JP2007017914A - クリーニング装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 感光体回転方向を操作することで画像形成時と非画像形成時それぞれでブレード当接位置を変え得るクリーニング装置。
【解決手段】転写装置8通過後に前記像担持体上に残留する現像剤を除去するクリーニング装置11を備える画像形成装置において、前記クリーニング装置11を前記像担持体1装着時にはクリーニングハウジング11cの係止部11eに丸軸部11gによって係止された前記弾性体ブレード11b先端が前記像担持体1表面に常時当接しており、かつクリーニングハウジング11cには、前記ブレード支持部材11dが第2の規制部材12と当接された状態で発生する像担持体1に対する押圧力Fと、画像形成終了後、前記像担持体1を画像形成時と逆方向に回転させたときにブレード支持部材11dが第1の規制部材13と当接された状態で発生する前記像担持体1に対する押圧力F’は、F>F’の関係となる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリを画像形成装置に使用するクリーニング装置及びこのクリーニング装置を備えた画像形成装置に関するものである。
電子写真プロセスは、帯電、露光、現像、転写・定着及びクリーニングの工程より成り立っており、最終工程のクリーニング工程においては、通常ブレードクリーニング方式を採用することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
一般的に、電子写真プロセスでは、回転自在に駆動可能な像担持体の表面を帯電装置により一様に帯電させる。露光用光学系によりレーザビームを照射し、像担持体の表面を露光して像担持体上に静電潜像を形成させる。その後、現像ユニット内の現像剤を像担持体の表面に移動させて、像担持体上に可視画像を形成する。
次に、中間転写装置と像担持体との当接部において、当接部の中間転写装置内部に設けられた転写ロ−ラにより、像担持体の表面の可視画像を中間転写装置における転写ベルトの表面に転写する。
転写された現像剤は2次転写部にて記録紙上に転写された後、定着装置に供給され、記録紙上にトナー像が定着される。一方、像担持体の表面に残留した現像剤はクリーニング装置内のクリーニングブレードにより清掃除去される。
図9は従来のクリーニング装置の第1の例を説明する概略図である。図10は従来のクリーニング装置の第2の例を説明する概略図である。クリーニング装置11のブレード11aは支持体11dに板状のポリウレタン等の素材からなる弾性部材11bを取り付けたもので、電子写真感光体1の表面に加圧当接させる構成となっている。
クリーニング装置11の第1の例は、図9に示すように、弾性部材11bの先端が感光体1に対し常に一定の食い込み量を持って当接可能となるように、クリーニングブレード11aを筐体11cに直接固定している。
これにより、弾性部材11bの弾性変形から発生する復元力をブレード押圧力として用いる、いわゆる固定式の当接手段としている。なお、符号11jは回収されたトナーを搬送する搬送スクリューを示している。
クリーニング装置11の第2の例は、図10に示すように、支持体11dの一部にクリーニングブレード11aが回動可能となる支点軸とばね等からなる押圧付与部材11kを設け、この押圧付与部材11kから得られる押圧力により感光体1表面に当接させる、可動式の当接手段としている。なお、符号11jは回収されたトナーを搬送する搬送ローラを示している。
このように、従来のクリーニング装置は2つの方式に大別される。しかしながら、両方式ともに常時感光体に対する押圧力を作用させるため、長期的な保管状態や未使用状態が続くと弾性体ブレードの変形が発生しクリーニング性能が著しく損なわれてしまう可能性がある。
これに対し、第2の例の可動式ブレードクリーニングでは、外部に離接機構を設けることで保管及び未使用時と画像形成時で、位置規制部材による当接−離接位置間を移動させる等の対策が採用されている。
特開平06−138799号公報
しかしながら、保管時のブレード永久歪を抑える対策としてこのような離接機構を設けることは、装置としては大型化し易く、昨今の小型プリンタやMFPに適用するためにはコスト面を含めても困難であるため、ブレードや感光体の交換寿命を短く設定するケースが多いという問題もある。
