JP2005215125A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005215125A
JP2005215125A JP2004019534A JP2004019534A JP2005215125A JP 2005215125 A JP2005215125 A JP 2005215125A JP 2004019534 A JP2004019534 A JP 2004019534A JP 2004019534 A JP2004019534 A JP 2004019534A JP 2005215125 A JP2005215125 A JP 2005215125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image carrier
toner
cleaning blade
blade
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004019534A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Okane
淳 大金
Junichi Koiso
順一 小磯
Yasushi Koshimura
靖 越村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2004019534A priority Critical patent/JP2005215125A/ja
Publication of JP2005215125A publication Critical patent/JP2005215125A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

【課題】 レシプロ動作を行うクリーニングブレードの端部からのトナー漏出を防止するとともに、像担持体の両端部の端面からのトナー漏出を防止する。
【解決手段】 クリーニング装置20の両端部の内壁に、像担持体1の両端面とクリーニングブレード11の両端面とにそれぞれ当接するトナー漏出防止部材36F(R)を設け、トナー漏出防止部材36F(R)のクリーニングブレード11端面への押圧力は、ブレード搖動時に像担持体1端面への押圧力を下回らない値に設定することを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は電子写真方式により像担持体上にトナー像を形成し、転写処理後の残留トナーを除去するクリーニング装置を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式に基づき、感光体ドラムや感光体ベルト等の像担持体上に静電潜像を形成し、現像、転写処理後に像担持体面上の残留トナーを除去するクリーニング装置として、弾性クリーニングブレードを像担持体に当接させてクリーニングするブレード方式が汎用されている。このようなクリーニング装置では、クリーニングブレードの先端部当接位置の像担持体移動方向上流側に、シート状のトナーガイド部材を配置している。像担持体上の残留トナー等は、上記トナーガイド部材を通過した後、クリーニングブレードによるクリーニング位置に到達させる。一方、クリーニングブレードで除去した残留トナー等の除去物は、前記シート状のトナーガイド部材の背面側、すなわち像担持体に対向する側とは反対側の面で、像担持体面より隔離するように案内され回収される。
前記クリーニングブレードの幅は、像担持体の画像形成領域より広く、両側端のフランジ面間の幅とほぼ等しく設定されている。また、シート状のトナーガイド部材の幅も、クリーニングブレードの幅と同じに設定され、トナーガイド部材の両端部から除去物が漏れて飛散しないように構成されている。
また、前記クリーニングブレードとシート状のトナーガイド部材とを収容するクリーニング装置ハウジングの両側面内壁には、前記像担持体の両側端面近傍から前記ハウジング外に漏出するトナーを封止するシール部材が貼着されている。
該シール部材の表面は、前記像担持体の両側端面、クリーニングブレードの両側端面及びシート状のトナーガイド部材の両端部に当接して、トナーの漏出を防止している。
特許文献1では、クリーニングブレードの端面からのトナー漏出を防止すると共に、像担持体の両端部の端面からのトナー漏出を防止する手段として、両端面をそれぞれ一体のシール部品で当接させて漏出を防止する構成が開示されている。
また、クリーニングブレードには像担持体周面のクリーニングに伴って経時的にトナーをはじめとした異物の付着が発生する。この異物の付着を放置すると、やがてクリーニング不良等の不具合を発生する可能性がある。特許文献2には、画像形成装置のメンテナンスサイクルを延長させるために、クリーニングブレードのレシプロ動作を行うことによってブレードエッジに付着する異物を除去することが記載されている。
特開2000−235336号公報 特開平11−327397号公報
クリーニングブレードへの異物の付着を防止する目的として行うレシプロ動作は、像担持体の軸線方向にクリーニングブレードを搖動させる動作となる。クリーニングブレードと像担持体との端面からトナー漏出を防止する手段として、両端面を一体のシール部材で当接する構成としたときは、クリーニングブレードがレシプロ動作を行うと、クリーニングブレードの搖動時にブレード端部とシール部材との間で隙間が生じ、この隙間からトナーが漏出する。またシール部材に弾性部材を背面に追加した構成としても、ブレードの動きによってシール部材のブレード端面での押圧力が像担持体端面での押圧力より弱くなりトナー漏出を防止するには不充分である。
本発明は、クリーニングブレードがレシプロ動作を行うクリーニング装置を備えた画像形成装置で、トナー漏出を防止する構成とした画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決し、かつ目的を達成するために、本発明は以下のように構成している。
(請求項1)
画像形成手段と、前記画像形成手段により形成されたトナー像を担持して回転する像担持体と、前記像担持体上の画像処理後の残留トナーを除去するクリーニング装置とを有する画像形成装置において、
