JP2007304368A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像剤担持体に接触する除電部材等の接触部材を設けた構成において、画像形成装置への現像装置の取付け前におけるトナー漏れを確実に防止するとともに、現像装置の取付け後における適正な現像動作を実現する。
【解決手段】トナーを収容するとともにトナー供給用の開口部34が形成されたハウジング32と、ハウジング32内のトナーを担持するための現像剤担持体36と、ハウジング32における開口部34周縁と現像剤担持体36との間の隙間を塞ぐようにして現像剤担持体36に接触する接触部材50と、現像剤担持体36と接触部材50との接触圧を、現像剤担持体36と接触部材50との間の隙間からトナーが漏れるのを防止するためのトナー漏れ防止用圧力と、該トナー漏れ防止用圧力よりも小さく現像動作に適した現像動作用圧力との間で切り替える接触圧切替機構55とを設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリまたはこれらの機能を複合的に備えた複合機等の画像形成装置、及びこれらの画像形成装置において静電潜像担持体の静電潜像を現像するために用いられる現像装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置に用いられる現像装置として、トナーを収容するハウジングと、トナーを担持するための現像ローラと、ハウジング内のトナーを現像ローラへ供給するための供給ローラと、現像ローラ上のトナーの層圧を規制する規制部材を備えたものが提案されている。
このような構成を備えた現像装置によれば、現像ローラと供給ローラが対向する供給・回収領域において現像ローラに供給されたトナーは、現像ローラの回転により現像ローラと規制部材との接触部に達すると、層厚が規制されるとともに摩擦帯電される。続いて、現像ローラの回転により静電潜像担持体と対向する現像領域に達したトナーは、現像ローラと静電潜像担持体上の静電潜像との電位差により、現像ローラから静電潜像担持体へ移動して、静電潜像が顕像化(現像)される。現像に供されず現像ローラ上に残されたトナーは、現像ローラの回転により再び供給・回収領域に達して、供給ローラにより回収される。
供給・回収領域においてトナーを確実に回収するため、供給・回収領域の上流側で除電部材を用いて現像ローラからトナーを剥離させる技術が知られており、例えば特許文献1に開示されている。
特開平11−219032号公報
特許文献1の技術に用いられる除電部材は、薄板状の導電部材と、該導電部材を現像ローラに押し当てる押し当て部材から構成されている。導電部材は、押し当て部材で押圧されることにより適度な圧力で現像ローラに接触しており、現像ローラと導電部材との接触部を通過する現像ローラ上のトナーは、導電部材に接触することで除電され、現像ローラから剥離するようになっている。このとき、現像ローラ上のトナーは、導電部材との摩擦により機械的に掻き落とされることなく、除電のみによって現像ローラから剥離する。
除電部材はまた、ハウジングの開口部周縁と現像ローラとの間の隙間を塞ぐようにして設けられているため、現像動作中においてハウジングの開口部からトナーが漏れることを防止できるようになっている。
しかしながら、特許文献1の技術では、除電部材と現像ローラが、現像動作が適正に行われるような小さな接触圧で接触しているため、現像装置を画像形成装置へ取り付ける前に、落下等の衝撃により現像ローラが瞬間的に移動もしくは変形すると、除電部材と現像ローラとの間に隙間が生じて、トナー漏れが生じることがあった。特に除電部材の押し当て部材が低反発性のポリウレタンフォームからなる場合、衝撃を受けた現像ローラの移動もしくは変形に押し当て部材が追随しにくいため、トナー漏れが発生しやすい。
また、除電部材と現像ローラとの間に隙間が生じないように、現像ローラと除電部材との接触圧を大きくすると、現像動作を行う際、現像ローラの駆動トルクが増大したり、現像ローラの耐久性が損なわれたり、現像ローラ上のトナーが除電部材との摩擦により機械的に掻き落とされて外部にこぼれてしまうなどといった問題が生じてしまう。
