JP2008046290A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送時の落下衝撃等に起因するトナー漏れを確実に防止する。
【解決手段】所定の回転軸を中心として回転可能である現像剤担持体36と、現像剤担持体36の長手方向の端部から上記軸方向に沿って突出する支軸46と、支軸46の先端部を回転可能に支持する軸受け部材50と、現像剤担持体36の外周面の一部を露出させるための開口40を有するハウジング30とを備え、ハウジング30が、その長手方向の端部において軸受け部材50を保持するハウジング本体32と、上記回転軸を挟んだ一方の側においてハウジング本体32に取り付けられた取付け部材34とを含み、取付け部材34の短手方向一端部が上記回転軸を挟んだ上記一方の側における開口40の周縁部を構成し、ハウジング本体32の短手方向一端部が上記回転軸を挟んだ他方の側における開口40の周縁部を構成する現像装置において、記取付け部材34を軸受け部材50に固定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリまたはこれらの機能を複合的に備えた複合機等の画像形成装置と、これらの画像形成装置において静電潜像担持体の静電潜像を現像するために用いられる現像装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置に用いられる現像装置としては、図13と図14に示す従来例のように、トナーを収容するハウジング230が、現像ローラ236の長手方向に長い長尺部材であるハウジング本体232と取付け部材234から構成されたものが提案されている。
この種の現像装置210では、ハウジング本体232に取付け部材234が取り付けられ、取付け部材234の短手方向一端部とハウジング本体232の短手方向一端部との間に、現像ローラ236の外周面の一部を露出させるための細長い開口240が形成される。
図14に示すように、現像ローラ236は、ハウジング本体232に保持された軸受け部材250に、現像ローラ236の長手方向の端部から伸びる支軸246が回転可能に取り付けられることで、ハウジング本体232に保持される。軸受け部材250は、図15に示すようにハウジング本体232の例えば断面略C形の軸受け保持部280に嵌め込まれることで、ハウジング本体232に保持される。
図16は、図13と図14に示す現像装置210を梱包容器300に梱包した状態を示す断面図である。なお、符号310は、例えば樹脂発泡体からなる緩衝部材を示す。
図16に示すように、現像装置210は、ハウジング230の開口240からのトナー漏れを防ぐため、一端部がハウジング本体232に固定されるとともに自由端である他端部が現像ローラ236の外周面に当接する規制部材244により、ハウジング本体232の短手方向一端部と現像ローラ236の外周面との間の隙間が塞がれ、取付け部材234に取り付けられるとともに現像ローラ236の外周面に当接するシール部材292により、取付け部材234の短手方向一端部と現像ローラ236の外周面との間の隙間が塞がれている。
なお、このように現像装置のハウジングの開口をシール部材と規制部材により塞ぐ構成は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2006−11226号公報
図16(a)に示すように、ハウジング230の開口240が上向きとなる状態で現像装置210が搬送される場合、落下等の衝撃により、現像ローラ236および軸受け部材250の自重がハウジング本体232の軸受け保持部280にかかると、軸受け保持部280が瞬間的に弾性変形して、現像ローラ236が僅かに下方へ変位することがある。しかし、この場合、現像ローラ236が下方へ変位しても、現像ローラ236と取付け部材234との間の隙間、および現像ローラ236とハウジング本体232との間の隙間が拡がらないため、トナー漏れの恐れはない。
一方、図16(b)に示すように、ハウジング230の開口240が横向きになる状態で現像装置210が搬送される場合、落下等の衝撃によりハウジング230の軸受け保持部280が瞬間的に弾性変形して、現像ローラ236が僅かに下方へ変位すると、現像ローラ236と取付け部材234との間の隙間が拡がり、図17に示すように、取付け部材234に取り付けられたシール部材292と現像ローラ236との間に僅かな隙間が生じ、この隙間を通ってトナーがハウジング230から漏れ出す恐れがあった。