前記クリーニング装置は前記像担持体の軸線方向に搖動する機能を有したクリーニングブレードを有し、
前記像担持体の両端面と前記クリーニングブレードの両端面とにそれぞれ当接するトナー漏出防止部材とを設け、
前記トナー漏出防止部材の前記像担持体に当接する押圧力は前記クリーニングブレードに当接する押圧力と異なるよう設定していることを特徴とする画像形成装置。
(請求項2)
前記トナー漏出防止部材の前記クリーニングブレード端面への押圧力は、ブレード搖動時に前記像担持体端面への押圧力を下回らない値に設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
(請求項3)
前記トナー漏出防止部材は前記像担持体と前記クリーニングブレードとに一体の部品で当接するシール部材と、その背後に貼付けられた弾性部材と、これを支持する保持部材とから成り、
前記クリーニングブレード当接部分の弾性部材の厚みを前記像担持体部分の弾性部材の厚みより厚くしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
(請求項4)
前記トナー漏出防止部材は前記像担持体と前記クリーニングブレードとに一体の部品で当接するシール部材と、その背後に貼付けられた弾性部材と、これを支持する保持部材とから成り、
前記クリーニングブレード当接部分の弾性部材の材料は前記像担持体部分の弾性部材の材料より弾性率が大きい材料であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
(請求項5)
前記トナー漏出防止部材は前記像担持体と前記クリーニングブレードとに一体の部品で当接するシール部材と、その背後に貼付けられた弾性部材と、これを支持する保持部材とから成り、
前記クリーニングブレード当接部分の弾性部材のみを複数層貼り付けた構成としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
(請求項6)
前記トナー漏出防止部材は前記像担持体と前記クリーニングブレードとに一体の部品で当接するシール部材と、その背後に貼付けられた弾性部材と、これを支持する保持部材とから成り、
前記クリーニングブレード当接部分は弾性部材と保持部材との間にバネ部材を配設したことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
請求項1〜6に記載の発明によるときは、クリーニングブレードへの異物の付着を阻止するブレードを備えた画像形成装置において、良好なトナー漏出防止がなされるので、メンテナンスサイクルを延長させて、長期に渡って高画質の画像記録が維持されることとなる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態を適用する画像形成装置の要部断面図である。
図において、1は像担持体で、OPC,Se等の光導電性層を有する感光体ドラムである。該像担持体1は矢印方向に駆動回転される。2はコロナ帯電器で、像担持体1の表面を一様に帯電する。3は像露光手段で、像担持体1上に光像を照射し静電潜像を形成する。4は現像器で、像担持体1上に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する。5はレジストローラ対で、不図示の給紙手段から給送される転写材Pを、像担持体1上の静電潜像形成に同期して転写位置へ送り込む。6は転写用コロナ放電器であり、像担持体1上のトナー像を転写材Pに転写する。7は分離用のコロナ放電器であり、転写後の転写材Pを像担持体1面から剥離する。8は像担持体1の表面に圧接する分離爪で、像担持体1上に付着した転写材Pを剥離する。9Aは帯電前除電手段、9Bは転写同時露光手段である。10は定着装置、20は本発明に基づく実施の形態を適用したクリーニング装置である。
図2は像担持体1とクリーニング装置20の断面図、図3はクリーニングブレード周辺部材の組立ユニットの斜視図である。
図2、図3において、21は弾性材から成るクリーニングブレード(以下、ブレードと称す)であって、転写後の像担持体1上に残留しているトナーを像担持体1から除去する。該ブレード21はホルダー部材22A,22Bに挟持されている。
ブレード21の先端部は、像担持体1の回転中心の反重力方向である垂直上方位置より上流側で、回転する像担持体1外周面に対してカウンター型に圧接する。
ホルダー部材22Aは、クリーニング装置20の外周部材の一部を構成するトナー搬送案内部材23に固定されている。ホルダー部材22Aの両側端部には突起部が突出していて、回転軸体24F,24Rが嵌着される。トナー搬送案内部材23の内面側は、円筒面の一部で形成され、後述のトナー搬送スクリュー31の外周面と所定の間隙を保って対向している。
回転軸体24F,24Rは、トナー搬送スクリュー31の回転中心軸の近傍にあることが好ましい。
トナー搬送案内部材23の一部には、フィルム状の可撓性薄板25の基部が貼着されている。可撓性薄板25の先端部は自由端になっていて、後述の回転する可撓性回転羽根部材33に押圧されて弾性的に撓む。
ホルダー部材22Bの底面側には、可撓性薄板26を貼着したホルダー部材22Cがネジ等により固定されている。ポリウレタンシートから成る可撓性薄板26の先端部は、Uターンして像担持体1の外周面に常時当接し、ブレード21の先端部が像担持体1の外周面から離間した画像形成装置据付前の状態において、像担持体1上の残留トナーの漏出を防止する。
ホルダー部材22Aは、クリーニング装置20のハウジング(筐体)30の一部に介装されたコイルバネ28により加圧され、ブレード21、ホルダー部材22A,22B,22C、トナー搬送案内部材23から成る組立ユニットは、回転軸体24F,24Rを回転中心にして回動し、ブレード21を像担持体1に圧接する。
図4は、像担持体1と周辺部材の断面図である。
ブレード21は像担持体1に圧接すると共に、像担持体1の軸線方向に回転軸体24F、24Rを介して往復移動するレシプロ機構を有している。レシプロ機構は、一方の回転軸体24Fに作用する圧縮バネ41によって、他端の回転軸体24Rの端部はレシプロカム42付勢されて当接している。
