手方向他端側に形成した円筒形ガイドとなるボ
ス12c1(図1参照)の部分が装置本体13の位置決
め溝15c(図9参照)に入り込んで隙間なく嵌合して
位置決めされ、感光体ドラム7に固定したドラムフラン
ジ18bと一体の平歯ギアが転写ローラ4に駆動力を伝
達するギア(図示せず)と噛合する。一方、感光体ドラ
ム7の長手方向一端側(駆動側)は、クリーニング枠体
12cに設けた円筒形ガイドとなる凸部16aが装着本
体13に設けた位置決め溝15dに支持される。
【0062】この凸部16aとした円筒形ガイドが装置
本体13の位置決め溝15dに支持されることにより、
貫通軸24とカップリング凹軸17の回転軸心が同芯度
φ2.00mm以内に支持され、カップリング結合過程
における第1の調芯作用が完了する。そして、開閉部材
14が閉じられることによって、カップリング凹部17
aが水平に移動してカップリング凸部18a2に入り込
む(図7参照)。
【0063】次いで、駆動側軸継手部材は次のように位
置決め及び駆動伝達がなされる。
【0064】先ず、装置本体13の駆動モータ19が回
転すると、カップリング凹軸17がカップリング凸軸1
8a1方向(図7の矢印a方向)に移動し、カップリン
グ凸部18a2と凹部17aの位相があった時点(本実
施の形態ではカップリング凸部18a2と凹部17aが
略正三角形であるために、120°毎に両者の位相が合
う)で両者が係合し、装置本体13からプロセスカート
リッジBに回転力が伝達される(図7に示す状態から図
8に示す状態となる。)この軸継手の係合に際し、カッ
プリング凸部18a2が凹部17aに入り込むときは、
両者の略正三角形のサイズに差があり、即ちカップリン
グ凹部17aの断面が略正三角形の穴がカップリング凸
部18a2の略三角形よりも大きいから隙間を有した状
態でスムーズに入り込む。
【0065】しかし、カップリング凹部17aとカップ
リング凸部18a2との間の隙間を大きくすると (1)カップリング凸部18a2の断面形状の変化によ
る剛性の低下。 (2)接触点半径の減少による、接触点における抗力の
増加。上記(1)、(2)により、カップリング凸部1
8a2のねじり剛性が低下し、これは画像ムラ等の原因
となる。
【0066】そこで本実施例では、要求されるねじれ剛
性から、カップリング凹部17aの三角形の内接円径D
1の下限値を8.0mmとし、これを8.5mmとし、
カップリング凸部18a2の三角形の外接円径D0を
9.5mm隙間を0.5mmとした。
【0067】一方隙間の小さい一組の軸継手を嵌合させ
るためには、嵌合前に、これらの同芯度を維持する必要
がある。
【0068】そこで本実施例では、隙間0.5mmに対
して嵌合に導くために必要な同芯度1.0mmを維持す
るために、前記円筒形の軸受凸部16aの突出量を前記
カップリング凸部18a2の突出量より大きくし、軸受
凸部16aの内部に設けられた3以上の複数の軸方向の
突起形状ガイド16b(図1参照)によりカップリング
凹軸17の外径部をガイドすることによりカップリング
凸軸18a1と凹軸17aのカップリング嵌合前の同芯
度を1.0mm以下に維持し、軸継手の嵌合過程を安定
化させる(第2の調芯作用)。
【0069】そして、画像形成時にカップリング凸部1
8a2が凹部17aに入り込んだ状態でカップリング凹
軸17が回転すると、カップリング凹部17aの内面1
7a1と凸部18a2の略正三角形柱の3点の稜線18
a3が当接して駆動力が伝達される。そしてこの時、共
に正多角形のカップリング凹部17aの内面17a1と
凸部18a2の稜線18a3とが等しく当接するよう
に、カップリング凸軸17が凹軸18a1の中心と一致
するように瞬時に移動する。
【0070】以上のような構成により、モータ19の駆
動時にはカップリング凸軸17及び凹軸18a1が自動
的に調芯が行われる。さらに、感光体ドラム7に駆動力
が伝わることによりプロセスカートリッジBに回転力が
生まれ、この回転力によりプロセスカートリッジBのク
リーニング枠体12cの上面に設けられた規制当接部1
2c2(図3、図4参照)が画像形成装置本体13に固
設された固設部材28(図5参照)への当接力を強め、
画像形成装置本体13に対するプロセスカートリッジB
の位置がきまる。
【0071】また、非駆動時(非画像形成時)には、カ
ップリング凸部18a2と凹部17aとの半径方向には
隙間を設けられるので、軸継手部材同士の係脱が容易に
なる。また、駆動時には前述の軸継手係合部分での当接
力が安定するので、この部分でのガタつきや振動を押さ
えることができる。
【0072】なお、本実施の形態ではカップリング凸部
及び凹部の形状を略正三角形としたが、略正多角形の形
状であれば同様の効果が得られることはいうまでもな
い。また、略正多角形の形状であれば位置決めをより一
層正確に行うことができるが、これに限定されずに引き
