JPH1039715A - 電子写真画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

電子写真画像形成装置及びプロセスカートリッジ

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JPH1039715A
JPH1039715A JP8214158A JP21415896A JPH1039715A JP H1039715 A JPH1039715 A JP H1039715A JP 8214158 A JP8214158 A JP 8214158A JP 21415896 A JP21415896 A JP 21415896A JP H1039715 A JPH1039715 A JP H1039715A
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JP
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gear
process cartridge
image forming
photosensitive member
forming apparatus
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JP8214158A
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Yoshihiro Ito
義弘 伊藤
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ギアの精度向上に頼らず、ギアのピッチムラ
の画質への影響を軽減する事により、画質を向上す
る。。 【解決手段】 装置本体の感光体ドラム7を駆動する歯
車列20,34の円周ピッチを感光体ドラム7上で0.
8mm以下にするため、最終段ギア34径を感光体ドラ
ム7の2倍以上にし、モジュールは0.5と実用限界の
小モジュールとする。回転むらが小さくなり、且つ最終
段ギアの歯車回転精度の影響が半分以下に減少され画質
向上に寄与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプロセスカートリッ
ジ、電子写真画像形成装置、駆動力伝達部品、および電
子写真感光体ドラムに関するものである。ここで、電子
写真画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて
記録媒体に画像を形成するものである。そして、電子写
真画像形成装置の例としては、例えば電子写真複写機、
電子写真プリンタ(例えばレーザービームプリンタ、L
EDプリンタ等)、ファクシミリ装置およびワードプロ
セッサ等が含まれる。
【0002】また、プロセスカートリッジとは、帯電手
段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光体
とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画
像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。お
よび帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくと
も1つと電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し
て画像形成装置本体に着脱可能とするものである。更
に、少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体的に
カートリッジ化して装置本体に着脱可能とするものをい
う。ここで前記プロセスカートリッジは、使用者自身に
よって装置本体に対する着脱を行うことができるから、
装置本体のメンテナンスを容易に行うことができるもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は後述の従来の
技術を更に発展させたものである。
【0004】本発明は電子写真感光体と同軸で電子写真
感光体を駆動するギアの歯数で電子写真感光体の周長を
除した値(画像上のギア一歯のピッチであり、画像上の
ピッチと称す)を小さくすることにより、濃度むらの発
生し難い電子写真画像形成装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】本発明におい
ては従来のようにギアの精度のみを追求するアプローチ
ではなく、歯車列で発生する誤差が画像に現われにく
い、現われても目立ちにくい条件を設定することで、画
質向上を果たすものである。
【0006】画像上でギア一歯ピッチは以下の式で現わ
される r:電子写真感光体の半径 R:電子写真感光体と同軸
で電子写真感光体を駆動するギア半径 Z:電子写真感
光体と同軸で電子写真感光体を駆動するギアの歯数
P:画像上の一歯ピッチ m:ギアのモジュール P=mπr/R=2πr/Z mの実用限界の値が0.5以上であることを考慮しP<
0.8mmを満たすr/Rは約0.5でありR=2rが
条件となることがわかる 上記条件を満たすことによって、画像上のギア一歯ピッ
チが0.8mm以下になり同じ誤差を持ったギアを使用
した場合むらが目立ちにくくなり画像品質が高まる。
【0007】さらに、ギアの径を大きくすることによっ
て、ギアの誤差による回転速度変化の電子写真感光体の
回転速度誤差に対する影響が、電子写真感光体とギアの
径の比分小さくなる。
【0008】また、ギア径が小さい場合強度上の問題か
らモジュールを1程度にしなくてならなかったが、径を
大きくすることにより、歯荷重が軽減され、実用限界に
近い小モジュールのギアを使うことができるようにな
る。ギアはモジュールが小さい方が容易に高い精度を実
現することができる。
【0009】また、一般的に高速で回転するモータの方
が速度変動が小さく、電子写真感光体を回転させるとき
には通常数段の減速ギアを用いて減速するが、最終段の
ギアが大径であり且つモジュールが小で歯数が多いた
め、モータと直結する同軸のギアを小さくでき、高速で
回転するモータから減速する際に間に介在するギアを本
例のように無くしたり減らすことができ誤差が集積する
ことを防ぐことができる。
【0010】これらの相乗効果で径を大きくしモジュー
ルを小さくすることによって画像上のピッチむらは同じ
精度の小直径大モジュールギアを使った場合よりも飛躍
的に向上する。
【0011】ここで言う実用限界とは線膨張係数、嵌め
合い誤差、部品公差を考慮し、噛み合いが適正に保たれ
うる範囲をさす。
【0012】また、画像形成装置本体に、プロセスカー
トリッジを容易に着脱可能にすることが一般的に行われ
ている。この場合、電子写真感光体に同軸のギアを固定
し、このギアを画像形成装置本体側の駆動ギアと噛み合
わせている。この場合電子写真感光体の2倍以上の径の
ギアを電子写真感光体に直に設けると、プロセスカート
リッジが大きくなり着脱しにくくなる。そこで、本発明
においては電子写真感光体に直接ギアを設けずに軸継手
を設け、プロセスカートリッジを画像形成装置本体に設
けた最終段の大ギアとこの軸継手を切り離して着脱でき
るようにしたのである。かかる本出願に係る第1の発明
は、電子写真感光体をモータから歯車列を介して駆動
し、記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置に
おいて、円筒形状の電子写真感光体と、前記電子写真感
光体と同軸に設けられた前記歯車列の最終段ギアと、前
記電子写真感光体と前記最終段ギアを結合させる軸継手
と、を有し、最終段ギアの直径が電子写真感光体の直径
の2倍以上であり且つ、前記歯車列を構成する全てのギ
アの円周ピッチが、画像上で0.8mm以下になるよう