そして、レシプロカム42はモータ43によって適時回転駆動され、これによりブレード21は像担持体1に対して圧接状態を保ちながら、レシプロ動作ができるよう構成されている。本実施例においてはブレード21は振幅1mmをもって適時往復移動し、ブレード21に付着する異物の除去を行っている。
回動可能なトナー搬送案内部材23の上部には、弾性発泡材から成るパッキン29が貼着されていて、ハウジング30の内壁に圧接し、トナーの漏出を防止する。
ハウジング30の内壁と、トナー搬送案内部材23の内壁とに囲まれた空間には、スパイラル状のトナー搬送スクリュー31が所定位置で回転可能に支持されている。
像担持体1の上部であって、ハウジング30の内壁と、ハウジング30の開口部を遮蔽するカバー部材32の内壁とに囲まれた空間には、2枚の可撓性回転羽根部材33を固定した回転軸34が回転可能に支持されている。
カバー部材32の底部には、PETシートから成る可撓性薄板(トナーガイド部材)35が貼着されている。可撓性薄板35の先端部は像担持体1の外周面にトレール型に当接する。従って、画像形成装置の使用可能状態では、像担持体1の外周面の上部は、ブレード21の先端部と可撓性薄板35の先端部とにより遮蔽されている。ブレード21の両端部の先端部上面は板バネ27F,27Rにより押圧され、両端部でのトナー漏出を防止している。
回転する2枚の可撓性回転羽根部材33の先端部は、ブレード21の先端部上面側に軽接触して滞留するトナーを掃引し、更に像担持体1上に滞留するトナーを掻き上げて搬送し、可撓性薄板25に当接して図2に示すように撓ませ、トナー搬送スクリュー31上に送り込む。
トナー搬送スクリュー31上に送り込まれた残留トナーは、トナー搬送スクリュー31の推進力により搬送され、トナー搬送案内部材23の内面に沿って移動されて一方の端部に集められた後、リサイクルトナーとして現像装置に還流されるか、又は廃棄トナーとしてトナー回収容器に収納される。
中空円筒状をなす像担持体1の両側端には、図4に示すように、フランジ部材11F,11Rが嵌合されている。一方のフランジ部材11Fの中心穴部は、図示左側の側板12Fに固定された支持ピン13に嵌合されて、フランジ部材11Fは回転可能に支持される。他方のフランジ部材11Rの中心軸部は、図示右側の側板12Rに固定された軸受部材14に嵌合されて、フランジ部材11Rは回転可能に支持される。フランジ部材11Rは図示しない駆動源から動力伝達され、カップリングを介して連結されて駆動回転される。
フランジ部材11F,11Rの各端面の全周及びブレード21の側端面21F,21Rには、トナー漏出防止部材36F,36Rが摺接し、像担持体1のフランジ部材11F,11R及びブレード21の側端面21F,21Rの端面からのトナー漏出を防止している。
図示左側のトナー漏出防止部材36Fは、フランジ部材11Fの端面の全周及びブレード21の側端面21Fに摺接するシール部材361F、シール部材361Fの背面に接合された弾性部材362F、弾性部材362Fを接合して保持する保持部材363Fからの3層構成のユニットに形成されている。
このユニットに形成されたトナー漏出防止部材36Fは、画像形成装置の側板12Fと、像担持体1のフランジ部材11F及びブレード21の側端面21Fとの間に介装され、位置決め固定される。ユニット化されたトナー漏出防止部材36Fは、着脱可能に支持され、容易に交換される。
図示右側のトナー漏出防止部材36Rは、フランジ部材11Rの端面の全周及びブレード21の側端面21Rに摺接するシール部材361R、シール部材361Rの背面に接合された弾性部材362R、弾性部材362Rを接合して保持する保持部材363Rからの3層構成のユニットに形成されている。
このユニットに形成されたトナー漏出防止部材36Rは、画像形成装置の側板12Rと、像担持体1のフランジ部材11R及びブレード21の側端面21Rとの間に介装され、位置決め固定される。ユニット化されたトナー漏出防止部材は、着脱可能に支持され、容易に交換される。
本発明では、トナー漏出防止部材36F(R)のブレード21の側端面21F(R)への押圧力は、フランジ部材11F(R)への押圧力とは相違していて、ブレード21の搖動時のブレード21の側端部21F(R)への押圧力は、ブレード21の搖動する左右何れの位置においても、フランジ部11F(R)への押圧力より大なる押圧力となるように設定している。
トナー漏出防止部材36F(R)のブレード21の側端面21F(R)に押圧する範囲部分(以下ブレード部という)の構成は、トナー漏出防止部材36F(R)のフランジ部11F(R)に押圧する範囲部分(以下ドラム部という)の構成とは相違していて、図5〜図7の断面図に示す構成としている。
a) 図5に示したのは、トナー漏出防止部材36F(R)の弾性部材362F(R)の厚みを、ドラム部に較べてブレード部での厚みを厚くしたもので、ブレード部の弾性部材362F(R)の厚みを厚くすることによって、フランジ部材11F(R)への押圧力よりもブレード21の側端部21F(R)への押圧力が大となるよう設定している。
シール部材361F(R)は、ドラム部とブレード部に連続した1枚のシートで、厚さ約1mmのテフロン(R)フェルト等の高密度繊維状のフェルト材で形成され、表面は脱毛防止処理が施されている。このシール部材361F(R)は、適度の繊維密度と表面摩擦係数を有し、像担持体1の回転に伴いフランジ部材11F(R)に摺接し、ブレード21の側端部21F(R)の圧接する。
弾性部材362F(R)は弾性を有したモルトプレーン、ウレタンフォーム等の発泡樹脂材で、ドラム部には厚さ約1.5mmの発泡樹脂材が用いられ、ブレード部にはドラム部より厚い、例えば厚さ約3mmの発泡樹脂材を用いている。
保持部材363F(R)は、例えばABS等の硬質樹脂で成形され、接着剤又は両面粘着テープによって、弾性部材362F(R)、シール部材361F(R)と接合されている。
かかる構成のトナー漏出防止部材36F(R)を設けることによって、像担持体1の回転に対して摩擦抵抗の小さい状態でシール部材361F(R)が摺接し、トナーの漏出を防止している。また、搖動するクリーニングブレード21に追随して間隙を生じることなくシール部材361F(R)は厚み方向に移動し、クリーニングブレード21端面からトナー漏出することがない。