寄せて噛み合うことのできる形状であれば、例えばカッ
プリング凸部18a2断面が星形形状等であってもよ
い。更に、又大きなリードを持つおねじをカップリング
凸部に採用すると共にこのおねじにねじ込まれるめねじ
をカップリング凹部としてもよい。この場合において三
重の三角ねじの変形例が上述のカップリング凸部と凹部
に相当する。更に又、略正多角形の形状の例として等幅
歪円(いわゆるおむすび)をあけることができる。
【0073】更に、カップリング凸部と凹部を比較する
と、形状的に凸部は傷つきやすく、強度的にも凹部に劣
る。このため、本実施の形態においては、交換可能なプ
ロセスカートリッジBにカップリング凸部を設け、より
高耐久性が要求される画像形成装置本体13にカップリ
ング凹部を設けてある。
【0074】(感光体支持構成)次に、プロセスカート
リッジBの感光体ドラム7の支持構成について説明す
る。図1に示すように感光体ドラム7の両端部にはドラ
ムフランジ18a、18bが固定されており、ドラムフ
ランジ18aには軸継手駆動用の凸軸18a1及び凸部
18a2が設けられている。そして、この凸軸18a1
の内部には貫通軸24の端部24aが軸受16とオーバ
ーラップするように回転自在に嵌合されており、同時に
貫通軸24は反対側のドラムフランジ18bにも回転自
在に嵌合している。また、クリーニング枠体12cに固
定され支持された軸受16がカップリング凸軸18a1
を回転自在に支持し、さらに貫通軸24の反軸継手側端
部24bをクリーニング枠体12cのボス12c1に圧
入されるなどして固定されることにより、感光体ドラム
7はクリーニング枠体12cに支持される。
【0075】カップリング凸部18a2と凹部17aが
係合した状態でモータ19が回転すると、カップリング
凸軸18a1は、回転し、カップリング凸軸18a及び
これと一体のドラムフランジ18aは、貫通軸24上で
回転し、ドラムフランジ18aと一体的なドラム筒7
d、ドラムフランジ18bは共に回転し、ドラムフラン
ジ18bは貫通軸24上で回転する。
【0076】上記構成をとることにより、感光体ドラム
7は軸継手部材と同軸に前記感光体ドラム7の長手方向
両端部近傍で前記感光体ドラム7を一体の貫通軸24に
よって支持されるので、感光体ドラム7を支持する軸心
は一直線に不動に保たれ、又、軸継手により感光体ドラ
ム7が回転力を受けるので回転負荷変動を抑えることが
できる。
【0077】[実施の形態2]次に、感光体支持構成の
実施の形態2を図12を参照して説明する。感光体ドラ
ム7の両端部にはドラムフランジ18a、18bが固定
されており、ドラムフランジ18aには軸継手部材のカ
ップリング凸軸18a1及び凸部18a2が設けられて
いる。そして、このカップリング凸軸18a1の内部に
は貫通軸25の端部25aが軸受16とオーバーラップ
するように圧入嵌合されており、同時に貫通軸25は反
対側のドラムフランジ18bにも嵌合している。また、
クリーニング枠体12cに固定され支持された軸受16
がカップリング凸軸18a1を回転自在に支持し、さら
に貫通軸25の反軸継手側端部25bをクリーニング枠
体12cに設けたボス12c1内に嵌入支持される軸受
26に回転自在に支持されることにより、感光体ドラム
7はクリーニング枠体12cに支持される。
【0078】上記構成をとることにより、実施の形態1
と同様に、感光体ドラム7は軸継手の軸部と同軸に前記
感光体ドラム7の長手方向両端部近傍で前記感光体ドラ
ム7を一体の貫通軸25によって支持されるので、感光
体ドラム7を支持する軸心は一直線に不動に保たれ、
又、軸継手により感光体ドラム7が回転力を受けるので
回転負荷変動を抑えることができる。
【0079】[実施の形態3]次に、感光体支持構成の
実施の形態3を図13を参照して説明する。感光体ドラ
ム7の両端部にはドラムフランジ18a、18bが固定
されている。そして、軸端部にカップリング凸部27b
をもつ貫通軸27がドラムフランジ18a、18bの少
なくとも一方に圧入等により回転方向に固定状態で嵌合
され、貫通軸27の端部の拡径軸部27aはクリーニン
グ枠体12cに支持された軸受16に回転自在に嵌合
し、さらに貫通軸27の他端27cはクリーニング枠体
12cに固定支持される軸受26に回転自在に嵌合して
いる。以上により、感光体ドラム7はクリーニング枠体
12cに支持される。上記カップリング凸部27bは前
述の実施の形態1、2におけるカップリング凸部18a
2と同形状である。
【0080】上記構成をとることにより、実施の形態1
及び2と同様に、感光体ドラム7はカップリング軸部と
同軸に前記感光体ドラム7の長手方向両端部近傍で前記
感光体ドラム7を一体の貫通軸27によって支持される
ので、感光体ドラム7を支持する軸心は一直線に不動に
保たれ、又軸継手により感光ドラム7が回転力を受ける
ので回転負荷変動を抑えることができる。