に設定されていることを特徴とする電子写真画像形成装
置である。
【0013】本発明の第2の発明は最終段ギアをモータ
ー軸に取付けたピニオンにて直接駆動することを特徴と
する第1の発明に記載の電子写真画像形成装置である。
【0014】本発明の第3の発明は、プロセスカートリ
ッジを着脱可能で、記録媒体に画像を形成する電子写真
画像形成装置において、 a、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用する
プロセス手段と、を有するプロセスカートリッジを取り
外し可能に装着するための装着手段と、 b、前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有す
ることを特徴とする第1又は第2の発明に記載の電子写
真画像形成装置である。
【0015】本発明の第4の発明は電子写真画像形成装
置に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写
真感光体と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手
段と、電子写真感光体の直径の2倍以上の電子写真感光
体と同軸の最終段ギアを有し、且つ全てのギアの円周ピ
ッチが画像上で0.8mm以下に設定されている画像形
成装置本体側の歯車列の最終段ギアと同軸の画像形成装
置本体側の軸継手と係脱されるカートリッジ側軸継手
と、を有することを特徴とするプロセスカートリッジで
ある。
【0016】本発明の第5の発明は前記プロセスカート
リッジとは、帯電手段、現像手段またはクリーニング手
段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、こ
のカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能と
する第4の発明に記載のプロセスカートリッジである。
【0017】本発明の第6の発明は前記プロセスカート
リッジとは、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の
少なくとも一つと電子写真感光体とを一体的にカートリ
ッジ化して画像形成装置本体に対して着脱可能とする第
4の発明に記載のプロセスカートリッジである。
【0018】本発明の第7の発明は前記プロセスカート
リッジとは少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一
体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能
とする第4の発明に記載のプロセスカートリッジであ
る。
【0019】
【従来の技術】電子写真画像形成方式を用いた電子写真
画像形成装置は、帯電手段によって一様に帯電させた電
子写真感光体に画像情報に応じた選択的な露光を行って
潜像を形成する。そして、この潜像を現像手段によって
トナーを用いて現像してトナー像を形成する。その後、
前記電子写真感光体に形成したトナー像を転写手段によ
って記録媒体に転写して画像形成を行う。
【0020】ここで、電子写真感光体ドラムを回転駆動
させるために、種々の方法が考えられてきた。
【0021】従来は画像形成装置本体側の最終段ギア
が、電子写真感光体の端部に取付けられた電子写真感光
体とほぼ同径のフランジギアと噛み合い、電子写真感光
体を駆動していた。
【0022】従来電子写真感光体にカップリングを介し
て駆動を伝えていた場合、最終段ギアは電子写真感光体
とほぼ同径であり、モジュールも大きく(1程度)画像
上の一歯ピッチは3mm程度と大きかった。いずれにし
ても画像上のギア一歯ピッチは大きいままで、画質向上
のためには主にギア精度の向上という方式がとられてい
た。
【0023】
【発明の実施の形態】次に本発明に係る実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0024】なお、実施の形態の説明において用いられ
る長手方向とはプロセスカートリッジの装置本体への装
着方向に交叉し、記録媒体の表面に平行な方向をいう。
【0025】〔実施の形態1〕まず実施の形態1に係る
プロセスカートリッジおよびこれを取り外し可能に装着
可能な電子写真画像形成装置について、図1乃至図11
を参照して具体的に説明する。ここでは説明の順序とし
て、まず図1乃至図6を参照してプロセスカートリッジ
およびこれを装着して用いる電子写真画像形成装置の全
体構成を説明し、次に図3、図6から図11を参照して
プロセスカートリッジと画像形成装置本体との駆動力伝
達機構である軸継手の構成について説明する。
【0026】{全体構成}図1はプロセスカートリッジ
を取り外し可能に装着した電子写真画像形成装置Aの模
式図であり、図2はプロセスカートリッジBの側断面
図、図3および図4はプロセスカートリッジBの外観斜
視図、図5および図6はプロセスカートリッジBを装置
本体に装着するための装着構成の説明図である。
【0027】この電子写真画像形成装置(実施の形態で
はレーザービームプリンタ)Aは、図1に示すように、
光学系1から画像情報に基づいたレーザー光をドラム形
状の電子写真感光体(以下感光体ドラムという)7に照
射して前記感光体ドラム7に潜像を形成し、この潜像を
トナーを用いて現像してトナー像を形成する。そして前
記トナー像の形成と同期して、記録媒体2(記録用紙
等)を給送カセット3aからピックアップローラ3bお
よび給送ローラ対3c、搬送ローラ対3d、レジストロ
ーラ対3e等からなる搬送手段3で搬送する。そして、
前記感光体ドラム7に形成したトナー像を転写手段とし
ての転写ローラ4に電圧印加することによって記録媒体
2に転写する。そして、その記録媒体2をガイド板3f
でガイドして定着手段5へと搬送する。この定着手段5
は駆動ローラ5aおよびヒーター5bを内蔵する定着ロ
ーラ5cからなり、通過する記録媒体2に熱および圧力
を印加して転写トナー像を記録媒体2に定着する。そし
てこの記録媒体2を排出ローラ対3g,3hで搬送し、
反転搬送経路を通して排出部6へと排出する。尚、この
画像形成装置Aは、手差しトレイ3iおよびローラ3j
によって手差し給送も可能となっている。
【0028】一方、前記プロセスカートリッジBは、電
子写真感光体と、少なくとも1つのプロセス手段を備え
たものである。ここでプロセス手段としては、例えば電
子写真感光体を帯電させる帯電手段、電子写真感光体に
形成された潜像を現像する現像手段、電子写真感光体表
面に残留するトナーをクリーニングするためのクリーニ
ング手段等である。
【0029】本実施の形態のプロセスカートリッジBは
図1および図2に示すように、感光体ドラム7、帯電ロ
ーラ8、露光開口9、現像手段10、クリーニング手段
11を有するものである。そして、このプロセスカート
リッジBは装置本体13から後述する軸継手を介して感
光体ドラム7を回転する。そして、その表面を帯電手段
である帯電ローラ8への電圧印加によって一様帯電し、
前記光学系1からの情報光を露光開口9を介して感光体
ドラム7に露光して潜像を形成し、この潜像を現像手段
10によって現像する。
【0030】前記現像手段10は、トナー収納部10a
内のトナーをトナー送り部材10bの回転によって送り
出し、固定磁石10cを内蔵した現像ローラ10dを回
転させると共に、現像ブレード10eによって摩擦帯電
電荷を付与したトナー層を現像ローラ10dの表面に形
成し、そのトナーを前記潜像に応じて感光体ドラム7へ
転移させることによってトナー像を形成して可視像化す
るものである。そして、装置本体13に設けられた転写
ローラ4に前記トナー像と逆極性の電圧を印加してトナ
ー像を記録媒体2に転写する。転写後の感光体ドラム7
は、クリーニング手段11によって残留トナーを除去さ
れる。即ち、クリーニングブレード11aによって残留