そこで、本発明は、搬送時の落下衝撃等に起因するトナー漏れを確実に防止できる現像装置およびその現像装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る現像装置は、
所定の回転軸を中心として回転可能であるとともに上記回転軸の軸方向に長い長尺の現像剤担持体と、
該現像剤担持体の長手方向の端部から上記軸方向に沿って突出する支軸と、
該支軸の先端部を回転可能に支持する軸受け部材と、
上記現像剤担持体の外周面の一部を露出させるための開口を有するハウジングとを備え、
上記ハウジングは、上記現像剤担持体の長手方向に長い長尺部材であるとともにその長手方向の端部において上記軸受け部材を保持するハウジング本体と、上記現像剤担持体の長手方向に長い長尺部材であるとともに上記回転軸を挟んだ一方の側において上記ハウジング本体に取り付けられた取付け部材とを含み、
上記取付け部材の短手方向一端部が、上記回転軸を挟んだ上記一方の側における上記開口の周縁部を構成し、
上記ハウジング本体の短手方向一端部が、上記回転軸を挟んだ他方の側における上記開口の周縁部を構成するものであって、
上記取付け部材が上記軸受け部材に固定されていることを特徴とする。
また、本発明の別態様に係る現像装置は、
所定の回転軸を中心として回転可能であるとともに上記回転軸の軸方向に長い長尺の現像剤担持体と、
該現像剤担持体の長手方向の端部から上記軸方向に沿って突出する支軸と、
該支軸の先端部を回転可能に支持する軸受け部材と、
上記現像剤担持体の外周面の一部を露出させるための開口を有するハウジングとを備え、
上記ハウジングは、上記現像剤担持体の長手方向に長い長尺部材であるとともにその長手方向の端部において上記軸受け部材を保持するハウジング本体と、上記現像剤担持体の長手方向に長い長尺部材であるとともに上記回転軸を挟んだ一方の側において上記ハウジング本体に取り付けられた取付け部材とを含み、
上記取付け部材の短手方向一端部が、上記回転軸を挟んだ上記一方の側における上記開口の周縁部を構成し、
上記ハウジング本体の短手方向一端部が、上記回転軸を挟んだ他方の側における上記開口の周縁部を構成するものであって、
上記取付け部材は、その上記開口周縁部から上記回転軸を挟んだ上記他方の側へ向かって突出する突出部を備え、
該突出部が、上記回転軸を挟んだ上記他方の側の上記軸受け部材の近傍部において上記ハウジング本体に固定されていることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、上記の現像装置のいずれかを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、現像剤担持体の回転軸を挟んだ一方の側においてハウジング本体に取り付けられた取付け部材が、現像剤担持体の長手方向端部から突出した支軸を支持する軸受け部材に固定されているか、または現像剤担持体の回転軸を挟んだ他方の側の軸受け部材の近傍部においてハウジング本体に固定されているため、搬送時の落下衝撃等により、現像剤担持体が軸受け部材と共に瞬間的に変位しても、その変位に追従して取付け部材が変位する。したがって、取付け部材と現像剤担持体との間の隙間が拡がることを防止でき、その隙間からトナーが漏れ出すことを確実に防止できる。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」及びそれらの用語を含む別の用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置2の概略構成を示す。ただし、本発明の特徴部分を明確にすることで発明の理解を容易にするために、画像形成装置の筺体は図面から除かれている。
画像形成装置2は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又はそれらの機能を複合的に備えた複合機等の電子写真式画像形成装置である。現在、電子写真方式の画像形成装置として種々の形態のものが提案されているが、図示する画像形成装置は一つの現像装置しか備えていないモノクロ画像形成装置である。ただし、本発明は、この種の画像形成装置にのみ適用されるものではなく、他の形態の画像形成装置、例えば、所謂タンデム方式または4サイクル方式のカラー画像形成装置にも等しく適用できる。