【0081】[他の実施例]次に、前述した実施の形態
に係るプロセスカートリッジB及び画像形成装置の各部
の他例について説明する。
【0082】前述した実施の形態では、軸継手手段の係
合部を構成するカップリング凸部18a2,27bと凹
部17aの断面形状を略正三角形にした例を示したが、
三角柱の稜線に丸みをつけてもよい。このようにする
と、軸継手によって駆動伝達するときの凸部18a2,
27bの稜線が破損することを防止できる。
【0083】また、カップリング凸部18a2と凹部1
7aの形状も前述した実施の形態のように、断面正三角
形でなくてもよく、稜線が3箇所以上ある多角柱形状
(例えば四角柱等)であれば、係合した際の位置決め点
が3点以上あるために、駆動伝達と位置決めを確実に行
うことが出来、且つカップリング凸軸の強度を高めるこ
とが出来る。
【0084】更に、カップリング凸部18a2と凹部1
7aの形状は必ずしも相似形状でなくてもよく、カップ
リング凸部18a2の稜線18a3が凹部17aの内面
17a1に3箇所以上で当接するものであればよい。
【0085】更に、カップリング凸部18a2の先端部
又は凹部17aの入口部分、或いはその両方にテーパー
を形成しておけば、凸部18a2と凹部17aの結合が
スムーズに行われるようになる。
【0086】また、前述した実施の形態1ではカートリ
ッジ側軸継手手段をカップリング凸軸18aで構成し、
本体側軸継手手段を凹軸17で構成した例をしめした
が、既にのべたように前記凹凸軸はプロセスカートリッ
ッジ側と装置本体側とで入れ換えても同様の効果を得る
ことが出来る。また、前述した実施の形態1では本体側
軸継手部材を退避させて軸継手の解除をするための解除
部材22を開閉部材14に設け、開閉部材14の開放に
連動して係合解除する例を示したが、前記解除部材22
はプロセスカートリッジBを着脱するときに動作させる
部材であれば開閉部材14に限定する必要はない。そし
て、必ずしも解除部材22がなくても、モータ19を少
し逆転すればはす歯の小大ギア20、21間の推力によ
って軸継手の解除は可能である。
【0087】前述したプロセスカートリッジBは単色画
像を形成するためのものであったが、プロセスカートリ
ッジは単色の画像を形成する場合のみならず、現像手段
を複数設け、複数色の画像(例えば2色画像、3色画像
或いはフルカラー等)を形成するカートリッジにも好適
に適用することが出来る。
【0088】また現像方法としても、公知の2成分磁気
ブラシ現像法、カスケード現像法、タッチダウン現像
法、クラウド現像法等の種々の現像法を用いることが可
能である。
【0089】また電子写真感光体としては、前記感光体
ドラムに限定されることなく、例えば次のものが含まれ
る。まず感光体としては光導電体が用いられ、光導電体
としては例えばアモルファスシリコン、アモルファスセ
レン、酸化亜鉛、酸化チタン及び有機光導電体(OP
C)等が含まれる。また前記感光体を搭載する形状とし
ては、例えばドラム状、ベルト状等の回転体及びシート
状等が含まれる。尚、一般的にはドラム状又はベルト状
のものが用いられており、例えばドラムタイプの感光体
にあっては、アルミ合金等のシリンダー上に光導電体を
蒸着又は塗工等を行ったものである。
【0090】また帯電手段の構成も、前述した実施の形
態1では所謂接触帯電方法を用いたが、他の構成として
従来から用いられているタングステンワイヤーの三方周
囲にアルミ等の金属シールドを施し、前記タングステン
ワイヤーに高電圧を印加することによって生じた正又は
負のイオンを感光体ドラムの表面に移動させ、該ドラム
の表面を一様に帯電する構成を用いても良いことは当然
である。
【0091】尚、前記帯電手段としては前記ローラ型以
外にも、ブレード型(帯電ブレード)、バッド型、ブロ
ック型、ロッド型、ワイヤ型等のものでも良い。
【0092】また感光体ドラムに残存するトナーのクリ
ーニング方法としても、ブレード、ファーブラシ、磁気
ブラシ等を用いてクリーニング手段を構成しても良い。
【0093】また前述したプロセスカートリッジとは、
例えば電子写真感光体と、少なくともプロセス手段の1
つを備えたものである。従って、そのプロセスカートリ
ッジの態様としては、前述した実施の形態のもの以外に
も、例えば電子写真感光体と帯電手段とを一体的にカー
トリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの。電子写
真感光体と現像手段とを一体化的にカートリッジ化し、
装置本体に着脱可能にするもの。電子写真感光体とクリ
ーニング手段とを一体的にカートリッジ化し、装置本体
に着脱可能にするもの。更には電子写真感光体と、前記
プロセス手段の2つ以上のものを組み合わせて一体的に
カートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの等が
ある。