したトナーを掻き落とされる。尚、掻き落とされたトナ
ーは、スクイシート11bによって廃トナー溜11cへ
集められる。
【0031】尚、前記帯電ローラ8は感光体ドラム7に
当接しており、感光体ドラム7に従動回転する。またク
リーニングブレード11aは感光体ドラム7に当接して
いる。
【0032】また、前記プロセスカートリッジBは、ト
ナーを収納するトナー収納部10aを有するトナーフレ
ーム12aと、現像ローラ10d等の現像部材を支持す
る現像フレーム12bとを溶着(本実施の形態では超音
波溶着)して現像ユニットを構成する。そして、この現
像ユニットを感光体ドラム7、帯電ローラ8、およびク
リーニング手段11等を支持するクリーニングフレーム
12cと互いに揺動可能に結合している。そして、この
プロセスカートリッジBは使用者によって装置本体13
に設けたカートリッジ装着手段に対して感光体ドラム7
の長手方向に交叉する方向から取り外し可能に装着され
る(図5、図6参照)。尚、クリーニングフレーム12
cには図9に示す軸受12c2の近傍に図4に示すよう
に装着ガイド12c4が設けられている。さらに、クリ
ーニングフレーム12cに取り付けられた軸受24(図
9参照)には図3に示すようにガイド部24cが設けら
れている。なおこの軸受24、凸部24a、および、ガ
イド部24cは一体成形されている。そしてこの装着ガ
イド12c4,24cはプロセスカートリッジBを装着
する際に図5、図6に示すガイド15a,15cにガイ
ドされる。
【0033】前記カートリッジ装着手段として、図5に
示すように、装置本体13内に設けられたカートリッジ
装着スペースの左右両側面にカートリッジ装着ガイド部
材15が対向して取り付けてあり(図5は一方側面、図
6は他方側面を図示)、この左右ガイド部材15にはプ
ロセスカートリッジBを挿入するときのガイドとなる溝
状のガイド部15a,15cが対向して設けてある。こ
のガイド部15a,15cにカートリッジ枠体の長手方
向両側に突出形成した前述の軸受12c2と装着ガイド
12c4、凸部24aとガイド部24c等を夫々ガイド
させて挿入する。尚、前記装置本体13にプロセスカー
トリッジBを装着するには、図1に示す支点14aを中
心にして装置本体13に対して開閉可能なカバー14を
開いて行う。そして、開閉カバー14を閉じることによ
ってプロセスカートリッジBを画像形成装置Aに装着す
る。尚、プロセスカートリッジBを装置本体13から取
り出す際にも、前記開閉カバー14を開く。
【0034】前記プロセスカートリッジBを画像形成装
置Aに装着すると、後述するように、前記開閉カバー1
4の閉じ動作に連動してカートリッジ側軸継手部材と本
体側軸継手部材とが結合し、感光体ドラム7等は装置本
体から駆動を受けて回転可能となる。
【0035】{軸継手および駆動構成}次に画像形成装
置本体13からプロセスカートリッジBへ駆動力を伝達
する駆動力伝達機構である軸地継手の構成について説明
する。
【0036】図7は凸軸17が一体的に形成された駆動
力伝達部品としてのドラムフランジ16の斜視図、図8
は前記ドラムフランジ16を取り付けた感光体ドラム7
の一部切断斜視図、図9は図8に示した感光体ドラム7
をプロセスカートリッジBに取り付けた状態を示す断面
図、図10は図9に示したプロセスカートリッジBの凸
軸17の付近の拡大斜視図、図11はカップリングとし
ての、凸軸17(プロセスカートリッジBに設けられて
いる)と、凹軸18(装置本体13に設けられている)
との関係説明図である。
【0037】さて、図8乃至図11に示すように、プロ
セスカートリッジBに取り付けられた感光体ドラム7の
長手方向一方端部にはカートリッジ側軸継手部材が設け
てある。この軸継手部材は、感光体ドラム7の一方端部
に固着したドラムフランジ16にカップリング凸軸17
(円柱形状)を設けたものであり、前記凸軸17の先端
面に凸部17aが形成してある。尚、凸部17aの端面
17a1は凸軸17の端面と平行である。また、この凸
軸17は軸受24に嵌合して、ドラム回転軸として機能
する。そして、本実施の形態ではドラムフランジ16に
はカップリング凸軸17および凸部17aを一体に設け
てある。そして、ドラムフランジ16にはプロセスカー
トリッジ内部の現像ローラ10dに駆動力を伝達するた
め、はす歯ギア16a及びドラムシリンダ7aへの嵌合
部16bが一体に設けてある。従って、図7に示す通
り、前記ドラムフランジ16は、嵌合部16b、はす歯
ギア16a、凸軸17および凸部17aを有する一体成
型品であって、駆動力を伝達する機能を有する駆動力伝
達部品である。
【0038】そして、前記凸部17aの形状は、ねじれ
多角柱であって、詳しくは略正三角柱で軸方向に次第に
回転方向にねじれた形状である。また、前記凸部17a
と嵌合する凹部18aは、断面が多角形の軸の回転方向
にねじれた穴である。尚、前記凹部18aは、断面が略
正三角形である。そして、この凹部18aは、図12に
示す装置本体13に設けられたギア34と一体的に回転
する。そこで、本実施の形態の構成においては、プロセ
スカートリッジBが装置本体13に装着されて、凸部1
7aと装置本体13に設けられた凹部18aとが嵌合し
て、凹部18aの回転力が凸部17aに伝達される際
に、略正三角柱の凸部17aの各稜線17a2と凹部1
8aの内面18a2とが等しく当接するため互いに軸芯
が合致する(図18(a),(b)参照)。更に、その
ねじれ形状によって凹部18aが凸部17aを引き寄せ
る方向に力が作用して、凸部端面17a1が凹部の底1
8a1と当接する。そこで、前記凸部17aと一体の感
光体ドラム7は、画像形成装置本体13内で軸方向の位
置およびラジアル方向の位置が安定して決まる。
【0039】尚、本実施の形態において、感光体ドラム
7の側からみて、感光体ドラム7の回転方向に対して、
前記凸部17aのねじれ方向は凸部17aの根元から先
端に向かって反対方向、また、凹部18aのねじれ方向
は凹部18aの入口から内部へ向かって反対方向、ま
た、ドラムフランジ16のはす歯ギア16aのねじれ方
向は前記凸部17aのねじれ方向と反対方向である。
【0040】そして、前記凸部17aと凹部18aは、
図18に示すように、前記凸部17aとしての三角柱の
外接円R0の直径=d0、凹部18aとしての断面が三
角形の空間の内接円R1の直径=d1、その外接円R2
の直径=d2としたとき、d1<d0<d2の関係を有
する。
【0041】具体的に数値範囲の好適な一例を挙げる
と、d0=約3mm〜70mm、d1=約3mm〜70
mm、またd2=約3mm〜70mm程度が好ましく、
この数値範囲の内から前述した関係を満たすサイズを適
宜選択すればよい。そして、本実施の形態では特に、d
0=約16mm、d1=約9.5mm、また、d2=約
17.5mmとした。また、凸部17aのねじれ角は、
展開した状態で軸線に対しての角度が1°〜15°の割
合でねじれている。具体的には、本実施の形態では、軸
線に対して約7.5°ねじれている。
【0042】但し、本発明は前記数値および数値範囲に
限定されるものではなく、適宜選択すればよい。
【0043】ここで、理論上の立体の断面位置が決まる
ための当接点は3点であり、本実施の形態のような凸部
17aと凹部18aの形状が略正三角柱の場合には、凸
部17aの略正三角柱の稜線17a2は凹部18aの断
面が略正三角形の柱状空間の内面18a2部に等しい条
件で当接する。このことから、プロセスカートリッジB
の回転時の負荷変動により、当接点のガタつきやカップ
リング駆動の回転むらを最小限に抑えることが可能とな
り、感光体ドラム7の回転精度を向上させることができ
た(図18参照)。ここで、前記凸軸17および凸部1
7aは、前記ドラムフランジ16が感光体ドラム7の一
端部に取り付けられた際に、感光体ドラム7の軸心と同
軸上に位置するようにドラムフランジ16に設けられて