そこで、本発明は、現像ローラ等の現像剤担持体に接触する除電部材等の接触部材を備えた現像装置および画像形成装置において、画像形成装置への現像装置の取付け前におけるトナー漏れを確実に防止するとともに、現像装置の取付け後における適正な現像動作を実現することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る現像装置は、
トナーを収容するとともにトナー供給用の開口部が形成されたハウジングと、
上記ハウジング内のトナーを担持するための現像剤担持体と、
上記ハウジングにおける上記開口部周縁と上記現像剤担持体との間の隙間を塞ぐようにして上記現像剤担持体に接触する接触部材と、
上記現像剤担持体と上記接触部材との接触圧を、上記現像剤担持体と上記接触部材との間の隙間からトナーが漏れるのを防止するためのトナー漏れ防止用圧力と、該トナー漏れ防止用圧力よりも小さく現像動作に適した現像動作用圧力との間で切り替える接触圧切替機構とを備えていることを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の現像装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、現像剤担持体と接触部材との接触圧をトナー漏れ防止用圧力と現像動作用圧力との間で切り替えることができる。したがって、現像装置を画像形成装置に取り付ける前は上記接触圧をトナー漏れ防止用圧力としておくことで、現像装置の輸送時の落下等による衝撃で現像剤担持体が瞬間的に移動もしくは変形しても、現像剤担持体と接触部材との間の隙間が拡がるのを防いで該隙間からのトナー漏れを確実に防止することができるとともに、現像装置の取り付け後は上記接触圧を現像動作用圧力に切り替えることで、現像動作を適正に行うことができる。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」及びそれらの用語を含む別の用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置2の概略構成を示す。ただし、本発明の特徴部分を明確にすることで発明の理解を容易にするために、画像形成装置の筺体は図面から除かれている。
画像形成装置2は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又はそれらの機能を複合的に備えた複合機等の電子写真式画像形成装置である。現在、電子写真方式の画像形成装置として種々の形態のものが提案されているが、図示する画像形成装置は一つの現像装置しか備えていないモノクロ画像形成装置である。ただし、本発明は、この種の画像形成装置にのみ適用されるものではなく、他の形態の画像形成装置、例えば、所謂タンデム方式または4サイクル方式のカラー画像形成装置にも等しく適用できる。
画像形成装置2は、静電潜像担持体として円筒状の感光体4を有する。感光体の周囲には、その回転方向(図上時計回り方向)に沿って順に、帯電器6、露光装置8、現像装置10、転写ローラ12、およびクリーニング部材14が配置されている。感光体4と転写ローラ12との接触部(ニップ部)は転写領域22を形成している。
実施の形態では、クリーニング部材14として板状のブレードが使用されており、その一端側が感光体4の外周面に接触している。ただし、クリーニング部材14はブレードに限るものでなく、その他のクリーニング部材(例えば、固定ブラシ、回転ブラシ、ローラ)を使用することもできる。
搬送路26は、図示しない給紙装置から、給紙ローラ対16のニップ部20、転写領域22、および定着ローラ対18のニップ部24を通って、図示しない排紙部まで延びている。
画像形成動作の一例について簡単に説明する。先ず、所定の周速度で回転駆動されている感光体4の外周面が帯電器6により帯電される。次に、帯電された感光体4の外周面に、画像情報に応じた光が露光装置8から投射され、静電潜像が形成される。続いて、静電潜像は、現像装置10から供給される現像剤のトナーにより顕在化される。このようにして感光体4上に形成されたトナー像は、感光体4の回転により転写領域22に達する。