【0094】即ち、前述したプロセスカートリッジと
は、帯電手段、現像手段又はクリニーング手段と電子写
真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリ
ッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするもので
ある。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少
なくとも一つと電子写真感光体とを一体的にカートリッ
ジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものであ
る。更に少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体
的にカートリッジ化して装置本体に着脱可能とするもの
をいう。
【0095】更に前述した実施の形態では画像形成装置
としてレーザービームプリンタを例示したが、本発明は
これに限定する必要はなく、例えば電子写真複写機、フ
ァクシミリ装置、或いはワードプロセッサ等の他の画像
形成装置に使用することも当然可能である。
【0096】また、前述したカップリング凸軸とカップ
リング凹軸を結合して駆動力を伝達する駆動伝達機構
は、画像形成装置本体とプロセスカートリッジ間の駆動
伝達に限定する必要はなく、他の機器における部材間の
駆動伝達に使用することも可能である。
【0097】
【発明の効果】本出願に係る第1の発明は、画像形成装
置本体からの駆動力の伝達が係脱可能な軸継手による画
像形成装置の電子写真感光体において、前記軸継手と同
軸に、外周は電子写真感光体を支持する軸受と嵌合し、
かつ内周を電子写真感光体の中心を挿通する貫通軸と嵌
合するフランジ部材を設けた電子写真感光体としたこと
により、画像形成装置本体からプロセスカートリッジ
へ、回転精度良く駆動力が伝達され、さらに、感光体を
支持する軸心は一直線に保たれ、又、軸継手により感光
体が回転力を受けるので回転負荷変動を抑えることがで
き、プロセスカートリッジにおけるトナー像の形成や記
録媒体へのトナーの転写等も精度良く行うことができ、
高品位の画像を得ることが出来るものである。
【0098】本出願に係る第2の発明は、第1の発明に
おいて、前記フランジ部材は軸継手の一方の部材と一体
であることにより、ドラムフランジが強固に貫通軸に支
持される。そして、軸継手から感光体へ直接回転が伝え
られることができる。
【0099】本出願に係る第3の発明は、第1又は第2
の発明において、前記軸継手は駆動側軸継手部材又は及
び被駆動側軸継手部材が半径方向に可動に支持され回転
により自動調心作用を有する自動調心軸継手であること
により、感光体と画像形成装置本体側の軸継手部材の軸
心が一致し、円滑な回転が感光体に伝えられる。
【0100】本出願に係る第4の発明は、第1から第3
の発明の何れか1つにおいて、前記軸継手はカップリン
グ凸軸とカップリング凹軸を有し、前記カップリング凸
軸は少なくとも3点の位置決め点を持つ形状の凸部を有
し、前記カップリング凹部は前記カップリング凸軸の凸
部を挿入可能であり、前記凸部の位置決め点が当接し得
る形状の凹部を有し、前記凸部の外接円径をD0とし、
前記凹部の内接円径をD1及び外接円径をD2としたと
き、D1<D0<D2の関係を有するよう構成したカッ
プリング凸軸あるいはカップリング凹軸のいずれか一方
を有することとしたことにより、カップリング凸部と凹
部を遊びをもって係合可能であり、軸継手の係合が容易
で且つ回転を始めると、調心作用を呈し、正確な軸心で
回転力が伝達される。
【0101】本出願に係る第5の発明は、第1から第4
の発明の何れか1つにおいて、前記カップリング凸軸及
びカップリング凹軸のいずれか一方の軸は半径方向へ移
動せず、他方の軸は半径方向へ移動可能であるカップリ
ング凸軸あるいはカップリング凹軸のいずれか一方を有
することにより、軸継手の一方の軸継手部材のみを半径
方向へ移動可能とするのみでよく、自動調心後の軸心は
軸心が移動しない側の軸継手部材の軸心と一致するた
め、自動調心後の軸心は常に一定となる効果がある。
【0102】本出願に係る第6の発明は、第1から第5
の発明の何れか1つにおいて、前記凸部と凹部の形状
は、回転力を伝達したときにカップリング凸軸とカップ
リング凹軸が互いに引き合う方向へねじれた形状であ
り、前記カップリング凸軸とカップリング凹軸の軸方向
に当接部を設けたカップリング凸軸あるいはカップリン
グ凹軸のいずれか一方を有することにより、カップリン
グ凹軸とカップリング凸軸の係合後の軸方向関係位置が
一定する。従って、感光体の軸方向位置は結果的に一定
となる。
【0103】本出願に係る第7の発明は、第1から第6
の発明の何れか1つにおいて、前記凸部の形状は正三角
柱又は正三角柱の稜線を落とした形状であることによ