いる。尚、16bは嵌合部であって、ドラムフランジ1
6を感光体ドラム7に取り付ける際に、ドラムシリンダ
7aの内面に嵌合する部分である。このドラムフランジ
16は感光体ドラム7に”かしめ”或いは”接着”等に
よって取り付けられる。また、ドラムシリンダ7aの周
囲には、感光層7bが被覆されている(図8および図9
参照)。
【0044】また、この感光体ドラム7の他端側には、
ドラムフランジ25が固定されている。そして、このド
ラムフランジ25には、ドラム軸25aと、平歯ギア2
5bと、ドラムシリンダ7aへの嵌合部25cとが一体
的に成型されている(図9参照)。
【0045】尚、プロセスカートリッジBを装置本体1
3に装着すると、前記ドラム軸25aの嵌合する軸受1
2c2が装置本体13のU溝15b(図5参照)に嵌合
して位置決めされ、且つ、フランジ25と一体的に成型
した平歯ギア25bが転写ローラ4に駆動力を伝達する
ギア(図示せず)と噛合する。
【0046】また、前記ドラムフランジ16,25の材
質としては、ポリアセタール(polyaceta
l)、ポリカーボネイト(polycarbonat
e)、ポリアミド(polyamide)、および、ポ
リブチレンテレフタレート(polybutylene
terephthalate)等の樹脂材料を用いてい
る。但し、他の材質を適宜選択して用いても構わない。
【0047】また、プロセスカートリッジBのカップリ
ング凸軸17の凸部17aの回りには、凸軸17と同芯
円の円筒形の凸部24aがクリーニングフレーム12c
に設けられている(図3、図9参照)。この凸部24a
によって、プロセスカートリッジBを着脱する際等にカ
ップリング凸部17aは保護され、外力による傷や変形
等から守られる。そこで、凸部17aが損傷することに
よるカップリング駆動時のガタつきや振動を防止するこ
とができる。
【0048】更に、この凸部24aはプロセスカートリ
ッジBを画像形成装置本体13に着脱する際のガイド部
材を兼ねている。即ち、プロセスカートリッジBを装置
本体13に装着する際には、凸部24aと装置本体側ガ
イド部15cとが当接して、前記凸部24aはプロセス
カートリッジBを装着位置に装着する際のガイド部材の
役目をなし、プロセスカートリッジBの装置本体13へ
の着脱を容易にする。また、プロセスカートリッジBが
装着位置に装着された際には、前記凸部24aはガイド
部15cの終端に設けられた凹部15dに支持される。
そして、画像形成時に駆動を受けてカップリング凸軸1
7と凹軸18とが調芯されたときには、凸部24aは凹
部15dから僅かに浮き上がり(約0.3mm〜1.0
mm程度)、この凸部24aと本体ガイド部15c(凹
部15d)との隙間は、カップリング凸部17aと凹部
18aとのラジアル方向の隙間よりも小さい。このこと
から、プロセスカートリッジBが装置本体13に装着さ
れた状態で、カップリング凸部17aと凹部18aとの
係合が可能となる。尚、前記凹部15dと対向して凹部
18aが設けられている。また、前記凸部24aの形状
は、本実施の形態に示す円形に限定されることはなく、
前記ガイド部15cにガイドされること、また、前記凹
部15dに支持されることができればよく、例えば円弧
形状であっても構わない。また、本実施の形態では、凸
軸17を回転可能に支持するための軸受24と円形凸部
24aとを一体成型してクリーニングフレーム12cに
ねじ止め(図示せず)した例を示したが(図9)、軸受
24と凸部24aは別体であっても構わない。
【0049】また、本実施の形態では、クリーニングフ
レーム12cに設けられた軸受12c2に前記ドラム軸
25aが回転自在に嵌合し(図4、図9参照)、また、
前記クリーニングフレーム12cに取り付けられた軸受
24の内面に前記凸軸17が回転自在に嵌合した状態
で、感光体ドラム7はプロセスカートリッジBのクリー
ニングフレーム12cに取り付けられている。そこで、
感光体ドラム7は軸17,25aを中心として回転す
る。尚、本実施の形態では、感光体ドラム7はクリーニ
ングフレーム12cにスラスト方向に移動可能に取り付
けられている。これは、取り付け公差を考慮したためで
ある。しかしながら、これに限定されるものでなく、感
光体ドラム7は軸方向に移動できなくても構わない。
【0050】また、更に感光体ドラム7およびドラムフ
ランジ16、カップリング凸軸17との間には図9に示
すような関係がある。即ち、感光体ドラム7の外径(ド
ラムシリンダー7aの外径)=D1、はす歯ギア16a
の歯元円径=G、感光体ドラム軸受け径(軸部17の外
径、軸受24の内径)=F、カップリング凸部17aの
外接円径=d0、感光体ドラム7のドラムフランジ16
との嵌合部径(ドラム内径)=D2としたとき、D1>
F≧d0およびG>D2の関係がある。
【0051】前記D1>Fによって軸受け部での摺動負
荷トルクを低減でき、F≧d0の関係によりフランジ部
を成形する際には通常図中矢印H方向に成形型の型割を
行うが、アンダーカット部がなくなるため型構成を簡略
化できる。
【0052】さらには、G>D2の関係により、ギア部
の型形状が図9の左側の型上に設けられるため、カップ
リング形状を持ち、型構成が複雑になった右側の型を簡
素化し、型の耐久性を向上させるなどの効果がある。
【0053】尚、前記寸法関係は、凸軸17と凹軸18
の関係を逆にした場合、即ち感光体ドラム側に凹部18
aを設け、装置本体側に凸部17aを設け、凸部17a
の多角形の外接円径をd0とした場合も同様の関係に設
定することにより、同様の効果を得ることができる。
【0054】具体的に数値範囲の好適な一例を挙げる
と、D1=約10mm〜60mm、G=約10mm〜7
0mm、F=約5mm〜70mm、C=約3mm〜70
mm、D2=約9mm〜59mm程度が好ましい。そし
て、この数値範囲の内から前述関係を満たすサイズを適
宜選択すればよい。そして、本実施の形態では特に、D
1=約30mm、G=約31mm、F=約16mm、C
=約14mm、D2=約28mmとした。但し、本発明
は前述数値および数値範囲に限定されるものではなく、
適宜選択すればよい。
【0055】一方、画像形成装置本体13には、装置本
体側軸継手部材が設けてある。この軸継手部材は、プロ
セスカートリッジBを挿入したときの感光体ドラム回転
軸線と一致する位置にカップリング凹軸18(円柱形
状)が配設してある(図6、図13参照)。このカップ
リング凹軸18は図12に示すように、モータ30の駆
動力を感光体ドラム7へと伝える大ギア34と一体にな
った駆動軸である。(そして、この凹軸18は、大ギア
34の回転中心であって、大ギア34の側端から突出し
て設けられている(図13、図14参照)。本実施の形
態では、前記大ギア34とカップリング凹軸18は、一
体成型で形成してある。
【0056】前記装置本体13側の大ギア34は、はす
歯ギアであり、このはす歯ギアはモータ30の軸30a
に固定、または一体成形されたはす歯の小ギア20から
駆動力が伝達されたときに、凹軸18を凸軸17方向へ
移動させる推力を発生させるようなねじれ方向と傾斜角
の歯を有している。これにより、画像形成に際してモー
タ30を駆動すると、前記推力によって凹軸18が凸軸
17方向へ移動して凹部18aと凸部17aとが係合す
る。前記凹部18aは、前記凹軸18の先端であって、
前記凹軸18の回転中心に設けられている。
【0057】尚、この実施の形態ではモータ軸30aに
設けた小ギア20から大ギア34へ直接駆動力を伝達し
ているが、歯車列を用いて減速および駆動伝達を行う、
或いはモータと小ギア間にベルト装置、摩擦車装置、タ
イミングベルトとプーリなどを用いてもよい。
【0058】次に、開閉カバー14の閉鎖動作に連動し
て凹部18aと凸部17aを嵌合させる構成について図
15乃至図17を参照して説明する。
【0059】図17に示すように装置本体13に設けら