そこで、本発明の目的は、外部に別途離接機構を設けることなく、感光体に常時ブレードが当接しながらも、感光体回転方向を操作することで画像形成時と非画像形成時それぞれでブレード当接位置を変え得るクリーニング装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、像担持体表面に形成された可視画像を記録紙上或いは転写ベルト上に転写させた後に前記像担持体上に残留する現像剤を除去するクリーニング装置を備える画像形成装置において、前記クリーニング装置は、弾性体ブレード、及びこの弾性体ブレードを長手方向に渡って固定するブレード支持部材からなるクリーニングブレードと、該クリーニングブレードを支持するクリーニングハウジングを含み、前記クリーニングハウジングの係止部に丸軸部によって係止された前記弾性体ブレード先端が前記像担持体表面に常時当接しており、かつクリーニングハウジングには、像担持体の正回転方向上流側に設けた第2の規制部材と下流側に設けた第1の規制部材が形成されており、前記ブレード支持部材が第2の規制部材と当接された状態で発生する像担持体に対する押圧力Fと、画像形成終了後、前記像担持体を画像形成時と逆方向に回転させたときにブレード支持部材が第1の規制部材と当接された状態で発生する前記像担持体に対する押圧力F’は、F>F’の関係となることを特徴とする。
請求項2の発明は、像担持体表面に形成された可視画像を記録紙上或いは転写ベルト上に転写させた後に前記像担持体上に残留する現像剤を除去するクリーニング装置を備える画像形成装置において、前記クリーニング装置は、弾性体ブレード、及びこの弾性体ブレードを長手方向に渡って固定するブレード支持部材からなるクリーニングブレードと、該クリーニングブレードを支持するクリーニングハウジングを含み、このクリーニングブレードの前記ブレード支持部材の両端部には、同一の穴中心を有する軸穴が設けられており、前記像担持体装着時には、この軸穴を貫通した軸により、前記クリーニングハウジングとクリーニングブレードを回動可能に係合し、かつ前記クリーニングハウジングには、前記像担持体回転方向上流側に設けた第2の規制部材と下流側に設けた第1の規制部材が設けられ、前記像担持体の画像形成時、前記ブレード支持部材が第2の規制部材と当接された状態で発生する前記像担持体に対する押圧力Fと、画像形成終了後、前記像担持体を画像形成時と逆方向に回転させたときに前記ブレード支持部材が第1の規制部材と当接された状態で発生する前記像担持体に対する押圧力F’は、F>F’の関係となることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1、又は2において、前記弾性体ブレードに用いられるゴム硬度はJIS−A60〜80°の範囲であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1、2、又は3において、前記弾性体ブレードに用いられる材料の反発弾性は10〜60%の範囲であることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れか一項において、前記クリーニングブレードの前記像担持体の正回転方向下流側に、前記像担持体に当接するブラシローラを配置することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至4の何れか一項において、前記クリーニングブレードの前記像担持体の正回転方向下流側に、前記像担持体に当接する弾性体ローラを配置することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れか一項記載のクリーニング装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、感光体ドラムとの間に働く摩擦力を利用するため、可動式クリーニングでありながらコンパクトかつ低コスト化が達成でき、また別途退避機構を設けなくても、ブレードの押圧力を低減することで長期的な使用においても安定したクリーニング性能を確保することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明を適用する画像形成装置の概略構成図である。図1において、画像形成装置Aは、表面にOPC等の有機材料からなる光導電性層を有し、正逆方向それぞれに回転可能である複数の感光体ドラム1を有している。
各感光体ドラム1の周囲には、正回転方向に沿って画像形成プロセスを実行するための帯電ローラ2、露光装置3、現像装置4、クリーニング装置11が設けられており、これらの装置からなるユニットがY、M、C、Bkの色毎に並列に配置されている(以下では、代表として、Bkユニットに関してのみ説明する)。
帯電ローラ2は感光体ドラム1に当接して回転することができる導電性のローラであり、高圧電源により直流電圧あるいは直流と交流の重畳電圧が印加されて感光体ドラム1の光導電性層を一様に帯電するようになっている。