画像形成装置2は、静電潜像担持体として円筒状の感光体4を有する。感光体4の周囲には、その回転方向(図上時計回り方向)に沿って順に、帯電器6、露光装置8、現像装置10、転写ローラ12、およびクリーニング部材14が配置されている。感光体4と転写ローラ12との接触部(ニップ部)は転写領域22を形成している。現像装置10は、画像形成装置2の本体に対して着脱可能に設けられている。
実施の形態では、クリーニング部材14として板状のブレードが使用されており、その一端側が感光体4の外周面に接触している。ただし、クリーニング部材14はブレードに限るものでなく、その他のクリーニング部材(例えば、固定ブラシ、回転ブラシ、ローラ)を使用することもできる。
搬送路26は、図示しない給紙装置から、給紙ローラ対16のニップ部20、転写領域22、および定着ローラ対18のニップ部24を通って、図示しない排紙部まで延びている。
図1に戻って、画像形成動作の一例について簡単に説明する。先ず、所定の周速度で回転駆動されている感光体4の外周面が帯電器6により帯電される。次に、帯電された感光体4の外周面に、画像情報に応じた光が露光装置8から投射され、静電潜像が形成される。続いて、静電潜像は、現像装置10が備える現像ローラ30から供給される現像剤のトナーにより顕在化される。このようにして感光体4上に形成されたトナー像は、感光体4の回転により転写領域22に達する。
一方、そのタイミングに合わせて、給紙装置に収容された用紙(記録媒体)が、給紙ローラ16の回転により搬送路26に送り出されて転写領域22に搬送される。そして、転写領域22において、感光体4上のトナー像が用紙に転写される。トナー像が転写された用紙は、搬送路26のさらに下流側へ搬送され、定着ローラ18によってトナー像が用紙に定着された後、排紙部に送り出される。
用紙に転写されることなく感光体4上に残留しているトナーは、感光体4とクリーニング部材14との接触部に達すると、クリーニング部材14で掻き取られ、感光体4の外周面から除去される。
続いて、図2〜図5を参照しながら、第1の実施形態に係る現像装置10の構成を説明する。ただし、図4において、本発明の特徴部分を明確にすることで発明の理解を容易にするために、供給ローラ等の種々の部材の図示を省略している。
図2に示すように、現像装置10は、感光体4上の静電潜像に付着させるためのトナーを担持する現像ローラ36(請求の範囲における現像剤担持体に対応。)と、現像ローラ36に接触して配置されるとともに該接触部において現像ローラ36との間でトナーの供給と回収を行う供給ローラ38と、現像ローラ36に担持されたトナーの層厚を規制する規制部材44と、それらの部材をトナーとともに収容するハウジング30とを備えている。
現像ローラ36と供給ローラ38は、互いに平行な回転軸を中心としてそれぞれ回転可能であるとともに、それぞれの回転軸の軸方向に伸びる長尺部材である。現像ローラ36と供給ローラ38は、図示しない駆動源に連結されており、その駆動源の駆動に基づいて図上反時計回り方向に回転するようになっている。現像ローラ36と供給ローラ38は、それらの表面部分が現像ローラ36と供給ローラ38との接触部で互いに反対方向に移動するように、すなわち互いにカウンタ方向に回転するようになっている。
図3と図4に示すように、現像ローラ36は、その長さ方向の両端部から回転軸の軸方向に沿って突出する支軸46と、支軸46の先端部を回転可能に支持する第1および第2の軸受け部材50,58とを介して、ハウジング30に保持されている。なお、符号48は、現像ローラ36の外周面と感光体4の外周面との間に所要の間隔(現像ギャップ)を確保するために設けられたコロであり、支軸46に外嵌されている。
図5に示すように、第1の軸受け部材50は、円筒状の軸受け部52と、軸受け部52の軸方向外側に設けられた円盤状の抜け止め部54と、抜け止め部54の軸方向外側に設けられるとともに表面に取付け部材固定用のネジ穴98を有する固定部56とを備えている。第2の軸受け部材58は円筒状に形成されている。これらの軸受け部材56,58がハウジング30に保持される構成については、後述するハウジング30の構成と併せて説明する。