一方、そのタイミングに合わせて、給紙装置に収容された用紙(記録媒体)が、給紙ローラ16の回転により搬送路26に送り出されて転写領域22に搬送される。そして、転写領域22において、感光体4上のトナー像が用紙に転写される。トナー像が転写された用紙は、搬送路26のさらに下流側へ搬送され、定着ローラ18によってトナー像が用紙に定着された後、排紙部に送り出される。
用紙に転写されることなく感光体4上に残留しているトナーは、感光体4とクリーニング部材14との接触部に達すると、クリーニング部材14で掻き取られ、感光体4の外周面から除去される。
以下、現像装置10の構成を詳細に説明する。
図2および図3は、第1の実施形態に係る現像装置10を示している。現像装置10は、現像ローラ36(請求の範囲における現像剤担持体に対応。)、供給ローラ38、およびこれら現像ローラ36と供給ローラ38をトナーと共に収容するハウジング32を有する。
現像ローラ36と供給ローラ38は、互いに平行な図示しない回転軸を中心として回転可能に、かつ、互いに接触した状態で設けられている。現像ローラ36と供給ローラ38は、図示しない駆動源に連結されており、その駆動源の駆動に基づいて図上反時計回り方向に回転するようになっている。
現像装置10はまた、スクリュ等からなる2つの搬送部材40,42を有し、これら搬送部材40,42によって、ハウジング32内のトナーが循環されるようになっている。
ハウジング32には、トナー供給用の開口部34が形成され、この開口部34に現像ローラ36が位置している。
ハウジング32の開口部34近傍には、除電部材50(請求の範囲における接触部材に対応。)が設けられている。除電部材50は、現像ローラ36に当接する導電部材52と、導電部材52を現像ローラ36へ押し当てるための押し当て部材54を有する。
導電部材52は、シート状の部材であり、その一端部がハウジング32の開口部34周縁に固定されるとともに、自由端である他端側が現像ローラ36の外周面の一部に巻き付くよう当接して設けられている。導電部材52の素材としては、トナーよりも帯電系列上同極側に偏るとともに導電性を有するものが用いられ、具体的には例えばテフロン(商標名)等のフッ素樹脂が用いられる。
押し当て部材54は、現像ローラ36と共に導電部材52を挟持するようにして設けられている。押し当て部材54は、現像ローラ36の回転軸の軸芯方向に平行な方向に沿って伸びる帯状の部材であり、ハウジング32に取り付けられたホルダ部材48によって移動不能に保持されている。押し当て部材54の素材としては、樹脂発泡体、ゴム発泡体、フェルト等が用いられ、具体的には例えばウレタンフォームが用いられる。
このように、除電部材50は、ハウジング32の開口部34周縁と現像ローラ36との間の隙間を塞ぐようにして現像ローラ36に接触して設けられている。現像ローラ36と除電部材50との接触圧は、後に詳述する接触圧切替機構55によって切替可能となっている。
このような概略構成からなる現像装置10では、ハウジング32に収容されているトナーは、供給ローラ38の回転に基づいて、供給ローラ38の周囲に存在するトナーが図上反時計回り方向に搬送され、現像ローラ36と供給ローラ38が対向する供給・回収領域で現像ローラ36に担持される。この際、現像ローラ36に供給されるトナーは、現像ローラ36と供給ローラ38との摩擦により予備帯電される。現像ローラ36に担持されたトナーは、現像ローラ36の回転とともに、現像ローラ36の外周面に接触して配置されている規制部材44の対向部に達すると、規制部材44によって層厚が規制されるとともに、規制部材との摩擦接触により更に帯電される。このようにして所定の電荷が与えられたトナーは、現像ローラ36の回転と共に感光体4と現像ローラ36が対向する現像領域に達する。現像領域に達したトナーは、感光体4が担持する静電潜像(作像部分)に付着し、感光体4の外周面にトナー像を形成する。
現像領域を通過後、現像に供されずに現像ローラ36上に残されたトナーは、現像ローラ36の回転と共に現像ローラ36と除電部材50との接触部に達すると、除電部材50により除電されて現像ローラ36から剥離された後、上記供給・回収領域で供給ローラ38によって回収される。