その後、露光装置3により感光体ドラム1上に静電潜像を形成する。現像装置4においては、例えば、弾性体からなる現像ローラ4aを接触させて現像を行う接触1成分現像装置が用いられる。
ホッパー4c内に納められたトナー5を、供給ローラ4bを介して、現像ローラ4a上に供給・搬送する。現像ローラ4a上に当接された規制ブレード(図示せず)により、現像ローラ4a上にトナー薄層を形成後、感光体ドラム1上の静電潜像と接触することによって静電潜像の可視像処理を行う。
各色ユニットにて、感光体ドラム1上に形成された可視画像は、順次、1次転写部において転写ベルト8a上へと移動し、この転写ベルト8a上にて重ねカラー画像が形成される。
転写装置8は、駆動ローラ8bを含む1対のローラ8b、8cに掛け回された転写ベルト8a、この転写ベルト8a内に設けられ、各色感光体ドラム1と対向する転写バイアスローラ8d、転写ベルト8aと転写バイアスローラ8dを感光体ドラム1に対し当接可能とする接離機構(図示せず)、及び弾性体ブレード(図示せず)からなる転写ベルト8aのクリーニング装置を備えている。
転写装置8では、高圧電源(図示せず)を介した転写バイアスローラ8dからのバイアス電圧の印加により、感光体ドラム1上の可視画像を転写ベルト8a上に転写させる。
その後、レジストローラ(図示せず)によってレジストタイミングを設定した上で給紙装置(図示せず)から繰り出される記録紙(図示せず)を、転写部のローラに押圧する。回転可能に設定された2次転写ローラ9で狭持し、2次転写ローラ9に高圧電源よりバイアス電圧を印加することで転写ベルト8a上に形成したカラー画像が記録紙に転写される。
2次転写ローラ9によりカラー画像が転写された記録紙は定着装置10に搬送され、図示されない排紙トレイに排出される。
感光体ドラム1上に形成された可視画像のうち、1次転写にて転写されずに感光体ドラム1上に残留した転写残トナーは感光体ドラム1の回転により移動し、クリーニング装置11にて回収される。
クリーニング装置11は、従来例で示したように、主として短冊状の弾性体ブレード11bとそれを支持する支持部材11dからなるクリーニングブレード11aと、回収されたトナーを搬送する搬送スクリュー11jと、これらを支持する筐体(クリーニングハウジング)11cと、から構成される。
図2は本発明によるクリーニング装置のクリーニングブレードにおける支持部材の第1の実施の形態を示す概略斜視図である。図3は本発明によるクリーニング装置のクリーニングブレードにおける支持部材の第2の実施の形態を示す概略斜視図である。図4は本発明によるクリーニング装置を示す概略図である。
図2において、クリーニング装置11(図1参照)は弾性体ブレード11bとこの弾性体ブレード11bを長手方向に渡って接着固定するブレード支持部材11dからなるクリーニングブレード11aを中心に構成されている。
感光体ドラム(像担持体)1(図1参照)装着時には弾性体ブレード11b先端が感光体ドラム1表面に常時当接しており、クリーニングブレード11aにおけるブレード支持部材11dの両端部には、丸軸部11gが形成或いは装着可能になっている。
クリーニングハウジング11c(図1参照)には、クリーニングブレード11aを位置決め及び回動可能とする、ブレード支持部材11d両端の丸軸部11gを係止する係止部(図示せず)が設けられている。
図3の本発明によるクリーニング装置のクリーニングブレードにおける支持部材の第2の実施の形態において、クリーニング装置11(図1参照)は弾性体ブレード11bとこの弾性体ブレード11bを長手方向に渡って接着固定する支持部材11dからなるクリーニングブレード11aを中心に構成されている。
感光体ドラム(像担持体)1(図1参照)装着時には弾性体ブレード11b先端が感光体ドラム1表面に常時当接している。クリーニングブレード11aにおけるブレード支持部材11dの両端部には、回転軸(図示せず)がクリーニングハウジング11c(図1参照)とともに貫通可能なように軸穴11fが設けられている。
図2の回転軸11gはクリーニングハウジング11cの所定部に係止させられる。すなわち、図4に示すように、回転軸11gの外径よりも狭い間隔で設けられたブレード支持部材11hのスリット部11iの両壁を撓ませて拡大させる。この間に回転軸11gとブレード支持部材11dを通過させた後、所定の係止部11eに至ることで係止させることにより、クリーニングブレード11aが回転軸11gを中心として回転可能な状態でハウジングに装着される。つまり、ブレード支持部材11hは、回転軸11gを回動自在に支持する係止部11eを内奥に有した開閉可能な2つの壁を有し、2つの壁を押圧して拡開させつつ回転軸11bを圧入することにより係止部11eに着座させることができる。