図2に戻って、このような構成からなる現像装置10では、供給ローラ38の回転に基づいて、ハウジング30に収容されているトナー、特に供給ローラ38の周囲に存在するトナーが図上反時計回り方向に搬送される。供給ローラ38に搬送されるトナーは、現像ローラ36と供給ローラ38の対向する供給・回収領域66で現像ローラ36に担持される。この際、現像ローラ36に供給されるトナーは、現像ローラ36と供給ローラ38との摩擦接触により帯電される。
現像ローラ36に担持されたトナーは、現像ローラ36の回転とともに、現像ローラ36の外周面に接触して配置されている規制部材44との対向部に達すると、規制部材44によって層厚が規制されるとともに、規制部材44との摩擦接触により更に帯電される。このようにして所定の電荷が与えられたトナーは、現像ローラ36の回転と共に感光体4と現像ローラ36が対向する現像領域68に達する。現像領域68に達したトナーは、感光体4が担持する静電潜像(作像部分)に付着し、感光体4の外周面にトナー像を形成する。
現像領域68を通過後、静電潜像の現像に供されずに現像ローラ36上に残されたトナー(以下、「未転写トナー」という。)は、供給・回収領域66で供給ローラ38によって回収される。このとき、供給ローラ38は、現像ローラ36に対してカウンタ方向に回転しているため、未転写トナーを効率的に回収できる。
以下、ハウジング30の具体的な構成を説明する。
図3と図4に示すように、ハウジング30は、現像ローラ36の長手方向に長い長尺部材であるハウジング本体32と取付け部材34とを含むとともに、現像ローラ36の外周面の一部を露出させるための開口40を有する。
図2に戻って、取付け部材34の短手方向一端部(図中右側端部)が、現像ローラ36の回転軸を挟んだ一方の側(図中上側)における開口40の周縁部を構成し、ハウジング本体32の短手方向の一端部(図中右側端部)が、現像ローラ36の回転軸を挟んだ他方の側(図中下側)における開口40の周縁部を構成している。
ハウジング本体32は、概略断面L形であり、その上端面には、図4に示すように、複数のネジ穴78がハウジング本体32の長手方向に沿って間隔を空けて列設されている。
ハウジング本体32の長手方向両端部には、取付け部材34の長手方向両端部を固定するための一対の固定部74,76と、長手方向の両端面を閉塞する一対の閉塞部70,72とを備えている。
ハウジング本体32の一対の固定部74,76の表面には、それぞれネジ穴82が形成されており、ネジ穴82の近傍には、取付け部材34を位置決めするための位置決め用突起84が設けられている。
ハウジング本体32の一方の閉塞部70には、図5に示すように、第1の軸受け部材50の軸受け部52を内嵌させて保持するための軸受け保持部80が設けられている。軸受け保持部80は、例えば、現像ローラ36の軸方向から見て略C形とされ、第1の軸受け部材50の軸受け部52を嵌め込んで装着するための開放部81が形成されている。軸受け部材50の軸受け部52は、軸受け保持部80の開放部81の両側縁部に押し当て、軸受け保持部80を弾性変形させながら開放部81を押し拡げることで、軸受け保持部80に容易に嵌め込むことができる。
なお、図示は省略するが、第2の軸受け部材58は、図示しない駆動源に連結可能なように他方の閉塞部72の所定箇所に保持されている。
図2に戻って、取付け部材34は、その短手方向の一端から他端側へ向かって略水平方向に沿って伸びる水平部86と、水平部86の先端から短手方向の他端側へ向かって斜め下方へ伸びる傾斜部88と、傾斜部88の先端を短手方向の一端側へ折り返してなる折返し部90とを備えている。
図3と図4に示すように、取付け部材30の長手方向一端部には、現像ローラ36の回転軸を挟んだ一方の側における開口40の周縁部を構成する部分から、現像ローラ36の回転軸を挟んだ他方の側へ向かって突出する突出部91が設けられている。