以下、接触圧切替機構55の構成を詳細に説明する。接触圧切替機構55は、現像ローラ36と除電部材50との接触圧を、特に現像装置10の輸送時において現像ローラ36と除電部材50との間の隙間からトナーが漏れるのを防止するためのトナー漏れ防止用圧力と、トナー漏れ防止用圧力よりも小さく現像動作に適した現像動作用圧力との間で切り替えるものであり、具体的には以下の構成となっている。
接触圧切替機構55は、除電部材50を現像ローラ36側へ押圧する押圧部材としてのカム60と、カム60が除電部材50を押圧する圧力を切り替える押圧切替手段56とを備えている。
押圧切替手段56は、除電部材50を挟んで現像ローラ36と反対側において現像ローラ36の回転軸と略平行に配置された支軸58と、支軸58に連結された図示しない操作部を含み、支軸58には、カム60が回転可能に固定されている。
なお、カム60がホルダ部材48と干渉するのを回避するため、ホルダ部材48の下端部には下向きに開放する凹部49が設けられている。
カム60は、上記操作部を回転操作することで、支軸58を回転軸として回転移動するようになっている。この回転移動により、カム60は、第1の位置(図2に示すカム60の回転位置)と第2の位置(図3に示すカム60の回転位置)との間を移動可能となっている。
図2に示すように、カム60が第1の位置に配置されているとき、カム60は除電部材50を第1の圧力で押圧し、現像ローラ36と除電部材50との接触圧がトナー漏れ防止用圧力となる。
他方、図3に示すように、カム60が第2の位置に配置されているとき、カム60が除電部材50を第2の圧力で押圧し、現像ローラ36と除電部材50との接触圧が現像動作用圧力となる。第2の圧力は、第1の圧力と比較して極めて小さい圧力となっている。
なお、カム60の第2の位置は、除電部材50と接触しない位置であっても良い。すなわち、カム60は、第2の位置に配置されているとき、必ずしも除電部材50を押圧する必要はなく、第2の圧力がゼロであっても良いものとする。
このように、カム60が除電部材50を押圧する圧力は、押圧切替手段56により第1の圧力と第2の圧力との間で切り替えられて、これにより、現像ローラ36と除電部材50との接触圧がトナー漏れ防止用圧力と現像動作用圧力との間で切り替えられるようになっている。
したがって、画像形成装置2に現像装置10を取り付ける前に、カム60を第1の位置に配置しておくことで、現像装置10の落下衝撃等により現像ローラ36が瞬間的に移動もしくは変形したとしても、現像ローラ36には除電部材50がトナー漏れ防止用圧力で接触しているため、現像ローラ36と除電部材50との間の隙間が拡がることを回避して、該隙間からトナーが漏れることを防止できる。
また、画像形成装置2に現像装置10を取り付ける際、操作部を操作してカム60を第2の位置に回転移動させることで、除電部材50が現像ローラ36に現像動作用圧力で接触するため、現像動作を適正に行うことができるようになる。
次に、図4〜図7に示す第2の実施形態について説明する。図4および図5は、未使用状態の現像装置10を示し、図6および図7は、駆動後(使用開始後)の現像装置10を示している。
図5に示すように、本実施形態では、除電部材50を押圧する押圧部材68が、除電部材50の押し当て部材54の長さ方向に沿って伸びる長尺部材である。押圧部材68は、その上面に係合凸部72と係合凹部74が形成されている。
また、本実施形態に係る押圧切替手段66は、押圧部材68を現像ローラ36に対して近接または離間するように移動させる押圧部材移動手段67を含む。該押圧部材移動手段67により、押圧部材68は、除電部材50を第1の圧力で押圧する第1の位置(図4、図5に示す位置)と、第1の位置よりも現像ローラ36から離間するとともに除電部材50を第2の圧力で押圧する第2の位置(図6、図7に示す位置)との間で移動可能とされている。
押圧部材移動手段67は、押圧部材68を挟んで現像ローラ36と反対側に配置されるとともに現像ローラ36との距離が一定に保持された支持部材70と、押圧部材68と支持部材70を係合させる係合手段71とを含む。