図5は本発明によるクリーニング装置のクリーニングブレードを規制する部材を示す概略図である。図5において、クリーニングハウジング11cには、感光体ドラム1の長手方向にクリーニング支持部材11d全体或いは一部を所定の間隔で挟みこむように、感光体ドラム1の回転方向上流側に設けた第1の規制部材13と下流側に設けた第2の規制部材12が形成されている。
これら第1及び第2の規制部材13及び12は、クリーニングハウジング11cの適所に所定の間隔で設けられており、クリーニングブレード11aの回転移動を制限している。
感光体ドラム1が画像形成時には、この感光体ドラム1の帯電ローラ2の方向への時計回りの回転により、これと当接するクリーニングブレード11aが丸軸部11gを中心に回動する。
ブレード支持部材11dが第2の規制部材12と当接された状態で発生する感光体ドラム1に対する押圧力Fと、画像形成終了後、像担持体(感光体ドラム)1を画像形成時と逆方向に回転させたときにクリーニング支持部材11dが第1の規制部材13と当接された状態で発生する像担持体1に対する押圧力F’は、F>F’の関係となるように構成される。
クリーニングブレード11aは、感光体ドラム1装着時において、その弾性体ブレード11b先端が常時感光体ドラム1に接触・弾性変形している。画像形成時においては感光体ドラム1の回転に伴い、感光体ドラム1の表面とクリーニングブレード11aの接触部(弾性体ブレード11b先端)に発生する摩擦力によりクリーニングブレード11aが感光体ドラム1の回転方向へと回動を開始し、第2規制部12とクリーニングブレードの支持部材11dが当接する位置まで移動し、固定される。
本発明では、外部に別途離接機構を設けることなく、感光体ドラム1に常時弾性体ブレード11bが当接しながらも、感光体ドラム1の回転方向を操作することで画像形成時(正転時)と非画像形成時(逆転時)それぞれで弾性体ブレード11bの当接位置を変え、非画像形成時での押圧力を低減することで弾性体ブレード11bの永久歪を抑える。
図6は弾性体ブレード先端の感光体ドラムに対する食い込み量を示す概略図である。第2規制部12により定められた位置では、弾性体ブレード11b先端が感光体ドラム1に対し所望の食い込み量となるように設定されている。
図5及び図6において、摩擦力による回動とともに弾性体ブレード11b先端はさらに弾性変形し、固定状態で発生するクリーニングブレード11aから感光体ドラム1の表面へのブレード押圧力Fが感光体ドラム1上の転写残トナーの通過を阻止するのに十分な阻止力として設定されている。
クリーニングブレード11aによって通過を阻止された感光体ドラム1上の残留トナーは廃トナーとして機内所定箇所に搬送・回収される。また、非画像形成時においては、感光体ドラム1を所定角度を逆回転させることで、クリーニングブレード11aが回転軸(丸軸部)11gを中心に画像形成時と逆方向に回動し、第1規制部13に当接・静止する位置へと移動する。
この位置においてもクリーニングブレード11aの弾性体ブレード11b先端は感光体ドラム1に対し食い込み量を維持しており、感光体ドラム1に対し所定のブレード押圧力F’を保持した状態で接触する。
なお、第1規制部13の位置で発生するブレード押圧力F’は、第2規制部12位置で発生するブレード押圧力Fよりも小さくなるように、第1規制部13位置での感光体ドラム1へのブレード食い込み量が第2規制部12位置での感光体ドラム1へのブレード食い込み量より小さく設定されている。
実際には、残留トナーの通過を阻止・回収するのに必要なブレード押圧力Fとしては10〜60(N/m)の範囲で設定されるのが望ましい。このように、弾性体ブレード11bと感光体ドラム1間に発生する摩擦力を利用することにより、従来使用されてきたばね等の押圧付与部材やブレード離間機構を別途設ける必要が無く、小型かつ低コストのクリーニング装置の提供が可能となる。
加えて、非画像形成時にはより弾性変形の小さい状態で維持されるため、長期的に弾性体ブレード11bに発生する永久歪を抑えることが可能となり、安定した画像供給が可能となる。
図4にて説明したように本発明のクリーニング装置11においては、クリーニングブレード11aの支持部材11d両端に丸軸部11gを装着(突設)し、ハウジング11c内には、スリット状に端部が開放されている通過部を押し広げながら回転軸11gを通過させ、クリーニングブレード11aを回動可能に固定する係止部11eを有する。