り、回転時に総ての稜線が必ずカップリング凹軸の凹部
の内面と接する。またこの稜線を落した三角柱の場合は
カップリング凸部の稜線の摩耗が減少し耐久力が増す。
又、該凸部と係合する凹部の面に対して大きな面圧を加
えない。
【0104】本出願に係る第8の発明は、画像形成装置
本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子
写真感光体と、前記電子写真感光体に作用するプロセス
手段と、画像形成装置本体からプロセスカートリッジへ
の駆動力の伝達を行う軸継手の一方の軸継手部材と、を
有し、前記軸継手と同軸に前記感光体を挿通して前記感
光体の長手方向両端部近傍で前記感光体を支持する貫通
軸を設けたプロセスカートリッジとしたことにより、画
像形成装置本体からプロセスカートリッジへ、回転精度
良く駆動力が伝達され、さらに、感光体を支持する軸心
は一直線に保たれ、又、軸継手により感光体が回転力を
受けるので、回転負荷変動を抑えることができ、プロセ
スカートリッジにおけるトナー像の形成や記録媒体への
トナーの転写も精度良く行うことができ、高品位の画像
を得ることが出来るプロセスカートリッジを提供できる
ものである。
【0105】本出願に係る第9の発明は、第8の発明に
おいて、前記貫通軸は、電子写真感光体側の軸継手部材
の内部に嵌合することにより、貫通軸を金属例えば鉄製
とすると、貫通軸は電子写真感光体側の軸継手部材を補
強、補剛する効果を奏する。
【0106】本出願に係る第10の発明は、第8又は第
9の発明において、前記電子写真感光体の長手方向にお
いて、前記貫通軸は、前記電子写真感光体をプロセスカ
ートリッジの枠体に支持するための軸受部材と、オーバ
ーラップしていることにより、軸継手部材を合成樹脂と
し、貫通軸を鉄材の金属とした場合に軸継手部材は貫通
軸に倣って正確に同心となり、軸受部材と継手部材とは
均一な接触状態が保たれる。
【0107】本出願に係る第11の発明は、第8から第
10の何れか1つの発明において、前記貫通軸と前記電
子写真感光体側の前記軸継手部材部とは、前記電子写真
感光体に固定されていることにより、貫通軸は回転軸と
なる。従って、回転軸とするか固定軸とするかは貫通軸
とドラムフランジとのはめあいの選択によって定まり、
はめあいの変更のみで機能を変更可能である。
【0108】本出願に係る第12の発明は、第8又は第
10の発明において、前記貫通軸と前記電子写真感光体
側の前記軸継手部材とは、一体に構成されることによ
り、貫通軸と軸継手部材が同材料となり、電子写真感光
体側の軸継手部材を強化できる。
【0109】本出願に係る第13の発明は、第8から第
12の発明の何れか1つの発明において、前記カップリ
ング凸軸は少なくとも3点の位置決め点を持つ形状の凸
部を有し、前記カップリング凹軸は前記カップリング凸
軸の凸部を挿入可能であり、前記凸部の位置決め点が当
接し得る形状の凹部を有し、前記凸部の外接円径をD0
とし、前記凹部の内接円径をD1及び外接円径をD2と
したとき、D1<D0<D2の関係を有するよう構成し
たカップリング凸軸あるいはカップリング凹軸のいずれ
か一方を有することにより、カップリング凸部と凹部を
遊びをもって係合可能であり、軸継手の係合が容易で且
つ回転を始めると調心作用を呈し、正確な軸心で回転力
が伝達される。
【0110】本出願に係る第14の発明は、第8から第
13の発明にの何れか1つにおいて、前記カップリング
凸軸及びカップリング凹軸のいずれか一方の軸は半径方
向へ移動せず、他方の軸は半径方向へ移動可能であるカ
ップリング凸軸あるいはカップリング凹軸のいずれか一
方を有することにより、軸継手の一方の軸継手部材のみ
を半径方向へ移動可能とするのみでよく、自動調心後の
軸心は軸心が移動しない側の軸継手部材の軸心と一致す
るため、自動調心後の軸心は常に一定となる効果があ
る。
【0111】本出願に係る第15の発明は、第8から第
14の発明の何れか1つにおいて、前記凸部と凹部の形
状は、回転力を伝達したときにカップリング凸軸とカッ
プリング凹軸が互いに引き合う方向へねじれた形状であ
り、前記カップリング凸軸とカップリング凹軸の軸方向
に当接部を設けたカップリング凸軸あるいはカップリン
グ凹軸のいずれか一方を有することにより、カップリン
グ凹軸とカップリング凸軸の係合後の軸方向関係位置が
一定する。従って、感光体の軸方向位置は一定となり、
又プロセスカートリッジは長手方向の1側へ位置決めさ
れる。
【0112】本出願に係る第16の発明は、第8から第
15の発明の何れか1つにおいて、前記凸部の形状は正
三角柱又は正三角柱の角を落とした形状であることによ
り、回転時に総ての稜線が必ずカップリングの内面と接
する。またこの稜線を落した三角柱の場合はカップリン
グ凸部の稜線の摩耗が減少し耐久力が増す。又、該凸部
と係合する凹部の面に対して大きな面圧を加えない。