図4に示すように、取付け部材34の水平部86には、ハウジング本体32の上端面のネジ穴78に対応する位置にネジ挿通穴100が形成されている。取付け部材34の傾斜部88には、ハウジング本体32の固定部74,76のネジ穴82に対応する位置にネジ挿通穴102が形成され、固定部74,76の突起84に対応する位置に突起挿通穴104が形成されている。取付け部材34の突出部91は、軸受け部材50の固定部56のネジ穴98に対応する位置にネジ挿通穴106が形成され、軸受け部材50の抜け止め部54に対応する位置に抜け止め部54との干渉を避けるための開口部108が形成されている。
取付け部材34には、その短手方向一端部において開口40の周縁部を構成する部分と現像ローラ36の外周面との間の隙間を塞ぐためのシール部材92が取り付けられている。
図2に示すように、シール部材92は、現像ローラ36の外周面に当接するシール本体94と、シール本体94を取付け部材34に固定するために取付け部材34とシール本体94との間に介装される固定用シート96とを有する。
固定用シート96は、取付け部材34の傾斜部88の外側表面と折返し部90の外側表面とに跨って取付け部材34に接着されている。シール本体94は、例えば断面矩形の長尺部材であり、固定用シート96における折返し部90への接着部分に接着されている。現像装置10の組立状態において、シール本体94は、現像ローラ36の外周面に圧接され、これにより、取付け部材34の短手方向一端部と現像ローラ36の外周面との間の隙間が塞がれ、この隙間からのトナー漏れを防止できるようになっている。
シール本体94としては、樹脂発泡体等の弾性を有する素材が用いられ、具体的には、例えばポリウレタンフォームが用いられる。固定用シート96の素材としては、例えば導電性のテフロン(登録商標)が用いられる。
取付け部材34は、その水平部86がハウジング本体32の上端面にネジ110を用いて固定されるとともに、傾斜部88がハウジング本体32の固定部74,76にネジ112とワッシャ114を用いて固定されることで、現像ローラ36の回転軸を挟んだ一方の側においてハウジング本体32に取り付けられている。
さらに、取付け部材34は、その突出部91がネジ116とワッシャ118を用いて軸受け部材50の固定部56に固定されている。
このように、取付け部材34が、ハウジング本体32だけでなく、軸受け部材50にも固定されているため、搬送時の落下衝撃等により、ハウジング本体32の軸受け保持部80が瞬間的に弾性変形して、軸受け部材50と共に現像ローラ36が変位しても、その変位に追従して取付け部材34が変位する。
したがって、取付け部材34における開口40の周縁部と現像ローラ36の外周面との間の隙間が拡がることを防止でき、取付け部材34に取り付けられたシール部材92と現像ローラ36の外周面との圧接状態が維持されるため、ハウジング30に収容されたトナーが外部に漏れることを確実に防止できる。
図6と図7は、第2の実施形態に係る現像装置21を示している。
第2の実施形態では、軸受け部材50の固定部56が、取付け部材34に覆われる位置まで延出して設けられ、その延出部分120の表面にネジ穴98が形成されている。
取付け部材34の長手方向一端部には、その傾斜部88における軸受け部材50のネジ穴98に対応する位置にネジ挿通穴106が形成されている。
取付け部材34は、第1の実施形態と同様に現像ローラ36の回転軸を挟んだ一方の側においてハウジング本体32に取り付けられるとともに、ネジ116とワッシャ118を用いて軸受け部材50の固定部56における延出部分120に固定されている。したがって、第1の実施形態と同様、軸受け部材50と現像ローラ36の変位に追従して取付け部材34が変位するため、取付け部材34における開口40の周縁部と現像ローラ36の外周面との間の隙間からのトナー漏れを確実に防止できる。
また、本実施形態では、軸受け部材50の固定部56が延出部分120を備えているため、取付け部材34に第1の実施形態のような突出部91を設けなくても、取付け部材34を軸受け部材50固定することができる。
なお、第2の実施形態において、その他の構成及び効果は第1の実施形態と同様であり、図6と図7において、第1の実施形態と同様の機能を有する部材については同符号を付してある。
図8と図9は、第3の実施形態に係る現像装置31を示している。
第3の実施形態では、取付け部材34が、第1の実施形態と同様に現像ローラ36の回転軸を挟んだ一方の側においてハウジング本体32に取り付けられるとともに、取付け部材34の突出部91が、現像ローラ36の回転軸を挟んだ他方の側の軸受け部材50の近傍部に固定されている。以下、具体的に説明する。