れた側板39と大ギア34を間にして側板40が固設さ
れており、これらの側板39,40に大ギア34の中心
に一体に設けた軸支部34a、カップリング凹軸18が
夫々回転自在に支持されている。大ギア34と側板40
間には、外カム35と内カム36が密に間挿されてい
る。内カム36は側板40に固定されていて、外カム3
5はカップリング凹軸18に回転自在に嵌合している。
外カム35と内カム36の軸方向の対向面はカム面であ
り、このカム面はカップリング凹軸18を中心とする互
いに接するねじ面となっている。外カム35に内カム3
6が軸方向に進入する凹部を設け、この凹部の底に該ね
じ面が形成されている。従って、図16では内カム36
は外カム35内に収容された状態となっている。大ギア
34と側板39との間に圧縮コイルばね38が圧縮して
軸支部34aに挿入されている。
【0060】図15に示すように外カム35の外周から
半径方向にアーム35aが設けられ、このアーム35a
の先端と、開閉カバー14の支点14aから開閉カバー
14を閉めた状態で図15において左斜め下方へ向って
半径方向の開閉カバー14の開放側の端とは反対側の端
の位置をピン37aで、一つのリンク37の一端に結合
してある。リンク37の他端はピン37bでアーム35
aの先端と結合している。
【0061】図16は図15を右方向からみた図であ
り、内カム36は外カム35に入っている。そして開閉
カバー14が閉じているときはリンク37、外カム35
等は図示の位置にあり、カップリング凸部17aおよび
凹部18aが噛み合って大ギア34の駆動力が感光体ド
ラム7へ駆動伝達可能の状態にある。そして、開閉カバ
ー14を開くとピン37aは支点14aを中心に回動し
て上昇し、リンク37を介してアーム35aが引き上げ
られ外カム35が回転し、外カム35と内カム36との
対向カム面が摺動して大ギア34が感光体ドラム7より
離れる方向へ移動する。その際、大ギア34が外カム3
5に押されて、側板39と大ギア34との間に取り付け
られた圧縮コイルばね38を押しつつ移動し、図17に
示すようにカップリング凹部18aがカップリング凸部
17aから離れて、結合が解除されプロセスカートリッ
ジBが着脱可能な状態になる。
【0062】逆に開閉カバー14が閉じると、開閉カバ
ー14とリンク37を結合しているピン37aは支点1
4aを中心に回転して下り、リンク37は下方へ移動し
てアーム35aを押し下げ、外カム35が逆に回転し、
圧縮コイルばね38に押されることにより、図17から
大ギア34が左行して図16の位置に到達し大ギア34
が再び図16の位置にセットされカップリング凹部18
aがカップリング凸部17aに嵌合し、駆動伝達可能な
状態に戻る。このような構成をとることにより、プロセ
スカートリッジBを開閉カバー14の開閉に応じて着脱
および駆動可能な状態にすることが可能になる。尚、開
閉カバー14を閉じることによって外カム35が逆に回
転し大ギア34が図17から左行して、カップリング凹
軸18とカップリング凸軸17の端面が当たってカップ
リング凸部17aとカップリング凹部18aが噛合わな
くても後述のように画像形成装置Aの始動後すぐ噛合
う。
【0063】このように、本実施の形態ではプロセスカ
ートリッジBを装置本体13に着脱する際には、開閉カ
バー14を開放する。そして、この開閉カバー14の開
閉に連動して、カップリング凹部18aが水平方向(矢
印j方向)に移動する。そこで、プロセスカートリッジ
を装置本体13に着脱する際には、プロセスカートリッ
ジBと装置本体13の軸継手(17a,18a)は連結
することはない。また、連結してはいない。従って装置
本体13に対するプロセスカートリッジBの着脱を円滑
に行うことができる。また、本実施の形態ではカップリ
ング凹部18aが圧縮コイルばね38によって大ギア3
4が押されることにより、プロセスカートリッジBの方
向へ押圧されている。そこでカップリング凸部17aと
凹部18aとが噛み合う際に、カップリング凸部17a
と凹部18aがぶつかってうまく噛み合わなかったとし
ても、プロセスカートリッジBを装置本体13へ装着後
初めてモータ30が回転した際、カップリング凹部18
aが回転することによって両者は瞬時に噛み合う。
【0064】次に前記カップリング手段の係合部である
凸部17aと凹部18aの形状について説明する。尚、
装置本体13に設けたカップリング凹軸18は、前述し
たように回転軸方向には移動可能であるが、回転半径方
向(ラジアル方向)には移動しないように位置決めされ
ている。一方、プロセスカートリッジBは感光体ドラム
7の長手方向およびその回転半径方向(ラジアル方向)
に移動可能に装置本体13に装着されている。
【0065】即ち、プロセスカートリッジBを装置本体
13に装着すると感光体ドラム7の長手方向他端側に取
り付けたドラムフランジ25に形成したドラム軸25a
(図4、図9参照)の嵌合する軸受12c2が装置本体
13の受け部分(U溝)15b(図5参照)に入り込ん
で隙間なく嵌合して位置決めされ、且つドラムフランジ
25と一体的に成型した平歯ギア25bが転写ローラ4
に駆動力を伝達するギア(図示せず)と噛合する。一
方、感光体ドラム7の長手方向一端側(駆動側)は、ク
リーニングフレーム12cに設けた凸部24aが装置本
体13に設けた凹部15dに支持される。そして、カバ
ー14が閉じられることによって、カップリング凹部1
8aが水平に移動してカップリング凸部17aに入り込
む(図18(a)参照)。
【0066】次いで、駆動側(軸継手部材)は次のよう
に位置決めおよび駆動伝達がなされる。
【0067】先ず、本体駆動モータ30が回転すると、
カップリング凹軸18がカップリング凸軸17方向(図
13の矢印d方向)に移動し、凸部17aと凹部18a
の位相があった時点(本実施の形態では凸部17aと凹
部18aが略正三角形であるために、120°毎に両者
の位相が合う)で両者が係合し、装置本体13からプロ
セスカートリッジBに回転力が伝達される(図17に示
す状態から図16に示す状態となる)。
【0068】このカップリング係合に際し、凸部17a
が凹部18aに入り込むときは、図18(a)に示すよ
うに、両者の略正三角形のサイズに差があり、即ち凹部
18aの断面が略正三角形の穴が凸部17aの略正三角
形よりも大きいから、隙間を有した状態でスムーズに入
り込む。このように、カップリング凸軸17とカップリ
ング凹軸18の位置決め精度はラフな状態でよい。
【0069】尚、本実施の形態では、前述円形凸部24
aの突出量を前記凸部17aの突出量よりも大きくして
ある(図9参照)。そこで、前記凸部17aと凹部18
aとが係合する際に、前記円形凸部24aの内面が前記
カップリング凹軸18の外周面と嵌合して、前記両者が
係合する際のガイドの機能を果たす。
【0070】そして、画像形成時に凸部17aが凹部1
8aに入り込んだ状態でカップリング凹軸18が回転す
ると、図18(b)に示すように、凹部18aの内面1
8a2と凸部17aの略正三角柱の3つの稜線17a2
とが当接して駆動力が伝達される。そしてこの時、凹部
18aの内面18a2と凸部17aの稜線17a2とが
等しく当接するように、カップリング凸軸17が瞬時に
軸直角方向に移動する(図18(a)に示す状態から図
18(b)に示す状態となる)。そして、凸部17aと
凹部18aとは軸直角断面が略正三角形であるから、当
接力が均一となった状態で、凸軸17と凹軸18との軸
芯は合致するのである。即ち、凸部17aが凹部18a
に入り込んだ状態では、凸部17aの回転中心X1と凹
部18aの回転中心X2は位置がずれている(図18
(a))。そして、凹部18aが回転を始めて凸部17
aの3つの稜線17a2と凹部18aの内面18a2と
当接すると前記回転中心X1,X2は合致する。
【0071】以上のような構成により、モータ30の駆
動時にはカップリング凸軸17および凹軸18が自動的