【0113】本出願に係る第17の発明は、プロセスカ
ートリッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成
する電子写真画像形成装置において、a、電子写真感光
体と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、
画像形成装置本体からのプロセスカートリッジへの駆動
力の伝達を行う軸継手の一方の軸継手部材部と、を有
し、前記軸継手と同軸に前記感光体を挿通して前記感光
体の長手方向両端部近傍で前記感光体を支持する貫通軸
を設けたプロセスカートリッジを取り外し可能に装着す
るための装着手段と、b、前記記録媒体を搬送する搬送
手段と、c、前記軸継手を駆動する駆動手段と、を有す
る電子写真画像形成装置としたことにより、画像形成装
置本体からプロセスカートリッジへ、回転精度良く駆動
力が伝達され、さらに、感光体を支持する軸心は一直線
に保たれ、又軸継手により感光体が回転力を受けるので
回転負荷変動を抑えることができ、プロセスカートリッ
ジにおけるトナー像の形成や記録媒体へのトナーの転写
等も精度良く行うことができ、高品位の画像を得ること
が出来るものである。
【0114】本出願に係る第18の発明は、前記画像形
成装置本体はこの装置本体の開閉部材の操作と連動する
軸継手を係脱する手段を備えていることにより、開閉部
材の操作のみであり、軸継手の係脱が自動的に行われ
る。
【0115】本出願に係る第19の発明は、第18の発
明において、開閉部材をプロセスカートリッジを装着す
るスペースを開閉する開閉部材としたことにより、特に
軸継手の係脱を意識しなくても、プロセスカートリッジ
を画像形成装置本体へ着脱する動作中の操作により、軸
継手が係脱できるという効果がある。
【0116】本出願に係る第20の発明によれば、貫通
軸に軸継手部材が一体に設けられているので、軸継手部
材を例えば、鋼材とし強固で耐久力あるものとできる。
【0117】本出願に係る第21の発明は、第20の発
明の電子写真感光体ドラムを用いたので、プロセスカー
トリッジの耐久性を増すのに寄与する。
【図面の簡単な説明】
図面は何れも、本発明の実施の形態を示し、
【図1】感光体ドラムの支持構成を示す縦断面図であ
る。
【図2】電子写真画像形成装置の構成模式を示す縦断面
図である。
【図3】プロセスカートリッジの縦断面図である。
【図4】プロセスカートリッジの外観斜視図である。
【図5】プロセスカートリッジの装着部の斜視図であ
る。
【図6】プロセスカートリッジの装着部の斜視図であ
る。
【図7】プロセスカートリッジ側のカップリング手段と
本体側カップリング手段の展開断面図である。
【図8】(a)は開閉カバーが閉じているときの本体側
のカップリング手段の側面図、(b)は(a)の平面図
である。
【図9】(a)は開閉カバーを開けたときの本体側のカ
ップリング手段の側面図、(b)は(a)の平面図であ
る。
【図10】プロセスカートリッジ側のカップリング手段
と本体側のカップリング手段の構成を示す斜視図であ
る。
【図11】カップリング手段の凸部と凹部の形状を示す
軸直角断面図であり、(a)は凸部を凹部に挿入した状
態の断面図、(b)は駆動伝達している状態の断面図で
ある。
【図12】実施の形態2における感光体ドラムの支持構
成を示す縦断面図である。
【図13】実施の形態3における感光体ドラムの支持を
示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…光学系 2…記録媒体 3…搬送手段 3a…給紙カセット 3b…ピックアッ
プローラ 3c…給送ローラ対 3d…搬送ローラ対
3e…レジストローラ対 3f…ガイド板 3g,3h
…排出ローラ対 3i…手差しトレイ 3j…ローラ 4…転写ローラ 5…定着手段 5a…駆動ローラ 5b…ヒータ 5c
…定着ローラ 6…排出部 7…感光体ドラム 7d…ドラム筒 7e…感光層 8…帯電ローラ 9…露光開口部 10…現像手段 10a…トナー収容部 10b…トナ
ー送り部材 10c…固定磁石 10d…現像ローラ
10e…現像ブレード 11…クリーニング手段 11a…クリーニングブレー
ド 11b…スクイシート 11c…廃トナー溜め 12a…トナー容器 12b…現像フレーム 12c…
クリーニング枠体 12c1…ボス 12c2…規制当
接部 13…装置本体 13a…側板 14…開閉部材 14a…軸 15L,15R…カートリッジ装着ガイド部材 15
a,15b…ガイド部15c,15d…位置決め溝 16…軸受 16a…凸部 16b…突起形状ガイド 17…カップリング凹軸 17a…カップリング凹部
17a1…内面 17a2…底 18a…ドラムフランジ 18a1…カップリング凸軸
18a2…カップリング凸部 18a3…稜線 18
a4…凸部端面 18a5…嵌合部 18b…ドラムフ