本実施形態では、ハウジング本体32の長手方向一端部において、現像ローラ36の回転軸を挟んだ上記他方の側における軸受け保持部80の近傍部にネジ穴122が形成されている。一方、取付け部材34の突出部91には、ハウジング本体32のネジ穴122に対応する位置にネジ挿通穴124が形成されている。
取付け部材34の突出部91は、ネジ126とワッシャ128を用いて、現像ローラ36の回転軸を挟んだ両側のうちハウジング本体32への取付け側とは反対側における軸受け保持部80の近傍部、すなわち軸受け部材50の近傍部に固定される。
したがって、搬送時の落下衝撃等によりハウジング本体32の軸受け保持部80が瞬間的に弾性変形して、軸受け部材50と共に現像ローラ36が変位しても、その変位に追従して取付け部材34がほぼ同様に変位するため、第1および第2の実施形態と同様にトナー漏れを確実に防止できる。
また、本実施形態では、取付け部材34を軸受け部材50に固定しなくても、第1および第2の実施形態と同様の効果を得ることができるため、軸受け部材50に固定部56を設ける必要がない。
なお、第3の実施形態において、その他の構成及び効果は第1の実施形態と同様であり、図8と図9において、第1の実施形態と同様の機能を有する部材については同符号を付してある。
図10と図11は、第4の実施形態に係る現像装置41を示している。
第4の実施形態では、取付け部材34の突出部91が、第3の実施形態と同様に現像ローラ36の回転軸を挟んだ両側のうちハウジング本体32への取付け側とは反対側における軸受け部材50の近傍部に固定されるとともに、軸受け部材50にも固定されている。以下、具体的に説明する。
本実施形態では、軸受け部材50の固定部56の表面にネジ穴98が形成されるとともに、現像ローラ36の回転軸を挟んだ上記他方の側における軸受け保持部80の近傍部にネジ穴122が形成されている。
一方、取付け部材34の突出部91には、軸受け部材50のネジ穴98に対応する位置にネジ挿通穴106が形成されるとともに、ハウジング本体32のネジ穴122に対応する位置にネジ挿通穴124が形成されている。
取付け部材34の突出部91は、第3の実施形態と同様にネジ126とワッシャ128を用いてハウジング本体32に固定されるとともに、第1の実施形態と同様にネジ116とワッシャ118を用いて軸受け部材50に固定される。
これにより、軸受け部材50と現像ローラ36の変位に対する取付け部材34の追従性を向上させることができ、取付け部材34における開口40の周縁部と現像ローラ36の外周面との間からのトナー漏れを一層確実に防止できる。
なお、第4の実施形態において、その他の構成及び効果は第1および第3の実施形態と同様であり、図10と図11において、第1および第3の実施形態と同様の機能を有する部材については同符号を付してある。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態では、シール部材92を取付け部材34に直接取り付ける構成について説明したが、シール部材92は、例えば図12に示すような固定用部材130を介して取付け部材34に取り付けるようにしてもよい。
また、上述の第1および第2の実施形態では、取付け部材34が、その長手方向一端部において軸受け部材50に固定される構成について説明したが、取付け部材34は、その長手方向両端部において軸受け部材50,58に固定してもよい。
さらに、上述の第3および第4の実施形態では、取付け部材34が、その長手方向一端部の軸受け部材50の近傍部においてハウジング本体32に固定される構成について説明したが、取付け部材34は、その長手方向両端部の軸受け部材50の近傍部においてハウジング本体32に固定してもよい。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 第1の実施形態に係る現像装置を示す断面図である。 図2に示す現像装置の斜視図である。 図2に示す現像装置の分解斜視図である。 ハウジング本体の長手方向一端部を示す斜視図である。 第2の実施形態に係る現像装置を示す斜視図である。 図6に示す現像装置を示す分解斜視図である。 第3の実施形態に係る現像装置を示す斜視図である。 図8に示す現像装置を示す分解斜視図である。 第4の実施形態に係る現像装置を示す斜視図である。 図10に示す現像装置を示す分解斜視図である。 その他の実施形態に係る現像装置を示す断面図である。 従来の現像装置を示す斜視図である。 図13に示す現像装置の分解斜視図である。 ハウジング本体の軸受け保持部を示す斜視図である。 梱包された現像装置が搬送される状態の一例を示す図である。 図15(b)に示す現像装置の開口におけるシール部分を示す拡大図である。