また、この場合、クリーニングブレード11aの支持部材11d両端部に回転軸(丸軸部)11gを装着するのに代えて、同芯の軸穴11iを設けることで、ハウジング11c内に設けた同径の軸穴(図示せず)と1本の回転軸(図示せず)で係止保持することが可能となる。
加えて、ハウジング11c内には係止状態のクリーニングブレード11aの回転運動を規制する第1及び第2の規制部材13、12が感光体ドラム1の回転方向上流側と下流側に設けられている。
クリーニングブレード11aは常時感光体ドラム1と当接状態に設定されており、感光体ドラム1の駆動時には接触部(弾性体ブレード11b)に働く摩擦力によってクリーニングブレード11aが回動し、下流側規制部材(第2規制部材)12に当たり静止し、このとき発生するブレード線圧にて残留トナーの通過を阻止する。
また、非画像形成時は逆回転してクリーニングブレード11aを上流側規制部材(第1規制部材)13に当接させることで非稼動時は、より低い線圧となる位置に退避させる。
クリーニングブレード11aに用いられる弾性体ブレード11bの材質としては、好ましくは、硬度〔JIS−A型〕が60〜80、反発弾性が10〜60%、伸びが300〜350%、永久伸びが1.0〜5.0%、300%モジュラスが100〜350kg/cm2の範囲にあるものが用いられる。
クリーニングにおいて弾性体ブレード11bの硬度は、感光体ドラム1との当接状態を制御する上で重要なパラメーターである。硬度が60〜80°の範囲のものを使用することで、感光体ドラム1に対し安定した接触角度が得られるので、残留トナーの拭き残しのないクリーニング性能が得られる。
弾性体ブレード11bの反発弾性を10〜60%のものを使用することにより、クリーニングブレード11a接触部(弾性体ブレード11b)における不要な振動を吸収し、安定した接触が得られるため、残留トナーの拭き残しのないクリーニング性能が得られる。
従来、板状ブレード部材において慣用されている樹脂、例えばウレタン系、スチレン系、オレフィン系、塩化ビニル系、ポリエステル系、ポリアミド系、フッ素系樹脂などの熱可塑性樹脂の中から適宜選択して用いることができる。
図7は本発明によるクリーニング装置の他の実施の形態を示す概略図である。図7の実施の形態では、クリーニングブレード11aより感光体ドラム1の正回転方向下流側にブラシローラ14を配置している。なお、図中、11cはクリーニングハウジング、11dはブレード支持部材、11hは第2ブレード支持部である。
ブラシローラ14を利用して感光体ドラム1に回転摺擦及びバイアス電圧を引加させることで残留トナーをクリーニングブレード11aの接触部(弾性体ブレード11b)に至る前段階で一部回収或いは除電し、クリーニングブレード押圧力の低減化を図ることが可能となる。
ブラシに用いられる材料としては、ナイロン、アクリル、レーヨンを主材料としており、繊維太さ2〜8デニール、密度が1インチ平方当たり50000〜300000本、電気抵抗値108Ω以下の範囲で適宜選択し用いることができる。
感光体ドラムに印加するバイアス電圧としては、直流或いは交流成分に直流電圧を重畳したものが使われる。バイアス電圧を印加することで、電気的に回収或いは交流電界の振動による残留トナーの感光体との付着力低減効果が得られ、クリーニングブレード11aの弾性体ブレード11bで掻き取り易くなる。
クリーニングブレード11aの上流にブラシローラ14を設けることにより、クリーニングブレード11aの接触部(弾性体ブレード11b)に侵入するトナー総量を事前に減少させたり、電圧印加により除電を行うことで付着力低減が望めるため、クリーニングブレード押圧力の低減化を図ることが可能となり、長寿命化が可能となる。
図8は図7の本発明によるクリーニング装置の他の実施の形態の変形例を示す概略図である。この変形例では、ブラシローラ14の変わりに、NBRやEPDM、ウレタンを主成分とし、電気抵抗値108Ω以下の弾性体ローラ15を使用している。
図中、11aはクリーニングブレード、11bは弾性体ブレード、11cはクリーニングハウジング、11dはブレード支持部材、11hは第2ブレード支持部である。
この弾性体ローラ15を、同様にバイアス電圧を印加しながら感光体ドラム1表面と接触させることにより、ブラシローラと同様な効果を得ることが可能である。弾性体ローラ15にバイアス電圧を印加することにより、残留トナー除電効果による付着力低減から長寿命化が可能となる。