ランジ 19…モータ 20…小ギア 21…大ギア 22…解除部材 22a…カム部 23…壁面 24…貫通軸 24a…端部 24b…端部 25…貫通軸 25a…端部 25b…端部 26…軸受 27…貫通軸 27a…拡径軸部 27b…カップリン
グ凸部 27c…他端 28…固設部材 29…圧縮コイルばね

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真画像形成装置本体からの駆動力
    の伝達が係脱可能な軸継手による画像形成装置の電子写
    真感光体ドラムにおいて、前記軸継手と同軸に、外周は
    電子写真感光体ドラムを支持する軸受と嵌合し、かつ内
    周を電子写真感光体ドラムの中心を挿通する貫通軸と嵌
    合するフランジ部材を設けたことを特徴とする電子写真
    感光体ドラム。
  2. 【請求項2】 前記フランジ部材は軸継手の一方の部材
    と一体である請求項1に記載の電子写真感光体ドラム。
  3. 【請求項3】 前記軸継手は駆動側軸継手部材又は及び
    被駆動側軸継手部材が半径方向に可動に支持され回転に
    より自動調心作用を有する自動調心軸継手である請求項
    1又は2に記載の電子写真感光体ドラム。
  4. 【請求項4】 前記軸継手はカップリング凸軸とカップ
    リング凹軸を有し、前記カップリング凸軸は少なくとも
    3点の位置決め点を持つ形状の凸部を有し、前記カップ
    リング凹軸は前記カップリング凸軸の凸部を挿入可能で
    あり、前記凸部の位置決め点が当接し得る形状の凹部を
    有し、前記凸部の外接円形をD0とし、前記凹部の内接
    円径をD1及び外接円径をD2としたとき、D1<D0
    <D2の関係を有するよう構成したカップリング凸軸あ
    るいはカップリング凹軸のいずれか一方を有する請求項
    1から3の何れか1つに記載の電子写真感光体ドラム。
  5. 【請求項5】 前記カップリング凸軸及びカップリング
    凹軸のいずれか一方の軸は半径方向へ移動せず、他方の
    軸は半径方向へ移動可能であるカップリング凸軸あるい
    はカップリング凹軸のいずれか一方を有する請求項1か
    ら4の何れか1つに記載の電子写真感光体ドラム。
  6. 【請求項6】 前記凸部と凹部の形状は、回転力を伝達
    したときにカップリング凸軸とカップリング凹軸が互い
    に引き合う方向へねじれた形状であり、前記カップリン
    グ凸軸とカップリング凹軸の軸方向に当接部を設けたカ
    ップリング凸軸あるいはカップリング凹軸のいずれか一
    方を有する請求項1からの5の何れか1つに記載の電子
    写真感光体ドラム。
  7. 【請求項7】 前記凸部の形状は正三角柱又は正三角柱
    の稜線を落とした形状であることを特徴とする請求項1
    から6の何れか1つに記載の電子写真感光体ドラム。
  8. 【請求項8】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な
    プロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体ドラム
    と、前記電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手段
    と、画像形成装置本体からプロセスカートリッジへの駆
    動力の伝達を行う軸継手の一方の軸継手部材と、を有
    し、前記軸継手と同軸に前記感光体ドラムを挿通して前
    記感光体ドラムの長手方向両端部近傍で前記感光体ドラ
    ムを支持する貫通軸を設けたことを特徴とするプロセス
    カートリッジ。
  9. 【請求項9】 前記貫通軸は、電子写真感光体ドラム側
    の軸継手部材の内部に嵌合することを特徴とする請求項
    8に記載のプロセスカートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記電子写真感光体ドラムの長手方向
    において、前記貫通軸は、前記電子写真感光体ドラムを
    プロセスカートリッジの枠体に支持するための軸受部材
    と、オーバーラップしていることを特徴とする請求項8
    又は9に記載のプロセスカートリッジ。
  11. 【請求項11】 前記貫通軸と前記電子写真感光体ドラ
    ム側の前記軸継手部材部とは、前記電子写真感光体ドラ
    ムに固定されていることを特徴とする請求項8から10
    の何れか1つに記載のプロセスカートリッジ。
  12. 【請求項12】 前記貫通軸と前記電子写真感光体ドラ
    ム側の前記軸継手部材とは、一体に構成されることを特