b) 図6に示したのは、トナー漏出防止部材36F(R)のブレード部の弾性部材362F(R)を複数層から成る構成とし、ドラム部に較べてブレード部での厚みを厚くしたもので、ブレード部の弾性部材362F(R)の厚みを厚くすることによって、フランジ部材11F(R)への押圧力よりもブレード21の側端部21F(R)への押圧力が大となるよう設定している。
シール部材361F(R)は、ドラム部とブレード部に連続した1枚のシートで、厚さ約1mmのテフロン(R)フェルト等の高密度繊維状のフェルト材で形成され、表面は脱毛防止処理が施されている。このシール部材361F(R)は、適度の繊維密度と表面摩擦係数を有し、像担持体1の回転に伴いフランジ部材11F(R)に摺接し、ブレード21の側端部21F(R)の圧接する。
弾性部材362F(R)は弾性を有したモルトプレーン、ウレタンフォーム等の発泡樹脂材で、ドラム部には厚さ約1.5mmの発泡樹脂材が用いられ、ブレード部には複数層の発泡樹脂材が用いられ、例えばドラム部に用いる厚さ約1.5mmの発泡樹脂材の下層に同じ厚さ約1.5mmの発泡樹脂層を重ねて貼り付け使用している。重ね合わされる発泡樹脂材は同材質、同厚である必要は全くない。
保持部材363F(R)は、例えばABS等の硬質樹脂で成形され、接着剤又は両面粘着テープによって、弾性部材362F(R)、シール部材361F(R)と接合されている。
かかる構成のトナー漏出防止部材36F(R)を設けることによって、像担持体1の回転に対して摩擦抵抗の小さい状態でシール部材361F(R)が摺接し、トナーの漏出を防止している。また、搖動するクリーニングブレード21に追随して間隙を生じることなくシール部材361F(R)は厚み方向に移動し、クリーニングブレード21端面からトナー漏出することがない。
c) 前記a),b)においては、ブレード部の弾性部材362F(R)の厚みをドラム部の厚みより厚くし、或いはブレード部の弾性部材361F(R)のみを複数層貼り付けた構造とすることによって、ドラム部においてもブレード部においてもトナー漏出を防止することを可能としているが、本実施形態においてはブレード部の弾性部材362F(R)をドラム部の弾性部材362F(R)に較べて反発弾性に優れた素材を選択することによって、前記a),b)同様の効果を得ている。
本実施形態で前記a),b)と異なるところは、弾性部材362F(R)に関するところだけなので、弾性部材362F(R)について説明する。
弾性部材362F(R)はブレード部とドラム部とで弾性率の異なる2種のモルトプレーン、ウレタンフォーム等の発泡樹脂体を用いている。発泡樹脂体の厚みは共に例えば5mm厚のもので、使用時にはドラム部で3.5mmに圧縮されていてフランジ部材11F(R)に摺接している。かかる構成ではブレード部では発泡樹脂体は厚み3.5mmを中心としてレシプロ動作における振幅分をもって伸縮しながら当接しているが、その何れにおいてもブレード部における押圧力は、ドラム部における押圧力以上の弾性率の大きい発泡樹脂体を用いている。
d) 図7に示したのは、トナー漏出防止部材36F(R)のブレード部に弾性部材362F(R)と保持部材363F(R)との間に、バネ部材364F(R)を配設している。
シール部材361F(R)は、ドラム部とブレード部に連続した1枚のシートで、厚さ約1mmのテフロン(R)フェルト等の高密度繊維状のフェルト材で形成され、表面は脱毛防止処理が施されている。このシール部材361F(R)は、適度の繊維密度と表面摩擦係数を有し、像担持体1の回転に伴いフランジ部材11F(R)に摺接し、ブレード21の側端部21F(R)に圧接する。
弾性部材362F(R)はドラム部とブレード部に連続した1枚のシートで、厚さ約1.5mmの弾性を有したモルトプレーン、ウレタンフォーム等の発泡樹脂材が用いられる。
保持部材363F(R)は、例えばABS等の硬質樹脂で成形され、ブレード部には段差を設けてバネ部材364F(R)を配設する空間を設け、接着剤又は両面粘着テープによって、弾性部材362F(R)、シール部材361F(R)と接合されている。
バネ部材364F(R)には、例えばステンレスの薄板を曲折した圧縮バネが用いられ、位置ずれのないよう保持部材363F(R)に取り付けられる。
かかる構成のトナー漏出防止部材36F(R)を設けることによって、像担持体1の回転に対して摩擦抵抗の小さい状態でシール部材361F(R)が摺接し、トナーの漏出を防止している。また、搖動するクリーニングブレード21に追随して間隙を生じることなくシール部材361F(R)は移動し、クリーニングブレード21端面からトナー漏出することがない。
図8には、シール部材361Fの形状を示す断面図で、ドラム部とブレード部との領域を図示している。また図9には、像担持体1と周辺部材の斜視図を示している。
本発明の実施の形態を適用する画像形成装置の要部断面図。 クリーニング装置と像担持体の断面図。 クリーニングブレード周辺部材の組立ユニットの斜視図。 像担持体と周辺部材の断面図。 トナー漏出防止部材の当接状態を示す断面図(a)。 トナー漏出防止部材の当接状態を示す断面図(b)。 トナー漏出防止部材の当接状態を示す断面図(d)。 シール部材の形状を示す断面図。 像担持体と周辺部材の斜視図。
符号の説明
1 像担持体(感光体ドラム)
11F,11R フランジ部材
12F,12R 側板
20 クリーニング装置
21 クリーニングブレード(ブレード)
22A,22B,22C ホルダー部材
23 トナー搬送案内部材
24F,24R 回転軸体
25,26 可撓性薄板
27F,27R 板バネ
28 コイルバネ
29 パッキン
30 ハウジング(筐体)
31 トナー搬送スクリュー
32 カバー部材
33 可撓性回転羽根部材
34 回転軸
35 可撓性薄板(トナーガイド部材)
36F,36R トナー漏出防止部材
361F,361R シール部材
362F,362R 弾性部材
363F,363R 保持部材
364F,364R バネ部材
39 トナー搬送手段