に調芯が行われる。さらに、感光体ドラム7に駆動力が
伝わることによりプロセスカートリッジBに回転力が加
えられ、この回転力によりプロセスカートリッジBのク
リーニングフレーム12cの上面に設けられたつき当て
部12c1(図3、図4参照)が画像形成装置本体に固
設されたつき当て部13a(図1、図5、図6参照)に
突き当たり、画像形成装置本体13に対するプロセスカ
ートリッジBの位置がきまる。
【0072】また、非駆動時(非画像形成時)には凸部
17aと凹部18aとの半径方向(ラジアル方向)には
隙間を設けられるので、軸継手部材同士の係脱や画像形
成装置本体13に対するプロセスカートリッジBの着脱
が容易になる。また、駆動時には前述の軸継手係合部分
での当接力が安定するので、この部分でのガタつきや振
動を押さえることができる。
【0073】尚、本実施の形態ではカップリング凸部お
よび凹部の形状を略正三角形としたが、略正多角形形状
であれば同様の効果が得られることはいうまでもない。
また、略正多角形形状であれば位置決めをより一層正確
に行うことができるが、これに限定されずに引き寄せて
噛み合うことのできる形状であれば、例えば多角形形状
等であってもよい。
【0074】さらに、カップリング凸部と凹部を比較す
ると、形状的に凸部は傷つきやすく、強度的にも凹部に
劣る。このため、本実施の形態においては、交換可能な
プロセスカートリッジBにカップリング凸部を設け、よ
り高耐久性が要求される画像形成装置本体13にカップ
リング凹部を設けてある。
【0075】上述において感光体ドラム7の直径は30
mm、大ギア34のピッチ円径は60mm、モジュール
m=0.5であり画像上のギア一歯ピッチPは0.78
mmとなっている。一般に本発明では感光体ドラム7の
直径D1に対して、大ギア34のピッチ円径D3の比D
3/D1≧2であり、且つm≧0.5であり、画像上の
ギア一歯ピッチP≦0.8mm以下にしてある。
【0076】円周ピッチが画像上で0.8以下とは、例
えば感光体ドラム7の直径が30mmであると周長は3
0πmmとなる。その時大ギア34の歯数が100であ
れば画像上のピッチは 30π/100mm になる。
【0077】要は感光体ドラム7を駆動する歯車列のう
ちの該当するギアが一歯分回ったとき、感光体ドラム7
が周長換算で長さいくら動いたかということである。
【0078】仮にモーター30と感光体ドラム7と同軸
に連結される大ギア34の間に減速ギアとして小ギア2
0が入っているときは、その小ギア20の歯数が8でこ
の小ギア20が10回回るとすると、小ギア20の一回
転に対し感光体ドラム7の周面の移動量は 3×30π/10mm であり、画像上で一歯ピッチは 3×30π/10/8mm となる。この数値が0.8mm以下というのが本発明で
ある。
【0079】画像上のギア一歯ピッチP≦0.8mm以
下とする理由を述べると以下のとおりである。
【0080】本発明においては感光体ドラム7の回転速
度変化をなくするために従来のようにギアの精度のみを
追求するアプローチではなく、発生する誤差が画像に現
われにくい、現われても目立ちにくい条件を設定するこ
とで、画質向上を果たすものである。
【0081】画像上でギア一歯ピッチ(円周ピッチ)z
wは以下の式で現わされる。
【0082】r:感光体ドラム7の半径 R:感光体ド
ラム7と同軸で感光体ドラム7を駆動する大ギア34の
半径 Z:感光体ドラム7と同軸で感光体ドラム7を駆動する
大ギア34の歯数 P:感光体ドラム7の周面における画像上の一歯ピッチ
m:大ギア34のモジュール P=mπr/R=2πr/Z モジュールmの実用限界の値が0.5以上であることを
考慮し、画像上の一歯ピッチp<0.8mmを満たすr
/Rは約0.5であり、R≧2rが条件となることがわ
かる。
【0083】上記条件を満たすことによって、画像上の
ギア一歯ピッチpが0.8mm以下になり同じ誤差を持
ったギアを使用した場合むらが目立ちにくくなり画像品
質が高まる。
【0084】さらに、大ギア34の径を大きくすること
によって、歯車誤差による回転速度変化の感光体ドラム
7の回転速度誤差に対する影響が、感光体ドラム7と大
ギア34の径の比分小さくなる。
【0085】また、感光体ドラム7と同軸のギアの直径
が小さい場合強度上の問題からモジュールを1程度にし
なくてはならなかったが、径を大きくすることにより、
歯荷重が軽減され、実用限界に近い小モジュールのギア
を使うことができるようになる。ギアはモジュールが小
さいほうが容易に高い精度を実現することができる。
【0086】また、一般的に高速で回転するモータの方
が回転の精度が良く、感光体ドラム7を回転させるとき
には通常数段の減速ギアを用いて減速するが、最終段の
大ギア34が大径であり且つモジュールmが小であるこ
とから歯数が多いため、モータと直結する同軸のギアを
小さくでき、高速で回転するモータから減速する際に間
に介在するギアを本例のように無くしたり減らすことが
でき誤差が集積することを防ぐことができる。
【0087】これらの相乗効果で大ギア34の径を大き
くしモジュールを小さくすることによって画像上のピッ
チむらは同じ精度のギアを使った場合飛躍的に向上す
る。
【0088】ここで言う実用限界とは線膨張係数、嵌め
合い誤差、部品公差を考慮し、噛み合いが適正に保たれ
うる範囲をさす。
【0089】また、既に述べたように保守を使用者によ
って容易に行うことができるように、画像形成装置本体
13に容易に着脱可能なプロセスカートリッジBにする
ことが一般的に行われているが、この場合感光体ドラム
7の2倍以上の径のギアを感光体ドラム7に直に設ける
と、プロセスカートリッジBが大きくなり着脱しにくく
なる。そこで、本発明においては感光体ドラム7に直接
ギアを設けず係脱可能な軸継手で感光体ドラム7と装置
本体13側の大ギア34を連結し、プロセスカートリッ
ジBを大ギア34と切り離して着脱できるようにしたの
である。
【0090】上述の説明ではモータ30から小ギア2
0、大ギア34及び軸継手(17a,18a)を介して
感光体ドラム7を駆動しているが、モータ30と小ギア
20間に減速歯車列を介して駆動してもよい。減速歯車
列を介した場合、この減速比の逆数だけ小ギア20、大
ギア34の円周ピッチよりも大きな円周ピッチのギアを
減速歯車列に採用することができる。詳しくはこの減速
歯車列を構成するギアの周速と大ギア34の周速比の逆
比分だけ、減速歯車を構成するギアの円周ピッチを大き
くしてもよい。従って、減速段(歯車対の数)が増える
程モータ30に近い側のギア程円周ピッチを大きくでき
る。ただし、大ギア34と同じ円周ピッチで上記減速歯
車列のギアを製作することは、減速歯車列のギアの誤差
が画像に及ぼす影響がより小さいのでより好ましい。
【0091】〔実施の形態2〕次に感光体ドラム7と大
ギア34間の軸継手の形状および軸継手の係脱装置につ
いて他の実施の形態を図19を参照して説明する。尚、
プロセスカートリッジおよび画像形成装置の基本的な構
成は、前述した実施の形態1と同様であるために重複す
る説明は省略し、実施の形態1と同一機能を有する部材
は同一符号を付す。
【0092】模試的に示す図19において、現像ローラ
10dに固定した現像ローラギア10fははす歯ギア1
6aと噛み合っている。はす歯ギア16aを備えたドラ
ムフランジ16の中心には軸方向に凹形の一枚刃クラッ
チ117aが設けられ、この一枚刃クラッチ117aの
奥側同軸上には、凸形の一枚刃クラッチ118aの先端
に設けた求心ピン部118bが嵌入する求心穴117b
が設けられている。求心ピン部118bの先端は截円錐
形である。
【0093】実施の形態1におけるカップリング凸軸1
7、凹軸18は本例では夫々円筒形のカップリング凹軸
117、凸軸118となっている。
【0094】次に開閉カバー14の開閉と連動して一枚
刃クラッチ117a,118aの係脱を行う装置につい