    徴とする請求項8又は10に記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  13. 【請求項13】 前記カップリング凸軸は少なくとも3
    点の位置決め点を持つ形状の凸部を有し、前記カップリ
    ング凹軸は前記カップリング凸軸の凸部を挿入可能であ
    り、前記凸部の位置決め点が当接し得る形状の凹部を有
    し、前記凸部の外接円径をD0とし、前記凹部の内接円
    径をD1及び外接円径をD2としたとき、D1<D0<
    D2の関係を有するように構成したカップリング凸軸あ
    るいはカップリング凹軸のいずれか一方を有する請求項
    8から12の何れか1つに記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  14. 【請求項14】 前記カップリング凸軸及びカップリン
    グ凹軸のいずれか一方の軸は半径方向へ移動せず、他方
    の軸は半径方向へ移動可能であるカップリング凸軸ある
    いはカップリング凹軸のいずれか一方を有する請求項8
    から13の何れか1つに記載のプロセスカートリッジ。
  15. 【請求項15】 前記凸部と凹部の形状は、回転力を伝
    達したときにカップリング凸軸とカップリング凹軸が互
    いに引き合う方向へねじれた状態であり、前記カップリ
    ング凸軸とカップリング凹軸の軸方向の当接部を設けた
    カップリング凸軸あるいはカップリング凹軸のいずれか
    一方を有する請求項8から14の何れか1つに記載のプ
    ロセスカートリッジ。
  16. 【請求項16】 前記凸部の形状は三角柱又は三角柱の
    角を落とした形状であることを特徴とする請求項8から
    15のいずれか1つに記載のプロセスカートリッジ。
  17. 【請求項17】 プロセスカートリッジを着脱可能であ
    って、記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置
    において、a、電子写真感光体ドラムと、前記電子写真
    感光体ドラムに作用するプロセス手段と、画像形成装置
    本体からのプロセスカートリッジへの駆動力の伝達を行
    う軸継手の一方の軸継手部材と、を有し、前記軸継手と
    同軸に前記感光体ドラムを挿通して前記感光体ドラムの
    長手方向両端部近傍で前記感光体ドラムを支持する貫通
    軸を設けたプロセスカートリッジを取り外し可能に装着
    するための装着手段と、b、前記記録媒体を搬送する搬
    送手段と、c、前記軸継手を駆動する駆動手段と、を有
    することを特徴とする電子写真画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記画像形成装置本体はこの装置本体
    の開閉部材の操作と連動する軸継手を係脱する手段を備
    えている請求項17に記載の電子写真画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記開閉部材はプロセスカートリッジ
    を装着するスペースを開閉する開閉部材とした請求項1
    8に記載の電子写真画像形成装置。
  20. 【請求項20】 画像形成装置本体からの駆動力の伝達
    が係脱可能な軸継手による画像形成装置の電子写真感光
    体ドラムにおいて、前記軸継手の軸部と同軸に前記電子
    写真感光体ドラムの長手方向両端部近傍で前記電子写真
    感光体ドラムを前記軸継手の軸部と一体で支持する貫通
    軸を設けたことを特徴とする電子写真感光体ドラム。
  21. 【請求項21】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能
    なプロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体ドラ
    ムと、前記電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手
    段と、画像形成装置本体からプロセスカートリッジへの
    駆動力の伝達を行う軸継手の一方の軸継手部材と、を有
    し、電子写真感光体ドラムは前記軸継手の軸部と同軸に
    前記電子写真感光体ドラムの長手方向両端部近傍で前記
    電子写真感光体ドラムを前記軸継手の軸部と一体で支持
    する貫通軸を設けたことを特徴とするプロセスカートリ
    ッジ。
JP8277522A 1996-09-26 1996-09-26 電子写真感光体ドラム及びプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 Pending JPH10104996A (ja)

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