支持部材70は、押出部材68と同様、押し当て部材54の長さ方向に沿って伸びる長尺部材であり、支持部材70と除電部材50との間に押出部材68が介装されている。支持部材70は、その上面がホルダ48の凹部49壁面に当接した状態で設けられ、これにより支持部材70は、現像ローラ36から離間する方向への移動が規制されて、現像ローラ36との距離が一定に保持されるようになっている。また、支持部材70の下面には、係合凹部78と係合凸部80が形成されている。
支持部材70の長さ方向一端側の端面にはバネ収容凹部86が形成され、バネ材収容凹部86には収縮状態のバネ材88が収容されている。バネ材88は、その伸縮方向一端がホルダ48の凹部49の側壁に固定され、伸縮方向他端がバネ材収容凹部86の壁面に固定されている。このバネ材88によって、支持部材70は、その長さ方向の一端から他端へ向かう方向へ付勢されている。
支持部材70の長さ方向他端側の端面には、支持部材70の長さ方向に伸びる棒状部材84が突設されている。棒状部材84の先端は、支軸94を介して画像形成装置2の本体側に連結された欠歯ギア90に当接した状態で設けられ、支持部材70の上記付勢方向への移動が規制されている。
欠歯ギア90は支軸94を回転軸として回転可能とされ、欠歯ギア90の回転軸から偏芯した位置に、棒状部材84の挿入が可能な挿入用穴92が形成されている。欠歯ギア90は、別のギア96に噛み合わされて設けられ、該ギア96は、現像装置10を駆動する図示しない駆動部に支軸96を介して連結されている。
係合手段71は、押圧部材68の係合凸部72と係合凹部74、および支持部材70の係合凹部78と係合凸部80から構成されている。係合手段71は、図5に示す現像装置10の未使用状態において、押圧部材68と支持部材70の係合凸部同士72,80が干渉して、押圧部材68と支持部材70の係合が解除された状態となるように構成されている。支持部材70との係合を解除した状態の68押圧部材は、上記第1の位置に配置される。
他方、図7に示す現像装置10の駆動後の状態において、係合手段71は、押圧部材68の係合凸部72が支持部材70の係合凹部78に嵌り込むとともに、押圧部材68の係合凹部74に支持部材70の係合凸部80が嵌り込むことで、押圧部材68と支持部材70が係合するように構成されている。押圧部材68と支持部材70は、係合解除状態における位置から押し当て部材54の長さ方向に沿って相対的にスライド移動させることで係合可能となっている。支持部材70と係合した状態の押圧部材68は、第2の位置に配置される。
上記構成からなる押出部材移動手段67を用いて、押出部材68が第1の位置から第2の位置へ移動する動作について説明する。
現像装置10の駆動部(図示せず)を駆動させると、ギア96の回転により欠歯ギア90が所定角度だけ回転駆動され、図7に示すように、ギア96と欠歯ギア90の係合が解除されるとともに、欠歯ギア90の挿入用穴92が棒状部材84の先端との当接部に達する。これにより、支持部材70のバネ材88による付勢方向への移動の規制が解除され、挿入用穴92に棒状部材84が挿入されるとともに、支持部材70が図上右方向へスライド移動する。スライド移動する支持部材70が、押圧部材68の係合凸部72と支持部材70の係合凹部78、および押圧部材68の係合凹部74と支持部材70の係合凸部80がそれぞれ係合可能な位置まで達すると、押圧部材68が図示上方向へ移動して支持部材70と係合する。こうして、押圧部材68は、第1の位置よりも現像ローラ36から離間した第2の位置へ移動し、除電部材50を第2の圧力で押圧するようになる。
この押圧部材68の移動により、図4に示すように圧縮されて現像ローラ36にトナー漏れ防止用圧力で接触していた押し当て部材54が、図6に示すように図示上方向へ伸長して現像ローラ36に現像動作用圧力で接触するようになる。
なお、第2の実施形態において、その他の構成及び効果は第1の実施形態と同様であり、図4〜図7において、第1の実施形態と同様の機能を有する部材については同符号を付してある。