本発明を適用する画像形成装置の構成を示す概略構成図である。 本発明によるクリーニング装置のクリーニングブレードにおける支持部材の第1の実施の形態を示す概略斜視図である。 本発明によるクリーニング装置のクリーニングブレードにおける支持部材の第2の実施の形態を示す概略斜視図である。 本発明によるクリーニング装置を示す概略図である。 本発明によるクリーニング装置のクリーニングブレードを規制する部材を示す概略図である。 弾性体ブレード先端の感光体ドラムに対する食い込み量を示す概略図である。 本発明によるクリーニング装置の他の実施の形態を示す概略図である。 図7の本発明によるクリーニング装置の他の実施の形態の変形例を示す概略図である。 従来のクリーニング装置の第1の例を説明する概略図である。 従来のクリーニング装置の第2の例を説明する概略図である。
符号の説明
A 画像形成装置
1 像担持体(感光体ドラム)
2 帯電装置(帯電ローラ)
3 露光装置
4 現像装置
5 現像剤
8 転写装置
8a 転写ベルト
11 クリーニング装置
11a クリーニングブレード
11b 弾性体ブレード
11c クリーニングハウジング
11d ブレード支持部材
11e 係止部
11f 軸穴
11g 丸軸部(回転軸)
11h 第2ブレード支持部材
11i スリット部
12 第2の規制部材
13 第1の規制部材
14 ブラシローラ
15 弾性体ローラ

Claims (7)

  1. 像担持体表面に形成された可視画像を記録紙上或いは転写ベルト上に転写させた後に前記像担持体上に残留する現像剤を除去するクリーニング装置を備える画像形成装置において、前記クリーニング装置は、弾性体ブレード、及びこの弾性体ブレードを長手方向に渡って固定するブレード支持部材からなるクリーニングブレードと、該クリーニングブレードを支持するクリーニングハウジングを含み、前記クリーニングハウジングの係止部に丸軸部によって係止された前記弾性体ブレード先端が前記像担持体表面に常時当接しており、かつクリーニングハウジングには、像担持体の正回転方向上流側に設けた第2の規制部材と下流側に設けた第1の規制部材が形成されており、前記ブレード支持部材が第2の規制部材と当接された状態で発生する像担持体に対する押圧力Fと、画像形成終了後、前記像担持体を画像形成時と逆方向に回転させたときにブレード支持部材が第1の規制部材と当接された状態で発生する前記像担持体に対する押圧力F’は、F>F’の関係となることを特徴とするクリーニング装置。
  2. 像担持体表面に形成された可視画像を記録紙上或いは転写ベルト上に転写させた後に前記像担持体上に残留する現像剤を除去するクリーニング装置を備える画像形成装置において、前記クリーニング装置は、弾性体ブレード、及びこの弾性体ブレードを長手方向に渡って固定するブレード支持部材からなるクリーニングブレードと、該クリーニングブレードを支持するクリーニングハウジングを含み、このクリーニングブレードの前記ブレード支持部材の両端部には、同一の穴中心を有する軸穴が設けられており、前記像担持体装着時には、この軸穴を貫通した軸により、前記クリーニングハウジングとクリーニングブレードを回動可能に係合し、かつ前記クリーニングハウジングには、前記像担持体回転方向上流側に設けた第2の規制部材と下流側に設けた第1の規制部材が設けられ、前記像担持体の画像形成時、前記ブレード支持部材が第2の規制部材と当接された状態で発生する前記像担持体に対する押圧力Fと、画像形成終了後、前記像担持体を画像形成時と逆方向に回転させたときに前記ブレード支持部材が第1の規制部材と当接された状態で発生する前記像担持体に対する押圧力F’は、F>F’の関係となることを特徴とするクリーニング装置。
  3. 前記弾性体ブレードに用いられるゴム硬度はJIS−A60〜80°の範囲であることを特徴とする請求項1、又は2記載のクリーニング装置。
  4. 前記弾性体ブレードに用いられる材料の反発弾性は10〜60%の範囲であることを特徴とする請求項1、2、又は3に記載のクリーニング装置。
  5. 前記クリーニングブレードの前記像担持体の正回転方向下流側に、前記像担持体に当接するブラシローラを配置することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項記載のクリーニング装置。
  6. 前記クリーニングブレードの前記像担持体の正回転方向下流側に、前記像担持体に当接する弾性体ローラを配置することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項記載のクリーニング装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項記載のクリーニング装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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