符号の説明
2 画像形成装置、
10 現像装置、
30 ハウジング、
32 ハウジング本体、
34 取付け部材、
36 現像剤担持体(現像ローラ)、
40 ハウジングの開口、
46 支軸、
50 軸受け部材、
56 軸受け部材の固定部、
91 取付け部材の突出部、
120 固定部の延出部分。

Claims (6)

  1. 所定の回転軸を中心として回転可能であるとともに上記回転軸の軸方向に長い長尺の現像剤担持体と、
    該現像剤担持体の長手方向の端部から上記軸方向に沿って突出する支軸と、
    該支軸の先端部を回転可能に支持する軸受け部材と、
    上記現像剤担持体の外周面の一部を露出させるための開口を有するハウジングとを備え、
    上記ハウジングは、上記現像剤担持体の長手方向に長い長尺部材であるとともにその長手方向の端部において上記軸受け部材を保持するハウジング本体と、上記現像剤担持体の長手方向に長い長尺部材であるとともに上記回転軸を挟んだ一方の側において上記ハウジング本体に取り付けられた取付け部材とを含み、
    上記取付け部材の短手方向一端部が、上記回転軸を挟んだ上記一方の側における上記開口の周縁部を構成し、
    上記ハウジング本体の短手方向一端部が、上記回転軸を挟んだ他方の側における上記開口の周縁部を構成する現像装置であって、
    上記取付け部材が上記軸受け部材に固定されていることを特徴とする現像装置。
  2. 上記取付け部材は、その上記開口周縁部から上記回転軸を挟んだ上記他方の側へ向かって突出する突出部を備え、
    該突出部が、上記軸受け部材に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 上記軸受け部材は、上記取付け部材に覆われる位置まで延出して設けられた固定部を備え、
    該固定部の上記延出部分に、上記取付け部材が固定されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  4. 所定の回転軸を中心として回転可能であるとともに上記回転軸の軸方向に長い長尺の現像剤担持体と、
    該現像剤担持体の長手方向の端部から上記軸方向に沿って突出する支軸と、
    該支軸の先端部を回転可能に支持する軸受け部材と、
    上記現像剤担持体の外周面の一部を露出させるための開口を有するハウジングとを備え、
    上記ハウジングは、上記現像剤担持体の長手方向に長い長尺部材であるとともにその長手方向の端部において上記軸受け部材を保持するハウジング本体と、上記現像剤担持体の長手方向に長い長尺部材であるとともに上記回転軸を挟んだ一方の側において上記ハウジング本体に取り付けられた取付け部材とを含み、
    上記取付け部材の短手方向一端部が、上記回転軸を挟んだ上記一方の側における上記開口の周縁部を構成し、
    上記ハウジング本体の短手方向一端部が、上記回転軸を挟んだ他方の側における上記開口の周縁部を構成する現像装置であって、
    上記取付け部材は、その上記開口周縁部から上記回転軸を挟んだ上記他方の側へ向かって突出する突出部を備え、
    該突出部が、上記回転軸を挟んだ上記他方の側の上記軸受け部材の近傍部において上記ハウジング本体に固定されていることを特徴とする現像装置。
  5. 上記突出部が、上記軸受け部材に固定されていることを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018128631A (ja) * 2017-02-10 2018-08-16 ブラザー工業株式会社 現像カートリッジ

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