図8および図9は、第3の実施形態を示している。図8は、現像装置10を画像形成装置2に取り付ける前の状態を示し、図9は、現像装置10を画像形成装置2に取り付けた状態を示している。
本実施形態では、バネ材88は、伸縮方向一端がホルダ48の凹部49の側壁に固定され、伸縮方向他端が支持部材70の長さ方向一端側の端面に固定されている。図8に示すように、現像装置10を画像形成装置2に取り付ける前の状態、すなわち、押圧部材68と支持部材70の係合が解除されて押圧部材68が第1の位置に配置された状態において、バネ材88は伸長した状態であり、バネ材88によって支持部材が付勢されない状態となっている。
このような構成からなる現像装置10は、棒状部材84の先端を筺体側壁100に押し当てながら画像形成装置2に取り付けられる。棒状部材84の先端を筺体側壁100に押し当てると、図9に示すように、支持部材70が、バネ材88を圧縮させながら図上左方向にスライド移動し、押圧部材68と係合可能な位置に達すると、押圧部材68が図示上方向に移動して第2の位置に配置されるようになっている。これにより、除電部材50は押圧部材68により第2の圧力で押圧され、現像ローラ36と除電部材50との接触圧が現像動作用圧力となる。
このように、本実施形態では、接触圧切替機構による現像ローラ36と除電部材50との接触圧を切り替える動作が、画像形成装置2へ現像装置10を取り付ける動作に伴って自動的に行われるようになっている。
なお、第3の実施形態において、その他の構成及び効果は第2の実施形態と同様であり、図8および図9において、第2の実施形態と同様の機能を有する部材については同符号を付してある。
図10〜図12は、第4の実施形態を示している。図10と図11は、現像装置10に梱包カバー104が取り付けられた状態を示し、図12は、現像装置10から梱包カバー104を取り外した状態を示している。
現像装置10に梱包カバー104が取り付けられた状態では、図11に示すように、棒状部材84の先端が梱包カバー104の側壁106に当接した状態となっており、これにより、バネ材88により付勢された支持部材70の移動が規制されるようになっている。
現像装置10から梱包カバー104を取り外すと、図12に示すように、支持部材70の移動の規制が解除され、バネ材88が伸長して、支持部材70が図上右方向にスライド移動する。支持部材70が押圧部材68と係合可能な位置に達すると、押圧部材68が図示上方向に移動して第2の位置に配置されるようになっている。これにより、除電部材50は押圧部材68により第2の圧力で押圧され、現像ローラ36と除電部材50との接触圧が現像動作用圧力となる。
このように、本実施形態では、接触圧切替機構による現像ローラ36と除電部材50との接触圧を切り替える動作が、現像装置10から梱包カバー104を取り外す動作に伴って自動的に行われるようになっている。
なお、第4の実施形態において、その他の構成及び効果は第2の実施形態と同様であり、図10〜図12において、第2の実施形態と同様の機能を有する部材については同符号を付してある。
図13と図14は、第5の実施形態を示している。図13は、未使用状態の現像装置10を示し、図14は、使用開始後の現像装置10を示している。
本実施形態では、除電部材50の押し当て部材54(54a,54b)が、現像ローラ36の回転方向に沿って2つ並べて配置されている。2つの押し当て部材54は、その現像ローラ36回転方向の幅が、第1〜第4の実施形態における押し当て部材54の幅よりも顕著に大きくなるように設定されている。
一方の押し当て部材54aは、押圧部材68によって押圧され、その押圧の圧力は押圧切替手段66により第1の圧力と第2の圧力との間で切り替えられるようになっている。これにより、一方の押し当て部材54aにより現像ローラ36へ押し当てられた部分の導電部材52と現像ローラ36との接触圧は、トナー漏れ防止用圧力と現像動作用圧力との間で切り替えられるようになっている。
ただし、本実施形態におけるトナー漏れ防止用圧力の大きさは、第1〜第4の実施形態における現像動作用圧力と同程度の大きさであり、本実施形態における現像動作用圧力の大きさはゼロ若しくはゼロに近似する大きさとなっている。