Claims (6)

  1. 画像形成手段と、前記画像形成手段により形成されたトナー像を担持して回転する像担持体と、前記像担持体上の画像処理後の残留トナーを除去するクリーニング装置とを有する画像形成装置において、
    前記クリーニング装置は前記像担持体の軸線方向に搖動する機能を有したクリーニングブレードを有し、
    前記像担持体の両端面と前記クリーニングブレードの両端面とにそれぞれ当接するトナー漏出防止部材とを設け、
    前記トナー漏出防止部材の前記像担持体に当接する押圧力は前記クリーニングブレードに当接する押圧力と異なるよう設定していることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トナー漏出防止部材の前記クリーニングブレード端面への押圧力は、ブレード搖動時に前記像担持体端面への押圧力を下回らない値に設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記トナー漏出防止部材は前記像担持体と前記クリーニングブレードとに一体の部品で当接するシール部材と、その背後に貼付けられた弾性部材と、これを支持する保持部材とから成り、
    前記クリーニングブレード当接部分の弾性部材の厚みを前記像担持体部分の弾性部材の厚みより厚くしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記トナー漏出防止部材は前記像担持体と前記クリーニングブレードとに一体の部品で当接するシール部材と、その背後に貼付けられた弾性部材と、これを支持する保持部材とから成り、
    前記クリーニングブレード当接部分の弾性部材の材料は前記像担持体部分の弾性部材の材料より弾性率が大きい材料であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記トナー漏出防止部材は前記像担持体と前記クリーニングブレードとに一体の部品で当接するシール部材と、その背後に貼付けられた弾性部材と、これを支持する保持部材とから成り、
    前記クリーニングブレード当接部分の弾性部材のみを複数層貼り付けた構成としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  6. 前記トナー漏出防止部材は前記像担持体と前記クリーニングブレードとに一体の部品で当接するシール部材と、その背後に貼付けられた弾性部材と、これを支持する保持部材とから成り、
    前記クリーニングブレード当接部分は弾性部材と保持部材との間にバネ部材を配設したことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
JP2004019534A 2004-01-28 2004-01-28 画像形成装置 Pending JP2005215125A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004019534A JP2005215125A (ja) 2004-01-28 2004-01-28 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004019534A JP2005215125A (ja) 2004-01-28 2004-01-28 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005215125A true JP2005215125A (ja) 2005-08-11