て述べる。この装置としては前実施の形態1で採用した
リンク装置により外カム35を回動する方法も採用でき
る。ここでは他の実施の形態を述べる。
【0095】図20から図24において前実施の形態1
と同機能部分は同一の符号を付し説明を省略する。
【0096】開閉カバー14には図23に示すように、
支点14aを中心にした円弧状の解除部材140が取り
付けてあり、この解除部材110の円弧状部分内側の縁
部分には内歯のセグメントギア140aが設けられてい
る。このセグメントギア140aは外カム135の外周
のギア135aに噛合っている。
【0097】図20に分解図を示すように内カム36と
外カム135の対向面には互いに係合するカム面35
c,36aが設けられている。このカム面35c,36
aは前実施の形態と同じくねじ面てあり、一重ねじまた
は多重ねじ面でもよい。外カム135のカム面35cは
外カム135の端面に円筒形の凹部35bを設けてこの
凹部35bの底に形成されていることにより、外カム1
35、内カム36の軸方向組立長さを小さくしてある。
【0098】開閉カバー14が閉められている状態で
は、図21に示すように、外カム135は左行してお
り、凸形の一枚刃クラッチ118aは凹形の一枚刃クラ
ッチ117aと噛合っている(不図示)。
【0099】図23において開閉カバー14を開くと、
解除部材140は支点14aを中心に反時計回りに回動
し、外カム135を回転し、外カム135と内カム36
のカム面35c,36aが摺動して外カム135は図2
1において圧縮コイルばね38に抗して右行し、凸形の
一枚刃クラッチ118aは凹形の一枚歯クラッチ117
aから離れ、図22のように求心ピン部118bが側板
40よりわずかに突出する。求心ピン部118bが図2
2の位置にあると、求心ピン部118bはプロセスカー
トリッジBの装置本体13への装脱を妨げることがな
い。開閉カバー14が全開すると図24の状態となる。
【0100】図22、図24の状態から、開閉カバー1
4を閉じると支点14aを中心に解除部材140は時計
回りに回動し、外カム135を回転する。これによって
外カム135のカム面35cは圧縮コイルばね38に押
されて内カム36のカム面36aを摺動し乍ら、外カム
135は図22から図21へカップリング凸軸118上
を左行し、凸形の一枚刃クラッチ118aは凹形の一枚
刃クラッチ117aに噛合い、求心ピン部118bは求
心穴117bに噛合する。
【0101】尚、一枚刃クラッチ117a,118aが
噛合わず、夫々の山の部分で突き当った場合は、画像形
成時の最初の前回転で瞬時に噛合う。
【0102】このような実施の形態2においても、感光
体ドラム7を駆動する大ギア34の直径を感光体ドラム
7の直径の2倍以上とすると共に、大ギア34につなが
る歯車列の各歯車の円周ピッチを、画像上で0.8mm
以下になるように設定することにより、前実施の形態1
と同効果を奏する。
【0103】〔実施の形態3〕上述の実施の形態は夫々
画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジB
を画像形成部とした例であるが、画像形成部を構成する
部材が装置本体側に組み込まれている場合においても本
発明は適用される。この場合、感光体ドラム7ユニット
は軸方向に装置本体13に着脱することにより、感光体
ドラム7ユニットと同軸の軸継手の一方を装置本体13
側の軸継手と係脱するものであり、装置本体13側軸継
手と同軸の大ギアは軸方向に不動である(発明者殿、ご
検討願います。このような場合には感光体ドラムの直径
よりも大きい直径の大ギアが感光体ドラムと同軸に配さ
れた従来例があることが考えられます。代理人メモ)。
【0104】
【発明の効果】本出願に係る第1の発明によれば、電子
写真感光体をモータから歯車列を介して駆動し、記録媒
体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、円
筒形状の電子写真感光体と、前記電子写真感光体と同軸
に設けられた前記歯車列の最終段ギアと、前記電子写真
感光体と前記最終段ギアを結合させるカップリングとを
有し、最終段ギアの直径が電子写真感光体の直径の2倍
以上であり、且つ、前記歯車列を構成する全てのギアの
円周ピッチが、画像上で0.8mm以下になるように設
定されていることにより、電子写真感光体での歯車列の
歯車誤差、歯車の取付誤差により、電子写真感光体上に
歯車の円周ピッチマークに対応すピッチが発生しても、
電子写真感光体上では目立ちにくい小さなピッチマーク
にすることで特に高精度なギアを用いなくても高い品質
の画像を形成することができるようになる。また、ギア
径が大きく歯面にかかる力が小さくなることからモジュ
ールを小さくすることができ容易に精度の高いギアを得
ることができ、さらに電子写真感光体と同軸で結合する
ギアの径と電子写真感光体の径の比の分、誤差が軽減す
るのでコストをかけずにますます高い品質の画像を得る
ことができるものである。
【0105】さらに、ギアが大きいため減速比を大きく
とれるため、回転の安定する高速回転モータを電子写真
感光体の駆動源に使った場合でも、減速段数を最小化で
き、ギアの誤差の重畳を最小限にすることができ、その
結果安定して高品質な画像を得ることができる。
【0106】本出願に係る第2の発明によれば、第1の
発明において、最終段ギアをモータ軸に取付けたピニオ
ンにて直接駆動することにより、歯車列の誤差を極減す
ることができる。
【0107】本出願に係る第3の発明によれば、第1ま
たは第2の発明において、プロセスカートリッジを着脱
可能で、記録媒体に画像を形成する画像形成装置におい
て、 a.電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用する
プロセス手段と、を有するプロセスカートリッジを取り
外し可能に装着するための装着手段と、 b.前記記録媒体を搬送すための搬送手段と、を有する
ことを特徴とする電子写真画像形成装置としたことによ
り、プロセスカートリッジを小さくできることにより、
画像形成装置が小さくなる。
【0108】本出願に係る第4の発明は電子写真画像形
成装置に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電
子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用するプロセ
ス手段と、電子写真感光体の直径の2倍以上の電子写真
感光体と同軸の最終段ギアを有し、且つ全てのギアの円
周ピッチが画像上で0.8mm以下に設定されている画
像形成装置本体側の歯車列の最終段ギアと同軸の画像形
成装置本体側の軸継手と係脱されるカートリッジ側軸継
手と、を有することを特徴とするプロセスカートリッジ
としたことにより、プロセスカートリッジが小さくな
る。
【0109】本出願に係る第5から第7の発明の何れか
1つの発明を第4の発明に採用して好適な結果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る電子写真画像形成
装置の側断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るプロセスカートリ
ッジの側断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るプロセスカートリ
ッジの斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係るプロセスカートリ
ッジの斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係る電子写真画像形成
装置本体のプロセスカートリッジ装着部の斜視図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態1に係る電子写真画像形成