他方の押し当て部材54bは、ホルダ部材48によって一定の圧力で押圧された状態で設けられている。これにより、他方の押し当て部材54bにより現像ローラ36へ押し当てられた部分の導電部材52と現像ローラ36との接触圧は、トナー漏れ防止用圧力と同じ圧力、すなわち第1〜第4の実施形態における現像動作用圧力と同程度の大きさとなっている。
これらの押し当て部材54a,54bは、素材、硬度、反発力および厚みが同じものが用いられるが、異なる素材等のものを用いても良い。
このような構成からなる現像装置10は、図13に示す未使用状態において、いずれの押し当て部材54a,54bによる押し当て部分においても、導電部材52と現像ローラ36との接触圧が、トナー漏れ防止用圧力となっている。本実施形態におけるトナー漏れ防止用圧力の大きさは、上述のように第1〜第4の実施形態における現像動作用圧力と同程度の大きさであり、第1〜第4の実施形態におけるトナー漏れ防止用圧力よりも小さいが、導電部材52が押し当て部材54により押し当てられた部分の幅が第1〜第4の実施形態と比較して顕著に大きいため、導電部材52と現像ローラ36との間の隙間からトナーが漏れることを確実に防止できる。
他方、図14に示す駆動後の状態では、一方の押し当て部材54bが押圧部材68により押圧される圧力が、第1の圧力から第2の圧力へ切り替えられ、一方の押し当て部材54aにより押し当てられた部分の導電部材52と現像ローラ36との接触圧が、トナー漏れ防止用圧力から現像動作用圧力へ切り替えられ、ゼロ若しくはゼロに近似した大きさとなる。他方の押し当て部材54bにより押し当てられた部分の導電部材52と現像ローラ36との接触圧は、第1〜第4の実施形態における現像動作用圧力と同程度の大きさであるため、現像動作を適正に行うことができる。
このように、本実施形態に係る接触圧切替機構は、現像ローラ36の回転方向における除電部材50の一部と現像ローラ36との接触圧を切り替えるように構成されており、本実施形態においても、上記第1〜第4の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、第5の実施形態において、その他の構成及び効果は第2の実施形態と同様であり、図13と図14において、第2の実施形態と同様の機能を有する部材については同符号を付してある。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、第1の実施形態において、カム60が除電部材50を押圧する圧力の切り替えを、支軸60に連結された操作部の操作により行うようにしているが、現像装置10の駆動部の駆動に伴って行われるようにしたり、画像形成装置2へ現像装置10を取り付ける動作又は現像装置10から梱包カバー104を取り外す動作に伴って自動的に行われるようにしたりしても良い。
また、第2の実施形態では、押圧部材68が除電部材50を押圧する圧力の切り替えを、現像装置10の駆動部の駆動に伴って行われるようにしているが、当該切り替え操作を行うための専用の操作部を設けて、該操作部の操作により、上記圧力の切り替えを行うようにしても良い。
本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 第1の実施形態に係る現像装置の未使用状態を示す断面図である。 図2に示す現像装置の使用開始後の状態を示す断面図である。 第2の実施形態に係る現像装置の未使用状態を示す断面図である。 図4に示す現像装置の未使用状態の接触圧切替機構を示す図である。 図4に示す現像装置の使用開始後の状態を示す断面図である。 図4に示す現像装置の使用開始後の接触圧切替機構を示す図である。 第3の実施形態に係る現像装置の画像装置への取付け前の状態における接触圧切替機構を示す図である。 図8に示す現像装置を画像形成装置へ取り付けた状態における接触圧切替機構を示す図である。 第4の実施形態に係る現像装置に梱包カバーが取り付けられた状態を示す断面図である。 図10に示す現像装置に梱包カバーが取り付けられた状態の接触圧切替機構を示す図である。 第10に示す現像装置から梱包カバーを取り外した状態の接触圧切替機構を示す図である。 第5の実施形態に係る現像装置の未使用状態を示す断面図である。 図13に示す現像装置の使用開始後の状態を示す断面図である。