Family

ID=34903720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004019534A Pending JP2005215125A (ja) 2004-01-28 2004-01-28 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005215125A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017067946A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 シャープ株式会社 プロセスユニットおよびそれを備える画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017067946A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 シャープ株式会社 プロセスユニットおよびそれを備える画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5750423B2 (ja) クリーニング装置及びそれを備えたベルト搬送装置並びに画像形成装置
JP5388526B2 (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジ、並びに画像形成装置
US20060204273A1 (en) Developing device
JP3303567B2 (ja) 画像形成装置
EP1760540B1 (en) Developing device and image forming device
JP4574997B2 (ja) 回転体のサイドシール構造
US11392057B2 (en) Developing apparatus having a flexible developer conveyor
JP5379987B2 (ja) クリーニング装置及び画像形成装置
JPH02269376A (ja) 電子写真式記録装置の現像装置
JP2004086234A (ja) クリーニング装置
JP2005215125A (ja) 画像形成装置
JP2004279846A (ja) 帯電装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP4981346B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び電子写真画像形成装置
JP2007304303A (ja) 画像形成装置
JP6425557B2 (ja) 感光体ユニット
US10474059B2 (en) Developing unit and process cartridge
JP3669220B2 (ja) 画像形成装置及びその製造方法
JP3242557B2 (ja) 現像装置
JP4011882B2 (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2000235336A (ja) 画像形成装置及びクリーニング装置
JP6822330B2 (ja) クリーニング装置、画像形成装置
JP2019090850A (ja) 像担持体ユニット及びそれを備えた画像形成装置
JP2007304368A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP5583522B2 (ja) 現像装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2022048938A (ja) クリーニング装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060223

A977 Report on retrieval

Effective date: 20060724

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061205

A521 Written amendment

Effective date: 20070202

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070227