装置本体のプロセスカートリッジ装着部の斜視図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態1に係るドラムフランジ
(駆動伝達部品)の斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態1に係る感光体ドラムの斜
視図である。
【図9】本発明の実施の形態1に係るプロセスカートリ
ッジ側軸継手部の縦断面図である。
【図10】本発明の実施の形態1に係るプロセスカート
リッジの軸継手部の斜視図である。
【図11】本発明の実施の形態1に係る電子写真画像形
成装置本体及びプロセスカートリッジの軸継手を示す斜
視図である。
【図12】本発明の実施の形態1に係る電子写真画像形
成装置本体の駆動系を示す縦断面図である。
【図13】本発明の実施の形態1に係る装置本体に設け
られた軸継手部材とプロセスカートリッジに設けられた
軸継手部材の斜視図である。
【図14】本発明の実施の形態1に係る装置本体に設け
られた軸継手部材とプロセスカトリッジに設けられた軸
継手部材の斜視図である。
【図15】本発明の実施の形態1に係る装置本体のカバ
ーと軸継手部の関係の構成を表す縦断面図である。
【図16】本発明の実施の形態1に係る装置本体のプロ
セスカートリッジ駆動時のカップリング凹軸周りの構成
を表す側面図である。
【図17】本発明の実施の形態1に係る装置本体のプロ
セスカートリッジ着脱時のカップング凹軸周りの構成を
表す側面図である。
【図18】本発明の実施の形態1を示すカップリング凸
部と凹部の縦断面図である。
【図19】本発明の実施の形態2を、模式的に示す軸継
手の縦断面図である。
【図20】プロセスカートリッジと画像形成装置本体間
の軸継手の係脱装置の分解側面図である。
【図21】プロセスカートリッジと画像形成装置間の軸
継手の係脱装置の側面図である。
【図22】プロセスカートリッジと画像形成装置間の軸
継手の係脱装置の側面図である。
【図23】プロセスカートリッジと画像形成装置間の軸
継手の係脱装置の正面図である。
【図24】プロセスカートリッジと画像形成装置間の軸
継手の係脱装置の正面図である。
【符号の説明】
1…光学系 2…記録媒体 3…搬送手段 3a…給送カセット 3b…ピックアッ
プローラ 3c…給送ローラ対 3d…搬送ローラ対
3e…レジストローラ対 3f…ガイド板 3g,3h
…排出ローラ対 3i…手差しトレイ 3j…ローラ 4…転写ローラ 5…定着手段 5a…駆動ローラ 5b…ヒータ 5c
…定着ローラ 6…排出部 7…感光体ドラム 7a…ドラムシリンダ 7b…感光
層 8…帯電ローラ 9…露光開口 10…現像手段 10a…トナー収納部 10b…トナ
ー送り部材 10c…固定磁石 10d…現像ローラ
10e…現像ブレード 11…クリーニング手段 11a…クリーニングブレー
ド 11b…スクイシート 11c…廃トナー溜 12a…トナーフレーム 12b…現像フレーム 12
c…クリーニングフレーム 12c1…つき当て部 1
2c2…軸受 12c4…装着ガイド 13…装置本体 13a…つき当て部 14…開閉カバー 14a…支点 15…ガイド部材 15a…ガイド部 15b…U溝
15c…ガイド部 15d…凹部 16…ドラムフランジ 16a…はす歯ギア 16b…
嵌合部 17…凸軸 17a…凸部 17a1…凸部端面 17
a2…稜線 18…凹軸 18a…凹部 18a1…凹部底 18a
2…内面 20…小ギア 24…軸受 24a…凸部 24c…ガイド部 25…ドラムフランジ 25a…ドラム軸 25b…平
歯ギア 25c…嵌合部 30…モータ 30a…軸 34…大ギア 34a…軸支部 35…外カム 35a…アーム 35b…凹部 35c
…カム面 36…内カム 36a…カム面 37…リンク 37a,37b…ピン 38…圧縮コイルばね 39…側板 40…側板 117a…凹形の一枚刃クラッチ 117b…求心穴 118…カップリング凸軸 118a…凸形の一枚刃ク
ラッチ 118b…求心ピン部 135…外カム 135a…ギア 140…解除部材 140a…セグメントギア A…画像形成装置 B…プロセスカートリッジ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真感光体をモータから歯車列を介
    して駆動し、記録媒体に画像を形成する電子写真画像形
    成装置において、 円筒形状の電子写真感光体と、 前記電子写真感光体と同軸に設けられた前記歯車列の最
    終段ギアと、 前記電子写真感光体と前記最終段ギアを結合させる軸継
    手と、 を有し、 最終段ギアの直径が電子写真感光体の直径の2倍以上で
    あり、且つ、前記歯車列を構成する全てのギアの円周ピ
    ッチが、画像上で0.8mm以下になるように設定され
    ていることを特徴とする電子写真画像形成装置。
  2. 【請求項2】 最終段ギアをモーター軸に取付けたピニ
    オンにて直接駆動することを特徴とする請求項1に記載
    の電子写真画像形成装置。
  3. 【請求項3】 プロセスカートリッジを着脱可能で、記
    録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置におい
    て、 a、電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、 を有するプロセスカートリッジを取り外し可能に装着す
    るための装着手段と、b、前記記録媒体を搬送するため
    の搬送手段と、 を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子
    写真画像形成装置。
  4. 【請求項4】 電子写真画像形成装置に着脱可能なプロ
    セスカートリッジにおいて、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、 電子写真感光体の直径の2倍以上の電子写真感光体と同
    軸の最終段ギアを有し、且つ全てのギアの円周ピッチが
    画像上で0.8mm以下に設定されている画像形成装置
    本体側の歯車列の最終段ギアと同軸の画像形成装置本体
    側の軸継手と係脱されるカートリッジ側軸継手と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記プロセスカートリッジとは、帯電手
    段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光体
    とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画
    像形成装置本体に対して着脱可能とする請求項4に記載
    のプロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記プロセスカートリッジとは、帯電手
    段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも一つと電
    子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して画像形成
    装置本体に対して着脱可能とする請求項4に記載のプロ
    セスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記プロセスカートリッジとは、少なく
    とも現像手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッ
    ジ化して画像形成装置本体に着脱可能とする請求項4に
    記載のプロセスカートリッジ。
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