符号の説明
2 画像形成装置、
10 現像装置、
32 ハウジング、
34 開口部、
36 現像剤担持体、
50 接触部材(除電部材)、
55 接触圧切替機構、
56,66 押圧切替手段、
58 支軸、
60 カム(押圧部材)、
67 押圧部材移動手段、
68 押圧部材、
70 支持部材、
71 係合手段、
104 梱包部材。

Claims (9)

  1. トナーを収容するとともにトナー供給用の開口部が形成されたハウジングと、
    上記ハウジング内のトナーを担持するための現像剤担持体と、
    上記ハウジングにおける上記開口部周縁と上記現像剤担持体との間の隙間を塞ぐようにして上記現像剤担持体に接触する接触部材と、
    上記現像剤担持体と上記接触部材との接触圧を、上記現像剤担持体と上記接触部材との間の隙間からトナーが漏れるのを防止するためのトナー漏れ防止用圧力と、該トナー漏れ防止用圧力よりも小さく現像動作に適した現像動作用圧力との間で切り替える接触圧切替機構とを備えていることを特徴とする現像装置。
  2. 上記接触圧切替機構は、上記接触部材を上記現像剤担持体側へ押圧する押圧部材と、
    該押圧部材が上記接触部材を押圧する圧力を、上記接触圧を上記トナー漏れ防止用圧力とするための第1の圧力と、上記接触圧を上記現像動作用圧力とするための第2の圧力との間で切り替える押圧切替手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 上記押圧部材は、上記現像剤担持体の回転軸と略平行な支軸に回転可能に固定されたカムであり、
    該カムは、上記支軸を回転軸とした回転により、上記接触部材を上記第1の圧力で押圧する第1の位置と、上記接触部材を上記第2の圧力で押圧する第2の位置との間を移動可能となっていることを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 上記押圧切替手段は、上記押圧部材を上記現像剤担持体に対して近接または離間するように移動させる押圧部材移動手段を含み、
    該押圧部材移動手段により、上記押圧部材は、上記接触部材を上記第1の圧力で押圧する第1の位置と、該第1の位置よりも上記現像剤担持体から離間するとともに上記接触部材を上記第2の圧力で押圧する第2の位置との間で移動可能とされていることを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  5. 上記押圧部材移動手段は、上記押圧部材を挟んで上記現像剤担持体と反対側に配置されるとともに上記現像剤担持体との距離が一定に保持された支持部材と、
    上記押圧部材と上記支持部材を係合させる係合手段とを含み、
    上記係合手段は、上記支持部材との係合を解除した状態の上記押圧部材が上記第1の位置に配置されるとともに、上記支持部材と係合した状態の上記押圧部材が上記第2の位置に配置されるように構成されている請求項4に記載の現像装置。
  6. 上記接触圧切替機構は、上記接触圧の切り替え動作が、画像形成装置へ現像装置を取り付ける動作又は現像装置から梱包部材を取り外す動作に伴って自動的に行われるように構成されていることを特徴とする請求項請求項1〜5のいずれかに記載の現像装置。
  7. 上記接触圧切替機構は、上記現像剤担持体の回転方向における上記接触部材の一部と上記現像剤担持体との接触圧を切り替えるように構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の現像装置。
  8. 上記接触部材は、上記現像剤担持体上に担持されたトナーを除電するための除電部材であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の現像装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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